日本の15歳、学力向上 「読解力」8→4位【中学受験2014】過去問売上増にみる人気校予測、1位は「鎌倉学園」

2013年12月04日

暗記→表現へ変わる授業 入試や塾にも波及

3日に結果が公表された2012年実施の経済協力開発機構(OECD)国際学習到達度調査(PISA)。日本の15歳の学力が充実した背景には、教育現場の地道な努力がある。03年実施のPISAショックから9年。学校や塾では今、単なる暗記力や計算力ではなく、知識の活用力や表現力を伸ばすPISA型学習が進められている。

 「答えだけを書くのはだめ。どうやって答えを出したのかを書き残すように」

 11月21日、埼玉県熊谷市の学習塾「俊英館」熊谷籠原校で行われた「ひらめき脳育コースi」の授業。講師の久保田雄己さんがこう呼びかけた。小学4~6年の塾生約30人が挑んだのは「4人でバドミントンのリーグ戦を行う場合、何試合行われるか」という問題。解答用紙に計算式だけを記入していた子供を見つけた久保田さんは「計算して終わるより、一生懸命書き出したほうが頭が良くなるよ」と話しかけた。 

 久保田さんが塾生に求めるのは効率の良い解き方ではなく、PISA型の思考力と表現力だ。小5男児(11)は「授業はゲームみたいで楽しい」と笑顔を見せた。 

 PISAを意識した授業は、読解力の急激な落ち込みが判明した03年実施のPISAショック以降、学校現場で導入が始まった。群馬県太田市立南小学校では国語の授業で、新聞各紙の読み比べや、はがきサイズの新聞作りを行い、PISA型の「情報活用力」を育んでいる。

鯨井文代教諭(58)は、「多数の記事から情報を取り出し、自分の意見を発表させたり、身の回りの出来事を短くまとめさせたりすることで、読解力や表現力の向上につながっている」と成果を話す。

 一方、学習塾での導入は、人気の高い公立中高一貫校や首都圏の私立中で、問題解決能力を問うPISA型入試が増えてきたことが直接的な要因だ。

 安田教育研究所によると、都内の私立中で実施されたPISA型入試は、平成23年度は8校だったが、24年度は15校、今春は20校まで増加した。

 大手学習塾5社でつくる教育団体「次代の教育を共に拓(ひら)く会」理事長で日本教育大学院大学特任教授の高橋誠氏は「インターネットでいくらでも情報が得られる時代に求められるのは、知識の量ではなく、活用する力。PISA型入試は今後、高校、大学にも普及するはずだ」と話している。

(2013.12.3 産経ニュースから転載)


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