成蹊中

2011年06月06日

成蹊中学校

成蹊中学校 説明会レポート

日時: H23年6月4日(土)13:30~  晴れ

参加者数: 約500人(第一会場のみ、第二会場は若干少ない350~400名程度と思われる)

配布物: 学校案内、「伝統と論理に基づいた個性伸長教育」(二つ折りのパンフレット)、昨年度入試問題・解答用紙(第1・2回ともに)、2011年度一般入試問題解説、成蹊中学校進学ガイドブック、成蹊学園学校案内、アンケート用紙、クリアファイル

内容
◆13:30~ 成蹊の教育姿勢 校長 両角雄功 先生
(学校案内を見ながら説明)
 〇個性を持った自立的な人間の創造
全人教育、一貫教育、個性伸長教育
・個性の尊重・ 自律と自立
・一貫教育の充実・ 体験による学習
・成蹊大学との連携
大学キャンパスを使用することや、学生に協力してもらうことが多々ある。
・豊かな自然
・充実の施設
ガラスを多く使用した開放的な施設。震災の際はガラスの1枚も割れることがなかった。先生方の多くが震災の日には学校に泊まることになったが、充分な毛布があった。今後はもっと備蓄を充実させたい。

〇桃李不言 下自成蹊
「成蹊」という学園名はこのことわざからきている。桃や李は何も言わないけれど、美しい花を咲かせ、美味しい果実を実らせる。それに惹かれて人が集まり、その木の下には自然と蹊ができる。
「成蹊」と名のつく学校は全国にいくつかある。当学園とは何の関係もないが、それだけこの「成蹊」という名前が良いということだと思う。その中でも当校の歴史が一番長い。

〇凝念
時々「ここは宗教学校ですか」という質問を受けるが、それは違う。「凝念」という宗教を感じさせるものを取り入れているのは、中村春二が理念よりも実践を重んじるという考えだったため。「精神を集中させ、それを持続する習慣を養うことは教育の徹底に不可欠である」という教育理念によるもの。

〇創立100周年
2012年に創立100周年を迎える。


◆13:41~ 学習活動の様子 教務部長
〇中学教育と中学生
成蹊小学校から約半数、外部から残り半数が入学してくる。さらに中学2年生からは帰国生の入学を受け入れている。様々なバックグラウンドを持った子ども達の中で中学生活を送っていく。

《学習指導》
3つの大きな特徴
1.主要科目という概念がない 全てが等しく必要で大切な科目と考えている

2.専門性を重んじる 高校並みに分野わけをしている。理科で言えば、生物・化学・地学・物理と分けており、教える教師もそれぞれの専門教諭である。

3.体験・経験重視 実験・技術などの体験を大切にしている。

〇授業について
(入試を例に)
国語の入試問題 長い文章を読み、問いに答える問題が主としてある。
理科の入試問題 実験の結果を読んで分析することを求められる。
社会の入試問題 長い文章を読み、問いに答える問題が主としてある。
 ↑これらの入試からも授業の様子が伺えると思う。 
英語 小学校から英語教育があった生徒と中学から始める生徒がいる、また帰国生もいるので英語のクラスは習熟度別に分かれて行っている。
・日進月歩カレンダー
基本的な生活習慣として、毎日7時間以上の睡眠、朝食を摂ること、家庭学習を最低1時間すること等がある。「日進月歩カレンダー」には授業ででた宿題の提出期日や小テストの予定を書き込む。当校はレポートの提出や小テストがとても多い。
別に、「日進月歩テスト学習計画表」がある。試験の10日程前に計画して記入する。中学3年生からはこちらからフォーマットを渡すことはなくなる。各自で自立してやっていく。

〇高校について
一般、帰国生、中学校からの入学者がいる。中学校よりも様々なバッググラウンドをもった生徒が入ってくる。
・全科目が必修である。例:社会ならば歴史、公民、地理、全ての授業を受ける。
・数学と英語はレベル別の授業を行う。
・成蹊は文系の学校だといわれることもあるが、進学結果を見ると理系の方面へ進む学生が多い。
外部受験をする生徒の割合でみると、医歯薬系が18%、理工が27%程度。その中の8割は成蹊大学へ進学する条件を満たしているが、外部へ挑む生徒。
外部進学をする生徒は15%が国公立、41%が早慶、ICUを受験している。
・進路指導:
ベネッセのプログラムを使って生徒に考えさせている。
大学教授の講演、大学のキャンパス訪問、OB・OGを招待するなどして選択を手伝っている。多くの生徒がベンチャー企業、外資や自ら起業するなど多彩な方面へ進んでいる。


◆13:59~  成蹊の一年間 生徒部担当 
(スライドを見ながら説明)
〇春
4月 入学式、新入生歓迎会(学校の生活やルールを上級生が劇などで紹介)
5月 遠足(1年生高尾山)
6月上旬 見学会(芸術鑑賞)、修学旅行(3年生)

〇夏
7月中旬 夏の学校
1年生の夏の学校は高校生がヘルパーとして手伝ってくれる。夏の学校実行委員会がある。

〇秋
9月 体育祭(体育祭実行委員会あり)
9月末 蹊(こみち)祭(蹊祭実行委員会あり)
10月下旬 秋の遠足

〇冬
1月下旬 1月展
2月下旬 健歩会
3月上旬 球技大会


◆15:13~ 入試について 入試部長
本日配布した募集要項は昨年のもの。今年度は募集人数に変動がある。
第一回 男子約50名、女子約35名(昨年は男子約55名、女子約40名)
第二回 男子約25名、女子約20名(昨年は男子約20名、女子約15名)

・志願者シート
他の学校には見られないかもしれないが、面接の代わりのように思ってもらえたら良い。
本人・・・どうして成蹊を選んだのか?
保護者・・・どうして成蹊に出願を決めたのか?

・試験の難易度
第一回、第二回は同じレベルの難易度。

・学校選び
最近他の私学からの受験生が増えていると感じる。
学校選びはとても大切。家庭と学校の教育方針が似ている学校、本人が行きたい学校であることが重要。
学校の良し悪しは、本人にとって合っているか。合格をもらった学校(決まった学校)というのは縁があったということ。少なくともそう思うことで前向きな気持ちで通うことができる。

成蹊を語るキーワードは「多様性」


◆14:36~ 入試の出題方針 各担当教諭
〇国語
生きる力とは「問題解決能力」わからないことに取り組む力。
国語の入試問題は、記述式の問題が多い。これを面倒くさい等と考えずに立ち向かおうとする、大変なことに立ち向かおうとする子どもが欲しい。
例えば、75文字問題だとして、基本(一般)的には8割以上埋めることが大前提とされていると思う。
成蹊では、たとえ75文字中の15字しか埋まっていなくても、その中でこちらが読み取って欲しいと思ったことに触れていたら点をあげられる。書いている途中で時間がなくなってしまっても消さないで欲しい。問題を捨てる、という考えを捨てて欲しい。
長い文章を読んで答える問題。問題を解くうちに文章全体が理解できるように作っている。だから一問一問が大切。一つ一つの問いが文章を読み解く手助けをしている。
最後に、文章全体の理解ができるようにするために空欄が多い(記述が多い)解答用紙になっている。それを面倒くさく思う子どもならば来なくても良い、位の気持ちでいる。

〇算数
「問題解決能力」が大切だと思っている。
・算数の基礎力
・問題を読んで、それを正確に読み取る力
落ち着いて問題文を読む、状況を読み取ることが大切。計算自体の難易度は低いが、早とちりしたり問題文を理解できない子どもが多い。

〇社会
きわめて特徴的な問題を作っている。
歴史・地理・公民の3分野から出題している。
大きな問題を2つ入れている。試験時間が30分なので1つを20分、もうひとつを10分で答えられるようにしている。

〇理科
物理・化学・生物・地学、全ての分野から出題している。小学校で学ぶ内容を大きく逸脱しないよう気を配っている。長文を読み、理解する問題、グラフを見て答えを見出す問題が多い。問題文の見落としが多いと感じている。

◆15:25~ キャンパスツアー(希望者のみ)


☆ 備考
事前予約、スリッパなど必要なし。ただしキャンパスツアーを希望される場合はスリッパが必要とのこと。個別質問は特になかったが、キャンパスツアー後にそういった時間が設けられたかもしれない。告知などはなかった。
参加者数はかなりの人数で、第一、第二会場に分かれて行われた。第二会場は若干遅れて始まったらしく、第一会場が終わったときにはまだ説明の途中だった。また第一会場では、休憩時間の後から国際学級志望の方々を別の場所に案内されていた。

☆所感
子ども(受験生と思われる)をつれている方が多かった。大部分が家族で参加されているようだった。
校長先生のお話は本当に学校案内に沿ったものでしかなかった。学校案内を読めば事足りる、という内容だった。
入試関連のお話はかなり細かくされていたので良かったと思う。
成蹊に入ると今まで考えていた勉強とは違う種類の勉強をしていくことになるんだと感じた。成蹊がしたい教育・ほしい子ども像が分かりやすく伝わってくる良い説明会だったと思う。


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