カプチーノとビラーゴ

若い頃に楽しんだ事を 定年前にまた やり出した。クルマやバイクの整備がプロ並みのHPを 見かける。 けど ここは殆どシロウトが あまりお金を掛けないで メンテナンスやツーリングを楽しみながらやってるブログです。

2020年06月

 いつの間にかコーヒー好きになり ツーリングに行った時や 家でも必ず飲んでいる。家で家族と飲む時は 買った粉をドリッパーで淹れる。
若い頃に使ってた「サイフォン方式」まではいかないが そこそこ満足の味である

家で一人の時は「ドリップバッグコーヒー」を使ってる。ずっと前は コスパが良い「ブル〇〇ス コーヒー」を大袋で買ってた。
色々な銘柄を選んでみたが 味が変わらない

舌がアホなのか解らないが 現在はスーパーマーケットで売ってるものだ。
それでも どの袋も同じような味に感じる

ドリッパーで淹れないのは 準備とかが面倒だからだ。自分で焙煎したコーヒーなら 準備等  ” 苦にならない” と考えた(強引な展開?)
焙煎機を買って始めれば良かろうが DIY好きなんで作ってみる。
それも 楽しみの一つだ

家で自家焙煎をしてる人の 情報を集める。美味しい味になるには ハードルが高そうだ。
ダメなら諦めようと考えて スタートする。
焙煎に「フライパン」や「」を 使ってる人も多い

フライパンでは 炎の高さを一定にして 振り続けるのは大変だろう。腕が疲れそうだし 安定した品質など望めない気がする

効率的な事が大好きな私には 網方式も同様な理由で選択外だった。豆を炒るという意味には「揺らしながら 火を通す」意味がある。
それも含めて 楽しみかもしれない。
感覚的に 妥協できないと思ってる

私は 最初からドラム式を考えてた。DIYで作った人のHPを見ると 種々な代用品で工夫してる。
最初は 缶などを加工しようかなと考えてた。
しかし 調べてみると完成形は良いのだが 豆の出し入れ部分の考え方が 甘あ~い
熱くなった器具から「ネジを回して 豆を取り出す」なんて信じられない

何か良さそうなものは無いかとネットを漁ってると 「焙煎用ドラム」を見つけた。価格も1000円以下(送料込み)で 希望に近い。
豆の出し入れ口も 完備されてる。これだけの物を自分で作るのは もっと予算が必要だと思う。
早速 ポチっとな!

HPには14日~21日間の納期になってた(大陸製?)。ノンビリ待つことにする。
途中で連絡があり 28日目くらいになるとのこと。
今年は新型コロナウィルスで 流通も遅れると予想してた。それで 気には留めなかった。
しかし 予定日になっても届かない

HPの「評価」をみると ” 届かない ” とか ” 詐欺だ ” もある。価格が安いので 諦めても良いと思った。
アマ〇ンにも問い合わせてみたが キャンセルでも構わないとのこと。
ここまで待ったのだからと 落ち着いてみる

すると 40日目くらいの日に前触れもなく届いた。品質管理の悪い国らしく 箱はかなり損傷してたけど。
箱を開けると 蓋の作りがチャチだ。奥に見えるのは1mの長ネジ。
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固定する部分の精度が悪く 開いたままになる恐れがある。
直ぐに 壊れそうだが加工して なんとかなるだろう

アマ〇ンから評価連絡が来たので 低めにセットした。すると 後日「評価を取り消してください。困ってるんです」と「販売元」から ” 指示メール ” が来た。
全体的に評価が高いと感じてたのは ”このせいだ” と思った。
感じたとおりの評価は 変えていない
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今回のDIYは 家に残ってたものを主体に工夫してみる。探してみると 食品を蒸すための「蒸篭(せいろ)」があった。

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以前 ガスで調理してた頃に使ってたもの。赤飯などを作ってたような 覚えがある。
蒸篭を使えば 加工が簡単だし 風除けや保温が楽だと考えた

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使い残したネジ類や 金属ステーも集めてみる。これは ドラムが届く前にやったことだ。ドラムを見たら 回転させる穴や固定ステーもあった

これなら 長ネジで対応可能だ。
挿し込み穴の直径をノギスで調べ 「M6」の「長ネジ1m」を買った

最初に 蒸篭(せいろ)の底穴を広げる。グラインダーで切ろうかと思ったが 上手くいかない。
そこで ドリルで穴を沢山開けて「金切りばさみ」で切っていく。
ジグソーの方が綺麗に仕上がるが「金属用ブレード」が見つからなかった(あったはずなのに)
チョッとガタガタになったけど 見えない所だし。
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早速組み立てを始める。長ネジをグラインダーで切断する。ヤスリで切断面を削ったら「長ネジ」にナットを締め込むことができた。
切断したからダメだろうと思ったのに ラッキーだった。
ドラムを入れてみて 良さそうな位置を決めて「蒸篭」横に穴を開ける
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ネジが緩まないように ナットは「ダブル」にする。
回転させるための「取っ手」は 前に買ってた「引き出し用」が使えそうだ。

取っ手を取り付けて確認すると スムーズに回転できる。
ドラムを固定しようと 家に残ってた部品を再度探す。
良さそうなのは「蝶ネジ」である。小さな「M5」しかなく 「M6」を買いに行く
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帰って組付けると 完璧だ。取っ手も楽に回せるし ストレスも無い
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ガスコンロは 子供たちが小さい頃に キャンプで使ってた古いものがあった。
捨てたかなと 車庫を探すと残ってた。
20年以上経ってるが 使えそうだ。構造が簡単だし 壊れる所は少ない
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DIY焙煎機が完成したので コーヒー豆を準備する。焙煎前の豆は「生豆(きまめ」と思ってた。
調べてみると 「なままめ」と呼ぶそうだ(ハア?)

例えば 夏に美味しいのは「生ビール(なま」だ。
しかし 「生蕎麦」は「なまそば」では無い。
そば」が正しく 蕎麦好きなので知ってた

そんな流れから「きまめ」と読んでた。「なままめ」は  ”” が重なって言いにくいし  ”音感” が良くない。
言葉は変化するので「きまめ」と呼んでる人もあるらしい。
増えたら嬉しいな!

似たような話しで「空瓶(あきびん」がある。現在は缶ビールが多いが 以前は瓶ビールを買っていた。
飲み終えた空瓶は 酒屋に持っていくと引き取ってもらえる。
素晴らしいリサイクルシステム

家の近くだけかもしれないが 「 ”あきびん” を持って来ました」と言うと「 ”くうびん” ですね。解りました!」と ” 言い直される ”。
近くの酒屋では どこでも聞く風景だ。
くうびん」は業界用語かもしれないが 言い直さずに「解りました」だけで良いと常々思ってる

コーヒー豆の選定は 価格の安いものにする。前に 先輩から焙煎の難しさを聞いた。奥様から引き継いで 道の駅などで販売してる人である。
最初は失敗だろうから 良い豆を選ばないことにした

店は「生豆本舗(なままめほんぽ)」にした。理由は以下である。
    1.100g単位で買えるので 少量御試しがリーズナブル
    2.チャフ(薄皮)を研磨機で除去してある。豆が綺麗になってる
    3.店でハンドピックを済ませている
    4.豆の「香りや苦味」など5種類が グラフ表示で解りやすい
    
2番のチャフは 焙煎時に器具を汚して大変だとの記述がある。車庫等で ボロいカセットコンロの予定で 被害は無さそうだが 掃除が楽なのは嬉しい。
人によっては 洗ってから焙煎するらしい。豆が綺麗なら その必要もない。
洗うと味が落ちるとの意見もある

ハンドピックも含めて楽しみと考えてるが 大まかに作業してあれば 初心者に優しい。不良豆を取り除けば 量が減るので買ったよりも少なくなる。
そこは そんなに重要ではないが イイかもしれん

豆に詳しい訳ではないので バランスのグラフ表示は買うときに参考になる。飲んでみないと解らないかもしれないが 酸味が苦手なので避けやすいだろう。
バランスを見て 注文したのは「コロンビア・VSP 500g」である。
チョッとだけ ブラジル産に心が動いたが 今回はこれで。
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ネットで注文し 届いてみると生臭い。焙煎しないと コーヒー独特の良い香りにはならないようだ。
確かに 豆は綺麗に見える。
楽しみの意味で ハンドピックをやってみる。

食器棚を探すと「小さなプレート、プラスチック製中型スプーン、氷スコップ、空き瓶」が見つかった。
机の引き出しから ピンセットを準備して始める。
「ハンドピックは済ませてる」と言う店なんで そんなに時間も掛からないだろう
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中型スプーンに摺り切り一杯のコーヒー豆を プレート上に置く。ピンセットで選り分けていく。初めての事で 不良豆が解り難い。
一先ず 小さな豆を分離する。
大きさが揃わないと 火の通りが悪いとの記述があったからだ

音楽を聴きながら 気長に進める。すると 穴あき虫食いの豆も 見つける事ができた。しかし 殆どが小粒豆を分離することになった
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「発酵、カビ、未成熟、死豆、貝殻、ピーベリー」などは発見できなかった。
ピーベリー」とは平らな部分が無く ラグビーボールのように全体的に丸い形らしい。
通常の豆と比較すると「甘くて美味しい」と言う意見もある

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事前のピッキングで取り除かれてるのか 慣れないため見つけれないかのどちらかだ
研磨機で磨いてるためか 豆は綺麗で作業はしやすかった

500gを1時間強で終えた。少し疲れて結果を見ると 不良豆は20~30粒で残りは「小さな豆」だった。
似たような作業を思い出す。

2009年から「梅干し作り」を始めた。
和歌山から「完熟南高梅」を取り寄せる。届いて最初の作業は「ヘタ」を竹串などで取り除く

その時に 熟れ過ぎたものや傷物を分別する。不良梅を一緒に漬けると 樽ごと駄目になることがあり 重要な作業だ。
大小は関係ないが「これくらいなら?」とか 最初は迷ったものだ。
そんな経験が多少は 活かせてると思う

全体量と不良豆の比率を 知った方が良いとの記述もある。今回は 秤を取りに行くのが面倒でやめた。
慣れてきたら 意味などが解ってくると考えている


「生豆本舗」のグラフには 豆の大きさ表示が無かった。別な店では 見たことがある。初めてのハンドピッキングで 思ったよりも小さな豆が多いと感じた
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解りやすく 下に米粒を置いている。左3つは小さい。1/4はこんなの。

そこで ふと気付く!!

10年以上前から 「ピーナッツ」を育ててる。借りた畑が宅地転売され 今年からは作れない。昨年まで毎年作ってた経験を思い出した。
少し小さめのピーナッツは 茹でて食べる
近年は 時々店先で見かけるが 栽培者の特典だと思ってた

茹でたものはビールに合う。カロリーを気にしなければ 大量に食べてしまう。多い場合は 冷凍して別な季節に楽しむ。
始めるキッカケは シルバーカプチーノ君から「ピーナッツの種」を貰ったことだ

栽培など素人だったが ビギナーズラックなのか大量に大きなものが 収穫できた。
因みに シルバーカプチーノ君は 全て「茹でピーナッツ」にするらしい

乾燥させて保存してるものは 電子レンジで加工する。大き目の皿に ”重ならないよう ” 殻のまま並べる。
皿の大小で 調理時間を決める。(昨年は肥料のミスで粒が小さい)










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我が家では 「大き目皿」が5分20秒にセットする。
「中くらい」は 3分30秒を目安にしてる。
何回か実験して この時間に辿り着いた

長すぎると 焦げて真っ黒になる。短いと「生臭くて」食べれない。殻から出してフライパンを使う方法もあるが 殻を剥いて食べるのが醍醐味だ

乾燥ピーナッツにも 豆の大小は存在する。混在させると 電子レンジで火の入り具合に差が出る。
食べてみて 時間が短かったと再チャレンジが出来ないのが注意点だ。
熱いうちに調べて 速攻ならOKかもしれないが 冷ましてからではダメだった。一発勝負!

皿に並べる時に大きさを揃えるのが 失敗しないコツだ。電子レンジは 食品の「水分に反応して」加熱する。
自家製ピーナッツは 天日乾燥なので水分が均一にならない。
水分が多すぎるピーナッツは 黒く焦げ目が付く。それを避けて食べる方が 半焼けより良いと思う

コーヒー豆のピッキングを終えた頃に そんな事を思い出す。
「そうだ。豆の大きさを揃えれば ” 同じように 火がとおる ”」と考えた。
焙煎を全体量だけで決めずに 豆の大きさも勘案してみる。
ネットで調べた時に「エグミなどの違和感」が 素人焙煎には良くあるらしい。

コーヒーには詳しくないが ピーナッツ加工の経験で考えてみる。大きな豆の最適時間で焙煎すると 小さな豆は炒り過ぎになるだろう。
それを避ける方法として工夫してみる

ネット上では見た事無いので 成功するかは解らない。何でも経験しておくと ”別な時”に「引き出しが増える」効果があるのかな?

そこで 翌日に再度ピッキングを行った。OKと選別した豆を「大中小」の3段階に分けてみた。
最初は良いけれど 30分くらい過ぎると集中力が欠けてくる。
小さなものと中くらいの判断が 曖昧になってくる。そのうち 隣のボールと同じ豆を選んだ気がしてくる。
1時間強で作業を終えて 結果を見る
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大き目が少しで 中小が半分づつくらいになった。大き目は諦めて 中小で対応してみよう。しかし 豆が小さく感じる。
焙煎すると2倍に膨らむらしいが 自作焙煎器の網から漏れてしまいそうだ。
初めての事で豆の大きさイメージがない

一応 買った店に写真と共に問い合わせてみる。小さいと思われた 豆の写真を参考に送った。
結果は「そんなもんです。画像の中に 未成熟豆は含まれておりません」とのこと。
商品のスクリーンは「14~16」で 網上に残ったもののようだ。(網より小さい?)
後日別な豆を買ったが そんなに小さな豆は無かった。
やっぱり・・・・。

若い頃に焙煎豆を買って サイフォン用に挽いて使ってた。その時は もっと大きな豆に思えたのだが記憶が曖昧だったか?
そんなに高価な豆を買った覚えはないけど。
サイフォンは とても壊れやすく 家族に不評のために使わなくなった


いよいよ本題の「焙煎作業」になる。ここで結果が決まってしまうので 心配だな。
まず 大き目と選んだ豆を200gでやってみる。
準備して始めると 火が遠いと感じた。
これぐらいで良いだろうと 蒸篭(せいろ)に開けた穴が高すぎた
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止めようかなと思ったが 初めての事だから 開始する。豆を入れて ドラムを回転しながら 弱火で水分を飛ばす。
5分くらい経ったら強火にして 焙煎を始めた。
ドラムを回すのはストレスなく 自作焙煎器の性能は良いようだ

タイマーをセットして「1ハゼ」を待つ。しかし ドラム回転音でハゼ音が聞こえ難い。初めてなのに 音楽を掛けながらが良くないかも?
ドラムの回転を止めると 豆が焦げる感じだ。
ゆっくり回転させながら 焙煎を進める

そのうち チャフが飛び始めて火が付く。研磨機で除去してあるとの事だったが 残ってるんだ。回しながら様子を見るが 豆が飴色にならない。
まだ 白っぽいものが目に付く。
やっぱり 火が遠いのかな?

そのうち 開始から15分が過ぎた。これでは 風味も香りも無いものが出来そうな気がして焙煎を 停止する。
開始から 約17分が過ぎてた。

今回の記録:
 余熱4分  本炒り17分

基本とおりに 扇風機で冷やした。
意味なかったかな?
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粗熱が冷めたら ミルで挽いて飲んでみる。随分 色が薄かった

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コーヒーミルは 前述の梅干し作りで使ってたものだ。梅酢が上がってきたら シソを漬け込む。
梅を取り出して干す時に シソも一緒に乾燥させる
そのシソを「ゆかり」にする時に使ってた粉砕機である

取扱説明書を見ると コーヒーも使えるようなので 最初はこれで。
右は豆を保管しようと考えてる容器。
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焙煎がアマいのか ミルの性能なのかは解らないが ” 粗目 ” の粉になる。匂いを嗅いでみるが コーヒーっぽさが薄い。
人生初なので 家族を呼んでコーヒータイムにする。
飲んでみると 若い豆の香りが強い
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家族の意見は「コーヒーの感じがしない」とのこと。同感なので 反論はしない。
原因と対処法は解ってるので「次を期待してヨ!」とだけ返事する。

自家栽培のピーナッツも加工前は 生臭い。コーヒー豆も同じようなもんだ。
家庭焙煎では均一に出来ないようだから 何回も失敗続きだったら どうしよう!

 次に「捨て貼り合板」を敷く作業に掛かる****No1から*************
 
 取り換えて来た 9mm合板を並べてみる。少し フワフワした感じで剛性が足りないようだ。
フローリング板の取説にも ”12mm以上の合板を 捨て張りするように” と注意書きがある

まあ 重たいものを乗せる訳ではないから 良しとしよう。9mm合板を並べてみる。
フローリング板に合わせて1尺(303)で 根太を並べた。
合板の標準幅は910なので ギリギリの所もある。
根太の幅を60にして良かった。30なら はみ出してコーススレッドが打てない場合もある
(結果オーライ)

合板の向きを考えながら 一部切断して並べ終えた。壁や合板同士は5~7mmくらいの隙間を空けている。
木が膨張して膨らんだり 歩いた時の「軋み音の防止」だ

そう言えば 畳を上げた時に床板(杉)の状態を確認した。大工が  ”9mmくらい空けて”  敷いていた。
これも 「3分(ぶ)」(9.09)なのかもしれない
建築の常識なんだな!



真っ直ぐ切断するのに 「自作ガイド」を使う。丸鋸で利用するガイドも売れてるが 使い難い商品が多かった。
6mm厚くらいの真っ直ぐなベニヤ板で十分だ




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最初に 本来切るべきラインを引く。そこから 左に向けて90の所に線を引く
(もしかしたら 3寸(90.9)かも?)



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それに合わせてベニア(ガイド)を置いて 大型クリップかクランプで固定する。これに合わせて丸鋸を押せば 曲がることは無い


マスクをして粉塵の吸い込みは防いだが 部屋の中が埃だらけになった。
こんな場合は 集塵袋付きを選んだ方が良かったかも。


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合板を効率的に並べて コーススレッドを捻じ込む。標準室内サイズよりも広いため 有効的な切断を行う。
今日も雨のため 室内切断を余儀なくされてる。あまり小さな板を貼ろうとは思わないが 切断数を少なくしたい

適度に判断して 合板を並べ終えた。部屋の面積を1枚当たりで割って合板を買ってきたが 1枚以上余った。
足りないとマズイので多めに買っていたのかもしれない。


ここで また「スミツボ」の出番だ。
前工程で根太を置いた時に ”壁側に印を付けて”おいた。(これが大事!)
No1で確認すると良く解る。

両サイドの印を使って スミ打ちをする。このスミは合板のコーススレッド打ちとフローリング板固定用の釘打ちに使う
(新根太の中心点をマーキング)

スミ打ちが終われば 合板を25mmコーススレッドで固定していく。当初は32mmを買っていたが 9mm厚合板なので少し短いものを同時に買ってきた。
一般的に材料固定は 厚みの2倍くらいで十分だ

コーススレッドを打ち込んでいると 充電ドライバーが動かなくなる。充電切れに対応したバッテリー2個付きを買っていて良かった。
前日充電してたのに切れてしまうと作業が滞ってしまう



部屋の片づけのため 道具などを外に運び出し室内を掃除した。その時 掃除機のダストバッグに穴があることが解った。
どうりで掃除機を掛けたのち 粉塵が舞っている感じを受けた

これが犯人だったようだ。古くなった掃除機を 車庫で愛車掃除用に使っていたものだ。
車の室内なら ゴミが少なくて気付かなかったかもしれない

掃除機清掃は 結構手間取った。新しいダストバッグに替えて終わると思ったが 漏れた切断粉が掃除機のフィルタや内部に入り込んでいた。

少し掃除してスイッチを入れると ブゥワっと切断粉が吹き上がる。
また掃除してテストを繰り返す。なかなか綺麗にならず 内部まで粉塵を取りきるのに 時間が掛ってしまった

最終工程のフローリング板を部屋に運び込む


1列目の板を 切ってみる。事前に作成した切断図を参考に 実測値を使う。損傷を与える場合を考えて「裏面」から切断する

裏面切断は表面寸法を反映させるのが 少し面倒だ。表面から「実(さね)」部分の厚みを想定しながら 裏面に線を引く

作業台はビール瓶ケースなどに「100円ショップの滑り止め」で「オモテ面」キズ防止にする
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本来なら外で切断作業をしたいのだが 雨模様で無理だ
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合板の時のように「自作ガイド」を使う。
丸鋸を使って合板を切った時に ササクレや割れが出た。慎重に作業を進めても 発生する

捨て貼り用合板なら特に問題ないが フローリング板はマズイ。こんな場合を考慮して「黒プラス」72枚刃(写真左下)を準備しておいた
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6角レンチで標準刃(52枚)を外して 取り換える。回転音もシャープになった気がする

切ってみるとスパっと綺麗な切断面だ。やっぱり刃数が多いのが良いのだろう。
車庫DIYでの「丸鋸」作業は 少しだけ切るので問題なかった

しかし 今回は大量の切断作業がある。合板の時も随分切断を行い 粉塵に埋もれてしまった。
実は丸鋸を買う時に「集塵ブロア付き」と悩んだ。(また 反省!!)
やっぱり そっちが良かったか?


フローリング材を 並べてみる。部屋の短い方向に向けて 貼っていくパターンだ。当初は 左側から貼る予定にしてた。
”長い板の方が安定するだろう”と 入り口付近1枚だけは 右から張る


板の貼る向きは 向かって奥側を「メス実(ざね)」にする。必然的に右側の「オス実」は鋸で切り落とす。
これは入り口一枚だけの施工法だ。
他は「実(さね)」で 接続していく
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綺麗に切れていなければ 鉋で整える。柔らかい木を使ってるので 鉋作業は楽だ

流れから言うと 向かって「奥側」と「左側」は「メス実(ざね)」になる。右端はフローリング板を 切って揃えるパターンになる。(メス実は 切る必要無い)
測っては切り 並べて行く

本来は適当に測って設置し 壁際の所は「巾木(はばき)」で隠す。あくまでも 仮置き状態でそんなに隙間は意識しない

作業を続けてたら 暗くなってきた。残りの作業は後日にしよう。


***後日***

この日は 朝から天気が良い。外で作業できるなら 粉塵の心配が少ない。夕方17時くらいからは 雨の予報なのでそれまでに 済ませたい
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作業用照明を使うよりも 太陽光は明るくて作業がやりやすい

板の重さで 切断の最後に落ちる事がある。その時 「使いたい板」が引っ張られる。
すると まだ切れてない部分を折ってしまう

表面側が 切り落とした板にくっ付いて損傷する。空き段ボールを敷いて それを防ぐ。
これなら 落ちずに留まってくれる


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我が家の場合は 巾木を設置できない構造だ。そのため 正確に測定して切るので随分時間が掛る。
中には 「実(さね)」が傷んだ(折れた)ものもある

ネットで買ったフローリング材なので 運搬途中か最初からかは不明だ。それは切って使う位置へ 持っていけば良い

まずフローリング板を 借り並べしてみる。切断して ピタっと合わせながら置いていく。
作図で気付いた「新根太の間隔に合わせて」切断した余りを調整する

例えば 1500余ったならば良いが(15は根太の範囲内)。1300の場合は 88だけ短くする。
つまり4尺(1212)で 釘止めしたいからだ

12mm合板ならば さほど問題ないかもしれないが9mmなので注意する。この作業が面倒だったが 今日は晴れで屋外作業ができる。
屋外なら切断粉塵に気にしないで ガンガンやれる



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フローリング板に「ネダボンド」を付けて  ”木で叩き込みながら”  貼っていく。
実を合体させる時 ハンマーなどで叩くと接触する実を損傷する。
手頃な木端で叩く方が 上手くいく

実(さね)下部」へフロアー釘を打ちこむ。面倒だが 下穴を開ける。
手先が不器用なので 釘の打ち損じを防ぐためだ。
下穴作業に 時間がかかり進捗遅れを生じる


フロアー釘をポンチで押し込む時は 曲がりを見ながら打つ方向を調整する
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充電ドライバーの左にあるのが ポンチ。本来は ドリル穴開け時に凹みを作り刃先を安定させる工具。


最初は集中して釘を打っていたが フッっと別の事などを考えてると 釘が曲がってしまう。
そんな時は「ネジザウルス」で「抜け防止」が付いたフロアー釘を抜く

それでも2か所くらいは うまく抜けずフロア表面を傷めてしまった。「抜けにくくしてる釘」を強引に抜く訳だから。
それくらいは素人だからと 得意の”まっイイか。シロイカ。シマメイカ”が出てしまう

9時過ぎくらいから始めて 17時半くらいに最後の2列になった。最後の列は「縦方向切断」なのだが 外は既に暗くなっている。
最後1列の幅を慎重に測って 切断する
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室内の柱部分が少し飛び出しており 6mmくらい幅が違う。
縦方向両側から 切断して少しずれた線を切っていく。細かな線は 鋸で調整する

天気予報とおりに 弱雨も降ってきた。犬走りは何とか 雨の直撃は受けていない。暗い中切り終えたが 暗さ故に?少し曲がったかも。
(イヤ 不器用のせい)

早速並べてみたが 少しキツくて入らない。鉋で削ってみたが 2段階になってる所が削れない。
仕方なくディスクグラインダーを取り出して 幅を調整した。
屋外は埃を気にせず思い切りやれるのは 楽だ

最後の2列を残したのは 考えがある。

1列だけにすると 敷居などが邪魔で「実(さね)」が 差し込めないと思ったからだ
(これも 大事ポイント!)

縦方向は「実(さね)」を 先に差し込んでおく。横は「八の字状」に持ち上げながら パタンと収めるイメージだ。
例えて言うと 幅広の「跳ね橋」を思い浮かべると解りやすいかもしれない

裏面にネダボンドを多めに塗り 八の字にセットする。
一人では「実(さね)」に差し込むのが難しいので 家族に端を挿し込んでもらった

何回かトライしたら 上手く挿し込めてパタンと収められた。最後の列の淵側と2列めの両側には 「ケーシング釘」をフローリング板上から打ち込んだ。
ケーシング釘は頭面が「塗装処理」されており 色に合わせて選べば釘頭が目立ち難い

一番最初の部分にも 「ケーシング釘」で固定して完了だ。この部分はボンドしか効いていないので 1尺(303)間隔で釘を打つ。
ボンドが劣化したときに 床を浮かせない工夫である
(これも 大事ポイント!)




完成後に歩いてみた。そんなには 強度不足は見当たらない。普通に使うだけなら 問題は無さそうだ。
しかし12mm厚の安定感には遠く及ばない
結構違うんだナ!


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道具などを横などに置いて 完成撮影する。不器用な割には そこそこのレベルになった。
まあ 数メートル離れた写真だから。


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翌日道具類の片付けと 掃除を行う。余った板や切り屑を片付けてると おかしな事に気付いた。
ほんの少し残っていた「新根太」の厚みが30ではないような気がする。
メージャーで測ると35ある。

やっぱりそうか!
全体が58で4あまるはずだったのに 足りないのは変だと思っていた

自分が測り損ねたと思って 合板を薄くしてしまったが 30なら問題なかったはずだ。
ホームセンターの表示は「30x60x3000」だったのに「35」だとは思わなかった

持ち帰った時に ”測れば良かった” が 普通表示が間違ってるとは 思わないモン
そこが 素人の浅はかさ!!
と言うことで完成はしたが 満足度が低いDIYになってしまった。
残念・・・・!。

今回の費用は 以下のとおり。

・フローリング材 36000円 
・根太材、合板、釘、ボンドなど 16000円 

合計52000円

丸鋸 11000円だったが これからのDIYに活かせる。
当初 壁貼りも一緒に計画していたが 寸法の件でショックを受けて 延期する事にした
(材料検討は ほぼ終えていたのだが・・・・)

今まで気付かなかった事も分かった。従来工法で建てた家は 「正長方形」になっていない。
つまり 建具や畳などで ”辻褄合わせ” をしている。
畳の表替えをすると 畳屋は元と同じ場所に戻す。別な場所には入らない構造(歪んでる)なのだ

四角形だと信じて 淵からフローリング板を貼って行くとダメだ。最後には 隙間が空いてしまうことになる。
最初に部屋の寸法を測り 基準線を決める。それと「並行になるように貼る」のが正しい。
我が家は ラッキーにも「建築時の基準線」を見つけたので 簡単だった

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