イスラエル入国

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ワンワールド。それは、1年間FIXの世界一周航空券である。一年で世界一周するのは時間的にかなり厳しい。しかし、その時間制限が有ってこそ光り輝く何かがある。いわば、ワンワールドで旅をするということは、ある一つの作品を作り上げるのと同じこと。みんなそれぞれの旅がある。これはそんなワンワールドを利用し、どこまでできるかチャレンジした365日間の記録である。
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イスラエル入国  2007年09月16日

イスラエル入国 9/16

朝6時、アンマンのクリフホテルを出た僕らは、タクシーで2JD(320円)、バス停へ向かった。そこから国境行きのバスに乗るためだ。
今日はいよいよイスラエルに入国する。
ベルリンのザクセンハウゼン、アムスのアンネの家で見たあの惨劇の光景が蘇る。虐げられたユダヤ教徒。彼らの聖地、エルサレムに入る。

バス停に着き、乗り合いバスに乗り込むと、バスの中は日本人でほぼ満タン。みんなイスラエルの三賀日、というか、五賀日が終わるのを待っていた様子(実際は、正月中でも全然入国できたらしい)。あとから乗ってきた現地の人からしたら、相当異様な光景だっただろう。

おかげですぐにバスはいっぱいになり出発。
1時間ほどでキングフセイン橋国境にたどり着いた。

この国境がイスラエル旅行の最大の難関だ。
イスラエルの入国スタンプを押されると、シリアやイランなどに入れなくなる。なので、別紙にスタンプを押してくれるように頼むのだが、これがイスラエルのイミグレスタッフの機嫌やその時々の情勢に左右されたりする。2006年はシステムが変わったとかで、スタンプを押されてしまった旅人がたくさんいたらしい。

まずヨルダン側イミグレで出国スタンプを別紙に押してもらった。この国境での出国スタンプがあると、イスラエルに入国したことがばれるので、ここでも別紙押印が必要なのだ。

免税店でタバコ1カートン5ドルで買ってから、バスに乗り込み、ヨルダン川を渡る。たかだか数十メートルの距離で500円弱。高い。ヨルダン川自体は、驚くほど細かった。

あっさりとイスラエル側のイミグレにたどり着くと、まずパスポートを提出させられる。バックパックなどの大きな荷物を持っていると、それをいったんスタッフに預けなければならない。その荷物引渡し用のシールをパスポートに貼られるわけだが、これがまたやっかいで、綺麗に跡が残らないように剥がさないと、それによってイスラエル入国がばれ、後々厄介なことになる。ちなみに、大きな荷物を持っていなくても、そのシールは貼られるので、いちいち面倒くさい。

荷物検査、ボディーチェックなどを受け、いよいよ入国審査。
これがもっとも大変。
二十歳くらいの女の子兵士達が審査官なのだが、彼女らのご機嫌ひとつで、その後の運命が大きく左右される。
今回まず絶対にクリアしなければならないことは、

「入国スタンプを別紙に押してもらうこと」

だが、情報ノートをみると、2006年は数多くの旅人がパスポートに直接押されてしまい、今後の旅に大きな支障をきたしていた。

次に、

「謎の放置プレイ」

というのがある。これは、イスラエルと中の悪い国への入国履歴があったり、彼女らの質問に怪しい解答があると、何故か数時間ベンチに座って無意味に待たされる、という嫌がらせとしか思えない行為を強いられる。これをされると、クソ寒いイミグレの中で、疲れきった旅人は風邪を引いてしまう(笑)
一番恐ろしいのが、入国拒否のスタンプを押されることだ。イギリスとか、いくつかの国に入れなくなるとかならないとか。もちろんイスラエルにも入れないし、いろいろな国で怪しい人物ととらえられ、どんな被害を被るか、想像もつかない事態になる。

優しそうな審査員のいる列に並ぶことにした。
僕らの前には、一緒にここに来た日本人のノリ君、モモちゃん夫妻。他の日本人の友達は、遅れをとるまいと、みんな空いてる審査員の前に名乗り出ていたが、僕らは、あえてそのまま並んで順番を待つことにした。人の次に行った方が、話も早いし、状況も見られると思ったからだ。

みんな数十分根掘り葉掘り質問されていた。
今までの入国履歴についてはもちろん、親の名前や、実家の電話番号まで聞かれたそうな。酷い人は、携帯の番号を聞かれ、嘘の番号を答えたところ、実際にそれに笋鬚気譴董⊆族箸療渡暖峭罎泙琶垢れていた。ほとんどみんな、シリアやレバノンなどの敵対国を通って来ているので、必要以上に質問攻めに会っていたようだ。

一通り質問が終わると、みんながみんな、放置プレイの開始だった。恐ろしい。そしていよいよ僕らの番。

「はっろ〜〜!」

事前の打ち合わせ通り、100%の笑顔と、いつもの5割増しくらいのテンションを持って審査に臨む。あくまでも一般旅行者をアピール。

「イスラエルには何日いるの?」

「一週間!」

「それだけ?ふ〜ん、イスラエルが嫌いなのね」

「NONONONONONOONONONNONO!! 愛 ラブ イスラエル!!!!!」

冗談のようだが、顔が笑っていない。いきなりジャブを打たれた。

「パスポート見せて」

「ふんふん、ジンバブエ、ケニア、エチオピア…ワーお♪」

アフリカ各国の入国履歴を見て楽しそうな審査員。なんか分からないけどウケがいい。
パスポートチェック中も、わざと彼女と無駄話などをして、あくまでも

「ただバカンスで来ている、平和なバカップル」

をアピール。

「!?」

楽しそうにページをめくっていた審査員の手が突然止まった。

「これは何?」

あ、、、それは、懸念していたイエメンビザだった。

「これは何?言ってみろ!」

「い、イエメンです…」

「なんでこんなところに言ったのかしら?やっぱりイスラエルが嫌いなのね!?」

「いやいやいやいやいや、エチオピアからイエメン経由でエジプトに飛ぶと、すっごく安く飛べるんすよ!お金なくって。ほら、ぼく世界一周してるんすっよ。通り道だったんっすよ。」

必死に言い訳。
すると、

「ちょっと待ってて」

と言い残し、審査ブースを出て、彼女はどこかへ消えてしまった。冷や汗かいた。
多分上司に確認しに行っているんだろうけど、これで放置プレーは確定だろう。さて、どうやってできるだけ早くプレイを終わらせてもらうか考えよう。。。

5分ほどして、審査員が戻ってきた。
何を言われるのか?手に汗握る。

「welcom to Israel!」

笑顔でそういわれ、別紙にスタンプを押してくれた。

「おおおおお!!!」

思わずガッツポーズ。みんなに

「お先に行きま〜っす!!」

と手を振り、入国完了。この間全部で15分。理由は分からないが、全てが巧くいった。

乗り合いバスでみんなを待ったが誰も来ず。
バスが満員になり、そのまま僕らだけ先に出発。午前中にエルサレムのパームホテルに到着した。
結局、他のみんなは、2〜4時間待たされた後、開放となったそうな。

一応みんな、別紙にスタンプを押してもらえたので一件落着。ちなみに、そのスタンプは出口で回収されたので、全員ノービザ入国状態。

なにはともあれ、万事巧くいき、いよいよイスラエルの旅が始まった。



写真;
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イスラエルビールで入国祝い♪3



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