2010年11月

2010年11月20日

私立中も「全入」時代 受験者確保へ続々共学化

首都圏や関西圏にある私立中学の男子校、女子校が次々と共学に衣替えしている。景気悪化の影響などで受験熱にかげりが見えたことに加え、公立の中高一貫校の台頭もあって、志願者数が減り私立中も大学と同様に「全入」状態になってきたからだ。上位校以外の学校では定員割れも続出しており、受験者の確保に必死だ。

 
11月3日実施された首都圏3大模試の一つ「首都圏模試センター統一模試」。この日の受験者は約1万6千人で、昨年同時期より3.7%(614人)減った。他の大手進学塾の模試の動きも勘案し、関係者の間では「来春の中学受験に挑戦する児童は今春よりも3~4%減る」との見方が強い。

 
同センターの推計では、首都圏の私立中全体の定員を受験者数で割った「合格率」が、2008年は89.1%だったが、10年には98.4%に。学校を選ばなければどこかに入れる時代に入った。

 
樋口義人社長は「受験生の減少は、景気の悪化に加え、進学実績で復権してきた公立高校や人気の公立中高一貫校に流れている影響だ。中堅・下位校は定員割れが増えており、今後は合併や有力大グループ入りなどが増えていくだろう」と話す。

 
1999年度、全国625の私立中のうち男子校は115校、女子校は250校だった。それが09年度には全体の学校数が724校と100校近く増えたのに、男子校は21校減の94校、女子校は34校減の216校。10年前に全体の約41%だった共学校が約57%に増えた。

 
一部を共学化した東京都市大等々力(東京都世田谷区)は、女子校だった昨春は定員割れした。だが、今春は60人の定員で新設した共学部を約1千人が受験。二瓶克文教頭は「高い競争率を乗り越えた優秀な生徒を集めることができた。共学化しただけでなく、徹底した学習支援などを採り入れた教育方針が広く受け入れられた」と話す。

 
創立から80年間女子校だった貞静学園(東京都文京区)は来春、男子を受け入れる。高橋忠良校長は「元女子校の特徴を生かし、男女共同参画社会の流れに合わせたい。男子にも茶道や華道を勉強してもらう。募集の対象が2倍になるので、経営の安定につなげる狙いもある」と語る。

 
男子校の上宮(大阪市)も来春、高校とともに共学化する。今年の入試説明会の参加者は中学は昨年より5割増、高校は3倍に増えた。高校の田中裕史教頭は「女子だけでなく、男子校は嫌だと思っていた男子も来てくれているようだ」と手応えを感じている。

2010.11.18  asahi.comより転載)

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2010年11月11日

[54.4%]過去最高、大学・短大の現役進学

文部科学省の学校基本調査によると、今春、高校を卒業した107万人のうち、大学・短大に現役進学した生徒は7年連続で増加し、過去最高の54.4%に達した。


 専門学校には15.8%が進学。一方で、就職した生徒は15.8%にとどまり、30年前に比べて半減した。

 
大学進学率が上昇する背景には、少子化が進む一方で、新しい大学や学部が開設されているため、以前に比べて入試に合格しやすくなっていることがある。

 
それに加え、就職難が、進学率を高める要因の一つになっているという。家計の状況が許せば、「大卒の肩書を得てから就活したほうが有利」と、子どもに大学進学を勧める親も少なくないからだ。特に、医療・福祉系の学部は、大卒と国家資格の両方の取得を目指せるため、人気がある。

 
しかし、景気は混迷を続け、大学生の就職戦線も厳しい。「大学に行けば何とかなる」という思い違いは、まず親自身が正したほうがいい。


2010.11.10  読売新聞より転載)

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2010年11月09日

小中助成10億円削減し高校無償化拡大へ…大阪

大阪府の橋下徹知事は、来年度の私学助成について、小中学校に支出している運営補助金(経常費補助)を約10億円削減し、対象世帯を拡大する私立高校の授業料無償化に充てる方針を固めた。


 財政難の府は2008年度から、小中学校で補助金を07年度比各25%削減しているが、小学校で07年度比50%、中学校で35%までカットする。


 ほとんどの私立小はすでに入試を終えており、学校関係者は「新入生の保護者に今さら授業料を値上げするとは言えない」と困惑している。


 府は来年度、私立高校の授業料無償化世帯を年収350万円未満から同610万円未満まで広げ、610万~800万円未満への助成も手厚くする方針。


 実現には約40億円が必要だが、府内の私立小17校(児童数7695人)と私立中65校(生徒数2万4624人)に支出している補助金約63億5000万円を、来年度は約10億円削減するとともに、府職員の人件費カットなどで賄うという。


 08年度の25%削減により、府の児童生徒1人あたりの補助額は、小学校(今年度17万6000円)、中学校(同20万5000円)ともに全国最低となっている。来年度の1人あたりの補助額を今年度実績から試算すると、小学校11万7000円、中学校17万8000円となる。


 運営補助金は学校運営費の3割を占め、助成が削減された08年度以降、多くの私立小中が授業料を値上げした。府私立小学校連合会の津田克彦会長は「不況で保護者の経済的負担は増えており、再値上げは難しい。いじめや不登校で私立小に通わざるを得ない子もいるのに、知事は私立小を切り捨てようとしている」と反発している。


2010.11.9  読売新聞より転載)

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2010年11月05日

4年生からスタートして総額240万円。 中学受験は家族全員参加の“団体戦”!(DIAMOND online)

中学受験はいわゆるピアノや水泳などの習い事の延長線上にあるのではなく、全く別ものと考えたほうがいい。子どもの将来を左右することでもあり、家族全員で取り組まねば成功はおぼつかない。中学受験は子ども一人が頑張る個人戦ではなく、家族全体で合格を目指す“団体戦”なのだ。ある意味、家族力が問われ、家族それぞれが役割を分担し、負担することが求められるといっていいだろう。

 負担といってもいろいろあるが、その中で最も大きいのが経済的負担だ。中学受験を目指し、一般的な小学校4年生から塾に通うとなると、受験までおよそ240万円かかると言われている。なぜ、塾に通うのが4年生からなのかというと、大手塾で4年生から中学受験コースが始まるからだ。

 大手塾では先取り教育を行っている。小学校での課程を5年生の終わりまでか、遅くとも6年生の1学期までに終える。そのため、4年生から学び始めたほうが、スムーズに先取り学習ができるからだ。小学校の課程が終わったら、これまでの復習と入試対策や志望校別対策の授業が行われるのが一般的だ。

 学年が上がるにつれ、塾の費用もかさむことを覚悟しなくてはならない。4年生で月4万円程度かかる。240万円は4年生から塾に通う時の負担だが、塾に通い始めるのを5年生、6年生からにしても難関中に合格した人はたくさんいるから、家計の状況と子どもの適性で考えればいいだろう。

塾、講習、模試、家庭教師…
出費に備えてあらかじめ計画を

 毎月の出費の他に夏期講習、冬期講習、そして模試の代金が必要になる。6年生の秋ともなれば、模試を毎月受けるのが当たり前になる。大手塾だと塾内テストがあるが、やはり多くの人が受ける模試を受けておかないと、全体の中での子どもの実力が分からない。さらに、塾ではない会場での模試を受けることで、入試に近い雰囲気を体験することができ、中学受験本番の時にプラスになる。


 240万円に入っていない出費もたくさんある。塾での先取り教育についていけなかったり、成績が伸びなかったりした時には、もうひとつの塾に通うことも考えられる。そうなると塾代はさらにかさむ。塾の学習についていけないのだから、分からないことをじっくり教えてくれる個人指導の塾を選ぶ場合がほとんどだ。家庭教師に勉強を見てもらう方法もあるが、親が教えられれば、それに越したことはない。さらに、入試直前ともなれば、志望校別の対策講座などを受講するケースも出てくる。

 こういった経済面の負担については、あらかじめ資金計画を立ててをおくことが大切だ。資金が厳しい時には、子どもの祖父母に支援してもらう家庭も多いようだ。

塾や模試への送迎に説明会参加
ハード面での負担も大きい

 負担は経済的な面だけではない。ハード面の負担も大きい。まずは子どもの塾への送り迎え。夜遅くなることもあり、親が塾や最寄り駅まで迎えに行くことになる。また、塾によっては授業が長く、お弁当を用意しなくてはならない場合もある。

 この他、学校説明会への参加がある。本命の志望校だけでなく、受験する可能性のある学校もできるだけ見に行ったほうがいい。開成や桜蔭などのように、秋にしか説明会を開催しないところもあるが、ほとんどの学校では6月から開催している。子どもが通うかもしれない学校なのだから、参加には自然に力が入る。

 オープンスクールといって、子どもと一緒に出かけ、子どもは模擬授業や部活動を体験し、親は学校の説明を聞くプログラムもある。説明会に参加できなければ、文化祭などの学校行事を見に行くのもいい。交通費も時間もかかるが、これらは負担というよりは、むしろ各校の違いを体感し、楽しみながら見て回る気持ちで出かけたい。

 模試の受験も負担は大きい。日曜、祝日に、塾の教室ではなく別会場での受験になる場合がある。これにも送り迎えが必要だ。ただ、会場模試は私立中で開催されることが多く、待ち時間の間に会場となる学校の説明を受けるオマケもある。

 これだけの大きな負担だけに、父親、母親で分業せねばならない。



塾に通っていても家での復習は必須
両親の管理・サポートが不可欠に

 特に家での勉強は両親の手助けが重要になってくる。塾に通っていて子どもは勉強した気になっていても、それでは身についていないことも多い。家でしっかり復習しないことには学んだことが自分のものになっていかない。

 放っておいても勉強する子は本人に任せておけばいいが、それでは心もとない場合は、親が勉強の面倒を見なければ無駄になる。たいていの場合、「まずは算数をやりなさい」「終わったら次に国語のプリント」などと、勉強の進度を親が管理することが求められる。塾によっては大量の宿題を出し、親がその管理を求める塾もある。これは入塾前の説明会でわかるし、聞くこともできるので確認しておきたい。

 ただ、あまり子どもに「あれやりなさい」「これやりなさい」と言い過ぎると、自然と子どもは「次、何をやればいいの」と受け身の学習になり、親への依存心がついてしまう。これは大きなマイナスだ。中学受験に限ったことではないが、自主性を涵養することも大事だ。例えば、勉強の計画を子どもに立てさせ、自分で積極的に勉強するように導いていくことなどは、親だからこそできる教育である。

子ども次第で親にフラストレーションも
精神的な負担も意外に大きい

 この学習の手助けは、時間だけではなく、親の精神的な負担も大きい。できる子なら別だが、多くの場合、いろいろな問題を解かせていくうち、「どうして、こんな簡単な計算を間違えるの」「この漢字はこの間、練習したばかりじゃない」と叱る場面が多くなってくる。あまり勉強しない子どもには「勉強しなさい」を連発することになり、親のフラストレーションは溜まる一方だ。さらに模試が返送されてきた時に、成績が良くなかった場合など爆発してしまうことも珍しくない。

 じつに無理のないところだが、叱ったところで子どもの成績が伸びるわけではない。現実を冷静に受け止め、言いたいことをぐっと飲み込み、次回、頑張る気持ちにさせるようにしたほうがいい。子どもだって間違いたくて間違えているわけじゃなく、親以上に情けなく思っている。勉強ができないこと、成績が伸びないことを親よりも負担に感じている。


「今度は頑張ろう」と励まし、模試のできなかったところを解き直しさせたほうが効果は上がる。せめて、どちらかが叱り、どちらかが励ますように役割分担したほうが、子どもの負担を軽くしてあげられ、実力を発揮できるようになるはずだ。

 また、家での学習環境にも気を配りたい。自室で勉強するのがはかどる場合には、家族は静かにしていなければならない。兄弟にも協力させることになる。特に6年生の秋ともなれば、受験勉強も追い込み時期。この時は子どももナーバスになり、気遣いもひとしおだ。

 以前、居間で勉強する子のほうが成績が伸びるとの報道があったように、居間で普通に会話があり、ざわついた中で勉強したほうがはかどる子どももいるようだ。ただし、子どもにも個人差がある。本人にとって勉強がはかどるところが一番いい学習環境だ。学習の場所は子どもに選ばせるべきだろう。

 さて、こう見てくると、家族一丸となって中学合格への協力体制をとっていくことが大切だとわかる。このように苦労した後の合格は、格別なものである。第一志望校合格なら、感極まって泣く親がいるのもうなずけるし、合格させてくれた塾に感謝する気持ちも分かる。ただ、何よりもほめてあげなければいけないのは、頑張った子どもであることは言うまでもない。


(2010.11.5  DIAMOND onlineより転載)

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