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2015年06月01日

偏差値45で東大合格 コスパで選ぶ中高一貫校〈週刊朝日〉

中学入試の志望校を考えるひとつのヒントになるのが「コストパフォーマンスのいい中高一貫校」。本誌は今春の大学合格実績と、6年前の中学入試時の偏差値を調査。そこで目立った2校を紹介しよう。

 東大の現役合格者数10人。断トツなのが開智(埼玉)だ。中高一貫校になったのは1997年、今春の卒業生が13期生という比較的新しい学校。1期生から毎年東大合格者を出し続け、2011年の実績は14人。その後は毎年10人前後が合格している。

「東大理系数学、早慶文系英語など志望大学の科目別の特別講座や夏期講習、2次・私大直前講習などを行い、大学入試に向けた対策をしっかりと行っています」と、中沢千洋教頭が特色を語る。

 今春、塾に通わずに東大の文IIに現役合格した高山広太郎さんは、東大向けの講座、講習は全部受講した。

「東大入試ではどの教科も記述力が結果を大きく左右します。特別講座では記述問題を添削してもらえるので、自分ではなかなか気づけない弱点が浮き彫りになりました」

 同校は、先端と一貫の二つのクラスで生徒を募集している。高2で医系コースが加わり、高3からは最難関国立、国公立・私立、医系の3コースに分かれる。

「毎年、入学時には一貫クラスだった生徒が東大に合格しています」(中沢教頭)と授業の進め方に自信を持っている。

 文部科学省が推進する「アクティブ・ラーニング」も創立した18年前から先取りし、フィールドワークにも積極的に取り組んでいる。仮説を立て、調査・検証・考察を行って発表することは、自主的に勉強することにつながるだけではなく、大学生、社会人になったときにも役に立つ。

 高1の時に、東京湾のゴミの島を緑の島にするプロジェクトをテーマに選び、東京都庁で取材した高山さん。

「現在、東大で初年次ゼミナールを受講していますが、開智で体験した個人探究とほとんど変わりません。『こんなに役に立つんだ』とビックリしています」

 09年の偏差値が45以下なのに、国公立大の現役合格率が15%を超え、東大現役合格者がいるのが青稜(東京)だ。

「先取り学習はほとんどやりません。教科書を丁寧に学ぶ授業や確認テスト、補習などで基礎学力を身につけさせます」(生徒募集対策部長の伊東充教諭)

 女子校から共学になった95年以降少しずつ偏差値が上がり、08年からはほぼ毎年、東大合格者が出るようになったという。

 今春、東大理Iに現役合格した青野快さんの中学入試時の偏差値は50前後。6年間を振り返り、こう話す。

「学校の授業は基礎を固めるのに役に立ち、センター試験対策になりました。東大対策としては、英作文や過去問の添削が充実していました」

 同校では定期試験前の月曜を「質問の日」にし、全教員が待機。質問が苦手な生徒の背中を押す工夫もしている。

※週刊朝日  2015年6月5日号より抜粋



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