今晩(2015年8月13日)配信した「メルマガ金原No.2181」を転載します。

「第3回 和歌山民医連 東日本からの避難者健診」のご案内(付・9/5シンポ「これでいいのか!? 福島県県民健康調査」大阪弁護士会)

 和歌山民医連(和歌山県民主医療機関連合会)事務局長の藤沢衛さんから、今年で3回目となる「東日本からの避難者検診のご案内」をお送りいただきましたので、このメルマガ(ブログ)でもご紹介することとします。
 既に申込受付は始まっていますが、10月までなら申込みできます。
 「東日本大震災の影響から避難され、和歌山県内に住んでおられる方」であれば、どなたでも以下の内容の検診を無料で受けることができます。
 案内文書は以下のとおりです。
 FAXで申し込まれる場合は、PDFファイルをプリントアウトして利用されるとよいでしょうし、メールで申し込まれる場合には、以下の(別紙「申込書」)の必要部分をコピペされればと思います。
 
(引用開始)
          第3回和歌山民医連 東日本からの避難者健診のご案内

                               2015年7月
                               和歌山県民主医療機関連合会

東日本からの避難者健診を下記のとおり、実施いたします。
別紙申込書に必要事項を記入し、指定の宛先までFAXかメールで送信してください。

1)日時 2015年8月~10月の平日(午前9時~午後4時)ご希望の日を記載して申し込みください。
2)会場 和歌山生協病院・和歌山生協病院附属診療所・生協こども診療所
  〒640-8390 和歌山市有本143-1 電話073-471-7711
3)対象 東日本大震災の影響から避難され、和歌山県内に住んでおられる方(年齢不問)
4)申込方法と〆切
  別紙の申込書にて、お申込み下さい。
  申込先は、和歌山民医連 
          TEL 073-441-5090
          FAX 073-441-2550
         申込項目をメール送信可
           メールアドレス:
wa.min-iren@maia.eonet.ne.jp
  申込〆切 2015年10月(ご来院日時を受付後に連絡いたします。)
5)健診内容 
 ① 身長・体重・腹囲(BMI)・血圧
 ② 血液検査(赤血球数・ヘマトクリット・ヘモグロビン・血小板数・白血球分画)
 ③ 尿検査(尿蛋白・尿糖・尿潜血)
 ④ 血液生化学(AST、ALT、γ-GTP、TG、HDL-C、HbA1c、空腹時血糖、血清クレアチニン、eGFR、尿酸)
 ⑤ 心電図
 ⑥ 甲状腺エコー
 *小学生未満は、血圧と心電図は希望者のみ実施いたします。
 *上記にない検査以外は、オプション検査となり、別途料金が必要となります。
6)当日の流れ例
 1.問診
 2.診察・腹囲
 3.心電図   
 4.甲状腺エコー 
 5.採血    
 6.最終確認   
 以上、1~6は順不同です。
7)費用
  無料
8)結果説明
 健診結果表を郵送後、ご希望の方には避難者健診結果相談会を開催します。
 開催日、場所は別途お知らせいたします。
9)連絡先
  和歌山生協病院 担当:森岡   073-471-7711
  和歌山民医連  担当:藤沢   073-441-5090
10)駐車場あります。バスにてお越しの方は南海和歌山市駅からの便があります。和歌山バス「有本」バス停で降おりください。
  
(別紙「申込書」)  
            第3回和歌山民医連 東日本からの避難者健診の申込書

お名前                   (イ)
(ふりがな               )
 男女別  男 女
 生年月日(年齢)    年  月  日(  才) 
 
ご住所
(〒      )
連絡先

健診希望日     月  日(  ) 午前・午後(○で囲んでください)
第2希望日     月  日(  ) 午前・午後(○で囲んでください)
 来院日時は後日連絡いたします
 
健診ご希望の家族
お名前
男女別
生年月日(年齢)    年  月  日(  才)(小学生未満)
(イ)の方との続柄
小学生未満の方で、血圧測定と心電図を希望される場合は○を

お名前
男女別
生年月日(年齢)    年  月  日(  才)(小学生未満)
(イ)の方との続柄
小学生未満の方で、血圧測定と心電図を希望される場合は○を

お名前
男女別
生年月日(年齢)    年  月  日(  才)(小学生未満)
(イ)の方との続柄
小学生未満の方で、血圧測定と心電図を希望される場合は○を

お名前
男女別
生年月日(年齢)    年  月  日(  才)(小学生未満)
(イ)の方との続柄
小学生未満の方で、血圧測定と心電図を希望される場合は○を

お名前
男女別
生年月日(年齢)    年  月  日(  才)(小学生未満)
(イ)の方との続柄
小学生未満の方で、血圧測定と心電図を希望される場合は○を

申込先 和歌山民医連 
TEL 073-441-5090
FAX 073-441-2550
メールアドレス:
wa.min-iren@maia.eonet.ne.jp
(引用終わり)

 和歌山民医連の藤沢さんから届いたメールによると、今回の検診については、和歌山県危機管理室から避難者登録者に健診要項(上記案内文書)を送ってもらえることになったということでした。
 3.11直後から、東日本大震災等により避難した人が、避難先の市町村に避難先等に関する情報を任意に提供し、その情報を避難元の県や市町村に提供して、避難元の自治体が避難者への情報提供等を行う「全国避難者情報システム」の構築が目指されたということは知っていましたが、和歌山県が把握している「避難者登録者」というのは、このシステムに基づいて避難先の市町村に届出をした方々ということなのでしょう(総務省「避難先における情報提供の受付について(全国避難者情報システム)」)。
 復興庁が毎月発表する「全国の避難者等の数」も、基本的には、任意に登録した避難者の数が基本ではないかと思います。例えば、「平成27年7月16日現在」の「所在都道府県別の避難者等の数【一覧】」によれば、和歌山県(12市町村)に避難しておられる避難者の数は「94人」となっています。

 このような事情から、実際の避難者が全員行政によって把握されている訳ではないということは十分理解する必要があります。
 たまたま今日の記事を書くために、「わかやま避難者のWA」ブログを閲覧してみたところ、こういう記事が載っていることに気がつきました。
 
わかやま避難者のWA 2015年5月29日
避難者登録とは

(抜粋引用開始)
 こんばんは。
 わかやま避難者のWAのかわたです。
 今日は和歌山市役所へ避難者登録の件についてお話を聞いてきました。
 避難者とは東日本大震災の被害・原発事故被害から避難してきた方々をいいます。
 自主避難できている方の多くは、住民票を移さずにいるので公的サービスや避難先地域での存在がわかりずらく孤立や不安になりがちです。また、今はだいぶ少なくなりましたが各種給付金等の情報も入りにくく、自分からアンテナを高くしないと情報が届きにくいのです。
 なによりも避難者自身が登録制度を知らないので、その事に気がつくまでに時間がかかるのが現状です。
 私の場合は、同じ住宅にいらした福島県からの避難者から制度を教えてもらいました。私の後に来た避難者の多くは制度を知らず、何であなたは詳しいの?と聞かれたことがよくありましたが、登録制度も支援物資の配給場所も給付金も福島県の方との立ち話で知ることが出来たのです。もうこのレベルは運ですよね。リアルです。
 和歌山県では、避難者登録をする場合、避難先の市区町村の避難者窓口に問い合わせます。
 例えば和歌山市でしたら、
  和歌山市役所 危機管理部 総合防災課 (074-435-1199)が窓口です。
 登録すると、市から県庁へ避難者情報が送られ、避難元が発行する郵送物や支援団体が作成する情報誌等が送られてくるようになります。
 登録したからと言って安心してはいけません!
 というのは、また例えですが、乳幼児健診とかの住民サービスは案内が送られて来る訳ではないので、乳幼児健診を受けたい場合は、避難先の保健センターに申し出る必要があります。
 小学校等の入学も自分から避難先市区町村に申し出ないと住民サービスが受けられません。
 拙い説明で申し訳ありません。ご不明なことやこんなことはどうなの?ありましたらコメントくださいませ。
 出来る限り調べます。(略)
(引用終わり)

 和歌山県も「わかやま避難者のWA」も把握できていない避難者の方が和歌山県にお住まいかもしれません。そのような方々が、和歌山民医連による無料避難者検診を知れば「是非受診したい」と考えられるかもしれません。
 このメルマガ(ブログ)を読まれた方で、ご自分の周りにそのような避難者の方がおられたら、是非この「東日本からの避難者健診」の内容をお伝えください。よろしくお願いします。

 ところで、避難者を対象とした検診とも密接な関係がある福島県県民健康調査についてのシンポジウムが、来る9月5日(土)午後1時から、大阪弁護士会館2Fホールで開催されます。崎山比早子さんや山内知也神戸大学大学院教授が基調講演をされる他、避難当事者の方のリレートークやパネルディスカッションもあるという、大阪弁護士会災害復興支援委員会が準備するシンポはいつもそうですが、非常に盛り沢山な内容です。当日は、和歌山での近畿弁護士会連合会子どもの権利委員会による夏期合宿2日目であり、地元開催なので、どうしようか?と悩ましいところです(私は子どもの権利委員会委員でもあった)。
 いずれにしても、1人でも多くの方に参加いただきたい企画です。
 
日弁連 第58回人権擁護大会プレシンポジウム
これでいいのか!? 福島県県民健康調査
~放射線による健康被害を考える~
 
 福島第一原子力発電所事故により、膨大な量の放射性物質が大気中に放出されました。放射線による健康影響について唯一実施されている公的な健康調査が、福島県が2011年6月から実施している「県民健康調査」です。2011年10月に開始した甲状腺検査(先行検査)では、2015年3月31日までの約30万人の受診者のうち、112人もの方が甲状腺がんの「悪性ないし悪性疑い」と判定されました。
 なぜ健康調査が必要なのか、実施されている県民健康調査はどのようなものか、その問題点は何か、現在までのデータをどのように読むべきかなどについて、低線量被ばくによる健康被害やデータ分析に詳しい専門家からお話を伺い、皆様と一緒に考えたいと思います。

1)避難当事者の方のリレートーク
2)基調報告
『福島県県民健康調査の概要について』(国連人権理事会特別報告者アナンド・グローバー報告とともに)
【報告者】西念京祐弁護士(大阪弁護士会災害復興支援委員会委員)
※来場者には「グローバー報告」(大阪弁護士会翻訳)を無料で差し上げます。
3)基調講演Ⅰ
『低線量被ばくによる健康被害について』
【講師】崎山比早子氏
     元国会東京電力福島第一原子力発電所事故調査委員会委員
     元放射線医学総合研究所主任研究官、高木学校所属、医学博士
4)基調講演Ⅱ
『福島県県民健康調査のデータをどう読むべきか』
【講師】山内知也氏
     神戸大学大学院海事科学研究科教授
     研究分野:放射線計測学など
5)パネルディスカッション
コーディネーター:西念京祐弁護士
    パネリスト:崎山比早子氏
           山内知也氏
           加藤高志氏(大阪弁護士会災害復興支援委員会委員)
 
2015年9月5日(土)13時~16時30分(12:30開場)
大阪弁護士会館2階ホール

参加費無料
一時保育あり(完全予約制)
主催/大阪弁護士会 共催/日本弁護士連合会
   
チラシPDF 

シンポ福島県県民健康調査チラシ表
シンポ福島県県民健康調査チラシ裏