私立高の経済的理由の中退 調査開始以来最少に公立中高一貫校増加により、中学受験層は多様化

2012年11月25日

那須海城中・高が募集停止 震災影響2017年3月閉校

東日本大震災で校舎などが被災し、東京都内に一時移転している私立男子校「那須高原海城中学・高校」(栃木県那須町豊原乙、茂木雅之校長)が、2013年度以降の生徒募集を停止し、17年3月で閉校することが、23日わかった。

 校舎などの修復に多額の費用がかかることや、東京電力福島第一原子力発電所事故の風評被害で全国からの生徒募集が難しくなったのが理由という。

 同校を運営する学校法人「海城学園」は、運営継続が難しいと判断し、今月7日の理事会で募集停止を決めた。在校生や保護者には説明済みで、23日には同校のホームページでも方針を発表した。12年度は新入生の募集を取りやめていたため、在校生は中学2年から高校3年までの98人。中学2年が高校を卒業する16年度末をもって閉校する。県も連絡を受けており、学校廃止を認可する方向だ。

 同校は1996年に開校した全寮制の中高一貫校。昨年3月11日、震災で校舎や寮の空調が落下したり、壁が割れるなどの被害を受け、生徒らは翌12日に東京都新宿区の兄弟校「海城中学・高校」に移り、5月からは同校の校舎で授業を再開した。今年4月には東京都多摩市内の廃校に再び移転し、授業を続けている。

 塩田顕二郎教頭は読売新聞の取材に対し、「生徒も教職員も那須に戻りたいと思っていたので残念だ。在校生が卒業するまでしっかり教育を続けていきたい」と話した。

 一方、那須町の平久井好一教育長は、「1週間ほど前に理事会の決定を聞いた。男子だけの全寮制の学校として、ユニークな教育を展開していただけにとても残念だ」と話した。1998年の那須水害で、生徒たちは積極的にボランティア活動に参加していたといい、「被災住民が感謝していたのを覚えている」と振り返った。



wakabanavi01 at 20:23│ 中学受験 
私立高の経済的理由の中退 調査開始以来最少に公立中高一貫校増加により、中学受験層は多様化