湘南高、小学生に説明会…中高一貫人気に危機感受験シーズン本番「実力を発揮したい」 決め手は「睡眠リズム」どう整えればいいの…

2015年02月01日

「中学入試に英語」が急増している事情

首都圏の中学入試は、埼玉、千葉に続き、2月1日に東京、神奈川でも始まり、本格化するが、近年、入試に英語を取り入れる私立中学が相次いでいる。首都圏では今年、新たに導入する12校を含め、少なくとも32校が実施する。海外生活を経験した帰国生を対象とする入試の導入も増えている。背景には、文部科学省が推進するグローバル人材の育成や、小学英語の教科化方針があり、今後さらに広がりそうだ。



◆首都圏で少なくとも32校が実施、保護者から歓迎の声も


 中学入試3大模試の一つ「首都圏模試」を実施する首都圏模試センター(東京都千代田区)によると、今年の一般入試で、英語を実施する首都圏の私立中学は少なくとも32校で、このうち今年から導入するのは東京都市大付属(世田谷区)や桐蔭学園(横浜市)など12校。山脇学園(港区)や大妻中野(中野区)も来年から導入する予定。

 北一成教務情報部長は「10年前から導入している学校もあるが、当時は生徒募集の間口を広げることが目的だった。ここ数年の動きはグローバル時代に合わせたもの」と指摘する。

 東京都市大付属は今年、従来の国語、算数、社会、理科の4教科入試に加え、英語、算数、作文(日本語)の3科目による入試を実施する。名称は「グローバル入試」。松尾浩二主幹教諭によると、導入理由の一つは、文科省がグローバル人材の育成に向け、小学校の英語教育を重視した政策を推進していることだ。

 文科省は平成23年度から5、6年生で英語を必修としており、今後は3年生から必修とした上で、5年生からは教科化する計画を公表している。

 さらに近年は英語教育に熱心な家庭が多く、小学生のうちから英会話教室などに通わせたり、英検を受けさせたりするケースが増えていることや、国内のインターナショナルスクールなどに通う生徒からの受験希望があることも要因となったという。

 問題は筆記のみで、レベルは英検準2級から2級程度。数多くの問い合わせがあり、学校説明会などでは保護者から「こういう入試を待っていた」と歓迎する声も出たという。

 同校では昨年から、帰国生を対象とし、英語も選択できる帰国生入試も導入。松尾教諭は「グローバル人材を育成するため、入り口から変えていこうという取り組み」と説明する。



◆高校での募集やめ帰国生入試始めるケースも


 海城(東京都新宿区)では23年から、それまで実施していた高校からの募集をやめ、代わりに募集定員30人の帰国生入試を始めた。目的は「グローバル化の中で多様性に対する感受性や寛容性、共生のための能力を培うため」(中田大成教頭)で、合格した30人は、一般入試合格者とともに全8クラスに均等に割り振っている。

 昨年からは、その帰国生入試に、英語を選択できるように変更した。受験生の保護者からの要望があったためだけでなく、将来、一般入試に英語を導入することになった場合の準備的側面もあるという。

 中田教頭は「将来、英語が教科化されると、帰国生に限らず、英会話学校などで高い英語力を身に付けた生徒たちと、週1、2時間程度しか勉強してこなかった生徒との間に大きな差がつくことが予想され、どう対応していくか準備する必要がある」と話す。

 中学受験に詳しい安田教育研究所(東京都港区)の安田理代表は「学校側は、国語と算数を勉強してきた生徒と、そうでない生徒が混じると教育しづらいため、多くの英語入試導入校は、国語と算数は必須で、英語は社会や理科との選択制」と指摘。「今後もそういう形で広がっていくのではないか」と話す。



◆受験者数下げ止まり、大学入試改革で人気再燃?


 中学入試の受験者数は20年のリーマン・ショック以降、減少傾向が続いてきたが、首都圏模試センターでは模試受験者の動向などから、今年は「横ばいか微増」と予想。大学入試改革などを見据え、今後、中学受験人気が再燃する可能性を指摘する声も出ている。

 進学塾「市進学院」(千葉県市川市)などによると、首都圏の中学受験者数は、いわゆる「ゆとり教育」で学習内容が大幅に削減された学習指導要領と学校週5日制が実施された14年ごろから、保護者の公立中への学力不安などから右肩上がりで上昇。

 16年には国際学習到達度調査(PISA)で日本が順位を落とした「PISAショック」も影響し、首都圏模試センターによると、19年には推定で5万人を超えた。だが20年のリーマン・ショック後は微減傾向が続き、昨年は4万2800人まで減少。小6の7人に1人が受験する計算だ。

 だが首都圏模試センターが昨年4月以降、計6回実施した首都圏模試では、前年の受験者数をいずれも上回っていたといい、北一成教務情報部長は「4年生から3年間塾に通って本格的に受験する子供は確実に減っているが、英会話やスポーツ、ピアノなどの習い事をしてきた子供の受験が増えているとみられ、全体としては横ばいか微増」と予想する。

 安田教育研究所の安田理代表は「大学入試改革で社会経験などが評価されるようになれば、社会経験プログラムが充実した中高一貫の私立中学が有利と判断する保護者が増え、中学受験熱が復活する可能性がある」と話す。

poliu270201


(2015.1.31 産経ニュース)



↓↓ 情報収集にご活用ください ↓↓

       人気ブログランキングへ        
 

中学受験情報・私立中学校情報満載! 『中学受験わかばナビ』

小学校受験ポータルサイト 『小学校受験新聞』

有名幼稚園情報が満載 『幼稚園受験.com』

子育て・育児情報は 『キッズライフなび』



wakabanavi01 at 00:26│ 中学受験 | 入試関係
湘南高、小学生に説明会…中高一貫人気に危機感受験シーズン本番「実力を発揮したい」 決め手は「睡眠リズム」どう整えればいいの…