「女子校にイジメがない」って本当? 男女別学の“あるある”座談会エナジードリンクを飲む子どもたちに起きている「異変」

2017年11月20日

中学受験 テストで点が取れない子の3つの行動


塾の授業の内容は理解できている。週例テストもそこそこに点が取れる。なのに、組分けテストや模試などの大事なテストになると点が伸びない。そんな悩みを抱えている中学受験生は少なくありません。「しかし、『今回はたまたま悪かっただけ』と軽く考えるのは要注意。なぜなら、テストで点が取れないのはそれなりの原因があるからです」。そう話すのは中学受験のプロ家庭教師、西村則康先生。では、その原因にはどんなことが挙げられるのでしょうか? そして、それを克服する手立てはあるのでしょうか? 西村先生に聞いてみました。


●塾の授業は理解できているのに、テストで点が取れない子の3つの特徴

 塾の内容は理解できているのに、テストになると思うように点が取れない子がいます。中学受験は結果がすべてなので、「なんで点が取れないのだろう……」と親子でガッカリしてしまいますよね。

 「でも、それにはちゃんと原因があるのですよ」と西村先生。

 そもそも知識がないというのは別ですが、西村先生によるとテストで点が取れない子には、次の3つの特徴があるといいます。

【テストで点が取れない子の3つの特徴】

①問題文を読まない

②当てずっぽうで答える

③ぽかミスをする

 西村先生はこう言います。

 「テストで点が取れない子の共通の特徴は、アウトプットを意識していない点にあります。授業とは知識を得るというインプットの作業であり、テストは問題を解くというアウトプットの作業です。まずそのことを理解し、取り組むときの意識を変えなければいけません。アウトプットが苦手な子の多くは、面倒なことが嫌いで、答えを出すために必要なプロセスを省略しようとします」

 アウトプットに必要なのは次の2つです。

①正解を出そうと強く意識する

②正解を導くために正しい方法を使う

 「②の正しい方法というのは、例えば国語の読解なら大事なところに線を引く。算数の図形なら線分図を書くなどです。こうしたやり方は塾の授業で習いますので、まずはそれを素直にやってみることが、得点につながります。これを面倒臭がってしまう子は、いくら知識があっても正しい答えに到達できる確率が大きく下がります」

 「①の正解を出そうと意識している子は、問題文をしっかり読み、正しい答えを出すためにはどうしたらよいかをきちんと考えながら解き進めていきます。逆にそれができない子というのは、先に挙げた『テストで点が取れない子の3つの特徴』に当てはまります」

 では、西村先生にそれぞれの特徴を詳しく説明してもらいましょう。


●【問題文を読まない】類似題をくり返し演習させることで陥る早とちり

 「テストで点が取れない子に最も多いのが、『問題文をよく読まずに解こうとする子』です。そういう子は、塾のテキストや市販の問題集に入っている典型問題は解けるのに、ほんの少し条件が変化し、要求されている結論をずらされると、見事に間違えてしまうのです」

 「問題をしっかり読まないうちに解き始める子というのは、例外なく多くの演習問題をこなしています。そうさせているのは、塾が原因でもあるのです。例えば、難関校に強いと言われているSAPIXは、その週に学習する内容を1冊にまとめたテキストを使って授業を進めていきます。授業で使うテキストの裏面には家庭でやる宿題が載っているのですが、その問題文は授業で習った問題の数字を変えているだけ。問題文をしっかり読もうとする意欲が高まりません」

 「類似問題をくり返し解くことで解き方や考え方を身に付けるという方法は間違ってはいないのですが、そういう宿題に慣れてしまうと、問題を1行読んだだけで、『あ、これはあのやり方だ』と思い込んでしまい、問題文を最後まで読まずに解き始めてしまう危険性があります。そういう子は、問題をしっかり読むトレーニングをしなければなりません」

 「こういう子におすすめの対策は音読です。音読は一語一語読まなくてはならないので、読み落としを防ぐことができるからです。問題の読み落としが多い子は、家庭学習でテキストを音読する習慣をつけさせましょう。実際のテストでは音読はできませんから。最終目標は音読をするように黙読をすることです。それが習慣づくと、問題文を読み飛ばすことが防げます」

 それともう一つ、西村先生は問題を解くときの“向き合い方”についてこうアドバイスをします。

 「勉強には、スピーディーな学習とスローな学習の2種類があります。スピーディーな学習は算数の計算、国語の漢字や語句、理科・社会の暗記など、くり返し学習することで覚えるものです。一方、スローな学習は、算数なら計算問題以外すべて、国語なら読解力、理科・社会なら説明文を読んで全体のイメージをつかむ、といったことが挙げられます」

 「中学受験の勉強では、スピーディーな学習とスローな学習の両方をバランスよく取り入れることが大切です。大手進学塾の場合、中学受験に向けた3年間の学習カリキュラムがきっちりと決められていて、日能研を除くほとんどの塾では、5年生までに中学受験に必要な範囲を終わらせます。4年生ではその基礎を学習するため、公式や知識を暗記するスピーディーな学習が中心になります。こうした授業に慣れた子どもたちが、5年生になって登場する発展問題や応用問題を同じように解こうとしても、正解を導くことはできません。なぜならこれらの問題は、『なぜそうなのか』を理解していなければ解けない問題だからです。つまり、スローな学習で理解を深めていかなければならないのです」

 「入試ではこれらの問題がミックスされて出題されます。そのため、取り組む問題ごとに、今はどの学習の問題なのかを意識して取り組むことが大切です。例えば計算問題なら、『正確に』『スピーディーに』解くことが求められます。一方、考える問題はきちんと『理解し』『納得する』ことが求められます。それなのに、時間を気にせずにダラダラと計算問題に取り組んでいたり、問題文を読みじっくり考えるべき問題で、読み飛ばしや思い込みで解いたりしていては、テストで点を伸ばすことはできません。テストに取り組むときはもちろん、家庭学習をするときでも、取り組む問題ごとに『これは覚える問題だ』『これはじっくり考える問題だ』と意識して取り組むようにしましょう」


●【当てずっぽう】「分からなかったら、何でもいいから書いておけ」はNGワード

 「問題文を読まない子」と重複する点もありますが、「当てずっぽうで答える子」もテストで点が取れません。

 「このタイプの子には共通した特徴がある」と西村先生は言います。

 「まず、答案用紙はほとんど埋まっています。問題用紙の空きスペースに、式まで書いてあることがあります。にもかかわらず、答えは×だらけで、点数は半分以下。なぜだろう? と痕跡をたどっていくと、部分部分は合っているのに、なぜこの数字が出てきたのだろう? と首をかしげる箇所があります。そこで、『この数字(式)で正しいという気持ちは何%くらいあったの?』と聞くと、ほとんどの子どもは0%とか20%とか自信がなさそうに答えるのです。つまり、正しいと思ってもいないのに、その数字を書き、その式の計算を続けているのです。それは、何とか解答用紙を埋めなければ! という不安な心理からくる行動なのだと思います」

 「しかし、そうさせてしまう原因に、実は大人たちの言葉が大きく影響を与えています。当てずっぽうの答えを書いた子どもに『なぜ、その数字を書いたの?』と聞くと、『だって、塾の先生が分からなくても空欄を作るな、何でもいいから書いておけ、って言ってたもん』という返事がくる子が少なくありません。『親から言われた』という子も多数います」

 「そして、そういう子の塾のテストを遡って調べていくと、そういう取り組み方が4年生の段階で既に始まっていることが分かります。そういう子は、例外なく問題文を読むところからいいかげんです。そして、答えを書くまでの時間が極端に短いという共通点があります」

 「ところが、4年生のうちは、この当てずっぽうの答えがたまに正解することがあります。記号問題や、算数の問題でも答えが整数であるために、意外と当たってしまうのです。この時期に、当てずっぽうでも正解になる可能性があると味をしめた子どもは、この癖からなかなか抜け出すことができなくなります。そして、5年生になって考えたり、理解したりしないと解けない問題が出てくると、当たりの確率が下がり、テストで点が取れなくなってしまうのです」

 では、どのような対策が必要なのでしょうか?

 「『しっかり考えろ!』『最後まで粘って解いてみろ!』と叱ってみたところで、改善は望めません。この手のタイプの子を立て直すには、その子が知っていることや理解していることを把握したうえで、『今、ここまでは分かっている。次にここに気づけば、先に進めるはずだ。そのためにはどんなヒントを与えるのがよいだろう』と考える手助けをするような声かけが効果的です。この場のヒントや刺激は、その子自身が気づくことができる範囲の中で、できる限り遠くに設定する必要があります。しかし、それを親がやるのは難しいかもしれません。また、大手進学塾では生徒一人ひとりをそこまで見てあげることはできませんので、中学受験に熟知した個別指導塾かプロの家庭教師に委ねるのが理想です」

 「ただし、4年生の段階であったり、そこまで常習でなかったりすれば、親でも対応はできます。算数なら『この問題では何を聞かれているの?』『何を書けば解けそうな気がする?』『その差は何だろう?』『今の式で何が分かったの?』といった質問をしながら進めていきましょう。そして、『しっかり考えれば、正解が出せる』という経験を積み重ね、自信を持たせてあげるのです。そうすれば、子ども自身が分からない問題に遭遇しても、焦ることも、諦めることもなく、『よし、まずは考えてみよう!』と立ち向かっていけるようになります」


●【ぽかミスをする】よほど痛いミスをしないと受験本番まで直らない

 最後に挙げる「ぽかミス」は、「問題文をよく読まない」「当てずっぽうで答える」とは次元が違うミスです。

 「『ぽかミス』とは、本人が無意識にやってしまう頭の痛いミス。例えば、答えの数字は合っているのに単位を書き忘れた、記述の最後に『。』を書き忘れたなど、悔やんでも悔やみきれないような間違いをしてしまうこと。しかし、こうしたミスは本人の意識を変えない限り、なかなか直りません」

 「私の教え子にも、ぽかミスばかりする子がいました。何度注意を促しても直らず、親御さんも私もいつもやきもきしていましたが、一向に直る気配がありませんでした。そんな中で迎えた本番。やはり悪い予感は的中し、ぽかミスをやってしまったのです。千葉・埼玉での前哨戦でそれが二度続いたとき、さすがに本人もこのままではマズイと思ったのでしょう。この時点でやっと本気になったのです」

 「中学受験では、特に男の子に多いのですが、本番まで自分のことと捉えることができず、何となく受験勉強を進めてしまう子がいます。そういう子は危機感を感じていないので、ちょっとやそっとのぽかミスでは反省をしません。でも、さすがにこのままではマズイという状態になったときに、これまでになかった集中力を発揮することがあります。親御さんとしてはヒヤヒヤしてしまいますが、発達段階の途中にある小学生にはこういうこともあるということを知っておいてほしいと思います。そして諦めずに言い続けてあげてください」

 「ぽかミス」は本人の性格や真剣さの度合いによるものなので、対策が難しいけれど、「問題文を読まない」「当てずっぽうで答える」に関しては、きちんと対策を取れば、必ず克服していけます。次のテストでよい結果が出せるように、早速改善していきましょう。


2017.11.20
日経デュアル から転載



↓↓ 情報収集にご活用ください ↓↓

       人気ブログランキングへ        
 

中学受験情報・私立中学校情報満載! 『中学受験わかばナビ』

小学校受験ポータルサイト 『小学校受験新聞』

有名幼稚園情報が満載 『幼稚園受験.com』

子育て・育児情報は 『キッズライフなび』




wakabanavi01 at 15:06│ 中学受験 
「女子校にイジメがない」って本当? 男女別学の“あるある”座談会エナジードリンクを飲む子どもたちに起きている「異変」