今晩(2016年10月22日)配信した「メルマガ金原No.2607」を転載します。

「立憲デモクラシー講座・第Ⅱ期」スタート~第1回・白藤博行専修大学教授「辺野古争訟から考える立憲地方自治」(10/21)のご紹介

 今日(10月22日)午後2時から和歌山市中央コミセンで開かれた「憲法を生かす会 和歌山」主催の講演会「参院選後の改憲の動きと私たちの課題」で講師を務めてきました。様々な行事が重なり、おまけに雨も降り出すという不順な天候の中、多くの方にご参加いただくことができました。ありがとうございました。私が書く講演用のレジュメは、いつもメルマガ金原(及びブログ)に掲載することにしており、今日のレジュメもそうするつもりですが、配信(掲載)日は未定です。今日の講演の模様は小谷英治さんが撮影してYouTubeにアップしてくださることになっており、それを待って、動画とレジュメをセットにしてご紹介する予定にしているからです。こちらも乞う御期待です。

 さて、様々な企画が目白押しの秋本番ですが、1週間後の10月29日(土)、和歌山県橋本市では、映画『標的の村』(三上智恵監督作品/2013年琉球朝日放送制作)の自主上映会が開催されます(10/29映画『標的の村』自主上映会@和歌山県橋本市のお知らせ~今の沖縄問題が90分で分かる!/2016年10月12日)。
 そして、その日の午後4時から、和歌山市では、木村草太さん(首都大学東京教授・憲法学)による講演会が開催されます(7.1閣議決定についての木村草太説を振り返り 10.29木村草太氏講演会(和歌山県保険医協会)に期待する/2016年9月1日)

 和歌山市と橋本市の間は、部分開通している自動車専用道路を使ったとしても、片道1時間以内は無理でしょう(国道を淡々と走ったら片道1時間半です)。
 それにもかかわらず、橋本市での午前11時からの第1回上映で『標的の村』を観て、午後4時からの木村草太氏講演会にとって返そうと計画している和歌山市在住の女性が少なくとも2人います(「メルマガ金原」の読者であり、Facebook友達でもある方々です)。
 私は、29日の午前中、弁護士有志による輪読会の予定があるため、『標的の村』は無理かなと思っていたのですが、高江の状況を見るにつけ、輪読会を早退して、午後1時からの『標的の村』第2回上映会に滑り込み、上映が終わったら直ちに和歌山市に帰るという綱渡り的スケジュールを考えるに至っています。木村草太氏講演会は聴衆が集まり過ぎて入場制限されるおそれもあり、場合によっては聴講できない可能性もあるのですが、まあ仕方がないかという心境です。

 和歌山におけるこのような企画をあらためてご紹介したのは、今日ご紹介する「立憲デモクラシー講座・Ⅱ」の企画内容が、多くの国民がいだいている問題感心にダイレクトに応えてくれるものであるということをお伝えしたかったからですが、第Ⅱ期「立憲デモクラシー講座」の内容説明に入る前に、まず、「立憲デモクラシーの会」が、昨年11月から今年の6月にかけて、全12回にわたって開催した「立憲デモクラシー講座」(第Ⅰ期)の講師と演題の一覧を掲げておきます。なお、振り返る便宜のために、UPLANによる動画を含めて各回をご紹介した私のブログにリンクしておきます。

第2回 2015年11月27日(金)
講師:千葉 眞氏(国際基督教大学特任教授・政治学)
「代表制民主主義と参加民主主義との確執:自由民主主義体制において民主主義革命の必要を語るのは適
切か」

第3回 2015年12月11日(金)
講師:山口二郎氏(法政大学教授・政治学)
「民主主義を再考する――参加、代表、多数決」

第5回 2016年1月29日(金)
講師:杉田 敦氏(法政大学教授・政治学)
「憲法9条の削除・改定は必要か」

第8回 2016年4月8日(金)
講師:高見勝利氏(上智大学教授・憲法学)
「大震災と憲法――議員任期延長は必要か?」
第12回 2016年6月10日(金)
講師:岡野八代氏(同志社大学大学院教授・政治学)
「女性と政治と憲法と」

 
 好評裡に終了した「立憲デモクラシー講座」(第Ⅰ期)に引き続き、第Ⅱ期が今秋からスタートすることになり、今のところ、おおむね月に1回のペースで、第6回まで予告されています。

【立憲デモクラシー講座 第Ⅱ期】
第1回 2016年10月21日(金)
 講師:白藤博行氏(専修大学教授・公法学)
 「辺野古争訟から考える立憲地方自治」?
第2回 2016年11月18日(金)
 講師:木村草太氏(首都大学東京教授・憲法学)
 「泣いた赤鬼から考える辺野古訴訟」
第3回 2016年12月16日(金)
 講師:五野井郁夫氏(高千穂大学教授・政治学)
 「立憲主義、民主主義、政治参加」
※以上、第1回~第3回は、会場:立教大学池袋キャンパス8号館2階8202教室(定員300名)、時間:開場18時20分、開会18時40分、共催:立教大学大学院文学研究科比較文明学専攻です。
第4回 2017年1月13日(金)18:30~20:30
会場:早稲田大学早稲田キャンパス3号館501教室(定員370名)
 講師:山口二郎氏(法政大学教授・政治学)
第5回 2017年3年10日(金)18:30~20:30
会場:早稲田大学早稲田キャンパス3号館402教室(定員285名)
 講師:青井未帆氏(学習院大学教授・憲法学)
第6回 2017年4月以降(予定)
 講師:石川健治氏(東京大学教授・憲法学)

 そして、昨日(2016年10月21日)、第Ⅱ期「立憲デモクラシー講座」の第1回として、白藤博
行専修大学教授による「辺野古争訟から考える立憲地方自治」が開催されました。
 これまで同様、三輪祐児さん主宰のUPLANが中継してくださっていますので、ご紹介します。
 
20161021 UPLAN 白藤博行「辺野古争訟から考える立憲地方自治」?(1時間57分)

冒頭~ 主催者挨拶(と言うにしては長いですが) 西谷修氏
21分~ 白藤博行専修大学教授講演
1時間24分~ 質疑応答

 以下に、講演の模様を収録してアップされた三輪祐児さんがFacebookに書かれた感想を引用します。

(引用開始)
 
立憲デモクラシー講座の第二期がスタートした。
 新聞などに書かれている「移設先の名護市辺野古沿岸部の埋め立て承認を取り消した処分の撤回を求め
る是正指示に従わないのは違法として、国が沖縄県の翁長雄志知事を訴えた違法確認訴訟」という記事を読んでもなんだかよくわからなかったのだが、この講義を聞いて少しわかったし、なぜすんなりわからな
かったかという理由もよくわかった。
 この辺野古を巡る裁判で国と裁判所が酷い、おそらく後世の法曹界に対しても恥ずかしいほどの滅茶苦
茶をやっていることが複雑な法議論の向こう側に透けて見えてくる。この問題に関心のある人には必見。
(引用終わり)

 なお、この講義をより深く理解するための基礎資料として、沖縄県ホームページの中の「知事公室辺野古新基地建設問題対策課」コーナーに、辺野古訴訟関連の資料が集積されていますので、適宜ご参照ください。