*************3日め*******************


<予定観光ポイント>

渋峠ホテル:渋峠は雲海・サンライズスポット。日本最高地点証明書(100円)

白糸ノ滝:天下の名瀑

山田峠 :草津白根山、横手山の絶景

旧碓氷峠見晴台: 標高1200の展望公園。浅間山、妙義連峰、南アルプス、八ヶ岳一望



<走るルート>

 ※ ガソリン注意!!

志賀草津道路:すぐに標高1500mを超え、渋峠で日本国道最高地点の標高2172m

嬬恋パノラマライン:嬬恋村の高原野菜畑の中を走る農道&村道。キャベツ畑の広がる景色
           (注:何か所も 分岐有り)

日本ロマンチック街道:ドイツ自然景観があり 詩人の作品が残るロマンに溢れる街道
           一部だけ走る




出発予定は 7時半にした。昨日のミスに懲りて 早く出よう。今日は 朝食が付かない。前日に朝食をコンビニで買っておいた。
部屋で朝食を済ませると 格段に早く準備できる

ドライブ雑誌で「走りたい道のNo1」に選出されてた「志賀草津道路(しがくさつ)」を走れるから 楽しみだ。
今日も 最高の天気である。
雨なら道が良くても 面白く無い

昨日の時間ロスを鑑み 朝のうちに高速道で時間を稼ぐ。最初の休憩ポイントを決めて スタートする。
快調に走ってると 私のカーナビは ジャンクション直進を表示する。
しかし 先頭のDAEG君が左折した

高速道で行くつもりが無く 調べてない。カーナビにより ルートが違うことは多いのだ。頭を切り替えて 追随する
もし 知ってたら 直進しただろう。
「昨日の私」と ” 逆パターン” になる。ルールを決めてるから 今回は安心だが・・・。


暫く走って 予定にないPAへ入る。バイク駐輪場には行かず 進入路線で停まった。
DAEG君が「間違えたので 戻る。インターチェンジが 遠かった」と言う。いつも適切な道案内で信頼してるから 直ぐに受け入れる


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暫く走って 長野県諏訪市「諏訪湖SA(すわこ)」に到着する。ここでは 休憩するつもりだ
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キャラ君と 湖を写しに行く。看板も見えず 「せっかく撮っても ここはどこ?と言われそう」と話す。
有名な「諏訪湖」とは 思わないだろうな?

次の休憩地を決めて スタートする。今度は上信越道「梓川SA(あずさがわ)」の予定だ
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梓川SAに着いて 一休み。高速道では 多めに休憩を取って 疲れを軽減するのは良い事だ
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障がい者用駐車場に ポルシェが停まってた。それには 高齢の男女が乗っている。女性は体格が良く 男性は ” 御疲れモード ” だった。
これが 意外な展開になるとは・・・。

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「スズキ キャラ」の近くで ベンツの高齢男性が「毛ばたき」で 車の埃を掃っている。
毛ばたきとは 20歳代に車を買うと「添付品」で付いてきた

現在は ”黒色” の乗用車も多い。若い頃の黒塗り車は「日産センチュリー」や「トヨタ クラウン」などの 高級車だけだった。
なので 黒はダサい(死語ですネ)という感覚を持ってた

高級車の ” 御付き” 運転手が 埃を掃う姿を 見かけたことはあった。近年は 見ることが無い。
懐かしいことを伝えると 「” 自動後退 ” でも 売ってるけどネ!」とのこと。
高齢の男女4人が 乗ってる。
久しぶりに見たので 声を掛けてしまった


長野県長野市「松代PA(まつしろ)」に寄る
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すると さっきのポルシェが居た。高齢男性は 爆睡してるようだ
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横を通り過ぎて トイレに行く。戻ると 同乗女性が キャラ君に声を掛けたそうだ。
AZ-1は イイですネ。私はマツダの設計で 働いてました」と 嬉しい言葉。
こんな偶然に会えるとは 思わないだろう。
「もちろん キャラだとは知ってた」は キャラ君の弁。


長野県中野市「信州中野IC(しんしゅうなかの)」で降りて 200番台後半国道を進む。
やっぱり 一般道は楽しい。
景色を見れる喜びもあるし カーブ先の景色が新鮮だ



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暫く走って 長野県下高井郡山ノ内町「道の駅:北信州やまのうち」に到着する。
ここからは 短時間で高度が高くなってくる
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今回は DAEG君が「高度計」を持参してるので 時々聞いて ” 驚く ” 。
高くなると温度が下がるので インナーを全部着る。
昨日2000mに登って 寒かったので事前対策だ


ここから 先頭を私が走る。景色が良いので 速度を落とし楽しむ
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バイクは視界が広く 見渡しやすい。ジェットヘルメットにして 良かった

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道路脇には 雪が残ってる。除雪で固まると 溶けにくい
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角度のある登り坂が 気持ち良い
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快適な山道を登ると 急激に温度が下がることが解る。「横手山スカイレータ(よこてやま) 」に着くと 壮大な景色が広がる
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バイクを停めようとしたが 右下がり斜面だ。そこには 止めれない。
前進して 方向を替え戻る時にコケそうになった
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立ちゴケするか キャラ君にぶつかるところだった。(方向転換後の左斜面)
軽いニイハン君なので 立て直せて良かった





横手山スカイレータは 長い距離の「屋外エスカレータ」かな? 
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DAEG君が「あれに乗って 横手山の頂上まで行けば 3百名山に登ったことになる」と言う。
スカイレータから 上に登るリフトも 動いてた。 
もちろん 乗・ら・な・い


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集合写真ポイントは ここ。



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残雪の上側に立って お道化た写真も撮る


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山々の名前を知らないので・・・。

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駐車場を少し登ると レストランがある。ここでも 集合写真を撮る。残雪が残る山々との 写真は来た甲斐があった

コンデジでパノラマ写真を撮ったが 回転不足だった。失敗だ!
ここは にもなっている。バイクを片斜面で停めるのは 危険が多い。
その点 ここは平面だ。もう少し 登れば良かった





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そこから 少し走ると「渋峠ホテル(しぶとうげ)」に着く
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このホテルは 群馬県長野県を挟んで建ってる。写真映えするんかな?
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「これより先には 食事する店が無い」とバイク2人組が 教えてくれた。
「少し先の横手山の方が メニューもイイですヨ」とも 聞く。
どうりで さっきのドライブインは 人が多かった

店内は 空いてる方が安全との考えもある。ここで ランチにすることになる
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100円で「国道最高地点到達証明書」を買う。今回ツーリング目的の 一つである
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5パターンある証明書から 選べる。一番オーソドックスなヤツを 選ぶ。DAEG君は 2枚買ってた(前の人が そうしたらしい)


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ホテル前には雪が残り スキーやスノーボード客がいる
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半袖で滑ってみるのも 楽しいかも? スキーが得意なDAEG君に勧めたが 反応無し
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店内は 人が居なかった。如何にも 山のホテルっぽい装飾で嫌いではない
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往時は 満員だったろう。現在はスキー客が 減ってしまった(コロナ禍前から)

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冬はアフタースキーで 盛り上がるんだろうか?昭和の人たちの 影が見えそう
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券売機で カレーライスにした。料理は 学校の給食イメージだった。
味は普通で 不満は少ない
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カツカレー2人 ビーフカレー1人は 証明書の写真に写ってる
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滑ってる人の前で 集合写真を撮る
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スキーヤーなどが10数人楽しんでるが 当然 滑・ら・な・い








スタートし「国道最高地点」で 停まるつもりだった。計画書には書いてあり 2日目に説明した
(No2ラスト 参照)
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が・・本日は 言ってなかった。先頭のDAEG君が 通り過ぎる(この地点)


クラクションで止めても良いが 走りだしたばっかりで諦めた。
そこからは 壮大な景色を楽しむルートでユックリ走る
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早く通り過ぎるなんて 勿体ない。2日目に聞いた「こんな景色は 山ほどある」の意味が解った
雑誌の「走りたい道No1」に選ばれてるほどの 絶景ルートである
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雪渓が5月末まであるのは 嬉しい。今までに 走りながら雪渓を見た事が無いから。

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少し下った所で DAEG君が駐車場に入る。特に看板などは 無かった
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車やバイクが 数台止まってる
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山の頂上付近が 噴火口に見える。
写真好きなキャラ君が 一眼レフで狙う。望遠レンズが無くて 不満のようだ。
コンデジで撮ってはみた。そこそこ イケてる

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このルートが 今回のツーリングで 1番の目玉だ。「1番の目玉の  ”1つ ”だ」とは 言わない。
なんで ”1番が 複数 ” あるんだヨ

英語の「one off  the most ~ 」を訳されたのを学校で聞いて 誰が間違えたんだろうと思ったものだ。
訳した文章では仕方ないとしても 日本語に書くのは どうなんかなあ?

流石にNo1に選ばれるほどの 気持ち良いルートだ。2000mを越える山の上を走ってるんだから 爽快は当然かもしれん。
DAEG君がユックリ走ってくれて 廻りの景色を満喫できる



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途中にある群馬・長野県境「草津白根山(くさつしらねさん)」の「湯釜」は 閉鎖されてた
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建物はあるが 「火山警報レベル1」で退避となったようだ




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下って行くと 「駐停車禁止の看板」がある。そこは ガスが噴き出して 硫黄の臭いが立ちこめたエリアだ。
ガスの影響では 無いと思う

道路が曲がっており 事故防止のためだと考えた。
道路は走りやすく 飛ばしてる人もいるだろう。カーブの先に停車すると 危険なのは容易に想像できる





先頭を替わり 下ってく。「日本ロマンチック街道」を 少し走る。道としては 良く分らなかった。
山道を先頭で走ってると 工事中で停まる。
その少し手前で 「カッツチャーン」と音がした。
何だろうと思ったが 思い付かない

バックミラーを見るとDAEG君が 何かを拾ってた。私が何かを落とした事に気付き 拾ってくれたようだ。
最後尾キャラ君によると「DAEG君が ”ジ~~と”見てたので 何だろうと思った」と言う

DAEG君は 「財布にしては 大きいな?」と感じたようだ。フェイクレザー製大型手帳サイズのバッグだった


DAEG君に手渡して貰ったら 「非常用工具袋」だった。シートバッグとザック間の隙間に挟んでた。
今まで落ちたことは 一度も無い。ズレたために 落下したんだろう

キャラ君に 「これで 3回目だヨ!」と 念を押される。
最後尾を走ってたら 全く気付かないだろう。その意味では ラッキーだった

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暫く走り 「道の駅:草津運動茶屋公園(くさつ)」に到着する
DAEG君が 「草津温泉湯畑(ゆばたけ)」の駐輪場を調べる。キャラ君は ヘルメット持参してた。
ここで バイクをタンデムにして行こうとの考えである

DAEG君の荷物を降ろし 車に積み込む。キャラ君はヘルメットを被り 乗る。高校生以来で 怖がってた。
後ろから見ると 慣れないことが解る乗り方だ。
1km強の道でも 恐怖だったかな?



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駐車場に着くと 車も停めれた。これなら 湯畑まで乗せて行けば良かったかも。
3人で歩いて湯畑に向かう


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ここは エセ観光のためであり そんなに興味は無い。(アリバイ残し)
当然 「湯もみ見学」など や・ら・な・い
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集合写真を 撮って戻る。道の駅内で何か買おうと思ったが 良さそうなものは見つからない


次は「嬬恋パノラマライン(つまごい)」を走ることになる。私が 先頭でスタートする。
入口が解りにくいので 「コンビニの先を右折」と調べておいた

少し走ると セ〇ンイ〇ブンが 見えた。これだなと思った矢先に 小さな看板があり右折する。
看板目当てで走ってたら 通り過ぎてしまっただろう




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この道は緩やかなカーブと直線が続き 北海道のような印象とのこと。最初は山が多いが 暫くすると高原が広がる。
そこで 大型機械を使って キャベツが植えられる

関東圏で消費されるキャベツの大部分を ここで生産してるようだ。
気持ちよく走ってると 急に2台が付いて来ない。Uターンして戻ってみるsinsyu59
DAEG君がカーナビに「嬬恋パノラマライン」をセットしてたので 中間地点で 案内ストップだったようだ。
トラブルではなく 安心する
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大型機械が走行してて パチリ。(北海道っぽい?)


少し走ると群馬県吾妻郡嬬恋村(あがつま つまごい)「愛妻の丘」があり 止まる。
集合写真を撮って 駐車場に戻る。
先に来ていた20歳代バイク乗りが 作業してる
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80cmくらいの棒の先に カメラをセットしてた。
何かを聞くと「360度撮影です。この黒い棒は ” 消えます ” 」と言う。

後に調べると「Insta360 ONE」と言うカメラのようだ。撮影最大時間を聞くと バッテリーによるが 2時間くらいだそうだ。
「混んでる道は駄目だけど ここならOKと思って・・」

どこまで 行くのかを聞く。
長野にいる 友達と会います」との返事。DAEG君は「長野までは 遠いヨ」と即答。
地理が得意なDAEG君は 検討つくけど 私は「ふ~ん!」だけ。








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駐車場にある 謎のマーク。星観察グループの ものかな?


ここで DAEG君に先頭を譲った。DAEG君は カーナビにホテルを入れてる。嬬恋パノラマラインは 案内板があるから大丈夫だと思った。
間違えても 十分走ったしと付け加える
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何本もの道を横切り 道は続いてる。嬬恋パノラマラインは 走りごたえのある道である。殆ど終点に近づくころ 大型トラック2台と乗用車に 追いついた。
そこから 軽井沢へ向かう道は登り坂だ


トラックの後方で ユックリ追随する。道は どんどん登って行く。そのうち トラックが居なくなり快調になった。
随分の高地に来たなと感じた頃に DAEG君が道路脇の広場に停まる

寒くて インナーを着るようだ。薄着の彼は Tシャツ一枚とジャケットで 1500m(高度計でチェック)まで来てる。
あっという間に 高くなるのを実感する

少し走ると 道は下ってく。そのあたりから 「北軽井沢」の表示が見える。DAEG君が 「ここは 偽物だから!」と言う。
それでも 道の両サイドには 別荘が建っている。
別荘の造形を横目で見ながら 下る

かなりの時間を下って 街中に出てきた。新軽井沢から旧軽井沢に入って行くと ホテルが見えた。
しかし DAEG君は通り過ぎてしまう。
カーナビに集中して ” 奥まった ” 低いホテルが 見えなかったのだろう
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私も背の高い建物と 勘違いしてた
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バイクの屋根付き駐輪場があり 停めて良いかを聞く。(赤い車の向こう)
高齢男性従業員は 「この前にマイクロバスが来るから 聞いてきます」と引っ込んだ

支配人らしき人が来て 裏の駐車場に案内される。今夜は雨が降らないから 大丈夫だろう

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荷物を解いてると 支配人らしき人がやってきた。「悠々自適ツーリングは 楽しいでしょう?」と聞く。
「働いてる時が イイですヨ。忙しい時に 暇を作って遊ぶ方が楽しいです」と答える

「妻はバイクで 私は車で楽しんでます」の続きに「娘がオーストラリア留学中で 行って一緒に走ろうと 思ってた。
でも コロナ禍で行けず。娘は もう帰ってしまいました」と 饒舌に話す

車の種類を聞くと「クライスラー ジープ」1997年製だと言う。「部品が生産中止で 集めるのに 苦労してます」と キャラ君を見る。
「この車は社外製品が多く出てるので 大丈夫」と答える

「私がリタイアしたら 妻と ” アメリカ横断ツーリング” に行きたいと思う」と計画を話し 目を輝かせる。
車好きな人たちは ” 共通言語 ” で盛り上がることが 簡単だ。
話しを聞きながら 荷物を降ろし チェックインに向かう


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別荘地らしい風景が 広がってる。立地条件は 良さそう


部屋は3階建ての 2階だった。広くて 調度品もシッカリしてる
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廊下もシックで 落ち着ける雰囲気だ
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翌日ホテルの歴史を聞いたら 「創業50年で 30年前に建て替えた」とのこと。
「バブル時期だから 石をふんだんに使ったり コンクリート量が多い」と説明される

続けて「今頃のホテルは ” ALCパネル ” で建ててるから 15年も持たん
(あくまでも 個人の感想です)
と やっぱり饒舌だった。
ALCパネルとは 珪石・セメント・発泡剤などから作る「軽量気泡コンクリート」のことだ





荷物を片づけて夕食に行く。近くで探すが 良さそうな店が見当たらない。少し探して 台湾料理店に入る
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こちらも人が少なく 新型コロナウィルスの危険がなさそうだ。
料理の量は多く 味もまあ良かったが 価格は高めだ。
観光地だから こんなもんだろう
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食事はダメな店が多かったので ”そこそこ”満足して店を出る。まだ明るいが 人は居ない
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ホテルに帰って 部屋に集まり定例反省会である。明日も天気が良さそうだが 所によっては雷雨予想だ。
明日は宿場町観光主体なので 雨なら先の予定をキャンセルしても良い