コラテラル
総論:冷静沈着なプロの殺し屋・・・には程遠いトムさん(笑)

ヴィンセント(トム・クルーズ)は神をも恐れぬ冷酷非道なプロの殺し屋。クライアントからの依頼を受け、一晩で5人を殺すためにL.A.にやってきた。L.A.生まれのマックス(ジェイミー・フォックス)は、将来ベンツを購入し、リムジン会社を設立するのが長年の夢だが「将来のための繋ぎ」といいつつ12年間も地元でくすぶってるタクシードライバー。

ある晩マックスが乗せた一人の紳士。彼は一晩タクシーを破格の値段で借り切るという。マックスは大金を見せられてその依頼を受けてしまうが、実はその彼はプロの殺し屋で・・・という具合に、タイトル通り殺し屋の仕事にCollateral(=巻き添ま)れていくアクション&サスペンス映画・・・なんだけど!この作品を額面通りに観るのはキツイ。

というのも、ヴィンセントの殺し屋としての仕事ぶりが超ザツなのよね(笑) これは一人目を殺すところから顕著で「えっ!?なにそれ!?この映画コメディじゃないよね!?」と驚かされるようなヘマをこく。普通"プロの殺し屋"と聞けば「証拠一つ残さない冷静沈着な暗殺者」というイメージを抱くものだが、ヴィンセントさんはツッコミどころ満載で、なんだかヤケッぱち。力強い身のこなしは抜群にカッコイイぶん、実に惜しいです。

という具合に「あ~ぁ、空振っちゃったかな」と諦めかけていたところに、突如としてマックスが、物語を面白い方向へと急展開させます。

前述の通り、マックスは口では言うが行動には移さない典型的な負け犬だった。しかし、あまりにも連続して降りかかる非日常体験のラッシュについに”キレ”て(≒ヴィンセントに触発されて)、自分のダメな部分を乗り越え、打ち勝つ。そしてヴィンセントを喰うほどの輝きを放ちはじめます。この「窮鼠ネコを噛む」の如き終盤の展開がこの映画の最大の見所!!


「コラテラル」
公開:2004年10月30日
配給:パラマウント映画
監督:マイケル・マン
脚本:スチュアート・ビーティー
出演:トム・クルーズ、ジェイミー・フォックス
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