2017年7月31日配信(予定)のメルマガ金原.No.2890を転載します。
 
君島東彦立命館大学教授「安倍改憲案とわたしたちの平和構想―9条論の再創造―」講演動画を視聴する
 
 いまや、私のブログの新しい2大シリーズの1つになりつつある「安倍改憲メッセージ」シリーズの最新号をお届けします。なお、もう1つ、シリーズになりつつあるのは「家庭教育支援」関連の記事です(現在、「大作」を準備中)。
 今日は、昨日(7月30日)の午後、京都大学吉田キャンパスで開かれたで第17回左京フォーラム(主催:自由と平和のための京大有志の会、戦争をさせない左京10000人委員会)での君島東彦(きみじま・あきひこ)氏(立命館大学教授・憲法学、同大学国際関係学部長、日本平和学会会長)による講演「安倍改憲案とわたしたちの平和構想―9条論の再創造―」の模様が、IWJ京都のUSTREAM動画で視聴できますので、これをご紹介しようと思います。
 立命館大学大学院国際関係研究科ホームページの教員紹介欄で、君島教授が自らの「研究内容」を、次のように説明されています。
「憲法を国際政治学、国際関係論、平和学の視点から考察しています。とりわけ、日本国憲法の平和主義を平和学の視点、東アジアの文脈、NGO活動との関連でとらえなおすこと、グローバルな立憲主義について考察することが課題です。自分自身でNGO活動もしています。また毎年ノーベル平和賞の候補者をノミネートしています。」
 
 君島教授といえば、2013年10月13日・14日に開催された「9条世界会議関西2013」に、発言者、分科会コーディネーターなどとして活躍されました。私も2日目の会場・大阪市中央体育館に和歌山の仲間と一緒に駆け付け、午前中、君島教授が発言される会場に潜り込んだものの、身動きとれぬすし詰め状態で(午後の全体会はそうでもなかったのですが)、すぐに表に避難したため、君島先生のお話はほとんどうかがえなかったことが今でも心残りです。
 
 さて、その君島教授による昨日の講演会の概要を、Facebookのイベントページから引用します。
 
(引用開始)
【第17回左京フォーラム】君島東彦氏講演会:安倍改憲案とわたしたちの平和構想-9条論の再創造-
 日本国憲法の施行から70年。安倍首相は戦争放棄と戦力不保持をうたった憲法9条について、1項2項は残しながら、自衛隊の意義と役割を書き込む改憲案を秋の臨時国会にも提出するとの考えを打ち出しています。戦争する「普通の国」への道をひた走る安倍政権に、どう対抗するのか。9条が持つ普遍的な平和主義の原理から考えたいと思います。
■日時:2017年7月30日(日)午後2時~4時(開場1時半) 
■場所:京大・人文科学研究所4回大会議室
■講師:君島東彦さん
・講師プロフィール:きみじま あきひこ。立命館大学国際関係学部教授。日本平和学会会長。憲法9条を人類史の中に位置づけて、活かすことを課題とする。最近の論稿として、「六面体としての憲法9条・再論」『立命館平和研究』18号(2017年3月)等。
■入場無料・申し込み不要 会場で有志カンパをお願いします
・講演内容:講師の君島氏は、日本国憲法の平和主義の原理を平和学の視点や東アジアの平和、グローバルな立憲主義などの観点から考察。憲法9条は世界・日本・沖縄の「民衆とともにある」ととらえ、人類がたどってきた平和思想に位置付けてきた。自身が「NGO非暴力平和隊」の国際的活動を展開。武力に依存しない社会をめざす世界のNGOとともに、主権国家体制を超える次の世界を構想する。その点で「9条の思想は人類のものである」とする。軍拡が軍拡を呼ぶ安倍「改憲」に対置する平和構想を指し示す。
■共催:
自由と平和のための京大有志の会
戦争をさせない左京1000人委員会
(引用終わり)  
 
 君島教授の独自の視点からのお話には、勉強になることが多々見つかると思います。例えば、動画の54分、世界で米軍基地の多いところとして、日本、ドイツ、イタリア、韓国の四カ国が挙げられた上で、韓国は、朝鮮戦争がまだ国際法的には終結していないという事情があるけれども、残る日独伊3国は、第二次大戦の枢軸国であり、そこに米軍が駐留するというのは、それらの国の軍国主義の復活を押さえるためであるという説明などは、「たしかにそうだろうなあ」と思いますものね。
 それでは、IWJ京都によるアーカイブ動画(音声はクリアに聴き取れます)を是非視聴してください。
 
 
(弁護士・金原徹雄のブログから/安倍改憲メッセージ関連)
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