2012年01月23日
併願校の合否、学習塾名を調査…同志社香里中
私立同志社香里中(大阪府寝屋川市)が今月実施した2012年度入試で、全受験生に対し、併願校とその合否、通っている学習塾名を答えさせるアンケートを行ったことがわかった。
府は、「入試の公平性に疑問を抱かせる」として、アンケートをやめるよう指導するほか、府内の他の私立中など65校で同様のアンケートが実施されていないか緊急調査する方針。
学校によると、14日(前期)と16日(後期)の一般入試の当日、受験生計782人にアンケートを実施。数年前に始めたとし、合否の判断には使っていないという。
ただ、募集要項や入試説明会ではアンケートについて触れておらず、保護者からは「個人情報がどのように使われるか説明がないのは納得できない」と憤る声が上がっている。
読売新聞の取材に、学校側は「学校運営上の情報収集だったが、受験生や保護者に誤解があれば続けるかどうか検討したい」としている。