2017年06月16日

東大合格 鉄緑会

“東大理III合格者”の約50%が通う“超エリート塾”の正体



大学受験を考える上で、中学や高校の学歴と同時に、「どこの塾に通ったのか」が重要な指標となっている。そんな中、東大理III合格者の約半数が通う塾があるという。ジャーナリストのおおたとしまさ氏が、その正体に迫る。

 

 

学歴よりも「塾歴」――中学受験の「ひとり勝ち」塾


 受験シーズンを終えるたびに、多くのメディアでは東京大学をはじめとした難関大学合格者数を比較した中学・高校の学歴特集が行われる。しかし実際は学歴よりも「受験生がどこの塾に通ったのか」という「塾歴」の現実が見えてくる。

 首都圏に住む、小学生の子を持つ親なら、「サピックス」の名前くらいは聞いたことがあるはずだ。中学受験のための進学塾として、日能研や四谷大塚を押しのけ、圧倒的な存在感がある。

 2016年開成中学校の定員300名に対し、サピックスからの合格者は251名。8割以上を占める。開成は396名の合格者を出しており、実際の占有率はこれより下がるが、それでも開成生の6割以上はサピックス出身ということだ。

 開成が定員より96名も多めの合格者を出すのは、主に筑駒(筑波大学附属駒場中学校)にも合格した受験生のうち、そちらに流れる人数を勘案してのことである。その筑駒においては、募集定員120名、合格者127名に対し、サピックスからの合格者は86名。筑駒生の3分の2以上がサピックス出身ということになる。

 ここまでくると、中学受験において最難関校を受験するつもりであれば、サピックス以外の選択肢がかすんでしまうのも無理はない。結果、ますます学力上位層がサピックスに集まる。まさに「ひとり勝ち」状態だ。

 

 

                 

 

東大理III合格者のほとんどが通う塾

 大学受験のなかで東大受験に特化した鉄緑会に通うのは、サピックスの中でも最上位クラスに在籍し最難関校に合格したような生徒ばかりだ。鉄緑会には指定校制度があり、それ以外の学校の生徒は入会選抜試験を受け、指定校の生徒たちと遜色のない学力があることを証明しないと入会できない。鉄緑会の指定校はたったの13校。開成、桜蔭、筑駒、麻布、駒東、海城、筑附、豊島岡、雙葉、白百合、女子学院、聖光、栄光と超名門進学校ばかり。2016年9月現在の鉄緑会ホームページによれば、開成生の約33%、桜蔭生の約44%、筑駒生の約54%が鉄緑会に通っている計算になる。

 鉄緑会の東京本校は東大および難関大学医学部を主なターゲットとしている。大阪校はさらに京都大学も含めている。

 東京本校の高3の生徒数は例年600名程度。同じく大阪校の生徒数は250名程度。東京本校と大阪校を合わせると、2016年春の東大への合格者は332名、京大への合格者は74名、国公立大学医学部への合格者は402名(東大理III54名、京大医学部33名を含む)になる。東京と大阪合わせて850名ほどいる生徒のうち、浪人生も合わせれば、721名が東大もしくは京大もしくは国公立大学医学部に合格している計算だ。さらに私大の最難関である慶應義塾大学医学部にも64名の合格者を出している。

 特に注目すべきは、東大理III(医学部)の定員における鉄緑会出身者の占有率だ。日本の受験ヒエラルキー最難関のなんと半分以上が鉄緑会の出身者で占められているのだ。理IIIに多くの合格者を出す学校といえば、灘、開成、筑駒、桜蔭が有名だが特に理III合格者だけを見ると、そのほとんどが鉄緑会出身であることが、過去のデータからわかっている。

 ごく一部の塾に受験システムそのものが完全に分析され攻略されている。もはや「受験工学」の確立と言っていい。

 

処理能力、耐久性――トップに君臨する条件とは


 某大手塾グループの広報担当の50代の男性は次のように指摘する。「昔は、どんな参考書や問題集を使って、どんな風に志望校対策をするのかを自分で考えたもの。どう段取りを組むかというところまでを含めて受験勉強だった。結果的に総合的な人間力を試すことになっていた。入試の結果には、単なる知識量や学力だけでなく、作戦力や実行力、そして執念までもが反映されていた。しかし今、子供たちは塾に与えられたものをひたすら消化するだけになっている。それが中学受験ならまだわかる。しかし大学受験までもがそうなってきている」。

 もともとの処理能力が高く、大量の課題に取り組み続ける耐久性があり、与えられた課題に対して疑いを抱かない能力があることが、現在の学歴ヒエラルキーのトップに君臨する条件だ。


「東大合格」の強迫観念にとらわれ、成績が落ちる子も……


 ただしそれだけ負荷は大きい。「鉄緑会は、もともと能力の高い子が東大理IIIに確実に合格するための塾であり、そのほかの学部を狙うならあそこまでやる必要はない」と、ある鉄緑会出身者は言う。

 また某進学校の教諭は次のように証言する。「ある生徒は鉄緑会と学校の勉強の両立に失敗し、どちらも成績が落ちた。もともと力がある子だったので、学校としては学校の勉強に専念することを奨めたが、学校よりも鉄緑会が大事だと本人は言った。結局学校も塾も辞めることになった」。鉄緑会にしがみついていないと東大に合格できなくなるという強迫観念にとらわれてしまったのだ。

 学力最上位層が集い、切磋琢磨し、現役の東大医学部生から直接受験指導を受ける場としての鉄緑会には、大きな存在意義がある。もともと地頭のいい生徒たちに有名進学校の環境が与えられるだけで「鬼に金棒」である。さらに鉄緑会に通えば「鬼に金棒にヘルメット」といった具合。盤石の大学受験となる。鉄緑会に通うことは、そもそも実力のある子供の「確実な合格」を「絶対の合格」に近づける保険のようなものだ。

 しかし、子供たちみんなが鉄緑会やサピックスに通う必要はない。塾がみな「ミニ鉄緑会」や「ミニサピックス」になってしまったらますます、「処理能力が高く、耐久性があり、疑いを抱かない能力をもつ子供」ばかりが優位な社会になってしまう。

 そんな状況へのアンチテーゼとして現在「大学入試改革」が検討されているわけだ。しかし結論だけ言えば、現在検討されている程度の小手先の改革では、鉄緑会に通うような学力最上位層の優位は変わらないだろう。

出典:文藝春秋オピニオン 2017年の論点100

おおたとしまさ(ジャーナリスト


2017.6.16


↓↓ 情報収集にご活用ください ↓↓

       人気ブログランキングへ        
 

中学受験情報・私立中学校情報満載! 『中学受験わかばナビ』

小学校受験ポータルサイト 『小学校受験新聞』

有名幼稚園情報が満載 『幼稚園受験.com』

子育て・育児情報は 『キッズライフなび』





wakabanavi01 at 08:00|Permalink大学受験 | 

2017年05月19日

悠仁さま 高校受験回避のために筑附中無試験進学の可能性


 この春にお茶の水女子大学附属小学校の5年生になられた悠仁さま(10才)。2年後に中学校に入学されるときは、すでに天皇陛下は生前退位されて“平成の次の世”だ。その時には、父親の秋篠宮さまが「皇位継承順位1位」、そして悠仁さまが「2位」となっているはずである。その時に向けて、準備は着々と進んでいる。

「昨年秋から悠仁さまは秋篠宮邸の庭で田んぼ作りを始められました。これは、昭和天皇が始められた皇居での稲作の流れを組む“帝王教育”の一環でしょう。この先、中学に入ったら、本格的に帝王学をスタートさせるはずです」(宮内庁関係者)

 しかし、その中学入学を巡って前代未聞の動きが教育関係者の間で波紋を広げている。

「4月、お茶の水小の6年生の保護者会で、学校側から『提携校進学』と呼ばれる新制度を設けることが発表されました。お茶の水小を卒業した若干名の生徒が、名門国立中である『筑波大学附属中』に進学できるということでした」(保護者の1人)

 120年以上の歴史を誇る筑波大附属中学校は「偏差値75」、2017年の受験倍率6.8倍という超難関校だ。約8割の生徒が進学する附属高校からは毎年、東大・京大に多数の合格者を輩出している。

「新制度を聞いて色めき立ったのは男子児童の保護者でした。というのも、お茶の水女子大附属は小学校、中学校は共学ですが、高校から女子校になります。女子は高校まで内部進学で進めますが、男子は進めないので、外部の高校を受験する必要があるんです。男子児童であれば、そのまま筑波中、筑波高に進めるならうれしいでしょうね」(前出・保護者の1人)

“どうせ高校で受験しなければならないのだから”と考え、お茶の水小の男子児童の約半数は中学受験に挑んで外部の中学校に進学する。その結果、お茶の水中のクラスの女子生徒数は男子の2.5倍と、女子が圧倒的に多い特殊な環境になる。

「女子が倍以上いるので、お茶の水中の男子は、優しいけれども大人しくて、少し線の細い生徒が目立ちます」(お茶の水関係者)

 中学受験するなら、小学4年生頃から塾に通うなどして受験の準備が必要だ。悠仁さまも昨春、小学4年生になった頃から中学受験の準備を始めたと報じられた。が、実際には難航していたようだ。

「立場上、悠仁さまを学習塾に通わせるわけにいかないので家庭教師をつけようとしました。ところが、“受験失敗は許されない”というプレッシャーで家庭教師のなり手が見つからず、受験準備が思うようには進まなかったようです」(秋篠宮家関係者)

 悠仁さまのお受験を回避できないか──。そのためにこれまでもさまざまな手立てが検討されてきた。まず持ち上がったのは、お茶の水附属高の「共学化」だ。

「高校を男女共学にすれば、悠仁さまの進学問題を解決するばかりか、優秀な男子生徒の流出を防ぐことができて一石二鳥との声が内部から挙がりました。しかし、『日本初の女子高という伝統を守るべきだ』というお茶の水OGの強い反対があり、結局この案は見送られました」(前出・お茶の水関係者)


 東京・文京区にあるお茶の水女子大学のすぐ隣に、「お茶の水女子大附属男子高校」を設立する案も取りざたされたが、いつの間にか立ち消えになった。そんな中で浮上したウルトラCが、今回の「提携校進学」だった。新制度のポイントは、「受験が必要ないこと」だと文科省関係者が指摘する。

「制度の詳細は固まっていませんが、双方の学校から若干名を募集して、生徒を交換する形が想定されています。その際、『入学志願者票』と『志願理由書』の2つの書類だけで審査されることになっています。いわゆる学力テストは不要で、選考は書類審査だけになると見られています」

 全国には偏差値75の超難関校めざして昼夜猛勉強をしている小学生もいる。その子や親が新制度を知れば、「受験なしで憧れの筑波中に入れるなんて…」とショックに違いない。新制度の情報と共に、教育関係者の間ではこんな噂が駆け巡っている。

「まずは“お試し期間”として悠仁さまの1学年上である2018年入学から創設して、悠仁さまが筑波中に進学したのち、1年くらいで制度が廃止になるのではと囁かれています」(別のお茶の水関係者)

「募集される“若干名”というのは、悠仁さまとその周囲のわずかなご学友なのではと囁かれています。学校生活をスムーズにするため、仲のよいご学友と一緒に筑波中に入学ということになるのではといわれているんです」(前出・保護者の1人)

 お茶の水女子大学事務総括課に尋ねると、「『提携校進学』は今の6年生から導入されます。昨年9月、お茶の水女子大と筑波大が大学間の連携協定を結んだので、附属校同士も連携しようというのが目的です。悠仁さまも来年、対象になるかもしれませんが、特定の生徒のための制度ではありません」と説明する。

 悠仁さまの「帝王教育」はどこへ向かうのだろうか。


※女性セブン2017年6月1日号



↓↓ 情報収集にご活用ください ↓↓

       人気ブログランキングへ        
 

中学受験情報・私立中学校情報満載! 『中学受験わかばナビ』

小学校受験ポータルサイト 『小学校受験新聞』

有名幼稚園情報が満載 『幼稚園受験.com』

子育て・育児情報は 『キッズライフなび』




wakabanavi01 at 09:56|Permalink

2017年04月27日

中学から第2外国語必修へ 都立小中高一貫校で計画


東京都教育委員会は27日、2022年度の開校を目指す都立の小中高一貫校で、中学校から第2外国語を必修とし、小学校でも希望者向けに課外授業を行う方針を決めた。文部科学省などによると、中学校で第2外国語を必修とする例は珍しいという。

 都教委によると、公立の小中高一貫校の開設は全国初の試み。国際的に活躍できる人材の育成などを目指しており、外国語教育に力を入れたい考えだ。

 都立小中高一貫校では、7年生(中1)から第2外国語として仏語、中国語、スペイン語などのうち一つを必修にする。都教委は学習指導要領に縛られない指導ができる国の教育課程特例校制度を使うことなどを検討している。1~6年生の段階でも、希望する児童には授業外で第2外国語に触れる機会を設ける。

 英語の授業も1年生から行い、6年生で英検3級(中学卒業程度)、卒業時に英検準1級(大学中級程度)水準の習得をめざす。

 大手学習塾の栄光ゼミナールによると、第2外国語学習には一部の私立中が取り組んでいるという。

 都教委は、都立立川国際中等教育学校(立川市)に付属小を新設して小中高一貫校とし、抽選と適性検査で入学者を選考する予定だ。
       

朝日新聞社



↓↓ 情報収集にご活用ください ↓↓

       人気ブログランキングへ        
 

中学受験情報・私立中学校情報満載! 『中学受験わかばナビ』

小学校受験ポータルサイト 『小学校受験新聞』

有名幼稚園情報が満載 『幼稚園受験.com』

子育て・育児情報は 『キッズライフなび』




wakabanavi01 at 23:06|Permalink公立 | 英語教育

2017年04月11日

桐蔭学園、男女共学に 高校と中等教育学校に再編


カナロコ by 神奈川新聞 4/11(火) 

 

 1964年に開校した伝統校の桐蔭学園(横浜市青葉区)が、中学や高校を再編し共学化することになった。「多様化する社会に生きる力を育むには、共学がより効果的」と同学園は話し、時代を見据えた変革であると強調している。

 桐蔭学園には高校と中学、さらに中高一貫教育を進める中等教育学校の3校がある。高校と中学では現在、それぞれ男子部と女子部が並立する別学の方式を取っている。一方、中等教育学校は男子生徒のみが学んでいる。

 計画では2018年4月、まず高校が共学校となる。現在、男子部、女子部で学んでいる生徒は別学のまま卒業を迎え、その後、高校は共学のみとなる。共学化に伴い、理数科・理数コースを「プログレスコース(難関国公立大学・医学部対応)」にするなどカリキュラムの再編も行う。

 一方、中学校は共学となる中等教育学校に一本化される。19年4月の新入生からスタート。その前年、18年春までは男女別に生徒を募集し、ここで入学した生徒は別学のまま高校卒業を迎える。こうして将来的に、高校と中等教育学校に集約されることになる。

 同学園は1981年の女子部開設以来、男女別学を維持してきた。とりわけ中学生では女子生徒の成長が早く、発達段階が異なるためその教育効果が認められてきた。

 「しかし多様性がますます進む中、社会の枠組みが大きく変わりつつあります。共学でこそ育める相互理解や協働性があるのです」と語るのは今月、同学園校長に就任した岡田直哉さん。同学園は今、対話を重視する課題解決型の教育に転換しつつある。「この探究の学びを進めるために共学のメリットは大きい」と話している。

 県私学振興課によると、県内には11の男子高校と25の女子高校がある。しかし2007年に比べると男子高1校、女子高5校がなくなり、20年春には横浜高校が男女共学となるなど、再編の波が加速している。



↓↓ 情報収集にご活用ください ↓↓

       人気ブログランキングへ        
 

中学受験情報・私立中学校情報満載! 『中学受験わかばナビ』

小学校受験ポータルサイト 『小学校受験新聞』

有名幼稚園情報が満載 『幼稚園受験.com』

子育て・育児情報は 『キッズライフなび』





wakabanavi01 at 13:06|Permalink中学受験 

2017年04月04日

文科省、スーパー・プロフェッショナル・ハイスクール10校指定


 文部科学省は4月3日、「スーパー・プロフェッショナル・ハイスクール(SPH)」の平成29年度新規採択校として、東京都立新宿山吹高校など10校を指定したと発表した。指定期間は3年間または5年間。

 スーパー・プロフェッショナル・ハイスクール(SPH)は、社会の第一線で活躍できる専門的職業人を育成するため、先進的な卓越した取組みを行う専門高校を指定して研究開発を行う事業。平成26年度から実施している。

 平成29年度は、全国から公立45校と私立3校の計48校の応募があり、新規指定校として北海道札幌啓北商業高校と東京都立新宿山吹高校、新潟県立新潟工業高校など公立高校10校が選ばれた。指定期間は平成29年度~31年度の3年間、または平成29年度~33年度の5年間。

 スーパー・プロフェッショナル・ハイスクールに指定された東京都立新宿山吹高校では、「Shinjuku Yamabuki2020 多様な未来に対応する情報技術者の育成」をテーマに、昼夜間定時制情報科における単位制・無学年制を生かした情報技術者育成プログラムを実施する。各校の研究開発課題名は文部科学省のWebサイトに掲載されている。

◆スーパー・プロフェッショナル・ハイスクール(SPH)平成29年度新規採択校
北海道札幌啓北商業高等学校
福島県立小高産業技術高等学校
東京都立新宿山吹高等学校
新潟県立加茂農林高等学校
新潟県立新潟工業高等学校
山梨県立甲府工業高等学校
三重県立相可高等学校
滋賀県立八幡商業高等学校
愛媛県立宇和島水産高等学校
宮崎県立高鍋農業高等学校


りせまむ から転載



↓↓ 情報収集にご活用ください ↓↓

       人気ブログランキングへ        
 

中学受験情報・私立中学校情報満載! 『中学受験わかばナビ』

小学校受験ポータルサイト 『小学校受験新聞』

有名幼稚園情報が満載 『幼稚園受験.com』

子育て・育児情報は 『キッズライフなび』




wakabanavi01 at 13:35|Permalink高校受験