今晩(2017年5月30日)配信した「メルマガ金原No.2828」を転載します。

「自由なラジオ LIGHT UP!」最新アーカイブを聴く(059~061)~スズキコージさん、伊藤千尋さん、上西小百合さん

 「ラジオフォーラム」の事実上の後継番組として、昨年の4月にスタートした「自由なラジオ LIGHT UP!」。ほぼ3週間毎にお送りしている番組アーカイブの「まとめ」紹介、今日は、以下の3番組(059~061)をご紹介します。
 スズキコージさん(画家・絵本作家)、伊藤千尋さん(元朝日新聞記者・国際ジャーナリスト)、上西小百合さん(衆議院議員)という、なかなかバラエティに富んだ素晴らしいラインナップであり、「自由なラジオ」ならではのゲスト陣だと思います。
 なお、過去のアーカイブは以下のYouTubeチャンネルから聴取できます。

自由なラジオ Light Up!(001~039までのアーカイブが聴けます)
jiyunaradio funclub(039以降のアーカイブが聴けます)

059 2017.5.16
ドームがたり・スズキコージとアーサーが聴いた原爆ドームの声
PERSONALITY アーサー・ビナード(詩人)
GUEST スズキコージさん(画家・絵本作家)


 
2017年3月、アーサー・ビナード(文)とスズキコージ氏(画)のコラボレーションで、とてもユニークな絵本が誕生しました。広島の原爆ドームが語り出す「ドームがたり」(玉川大学出版部)。この本は、ふたりが、すかすかの骨組みの頭をして広島に立つ原爆ドームの声に出会う旅を重ね、ついに語り出したドームの声を絵本にしたものです。
 核分裂の連鎖反応が広島の上空で引き起こされた瞬間を、ふたりはどんな声を聴き、どんな手法で描いたのでしょう?アーサーの最初の原稿には大切なキーワード「ピカ」が確かにあったといいます。しかしスズキコージ氏が書き上げたその瞬間の画には、それさえあってはならない大きな空白があり、すべてのものが、言葉さえも被爆し蝕まれていく現実を示していました。そしてすべてが無になり、同時にすべてがその奥に存在していたことをはらんだ大きな空白のぺージが生まれました。
 その後、街を覆った「おっかない」「つぶつぶ」を、アーサーは、いやドームはどんなふうに言葉で表現しようとしたのでしょう?すかすかになったドームは、すべてが透き通って見える存在となって、今も世界を見つめています。
 番組では、アーサー・ビナードが人間スズキコージ氏に迫った特別インタビューと、出版記念講演の音源も交え、「ドームがたり」の魅力を余すことなくお伝えします。絵本の中にもある広島原爆と枕崎台風の重要な相関関係についても解説します。聴き応えのある60分、どうぞお楽しみに!
<番組の中でご紹介したイベント>
・スズキコージ「ズキンドーム展」(広島) 2017/6/17(土)~8/20(日)
・スズキコージ「ヤッホーホイホー展」(秋田) 2017/4/22(土)~7/8日(土)
<番組の中でご紹介した本>
・「ドームがたり」(玉川大学出版部)アーサー・ビナード(文)スズキコージ(画)

■メインテーマ:「今こそ平和憲法の輸出を!」
 世界中で平和憲法を持つ国は日本だけ!そう思っている人は多いようです。ところがもう一カ国、平和憲法を持つ国が存在しています。しかも、自衛隊は軍隊か否かと詭弁もどきの議論を弄するまでもなく、きっぱり軍隊を持たず、戦争を放棄した国。その国とは、コスタリカ。なぜ、中米にある小さい国が戦争に巻き込まれることなく、平和が維持できているのか?また、平和を維持できたためにコスタリカで起こった意外な国民心理とは?現地の事情に詳しい伊藤さんにお聞きする他、韓国朴槿恵失脚に至る市民運動の実態等についても併せてお聞きします。
■ニュースの歩き方:「国際ジャーナリスト二人の歩く」
 この時間は、西谷文和が「ニュースの現場」で見てきたこと、聞いてきたことを分かりやすくお届けするコーナーですが、今回は、同じく世界各国で取材経験豊富な伊藤千尋さんをゲストに、二人で「気になるニュースをぶらぶら歩いてみたい」と思います。
■Light-Upジャーナル:「東京電力福島第一原発・廃炉への展望」について
 東京電力福島第一原発の事故から6年を過ぎ、廃炉・除染作業は進んでいるものの、その道はまだまだ遠いというのが実状のようです。今回は、「東電福島第一原発の廃炉への展望」について、京都大学原子炉実験所研究員・今中哲二さんにお話を伺います。
 

 
今回のスタジオのお客様は、衆議院議員の上西小百合さんです。上西さんは、大阪7区(吹田市・摂津市)から当選して、現在2期目。無所属としてエネルギッシュに活躍されておられます。
 今回はそんな上西さんに、反対のお立場をとっておられる共謀罪について、また大阪府政にも詳しいお立場から、森友学園問題の真相についても、じっくりと語っていただきました。
 特に森友学園については、この問題が騒がれるずっと以前に当時日本維新の会所属だった上西さんは、塚本幼稚園に視察に行かれています。その時の異様な雰囲気に大きな違和感を覚えたと語っておられます。そんなエピソードも交えながら、まだまだ放っておくわけにはいかないこの問題を、国会議員の視点から掘り下げていきます。そもそもなぜ瑞穂の國記念小學院が認可になったのか?その時、どんな力が働いたのか?また8億円もダンピングされた理由の「ごみ」問題は実はなかったのではという衝撃の証言についてなど、わかりやすくひも解きます。
(尚、この番組は、2017年5月17日(水)に収録しております。共謀罪が衆議院法務委員会で強行採決される以前に伺ったお話しでありますこと、また森友学園問題も、放送時点では、情勢に変化がある場合もありますことをご了承ください。)
 
また、今回のLight!Up!ジャーナルは、来る6月4日(日)Shibuya Loft9で開催される当番組の公開録音イベントのお知らせに絡めまして、昨年の12月29日に開催されました前回のイベントの模様を一部録音でお届けいたします。イベント後半に差しかかった場面で、会場の皆様からのご質問にお答えしました。お答えしているのは、弁護士で映画監督の河合弘之さん、元東京電力社員の蓮池透さん、そしておしどりのおふたり。司会は今西憲之です。
(尚、こちらもトークの内容は、2016年12月29日当時の録音でありますことをお含みおきいただきお聴きください。)