今年(2014年)も、3.11の季節がめぐってきました。3年目の春です。3月11日に最も近い休日ということで、和歌山市では、3月9日(日)に、恒例となった和歌山城西の丸広場を会場として、「フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山3.9アクション」を開催しました(10:00~15:00)。
 既に2週間近くが経ってしまいましたが、断続的に Facebook に投稿した写真や短文がそこそこたまっていますので、備忘録的に一つにまとめておくことにしました。 

開会前の西郷さん

アコーディオンと「安倍ヤメロ」幟と西郷章さん 開会は午前10時ということであったので、実行委員としての自覚のあまりない私は、10時少し前にようやく会場の西の丸広場に到着したのですが、既にステージ代わりの大型トラックの荷台の上では「うたごえオールスターズ」による演奏が始まっており、広場の入り口では色々な署名活動なども取り組まれていました。そしてその横では、「憲法を生かす会・和歌山」の西郷章さんが、持参した
「安倍ヤメロ!!」幟や「96条改憲は憲法の死刑宣言」幟などを翻しながら、アコーディオンの練習に余念がありませんでした。たしか、西郷さんはステージ企画で「どじょうすくい」を披露してくれることになっていたはずですが、そちらの方は全く心配していない様子であり、心は既に明後日(3月11日)の郡山総合体育館で開催される「3.11反原発福島行動’14」に飛んでいる様子でした。なにしろ、郡山では、実行委員会委員長の椎名千恵子さん直々のご指名により、ドジョウスクイだけではなくアコーディオンの腕前も披露することになっていたのですから。しかも、アコーディオンについては、現地のサックス奏者との共演が予定されているものの、本番直前でなければ音合わせもできないとかで、ひたすら練習するしかないということでした。 

うたごえオールスターズ
うたごえオールスターズ 10時からの全体集会開会前のオープニングを飾ったのは、お馴染み「うたごえオールスターズ」の皆さんでした。もっとも、先ほども書いたように、私が会場入りしたのは10時少し前だったため、全曲聴けなかったのは残念でした。ところで、「中北幸次さんのお姿が見えないが?」と思われた方もおられるかもしれませんが、この日、中北さんはPAコーナーの差配役に徹し、演奏の方はお仲間に任せておられるようにお見受けしました。なお、私の自宅に届いた「和歌山うたごえ九条の会」発行の「うた9ニュース(第13号)」によれば、新年度の総会は、花見の会を兼ねて4月6日(日)に和歌山城二の丸広場(伏虎像の前)に紅白の幕をはり、10時半から総会、11時から「お花見&っうたう会」が行われるそうです。ただ、この日は、Stop!秘密保護法わかやま共同行動が呼びかけるパレード(市役所前集合→岡公園付近解散)があるため、その間は「花見」を抜け出してパレードに参加することが推奨(?)されるようです。

全体集会 10:00~11:10
黙祷
実行委員会挨拶

文化プログラム  中川美保さんと仲間たちのサクソホン演奏
中川美保さんと仲間たち 主催者開会挨拶に続く全体集会冒頭は、中川美保さんと3人の仲間たち(高校生のお弟子さんですね)によるサクソホン四重奏でした。ヴィヴァルディの「春」やJ.Sバッハの「アリア」(これが普段のレパートリーでしょうね)に引き続き、東北慰問で特に喜ばれる唱歌やムード歌謡が披露されました。そして、予定の演奏を終えてステージを下りようとしたところに巻き起こった「アンコール!」のかけ声に、進行を焦る事務局の意向よりも、アーティスト魂を優先させた中川さんは、最後に演奏した曲(『有楽町で逢いましょう』でしたっけ?)をもう一度繰り返して演奏したのでした(お見事!)。

フクシマからのお話  伊東達也さん(原発問題住民運動全国センター筆頭代表委員、浜通り医療生活協同組合理事長)

伊東達也さん 午前中に行われた全体集会で、福島からの報告をされたのは、原発問題住民運動全国センター筆頭代表委員、浜通り医療生活協同組合理事長の伊東達也さんでした。
 伊東さんの発言を、朝日新聞和歌山版は次のように伝えていました。「集会では、元福島県議で原発問題住民運動全国連絡センター(東京)の筆頭代表委員を務める伊東達也さんが、『原発事故は日本の歴史上、最大最悪の公害。今も多くの人がいつ終わるか分からない過酷な避難生活を強いられている。震災関連死も後を絶たず、毎日新たな墓標が生まれている』と訴えた。」(宋潤敏記者が取材してくれました)
 8日から15日にかけて全国各地で開かれる集会に、福島の現状を伝えるべく多くの人が福島から駆けつけられたと思いますが、伊東さんもそのお一人でした。伊東さんは、全体集会終了後に実施されたアピールパレードでは、スタート時の先頭も務めてくださいました。

実行委員会参加団体(1分間アピール)
 
 伊東達也さんの福島からの報告に続き、ステージでは、実行委員会参加団体からの1分間アピールがありました。登壇したのは、「原水爆禁止和歌山県協議会」「憲法を生かす会和歌山」「子どもたちの未来と被ばくを考える会」「生活協同組合コープ自然派和歌山」「原発をゼロにする和歌山県民の会」「楠見子連れ9条の会」「ポングリ」の皆さんでした。私も「子どもたちの未来と被ばくを考える会」を代表して(単なる一世話人ですが)スピーチさせてもらいました。

アピールパレード(原発さよなら行進@和歌山Vol.6) 11:30~12:30
パレードコース 和歌山城・西の丸広場→砂の丸広場横→追廻門→県庁前交差点左折→(三年坂通り)→屋形町交差点左折→(屋形通り)→三木町交差点左折→(けやき大通り)→西の丸広場
追廻門を目指す 「フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山3.9アクション」、今年のアピールパレード(原発さよなら行進@和歌山vol.6を兼ねる)は、午前11時30分過ぎからの昼休みパレードとして実施されました。全体集会で福島からの報告をされた伊東達也さんを先頭に、西の丸広場を出発した一行は、追廻門をくぐり、県庁前交差点を左折して(右折するデモというのは基本的にありませんが)三年坂を下って関西電力和歌山支店前(屋形町交差点)を目指すことになります。
 ちなみに、今回のアピールパレードの参加者数は、私が厳密に(?)3回も計測した結果は(全くの掛け値なしで)、総数約320名、内子ども21名、大型犬(中型犬かも?)1頭、小型犬不明でした。
 1頭だけ参加した反原発アピール犬の背中には、「原発のない未来を」と書かれたボードが背負われていました。お疲れ様でした。なお、雄か雌かは聞き漏らしました。

ステージ企画 12:30~15:00
海草新婦人銭太鼓  銭太鼓演奏
 
アピールパレードの一行が西の丸広場に戻った後、午後のステージ企画の先陣を務めたのは、海草新婦人の皆さんによる「銭太鼓」でした。皆さん、息の合った見事なばちさばきでした。

エラソウルサ(インドシ)
 午後のステージ企画、海草新婦人の会による「銭太鼓」についでの登場は、プログラムには「エラソウルサ(インドシ)」と書かれていたのですが、どこまでが個人名で、どこからがバンド名なのかがよく分かりません(一度詳しく教えてください!)。メインボーカルは「インドシ」さんで良かったんでしょうか?あと、両脇の奥野亮平さん、麻美さんご夫婦の演奏者としてのステージネームもあるんですよね?それから、Kayoさんの表記にしても、小文字が正しいのか大文字が正しいのかが分からない(「にんにこてん」の仮チラシには、両方の表記が混在していた)。といったことはさておき、演奏は素晴らしかった(何年ぶりかで聴く亮ちゃんの三線も良かった)。聴き手の魂に直接ことばが届くように思いました。ところで、4月12日(土)午後1時半から和歌の浦アート・キューブで開かれる「にんにこてん」ライブで、またこの顔ぶれでの演奏があるんでしょうか?
と Facebook に書いたところ、すぐに奥野亮平さんから以下のようなコメントをいただきました。
エラソウルサほか金原先生ありがとうございます!名前の説明、ここでしておきます。ややこしいですが。『エラソウルサ』はいんどしの単体のアーティストネームです。(いんどしもそうですが、歌う時はエラソウルサみたいです)昨日の表記が『エラソウルサ』のみだったのは、初めは、一人で出る予定だったからだと思います。そして、僕ら夫婦の名前は、まず、普段の制作活動してる時は『ポングリ』、演奏する時は二人の場合『モモンガポンガ』、バンド編成、と言うか僕ら二人以上になる時は『トンカラポンガ』になります。にんにこの時は『エラソウルサとトンカラポンガ』になっているのは、おそらく他にも誰か来るんちゃうかなー?と思ってです。でも、今は特に名前にこだわりがないので、これからは『トンカラポンガ』に統一しようかな?と思ってます。ちなみに、『トンカラ』はスワヒリ語で段ボールで『ポンガ』はポンコツ楽団みたいな意味です。『段ボールってゴミっぽいイメージやけど、引越しの時とか役にたつよね~!ポンコツ楽団!』みたいな意味です(笑)必要な所にちゃんと行けたらいいなと思ってます。長々とすいません!カヨさんの、表記も気になります。と言うかカヨさん、
一緒に出来て嬉しかったです!ちゃんとお礼言う前に居なかったのでこの場を借りて、ありがとうございました!またよろしくです!
そして、そうこうするうちに宮崎佳世さんから、「私は基本Kayoですが、宮崎かよ の時もあります。よろしくです笑」というコメントが入り、いやー Facebook の威力はすごいと感心しました。

ナツオ(嶋田奈津子)
 エラソウルサと亮ちゃん、麻美ちゃん、Kayoさんたちのステージの次の出演者は、なっちゃんことナツオ(嶋田奈津子)さんでしたが、ご主人やもうすぐ1歳の誕生日を迎える娘さんと親子3人揃っての「3.9アクション」参加で、特に、ステージ前に陣取った娘さんのリズム感の良さは多くの人の注目を浴びました(?)。その点につき、後になっちゃんからFBに届いたコメントの一部を引用します。
音楽好きにいまのところ(笑)育ってくれててありがたいです。娘は、原発反対、秘密保護法反対ー!などのパレードや集会参加が多いですが、早くみんなが安心して暮らせる社会になって、その中での楽しい集会!にどんどん参加できることを願ってます!そのためには、父ちゃん母ちゃんがんばらないと、です!(^^)/
ナツオ さて、その「母ちゃんがんばらないと」の「ナツオ」ママのステージです。これまで、「なつおmeets南風」のボーカルとして、あるいはギタリストとの協演という形での演奏しか聴いたことがなく、ウクレレ弾き語りによる「ピン」での演奏は聴き始めでした。なっちゃんのウクレレというと、思い出されるのは2011年8月15日、和歌山市のライブハウス「オールドタイム」に出演した際(ナッキーとの協演でしたね)、たしか『PIECES OF THIS WORLD』(田中美奈ちゃんの曲)でウクレレを弾いた時の、お世辞にも上手とは言いにくい演奏が記憶にあったのですが、お見それしました。格段に上手くなっていた!人間って、努力すれば進歩するんだと勇気づけられました(褒めたことになっていない?)。今回はソロで歌った『スナメリ泳ぐ海』ですが、近いうちにまた「紀の川スナメリ合唱団」との協演で是非聴きたいですね。

踊り「どじょうすくい」 西郷章
どじょうすくい① 西郷章こと紀州熊五郎(?)氏による「どじょうすくい」が、西の丸広場のメインステージに登場しました。もっとも、公式プログラムには残念ながら芸名ではなく、本名の「西郷章」となっていましたが。実行委員会事務局にもう少し「遊び心」があったら良かったのに、とやや残念です(もっとも、西郷さんの芸名を知らなかったのかも)。さて、肝心の「どじょうすくい」ですが、年期の入った「芸」に皆さん堪能していました。福島でもきっと好評を博すことでしょう。
 さて、その西郷さんの「どじょうすくい」の趣向は、最後の「仕掛け」の垂れ幕2枚です。それぞれこのような文章が書かれていました。「原発なくしたらどうじょう!(泥鰌のイラスト付)」「子どもたちの未来に原発のない世の中を!!」この「趣向・仕掛け」が決まれば拍手喝采間違いなしです。問題は、全ての客席からちゃんと文字が読めるように紙が下りてくれるかどうかです。西の丸広場でも、左側の紙は、斜めになってしまって現場ではよく分かりませんでした(帰宅した後、写真を確認してようやく判読しました)。今となっては「福島での幸運を祈ります」と言うしかないですね。なお、今度の福島行きについても、訪問記を私のメルマガ(ブログ)のために執筆・寄稿してもらえることになっていますので、どうかお楽しみに。
※追記(2014年3月22日) 本日、西郷さんの手記『私はなぜ福島でドジョウスクイをすることになったのか~3.11反原発福島行動’14への参加報告記~』をブログにアップしました。現在、好評アクセス急増中!

コーラス みかんこ
みかんこ 「フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山3.9アクション」ステージ企画の5番目、西郷章さんの「どじょうすくい」に続いて登場したのは、この日のステージが公式デビューとなる女性四重唱「みかんこ」の皆さん。ステージでのメンバー紹介はなかったものの、よくお見かけする方々ばかりのような。「時代」「童神」虹の彼方に~over the rainbow」 「アメイジング・グレイス」など、親しみやすい曲をさわやかに歌い上げてくださいました。ただ、本番前に会った「かよんちゃん」は、花粉症が悪化して体調最悪、まことにお気の毒な様子であったのは、ご本人も心残りでしょう。ところで、西郷さんの後って、やりやすかったんだろうか?ちなみに、「新メンバー募集中」ということでしたので、FBで見かけた方の中で意欲のある方は是非名乗りを上げてください(やはり「女性限定」なんだろうか?)。
※付記 新メンバーが1人増えたそうです。5月3日の憲法記念日に同じく西の丸広場で開かれる憲法9条を守る和歌山弁護士の会と9条ネットわかやまが開催するイベントへの出演も決まり、新レパートリーの練習に余念がないことでしょう(多分)。

バンド演奏 はちようび
はちようび 今年のステージ企画の「トリ」を務めたのは「はちようび」の皆さん。YouTubeでは、その演奏をチラチラと眺めており、「パワフルなバンドだな」「反原発の志と行動力も素晴らしい」とは思っていましたが、いやー、やっぱり映像を見るのと、実際に生の演奏に接するのとでは大違いですね。正直、知っていた曲は、加川良さんの名曲『教訓Ⅰ』だけでしたが、初めて聴く曲の数々にも、ダイレクトに心をわしづかみにされました。一緒に聴いていた花田惠子さんもFBに、
そして次は・・・誰?
当日のスケジュール表を持っていない私にとっては・・・何者???
うわっ!!!!!
パンク・ロック(こんな言葉ある?)
これ、私の趣味じゃない。
着ているものもテンデンバラバラ~
わけわからん。
病み上がりで、疲れてきたしそろそろ帰ろうかな~、
と、ぼんやり佇んでいるところに、
大音量の暴力的ともいえる演奏が始まり、
やっぱり、これ、ムリやわ~
なんてつぶやいているうちに、
ボーカルの、
子どもの頃はきっとヤンチャ坊主だったろうな~と想像できる(今でも)
若ものがシャウト始めて
それについつい耳を傾けたのが運のつき!
すっかり、ハマッテしまったのです。
彼らが伝える真っ直ぐなピュアなメッセージが
ハートをわし掴みにして空中へ放り投げ・・・みたいな。
もうみんな、
ぬるま湯に浸かっておれないよ~!
♫ 変えるなら今  変えるなら今  変えるなら今 ♫
♫   BABY   宇宙の   BABY  果てまで 
   BABY 見渡す  その二つのヒトミに
   おれたちが忘れた  光をもう一度
     おれたちの忘れた  あのうたをもう一度  ♫ 
        (はちようび BABY3.11JAPAN の歌詞より)
   

いやー!最近の若者 ス・ゴ・イわ。
春に向けてブレイク・スルーさせてもらいました
と興奮さめやらぬ投稿をされていましたが、私も全く同感です。5月3日に同じ西の丸広場で開かれる憲法フェスタ(正式にはこのタイトルではないのですが長すぎて憶えられない)のステージ企画ディレクターである花田さんは、演奏終了後、早速「はちようび」に出演交渉していました。出てもらえると良いのですが。
※付記 昨日(3月21日)、花田さんのFBに、以下の速報が流れていました。
5月3日の憲法記念日に、和歌山城西の丸での出演決定!
♪~ Happy Birthday 憲法 in Wakayama ~♪
はちようび
良かった、良かった。楽しみですね。

ブース企画(テント・野外) 12:30~15:00
人形劇 「フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山3.9アクション」では、昨年好評を博したミニ機関車コーナーが無かった代わりに、人形劇をはじめとする色々なキッズコーナーが設けられ、子どもたちを喜ばせていました。とはいえ、今年はステージ企画が充実していたせいもあり、私は午後の大半の時間、ステージ前に張り付いていたため、テント企画やキッズコーナーの取材がおろそかになってしまったことは否めません。そもそも、この人形劇、どのグループが、どんな作品を上演していたのだろう?それから、このホームこたつも気になるが・・・。などとFBに投稿したところ、松永久視子さんから以下のコメントをいただきました。
ここはかぜのこ保育所の先生方とお母さんたちで、チポリーノの冒険という人形劇をしてました。音楽で効果音を使ったり、歌があったり結構凝ってて、盛況でしたよ~
 それから、「プラバンでペンダントを作っている工作コーナー」も子どもたちに大人気でした(これも松永さんに教えていただきました)。松永さん、ありがとうございました。

フィナーレ

フィナーレ 「フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山3.9アクション」の最後を飾る写真は、やはり全体フィナーレでしょう。うたごえオールスターズの皆さんに中川美保さんが加わり、『しあわせ運べるように』(作詞作曲:白井真)をみんなで歌って今年の集会は大団円を迎えました。良いことかどうか分かりませんが、この企画は2年や3年で終わるはずがありません。来年もより充実した内容にして、皆さん再会しましょう!