2018年1月19日配信(予定)のメルマガ金原.No.3052を転載します。
 
放送大学あれこれ~高橋和夫教授の退任と「子ども居場所づくりで子そだち子そだて支援-学びは生きる力-」(2/10和歌山学習センター)
 
 私は、2008年度の1年間、選科履修生としてのお試し期間を経て、2009年度第1学期から放送大学(教養学部)の全科履修生となりました。明後日(1月21日)から第2学期の単位認定試験が始まりますが、私は21日に2科目受験するだけです(面接授業1科目は履修済み)。放送大学の全科履修生は、最長10年間の在籍が認められており、次年度(2018年度)が最終年となります。明後日受験する2科目の成績次第では、卒業要件である合計124単位は取得し、あとは、意図的に残してある必修の外国語科目の不足分1単位をいつ履修するか?だけとなる見込みです。ここまできたら、きっちりと10年間在籍させてもらおうと思っており、多分、2018年度第2学期に外国語科目を(おそらく面接授業で)履修して卒業することになると思います。
 今日は、放送大学に関わる話題を2つご紹介したいと思います。
 
【高橋和夫教授の退任】
 一昨日(1月17日)、放送大学から自宅に、「2018年度第1学期 授業科目案内」や「面接授業時間割表」など、次学期の科目登録のために必要な書類一式が届き、その中に入っていた「放送大学通信 オン・エア」第125号をぱらぱらとめくっていたところ、「退任に向けて 2018年3月31日ご退任予定」の専任教員の方々の冒頭に、高橋和夫教授の文章と写真が掲げられていました。放送大学教授の定年(68歳)から考えると、2年ほど早く退任することとされたようです。
 実は、高橋先生が定年前に退任されるのではないかという噂は耳にしており、ここ2年ほどの間に、(好成績を期待し難いにもかかわらず)開講中の高橋先生の科目を全て登録して受講したのも、実はその噂が一因となっていました。
 高橋先生が単独で主任講師を務められる科目の単位認定試験は、テキスト持込不可、記述式論文という最も難度の高い方式であり、正直、試験の準備は大変です(明後日も高橋先生の科目を1科目受験する予定)。
 私は、高橋先生の放送授業やテキストによって、中東問題を中心に、実に多くのことを教えていただきました。そして、高橋先生の、「知識だけでは十分ではない」「身につけた知識によって、世界を少しでも良くするために自分が何をしなければならないかを考えて欲しい」という思いを学生に伝えようという熱意に打たれ、何度もブログで高橋先生の講義を紹介させていただきました。
 幸い、「放送大学通信 オン・エア」に掲載された高橋先生の文章によれば、「放送大学で一番好きな仕事である番組制作は、しばらく担当が続きます。2018年度には現在放送中のラジオ科目『国際理解のために('13)』の改訂に取り組みます。また2019年度には、やはり現在放送中の『パレスチナ問題('16)』の改訂にあたります。」ということであり、また、4月からは、『現代の国際政治('13)』の改訂版『現代の国際政治('18)』が開講されますので、当分の間、高橋先生の講義をBSテレビ(231チャンネル)または同ラジオ(531チャンネル)で受講することができます。
 「人生の風景を変えたい」(「オン・エア」より)ということで退任を決意された高橋先生が、どこかの大学に招かれるのかどうかは分かりませんが、私を含め多くの人にとっては「放送大学の高橋和夫先生」ですから、しばらくは、放送大学で先生の講義から学ばせていただけるということを知り、ほっとしています。
 高橋先生が、新しい風景の中で、さらに充実した研究や教育に取り組まれることを願ってやみません。
 
【続 食・遊・学びの 子ども居場所づくりで 地域で子そだち・子そだて支援―学びは生きる力―】
 次は、がらっと変わって、放送大学和歌山学習センターから行事(公開講演会)の案内が届きましたので、ご紹介することにします。
 この企画は、放送大学和歌山学習センター地域貢献プロジェクト2017「続 食・遊・学びの子ども居場所づくりで地域で子そだち・子そだて支援―学びは生きる力―」(どこで切ったら良いのか分からない長いタイトルですね)の一環として開催されるものです。
 開催案内を引用しますので(チラシも参照したハイブリッド版です)、興味のある方は是非ご参加ください。
 
(引用開始)
 食eat  遊play  学studay
子ども居場所づくりで
地域で子そだち・子そだて支援
―学びは生きる力―
                                     
日時 2018年2月10日(土)13時30分~16時30分(13時 受付開始)
場所 和歌山大学松下会館 2階ホール(放送大学和歌山学習センター入居建物)
     和歌山市西高松1-7-20(〒641-0051)
プログラム
講演1 子どもの学びの心理的基盤の発達とその支援~自律性発達の視点から
       中山 留美子 氏(奈良教育大学准教授)
講演2 未来に輝き続ける子どもたちのために
       松山 利加 氏(学校法人白鳩学園理事/あやの台チルドレンセンター園長)
(休憩 15時~15時15分)
講演3 地域で子そだち・子そだて支援―学びは生きる力―
     ~子どものアイデンティティ確立に向けた課題~
       森下 順子 氏(放送大学客員准教授/和歌山信愛女子短期大学准教授)
パネル討論
中山 留美子 氏
松山 利加 氏
小山 秀之 氏(特定非営利活動法人Peer心理教育サポートネットワーク理事長/和歌山県臨床心理士会理事)
阪田 由美子 氏(和歌山大学子育て支援員研修担当/放送大学教養学部学生)
【司会:森下 順子】
 
★キッズスペースあります!
★参加無料・当日参加可能です!
 
お申し込み・お問い合わせ先
放送大学 和歌山学習センター 〒641-0051  和歌山市西高松1-7-20
 ℡:073-431-0360  Email:wakayama-sc@ouj.ac.jp
(引用終わり)
 
(弁護士・金原徹雄のブログから/放送大学関連)
2015年1月30日 
 
(弁護士・金原徹雄のブログから/高橋和夫氏関連)
2013年8月17日
2015年1月23日 
2016年8月6日
2017年1月26日
2017年5月1日
2017年8月17日
2017年9月7日