2011年02月

2011年02月22日

英語週1以上、高学年で8割 ベネッセ調査

新年度から小学5、6年生の外国語活動が必修化されるのを前に、すでに小5、小6の約8割で年35時間(週1時間)以上の英語活動が行われている。そんな調査結果をベネッセコーポレーション(岡山市)が発表した。携わる教員の多くが活動に手応えを感じる一方で、時間が足りず、指導に負担を感じている状況が浮かび上がった。

 調査は昨年7~8月、全国の公立小学校から8千校を抽出し、教務主任と高学年の学級担任各1人に質問用紙を配って教務主任2383人、学級担任2326人から回答を得た。2006年にも同様の調査をしており、今回で2回目。

 高学年で年35時間以上の英語活動を行っている割合は77%で、06年の14.6%から大幅に伸びた。中心になっている指導者は06年に28.2%だった「学級担任」が66.6%に伸び、60.1%から25.6%に減った外国語指導助手(ALT)と割合が逆転した。

 活動状況については、学級担任の計81.1%が「とてもうまくいっている」「まあうまくいっている」を選んだ。大半の教員が、児童に「英語に慣れ親しんできた」などの良い変化があったと答えた。

 一方で、指導への負担感を「とても感じている」「まあ感じている」教員が計62.1%にのぼった。課題として、教材開発や活動の準備時間、ALTなどの協力者との打ち合わせ時間が足りないという「時間不足」を挙げる教員が多かった。

 小学校教員は従来、英語指導のトレーニングを受けていなかったため、文部科学省は08~10年度の間の2年間に、各学校で全教員を対象に合計30時間程度の研修を実施するよう通知している。

 ところが調査では、学級担任が09年度から10年度夏までに活動についての校内研修を受けた時間は、平均6.8時間だった。人口規模の小さな自治体や財政力の低い自治体ほど実施率が低くなる傾向があった。

 調査の企画・分析メンバーでもある吉田研作・上智大教授は「クラスを一番よく知っている学級担任が監督役になり、ALTを活用して授業を進めているなら、目指す形に向かっていると思う。ただ、教員の研修の大半を学校だけに任せるのはきつい。行政がきちんと指導し、研修も設けるべきだ」と話している。(秋山千佳)
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20110221














(2011.2.21 asahi.comより転載)

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2011年02月19日

定年後 新人の育成役  【教育ルネサンス 教員の研修】

1月17日午後、東京都稲城市の市立稲城第三小学校3年2組の教室。担任で新人の一色香織教諭(25)が黒板の前に立つ。チャイムが鳴ると、児童39人が次々に前に出て、暗記してきた春の七草などを整然と発表した。

 秩序立った授業の背景には、この学級のもう一人の担任、教員歴40年の白尾秀子教諭(61)の存在がある。

 「お尻はイスの奥までくっつける」「机とおなかの間はこぶし一つ分だけ空ける」
一色教諭は白尾教諭の助言を受け、年度初めに生活習慣をかみ砕いて黒板に書き、繰り返し指導してきた。「白尾先生に言われなければ、ここまで細かくは指導できなかった」と一色教諭は振り返る。

 若手の指導力向上のため、東京都教育委員会は今年度から、新たに採用された小学校教員にベテラン教師が「新人育成教員」として1年間付きっきりで指導する新しい研修を始めた。全国でも珍しい試みという。

 白尾教諭は一昨年春に同小を定年退職後、今年度から新人育成教員となった。「生活の乱れを後から直すには大変なエネルギーが必要。最初から良いルールを浸透させることで、学習もスムーズにいくんです」と、ベテランならではのコツを明かす。

 「通常の研修だと指導は受けても、実際の教室の中まで見てくれる人がいない。けれど、この研修は毎日家庭教師がいるようなもの。若手の成長が格段に早い」と、同小の寺井尚一校長(63)。「『どんな学級にしたい』という目標はどの先生も持っているが、『どうやって』がわからない。それを示してくれるのが新人育成教員」と効果を語る。

 学校では今、ベテランの大量退職が続く。都教育庁によると、公立の小中、高校などで2005年度は約900人だった定年退職者が、07~09年度は毎年1600人を超えた。新人育成教員の事業費は年間約5億円。新人に手厚い研修を行うのは、1年目でも学校では保護者たちから先生として完成された指導力を求められるためだ。

 都は10年度からの5年間で500人の新人育成教員を任用する予定。また、今年度の新人育成教員の体験記を冊子にまとめて配布し、経験を広めたいとしている。

                                ◇

 学校を巡る環境の変化などから、教員の研修が多様化している。試行錯誤する現場の状況を追った。


ベテランの大量退職 
1960~70年代に都市部では人口が急増し、児童数の増大のため団塊世代の教員らが大量に採用された。この時期に採用された教員が定年退職の年齢となり、今後数年間は大量退職が続く。都市部の各教育委員会では採用枠を拡大している。


(2011.2.18 読売新聞より転載)

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2011年02月18日

「併願やめて」付属高合格者の受験票回収 学芸大竹早中

国立の東京学芸大学付属竹早中学校(東京都文京区、生徒数484人、山崎謙介校長)の3年生の担任らが、同大付属高校(東京都世田谷区)の入試に合格した自校の生徒らに「今後、他校を受験しないように」と要請し、計約40人から併願校の受験票を回収したり出願を辞退させようとしたりしていたことが分かった。

 付属校を指導する立場の大学側は、保護者からの苦情で事実を把握したという。「付属高の合格者から入学辞退者を出さないための指導だったが、行き過ぎていた。今後はやめる」としている。付属竹早中は回収した受験票を18日に各生徒に返却するという。

 同校や大学側の説明では、3年生4クラスの計166人のうち、66人が今月13日にあった付属高の入試に合格した。合格発表翌日の16日、担任ら4人がそれぞれのクラスのホームルームの時間に「第1志望で付属高校を受ける約束なので、合格者は他校を受験しないように」「受験票があると悩んじゃうから」などと指導した。

 そのうえで、23日に入試がある日比谷などの都立高校を併願している生徒45人に、家から受験票を持ってくるよう求め、17日に23人から回収。また、千葉、埼玉、神奈川の各県立高の併願者14人には、出願を辞退する併願校宛ての書類を書かせたという。

 同大によると、竹早、小金井、世田谷の各付属中と付属高の間には「内部進学は第1志望の場合に限る」との文書の取り決めがある。保護者や生徒らには、3年生になった4月以降、取り決めに従うよう口頭で求めてきたという。

 付属竹早中によると、少なくとも数年前から続いてきた慣習という。同校の山崎校長は「内部進学が第1志望でありながら不合格になる生徒もいるため、合格者には必ず進学してほしいと進路指導をしてきた。だが、受験票の回収は行きすぎで、進路選択の権利を奪ったと非難されても仕方がない」と説明している。

 同校によると、過去には付属高に合格した後に辞退した生徒はほとんどいなかったという。大学側は小金井、世田谷両付属中の進路指導の実態も調査する方針という。

 付属高は難関大学への進学実績が高いことで知られる。大学受験に詳しい「大学通信」の調べでは、2006~09年度の東京大学合格者は72~77人で、いずれも全国5番目に多かった。10年度は前年比20人減の54人で、全国9番目となった。

(2011.2.18 asahi.comより転載)

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2011年02月16日

「集団指導」と「個別指導」の使い分け 【中学受験日々多感】

各塾のチラシが入ってくる季節になりました。

 以前は受験というと集団塾が当然とされていましたが、最近では、そう区別もできません。集団指導と個別指導、違いはどこにあるのか。いろいろな視点から見てみましょう。

 まずはカリキュラム。集団指導塾ですと、基本的には各塾が定めたカリキュラムがあります。どの時期にどの項目を扱うのが効果的か。これは長年培ってきた、それぞれの塾のノウハウでもあり、ある意味、生命線ともいえます。

 算数であるなら、具体から抽象への移行をどの時期で行うのか。「速さ」「割合」「比」の学習時期は大きなポイントになります。社会科では、地理・歴史・公民の学習時期にどの塾でも特色があります。

 導入時期が遅く、入試に間に合わなくては論外です。ただ、早く導入すればよいというものでもありません。早すぎて一部の生徒しか授業についてこられないのでは困りますし、小6の夏には忘れてしまって、結局、一から復習し直さなければならなくても意味がありません。この点、個別であれば個人に合わせてカリキュラムを組みますし、個人の理解度に合わせて進度を調整できます。

 自分のペースで自分の都合に合わせて学習できるといえば、映像授業が一番です。先生の都合も気にせず、勉強したいときに講義を受けることができます。ただ、注意すべきはカリキュラム進度の管理です。全てを本人任せでは無理が生じます。結局、どの形態でも入試から逆算し、「どの時期に何を勉強したらよいか」を管理できる人がいるかどうかが重要になります。

集団塾の大きな長所は「刺激」ですが、一方で個別対応の度合いは気になります。個別指導では当然、「個々」に完全対応します。しかし、これも何でもすぐに聞いてしまう、頼ってしまう、となると依存心が大きくなり、「自立心」が育たなくなる危険も生じます。

 結局、これらは指導法として「教え込まない」授業を実践できているか、講師研修に力を入れているかという塾の理念の問題ともいえます。集団指導でも「個別の面倒見」を実践している塾はたくさんあります。

 得意科目と苦手科目、季節講習と通常授業など、科目により、時期により、集団指導と個別指導を使い分ける方も最近は増えています。塾に慣れるまでは質問しやすい個別で、受験が近づいたら刺激を求めてなど、本人の性格も考えて学びの形を選択することも、学力向上の作戦です。(市進個学舎運営本部長 守屋厚志)

(2011.2.16 産経ニュースより転載)

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夢ある中3、受験勉強投げ出さず…23.3%

入試が直前に迫り、不安から勉強を投げ出したくなる受験生もいることだろう。しかし、将来の夢を持つかどうかで、勉強の粘りに差があることが、ベネッセコーポレーションの調査でわかった。

 調査は先月、高校を受験する全国の中学3年生412人を対象に実施。将来の夢が「ある」とした288人と、「ない」124人の回答を比べた。

 それによると、「受験勉強を投げ出してしまいそうになる」ことが「ほとんどない」「あまりない」人は、夢が「ある」では23.3%いたのに対し、「ない」は12.1%にすぎなかった。

 また、「将来の自分のために今の受験勉強は必要と思う」人は、「ある」84.7%に対し、「ない」は72.6%にとどまった。

 夢を抱くきっかけとしては「親」23.3%、「テレビ・新聞」20.8%が多かった。日頃から家族で会話し、ニュースなどに触れることが、受験勉強の最後の頑張りを支えているのかもしれない。

20110216yomiuri









(2011.2.16  読売新聞より転載)

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