2017年9月18日配信(予定)のメルマガ金原.No.2939を転載します。
 
9条の会共同講演会「安倍改憲を許すな!!」(愛敬浩二名古屋大学大学院教授@11/4和歌山県JAビル)のご案内
 
 私のブログは、主に和歌山で開催される興味深い行事(憲法、原発関連が多いけれど、それに限定する訳ではない)を案内するという情報提供も重要な目的の1つであると考えています。
 正直、「和歌山ネタ」をアップした時は、顕著にブログへのアクセス数が低下しますが、「まあ、仕方がない」と腹をくくっています。
 今日お届けするのも、和歌山市で11月4日に開催される憲法講演会のお知らせです。
 まずは、チラシ記載情報を読んでいただきましょうか。
 
チラシから引用開始)
9条の会共同講演会
安倍改憲を許すな!!
2017年114日(土)午後2時30分~
和歌山県JAビル 11階会議室(JR和歌山駅前)

演題/「自衛隊を憲法に明記させてはならない」
講師/愛 敬 浩 二 先生
 名古屋大学大学院法学研究科教授(憲法学)
プロフィール
 早稲田大学大学院法学研究科博士課程修了。博士(法学)。信州大学教育学部助教授、名古屋大学大学院法学研究科助教授等を経て、現職。著書は『3.11と憲法』『立憲主義の復権と憲法理論』『改憲の何が問題か』など多数。2016年9月より「九条の会」世話人。
 
 安倍政権は東京都議選で惨敗し、支持率も急降下しましたが、改憲の野望は捨てていません。自衛隊を9条3項に明記するという彼らの戦略は、一応、戦争法制定の時の「解釈改憲ではなく正々堂々と改憲を問え」「憲法は専守防衛しか認めていない」といった批判への応答にもなっており、戦争法廃止・憲法9条を守ろうという私たちに分断のくさびを打ち、「加憲論」の公明党の賛成が得やすい非常に周到な計画になっています。自衛隊の9条3項への明記は、1項、2項を空文化することになります。戦後72年間、戦争でひとりの外国人も殺さず、ひとりの日本人も戦死させていない「戦争しない国・日本」を破壊することになります。安倍改憲は、何としても阻止しなければなりません。「9条の会合同講演会」への多数のご参加を呼びかけます。
 
入場無料
 
呼びかけ団体
●岩出市九条の会●きび9条の会●9条ネットわかやま●九条の会・うちた●九条の会・きし●九条の会・わかやま●9条を守れ「戦争法」廃止海南海草共同センター●「九条を守ろう」那賀郡の会●キリスト者9条ネット和歌山●憲法9条を守る有田共同センター●憲法九条を守るわかやま県民の会●雑賀9条の会●四ヶ郷9条の会●名草9条の会●広川憲法9条の会●守ろう9条 有功・直川の会●守ろう9条 紀の川 市民の会●よみきかせ9条の会和歌山●和歌山うたごえ九条の会●和歌山県自治体関係者九条の会●和歌山市ひがし9条の会●和歌山司法9条の会●和歌山市役所・水道局退職者9条の会●和歌山障害者・患者九条の会●和歌山中央医療生協・九条の会
 
お問い合せ/
〒640-8137 和歌山市吹上1-5-13-304 柏原卓(九条の会・わかやま) TEL:073-427-5205
(引用終わり)
 
 「立憲デモクラシーの会」呼びかけ人、「国民安保法制懇」メンバー、「九条の会」世話人などとして知られる名古屋大学の愛敬浩二(あいきょう・こうじ)先生(憲法学)の講演会が開かれるというのはとても楽しみなことで、是非多くの方にご参加いただきたいのですが、この講演会には、普通の講演会とは異なる特色があります。
 ・・・と言っても、一般の聴衆には関係のない、ごく局所的な「特色」ですけどね。
 
 チラシをご覧になって、「主催団体がどこかが書かれておらず、多くの「9条の会」が呼びかけ団体として表示されているな。」「そういえば、チラシの最初に「9条の共同講演会」と書いてあるな。」と気がつかれたでしょうか。
 その間の経緯については、今回の企画の中心となった「九条の会・わかやま」事務局か
ら、「和歌山市およびその周辺の「9条の会」御中」として発出された昨年11月6日付の文書をお読みいただくのが最も良いと思い、「九条の会・わかやま」事務局にお願いして、文書のデータをご提供いただきましたので、ご紹介します。
 
2016年11月6日付
「九条の会・わかやま」事務局から和歌山市およびその周辺の「9条の会」宛
「9条の会」が一緒になって元気が出る取り組みをしませんか「相談会」のご案内
(抜粋引用開始)
 日頃のご奮闘ご苦労様です。さて、2015年9月の戦争法成立、2016年7月の参院選での改憲勢力3分の2の議席獲得という事実の上に、南スーダンPKO派遣の自衛隊に「駆けつけ警護」の任務を付与して戦闘行為に自衛隊を投入しようとするなど、危険な憲法破壊の動きが進められ、さらに、安倍政権は明文改憲をも狙っています。今こそ世論を大きく結集してこの動きを止めなければなりません。
 こうした情勢の中で、それぞれの「9条の会」の取り組みが重要ですが、現実問題として、個々の「9条の会」単独では進め難い状況にあるのも事実です。和歌山県の中部(田辺市周辺)・南部(新宮市周辺)では共同した活動がありますが、北部ではこれまでありませんでした。そこで今回、和歌山市と周辺の「9条の会」が力を合わせた取り組みの可能性を相談し合う会を企画しました。
 会が単独ではできなくても共同すればできることがあるのではないか、という趣旨で自由に話し合いたいと考えています。相談会の前に、由良登信弁護士に講演をしていただく予定です。
 下記の要領で開催させていただきますので是非ご参加ください。各会から複数名のご参加をお願いいたします。
            記
日時:2016年12月4日(日)午後2時~4時30分
会場:新橘ビル8階会議室
      和歌山市美園町5-1-2(JR和歌山駅前、JAビル隣)
参加呼びかけ対象:紀の川市、岩出市、和歌山市、海南市、海草郡、有田市、有田郡の「9条の会」(「9条センター」を含む)
(引用終わり)
 
 「九条の会・わかやま」事務局からのこの呼びかけがきっかけとなり、「9条の会共同講演会」が実現することになったのですが、具体的な企画については、やはり「九条の会・わかやま」事務局が中心になって提案した模様です。この時期に、愛敬先生を講師に招いて「9条加憲論」の危険性をテーマとした講演会を開くというのは、とても時宜に適った素晴らしい企画だと思います。
 たとえ、その前日(11月3日)、「守ろう9条 紀の川 市民の会」が第14回憲法フェスタを開き、同じ名古屋大学で憲法を講じる本秀紀(もと・ひでのり)先生を講師に招いて、事実上同じテーマについて講演していただくという企画を先に考えていた、という事情があったにせよです(今年の憲法フェスタ(11/3守ろう9条 紀の川 市民の会)は本秀紀(もと・ひでのり)さん~歌う憲法学者が語る9条と自衛隊/2017年9月15日)。
 「九条の会・わかやま」事務局としても、「守ろう9条 紀の川 市民の会」の企画(本先生を招くという)を知らなかった訳ではないのですが、どうしても講師や会場の日程が合うのが「11月4日」しかなかったということらしいです。
 
 ところで、「九条の会・わかやま」事務局からの呼びかけの文章の中にある、「和歌山県の中部(田辺市周辺)・南部(新宮市周辺)では共同した活動があります」というのは、田辺近辺の様々な団体が共同して開催している「紀南ピースフェスタ~つながる命のために~」、そして、新宮・熊野地方の諸団体が結成している「くまの平和ネットワーク」による企画のことを指しており、これらの企画については、私のブログでもたびたびご紹介しています。
 このような共同の取組みを毎年実行している地域は他にもありますが、和歌山市ではそのような動きはありませんでした。おそらく、単独で著名な講師を招いた講演会を主催する団体がいくつかあるということが、かえって共同企画をやろうという気運が盛り上がりにくかった要因かもしれません。
 「9条の会」の中にも、「守ろう9条 紀の川 市民の会」のように、大胆にも(!)県外から著名な憲法研究者をお招きしているところもありますが、人的、財政的事情から、単独ではそのような企画は手に余るというところも多いはずで、そこに注目して、「「9条の会」が一緒になって元気が出る取り組み」を提案した「九条の会・わかやま」事務局の慧眼に敬意を表したいと思います。
 願わくは、この企画が大成功して所期の目的を達し、「是非来年以降も頑張って共同企画をやろう」という気運が盛り上がりますように。そして、その際には、「守ろう9条 紀の川 市民の会」の憲法フェスタと、せめて1週間以上の間隔を置いてくださるように、是非お願いしたいと思います。
 
(弁護士・金原徹雄のブログから/安倍改憲メッセージ関連)
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