2018年12月19日

親世代とは大違い"首都圏名門私立"の凋落


首都圏の私立中高一貫校の「学校勢力図」が激変しつつある。中学受験塾代表の矢野耕平氏は「存亡の危機にあったような学校が、校名変更などで一流校になるケースが相次いでいる。凋落した名門校もあり、親世代のイメージで学校選びをしてはいけない」と警鐘を鳴らす。私立中の旧名門・新名門の実態とは――。



■かつての「不良学校」は、いまや一流の進学校


 数年前、タクシーに乗っていたときに60代くらいの運転手から職業を尋ねられた。「中学受験を専門にしている塾講師です」と返答すると、運転手は懐かしそうに話をした。

 「俺のいた学校だってずいぶん難しくなったって聞いたもんなあ。俺が在学していた当時は、近隣から『不良学校だ』って嫌われていたんだよね。ま、実際塀を乗り越えて学校を抜け出すヤツとか普通だったし、ロクデナシが集まっていたよ(笑)」

 ちょっと興味をそそられたわたしは、「どちらの学校ですか」と聞いてみた。「攻玉社だよ」と運転者は答えた。中学受験の世界で、現在、攻玉社(東京都・品川区)は難関校の一角に位置する男子進学校である。最近は東京大学にコンスタントに10数名~20数名の合格者を、早慶には約200名の合格者を輩出しつづけている。「四谷大塚結果80偏差値一覧」(2018年入試)では偏差値55(2回目入試は偏差値61)となっている。

 しかし、かつての攻玉社はいまの姿とは大きく異なっていたのである。



■30年で激変した「学校勢力図」とは

 「中学受験」は、以前は限られた子どもが挑む世界であった。しかし、いまの小学生の親世代は中学受験に対する心理的抵抗が少ないとわたしは考えている。

 それは一体なぜだろうか。

 1990年度前後に「中学受験ブーム」が到来した。この時期は、小・中学校の学習指導要領が改訂され、そこに盛り込まれた新学力観への賛否が渦巻いたり、大学入試センター試験が導入されたり、公立中学校でいわゆる「偏差値追放」(偏差値による進路指導や業者テストの禁止など)が起こったりした。揺れ動く公教育に対して不信感を抱いた結果、主として首都圏において私立中学入試に挑む子どもたちの数が激増した。

 当時、中学受験を経験した世代は、現時点で40歳前後である。つまり、いまの小学生の親世代である。自身も中学受験を選択したのであれば、当然わが子も同じルートで……と考える親が多くなるのは自然なことだろう。

 しかし、約30年前に親が受験をしたころの感覚で、いまの私立中高一貫校を評価しようとしてはいけない。なぜなら、この30年で首都圏の私立中高一貫校の「勢力図」は激変しているからだ。

 それは冒頭の「攻玉社」の例でも理解できるだろう。




■1985年度と2018年度「偏差値上位校」の顔ぶれ

 論より証拠……ということで、次の表を見てほしい。1985年度と2018年度の大手中学受験塾・四谷大塚作成の首都圏中学入試の偏差値上位校一覧である。

 各校の難易度の変化に驚かれたかもしれない。かつては名門校とされていた学校が凋落していたり、「聞いたこともない」学校が難関校として君臨していたりするように感じられるのではないか。



■近隣同士の男子進学校 巣鴨vs.本郷

 ここで、同じ東京・豊島区にある巣鴨と本郷という男子進学校を例に挙げてみよう。

 教育方針の一つに「文武両道」を掲げる本郷。今年、花園進出(全国高等学校ラグビーフットボール大会)を見事に決めたラグビー部をはじめ、陸上競技部、科学部、社会部などは全国レベルの実力を誇る。

 その本郷が進学校として頭角を現したのはいまから約20年前、入試回数をそれまでの2回から3回に変更したのがきっかけだ。そして、3回目入試を経て入学してきた生徒たちは当時の男子御三家(開成・麻布・武蔵)や早慶レベルの中学校に惜しくも手が届かなかった優秀層であった。

 この層が中心となって、本郷の学力レベルをぐんと押し上げ、結果として難関大学の合格実績伸長につながった。そして、その結果が評判を呼び、次第に本郷を第1志望校とする高学力層が集まり始めたのだ。

 興味深いのは、本郷の入試が狭き門になればなるほど、近隣にある男子進学校・巣鴨がレベルを落としていくという「負の相関」が見られたことだ。

 本郷は『四谷大塚主催「合不合判定テスト」偏差値一覧表(80%ライン)』の1995年度版によると、偏差値49、その23年後の2018年度版では偏差値62(両年度とも2月2日入試での比較)と劇的にレベルを伸ばしている。

 一方、巣鴨は1995年度の2月2日入試の偏差値が64だったのに対して、2018年度は54と10ポイントも下げている。



■巣鴨を受験していた層がどんどん本郷の受験へ


 ここから容易に推察できるのは、それまで巣鴨を受験していた層がどんどん本郷の受験へとシフトしてきたことだ。それは一体なぜか。

 巣鴨の人気が凋落したのは、徹底した管理教育が年々敬遠されるようになってしまったことが大きいといわれる。たとえば、正月早朝から道場でおこなう寒稽古、褌姿で実施される遠泳、そして校門での「一斉持ち込み検査」(携帯電話の持ち込みは禁止)など、ともすれば「時代錯誤」的なイメージを抱いた受験生や保護者が多かったのかもしれない。

 反面、本郷の校風は自由でのびやかなものである。教員たちと生徒たちの距離は近い。そして、授業は生徒たちに勉学を楽しませることで「自学自習」の精神を養っていきたいという思いに貫かれている。

 もちろん、偏差値だけで、巣鴨を論難するつもりは毛頭ない。実際、「入口」のレベルは下がったとはいえ、その管理型教育が実を結び、「出口」の大学合格実績は目を見張るものがある。言い方を変えれば、「お買い得」な学校ともいえるのだ。



■存亡の危機に瀕していた学校が大人気校になった実例

 一方、存亡の危機に瀕していた私立中高のなかには、大きく様変わりした事例もある。例えば「渋谷女子」「順心女子学園」「東横学園」「戸板」「日本橋女学館」といった女子校は、今ではすべてが共学となり、それぞれ校名を変え、「渋谷教育学園渋谷(東京・渋谷区)」「広尾学園(東京・港区)」「東京都市大学等々力(東京・世田谷区)」「三田国際学園(東京・世田谷区)」「開智日本橋(東京・中央区)」となった。

 5校は、校名を変える前の偏差値は30~40台だったが、いまは50~60台後半となっている。校名にあわせて教育内容を大胆に変えたことで、人気校へと変身を遂げたのだ。




     

■早慶上理ICU合格者 校名変更前1人→変更後94人


 その中の1校、東京都市大学等々力はもともと「東横学園」という女子校だった。学校関係者によると「他校に比べて進学校化などの改革が遅れていた」こともあり、東横学園は生徒募集に苦戦していた。とりわけ中学校にいたっては、2000年代に入ったころは、1学年2クラスを確保するのがやっとの状態だった。


 転機が訪れたのは2009年。母体の五島育英会(東急グループ)が系列の武蔵工業大学を「東京都市大学」に名称変更したときだ。東京都市大学等々力は校名だけでなく、これを機に共学化に舵を切るとともに、入試制度や中高一貫の教育内容にも抜本的な改革をおこなうなど、起死回生の策を講じたのである。


 その策は当たった。大学合格実績を見てみよう。2010年度の東横学園時代、卒業生58名に対し、現役合格の結果は、国公立大学2名、早慶上理ICU1名、G-MARCH4名だった。これが8年後の2018年度には、卒業生188名に対し、国公立大学43名、早慶上理ICU94名、G-MARCH180名の現役合格者を輩出している。


 2018年度の大学入試合格実績は文部科学省主導による「定員超過の厳格化」の影響があり、私立中高一貫校のほとんどが前年比で大学合格実績を落とした。そんな中で、この東京都市大学等々力は前年比で合格実績を大きく伸長させた数少ない学校のひとつなのだ。




■東京都市大等々力が前年比で合格実績を大きく伸長させた理由

 なぜ、東京都市大学等々力は飛躍できたのか。

 その原動力になったのは、「生徒たちの自学自習」を徹底させる教育方針にあるという。全学年の生徒に配布されるのは「TQ(Time Quest)ノート」。見開き2ページに1週間分の、部活や勉強時間などのタイムスケジュールを書き込んでいく。それを担任が随時チェックしていくという。これにより、生徒たちはタイムマネジメントの能力を育むことができる。

 また、東京都市大学等々力が目指しているのは「学校完結型」の学習システムである。たとえば、月曜日から金曜日は毎朝15分のテストを実施。採点結果を分析・管理し、その採点結果はその日の放課後までに生徒たちに伝えられる。芳しくない得点結果だった生徒には補習や再テストを徹底的におこなっている。塾に通わずとも、学校内で大学受験対策が完結できるのだ。

 こうした取り組みが評判を呼び、いまや押しも押されもせぬ人気校へとその姿を変えたのだ。



■変わる学校、変わらない学校 わが子の受験校選びで大切なこと


 学校とは「生き物」である。時代とともにその形は変わっていく。よって、繰り返すが、親が受験をしたころの感覚で、いまの私立中高一貫校を安易に評価してはならない。

 ただその一方で、ちょっとやそっとでは変化しない核となる部分が学校にはある。それは何年、何十年、何百年かけて培ってきた学校独自の文化や教育軸(教育理念・教育目標・建学の精神など)である。これからわが子の学校選びをする保護者の方々には、ぜひいろいろな学校の説明会などに直接足を運んでほしい。

 そこで耳を傾けるべきポイントはたった一つ。

 「中高6年間でどんな子どもたちに育てたいと学校側は考えているか」

 これだけである。わが子が多感な中高生活を過ごす上で、学校側がどのようなスタンスで教育をしていくか。高校を卒業するときのわが子の姿をイメージした際に、立派な人間像が思い描けるのであれば、その学校はわが子に「合った学校」と見なすことができるのだ。


 なお、これからわが子の中学受験を考えようとしている、もしくは学校選びをおこなおうとしている保護者向けに『旧名門校 VS 新名門校 今、本当に行くべき学校と受験の新常識がわかる! 』(SBクリエイティブ)を上梓した。昔から人気を維持しつづけている「旧名門校」、そして、近年めきめきと頭角を現している「新名門校」を紹介し、首都圏のみならず、各地方の「いまの学校勢力図」が俯瞰できるように仕上げている。ぜひ、参考にしていただきたい。


中学受験専門塾スタジオキャンパス代表 矢野 耕平


プレジデントオンライン から転載




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wakabanavi01 at 02:47|Permalink 中学受験 

2018年10月02日

全国高校「難関私立大学合格力」ランキング・ベスト10!1位はあの有名女子高【2019年入試版】


1人で複数の大学・学部の合格を得ることができるため、のべ合格者数しか把握できなかったこともあり、私立大学はこれまで合格力ランキングの対象としてこなかったが、『ダイヤモンド・セレクト2018年8月号 中高一貫校・高校大学合格力ランキング 2019年入試版』では今回初めて、「難関私立大学合格力」を算出した。ここ数年の大都市圏大規模私立大学に対する文部科学省の定員厳格化の影響が大きく、今回のランキングからも、その「猛威」を感じ取ることができる。

【11位~50位までのランキング表はこちら】

● 2019年度から入学者数は定員通りに 一段と減る合格者数の影響は

 今から3年前の7月、文部科学省の私学部長と日本私立学校振興・共済事業団の理事長の連名で、学校法人理事長宛てに「平成28年度以降の定員管理に係る私立大学等経常費補助金の取扱について(通知)」という文書が送られてきた。

 14年度、全国で4万5000人以上の入学定員超過が生じており、その8割が3大都市圏に集中、大・中規模大学(収容定員はそれぞれ8000人以上、4000人以上)に限るとその9割が3大都市圏に集まっているとした上で、19年度以降は入学定員充足率1倍超の入学者がいると学生経費相当額を減額するというものだった。

 これがいわゆる「定員厳格化」で、大規模大学はそれまで1.2倍まで許されていたものが、16年度1.17倍、17年度1.14倍、18年度1.1倍と絞られていった。その結果、私立各大学が合格者数の劇的な削減に踏み切った。

 地方創生の流れで始まった定員厳格化という暴風雨が、定員の1.2倍の学生を見込んで予算を組んできた大学の懐を直撃し、合格者の激減という刃物となって受験生の心に突き刺さっている。合格者のうち、入学してくる生徒の「歩留まり」がどのぐらいかは未体験の事態だけに、まずは合格者数を絞って、不足分は追加合格で補うかたちで、各大学は対応している。



● 人気私立大の合格実績伸張は 私立中高一貫校成長の原動力

 今回初めて、「難関私立大学合格力」を算出した。事前に予感はあったものの、上位には東京と神奈川の学校、それも私立の別学校がキラ星の如く連なっている。

 1人で複数の合格を得ることができるため、のべ合格者数により算出している。「国公立100大学」や次の「医学部合格力(こちらも国公立大に限定)」とは雰囲気が異なる。ベスト3は女子学院、頌栄女子学園、横浜共立学園と女子校が占め、100位までに16の私立女子中高一貫校が散らばっている。男子校は27校と多いが、3つの県立高校を除けばいずれも私立と国立の中高一貫校である。8割以上を首都圏が占めており、東高西低の傾向が明らかだ。

 その中には難関校と準難関校が混じっているが、早慶上理やMARCHと呼ばれる東京の私立大での合格実績の向上に勤しみ、人気を得てきた学校の名前が目に付く。

 上位10校はいずれも東京か神奈川にある。半分を女子の私立中高一貫校が占め、残りは私立男子中高一貫校が2校、共学校が3校(公立2校、私立1校)となっている。

 景気がいいと受験生は負担の少ない文系に流れ、「文高理低」現象が生じる。勢い、文系の定員が大きい私立に受験生は流れ込んでくる。18年入試は、予備校による進路指導がかなり難しかったと耳にする。国公立大の出願期限は1月末日、私立大学の合格発表は関関同立が2月10日前後、MARCHが15日前後というタイミングなので、合格が得られるかどうかは、国公立を第一志望とする受験生にとっても、実に切実な問題といえる。


ダイヤモンド・セレクト編集部


2018.10.2



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wakabanavi01 at 01:12|Permalink 大学受験 

2018年09月19日

偏差値40で中学受験すべきか 鍵は大学合格実績だけじゃない


首都圏ではいまや5人に1人が中学受験をする時代──。もちろん、子供に難関私立や国立、進学実績のいい公立の中高一貫校などを目指せる学力があればいいが、模擬試験の偏差値で遠く及ばない場合、それでも中堅以下の学校にランクを落として中学受験をさせるべきなのか。安田教育研究所の安田理氏がアドバイスする。

 
* * *


 7月、9月と模擬試験を受けたところ、わが子の取ってきた偏差値が40前後だった(Y偏差値と言われる四谷大塚、N偏差値と言われる日能研)。親御さんとしてはショックと同時に、このまま受験勉強を続けても伸びなかった場合にこのレベルの私立中学に進学させるか、迷われるケースが多い。お子さんがこうしたとき、どう考えたらいいのだろうか。


◆中学受験の偏差値は小学校のトップ層でも低く出る

 ご自分ないしわが子で中学受験を経験されていない一般の方は、学費のかからない公立中学があるのにわざわざ高い学費を払って中学受験をするというと、男子校の開成・麻布・武蔵、女子校の桜蔭、女子学院、雙葉といった「御三家」と呼ばれる進学校、早稲田系、慶應系などの有名私立大学付属校を目指しているのだろうと、想像される方が未だに少なくない。

 だが、そうした学校に進む子は全体からすればほんの一握りに過ぎない。圧倒的多数は、中学受験の偏差値表を見たことがない方は校名も知らないその他の学校に進む(もちろん70、60といった高偏差値を取る子もいる)。

 偏差値というと、真ん中の成績であれば「50」ということは誰もが知っている。しかし、あくまで偏差値というのはそのテストを受けた集団の中での相対的位置づけ。したがって高校受験のように中学校での成績が2や1ばかりの受験生もが受けるテストで出る偏差値と中学受験の偏差値はまるで違う。小学校の成績上位者であっても「40」を取ることはザラにある。このことをまず押さえておきたい。


◆受験に臨む姿勢、入試自体も多様化している

 難関進学校や有名私大付属校を考えている層はいまでも大手進学塾に小3の3学期から通って、国語・算数・理科・社会の4科を勉強している。

 一方、リーマンショック以降、進学塾に入塾する時期が遅くなったり、そもそも通わなかったりという受験層が増えてきている。また、以前だったら受験生活に入った段階で、お稽古事、スポーツクラブを辞めていたものが、小6でも続けさせるというご家庭もある。こうした「ゆるい受験」のしかたが広がってきているのが最近の傾向だ。

 私立中学側もそうした受験生の変化、大学入試の変化を受けて、これまでの2科、4科という入試科目から、英語入試、思考力テスト、表現力入試、総合型入試……とさまざまな入試を実施するようになっている。こうした入試はどちらかというと易しい学校で実施しているケースが多い。代表的なものをいくつか挙げてみよう。

・聖学院/思考力ものづくり
・女子聖学院/英語表現力、日本語表現力
・女子美術大学付属/自己表現入試
・桐朋女子/論理的思考力&発想力入試
・桜美林/総合学力評価
・かえつ有明/思考力入試




◆「大学合格実績」から多様な視点での学校選択へ

 リーマンショック以降減少していた受験者数も、2015年以降4年連続で増加している。大学入試改革・グローバル化時代への対応で、中高一貫教育が優れているので、わが子の将来を考えたときに私立中高一貫校に進学させておきたいと考える保護者が増えているのだ。

 ことに最近、「アクティブラーニング(能動学修)」「ICT(情報通信技術)教育」「探究」「グローバル教育」「サイエンス教育」「国際交流」など特色のあるプログラムを展開している学校が多く、わが子を伸ばしたい方向に合った学校を選ぶという傾向が見られる。


<アクティブラーニング>
・桐蔭学園/全校を挙げてアクティブラーニングに取り組む

<ICT教育>
・聖徳学園/授業のみならず、教員会議もペーパーレス。学校全体がICT化

<探究>
・トキワ松学園/時間割に「思考と表現」が組み込まれている

<グローバル教育>
・佼成学園/モンゴルなど多様な海外体験の機会が豊富
・神田女学園/第二外国語も学ぶ。神田外国語大学とも連携

<サイエンス教育>
・文京学院大学女子/文科省のSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の指定校


 偏差値「40」でも教育内容は高い学校以上のところはいくらでもある。また、このように学校ごとに教育内容に差異が生まれるにつれて、以前のような「偏差値が高い・低い」「大学合格実績が良好・不振」という学校選びから、わが子を伸ばしたい分野が得意な学校を探すという動向が見られるようになった。

 リビングで、模試の成績と偏差値表とをにらめっこする時代ではもはやなくなっている。わが子の資質、興味等をしっかり把握したうえで、自分の足で歩いて学校の中身をきちんとつかむことをお勧めしたい。





wakabanavi01 at 10:35|Permalink 中学受験 

2018年08月25日

中高一貫校の5付属中、1月19日に入試 京都府・市教委


京都府と京都市の両教育委員会は23日、公立中高一貫校の5付属中の2019年度入試を来年1月19日に実施し、合格発表は同23日に行うと発表した。


 募集定員は、京都府立洛北高付属中(京都市左京区)が府内全域から80人。府立の南陽高付属中(木津川市)と園部高付属中(南丹市)、福知山高付属中(福知山市)はいずれも京都市を除く府内全域から40人を募集する。京都市立西京高付属中(中京区)は市内全域から120人を募る。


 願書受け付けは府立4付属中が12月20~22日に郵送(消印有効)で、西京高付属中は同23~25日に郵送(同)か持参する。


京都新聞から転載  2018.8.23




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2018年08月01日

「習い事三昧・塾通い・私立受験」の末路


■「子供が望むなら」“教育費は聖域”と考える家庭

同世代の2人の子を持つ2組のご夫婦。将来の明暗を「教育費」が分けることがあります。

GOOD家夫妻は、小中高大と国公立出身。だから、子どもの進学についても私立は一切念頭にありません。自宅近くの公立中に通う中3の長男と中1の次男ともに補習塾のみ。とはいえ、首都圏の国公立大に現役で合格するとなると、それなりの準備は必要。大学受験のための塾代だけは、今から蓄えています。また子ども2人とも学資保険に入っており、18歳のときに200万円ずつ受け取れますので、大学4年間の授業料のかなりの部分をこれで賄えます。


一方のBAD家では、幼児期から複数の習い事。中1の長女を「校風がよくて安心だから」と、私立中高一貫校に進学させました。すると小4の長男も中学受験をしたいと言い出した。本来ならここで、長男には中学受験をあきらめさせるべきでした。なぜなら、B家は老後に備えた蓄えがゼロに等しかったのですから。

しかし、結局は長男にも受験塾へ通うことを許してしまいました。こうした家庭は、子どもの教育にかかる費用を“聖域”と考えていて、「子どもが望むなら」と、どんどんお金をかける傾向があります。

仮に何とかお金を工面して、長男も私立中高一貫校へ進学させたとしても、長女が大学に進学する頃、貯蓄が乏しいB夫妻の老後に対する不安は一気に高まるはず。夫が50代となり、役職定年や再雇用などで給与が大きく引き下げられる現実が目の前に迫って初めて、そこに気づくのです。

すると頼りたくなるのが貸与制の奨学金。しかし、月12万円ずつ借りると4年で約600万円。子どもたちにそんな大きな借金を背負わせていいものでしょうか。それに奨学金は、子どもの口座に振り込まれる点が曲者。子どもは自由に使えるお金と勘違いし、飲み代など交際費に使ったり、ひどいときは友達にごちそうしたり。特に私立校生は、周囲に裕福な家庭で育った友達が多いですから、そんな金銭感覚になりかねません。

十分な収入や貯蓄のない家庭の親御さんのなかには、「うちは給料を貰える防衛大学校に行かせる。奨学金なんて借りなくても大丈夫」と気軽におっしゃる方も。しかし防衛大は人気も偏差値も高いし、向き不向きもあります。誰もが選べる進路ではありません。

夫が65歳になったとき、G家は退職金を除いても2000万円近い貯蓄がある一方、B家は500万円にも遠く及ばないかもしれません。



2018.8.1

プレジデントオンライン から転載


   

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