2011年09月

2011年09月27日

授業料未払いによる減収を補償、私学向け保険

損害保険ジャパンは、大手進学塾と連携し、親の失業や収入減から授業料や給食費などを支払えない私立小中高校の児童・生徒を減らすため、授業料などの未払いによる学校側の減収分を補償する「学校保険」を開発した。

 学校の実情に詳しい進学塾の日能研関東や四谷大塚などが設立した新会社が代理店となり、来年4月から、全国の私立小中高校にサービスを提供する。

 学校が積み立てる保険料は年24万円(生徒数300人の学校で、生徒1人あたりの授業料が年40万円、給食費や施設管理費などが年20万円の場合)。授業料などを免除する場合、学校は、生徒1人につき最大20万円の保険金を受け取れる。



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2011年09月25日

就学援助が過去最多の155万人 昨年度公立小中学校

経済的に困窮する家庭に学用品代や修学旅行費などを補助する就学援助制度の支給対象となった公立小中学校の児童生徒数は、平成22年度に過去最多の155万1083人に上ったことが24日、文部科学省の調査で分かった。

 前年度より6万人以上増加。1995年度の調査開始時には約76万6千人だったが、2倍以上に増えた。対象者が全児童生徒数に占める割合は15%で、前年度と並び最多。長引く景気低迷が教育現場にも深刻な影響を与えている現状が浮かんだ。文科省は「東日本大震災後の倒産や円高もあり、今後も増えるのではないか」としている。

 調査は都道府県教育委員会を通じて実施した。就学援助は生活保護を受けられる「要保護」世帯と、生活保護世帯に近い状態にあると市区町村が認定した「準要保護」世帯が対象。要保護の児童生徒数は14万7755人、準要保護140万3328人だった。


(2011年9月24日 産経ニュースから転載)

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2011年09月24日

「個性より学力」…AO入試の見直し進む 成績低下で

高校時代の活動や人物像などを評価し、書類審査や面接などで合否を決めるアドミッション・オフィス(AO)入試を見直す動きが広がっている。国公立では初めて実施学部が減少、私立でも縮小や廃止を打ち出す大学が出始めた。受験関係者は「大学が一般入試でしっかりと学力を見る傾向にある」と指摘。「個性より学力」の傾向が強まりつつあるようだ。

 文部科学省の国公立大の平成24年度入試概要によると、東京工業大工学部や北九州市立大外国語学部など5大学5学部で新たにAO入試を導入するが、東工大理学部や京都府立大の文学部、生命環境学部など5大学6学部が廃止。AO入試を実施する大学数は今春と同じ69大学で、学部数は1減の172学部となる。国公立でのAO入試実施初年度となる12年度から初めて学部数が減少した。

 AO入試は、「個性的な学生の獲得」を目的に私立を中心に導入が進み、国公立では12年度に東北大や筑波大などが初めて導入。その後は右肩上がりで伸び続け、大学数は21年度に40.8%と初めて4割を突破し、学部数も同年度に30.7%で3割を超えていた。

 一方、一般入試に比べて入学者の成績が低下傾向にあるとの指摘があった。文科省は昨年5月、大学教育を受けるために必要な基礎学力が備わっているかを把握するため、大学入試センター試験の結果や高校の調査書の成績をAO入試の出願要件や合否判定に用いることを初めて要請。23年度は25大学61学部がセンター試験を課し、24年度も26大学64学部がセンター試験を併用する。
22年度に464大学1118学部が実施した私立でも、縮小や廃止の動きが出ている。23年度は同志社大の文学部と心理学部、明治大の理工学部の機械工学科などで廃止。同志社大は来春も社会学部で、明治大も理工学部の物理学科でそれぞれAO入試を取りやめる。早稲田大も来春、政経学部のAO入試の定員を約90人から約50人に減らす。

 明治大は「物理学科では過去2年、AO入試の定員2人に対し、大学が求めている学力を満たした生徒の受験がなく、合格者を出せなかった。他の入試にその分の定員をシフトすべきだと判断した」と説明。一方、同志社大では「多くの大学がAO入試を導入したことで、特徴的な学生の確保が難しくなった」と話す。

 河合塾教育情報部の富沢弘和チーフは、「AO入試の受験生にも大学側は一定の学力を求める傾向にある。AO入試の受験生も基礎学力を身につけることが必要」と指摘している。


(2011年9月23日  産経ニュースから転載)

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2011年09月23日

考える習慣 塾で培う

 「できた!」とすぐに手を挙げる子、「わかんねえなあ」と頭を抱える子――。

 辺見春香・教室長(31)と久保田雄己講師(38)の2人が教室内を行き交い、子どもたちの解答を採点して回る。問題が解けないで悩む子には「いろいろ書き出してごらん」などと、ヒントを与える。が、決して答えも解き方も教えない。

 8月5日、埼玉県熊谷市にある学習塾「俊英館フレックス」の熊谷籠原校で行われていたのは、「ひらめき脳育コース(アイ)」の無料体験授業だ。

 このコースは、同塾が今春、「PISA型学力養成講座」と銘打って、首都圏45校のうち半数で開講したもの。小学3~5年生を対象に、自分の言葉で表現する力などを磨く「文系」と、数学的思考力をつける「理系」の2種類の授業を隔週で行っている。

 1クラスの受講生は10人以下に抑え、子どもたちが絶えず頭を動かしていられるように講師が目配りする。今年度の授業料は月額1550円。1学期は約120人が学んだ。無料体験授業は、秋からの新規受講生獲得などを狙ったものだ。

 この日は、10人が「理系」の授業を体験。最初に簡単な図形パズルに挑戦して、頭をウオーミングアップ。その後、数を入れると別の数が出てくる「なぞの箱」の規則性を見つける問題や、サイコロを頭の中で回転させながら出てくる目を当てる問題など、計4題に挑んだ。

 目標は、効率よく正解することではなく、考える習慣を身につけること。途中でギブアップする子もいたが、久保田さんが「答えが出るまで1か月ぐらい考えていいから」と言うと、子どもたちから「エーッ」と驚きの声が上がった。

 小4の男児(9)は「難しかったけど、ずっと考えていると、ちょっと分かった。楽しかった」とほほ笑んだ。

 塾に通わせる親の間には、入試の得点に直結した授業を望む声が根強い。このため、PISA型学力を強調する学習塾は、まだまだ少ない。

 同塾の小池幸司・マーケティング部長(36)は「PISA型の入試を行ってきた公立中高一貫校だけでなく、私立中入試でも知識より思考力を問う問題が増えている。考える習慣を身につけ、PISA型学力を養うことが、その土台になるはずだ」と話す。

 PISAの影響は、学校にとどまらず、学習塾にも広がりつつある。

2011年9月22日  読売新聞から転載)

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2011年09月21日

知識活用 根拠まで回答 【PISA型学力】

受験を控えた中学3年生約20人が、真剣な表情で問題と向き合っていた。

 13日夜、千葉県市川市の進学塾「市進学院」本八幡教室で行われていた数学の授業。この日のテーマは「放物線と図形」だ。

 「ここで、どこかおかしな所があるけど、何でか分かる? これ、ありえないんだ」。担当する伊勢屋寛先生が問いかける。生徒たちのけげんそうな表情を見て、「先生が間違うから、誰か突っ込みを入れてくれ」と、今度は図を描きながら呼びかけた。

 生徒たちに問題を解かせている間に、先生は「機械的に解くのではなく、常に『出題者は何を問うているのか』を考えさせることを心がけています」と、記者にその意図を説明してくれた。


 PISA型学力が求める、習得した知識や技能を活用する力は、一朝一夕で身に着くものではない。市進学院では、一見、PISA型とは関係ない設問でも、「なぜそう思うのか」「根拠は何か」を考えさせ、「考える力」の育成に取り組んでいる。

 例えば、「弥生時代に、貧富の差が生まれたのはなぜか」という歴史の問いでは、「稲作が始まったから」と答えれば、正解になる。だが、授業では、さらに「なぜ、そう考えたのか」を聞く。「教科書に載っていたから」ではだめで、自分の知識を活用して回答させる。

 千葉県の県立高校を志望している斎藤翔太君(15)は、「授業でいつも答えた理由を聞かれるので、根拠を考えるという習慣がついた。テストにも使えると思う」と話す。市進の勝見正彦企画部長(57)は、「PISA型学力という言葉が注目される前から、考えさせる授業を続けてきた。入試への導入は大歓迎」と自信を見せる。

 公立高校入試にPISA型学力を問う問題を導入する動きは、各地で広がっている。千葉県では2003年から07年まで、県独自の学力調査を実施。その結果、「筋道立てて考える思考力」「資料を読み取る力、自分の言葉で表現する力」などに課題があることが分かり、08年春の入試から、思考力などをみる問題を増やした。平均点は下がったが、中学生に考える力をつける勉強をする動きが出てきたという。

 同県教育庁の広部泰紀・主任指導主事(53)は「きちんと勉強しないと高校に入れないというメッセージになった。今の方針を続けたい」と話す。

 これからの社会を生き抜くのに必要な力が、受験で鍛えられている。(永瀬章人、写真も)



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