立命大、茨木新キャンパスを正式決定 1万人規模土曜授業の実施…保護者と教諭で逆の結果

2011年10月20日

ごほうびがやる気アップのカギ? 保護者の6割は子どものやる気を実感 【Benesse教育情報サイト】

筆者:Benesse教育情報サイト

アンケート期間 2011/06/29~02011/06/30 回答者数:2,619人
アンケート対象:本サイトメンバー 小・中・高校生の子どもがいる保護者

※百分比(%)は小数点第2位を四捨五入して表示した。四捨五入の結果、各々の項目の数値の和が100%とならない場合がある


今回のテーマは、子どものやる気。勉強に限らず、何ごとにも一生懸命に取り組むためには、大切なものですよね。みなさまは、お子さまのどのような姿からやる気を感じますか?
今回は、小学生から高校生までのお子さまをお持ちの保護者を対象に、やる気を引き出すための工夫や、やる気についての悩みなどを伺っています。


やる気を感じるのは自主的に勉強する姿勢!

最初に、お子さまの勉強について、やる気があると感じているかどうかを伺いました。

【図1 お子さまの勉強に関するやる気について、あなたはどのように感じていますか? 近いものをお選びください】

図1 お子さまの勉強に関するやる気について、あなたはどのように感じていますか? 近いものをお選びください

最も多かったのは、「子どもは勉強にまあやる気があると思う」という保護者。「とてもやる気がある」と合わせて、6割以上に達しました。その理由として、次のような声が寄せられています。

●毎日、自分からすすんで勉強しているから
●自分から机に向かうし、英語や漢字などの検定試験を積極的に受けているから
●勉強と部活を両立させようと、本人なりに試行錯誤していることがわかるため
●教科書や参考書を見ながら解き方など工夫する姿から、勉強を楽しんでいる様子がわかるため。以前、資料の調べ方をちょっと教えたことがありますが、それをそのまま行おうとはせず、もっと要領よくできる方法を考えていました

自主的に勉強に取り組むお子さまの姿を見て、やる気を感じる保護者が目立ちました。
もっとも、「勉強していることは確かだけれど、仕方なく机に向かっている気がする」という声も。「内申点を気にして勉強するようになりました」「進学校に通っているため、授業についていくには勉強せざるを得ないようです」「勉強しようという意欲はあるようですが、わたしが声をかけないと腰を上げません」といった具合です。
「やる気のあるときとないときとの落差が激しいことが問題です」という声も聞かれました。
一方、「子どもは勉強に対するやる気がないと思う」という保護者も、全体の4割近くを占めています。理由としては、「宿題はするものの、ほかの家庭学習には取り組まないため」「テスト直前になるまで勉強しようとしないから」「帰宅するとすぐに寝てしまいます。部活が忙しいから無理もないとは思うのですが……」といった声が大半。中には、「家で勉強している姿を見たことがありません」という保護者もいました。


「うちの子は宿題や課題に積極的に取り組む」が7割以上!

一口に勉強といっても、予習や復習、宿題、テスト勉強と、内容はさまざま。お子さまは、どのような勉強にやる気を見せているでしょうか。保護者から見た印象を伺いました。また、お子さまのやる気に対する保護者の満足度もお聞きしています。

【図2 お子さまの行動について、それぞれ近いものをお選びください】

図2 お子さまの行動について、それぞれ近いものをお選びください


【図3 あなたのお子さまのやる気についての満足度を教えてください】

図3 あなたのお子さまのやる気についての満足度を教えてください


勉強内容について、「子どもは自らすすんで取り組んでいる」と答える保護者の割合は「宿題や課題などの提出物」で最も高く、7割を超えました(図2参照)。続いたのは「テスト勉強」で、5割近くに及びます。
一方「予習」「復習」については、「自らすすんで取り組んでいる」と答える保護者は3割に満たず、「取り組まない」という割合のほうが高くなっています。
お子さまのやる気に対して「不満である」という保護者が、「満足である」をやや上回った(図3参照)のは、「宿題や課題、テスト勉強だけでなく、もっとさまざまな勉強に意欲を見せてほしい」という気持ちが表れているのかもしれません。また図1で見たように、「勉強してはいるものの、必ずしも自主的とは言えない」という保護者の不満も反映しているのではないでしょうか。


やる気を引き出す保護者の工夫は「ごほうび」だけじゃない!

では保護者は、子どもが日常のどのような場面でやる気を見せると感じているでしょうか。また、やる気を引き出すための工夫として何をしているでしょうか。

【図4 お子さまは以下のシーンでやる気は出ていますか? 近いほうをお選びください】

図4 お子さまは以下のシーンでやる気は出ていますか? 近いほうをお選びください


お子さまのやる気が出るシーンとして最も多かったのは、「学習の内容や取り組み自体が楽しいとき」。7割以上の保護者が「こういうとき、子どもはやる気を見せる」と答えています。「ライバルがいたり、目標があったりするとき」「『これは役立つ』と実用性を感じたとき」を選ぶ保護者も、それぞれ5割を超えており、「興味や関心の持ち方次第で、子どもは自ずと意欲的になる」と感じている保護者が多いようです。

もっとも、「子どもは、物やゲーム時間など、何らかのごほうびがあるときにやる気を見せる」という保護者も約6割であり、2番目に多くなりました。興味や関心を持てる対象をお子さま自身で見つけるのは、なかなか難しい面もあるのかもしれません。お子さまのやる気を引き出す保護者の工夫としても、「ごほうび」に関するものがたくさん挙げられました。「親子で話し合ってテストの目標点を決め、それをこえたらお小遣いをアップしてあげています」「がんばったときには、旅行に連れていったり、ほしがっていた物を買ってあげたりしています」「うちはポイント制にしています。ポイントは100点をとるたびにたまっていき、子どもはそれを好きなときに好きなように使えるんです」「『今度のテスト、がんばったらこれを買ってあげようかな』と、子どもの好物のスイーツを話題に出しています」といった具合です。
しかし、保護者がしている工夫は「ごほうび」だけではありません。次のように、さまざまなサポートをしたり、見守ったりしているという声が寄せられました。

●体力や気力、記憶力などを育むには、充実した食事が不可欠! そう考えたわたしは栄養セラピーを学び、子どもの食生活をバックアップしています
●子どもの話を聞く時間を、意識して多くつくっています。勉強面に限らず友人関係などの悩みや愚痴にも耳を傾け、ストレスを発散させてあげるんです
●親であるわたしがまずテレビを控え、読書をする姿を見せることで、子どもに勉強するよう促しています
●親の声かけはもちろん大切ですが、一方的に言うばかりでは押しつけになってしまうことも。無理強いにならないよう、気を付けています
●子どもの状況によっては、親が口を出さないほうが良いこともあると思います。そんなときは、注意したい気持ちをぐっと抑えて見守ることにしています。いわば「忍」の一字です
●「勉強しなければいけない」ということは子ども自身がよくわかっていると思いますし、わたしも子どものころ、親に口を出されてかえってやる気をなくした経験があります。だから我が家では子どもの自主性を信じて、「勉強しなさい」とはなるべく言わないようにしています



子どもは勉強以外にも、こんなところでやる気を見せる!

続いて、保護者がお子さまのやる気を今までに最も感じた場面・ことがらについて伺いました。

☆勉強以外のことも含めて伺います。お子さまが今まででいちばんやる気を見せたなあ、ということを教えてください。

●「より良い学校をつくりたい」と、生徒会に立候補したとき
●母の日や父の日に、ごちそうカレーをつくって振る舞ってくれたとき
●「百人一首を覚える!」と自分で目標を立て、本当に全部覚えたとき
●自宅で飼っている昆虫の世話。えさやり、飼育ケースの掃除など、すべて自分で責任を持って取り組んでいます
●逆上がりの練習。わたしや先生が何も言わなくても、校庭や近所の公園の鉄棒で毎日練習して、ついにできるようになったんです。「できるようになりたい!」という強い意志が伝わってきました
●うちの子は水を怖がっていたんですが、あるとき自分から「泳げるようになりたいから、スイミングスクールに通いたい」と言い出しました。通い出してすぐ、泳ぐおもしろさを知ったようです。最初は週1日でしたが、今では週2日スクールに通っています
●うちの子は、好きなアニメについて驚くほど詳しく知っています。キャラクターの名前や得意技など詳細なデータが書かれた本を一冊、まるごと覚えているほどです。好きなことにはこんなにも情熱を傾けられるものかと、感心しました
●3週間のうちに、英検の1次試験と2次試験、ピアノの発表会、学年末テストが連続してありました。大人のわたしから見てもハードなスケジュールでしたが、娘は自分で計画を立てて勉強と練習に取り組み、弱音など一切もらさずに乗り越えたんです。結果はいずれも、本人にとって満足のいくものだったようで、「がんばったかいがあった」と喜んでいました。わたしも、「成長したなあ」としみじみ実感しましたね


子どものやる気に関してこんな悩みも!

今回のアンケートでは、お子さまのやる気についての悩みや気がかりなこと、ほかの保護者に意見を聞きたいことも伺っています。最後に、それをご紹介します。

☆お子さまのやる気について、ご意見や困っていること、ほかのかたの話を聞きたいことなどがあれば教えてください。

●今まではごほうびをあげることでやる気を引き出してきましたが、小6になる頃からごほうびにあまり心を動かさなくなったようです。またわたしも、もっと本質的に、子どもが自らやる気になることを期待しています。親として何ができるでしょうか

●なかなか勉強しようとしません。やる気にさせるには、どんな声をかけたら良いでしょうか

●勉強に対するやる気を持つことも、才能の一つだと思います。その才能を伸ばす工夫で実践されていることがあれば、教えてください

●他人と比べてあれこれ言うのは控えたいと思うものの、ライバルがいてこそ、互いに高め合う関係が生まれることもあるはず。ほかのご家庭では、良い意味での競争意識を育む工夫ってされていますか?

●優しさは、うちの子の大きな長所だと思います。でも、勉強に対するモチベーション向上には、「あいつには負けたくない!」というライバル意識も必要だと思います。優しさと競争心を両立させる工夫があると良いのですが……

●うちの子どもは、言われれば机に向かうのですが、自分からはなかなか勉強しようとしません。「勉強は自分のためにするもの」「将来必要になる知識を今身につけている」という意識を、子どもに持ってほしいと思います。子どもの心に響く話し方があったら教えていただけませんか

●あまり親が口を出さないほうが良いと考え、本人がやる気になるのを待っていました。でも、子どもはずっとマイペース。いつまでもエンジンがかからず、正直、「ずっとこのままなのでは?」と不安になってしまいます。それでも、子どもを信じて待ったほうが良いでしょうか。わたしは、子どもをほめて伸ばしてあげたいんですが……


6割以上の保護者が、「うちの子にはやる気がある」と感じていました。もっとも、逆に言うと「やる気が感じられない」という保護者が4割近くいることになります。また、「やる気がある」と感じる保護者の中にも、「本当に自発的に楽しんでいるかというと疑問がある」という保護者も少なくありません。お子さまのやる気をいかに引き出すかを模索する声が多く寄せられた背景には、そうした保護者の悩みがあるのではないでしょうか。
やる気の引き出し方としては、「ごほうびをあげる」という声が多く寄せられました。しかしこれにも、物やお金でモチベーションを上げることに対する抵抗感や「子どもの内面から意欲を引き出すことにはつながらないのではないか」といった疑問がきかれあり、保護者の試行錯誤の様子が伝わってきます。

やる気になるきっかけは、お子さまによって異なります。友達やライバルとの競争、昨日までの自分との競争、取り組むことそのものの楽しさ、何かができたときの達成感、やったことが役立つという実感……さまざまです。今回のアンケートに寄せられた手立てや意見を参考に、目の前のお子さまをよく見つめてみましょう。「今は友達との競い合うことがいいみたい」「最近はテストの結果がはげみになっている」など、状況や個性に応じて声かけや接し方を変えていきましょう。





wakabanavi01 at 01:46│ 統計・調査関連 | 教育・学習
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