2017年04月27日

中学から第2外国語必修へ 都立小中高一貫校で計画


東京都教育委員会は27日、2022年度の開校を目指す都立の小中高一貫校で、中学校から第2外国語を必修とし、小学校でも希望者向けに課外授業を行う方針を決めた。文部科学省などによると、中学校で第2外国語を必修とする例は珍しいという。

 都教委によると、公立の小中高一貫校の開設は全国初の試み。国際的に活躍できる人材の育成などを目指しており、外国語教育に力を入れたい考えだ。

 都立小中高一貫校では、7年生(中1)から第2外国語として仏語、中国語、スペイン語などのうち一つを必修にする。都教委は学習指導要領に縛られない指導ができる国の教育課程特例校制度を使うことなどを検討している。1~6年生の段階でも、希望する児童には授業外で第2外国語に触れる機会を設ける。

 英語の授業も1年生から行い、6年生で英検3級(中学卒業程度)、卒業時に英検準1級(大学中級程度)水準の習得をめざす。

 大手学習塾の栄光ゼミナールによると、第2外国語学習には一部の私立中が取り組んでいるという。

 都教委は、都立立川国際中等教育学校(立川市)に付属小を新設して小中高一貫校とし、抽選と適性検査で入学者を選考する予定だ。
       

朝日新聞社



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wakabanavi01 at 23:06|Permalink公立 | 英語教育

2017年04月11日

桐蔭学園、男女共学に 高校と中等教育学校に再編


カナロコ by 神奈川新聞 4/11(火) 

 

 1964年に開校した伝統校の桐蔭学園(横浜市青葉区)が、中学や高校を再編し共学化することになった。「多様化する社会に生きる力を育むには、共学がより効果的」と同学園は話し、時代を見据えた変革であると強調している。

 桐蔭学園には高校と中学、さらに中高一貫教育を進める中等教育学校の3校がある。高校と中学では現在、それぞれ男子部と女子部が並立する別学の方式を取っている。一方、中等教育学校は男子生徒のみが学んでいる。

 計画では2018年4月、まず高校が共学校となる。現在、男子部、女子部で学んでいる生徒は別学のまま卒業を迎え、その後、高校は共学のみとなる。共学化に伴い、理数科・理数コースを「プログレスコース(難関国公立大学・医学部対応)」にするなどカリキュラムの再編も行う。

 一方、中学校は共学となる中等教育学校に一本化される。19年4月の新入生からスタート。その前年、18年春までは男女別に生徒を募集し、ここで入学した生徒は別学のまま高校卒業を迎える。こうして将来的に、高校と中等教育学校に集約されることになる。

 同学園は1981年の女子部開設以来、男女別学を維持してきた。とりわけ中学生では女子生徒の成長が早く、発達段階が異なるためその教育効果が認められてきた。

 「しかし多様性がますます進む中、社会の枠組みが大きく変わりつつあります。共学でこそ育める相互理解や協働性があるのです」と語るのは今月、同学園校長に就任した岡田直哉さん。同学園は今、対話を重視する課題解決型の教育に転換しつつある。「この探究の学びを進めるために共学のメリットは大きい」と話している。

 県私学振興課によると、県内には11の男子高校と25の女子高校がある。しかし2007年に比べると男子高1校、女子高5校がなくなり、20年春には横浜高校が男女共学となるなど、再編の波が加速している。



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2017年04月04日

文科省、スーパー・プロフェッショナル・ハイスクール10校指定


 文部科学省は4月3日、「スーパー・プロフェッショナル・ハイスクール(SPH)」の平成29年度新規採択校として、東京都立新宿山吹高校など10校を指定したと発表した。指定期間は3年間または5年間。

 スーパー・プロフェッショナル・ハイスクール(SPH)は、社会の第一線で活躍できる専門的職業人を育成するため、先進的な卓越した取組みを行う専門高校を指定して研究開発を行う事業。平成26年度から実施している。

 平成29年度は、全国から公立45校と私立3校の計48校の応募があり、新規指定校として北海道札幌啓北商業高校と東京都立新宿山吹高校、新潟県立新潟工業高校など公立高校10校が選ばれた。指定期間は平成29年度~31年度の3年間、または平成29年度~33年度の5年間。

 スーパー・プロフェッショナル・ハイスクールに指定された東京都立新宿山吹高校では、「Shinjuku Yamabuki2020 多様な未来に対応する情報技術者の育成」をテーマに、昼夜間定時制情報科における単位制・無学年制を生かした情報技術者育成プログラムを実施する。各校の研究開発課題名は文部科学省のWebサイトに掲載されている。

◆スーパー・プロフェッショナル・ハイスクール(SPH)平成29年度新規採択校
北海道札幌啓北商業高等学校
福島県立小高産業技術高等学校
東京都立新宿山吹高等学校
新潟県立加茂農林高等学校
新潟県立新潟工業高等学校
山梨県立甲府工業高等学校
三重県立相可高等学校
滋賀県立八幡商業高等学校
愛媛県立宇和島水産高等学校
宮崎県立高鍋農業高等学校


りせまむ から転載



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wakabanavi01 at 13:35|Permalink高校受験 

2017年03月27日

「あえて大学付属校」という賢い選択〈AERA〉


大学付属校が人気だ。入試改革の混乱を避けるため、とも言われるが、実際は改革を先取りしたリベラルアーツ教育が支持されているという。その真価は、進学校が受験シフトに入る高2以降に発揮される。

*  *  *
 いわゆる早慶MARCHの主な付属校のうち、首都圏にある中学の過去3年の入試倍率をまとめたデータによると、年によって変動はあるが、ほとんどの学校は3倍を超え、右肩上がりになっている学校も少なくない。人気の背景について、四谷大塚情報本部の岩崎隆義・本部長はこう指摘する。

「大学がエスカレーターでついているからとか、新テストに不透明感があるから、といった短絡的な理由で選んでいるのは少数派。それよりも、大学入試改革の理念を先取りした教育に価値を見いだしているご家庭が、付属校を選んでいるのです」



●リベラルアーツの成果

 系列の大学に付属の高校からどのくらいの割合で進学するか、いわば「エスカレーター度合い」をまとめた。一口に「付属」と言っても、学校によってかなり差があることがわかった。例えば慶應の付属校はいずれも100%に近いのに対し、早稲田の付属校の中には5割を切る早稲田高等学校のように、進学校の側面を併せ持つ学校もある。一方、MARCH系では内部進学率が早慶より若干低めの7~8割が多い。しかし前出の岩崎さんは、これはエスカレーター式のほころびではなく、リベラルアーツ教育の「成果」と見る。

「付属校ではペーパーテスト的な勉強だけじゃなく、様々な体験や探究型学習が盛んです。その中で『医師になりたい』『デザイナーになりたい』といった明確な目標が見つかる子も出てくる。付属校というと大学は決まったと思われがちですが、内部進学の資格を保持しつつ、他大受験もできる。選択肢は逆に広がるのです」(岩崎さん)

 付属校の多くが従来取り組んできたリベラルアーツ教育は、他の私立の中高一貫校でも「21世紀型教育」として今、盛んに取り入れられている。ただ、進学校と付属校の最大の違いは高校2年以降のカリキュラムにある。進学校が受験モードにシフトする中、付属校はさらに探究を深めたり、大学への接続を意識した授業をしたりできるのだ。

「我が国の国家インテリジェンスの在り方」「武田泰淳の感性的滅亡体験論」「翼の失速現象の解明と自作風洞によるビジュアル化」「小型節足動物が材質の異なる壁を登る能力について」……。早稲田大学高等学院の論文・作品集をめくると、高校生とは思えない高度な論考に目を奪われる。それが可能なのは、高2からの十分な「助走」があるからだ。



●1万2千字の卒論

 まず総合学習の時間を使って課題を設定し、仮説、論証、プレゼンというプロセスを体験する。さらに、通常の授業でも大学で自分は何を学びたいかをイメージしながら、選択科目を取っていく。大学準備講座として「ビジネス入門」「理工線形代数」などを、大学の学部生に交じって学ぶこともできる。また「法学特論」「経済学・政治学特論」などは大学教員による授業もある。

 そうしたベースのもとに生徒は各自のテーマを決めて、1万2千字程度の卒論に取り組む。約50人の教員が1人当たり10人の生徒を受け持ち、ゼミ形式で指導。研究活動に費用が必要な研究テーマでは「研究計画書」を提出し、認められれば、同窓会からの研究奨励金のサポートも受けられる。


「高校生には、大学生のように『所属する研究室のテーマに合わせないといけない』といった制約がないので、純粋に自分の興味を追求しています。弓道部の生徒がなぜ矢が安定しないのかを科学的に検証するなど、ユニークなものも多く『世界初』の研究になっていることも少なくありません」(同校の小川慎二郎教諭)

 第2外国語についても、同校ではドイツ語、フランス語、ロシア語、中国語のいずれかを必修とし3年間みっちり学ぶ。受験を気にせずに済む付属校だからこそ、大学に入る段階でそれだけの「貯金」ができるのだ。

 一方、「多文化共生」を軸としたリベラルアーツ教育に力を入れるのは、青山学院高等部。東ティモールでのフィールドワークを通して、経済格差やフェアトレードについて学んだり、青山学院大学への留学生と移民やLGBTなどについて議論するなど多彩なプログラムがある。その集大成として高2後半から高3にかけて「共生」をテーマに論文も書く。

 通常の授業の英語も、世界を知り、コミュニケーションするためのツールという位置づけで、穴埋め式のドリルや英文和訳などに割く時間は一切ない。高2で“Discussion in Heaven”と題して、ケネディ大統領やマザー・テレサ、坂本龍馬など著名人の中で誰か一人を蘇らせるとしたら誰にするかを議論したり、高3では、アメリカのノンフィクション作品を半年かけて読み込み、最終的に「赦しとは」「生きるとは」「結婚とは」「年を重ねるとは」といったテーマで30分のプレゼンをしたりする。

「一貫教育という環境の中で、一歩先の学問、面白い勉強に出合ってもらいたい」

 同校の藤井徹也教諭は、カリキュラムの狙いをそう話す。

 大学入試が目指す脱ペーパーテスト、高大接続に付属校は先んじて取り組んできたが、その徹底具合は、当然のことながら、一律ではない。『大学付属校という選択』の著者、おおたとしまささんはこう指摘する。

「大学受験に縛られない本質的な学び、と言いながら難関大学進学コースを作ったり、外部の模試を受けさせたりする学校もある。そうであれば進学校と大差はなくなってしまう」

●ミス恐れずチャレンジ

 その観点でおおたさんが注目するのは、内部推薦の審査基準だ。公表していない学校が多い中、例えば立教池袋高校は「定期試験や提出物など成績の比重は55%、高2、3年で取り組む卒業論文は20%、25%は自己推薦」と明確にしている。自己推薦は部活や生徒会活動、趣味やボランティア等の課外活動など七つの項目の中で最大三つを選んで、自分が頑張ってきたことをアピールするものだ。

 おおたさんは言う。

「親御さんには、楽して大学に行けて、世間に通用する学歴を手に入れるといった理由で付属校を選択するのはお勧めしません。付属校の本来の価値はそんなせこいものではないはず。受験がないからこそミスを恐れず、様々なことにチャレンジできる体制になっているか。その結果としてのいろいろな個性をきちんと評価しているか。そこに注目してほしい」

※学校によって「付属校」ではなく「附属校」「系属校」「一貫教育校」などとしている場合もありますが、本稿は個別校名以外は「付属校」としています。

(編集部・石臥薫子)

※AERA 2017年3月27日号



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2017年03月23日

八戸工大二高に併設型中学 18年度開校目指す


 学校法人八戸工業大学(柳谷利通理事長)は22日、2018年度を目標に八戸工大二高に併設型中学の開校を目指す方針を明らかにした。実現すれば10年度の八戸聖ウルスラ学院以来、青森県内7校目の中高一貫校となる。6年間を見通した教育課程による学習の先取りや、授業時間数を公立の約1・5倍に増やすなど進学を重視。少子化が進み県内の高校が定員確保に苦しむ中、特色を打ち出し、生き残りを模索する。

 県内で中高一貫に取り組むのは、同一の設置主体による「併設型」がウルスラや青森山田、青森明の星、弘前学院聖愛の私立4校と県立三本木の県立1校、設置主体の異なる「連携型」が町立田子中・県立田子高の1校となっている。

 工大二高付属中(仮称)の1学年の定員は2学級の計60人を想定。校舎は工大二高と共用し、6年間継続した教育を実践する。土曜日に隔週で授業を行うなどして国語、数学、英語を中心に授業時間数を大幅に確保する。高校入試の負担がないため、中学から高校の勉強を始め、高校2年までに高校の学習内容を終えることも可能。高校3年の大切な時期を大学受験の勉強に充てられる。

 法人の教育資源も有効活用し、隣接する八工大の教授陣による講義や実習も設けるという。

 中学入試は年2回(11~12月、翌年1月)の予定で、国語、算数、社会・理科融合問題の3科目と面接を課す方針だ。今週中にも学校設置計画書を県へ提出し、県私立学校審議会などを経て決定する見込み。順調なら今夏にも学校説明会を始め、冬には最初の試験を実施する。

 併設中学の開校は少子化への強い危機感が背景にある。工大二高では1学年の生徒が240人前後だが、中学卒業者が大幅に減る18年度以降には200人を切る試算という。

 加えて私立は、公立の受け皿となる構図にも苦しむ。法人事務局の赤坂寿教育指導監は「工大二高は県立高の倍率に左右されてきた。影響を受けないようにするには自ら育てるのが近道」と開校の狙いを話す。

 ただ、先行する私立では中学の生徒数確保に苦慮する姿も見られる。「大げさかもしれないが、このままだとじり貧で存在は薄れる。人数が少なくても一人一人を大事にして伸ばす。そこに存続を懸ける」と厳しい環境に立ち向かう必要性を強調する。


2017.3.23
デーリー東北新聞社



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