今晩(2017年5月20日)配信した「メルマガ金原No.2818」を転載します。

闘いはこれからだ~5/19「安倍政治を終わらせよう5.19院内集会」&5/20「安倍政権に反対する和歌山デモ」

 昨日(5月19日)、衆議院法務委員会での共謀罪法案(組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律等の一部を改正する法律案)の強行採決を承けて、今国会(常会)の会期延長(国会法によって延長は1回限りとされています)をにらみながら、参議院での審議未了廃案を目指す闘いをどう構築していくかが当面の課題となります。
 
 今日は、そのような視点から、2つの話題をお届けします。
 1つは、和歌山市ではほぼ1年ぶりの開催となったサウンドデモの報告です。「安倍政権に反対する和歌山デモ(ABE NO! DEMONSTRATION)」と名づけられたこのデモ、WAASA(安全保障関連法制の廃止を求める和歌山大学有志の会)の院生や学生など、多くの若者が企画・準備・実施に取り組んでくれて開催にこぎ着けました。
 私自身は、所用のために、集会やスタートに間に合わず、デモの途中からの参加となりましたが、Facebookに簡単な写真レポートを掲載しましたので、以下にその記事を転載します。写真についてはリンク先でご覧になってください。
 私は、いつものように、デモの写真を撮ったり、人数をカウントしたりしながら、沿道の人の反応に注意していました。そもそも、土曜日の午後とはいえ、あまり人通りのないところもコースに含まれており、いわゆる繁華街(であるはずのところ)でも、それほどの人出ではありませんでしたが、元気なコールに驚きの表情を浮かべている人が目につきました。その内、どれだけ驚きから共感に変わってくれるかは分かりませんが、気付きのきっかけを自分たちで作り出すことから始めなければという、企画者の意図は達成されたのではないかと思います。
 今日のデモは、共謀罪に特化したものではありませんが(終盤には、大学学費値下げ要求もありましたし、原発反対のコールも行われました)、昨日の委員会採決を怒りをもって受け止め、アピールの力に出来たものと思います。
 以下に、Facebookに書いた文章を転載します。

「5/20安倍政権に反対する和歌山デモ」写真レポート(金原徹雄Facebook)
(引用開始)
安倍政権に反対する和歌山デモ 今日(5月20日・土曜日)晴天の下、和歌山市でのほぼ1年ぶりのサウンドデモが、大新公園をスタートし、けやき大通り⇒JR和歌山駅前左折⇒北大通り⇒中之島ロータリー通過⇒北大通り⇒北新橋西詰左折⇒築地通り南進(ドン・キホーテ前通過)⇒堀詰橋南詰プロムナードにゴール・解散という、約1時間15分の行程で行われました。私は、どうしても外せない親戚の法事に出席した後、大急ぎで着替え、中之島ロータリーを通過した直後のデモ隊と合流しました。聞くところによると、大新公園での集会だけに参加した人もあり、また、デモに出発したけれど、途中で帰られた人もいるということで、私がカウントした後半の実人数にそれらを加味すると、「100人参加」と呼称しても、別にさばをよんだ数字ではなく、実数と言って差し支えないと思います。私が聴いたスピーチは3人だけでしたが、最後に話した服部涼平さんは、これからも(警察への申請などの煩わしさもいとわず)デモを企画するという決意を述べてくれていました。服部さんをはじめ、このデモを中心となって企画してくださった方に心から感謝します。
 ところで、ゴール地点では、和歌山大空襲から50年目の1995年に作られた「天啓の宙(そら)」(湯浅町在住の彫刻家・橋本和明さんの作)が、デモ隊のゴールを見守ってくれていました。この像には、以下のようなレリーフが添えられています。
 「降りてくる魂と 舞い上がる魂は 天と地の間で語り合うのです」
 近くにいた知人何人かにはこの像のいわれを説明しましたが、気がつかずに帰って行った人が多かったのはやや残念でした。堀詰橋南詰がゴール地点とされたのは、デモ全行程の所用時間や解散するための広めの場所があるということで選ばれたのだと思いますが、デモに結集した人の志にぴったりのゴール地点であったと思います。
 是非、次回にはもっと多くの人を誘って参加できるように頑張りましょう。
(引用終わり)

 共謀罪をめぐる集会は各地で枚挙に暇なく開催されていますが、衆議院委員会採決がなされた当日(直後)に開催された「安倍政治を終わらせよう」5.19院内集会(立憲フォーラム、戦争をさせない1000人委員会共催)をご紹介しておきます。まさに、国会審議の先頭に立つ、立憲野党の衆参両院法務委員会所属議員からの発言が聞けますので、今後の見通しを得るためにも大いに参考になると思います。
 撮影者である三輪祐児さん(UPLAN)のコメントと併せて動画をご紹介します。
 
三輪祐児さんFacebookタイムラインから
「共謀罪が強行採決された直後に開催された院内集会のテーマは「共謀罪、9条改憲NO!」。秘密保護法や集団的自衛権の時と全く同様の過程を辿って同じように強行採決、あとから議事録書き換えという段階に来ている。このあとの本会議そして参議院と、同じ経過を辿らないために何をすべきかを考える必要があるだろう。安倍が逃げ隠れまわっている加計学園問題などはいい材料になるが、有効に使えるかどうか野党の力量が問われる。
伊藤真氏の講演は憲法が戦力、自衛権、交戦権そして自衛隊の存在をどのように考えてきたか、そして9条と自衛隊の関係をどのように考えるべきかの基礎的な知識を与えてくれる。後半は映画上映のため撮影せず。」
 
20170519 UPLAN 伊藤真・吉原毅「安倍政治を終わらせよう」5.19院内集会(2時間01分)

冒頭~ 衆議院インターネット審議中継をモニターで中継
8分~ 近藤昭一衆議院議員(立憲フォーラム代表、民進党)
13分~ 福山哲郎参議院議員(民進党)
15分~ 森ゆうこ参議院議員(自由党)
20分~ 又市制治参議院議員(社民党)
27分~ 糸数慶子参議院議員(沖縄の風)
32分~ 小川敏夫参議院議員(民進党)
34分~ 枝野幸男衆議院議員(民進党)
55分~ 真山勇一参議院議員(民進党)
1時間04分~ 米倉洋子弁護士
1時間13分~ 伊藤真弁護士 ミニ講演「安倍2020年施行改憲の問題点」
1時間44分~ 辻元清美衆議院議員(民進党)
1時間47分~ 福山真劫氏(戦争をさせない1000人委員会)
1時間52分~ 吉原毅氏 映画『日本と再生』について

 なお、今日は、共謀罪シリーズの第26回でもあります。

(弁護士・金原徹雄のブログから)
2017年2月6日
レファレンス掲載論文「共謀罪をめぐる議論」(2016年9月号)を読む
2017年2月7日
日弁連パンフレット「合意したら犯罪?合意だけで処罰?―日弁連は共謀罪に反対します!!―」(五訂版2015年9月)を読む
2017年2月8日
「共謀罪法案の提出に反対する刑事法研究者の声明」(2017年2月1日)を読む
2017年2月10日
海渡雄一弁護士with福島みずほ議員による新春(1/8)共謀罪レクチャーを視聴する
2017年2月21日
共謀罪をめぐる最新ニュース、動画、声明のご紹介
2017年2月23日
日本弁護士連合会「いわゆる共謀罪を創設する法案を国会に上程することに反対する意見書」(2017年2月17日)を読む
2017年2月24日
「安倍政権の横暴を許すな!」連続企画@和歌山市のご案内~3/3共謀罪学習会&3/25映画『高江―森が泣いている 2』上映と講演
2017年2月28日
共謀罪をめぐる最新ニュース、動画、声明のご紹介vol.3
2017年3月1日
ついに姿をあらわした共謀罪法案(組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律等の一部を改正する法律案)
2017年3月3日
「共謀罪」阻止の闘いは“総がかり”の枠組みで~全国でも和歌山でも
2017年3月4日
共謀罪をめぐる最新ニュース、動画、声明のご紹介vol.4

2017年3月6日
共謀罪に反対するのも“弁護士”、賛成するのも“弁護士”
2017年3月8日
共謀罪をめぐる最新ニュース、動画、声明のご紹介vol.5~「テロリズム集団その他」のまやかし

2017年3月9日
3月9日、和歌山で共謀罪に反対する街頭宣伝スタート~総がかり行動実行委員会の呼びかけで
2017年3月17日
共謀罪をめぐる最新ニュース、動画、声明のご紹介vol.6~立憲デモクラシーの会が声明を出しました
2017年3月21日
閣議決定された「共謀罪」法案~闘うための基礎資料を集めました
2017年3月31日
2017年4月7日
2017年4月14日
共謀罪をめぐる最新ニュース、動画、声明のご紹介vol.9~民科法律部会の声明を読む
2017年4月18日
声明「許せない「共謀罪」」~「「大逆事件」の犠牲者を顕彰する会」が引き継ぐ「志」
2017年4月26日
緊急開催!和歌山弁護士会「共謀罪法案(テロ等準備罪)を考える県民集会」(5/10@プラザホープ)
2017年4月27日
高山佳奈子京都大学大学院教授による共謀罪法案についての参考人意見陳述(2017年4月25日・衆議院法務委員会)を読む

2017年5月9日
「共謀罪」阻止のために~5/9WAASA学習会で話したこと、6/11くまの平和ネットワーク講演会で話すべきこと

2017年5月17日
「共謀罪」をめぐる5月16日の動きを動画で振り返る~衆議院法務委員会参考人質疑、日比谷野音大集会、立憲デモクラシーの会シンポ