ALIVE LAB mail magazine [発行日 2012/7/19 ]
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『
わが家で健康メール - vol.19- 』
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オリンピック開幕まであとわずか。盛り上がってきてますね!日本選手団のみなさん、ガンバってください!!応援してます!!
そして私たちも暑さに負けず、楽しい夏を迎えましょう。
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◇◆ 徳島市農林水産課 ◆◇
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昨年まで徳島市が実施してきた「家族農業体験」がリニューアルされ、とくしまブランドアグリ体験スクール「地産地消のチカラ-とくしま○ごとホンモノ体験-」として始まります。普段食べている食材は、どこでどのように作られ、どんな風に食卓へ運ばれるのか。とくしまの農水業を家族でまるごと体験してもらい、地産地消のチカラを学びます。第一回は「漁業のチカラ」。地引網漁等を利用したハモ漁を体験し、とれたての新鮮な魚介類を味わう計画が、子どもたちを待っています。とくしまの「食」を愛する心が子どもたちに広がることを願っています。
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◇◆ 東部保健福祉局 徳島保健所 健康増進担当 ◆◇
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徳島県内の店舗等で、赤い炎のような頭の「げんき君」を見かけたことはありますか?
これは、県民の健康づくり運動を推進するために、糖尿病やがんなどの生活習慣病ごとの予防目標を設定したり、健康づくりのための基本的な方向を示した、徳島県の健康増進計画「健康徳島21」で推進している「健康とくしま応援団」のマスコットキャラクターです。
「健康とくしま応援団」とは、健やかで心豊かに生活できるように住民の方や従業員の方の健康づくりをサポートする環境整備に取り組んでいる店舗や事業所、団体等です。徳島県では「健康とくしま応援団」として登録していただける店舗等を募集しています!
◆◇健康づくりの取り組み項目(いずれかに取り組んでいると申請ができます。)
1.食環境づくり対策(健康づくり推奨店、正しい食情報の提供ほか)
2.たばこ対策(禁煙・分煙の実施、禁煙サポートの実施)
3.歯と口の健康づくり対策
4.運動による健康づくり対策
5.心の健康づくり対策
6.その他の健康づくり対策
徳島保健所管内では、平成24年3月現在476ヶ所の事業所等が登録しています。
詳しくは、徳島保健所健康増進担当(電話088-602-8904)までお問い合わせください。
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◇◆ とくしま食育推進研究会 ◆◇
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~食育コラム~
徳島県内で、子どもから大人まで幅広く食育を推進しているとくしま食育推進研究会です。
http://tssk2007.okoshi-yasu.com/
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原因(食事)と結果(健康・病気)~「風が吹けば桶屋が儲かる?」
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EBN(根拠に基づく栄養学)を含む疫学において大切なことは、ある健康状態・病気(=結果)にとって、何が原因であるかを明らかにして、対策をとることです。もちろん、時間の順番として「結果」の前に「原因」があります。「喫煙」が前で「喉頭がん」が後、「食べ過ぎ」が前で「肥満という状態」は後、です。
さて、美人が「これを飲むといいですよ」と宣伝すると、「これを飲むと美人になる」ように勘違いします。その美人は飲む(=原因)以前に美人(=結果)なわけですから、原因と結果の順番が逆なのですが、惹かれてしまいます。また「風が吹けば桶屋が儲かる」式の原因と結果であっても、結びつけて続けて説明されると勘違いします。「風が吹けば桶屋が儲かる」というのは、江戸時代のお話(風で土ほこりが立つ→ 土ほこりが目に入って、目の不自由な人が増える→目の不自由な人は三味線を買う→三味線の皮のためにネコが減る→ネズミが増える→ネズミが桶をかじる→桶屋が儲かる)から、遠い原因と結果の例え、または(屁)理屈です。
原因と結果の関係を知ることはなかなか困難です。横断調査(ある時点で実施する食事のアンケート調査など)では、飲酒によって体調を悪くした方は今、お酒を飲んでいないでしょうし、肥満の方はダイエットされていたりして、関係が無いように見えたり、逆の関係が見られることさえあります。ある要素について2群に振り分けて、どちらがどのような結果(健康状態)を示すか、大勢の方を長期間観察して、はじめてその要素が「原因」であると言えるのでしたよね。そのように観察してもなお、実は関係ないものがあたかも関係ありそうに見えることがあります。2群の年齢や性別などにバイアス(偏り)があるために、真の関係が見えにくかったりもします。疫学者はいろいろ工夫して、研究をデザインし、なんとか調整します。ビタミンがまだ見つかっていなかった時代に「脚気の原因(および対策)は食事である」ことを主張した高木兼廣(書籍『白い航跡』)はすごいし、菌がみつかっていない時代に「コレラの原因(および対策)は水である」ことを示したジョン・スノー(書籍『感染地図』etc.)はすごい・・。
私たちは様々な「原因と結果」の情報を受け取ります。できるだけ良心的に伝えてもらえればいいのですが、そうとは限りません。美容や健康の「原因」であるように思わせ、関連があるように見せて、商品として売っているものもたくさんあります。違法では無いようですが、私たちは正しく情報を読み取り、自分の行動・食事を選択することが肝心です。惑わされないためには「情報リテラシー」が必要です。がんばらなければ・・。何度も繰り返しているようですが、栄養の専門家も頼ってくださいね。
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◇◆ 管理栄養士より(NPO法人ALIVE LAB) ◆◇
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●なす●
夏野菜を代表するなすは、奈良時代に中国から日本に入ってきました。少し長めの中長なすが一般的ですが、丸なすや長なす、やや大ぶりの米なすなど多くの品種があります。
いため物や煮物のほか、油と相性がいいので、揚げなす、フライ、てんぷらなどにすると抜群のおいしさに。ほかにも焼きなす、蒸しなす、みそ汁の実、浅漬けなど、幅広く利用することができます。
<栄養>
なすの成分は9割以上が水分で、ビタミンやミネラルは多くはありません。注目すべきは皮の色素成分。黒紫色の皮にはポリフェノールの一種、ナスニンを主とするアントシアニンの色素が含まれています。
<保存法>
新聞紙に包んで、ポリ袋に入れ室温で保存。購入後2~3日で食べきるのがおすすめです。冷蔵庫で保存すると日もちはしますがかたくなり、低温障害を起こして皮が黒ずむことがあります。
<下処理>
切り口に塩をふって3~4分おくと、アク(渋味成分)を含んだ水けがでてくるので、ペーパータオルでふくか、手で軽く絞りましょう。料理によっては、切り口の褐変を防ぐために水にさらすこともあります。切ってすぐに加熱調理をすれば、アク抜きをしなくてもだいじょうぶ。アクは140℃以上の加熱で甘味成分に変化します。
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◇◆ 健康運動指導士より(NPO法人ALIVE LAB) ◆◇
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熱中症予防と学童期の運動と食事
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〈熱中症予防・対策は忘れずに!〉
これからの季節「熱中症」という言葉をよく耳にすると思いますが、特に子どもや高齢者は、こまめな休憩と水分補給を心がけましょう。人は加齢とともに体に含まれる水分量が減少していきます。また小さな子どもは体温調整の機能が成人に比べ十分に発達していないので熱中症発生のリスクも高まります。(運動の種類や程度にもよりますが、1時間に4回位100ml程度の水分を補給しましょう。)
〈小~中学生(学童期)の運動と食事〉
●身体の発育にも充分な注意を
身体が発達しきっていないこの時期は、体力・体格など個人差が大きく、成長に合った運動や食事が大切です。競技力アップに向けた取り組みや練習は本当に素晴らしいと思いますが、私たち大人が子どもたちの身体の成長にも充分な配慮を。
●大人がしっかりとしたスタンスで
子どもの食事や運動のバランスに対して、考えがブレてしまい、必要以上の栄養(食事)摂取や、逆にサプリメントに頼り過ぎたりしないように注意しましょう。簡単に手に入りお手軽なサプリメントは、ありがたい存在ですが「食事で足りない栄養素を補う」ということを忘れず、その日の食事内容に合わせた調整や摂取の上限量を守って過剰にとりすぎないようにしましょう。
●運動と食事(食べ方)のバランスを
激しい運動や、クラブで頑張った練習の後など疲れ切ってしまって食欲がなかったり、そのまま寝てしまったり…このような状態が続くと成長にも影響する可能性があります。また、子どもは消化器系の内臓が十分発達していないので、排泄量が多い傾向にありますので、内臓の負担をへらすことも含めて「よく噛んで食べる美味しさ、大切さ」を、この年代のときに子どもたちに伝えてあげましょう。
●心と身体の変化
中学生になると大人に近づき身体の変化に敏感になります。大人の皆さんは経験があると思いますが、心と身体が変化することでバランスが上手くとれないときもあります。思春期ならではの心の動きも応援してあげましょう。
もうすぐオリンピックも開幕です。みんなで応援しましょう!スポーツの世界も何年後かには今の子どもたちが主役です。未来の宝物(子どもたち)に大切なことは伝えて残してあげたいですね。
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参加キッズ募集中!! *** とくしまキッズファーマープロジェクト
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『キッズファーマープロジェクトとは』
農作物の「植付け~収穫・加工・販売」という一連の流れを、子どもたちが体験する「食育プロジェクト」。
農作物が畑から食卓へ届くまでの過程を体験する事で、実際にとくしまの地産地消を ” 見て・さわって・感じられる”「社会の仕組みを学べる食育プログラム!!」
参加キッズのお申し込みもまだ間に合います!!(対象:4~12歳)
プロジェクト内容をさらにパワーアップして、受入れ農家さんも拡大しています!
↓↓↓詳しい内容、お申し込みはこちらへどうぞ
http://wagaya-shokuiku.jp/kidsfarmer.html
また今月より、とくしまのホンモノの「チカラ」に触れる地産地消体験プロジェクトもはじまります!
「地産地消のチカラ -とくしま○ごとホンモノ体験-」
皆様から、たくさんのお問い合わせ・お申し込みをいただき、本当にありがとうございました。残念ながら、定員に達し今回ご参加いただけなかった皆様、ご興味のある方はブログにて活動の様子をお伝えしています。
↓↓↓ぜひ一度のぞいてみてくださいね!
http://wagaya-shokuiku.jp/power.html
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◇発行元◇
NPO法人ALIVE LAB(アライブ ラボ)
http://alivelab.jp/
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