首都圏の中学受験はこうなる<文科省調査>教員業務、国や教委の調査が「負担」

2015年07月23日

木材の写真見て作文 公立中高一貫校 独自の取り組み


木材の写真見て作文 公立中高一貫校 独自の取り組み〈AERA〉


 近年、私立全体の募集枠が増える一方で受験者の数が減り、「御三家」など最難関クラスを除いて、私立受験は易しくなっている。そんななか、存在感を増しているのが公立の中高一貫校だ。首都圏では、独自の授業や入試で人気を集めている公立中高一貫校がある。

 平均6.22倍。東京都立中高一貫校の今年の受検倍率だ。設立当初より低下したとはいえ、その人気はなお根強い。

 一口に公立といっても、入試や教育内容は多様だ。人気校の一つ、都立桜修館(目黒区)の入試は作文に特徴がある。長い文章ではなく、写真を見せたり短い詩を読ませたりして、45分で600字程度の文章を書かせる。

「昨年の写真は木材。大人でも何を書けばいいか悩みますよね。論理的に考えることができ、自分の考えを相手にわかりやすく伝えられる子どもに入学してほしい。そのためにこのような作文の問題を出しています。子どもたちの豊かな発想力には驚かされます」(笠原聡副校長)

 授業も論理的な思考の育成に重きを置く。中1から中3まで、「国語で論理を学ぶ」と「数学で論理を学ぶ」という独自授業が隔週で2時間ずつ。その集大成が、高2で取り組む5千字程度の研究論文だ。高3ではそれを英語で要約する。

「公立なので国公立大志望者が多い。研究論文に取り組むことで、大学で学びたいことがわかり『◯◯大学の△△学部に進学したい』と、志望が明確になる生徒が多いですね」(同)

 1901年に東京府立三中として設立され、芥川龍之介や堀辰雄らが卒業したことで知られる伝統校、都立両国(墨田区)。附属中は2006年に開校した。

 桜修館が高校からの募集を行わない中等教育学校であるのに対し、両国は附属中の1学年120人に、高校入試で80人が加わる「併設型」だ。

 中高一貫校では、5年間で6年分の勉強を終える「先取り学習」をウリにするところが多いが、両国は中学入学組と高校入学組を同じ教室、同じ進度で学ばせる。先取り学習は、成績下位層に敗北感を抱かせ、自己肯定感を低めてしまうからだ。

「中学では基礎・基本を徹底し、焦らずにのびのび学べるからこそ、高校で勝負ができる。(高校入学組と)互いに切磋琢磨でき、高3では『チーム両国』としてみんなで受験勉強を頑張る雰囲気が生まれるのです」(大井俊博校長)

 その成果は数字に表れている。今春の卒業生の4年制大学現役進学率は85.9%、現役での国公立大進学率も31.2%と高い。

※AERA 2015年7月27日号より抜粋




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