2012年09月

2012年09月27日

どうする塾帰りの安全確保 子供に繰り返し意識づけも必要

今月初め、広島市で塾帰りの小学6年の女児が男にナイフで脅され連れ去られる事件が起き、塾通いの子供の安全対策がクローズアップされている。夜遅くまで塾で勉強する子供が増える中、保護者による送迎だけでなく、塾側が送迎バスを導入したり、防犯グッズを貸し出したりするなどの対策を取る所も。ただ、子供が1人になる一瞬の隙を狙われるなど、家庭や塾だけでは防ぎ切れない場合もある。専門家は「子供への意識づけも大切」と注意を促している。


 ◆ガイドライン

 午後7時、大阪府吹田市の住宅街。塾の授業を終えた子供たちが元気よくバスに乗り込んでいく。府内で学習塾を展開している「類塾」(大阪市淀川区)は自宅が遠い子供たちの安全と利便性を考え、約30年前から無料の送迎バスを走らせている。

 対象は、教室から1キロ以上離れている子供で、1教室当たり1~5ルートを設定し、全教室合わせて84ルートで運行。停留所は子供の自宅に近く、明るく周囲の目がある場所を選ぶ。保護者からは「塾までの送り迎えは大変なので助かる」と好評だ。同塾の広報担当者は「教室に近い生徒には自転車での通塾をお願いしているが、その場合も安全指導を行っています」と力を込める。

こうした安全対策を塾選びの基準にしてもらおうと、「全国学習塾協会」(東京都豊島区)では今年4月、「学習塾認証制度」をスタートさせた。6年前に同協会が作成した「学習塾に通う子どもの安全確保ガイドライン」を参考に、子供が1人にならないよう保護者の付き添いや塾教職員による出迎え・見送りの徹底、子供一人一人に防犯ブザーを持たせるなどの安全対策を励行。基準に達し認証されれば、協会のお墨付きである「認証マーク」をチラシなどで使用できる。これまでに認証を受けたのは11校だが、「これから数は増えていくだろう」(同協会)。

 同協会によると、このほかにも入退室の記録が保護者にメール送信されるシステムを導入するなどの対策を講じる学習塾が増加しているという。


 ◆具体的に注意喚起

 ただ、一瞬の隙を突く不審者による声掛け事案はなくならない。「通知システムや防犯ブザーなどの配布だけでは不十分」と話すのは、「日本こどもの安全教育総合研究所」(文京区)の宮田美恵子理事長だ。

 宮田理事長は「子供は危険な目に遭ったとき、ほ

とんど何もできないと考えるべきだ。子供が1分でも、あと5メートルで到着する場合でも、1人になる状況がないように、塾の職員と保護者が連携して対策を取る必要がある」と指摘。そのうえで、「通塾路の危険箇所を一緒に確認していても、確認が1回きりでは子供はすぐに忘れてしまう。繰り返し『バスを降りたら左右を確認しなさい』『防犯ブザーは持っていますか』など具体的に注意を喚起し、子供たちが自分で身の安全を守るという意識を高めるようにしてほしい」と話している。

                   ◇

【メモ】学習塾に通う子どもの安全確保ガイドライン

 平成17年12月に京都府宇治市の学習塾に通う女子児童がアルバイト講師に殺害された事件を受け、翌18年、業界団体「全国学習塾協会」が策定。子供たちの通塾方法の把握▽不審者情報の分析▽保護者や塾教職員による送迎▽防犯機器の活用-といった「子供の安全確保」のほか、「教職員の資質の向上」「学習環境の整備」などを掲げている。



wakabanavi01 at 09:20|Permalink  

2012年09月26日

【朝日・毎日】 中大の付属中入試で不正 理事長要求で合格、学長が破棄

中央大学横浜山手中学校(横浜市中区)が今年2月の入学試験で、合格ラインを下回った同大理事長の知人の孫を合格させていたことがわかった。

受験生側は口利きを依頼した事実はなく、通常の合格と考えて入学手続きを済ませたところ、この不正な合否判定を知った同大学長の要求で、中学は合格を一方的に取り消した。

大学理事会が設けた第三者委員会(委員長・宗像紀夫弁護士)はこの二つの行為について理事長、学長らの責任を認定し、処分を求めている。

関係者によると、昨年11月、同大の久野(ひさの)修慈理事長が知人から「孫が受験する」と聞いた。その後、久野理事長が同中学の田中好一校長に受験生の名前を伝えた。金銭の受け渡しや口利き依頼はなかったという。

同中学の試験日は2月1~3日に3回あった。
第1回の入試の結果は当日中に判定され、この受験生は合格点に達しなかった。
不合格を知った久野理事長は、田中校長に「多方面に高額の寄付をしている人の孫だから、頼む」などと言ったという。
 翌日の第2回試験でも受験生の成績は合格ラインをかなり下回っていた。しかし、田中校長がこの受験生の合格を決断。

中学は、合否結果をホームページや校内掲示板で発表した。

 「合格」したこの受験生は、第3回試験や他校の受験を取りやめ、入学金を振り込み、制服を注文した。

 しかしその後、中学側から「不正な合格があった」と大学側に内部告発があった。これを知った福原紀彦・同大学長は、田中校長に対して何の落ち度もない受験生の合格取り消しを要求。

合格発表から1カ月以上過ぎた3月8日、すでに入学の権利を得ていたはずの受験生側に中学から合格の取り消しが通知された。

一連の経緯について、第三者委は、理事長と校長が「不正に合格させた」とし、また学長と校長については「合格を取り消したことは社会秩序に反して許されない」と結論づけたという。そのうえで、3人に責任があるとし、処分や事実関係の公表を促す調査報告書を7月下旬にまとめ、理事会に提出したが、いまも公表されていない。


第三者委は、弁護士、学者、経済人ら6人で構成されている。
 朝日新聞は、理事長、学長らへの取材を申し入れたところ、一括して回答した中央大広報室は「現段階ではお話しすることができません」とコメントした。
 同中学を所管する神奈川県学事振興課は「3月に一報を受け、学校に適切な対応をお願いした」としている。(野上英文、高橋淳)

 〈中央大横浜山手中学・高校〉 
中高一貫校として、横浜市中区の横浜山手女子学園と2010年に統合してできた。今春に男女共学化した中学の入試では「学力条件付きで高校卒業生の60%が中央大へ進学することができる」と説明。男女160人の募集に計2480人の志願者が集まった。来年4月に中央大付属横浜中学・高校と改称して同市都筑区の新校舎へ移転を予定。

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(2012.9.26 朝日新聞から転載)



◆<中央大中学>不正入試 理事長知人の孫、合格後取り消し

中央大学横浜山手中学校(横浜市中区)が今年2月の入試で大学理事長の知人の孫を不正合格させ、大学学長の指摘で3月に合格を取り消していたことが、神奈川県への報告で分かった。受験生側との金銭授受や口利きは否定しているという。県は大学からの最終報告を待って、補助金の一部不交付なども含め対応を検討する。

 県によると、大学から3月に最初の報告があった。中学校長や大学理事長に直接確認したところ、理事長が中央大評議員を務める知人に会った際、「うちの孫が(横浜山手中を)受験するのでよろしく頼む」と言われ、その趣旨を校長に伝えたと説明したという。

 2月初めの入試で、知人の孫の受験生は合格ラインを下回ったが、校長は合格させた。その後、不正を知った学長から「不合格にさせるべきだ」と指摘を受け、3月1日付で合格を取り消した。

 県によると、理事長らは県に報告した際、「大変な問題を起こした。受験生らに謝罪したい」と説明したという。県は「入学者選抜は校長の権限だが、一旦合格としたのを不合格にするのは適当ではない」としている。

 同中学校は中高一貫校として、横浜山手女子学園と10年に統合、設立。来年4月に中央大付属横浜中学・高校として横浜市都筑区に移転する予定。中学校は取材に対して「対応について校長らが大学側と協議している。今の段階で何もお答えできない」としている。

 中央大は26日午後にも理事長らによる記者会見を予定しており、同大広報室は「現段階ではお話しできない。午後の会見で説明したい」とコメントした。

(2012.9.26 毎日新聞から転載)








wakabanavi01 at 13:57|Permalink 中学受験 | 入試関係

2012年09月25日

早稲田高の男性教諭逮捕、青山学院中等部の教諭逮捕

東京都新宿区にある早稲田高校の男性教諭(37)が4月、知人の女子高校生(17)にわいせつな行為をしたとして、都青少年健全育成条例違反容疑で、警視庁巣鴨署に逮捕されていたことが25日、同署への取材で分かった。同署によると、教諭は大筋で容疑を認めており、既に釈放された。
 逮捕容疑は4月5日、文京区内の自宅で、知人の女子高校生が18歳未満と知りながら、わいせつな行為をした疑い。


◆青山学院中等部の教諭逮捕=路上で女子高生触った疑い

路上で女子高校生の体を触ったなどとして、警視庁成城署が東京都迷惑防止条例違反容疑で、青山学院中等部(渋谷区)の男性教諭(33)=世田谷区喜多見=を逮捕していたことが25日、同署への取材で分かった。教諭は容疑を認め、送検後に釈放された。
 逮捕容疑は7月7日午前0時45分ごろ、自宅近くの路上で、帰宅途中の女子高校生(17)の尻や胸を触ったり、服の胸元に一万円札を差し入れたりした疑い。 




wakabanavi01 at 14:40|Permalink 私立 

志望校の選択基準は、小中校選びでは実績より教育方針を重視する傾向

リセマムは8月16日から9月15日の1か月間、読者を対象に子どもの志望校選択基準に関するクリックアンケート調査を実施。「志望校選択でもっとも重視するのは何ですか」という問いに、110の有効回答を得た。

 小学校の志望校選択に関しては、学校の教育方針と答えた回答者が66.7%と、小学校の評判やブランド力、偏差値を大きく上回った。中学校を選択する上でも、35%の回答者が学校の教育方針を重視すると答え、子どもの意思(20%)、進学実績(17.5%)を上回った。

 高校の志望校では、偏差値が32.1%ともっとも重視されており、進学実績、教育方針、子どもの意思はそれぞれ17.9%。志望大学を選択する上でも、偏差値がもっとも高く21.2%。そのほか、就職実績を選択した回答者が18.2%、大学のブランド力、子どもの意思がそれぞれ12.1%だった。

 小中学校では、学校の教育方針を基準に志望校を選択する保護者が多いようだ。高校や大学になると、教育方針よりも偏差値や進学・就職実績などがより重視される傾向が、特に志望大学選択では、大学の教育方針を重視すると回答したのはわずか6.1%にとどまった。

(resemomから転載)



wakabanavi01 at 08:54|Permalink 統計・調査関連 

2012年09月20日

小学生の2人に1人以上がリビングで勉強…浜学園調べ

中学受験を考える小学生の2人に1人以上がリビングで勉強していることが浜学園の調べで明らかになった。保護者の目の届く範囲で学習させ、適切に褒めてあげることが学習習慣の定着につながるという。

 同塾は、同塾生小学1~6年生約8,000名を対象に、2012年5月25日~6月15日に「中学受験を考えるご家庭の家庭学習とメディア利用状況調査」を実施。2880名の有効回答を得た。

 家庭内のどのような場所で主に勉強しているのかについて、全学年においてもっとも多かったのは「リビング・ダイニング」で2人に1人以上という結果となった。小学1年生は82%で、学年が上がるにつれて「子どもだけの自分専用部屋」の割合が高くなる傾向にある。

 小学生は、まだ自ら進んで自己を律して学習する習慣を持っていないので、自ら進んで自己を律して学習する習慣を身に着けるまでは、保護者の目の届く範囲で学習をする環境が有効だという。その際に重要なのは、子どもを縛りすぎず、怒りすぎず、適切に褒めてあげることだという。

 子どものTVやビデオ、ゲームの利用時間について、全学年において「1週間にそれぞれ1~3時間」がもっとも多かった。これらの利用時間について、「保護者がルールを決めている」が全学年でもっとも多い結果となった。

 勉強もTV・ゲームも、自己を律してできるようになるまでは、保護者がルールを決めたり、見守ったりしながらやることが、学習習慣の定着につながるといえるだろう。

(2012.9.20 りせまむから転載)



wakabanavi01 at 10:15|Permalink 統計・調査関連 | 教育・学習