こんな旅人は嫌だ 2007年03月13日
朝起きると、井口君とT先輩が猛烈な下痢に襲われていた。
どうやら、昨日食べた露店のハンバーガーに当たったらしい。
僕は、昨日も飽きずにケバブばかり３個も食べていたのでセーフ。
この間井口君達がサンチャゴ館で会ったという人達も、ハンバーガー食って下痢になったと言っていたそうな。
危険！ウユニのハンバーガー。
ホテルのレセプション前でみんなでだべっていた。
ミヨコさんが僕に、
「サンチャゴはどこに泊まれば良いかな？」
と聞いてきた。
「サンチャゴ館はある意味ウケるっすよ。上田さんかなり親切だし」
そう伝えた途端、一人黙々とPCを使っていたT先輩が突然、
「あそこは絶対行ったら駄目だよ！！高いよ！！他にもっと安い宿が有るから！！！」
と物凄い見幕で言ってきた。
僕とミヨコさんは、二人で唖然としてしまった。確かにそこら辺の宿の中では少々高めだし、上田さんのことを嫌っているのも分かるが、そこら辺の価値観は人次第なのでは？と思った。実際、僕的には、上田さんのおせっかいは確かに面倒なところもあるけど、基本的にはすごく良い人だと思うし。
ほんと最近どうしちゃったんだろう、この人…
とりあえず何か腹に入れないと死ぬってことで、井口君とレストランを探しに行くと、ミヨコさんも付いてきた。
３人でスパゲティーなど食べて、「こういう旅人は嫌だ」的な話で盛り上がった。
・やたら威張っていて偉そう
・やたら知ったかぶる
・大した経験していないのに、自信過剰で、人の旅の仕方にケチをつける
・異常に強がり
・日本での自慢話ばかりしている
・汚い
・きっと旅が終わったら、それを自慢気に語るのだろう
エトセトラ…
旅人は基本的に人当たり良いのに、三人ともそういう人に運悪く出会ってしまった。
ミヨコさんは、
「あんなに子供な３０代はいない！」
「あんな人に世界一周とかしてほしくない！」
と怒りを露にしていた。
井口君も、その人に出会い、一週間で我慢の限界に達したそうだ。
僕も、その人には、もうあまり関わりたくない。
そういう旅人にならないように気をつけようと思った。まー絶対にならんけど。
ゆっくりと数時間話して、ホテルに戻り、この２日間で仲良くなったケチュア族系のおばちゃん二人に、３人で折り紙を折ってプレゼントした。
鶴とかごをあげたのだが、とても喜んでくれて、フロントに飾っていた。
日本から遠く離れたウユニの町のホテルに、日本人の名前の書かかれた鶴が置かれた。
それから、ミヨコさんのお土産探しに付き合って、チリに戻る彼女をバス停まで送って、６時４５分、僕と井口君もラパス行きのバス停へと向かった。
T先輩はどのバスで行くのか知らなかったが、どうも体調悪いらしく、ムスっとして一日中一人でパソコンをやっていて、まだ行かないのかと聞いたら、バスぎりぎりの時間で行く、と言っていたので、僕らがバスチケットを買った時、座席表に名前を手書きで書き込んだのだが、T先輩の名前は無かったから、多分違うバスだろうし、放っておいて二人で出てきた。
またここで別れることができる。
途中インフォメーションのトイレに寄ったり、最後のケバブを食ったりして、バス停に到着すると、何故かT先輩がそこに居て、日本人としゃべっていた。その日本人は、大学生で一人旅でペルーボリビアに来ていたイシカワ君で、
座席表で彼が居ることは知っていたのだが、居るはずのないT先輩が居たのでびっくりした。
「一人旅がしたいからお前先行けよ！」
と前々からしつこく言われていたので、せっかくボリビアで一人にしてあげようと思ったのだが、僕らの名前に気付かなかったそうで、結局いつも通り、T先輩と一緒にバスに乗った。
しかも、斜め後ろのすぐ近くの席だった。
なんかちょっと残念。僕的にはT先輩がどんな一人旅をするのか見てみたかったのになぁ。
まぁ、そんな事情で出くわしてしまったが、一人旅したいのに僕らがまとわり付いてるとかまた言われたら面倒だし、ラパス着いたら別の宿に行くことにしよう。
ま、彼も勝手にそうするでしょう。ラパス危険そうだけど、気をつけて下さいまし。
井口君が、並びまくってる女子トイレで用を足すという離れ業をやってのけてから、バスはラパスへと向かって動き出した。
トイレの付いていないボロバスは、席も狭く、トイレ休憩はただの荒野で、たまに小さなドライブインのようなところに寄ったかと思えば、トイレのドアを開けると、そこはただの荒野だったりと酷い有り様だった。
もちろん丸見えなので、外人の女の子で多分下痢の子など、腹は痛いのに恥ずかしくてうんこもできず、泣きじゃくってしまって可愛そうだった。
３回有ると言われていたはずのトイレ休憩の３回目は無かった。
道は最悪にでこぼこで、とてもじゃないが寝れるもんではなかった。
乗ってすぐ電器を消された真っ暗なボロバスのなかで、i-podを聴きながら、ただ時が過ぎるのを待ち続けるしかできなかった。
写真；
�，�っさんみたいな子供１
�△�っさんみたいな子供２
��ケチュアのおばちゃん。別れを惜しんでくれた。井口君は、何故かいつもインディヘナに大人気だった。
どうやら、昨日食べた露店のハンバーガーに当たったらしい。
僕は、昨日も飽きずにケバブばかり３個も食べていたのでセーフ。
この間井口君達がサンチャゴ館で会ったという人達も、ハンバーガー食って下痢になったと言っていたそうな。
危険！ウユニのハンバーガー。
ホテルのレセプション前でみんなでだべっていた。
ミヨコさんが僕に、
「サンチャゴはどこに泊まれば良いかな？」
と聞いてきた。
「サンチャゴ館はある意味ウケるっすよ。上田さんかなり親切だし」
そう伝えた途端、一人黙々とPCを使っていたT先輩が突然、
「あそこは絶対行ったら駄目だよ！！高いよ！！他にもっと安い宿が有るから！！！」
と物凄い見幕で言ってきた。
僕とミヨコさんは、二人で唖然としてしまった。確かにそこら辺の宿の中では少々高めだし、上田さんのことを嫌っているのも分かるが、そこら辺の価値観は人次第なのでは？と思った。実際、僕的には、上田さんのおせっかいは確かに面倒なところもあるけど、基本的にはすごく良い人だと思うし。
ほんと最近どうしちゃったんだろう、この人…
とりあえず何か腹に入れないと死ぬってことで、井口君とレストランを探しに行くと、ミヨコさんも付いてきた。
３人でスパゲティーなど食べて、「こういう旅人は嫌だ」的な話で盛り上がった。
・やたら威張っていて偉そう
・やたら知ったかぶる
・大した経験していないのに、自信過剰で、人の旅の仕方にケチをつける
・異常に強がり
・日本での自慢話ばかりしている
・汚い
・きっと旅が終わったら、それを自慢気に語るのだろう
エトセトラ…
旅人は基本的に人当たり良いのに、三人ともそういう人に運悪く出会ってしまった。
ミヨコさんは、
「あんなに子供な３０代はいない！」
「あんな人に世界一周とかしてほしくない！」
と怒りを露にしていた。
井口君も、その人に出会い、一週間で我慢の限界に達したそうだ。
僕も、その人には、もうあまり関わりたくない。
そういう旅人にならないように気をつけようと思った。まー絶対にならんけど。
ゆっくりと数時間話して、ホテルに戻り、この２日間で仲良くなったケチュア族系のおばちゃん二人に、３人で折り紙を折ってプレゼントした。
鶴とかごをあげたのだが、とても喜んでくれて、フロントに飾っていた。
日本から遠く離れたウユニの町のホテルに、日本人の名前の書かかれた鶴が置かれた。
それから、ミヨコさんのお土産探しに付き合って、チリに戻る彼女をバス停まで送って、６時４５分、僕と井口君もラパス行きのバス停へと向かった。
T先輩はどのバスで行くのか知らなかったが、どうも体調悪いらしく、ムスっとして一日中一人でパソコンをやっていて、まだ行かないのかと聞いたら、バスぎりぎりの時間で行く、と言っていたので、僕らがバスチケットを買った時、座席表に名前を手書きで書き込んだのだが、T先輩の名前は無かったから、多分違うバスだろうし、放っておいて二人で出てきた。
またここで別れることができる。
途中インフォメーションのトイレに寄ったり、最後のケバブを食ったりして、バス停に到着すると、何故かT先輩がそこに居て、日本人としゃべっていた。その日本人は、大学生で一人旅でペルーボリビアに来ていたイシカワ君で、
座席表で彼が居ることは知っていたのだが、居るはずのないT先輩が居たのでびっくりした。
「一人旅がしたいからお前先行けよ！」
と前々からしつこく言われていたので、せっかくボリビアで一人にしてあげようと思ったのだが、僕らの名前に気付かなかったそうで、結局いつも通り、T先輩と一緒にバスに乗った。
しかも、斜め後ろのすぐ近くの席だった。
なんかちょっと残念。僕的にはT先輩がどんな一人旅をするのか見てみたかったのになぁ。
まぁ、そんな事情で出くわしてしまったが、一人旅したいのに僕らがまとわり付いてるとかまた言われたら面倒だし、ラパス着いたら別の宿に行くことにしよう。
ま、彼も勝手にそうするでしょう。ラパス危険そうだけど、気をつけて下さいまし。
井口君が、並びまくってる女子トイレで用を足すという離れ業をやってのけてから、バスはラパスへと向かって動き出した。
トイレの付いていないボロバスは、席も狭く、トイレ休憩はただの荒野で、たまに小さなドライブインのようなところに寄ったかと思えば、トイレのドアを開けると、そこはただの荒野だったりと酷い有り様だった。
もちろん丸見えなので、外人の女の子で多分下痢の子など、腹は痛いのに恥ずかしくてうんこもできず、泣きじゃくってしまって可愛そうだった。
３回有ると言われていたはずのトイレ休憩の３回目は無かった。
道は最悪にでこぼこで、とてもじゃないが寝れるもんではなかった。
乗ってすぐ電器を消された真っ暗なボロバスのなかで、i-podを聴きながら、ただ時が過ぎるのを待ち続けるしかできなかった。
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��ケチュアのおばちゃん。別れを惜しんでくれた。井口君は、何故かいつもインディヘナに大人気だった。
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