アラビアのロレンス
総論:見所はトルコ将校にナニされた後!

古い映画はどうしても画質が低いので苦手なのですが、TOHOシネマで開催中の「午前十時の映画際」で何の気なしに観た「2001年宇宙の旅」が面白く、「この祭りは信頼できんじゃねーか?」と思ったので他の映画も観てみることにしました。

で、「アラビアのロレンス」ですよ。

オスマントルコ帝国からアラブ民族を独立に導いたイギリス人将校トマス・エドワード・ロレンスの栄光と挫折を描いたスペクタクル巨編ということで、さぞ壮大なスケールの英雄譚が描かれるんだろうなぁ・・・と思いきや、なんとビックリ!最終的に描かれたのはただの矮小な人間の姿だった。

特に印象的だったのは終盤でオスマントルコの将校に拷問されてピヨっちゃったロレンスの姿ですね。途中まではアラブ民族を率いて奇跡を起こしまくって「俺に不可能はない!」ぐらい自信満々で爆走してたのに、一発ヤラれてアッサリ断念。イギリス基地に帰ったロレンスは完全にオカマ化(あの女走りは最高でしたね!)って(笑)

俺が観てるのは半世紀近く語り継がれ、「不朽の名作」と謳われる古典じゃないですか?襟を正して、神妙な面持ちで観ていたんですよ。だからその分「えっ!何ソレ!?」感が(イイ意味で)凄かったです(笑)

そして、最終的にアラブの混乱に帰結していくあの感じ・・・。確かに一人の男が奇跡を起こしはしたけれど、栄枯盛衰といいますか、諸行無常といいますか。「巨大な歴史の流れから見れば、しょせんは儚いものよ・・・」みたいな?このなんとも言えない感じはなかなか味わい深かったです。

映像も凄かったです。有名どころの「マッチ吹き消しからの砂漠ショット」や「蜃気楼からのアリ登場シーン」、「ラクダの軍勢による大合戦シーン」なんかは、さすが映画史に残る名シーンと謳われるだけあって心を揺さぶられました。しかし、その他の映像はやはり古くささが先に立ってしまい見苦しかったです。現代水準の超美麗映像に馴れている分、どうしてもここは減点対象になってしまいます。サーセン。


「アラビアのロレンス」
公開:1963年12月21日
配給:コロムビア映画
監督:デヴィッド・リーン
脚本:ロバート・ボルト、マイケル・ウィルソン
出演:ピーター・オトゥール、アレック・ギネス、アンソニー・クイン

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