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2011年06月11日

東京で授業、生徒ら少しずつ前へ 那須海城中・高


東日本大震災で校舎と寮が損壊し、使えなくなった栃木県那須町の那須高原海城中学・高校が、東京で校舎を借りて授業をしている。震災から3カ月。環境の変化に戸惑っていた生徒たちも、新たな一歩を踏み出している。

■つらい通学 楽しみも

 同校は、海城中学・高校を運営する東京の海城学園が1996年に開校した全寮制の私立男子校。今年は、県内外から入学した中学69人、高校110人が学んでいる。

 地震が起きた3月11日、激しい揺れで教室や寮の天井パネルや空調設備が落下、大きな被害が出た。生徒らにけがはなかったが、生徒たちは翌日、東京の海城中高に移動。被災地となった宮城県出身者ら数人以外はすぐに実家に戻った。

 授業が再開したのは2カ月後の先月9日。那須町の校舎は復旧が見込めず、頭を悩ませていたが、海城中高の校舎が使えることになった。さらに、窮状を知った海城中高OBの佐藤東洋士・桜美林大学長から協力の申し出があり、それぞれの実家から通学できない生徒は、宿泊設備を持つ同大の多摩アカデミーヒルズ(東京都多摩市)で生活できるようになった。

 現在は、新宿の海城中高の校舎と、同大の施設を行き来しながら授業をしている。今月1日からは、多摩市の協力で、廃校になった中学校のグラウンドが使えるようになった。

 しかし、それまで寮生活だった生徒は、遠距離と満員電車による通学には戸惑ったという。不安や息苦しさで腹痛を起こす生徒もいた。通学の疲れで授業に集中できない時もあったという。

 生徒たちは異口同音に「早く元の生活に戻りたい」と願っているものの、授業再開から1カ月がたち、少しずつ元気も出て来た。高校2年の吉川剛さんは都会での通学も「新鮮」と語る。本屋やファストフード店への寄り道や、電車の中で出会う異性の話を友達と楽しんでいるという。

 実家が那須塩原市にあり、現在は多摩アカデミーヒルズに宿泊している中学2年の松生恒さんは野球部員。「今はバッティングセンターで汗を流しているが、早くグラウンドでプレーしたい」と話した。

 学校側によると、校舎の復旧にはなお時間がかかり、今年度中の再開は難しいとしている。

(2011年6月11日 asahi.comより転載)

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