タンザン鉄道

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ワンワールド。それは、1年間FIXの世界一周航空券である。一年で世界一周するのは時間的にかなり厳しい。しかし、その時間制限が有ってこそ光り輝く何かがある。いわば、ワンワールドで旅をするということは、ある一つの作品を作り上げるのと同じこと。みんなそれぞれの旅がある。これはそんなワンワールドを利用し、どこまでできるかチャレンジした365日間の記録である。
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  • タザラレールウェイズ  2007年07月17日

タザラレールウェイズ

タザラレールウェイズ(タンザン鉄道)

タザラレールラェイズ。日本ではタンザン鉄道として有名だ。
タンザニアとザンビアを結ぶから、タンザン鉄道。そのままさね。
中国の協力で作ったとかで、確かにトイレの入り口に漢字が書いてあったりする。
タンザニアのダルエスサラーム辺りには、中国人が今でもたくさん住んでいるそうな。

そのタンザン鉄道に乗っている。
朝の5時半にザンビアの首都ルサカのバッパーを出た。守衛に門を開けてと言ったら、

「タクシーは?」

と聞かれ、

「いや、徒歩だけど…」

と言ったら、何故か大笑い。

「ユーアー ジェントルマン!」

とか謎のことを言われながら、暗闇の中荷物を引きずって、左手には大きめの石を持って(武器)、20分歩いてやっとバス停に着いた。
人が集まり、6時半頃バスは出発。

タンザン鉄道始発地点のカピリ・ムポシを目指す。
バスの中は黒人が満タン!脇の匂いぷんぷん。とりあえずくせー。

9時半頃到着。
バスを降りると、タクシーの客引きが10名以上、どっと押し寄せる。
ちょっと待て、ちょっと待て。
徒歩で行けると思ってたから、バスに乗ってた白人の女の子6人グループに聞いてみようと思った。そしたら、その子達とタクシーシェアしようってなったんだけど、なんとそこからタクシー2分。200円くらい。なんか、おごってもらっちゃったよ。

そこからひたすら電車を待つ。
駅は学校の体育館みたいだった。食パンと謎のスナック(カリカリに揚げたピロシキみたいなの)と飲み物しか売ってない。
外も村しかなかったが、一人うろうろと奥に入ってみた。
広場のようになっていて、その周りに駄菓子やみたいなのがちょっとあった。
現地人しか来ないようなとこだったので、僕が行ったら最初じろじろ見られたけど、コーラ買って飲んでたら、鶏肉裁いて謎の料理にして売ってるオバちゃんが話しかけて来て、買えとか言ってきた。あまりにもあまりな感じな肉だったので、ちょっとお断りしておいた。
それからは、ただひたすら待つ。何もしない、というかできないので、待つ。

そんなこんなでやっと16時。
二等の車両に乗り込む。
6人コンパートメントの簡易寝台車。
寝台と言っても、学校に昔あった、パイプ椅子のビニール製のシートを長椅子にしたようなシート。

最初、なんと僕の部屋は自分一人だった。
超ラッキー。

16時10分。少し遅れた列車が走り出した。
なんとも言えぬテンションになってきた。
程なく、窓の外に大自然が広がった。いきなりテンションマックス↑

最高!!

すっげー景色良い。
めちゃくちゃ楽しい。
大平原が広がったり、かと思えば森林が目の前を通り過ぎる。
線路際では、黒人の子供達が列車に向かって手を振っている。
どうやらココラ辺の子供達は、列車が来る時間を見越して、みんなで見に来るみたい。
これは、どこ走っててもそう。みんな外から手を振ってくる。
目が合ってこっちが合図を送ると、すっげー嬉しそうにブンブン手を振られる。

駅に停まると、飲み物や果物などの売り子が外を駆け回る。
欲しかったら窓から金を渡して、品物を受け取るシステムだ。
またまた怪しいチキンやら、昔冷凍庫で凍らせて食べたジュース、時にはバカデカいキャベツなんか売ってたりする。そーそー、隣の部屋になんかウケる黒人のでっかいオバちゃん二人組みが居て、電車止まった時とかに、窓から顔出すとよく目が合って、ちょっと挨拶しては、何故か二人とも大笑い。時には英語話せない売り子の通訳を隣の窓からしてくれたりといい感じの二人組み。なんかとにかくウケる二人。
オバちゃんは、その巨大なキャベツを買っていた。最初売りに来た時は、「誰が買うんだよ!?」と突っ込んだが、見てたら隣で買い出したので、「買っちゃったよ!」とか一人でそれみてぶつぶつ言ってた。ウケた。この二人、常にギャハギャハ!と大声で笑っている。子供達が寄ってくると、ペットボトルをぶん投げて大笑い。どうも子供たちはペットボトルが欲しいらしい。さらに、駅に着く度に何か買ってる。駅に着くと何かが窓から飛び出すから、ちょっと楽しみだった。なんかウケる二人組みだ。この人達は、結局終点のダルエスまで一緒だった。

列車が出発して2時間ほど経つと、一人の若者が乗ってきた。
彼は英語がほとんど話せないが、OK!とかくらいは通じた。
とりあえずビスケットをあげたら喜んでいた。
感じは良いんだけど、なんかいまいち信用できないので、トイレにも行かずに荷物見張ってた。すると、突然駅スタッフが部屋に乗り込んできて、何かA4サイズの紙を見せて怒鳴ってる。その若者も突然気性を荒げて何か言い返していたが、結局スタッフに連れ去られてしまった。去り際に、親指を立てて、バイバイってさ。

すると代わりに、優しそうなおじさんが乗ってきた。
おじさんは英語が話せたので、しばし会話。二人でぼ〜っと窓の外を眺めては、時々、

「ほら、すごい景色だろう?」

とか言ってきた。

「そうっすね〜」

とか言って、二人でまったりしてた。おじさんはよくタバコを吸いに通路に出てたので、たまに僕も一緒に行って、デカい扉を開けっ放しの連結部分で一服した。

そんなこんなで夜も深けて、とは言っても21時くらいなんだけど、おじさんが上段のベッドで寝出した。彼は、朝降りるからということで、ブランケットがなかった。なので、僕のブラケットとシーツを1枚貸してあげた。

「ちゃんと鍵しめてね。そうすれば安心だから」

といろいろ気を使ってくれた。

おじさんが寝てから、一人連結部分にタバコを吸いに行き、窓から顔を出して驚いた。
めっちゃくちゃ沢山の星があった☆
パタゴニアで見た星や、ウユニの5000m地点近くで見た星もすげー美しかったけど、こちらのは数が半端ない。ほんと凄い数。こんなん見たことない。
ほんとにほんとに感動してしまった。
アフリカの大地は夜になると真っ暗だ。その真っ暗な空に、ザラメのように星が散らばっている。散らばってるというか、夜空に張り付いてる。
三日ぶりに出た日本語は、

「すげーすげーすげー!!」

ほんとにすげー。
胸が苦しくなるくらい感動した。
自然と笑みがこぼれた。なんか笑っちゃう。だってマジすげーんだもん。
タンザン鉄道に乗って本当に良かったと心から思えた。それくら素晴らしいキラッキラした星空だった。

部屋に戻り、ipod聞きながら寝た。1曲目で寝てしまった。おやすみ。。。

朝6時、おじさんが降りるということで起きだしたので僕も起きた。
ベッドが堅いし狭いし天井近いし、けっこう寒いしで、夜中に何度か目覚めたが、かなり寝れた。そうとう疲れてるっぽい。
おじさんの荷物を運ぶのを手伝ってあげた。なんかトマトとか山盛り持ってた。お土産かな?ここに家があるらしい。厚くお礼を言ってお別れした。

朝メシに買いこんできたパンにバターとジャムをぬって食った。昨日の朝から同じメニュー。あ、でも昨日の夜、駅で止まった時に子供が売りに来た謎のチキンを食べたっけ。見た目こうもりの姿焼きみたいに見えたけど、一体なんのチキンだったんだろう…。食べられるところはほとんど無かったが…。

それからすぐ新たなおじさんが乗ってきた。この人も良い人だ。
タバコ欲しいと言ったら、駅着いた時に一緒に買いに行ってくれた。
なんのアナウンスもないし、ホームより列車が長すぎて、僕の車両はプラットホームにたどり着かないので、どこの駅かも分からない。20分くらい停まってる時もあれば、5分で出てしまう時もある。素人にはその区別はつかない。しかし、おじさんはどこの駅が長く停まってて、どこがすぐ出るか分かってる。なので、「ここの駅は20分停まるよ」ということで、一緒に外に出た。このおじさん、15年間駅のエンジニアとして働いていたそうで、今やタンザン鉄道はフリーパスなのだそうな。ついでに家族も。パスを見せてくれた。
外出た時、嫁と子供を紹介してくれた。タンザン鉄道は、男女がMIXになることはないので、家族離れ離れでコンパートメントに乗ったらしい。

そんなことしてたら、7時半、3人組がどかどかと部屋に入ってきた。
全員34,5才。やたらしゃべるし話しかけてくる。
面白いことに、彼らは以前、ザンビアに住んでいた日本人に、マーシャルアーツをならっていたとか。林さんという女性の先生もいて綺麗だったとか言っていた。彼女らは、現在は日本に帰っているそうな。そんな話で盛り上がった。

「なんかスワヒリ語話せるか?」

そう聞かれて、

「ジャンボ、ハバーリー」

と言ったら大喜び。
良かった、中学の時無駄に覚えておいて。なんでも無駄にはなりませんな。

そんな楽しい時間を過ごしたが、9時半、タンザニア手前の国境の駅に到着すると、全員またドタドタと降りていった。みんな口々に「グッドラック!」とか言ってくれた。楽しかったな♪

また一人になった。結局ここからは最後まで個室だった。超快適。
イミグレスタッフが列車の中を回ってきて、ヴィザを申請。日本人の友達が居るとか言って、やたら愛想良い。楽勝でヴィザゲット。ただし、余所で取るとシングルヴィザ25ドルとかなのに、ここでは50USドル。高過ぎる!しかも3ヶ月ヴィザ。そんなにいらねえ!
良かったな!みたいにウィンクして親指立てられてもねぇ。。1ヶ月でいいから安くしてくれ…

そしていよいよタンザニア入国。
次の駅では闇両替がたくさん乗ってくる。
余ったザンビアクワチャをタンザニアシリングに交換。思ったとおり最悪のレート。1000円が500円になっちゃった。まーしかたない。

この日はひたすらipod聞いて、たまに英会話の勉強してた。
そして外を見ては感動。昼、夜とパン食って。その繰り返し。しょっぱいもの食いたくなると思って買った南アフリカ産のチリポテトチップスが糞不味い。チリの辛さでなく、激烈にしょっぱい。半分食べて、残りは窓から子供に投げた。超喜んでた。
隣のオバちゃんらもそれ見てゲラゲラ笑ってたw

そんなこんなで夜。今日は他の部屋のみんなが寝静まるのを待って(とは言っても22時半だけど)、一人部屋で星タイム。
車窓から顔を出すと、やっぱり沢山の星が輝いてる。
またしても大感動☆
列車の窓から風をうけながら、星を見るシュチュエーションがホント最高!
またしても、「すげーすげーすげー!wao!ファンタスティック!」そればっか言ってた。
なんか子供の頃に戻った気分。一人でおおはしゃぎ。こんな星見てたら、誰でも心が洗われちゃうわ。
みんなにも見せてあげたいと思った。ほんと素晴らしいんだって!
アフリカのハイスピードで超ハードな旅に結構疲れてた。
そんな疲れも一気に吹き飛んだ。
よし、これでまだ走れる。
どこへでも行ける。そんな気になれた。
こんな景色が有るなんて。まだまだ世界には知らないことがいっぱい有る。世の中知らない方がいいこともたくさん有けど、でももっと知りたい!それを探す旅をしてるんだったよな、今。
流れ星に祈りを託し、今夜も気分良く眠りに着いた。

最終日。目が覚めて、ふと窓の外に目をやると、なんと野キリンが3頭走ってる!!
びびった!
なんだなんだ!?と顔を出すと、シマウマやら鹿やら、謎の肉食獣や、大きいサルみたいなのが群れをなしてるじゃないですか!
列車の窓からそんなもん見えるって。。想像をはるかに超えるトコ走ってる様子。
野生の動物たちは、動物園で見るそれよりも全然雄雄しい。みんな生き生きとしてる。つーかキリンって走るんだ…。
すっかり見とれて写真撮るの忘れてましたが。

とりあえずもう3日も風呂入ってない。チケットには、車両にトイレ、ウォッシングルーム、ミネラルウオーター飲み放題付きって書いてあったけど、全く水でないし。あ、朝だけ何故かちょぼちょぼと少しだけでたけど。
一人なのを良いことに、ロスでmasayoさんに別れ際にもらった全身すっきりシートで、体中すっきりさせといた。もうやりたい放題でした。

そんなこんなで11時半過ぎ、やたら世話してくれた、この車両の掃除のおっさんが、

「次ダルエスサラームに着くよ!」

と教えに来てくれた。
このおっさん、前に列車に乗った日本人がすごく良い奴だったそうで、僕にもかなり良くしてくれた。謎の本を貸してくれたり、休憩中に部屋に遊びに来て話したりなんかして。
こないだヨハネスのバーでジンバブエ人とばっちり喧嘩してた日本人のカズキ君と話してたことがある。基本的に日本人は舐められてる。後の旅人の為にも、舐められちゃいかんよな、とか言ってたんだけど、まーそれとはちょっと違うけど、こう先人が好印象を与えてくれてると、その恩恵を受けることがたくさんある。自分も後に続く人達の為に、日本人の印象をよくして行こうと思った。

そしてとうとうダルエスサラーム。
かなり遠かったよ、40時間!あまったジャムやらマーガリンやらは、窓の外にいた子供に投げたった。

駅に着くと、TAXIの客引きが凄い。値引き交渉成功するけど、もう300円しかないから乗れないやw

15円のバスにて、街の中心部へと向かう。
マイクロバスはすし詰め状態。
泊まろうとしていたホテル、サファリインに行くにはどこで降りれば良いのか聞くと、そいつがわざわざ一緒に降りて、ホテルを探してくれた。すげー良い奴。さらに何か有ったら電話しろと連絡先まで教えていった。ナイスな21才、彼の名もまたモハメッド。そっか、ここイスラム圏なのね。そーいや街のどこからともなく、あのイスラム特有の謎の叫び声の放送が聞こえたような。。

一泊10ドルでシングルに泊まり、明日のザンジバル島行きの船のチケット取りに自称宿のスタッフと名乗るアーリーって奴と一緒に行って、BANK行ったり、月曜のバスのチケット取りに行ったりなんだりして、結局こいつともめて面倒くさくさだった。最近黒人もみなれてしまって、明らかに悪そうな連中に囲まれながらも文句とかバンバン言うようになってしまった。これってはたから見たら結構ヤバイ気がするな。でも、泣き寝入りは嫌いなのよね。バー行って知らない黒人にビールおごってもらってしまったり、初日からいろいろあった。

さて、明日から世界一美しいんじゃないかとか言われてる、ザンジバル島行って来ましょうかね♪

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最近気付いたこと

●手のひらまで真っ黒なアフリカの黒人だけど、足の裏は以外に黒くない…

以上。




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