弁護士・金原徹雄のブログ

憲法を大事にし、音楽を愛し、原発を無くしたいと願う多くの人と繋がれるブログを目指します。

行事

10/3(火)「ネットにあふれる子どもたちの声-子どもシェルターるーも開設10周年-」開催!(和歌山城ホール小ホール)

2023922日配信(予定)の「メルマガ金原No.3535」を転載します。
  Facebookも同内容で掲載しています。

10/3(火)「ネットにあふれる子どもたちの声-子どもシェルターるーも開設10周年-」開催!(和歌山城ホール小ホール)

 開催まであと10日ほどとなり、しかも平日の昼間のイベントですので、参加できる方は限られているかもしれませんが、虐待などにより、家庭で暮らすことができなくなった子どもたちの避難場所として開設された「子どもセンターるーも」が10周年を迎えることを記念して、和歌山弁護士会との共催で表記のシンポジウムが開催されることになりました。
 弁護士会が主催の片翼を担うのは、そもそも「るーも」設立までの準備に奔走したのが、和歌山弁護士会子どもの権利委員会の有志若手弁護士(当時は!)数名であったことから説き起こす必要があるのですが(私は実働から手を引いた半引退委員として「頼もしい」と感心していました)、設立後の10年の歩みについては、伊藤あすみ弁護士からの報告が予定されているようなので、そちらに譲ります。
 今回のシンポは、「ネット」との関わりを中心に子どもたちの人権状況を多角的に分析しようとしており、特に子どもの福祉に関わる仕事、ボランティア活動などに携わっておられる方にとって、有意義な知見が得られる機会になると思われます。
 是非1人でも大くの方にご参加いただきたく、ご案内致します。

子どもセンターるーも ホームページ 

(開催概要)
2023年度子どもの権利・全国イベント
ネットにあふれる子どもたちの声-子どもシェルターるーも開設10周年-

先着380名/予約不要/参加無料
日時:令和5年10月3日(火)午後1時~4時30分まで(開場 午後0時30分)
会場:和歌山城ホール小ホール
主催:和歌山弁護士会/特定非営利活動法人子どもセンターるーも

後援(予定):日本弁護士連合会/和歌山県/和歌山市/和歌山県教育委員会/和歌山市教育委員会/和歌山県社会福祉士会/和歌山県臨床心理士会/和歌山県児童福祉施設連絡協議会/子どもシェルター全国ネットワーク会議
連絡先:(特非)子どもセンターるーも事務局 TEL.073-425-6060
 〒640-8276 和歌山市作事丁38番地

(開催趣旨)
インターネットやSNSの普及により、子どもたちが容易に情報にアクセスできるようになった一方、子どもたちがインターネットやSNSを利用する中で犯罪に巻き込まれたり金銭トラブルが生じたりすることも増えました。
また、インターネットやSNSを通じて、子どもたちがSOSを発していることもあります。
それぞれの立場で子どもに関わる活動をしておられる講師の方々をお招きし、我々大人たちができることを一緒に考えていきましょう。

(内容)
1「子どもシェルターるーも10年間の歩み」
 子どもシェルターるーも理事・事務局 伊藤あすみ弁護士
2「和歌山弁護士会子ども電話相談に関する報告」
 和歌山弁護士会子どもの権利委員会委員
3「ネット依存相談から見た子どものメンタルへルス」
 鳥取県精神保健福祉センター所長 原田豊氏(医師)
4「和歌山県の子どものインターネット利用状況」
 和歌山県環境生活部県民局 青少年・男女共同参画課
 特定非営利活動法人 和歌山IT教育機構
5「子どものSOS救済機関の実践」
 特定非営利活動法人こどもソーシャルワークセンター 理事長 寺重忠孝氏(社会福祉士)

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3/13「フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2022」(オンライン併用)のご案内

 202224日配信(予定)のメルマガ金原No.3506を転載します。

 ※Facebookにも同内容で掲載しています。

3/13「フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2022」(オンライン併用)のご案内

 和歌山城西の丸広場を会場として、3.11前後の日曜日に賛同団体が実行委員会を作り、反原発の集会を開くようになったのが2013年からで、2015年からは集会名称も統一され、「フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション20△△」となりました。このスキームでの開催は2017年まで続いたのですが、その中でもとりわけ思い出深いのは、私自身が出演交渉した「ヒポポ・フォークゲリラ」をはじめ、「みかんこ」「なつおmetts南風」の皆さんにご出演いただいた2016年の集会です。
 2018年以降は、西の丸広場ではなく、貸ホールを借りての開催となり、さらにコロナ禍のために2020年は中止、2021年はオンライン学習会としての開催でした。
 そして今年2022年は、久しぶりに会場(プラザホープ)を確保しての開催を準備しつつ、オンラインも併用するという「両にらみ」の態勢となりました。開催日である3月13日までにオミクロン株による第6波の流行がどの程度収束に向かっているかの予想は難しいところであり、現時点では、「オンラインのみでの開催」の可能性もかなりあるのかな、という気もします(私の個人的な観測ですが)。

 以下に、チラシ記載情報から開催概要をご紹介します。

「フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2022」(参加無料・事前申込制)

日時 2022年3月13日(日)13:30~16:00
会場 和歌山県勤労福祉会館プラザホープ 4F大ホール
(オンライン併用)

内容
13:00 受付
13:30 開会:主催者挨拶
13:40 学習会
講演「原発事故から11年、復興には程遠いフクシマの現状」
講師/伊東達也氏(原発問題住民運動全国連絡センター代表委員)
※講師ご紹介 福島県立高校に教員として8年間勤務したのち、いわき市議・福島県議として30年活動し、現在は、原発問題住民運動全国連絡センター代表委員、革新懇代表世話人など。
15:20 閉会挨拶
15:30 JR和歌山駅までアピール行進(約20分)

●コロナの感染状況によっては「オンラインのみでの開催」又は「中止」になる可能性もあります。その際は事務局から参加申し込みいただいた方に連絡いたします。

主催/フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2022 実行委員会
事務局/和歌山県教職員組合書記局
和歌山市小松原通3-20(和歌山県教育会館内)
TEL073-423-2261  FAX073-436-3243

●学習会への参加方法
・コロナの感染防止のため、「会場参加」は人数得制限(90人まで)を行います。
・「会場参加」「オンライン参加」のいずれも「事前申し込み」が必要です。
・「会場参加」希望であっても状況によっては「オンライン参加」へ変更していただく場合があります。
○会場参加の申し込み方法
チラシ裏面の申込書に所定事項(氏名・所属・連絡先・オンラインへの変更の可否)を記入し、和教組へFAX(073-436-3243)で送信してください。
○オンライン参加の申し込み方法
・2月21日(月)~3月7日(金)の期間内に下記の申し込みアドレス宛にメールで申し込んでください。  
  W_genpatsuzero@wakyoso.com 
・上記申し込みメールには、①氏名、②所属団体又は住所、③連絡先の電話番号を必ず記載してください。
・後日、事務局から送信元のアドレスに、ズームミーティングへの参加に必要なIDとパスコードをお送りします。
・不明な点がありましたら、実行委員会事務局(TEL073-423-2261/和教組:武田)までお問い合わせください。

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WEB配信で視聴する日弁連人権擁護大会(岡山)シンポジウム(2021年10月14日)

 2021922日配信(予定)のメルマガ金原No.3498を転載します。

WEB配信で視聴する日弁連人権擁護大会(岡山)シンポジウム(20211014日)

 日本弁護士連合会(会員数約43,000人)の年間最大の行事は、毎年秋に開催される人権擁護大会(開催地は全国持ち回り)です。
 通常、2日間の日程(木曜日と金曜日に開催される例のようです)で、1日目に3つのシンポジウムが午後ぶっ通しで開かれ、会場で最初から最後まで参加すると相当に疲れます。
 2日目は弁護士が参加する人権擁護大会で、大会決議の採択などが行われますが、参加した一般会員も、お目当ては1日目のシンポジウムという人が多く、各単位会の執行部などは別として、シンポ目当てに参加した会員は、2日目は朝早くから観光やゴルフに繰り出す人が多いと聞いています(と伝聞調になったのは、私自身、観光やゴルフとは無縁だったからですが)。

 ところが、そこに降って湧いた昨年来の新型コロナウイルス感染症の蔓延という事態のため、昨年(2020年)11月5日・6日に鹿児島での開催が予定されていた人権擁護大会は中止のやむなきに至りました。

 和歌山でも、2009年に第52回人権擁護大会が開催されましたが、開催地となった単位会では、実質的に開催の2年前から本格的な準備に入り、特に小規模単位会が開催地になった場合には、会員総出で様々な役割を担わざるを得ません。
 2009年の和歌山大会での私の担当は、忘れもしない「昼食部会」の責任者というもので、大会に参加する人のための昼食メニューをどうするか、昼食会場のホテルと打合せを重ね、大会会場(ホテルに隣接)からホテル食堂まで参加者をどう安全に誘導するか(最終的に警備員を依頼しました)から始まり、肝心要のメニューについては、2回も試食会(有料)を開催するなど、準備に万全を期しました。先輩の弁護士から、「人権大会でどんな決議を採択したかなど誰も憶えていないが、昼食が美味かったかどうかはしっかり憶えている」という脅しのような忠告を受けており、相当なプレッシャーでした。

 以上は全くの余談でしたが、そのように準備を重ねてきた人権擁護大会を昨年は中止せざるを得なくなった訳で、鹿児島県弁護士会の皆さんの落胆もさぞやとしのばれます。

 そして、新型コロナ2年目の今年(2021年)、人権擁護大会は、10月14日(木)・15日(金)の両日、岡山市で開催されますが、9月16日の理事会を踏まえ、その開催形態について日弁連から各単位会宛に正式に連絡があり、和歌山弁護士会でも事務局から会員宛の通知メールで周知されました。
 もともと、一昨年までの人権擁護大会におけるシンポジウムには、弁護士以外の一般の方も参加OKではあったものの、会場定員にも限りがあり、原則として事前申込みが必要でした。 しかし、新型コロナウイルス感染症対策と大会・シンポ開催を両立させるため、今年の人権擁護大会は以下の基本方針での開催となります。
 なお、2日目の大会は、そもそも一般の方の参加は予定されていないため、10月14日(木)のシンポジウムについてのみご説明します。

 予定されている3つのシンポジウム(分科会)は以下のとおりです。

日時 2021年10月14日(木)12時30分~18時00分

第1分科会
「精神障害のある人の尊厳の確立をめざして~地域生活の実現と弁護士の役割~」
於:岡山シンフォニーホール(岡山市北区表町1-5-1)
 ※第1分科会のご案内 
 ※第1分科会のチラシ  

第2分科会
「超高齢社会における消費者被害の予防と救済を考える~誰一人取り残さない社会をめざして~」
於:ホテルグランヴィア岡山 フェニックス(岡山市北区駅元町1-5)
 ※第2分科会のご案内 

第3分科会
「人口減少社会を乗り越える地域再生の社会保障~地域で安心して暮らすために~」
於:岡山市民会館(岡山市北区丸の内2-1-1)
 ※第3分科会のご案内 

 また、大会の関連企画として、ドキュメンタリー映画『NAGASHIMA~“かくり”の証言~』が14日の午前中に上映されますが、WEB配信はありません。

日時:2021年10月15日(金)9時30分~11時30分
会場:岡山市民会館(岡山市北区丸の内2-1-1)
どなたでも参加できます。直接会場にお越しください。
 ※映画公式サイト 

 以上3つの分科会(シンポジウム)については、上記関連企画のドキュメンタリー上映会を除き、岡山市の会場に参加できるのは原則として日弁連会員のみ(フィジカルディスタンス確保のために参加者数が制限されています)となり、一般市民の方は会場には入場できません。

 その代わり、以上3分科会については、いずれも当日、YouTubeLiveによるWEB配信が行われます。予約は不要であり、当日の分科会開始時刻(12時30分)以降、指定のURLにアクセスしてください。
 今のところ、第1分科会のみURLが公開されています。
 https://www.youtube.com/watch?v=hRLo8_v_bEw 

 なお、第2分科会については、登壇者がオンライン出席になることに伴い、WEB配信のみとなり、会場は視聴会場として使われるとのことです。

 平日の12時30分から18時まで、じっと配信動画を視聴するというのは相当にハードルの高い営みとなりそうです。
 ライブ配信後、その動画のアーカイブがYouTubeで引き続き公開されるのかどうか(是非そうして欲しいと思いますが)については、日弁連から届いた通知文書を読んでもよく分かりませんでした。

 なお、日弁連から会員宛の文書には、「各分科会のWEB配信アドレス及び基調報告書などの資料は、開催までに日弁連一般ウエブサイトに掲載致します」とありますので、関心のある方は、日弁連サイトの「第63回人権擁護大会・シンポジウムのご案内」のページをこまめにチェックされることをお勧めします。

 3つの分科会の内容については上記ページからリンクされている「ご案内」をお読みいただければと思います。

 新型コロナウイルス感染症の蔓延により、社会の様々な領域で「従来できていたことが出来なくなった」のですが、他面、従来は事前申込みした上で現地の会場に赴くしか参加する方法のなかったシンポジウムを、WEB配信により、全国(全世界)どこからでも視聴することが出来るようになったのですから、このプラスの側面は大いに強調すべきだろうと思い、私も本ブログで取り上げることにしたものです。

 10月14日の3つのシンポジウムの内、唯一専用のチラシがアップされている第1分科会の「ご案内」と「チラシ」を、ご参考までに転記しておきます。

「第1分科会のご案内」から
第1分科会
10月14日(木)12:30~18:00
会場:岡山シンフォニーホール
精神障害のある人の尊厳の確立をめざして~地域生活の実現と弁護士の役割~

1 損なわれ続ける精神障害のある人の尊厳
 日本は、精神科医療において、長年「治療」や「保護」を理由とした強制的な患者隔離政策を実施してきました。精神障害者と呼ばれる人々の中には、数十年もの長期にわたり、精神科医療施設に隔離収容され、地域での生活を経験することなく精神科病院で一生を終えた人、思春期の真っただ中で精神科疾患を理由に強制収容され出口の見えない状況に絶望した人、地域でも孤立させられた人たちが少なくありません。入院により、拭い難い精神的外傷体験を被り、退院しても生き辛さを強いられている人も多くいます。
 このような患者隔離政策を是とする法制度は、「危ない、怖い、不安、隔離収容を」という、精神障害のある人に対する社会の偏見・差別を既定化させ、構造化させます。社会は、精神障害のある人の強制入院を当然であるかのように認識し、異質なものを排除しようとする閉鎖的なものになっていきます。これにより社会全体が柔軟性・多様性を失います。そして、社会は精神障害のある人がその人にふさわしい居場所を得て、尊厳を保ちながら人生を送るために必要な機会と環境を奪うのです。
 患者隔離政策は、隔離された患者の人生に決定的かつ重大な影響を与えます。人格、名誉、尊厳を損ない、自ら選んだ地域での生活、恋愛、労働等、人生のありとあらゆる発展可能性を大きく損ないます。あらゆる人権の制限に及びます。それは、一度きりの人生を丸ごと奪うに等しい人生被害です。厚生労働省は、「入院医療中心から地域生活中心」との提言を示していますが、実現には程遠い状況であり、患者隔離政策からの脱却は、現代日本における最大の人権課題と言えます。
 人は個人として尊重される存在です。障害者権利条約に照らしても、精神障害を理由に基本的人権を制限することは認められません。しかし、患者隔離政策の下では、ひとたび、精神障害者とされると、その人の医療同意能力を含む自己決定権を安易に否定する法制度となりかねません。

2 国際水準とかけ離れた日本の精神科医療
 日本では、精神障害のある人は400万人を超え、そのうち約30万人が精神科病院に入院し、うち入院期間が5年以上に及ぶ人が約9万人もいます。
 日本の精神病床数は約30万床以上と世界に突出して多く、世界の精神病床の約4分の1が日本にあるとも言われています。欧米諸国では、1960年代から脱施設化政策を採り、精神病床の削減に取り組みました。地域生活中心への移行が着実に進められ、コミュニティ中心の精神保健サービスが充実・発展していきました。一方、日本はこれに逆行する形で、精神科特例(他科に比較して少ない人員配置を許容)を設け、民間主導の精神病床を増加させました。また、入退院・社会生活や見守りについて家族に依存する体制も温存されました。
 さらに、日本は精神科の入院期間もOECD諸国と比べて圧倒的に長く、平均約268日にも上ります(OECD諸国の平均在院日数は約36.7日)。例えば、20代から40年もの間、入院を余儀なくされていた方が、2011年の東日本大震災を契機とした病棟の閉鎖により退院したケースもあります。これは医学的に不必要な入院だったわけです。長期の収容は、社会での居場所をなくさせ、退院意欲すら奪いました。
 しかも、日本は強制的な入院の割合も高く、約半数が強制入院(EU諸国では約10%)であって、隔離・身体拘束も多用されています。法律上の期間制限も存在しません。
 圧倒的な精神病床数、強制割合の高い法施策を前提に、日本の精神科医療は、国際的にも取り残されました。入院中心主義や家族依存からの抜本的改革が不可欠です。

3 精神障害のある人の人権救済手続を
  強制入院や隔離・身体拘束は、法による人身の自由の制限です。しかし、入院届や定期病状報告の審査も形式的で形骸化しており、精神医療審査会は人権救済機関として十分に機能していません。
 安易な強制入院抑制のためにも、人権救済手続の抜本的な改革が急務です。強制が現に行われている以上、弁護士が果たすべき役割は少なくありません。精神科病院という閉鎖的空間に弁護士の目が入ることにより、療養環境の改善や入院者の権利意識の向上にもつながる可能性がもあります。国費による弁護士選任制度の創設も不可欠です。

4 シンポジウムにご参加ください!
 精神障害のある当事者、家族、周囲の支援者を取り巻く全ての人権問題及び法施策を、ともに見つめ直しましょう。シンポジウムでは、当事者の声、地域で暮らす実例、国際法的観点からのメッセージ等を交えて充実した内容を準備します。
 日弁連は、今回のシンポジウムを契機に、これまで見逃されてきた精神障害のある人に関わる人権課題について本腰をあげて取り組みます。どの立場の方にとっても、明るい未来を目指せるような、あるべき方向を示します。たくさんの方にご参加いただけますようお願いいたします。

「第1分科会のチラシ」から
第63回日本弁護士連合会
人権擁護大会シンポジウム

精神障害のある人の尊厳の確立をめざして~地域生活の実現と弁護士の役割~

2021年10月14日(木)12:30~18:00
ウェブ配信

◆参加費無料
◆事前申し込み不要
◆手話通訳・文字通訳あり
◆下記URLからご視聴ください!
 https://www.youtube.com/watch?v=hRLo8_v_bEw 

☆プログラム☆
【第1部】精神科医療のいま
◎報告:知っていますか?入院の過酷な実情~経験者1000人の声~
◎徹底討論!強制入院にたよりつづける社会でいいの?~ピアと家族と医師の立場から~
【第2部】
劇で考える「こんなとき、あなたならどうする!?」
【第3部】強制入院廃止の歩み、大会決議で進めよう!国内外からの応援メッセージも

ご連絡先:日本弁護士連合会 人権部 人権第一課
 TEL:03-3580-9815

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東京オリンピック2020の開会式が行われなかった7月24日に映画『東京オリンピック』(市川崑総監督)を観た

 2020725日配信(予定)のメルマガ金原No.3474を転載します。

東京オリンピック2020の開会式が行われなかった7月24日に映画『東京オリンピック』(市川崑総監督)を観た

 昨日(7月24日)は、今年だけの特例で(「体育の日」あらため)「スポーツの日」が「十月の第二月曜日」からこの日に移されて祝日となり(「平成三十二年東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会特別措置法」第32条)、COVID-19の世界的蔓延という事態に見舞われてさえいなければ、新国立競技場で東京オリンピック2020の開会式が開かれたはずでした。

 大会組織委員会の公式サイトには、「開会式・閉会式スケジュール」として(何年とは書いていませんが)、既に来年のスケジュールが掲載されています。


 開会式
  日時:7月23日(金)20:00-23:00
  会場:オリンピックスタジアム
 閉会式
  日時:8月8日(日)20:00-23:00
  会場:オリンピックスタジアム

 日本時間の20時は、アメリカ東部時間の午前7時ですから、20時開始がぎりぎりの妥協点なのでしょうね。

 ところで、この東京オリンピック2020に合わせて編成されたのでしょう、NHK・BSプレミアムが7月18日に東京オリンピック1964の公式記録映画『東京オリンピック』(市川崑総監督/1965年3月20日公開/170分)を放送しましたので、それを録画し、昨日、東京オリンピック2020の開会式の代わりに、という訳でもありませんが、DVDにダビングして視聴しました。何しろ3時間近い長尺の映画なので、途中にインターミッションがあり、後半の冒頭を観たところでいったん中断して外出し、用事を済ませて夜帰宅してから残りを視聴しました。

 公開当時、私もこの映画を観たことは間違いないのですが(1965年4月に小学校5年生になった)、親に連れられて東宝系の封切館(和歌山市の帝国座)に行ったのか、学校鑑賞で観たのか、さすがにその辺の記憶は曖昧です。
 ただ、子ども心にも、「記録か芸術か」という論争が巻き起こり、オリンピック東京大会組織委員会(制作はニュース映画各社が作った東京オリンピック映画協会に委託)が「記録性を重視」した映画をもう1本作ることになったというようなことが話題になっていたことは記憶しています。

 それで、『東京オリンピック』を観た感想はどうだったかというと、「何となく良かった」という漠然とした印象しか残っていません。なにしろ小学校5年生ですからね、無理もありません。
 公開以降、テレビ放映されたこともあったと思いますが、かけ違って観る機会がなく、昨日が55年ぶり(!)のこの映画との対面でした。
 ただ、私の自宅のしょぼいテレビの画面では、はなはだ迫力不足の上に、どうやら本来のワイドスクリーン画面の両端が切れているようで、非常に不満足な状態での鑑賞であることはお断りする必要があります。後に書きますが、映画の最後に浮かび上がる制作者からのメッセージの文字の一部が読めない!せめて、タイトルロールとエンドロールだけでも、オリジナルサイズで放映してもらいたかったと、これはNHKに対する苦情です。

 ところで、「映画/東京オリンピック/予告編」でネット検索してヒットした動画にリンクしておきますが、多分これは公開当時の予告編ではありませんね。映画の冒頭2分余りをそのままアップした動画のようです(YouTubeの「映画とショー」のための見本ですから、Trailerには違いありません)。

 
 ただ、この2分余りの映像を観るだけでも、撮影に先立ち脚本を準備したチーム(市川崑、和田夏十、白坂依志夫、谷川俊太郎)の狙いはおおよそ見当がつくのではないかと思います。
 開巻早々、太陽のクローズアップに続くシーンがいきなりビルの解体(都市の破壊)ですからね。
 ただ、冒頭、画面に現れる「オリンピックは人類の持っている夢のあらわれである」というメッセージには、今となっては、思わずたじろぐか、しらける人もいるかもしれませんが、そこは時代状況を考えるべきでしょう。
 三国一郎さんのナレーションで、開巻のシーンにかぶせて、第1回アテネから、第18回東京までの開催地が延々と紹介されるのですが、
  1916年 第6回 ベルリン 第1次世界大戦のために中止
  1940年 第12回 東京→ヘルシンキ(ナレーションで都市名は語られず)
         東京:日中戦争で辞退
         ヘルシンキ:第2次世界大戦で中止
  1944年 第13回 ロンドン(同上) 戦争終わらず中止
という歴史があった上に、ようやく戦争が終わり、
  1948年 第14回 ロンドン
   ※日本参加を許されず(まだ占領下だった)
  1952年 第15回 ヘルシンキ
   ※第2次大戦の敗戦国(フィンランドはドイツと同盟してソ連と闘った)
  1960年 第17回 ローマ
   ※同上(イタリアは当初ドイツ、日本と同盟して枢軸側で戦った)
の次にようやく東京で開催できることになったのですし、IOC(国際オリンピック委員会)の商業主義はまだ目立っておらず、批判の対象となるのは貴族主義的運営の方という時代でした。
 そして、この「オリンピックは人類の持っている夢のあらわれである」という、分かったようでよく分からぬフレーズの意味は、3時間近い本編を見終わった最後に再び黒地に白抜きのメッセージが現れることにより、ようやく首尾一貫して胸に迫ってきます。

(引用開始)
聖火は太陽へ帰った
人類は4年ごとに夢をみる
この創られた平和を夢で終らせていゝのであろうか
(引用終わり)
※実は、「聖火は~」の行の上に(おそらく)1文字だけの行があるのですが、画面が切れていて読めません。文脈から「今」ではないかと思ったのですが、もう少し複雑な字体の文字のようです。こうなったらDVDを買わざるを得ないでしょうか。

 ここで、冒頭に現れた「夢」の実態が「創られた平和」であることが明かされます。「創られた」ものであるからこそ「夢」なのですが、それを4年ごとの一場の夢にしたくないという思いを込めてこの映画は作られたと宣言している訳です。

 さて、以下には、この映画を55年ぶりに観た感想を点描しておきます。とりとめのなさはご容赦ください。

◎この映画にはインターミッションがあり、後半早々には、独立して間のないチャド(選手は2人だけ)からやってきた陸上男子800mの選手(セミファイナルで敗退)をフューチャーした部分があります。2004年にこの映画がDVD化された際、劇場公開版と共に、市川崑監督自ら再編集したディレクターズカット版(148分)も作られましたが、その際、このエピソードはカットされたそうです。「いかにも」という創作臭が気になったのかもしれませんが、私はそれほど反発も覚えず観ていましたが。

◎『東京オリンピック』の中で、日本選手が金メダルを獲得した活躍シーンもそれなりに拾っているのは、国内公開を前提に作っている以上当然で、男子体操、女子バレーボール、男子重量挙げ、男子柔道、男子レスリングなどがそれです。この内、団体で金メダルを取った体操男子チームの1人1人のハイライトシーン(ごく短いですけど)に選手名のクレジットが出るというサービスぶりで、公開直前に市川崑監督が急遽、日本人選手の活躍に配慮した手直しをしたとも伝えられていますが、もしかしたら体操もそうだったのかもしれません。

◎ちなみに、体操の種目別・つり輪で金メダルを獲得した和歌山県立田辺高校出身の早田卓次さんの妙技も見られました。正直、この種の記録映画を観る楽しみの1つに、このような郷土の英雄の勇姿を(TVでさんざん見たけれど)再確認したいということがあるのは否定し難い事実でしょうし、組織委員会が不満に思ったのも無理はないような気もします。とはいえ、オリンピックを素材としてどのような映画を作るのか、ということに関して言えば、市川崑さんに依頼した時点で、「普通の」ドキュメンタリー映画にはならないだろうと予想すべきだったのであり、出来上がった映画に文句をつけても、依頼主としての不明が浮き彫りになるばかりです。ですから、記録性を重視したもう1本の映画を作る(素材のフィルムは膨大にあった)というのは、結果オーライだったのではないかと思います。

◎そのもう1本の記録映画『東京オリンピック長編記録映画 世紀の感動』(1966年5月15日公開/154分)を私は観たことがないのですが、文化庁の日本映画情報システムで検索してみても、「脚本:前田博、山岸達児」とあるものの、「監督」のクレジットはありません。もっとも、『東京オリンピック』にしてからが、「監督部」に14人の名前がクレジットされているものの、その中に「市川崑」の名前はなく、市川監督は、「脚本」でだけクレジットされています。
 ただ、『東京オリンピック』のエンドロール(様々なスタッフの名前が次々と流れてきますが、その役割が一切書かれていない不思議なエンドロールです)の最後に「総監督 市川崑」と表示されていますので、この映画を市川崑さんの作品とすることは、組織委員会も認めていたということでしょう。ひょっとすると、『世紀の感動』にも「総監督 市川崑」というクレジットが表示されていたのだろうか?

◎現在では、オリンピックの公式記録映画はIOCが直接制作するシステムとなっているようですが(東京オリンピック2020の記録映画監督として河瀬直美さんがIOCから指名されたというニュースを読んだような気がする)、YouTubeのオリンピック公式チャンネルの中の「オリンピック公式記録映画を時系列に観る」というコーナーで、18本の記録映画が公開されています。
 そして、その中に「The Complete Tokyo 1964 Olympics Film | Olympic History(完全な東京1964年オリンピック映画| オリンピックの歴史)」(2時間05分)というよく分からぬタイトルの動画がありますが、映画の最後に「directed by KON ICHIKAWA」というクレジットが出てくるように、どうやら『東京オリンピック』の海外版(英語版)のようなのです。

 もっとも、下に紹介する日本オリンピック委員会のホームページによると、英語版の尺は「2時間10分」となっており、なぜ5分短くなっているのかは不明です。
 いずれにせよ、Wikipediaの「英語版では大会組織委員会が再編集を施し、上映時間が日本語版より40分短い作品に仕上げている」という記載が正しければ、市川監督は編集に関与していないヴァージョンということになります。

◎東京オリンピック1964の40年後、日本オリンピック委員会が市川崑監督に対して行ったインタビューが、「市川崑総監督が語る名作『東京オリンピック』」というタイトルで同委員会ホームページに掲載されています。
 宮川一夫氏など多くのカメラマンを動員して撮影した画面は、クローズアップの多用が技術上の大きな特徴となっています。上記インタビューの中で市川監督は「望遠レンズを駆使して、選手の表面の逞しさだとか、美しさだけではなく、選手それぞれの内面的なものを捉えることが出来たし、選手だけではなく、競技や会場の段取りをしているスタッフの皆さんも、見物に来ているお客さんも参加しているわけですから、いい表情が沢山撮れました」と述べており、まさに「いい表情」をたくさん撮るためのクローズアップの多様であった訳です。
 また、1964年の撮影当時、映画用のフィルムを回すカメラを競技の妨げとならない位置に据えようとすると、どうしても望遠レンズを多用しなければ仕方がなかったという事情もあったのではないかと推測します。

◎『東京オリンピック』は、「時代を代表する特定の選手の活躍をじっくりと観たい」とか、「日本バンザイという心地よいシーンに浸りたい」という要求には全然応えてくれない映画ですが(市川崑監督は始めからそんな映画を作るつもりはなかったのでしょう)、だからこそ、55年経った今も、公開時と変わらぬ感動を観客に伝えることができるのだと思います。公開当時、小学校5年生になったばかりだった私のように、子どもの頃に観ただけの人には是非あらためて観て欲しいですね(AMAZONでDVDが2000円ほどで入手できます)。

東京オリンピック 東宝DVD名作セレクション]
ドキュメンタリー映画
東宝
2015-09-16


◎見終わってからあらためて気が付いたことですが、画面に登場するアスリートたちの表情を、息遣いが聞こえるかと思うほどの近さでカメラは追い続けますが、その肉声そのものは全く聞いていませんでした。インタビューなどというものは一切出てきません。記憶によみがえってくるのは、開会式で一斉に放たれた無数の鳩に恐れをなして悲鳴をあげる女性(選手)、陸上女子80
mハードルの決勝前、依田郁子選手がウーミングアップの間に吹いた口笛(村田英雄の『王将』だとか)、重量挙げの三宅義信選手の、蓄えた力を解き放つ際に発する叫びなどです。また、競技の途中で落後して道端に座り込み、手真似で「水が欲しい」と訴える男子マラソン選手の表情は、無音ではありますが、そうであるからこそ、雄弁に画面が迫ってきます。

◎取り上げた競技の中で、バランスを失するほど多くの尺を費やしたのは、映画の最終盤に置かれた「オリンピックの花」、男子マラソンであり、ローマ大会に続いてオリンピック2連勝を果たしたエチオピアのアベベ・ビキラのひた走る表情を執拗に捉え続けるカメラワークは、まことにこの映画の(競技としては)ラストを飾るに相応しいシーンだと思いました。
 また、競技の描写に費やした時間は長くはありませんでしたが、大会の名花と謳われたベラ・チャスラフスカ(チェコ・スロヴァキア)の優美な演技もしっかりと映っていましたよ。この時、彼女は22歳。そして、プラハの春弾圧の直後に圧勝したメキシコシティー・オリンピックの時は26歳。その後、「少女」の競技となった女子体操が、「女性」の競技であった時代の輝きを見ることができます。

◎大会の「名花」チャスラスフカを紹介したついでと言っては恐縮ですが、市川監督をはじめとする制作チームが意識していたかどうかは別として、この映画のもう1人の「名花」は、美智子皇太子妃(当時)でしょう。虚心にこの映画を眺めれば、誰でもその美しさに驚くと思います。

◎実際のオリンピックが「オリンピズムの目的は、人間の尊厳の保持に重きを置く平和な社会の推進を目指すために、人類の調和のとれた発展にスポーツを役立てることである。」(オリンピック憲章・オリンピズムの根本原則より)という理想とどの程度の乖離を来しているかについての評価は人それぞれでしょう。けれども、『東京オリンピック』(1965年)を見直した(事実上初見に近い)今、1964年にこの映画の制作に参加した人たちは、市川崑さんを含め、皆、真面目にオリンピック精神を追及すべきだと思っていたのではないかということが思われてなりません。
 河瀬直美監督が東京オリンピック2020の公式記録映画のためにどのようなチームを編成していたのかは知りませんが、はたしてスタッフはどういう思いで参加しようとしていたのでしょうか。
 実際に、河瀬版『東京オリンピック』が観られるかどうか相当に疑わしい状況のようですが、発注主(IOCでしょうか?)が、「仮に中止になったとしても、中止に至った経緯を記録に留める映画を河瀬監督に作ってもらいたい」という度量を示して欲しいと願うところですが、まあ無理でしょうね。

開催中止!3/8「フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2020」

【開催中止!3/8「フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2020」】

 懸念されていたことですが、3月8日(日)に開催予定であった「フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2020」を中止するとの実行委員会からの連絡がありましたのでお知らせします。
 まことに残念ですが、諸般の情勢からやむを得ないかなと思います。周りの方で、参加を予定していた方がおられましたら、是非周知へのご協力をよろしくお願いします。
 なお、実行委員会の連絡先は以下のとおりです。
  TEL:073-423-2261 FAX:073-436-3243
  和歌山市小松原通3-20 和歌山県教育会館内 

開催を告知したブログ

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こどもピースフェスタ 2019(8月10日@和歌山ビッグ愛1階展示ホール)のご案内~今年で3回目!

 2019719日配信(予定)のメルマガ金原No.3424を転載します。

こどもピースフェスタ 2019(810日@和歌山ビッグ愛1階展示ホール)のご案内~今年で3回目!

 回を重ねて3回目となる「こどもピースフェスタ2019」、今年も和歌山ビッグ愛1階展示ホールで開催されます。
 一昨年が7月30日、昨年が9月2日、今年が8月10日ということで、「夏にやる」というだけ決めているということで、開催時期については割合フリーな感じです。

 普通の参加者で、5時間びっしり詰め切る人はいないと思いますが、ご都合のつく時間だけでも、とても楽しく豊かな時間が過ごせること請け合いです。

 今年、私がチラシに記載されたプログラムを眺めながら注目した点をいくつか挙げてみましょう。

〇紙芝居「せんそうのおはなし『わかやまのくうしゅう』」が、昨年は作者の山本喜美子さんが上演されましたが、今年は、山本さんご自身から後継指名を受けた池田香弥さんに引き継がれて上演されます。今年の憲法記念日、山本さんの代理として「第5回 わかやま平和賞」受賞式に出席された後、西の丸広場のブースで『わかやまのくうしゅう』を演じてくださった池田さんですが、いささか周辺の音に妨げられたりして、万全の状態ではありませんでしたので、「こどもピースフェスタ」での上演が楽しみです。

DSCN3806〇去年もブースを出展されていた国際協力機構(JICA)関西ですが、今年のテーマは「ファッションショー、私たちのSDGs宣言」。SDGs(エスディージーズ)の推進に力を入れるJICAならではの企画で、これも興味深いですね。ところで、ファッションショーのモデルはこどもたちが務めるんだろうか?

〇合唱構成「ぞうれっしゃがやってきた」の公演が7月27日(土)に行われますが、そのために結成された「2019ぞうれっしゃ合唱団和歌山」の有志が、その抜粋をステージで披露してくれるそうです。公演を聴いた人も行きそびれた人も、是非ご期待ください。

〇チラシに「あの有名なパン屋さんのパンも♪」とあるのが気になりますね。去年会場で買って昼食にしたパンはたしかにとっても美味しかったけど。

 それでは、以下にチラシ記載情報を完全転記します。
 是非お誘いあわせの上足をお運びください。
 ※写真は、昨年の会場内スナップです。

(チラシ記載情報から引用開始)
-チラシ表面-


2019年8月10日(土)10:00⇒15:00
県民交流プラザ和歌山ビッグ愛 1階 展示ホール
 (和歌山市手平2丁目1-2)

入場無料

こどもピースフェスタ ってなぁに?
こどもたち一人ひとりが大切にされ、それぞれが自分らしく歩んでいってほしい・・・そんな願いを持った人々が集まり、企画しました。毎年大盛況で、今回で3回目の開催となります。ステージあり、体験ブースあり、ワークショップあり、飲食ブースあり。見て、遊んで、学んで、食べて・・・
こどもが主役のとっても楽しいイベントです!
皆さまのご来場をお待ちしております!

主催:こどもピースフェスタ実行委員会
後援:和歌山県、和歌山市、和歌山市教育委員会
協賛:家庭的保育園なないろ

-チラシ裏面-
Stage
◇こどもたちの学習発表会
◇けん玉パフォーマンス(日本けん玉協会 和歌山県支部)
◇民舞:演目『大森みかぐら』(わかやま民舞クラブ「鼓と羽」)
◇朝鮮の歌、民族楽器(和歌山朝鮮初中級学校)
◇沖縄ってどんなところ?(和歌山大学 社会科学研究会)
◇ファッションショー、私たちのSDGs宣言(国際協力機構(JICA)関西)
◇せんそうのおはなし『わかやまのくうしゅう』(語り 池田香弥、作 山本喜美子)
◇韓国語すがたり・英語で狂言・英語の歌(ラボ小倉パーティ)
◇こども落語(わかやま楽落会)
◇合唱『ぞうれっしゃがやってきた』より(ぞうれっしゃ合唱団 有志)
◇みんなで一緒に歌おう\(^o^)/♪(Vo.たかいあい、Pf.森本麻子)
 ★出演団体・内容は一部変更になる場合があります。

Floor
・アフリカ布で遊ぶ、「SDGs」ってなあに?(国際協力機構(JICA)関西)
・沖縄クイズ(和歌山大学 社会科学研究会)
・ナチュラルクラフトの素材(NCEG自然・子ども・教育の会)
・エコ遊び:身近なもので楽しく遊ぼう☆(サスティナブルフォーラムわかやま)
・ドミノあそび、雑貨販売(和歌山みなみ子ども劇場)
・てづくりおもちゃ(NPO法人 和歌山こどもの広場 わかば♪)
・ポズック雑貨店(社会福祉法人一麦会 Po-zkk)
・「戦中・戦後のくらし」の展示と解説(昭和館・和歌山市立博物館 協力)
・“りぃぶる”おすすめ絵本(和歌山県男女共同参画センター“りぃぶる”)
・マフィン・ポップコーン・ジュース(NPO法人 花咲か)
・キンパ販売 など(和歌山朝鮮初中級学校)
・学習発表展示(こども塾、他)
・こども店長のお店(ミャンマー民族衣装体験、絵本の販売など)

飲食ブースあります!
あの有名なパン屋さんのパンも♪
会場内のクイズ&シールラリーにチャレンジするとプレゼントがもらえるよ!

お問合せ先:こどもピースフェスタ実行委員会
 https://www.facebook.com/kodomopeacefesta/
連絡先:TELFAX 073-419-0450 090-9166-1633
(引用終わり)

(弁護士・金原徹雄のブログから)
2017年6月4日
開催予告7/30こどもピースフェスタ2017@和歌山ビッグ愛1階展示ホール~チラシ記載情報から
2018年7月8日
こどもピースフェスタ2018(9月2日@和歌山ビッグ愛1階展示ホール)のご案内~今年も楽しそう!
2018年9月2日
こどもピースフェスタ2018@和歌山ビッグ愛1F展示ホール 大盛況!

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「2019 平和のための戦争展わかやま」のご案内(2019年7月27日・28日@プラザホープ)

 2019717日配信(予定)のメルマガ金原No.3422を転載します。

「2019 平和のための戦争展わかやま」のご案内(2019年7月27日・28日@プラザホープ)

 毎年恒例となっている「平和のための戦争展わかやま」ですが、今年も7月27日(土)・28日(日)の両日、和歌山県勤労福祉会館プラザホープを会場として開催されます。和歌山県平和委員会の里﨑正さんからチラシが届き、Facebook第2部ブログ(あしたの朝 目がさめたら)では簡単にチラシ記載内容を紹介しましたが、こちらのブログでもご案内しておこうと思います。

 実は、そのチラシを見て驚いたのですが、今年の戦争展は、「ビキニ事件」にフォーカスするという思い切った企画になっており、「ゴジラ」展示や伊藤宏先生(和歌山信愛女子短期大学教授)がパネルディスカッションのコーディネーターを務められるというのも、その文脈からのことと思われます。
 時あたかも、戦争展の4週間後の8月25日(日)には『ゴジラ』第1作(1954年)デジタルリマスター版上映と同作主演俳優・宝田明さんの講演が行われることになっており(和歌山市民会館小ホール)、まるで今年の戦争展がそのプレ企画のようにも見える・・・などと言っては、老舗の戦争展に失礼なので言いませんが。

 8月25日に「市民会館に絶対行こう」と決めておられる方には、「是非戦争展(出来れば27日の午後)にも参加して欲しい」とお薦めしたいと思います。
 もっとも、27日(土)の午後といえば、ぞう列車合唱団の公演ともろにバッティングしているのですよね(市民会館小ホール)。困ったものです。

 それでは、以下にチラシ記載情報を転記します。

(チラシから引用開始)

2019 平和のための戦争展わかやま

日時=2019年7月27日(土)⇒28日(日)
     10時~17時(28日は13時まで)

入場無料

[展示 2階ギャラリー]
27日〈土)10:00~17:00、28日(日)10:00~13:00
ビキニ水爆実験で誕生した「ゴジラ」展示
その他のパネル展示
「広島高校生が描いた原爆の絵」・「第五福竜丸」・「和歌山大空襲」など

[講演会 4階ホール]
27日(土)13:30~16:00
(オープニング 13:00~ TOY・BOX)
「ビキニ事件」と日本の戦後~消されたマグロ漁船員たち~
講師:岡村啓佐(おかむら・けいすけ)氏(高知平和資料館・草の家 副館長)
パネルディスカッション
コーディネーター
伊藤宏氏(和歌山信愛女子短期大学教授)
パネリスト
伊藤宏氏⇒ビキニ水爆実験とゴジラ誕生
岡村啓佐氏⇒「ビキニ事件」隠ぺいに抗う元漁船員たち
仲江高丸氏(紀州語り部の会)⇒第五福竜丸と串本町
※岡村啓佐氏プロフィール 1951年生まれ、高知市在住。1999年に写真集『高知の被爆者 ヒロシマ・ナガサキそしてビキニ』を発刊し、同名の写真展を高知県立美術館で開催。2001年には広島平和祈念資料館で開催。2007年『高知の被爆者 未来への伝言』(高知新聞社)を発刊。2008年『731部隊と高知』を発表。2015年、写真展反戦三部作『731部隊と高知』『沖縄戦と高知』『高知の被爆者』と『フクシマの今』を同時開催。2013年からは平和資料館・草の家副館長を務め、小・中学校での平和学習や、沖縄問題、731部隊、ビキニ事件、フクシマと原発問題などをテーマに、各地で講演を行っている。

[和大・社研の報告 4階ホール]
27日(土)11:00~12:00

[市民参加企画 3階会議室1・2]
28日(日)10:00~12:30
紀州昔話・・・アラオの会
紙芝居・・・つくしんぼ
語り部・・・「私の戦争体験」
  小田哲郎さん(和歌山市在住)
  光吉敏郎さん(田辺市在住)

・・・みなさんへのお願い・・・
戦争中の資料をご提供ください。
賛同募金にご協力ください。
  1口500円から 団体6口3000円から

[主催]2019 平和のための戦争展わかやま実行委員会
[お問い合わせ先]
 和歌山市小松原通3-20 教育会館 和歌山県平和委員会内
 TEL 073-488-3095 FAX 073-488-3096
[後援]朝日新聞和歌山総局/毎日新聞和歌山支局/読売新聞和歌山支局/(株)和歌山放送/(株)テレビ和歌山/わかやま新報/ニュース和歌山(株)/(株)和歌山リビング新聞社

(弁護士・金原徹雄のブログから/「平和のための戦争展わかやま」関連)
2015年8月7日
「2015平和のための戦争展わかやま」(8/1)でピースライブを堪能する
2016年7月12日
予告7/30&31「2016平和のための戦争展わかやま」~半田滋さんの講演(7/30)もあります
2016年7月30日
戦地からの“最愛の妻”への手紙~「2016平和のための戦争展わかやま」から
2017年7月16日
「平和のための戦争展わかやま2017」(7/29・30プラザホープ)のご案内
2018年6月28日
「平和のための戦争展わかやま2018」のご案内(2018年7月28日・29日@プラザホープ)

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Facebookもご覧ください

 2019年2月12日配信(予定)のメルマガ金原(暫定版)番外編を転載します。
 
Facebookもご覧ください
 
 1月26日から左気胸のために入院し、からくも手術を免れて同月30日に退院したことは、既にお知らせしたとおりです(近況報告~今後のメルマガとブログについて/2019年1月31日)。 

 その後は、2月7日と11日に2回更新しただけで、以前のような「毎日更新」はやはり当分無理なようです。
 業務復帰後は、極力午後8時までには帰宅し、日付が変わらぬうちに就寝することを心掛けており、この「生活改善」を当分継続しようと思うと、自ずから、ブログに割ける時間も限られるという次第です。
 それでも、色々と発信したい情報もありますし、過去に書いたブログの中で、今でも読んでいただく価値があるのではないか思える「アーカイブ」も紹介したいしということで、今は、Facebookを主要なツールにしています。ブログを書くのに比べれば、Facebookの方が圧倒的に短い時間で発信できますしね。
 基本的に、私はFacebookは「公開」設定で書いています(つまり、「公開」をはばかるようなものは書かない、ということです)ので、事実上、ブログの簡略版のようなものです。
 ただ、過去に書いた記事を探すのは、ブログの方が圧倒的に有利ですから、一長一短ですけどね。
 
 ということで、私のFacebookを「お気に入り(ブックマーク)」に登録して、折々閲覧していただければ幸いです。

補遺・憲法をめぐる激動の2018年を和歌山の地から振り返る~原発問題など

 2019年1月1日配信(予定)のメルマガ金原.No.3379を転載します。
 
補遺・憲法をめぐる激動の2018年を和歌山の地から振り返る~原発問題など
 
 新年、明けましておめでとうございます。
 昨日の大晦日、「憲法をめぐる激動の2018年を和歌山の地から振り返る」をやっとの思いで配信したのも束の間、翌日の元旦にその「補遺」として、原発や環境などにかかわる県内の取組をご紹介するのも何だか恒例になりつつあります。
 
 そして、大晦日の分には、和歌山県の人口動態(減る一方ですが)を掲載し、元旦の分には、その年私が(事務所ではなく個人として)出した年賀状をご紹介するのもパターン化してきました。
 まあ、元旦でもありますし、個人的な年賀状を出す人は50人もいませんので、皆さんに年賀状を見てもらうのも悪くはないでしょう。
 とはいえ、私の年賀状は、創意も工夫も何もないストレートなものですけどね。
 昨年に続き、今年も12月30日にようやく郵便局に持ち込んだ年賀状は以下のとおり。
 これを受け取った私の親戚や友人などがどう思うかは想像の外ですけど(画像は巻末に掲載します)。
 
(年賀状2019テキスト部分を引用開始)
謹賀新年 2019年1月
 
ひょんなことから、新年1月19日(土)にキャパ2,000人の会場で「県民のつどい」を開催することになりました(実行委員会の事務局をやっています)。
 
危ないぞ!みんなで止めよう安倍改憲
1・19和歌山県民のつどい
 
日時 2019年1月19日(土)13:30~16:00
会場 和歌山県民文化会館大ホール
出演 桂文福さん(芸人9条の会)  
    小林節さん(慶應義塾大学名誉教授・憲法)
        Wakayama Peace Band、三木久美夫さん 他
入場無料
 
詳細は私のブログ(弁護士・金原徹雄のブログ)をご参照の上、可能であれば是非お誘いあわせの上ご参加ください。
⇒詳報「危ないぞ!みんなで止めよう安倍改憲 1・19和歌山県民のつどい」(2019年1月19日@和歌山県民文化会館大ホール)
(引用終わり)
 
 さて、「補遺・憲法をめぐる激動の2018年を和歌山の地から振り返る」です。
 過去2年、メインタイトルは共通であるものの、サブタイトルは、2016年が「主として原発問題」、2017年が「主として原発・環境問題」としてきましたが、今年はまたまた変更して「原発問題など」としました。
 最初は、サブタイトルを「原発・環境・人権など」としておけば、私が関心を持ってブログで取り上げるほどの企画は、大概カバーできるだろうと目論んだのですが、考えてみると、それではあまりに範囲が広がり過ぎて、その内のごくごく一部しか紹介できないことは明らかなので、控え目に(?)することにしました。
 
 ところで、昨年(2018年)のトピックは、何と言っても、白浜町(日置地区)に関西電力が所有する土地に使用済み核燃料の中間貯蔵施設が建設されるのではないか?という問題でした。多くの県民にとっては降ってわいたような騒動だったかもしれませんが、(旧)日置川町での原発建設計画が頓挫した後も、関西電力が取得した用地を手放そうとせず、駐在員も起き続けていることを知る人たちは、このような事態は十分に想定の範囲内のことであったはずです。
 今から振り返れば、2月23日には原自連(原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟)会長の吉原毅さんを田辺市に招き、11月28日には同連盟顧問である小泉純一郎元総理大臣の講演会を白浜町で実現したのですから、中間貯蔵施設建設を阻止するための戦略は、2018年になってから考え始めた、などというはずは絶対にありませんよね。
  
 以下に参考サイトとしてリンクする際の略称を掲げておきます。
 
 原発がこわい女たちの会 公式ブログ→女ブログ
 原発がこわい女たちの会ニュース→女ニュース
 弁護士・金原徹雄のブログ→金原
 あしたの朝 目がさめたら(弁護士・金原徹雄のブログ2)→金原2
 金原徹雄Facebook→金原F
 
 それでは、「補遺・憲法をめぐる激動の2018年を和歌山の地から振り返る~原発問題など」をお送りします。網羅的でも何でもなく、ただ単に私の目に留まった企画ということなので、その点、何卒ご海容ください。
 

【2018年 和歌山県における原発問題などへの取組】
 
1月20日(土)13:30~ 田辺市ひがしコミュニティセンター
和歌山に中間貯蔵施設はいらない!脱原発わかやま 原発学習会第二弾
講演 小山英之氏(美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会代表)
主催 脱原発わかやま
2月18日(日)14時00分~ 和歌山市あいあいセンター3階(会議室第3・第4)
和歌山に中間貯蔵施設はいらない!
講演 小山英之氏(美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会代表)
主催 安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合わかやま、子どもたちの未来と被ばくを考える会
 女ブログ  金原 
 
2月23日(金)15時00分~ 和歌山県立情報交流センターBig・U(ビッグ・ユー)多目的ホール
「原発ゼロ法案」と「核のゴミ」を考える~白浜に核のゴミ(中間貯蔵施設)は来るのか!?~
講演 吉原 毅氏(城南信用金庫相談役、原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟会長)
主催 「原発ゼロ」と「核のゴミ」を考える会
協賛 原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟、つゆくさと大地の会、紀南に自然エネルギーを推進する会、エコネット紀南
 金原 
 
2月25日(日) 和歌山市あいあいセンター6階ホール
和歌山有機認証協会 第19回通常総会 記念企画「いのちの種(たね)を未來につなぐ」
14時15分~ スローシネマ「アジアの叡智」シリーズ Vol.4『ヴァンダナ・シヴァの いのちの種を抱きしめて with 辻信一』上映
15時30分~ 講演 山田正彦氏(元農水大臣・弁護士)「わたしたちのごはんがどうなるの?4月からの種子法廃止で」
主催 NPO法人 和歌山有機認証協会(WOCA)
協力 NPO法人 わかやま環境ネットワーク(WeNET)、サスティナブル・ライフスタイル研究会 of わかやま(SLOW)
賛同団体 紀ノ川農業協同組合、生活協同組合 コープ自然派和歌山、和歌山県農民連 
 金原 
 
3月11日(日)10時00分~ 和歌山市勤労者総合センター
フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2018
講演(13時40分~) 吉田千亜氏(フリーライター)「その後の福島 なぜ原発事故は終わらないのか」
サウンドデモ(15時30分~) 和歌山市役所前→JR和歌山駅前→県立体育館
主催 フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2018 実行委員会
 金原
 
5月12日(土)13時30分~ 和歌山市北コミュニティセンター2階多目的ホール
いずみ山系の森と川を守るコンサート
メガソーラーはいらない 自然とともに安全に暮したい
出演 Crowfield(クロウフィールド)、うりずんの花
主催 いずみ山系の巨大太陽光発電を考える会
 金原 
 
8月26日(日)14時00分~ 県民交流プラザ 和歌山ビッグ愛 9階会議室A
講演 森松明希子さん(東日本大震災避難者の会 Thanks & Dream(サンドリ)代表、原発賠償関西訴訟原告団代表)「原発事故による被ばくからの自由・避難の権利とは」
主催 子どもたちの未来と被ばくを考える会
 金原  金原2  金原F 
 
9月15日(土)13時30分~ フォルテ・ワジマ6階 ボランティアサロン C会議室 
風力発電の被害を考える会・わかやま 第6回総会
エネファ-ムによる被害の報告(今崎廣美・光夫さん)、エコキュートによる被害の報告(村山洋治さん)、海南・紀の川風力発電について各地域からの報告
主催 風力発電の被害を考える会・わかやま
 金原  金原2  金原F 
 
10月16日(火)14時00分~ 和歌山市民会館小ホール
2018年度和歌山市人権講座 テーマ「日本のヘイトスピーチの現状」
講演 安田浩一氏(ジャーナリスト)
主催 和歌山市、和歌山市教育委員会、和歌山市人権委員会
 金原 
 
10月16日(火)19時30分~ 本屋プラグ(和歌山市万町4)
本屋プラグトークイベント 2018年のジャーナリズム
ゲスト 安田浩一氏
聞き手 嶋田詔太氏(本屋プラグ)
主催 本屋プラグ
 金原 

1128日(水)14時00分~ 白浜町立白浜会館
講演 小泉純一郎元総理大臣「原発ゼロ・核のゴミいらん~日本の歩むべき道」
主催 「原発ゼロ」と「核のゴミ」を考える会、核のゴミはいらん白浜の会、核のゴミはいらん日置川の会
協賛 原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟、つゆくさと大地の会、紀南に自然エネルギーを推進する会、エコネット和歌山、脱原発わかやま
協力 小田洋介氏
 金原

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市民連合シンポジウム「安倍政権にかわる新しい選択肢~改憲発議の阻止と参院選での躍進を目指して~」(2018年11月28日)に5党・1会派が揃い踏み

 2018年11月29日配信(予定)のメルマガ金原No.3346を転載します。
 
市民連合シンポジウム「安倍政権にかわる新しい選択肢~改憲発議の阻止と参院選での躍進を目指して~」(2018年11月28日)に5党・1会派が揃い踏み
 
 今日(11月29日)の昼間、「市民連合」というキーワードでGoogle検索をしてみたところ、「トップニュース」として出てきたのは、以下の産経ニュースでした。
 
産経ニュース 2018.11.28 22:37
野党6党派、「市民連合」シンポで幹事長・書記局長がそろい踏み
(引用開始)
 立憲民主、国民民主、共産、自由、社民の5党と衆院会派「無所属の会」の幹事長・書記局長が28日夜、東京都内で開かれたシンポジウムにそろって参加した。シンポジウムは、過去2回の国政選挙で野党共闘を後押しした「市民連合」が開催した。
 各党派幹部と市民連合側は、来夏の参院選改選1人区で候補一本化を目指す方針を改めて確認した。
 立憲民主党の福山哲郎幹事長は「11月の段階で一本化の話ができていることは重要だ」と述べ、共闘が順調に進んでいるとの認識を示した。
(引用終わり)
 
 この短い記事には、記事より長い写真のキャプションが付いていますが、そこでは、市民連合が主催したシンポジウム「安倍政権にかわる新しい選択肢」に出席した各党幹部の氏名と肩書きが以下のとおり紹介されていました。
 無所属の会・大串博志幹事長
 自由党・森裕子幹事長
 社民党・吉川元幹事長
 共産党・小池晃書記局長
 国民民主党・平野博文幹事長
 立憲民主党・福山哲郎幹事長
 (写真左から)
 
 この記事に掲載されたような写真をマスメディアで広めてもらうことが、このシンポジウムを市民連合が開催した主要な目的の一つでしょうから、私のブログでもご紹介させていただくことにしました。もっとも、写真自体は各社に著作権が帰属しますので、転載は差し控えます。以下にご紹介する動画でご確認ください。
 
 昨晩のシンポのご紹介に先立ち、市民連合(安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合)ホームページに事前掲載された開催案内を引用しておきます。
 
(引用開始)
11月28日(水)に、市民連合主催(協賛:総がかり行動実行委員会)でシンポジウム「安倍政権にかわる新しい選択肢~改憲発議の阻止と参院選での躍進を目指して~」を開催いたします。
 
憲法改正の発議阻止、さらに来年夏の参議院選挙で野党勢力が躍進するために市民と野党の協力体制をどう深化させるかについて、国会の情勢を踏まえつつ登壇者のみなさん、そして参加者のみなさんと一緒に考えていきたいと思っています。シンポジウムの詳細は以下の通りになります。ぜひご参加ください。
 
【日時】11月28日 開場18:30/19:00-21:00
 
【場所】北とぴあ2F さくらホール(東京都北区王子1-11-1)※東京メトロ南北線 王子駅5番出口直結、JR京浜東北線王子駅から徒歩2分、都電荒川線王子駅から徒歩5分
 
【シナリオ】
第1部 「野党は臨時国会にどう向き合うのか」
安倍政権の強硬な政治姿勢はとどまるところを知らない。反対の民意を顧みず「粛々と」進められる辺野古新基地建設。臨時国会で大きな論争を生み出している入管法改正。さらには、虎視眈々と狙う改憲発議―そのような政治状況の中で、野党は政権にどう対峙していくのかを問う。
 
第2部 「野党と市民で参院選をどう闘うのか」
来年夏に迫った参院選。改憲勢力に2/3の議席をとらせないために、あるいはそれ以上の野党勢力の躍進のためには何が必要か。野党の政策的な一致点を探るとともに、市民と野党の協力体制のさらなる深化に向けて何が求められているのかを模索する。
 
【登壇者】
立憲民主党 福山哲郎 幹事長
国民民主党 平野博文 幹事長
日本共産党 小池晃 書記局長
社会民主党 吉川元 幹事長
自由党   森裕子 幹事長
無所属の会 大串博志 幹事長
予定
 
【コーディネーター】
山口二郎法政大学教授(立憲デモクラシーの会)
 
【参加費】無料
(引用終わり)
 
 それでは、昨日のシンポジウム「安倍政権にかわる新しい選択肢~改憲発議の阻止と参院選での躍進を目指して~」の動画をアップしてくれたYouTubeチャンネルを3つご紹介します。
 
【Makabe Takashi】(1時間56分)
#安倍政権にかわる新しい選択肢 市民連合シンポジウム 2018年11月29日

冒頭~ 司会 町田ひろみさん(安保関連法に反対するママの会)
1分~ 登壇者紹介
4分~ 主催者挨拶 廣渡清吾さん(安全保障関連法に反対する学者の会)
8分~ パネルトーク第1部 
[コーディネーター]山口二郎さん(市民連合)、諏訪原健さん(市民連合)
11分~ 平野博文衆議院議員(国民民主党幹事長)
18分~ 小池晃参議院議員(日本共産党書記局長)
25分~ 吉川元衆議院議員(社会民主党幹事長)
29分~ 森裕子参議院議員(自由党幹事長)
36分~ 大串博志衆議院議員(無所属の会幹事長)
42分~ 福山哲郎参議院議員(立憲民主党幹事長)
48分~ Twitterからの質問への回答
59分~ 3000万人署名(の一部)の提出 長尾ゆりさん(総がかり行動実行委員会)
1時間05分~ パネルトーク第2部
[コーディネーター]山口二郎さん、馬場ゆきのさん(大学生)
1時間06分~ 森裕子参議院議員(自由党幹事長)
1時間12分~ 福山哲郎参議院議員(立憲民主党幹事長)
1時間14分~ 平野博文衆議院議員(国民民主党幹事長)
1時間17分~ 小池晃参議院議員(日本共産党書記局長)
1時間19分~ 吉川元衆議院議員(社会民主党幹事長)
1時間21分~ 大串博志衆議院議員(無所属の会幹事長)
1時間25分~ 山口二郎さん
1時間26分~ 馬場ゆきのさん
1時間28分~ ディスカッション
 
【三輪祐児】(1時間52分)
20181128 UPLAN 市民連合シンポジウム「安倍政権にかわる新しい選択肢~改憲発議の阻止と参院選での躍進を目指して~」

 
【川島進】(その1:58分、その2:3分21秒、その3:50分)
2018/11/28 市民連合11.28シンポジウム「安倍政権にかわる新しい選択肢」その1 第1部 「野党は臨時国会にどう向き合うのか」

2018/11/28 市民連合11.28シンポジウム「安倍政権にかわる新しい選択肢」 その2 安倍9条改憲NO!3000万署名を立憲野党に渡す

2018/11/28 市民連合11.28シンポジウム「安倍政権にかわる新しい選択肢」 その3第2部 「野党と市民で参院選をどう闘うのか」

 
 昨日のブログのタイトルは「山口二郎さん(市民連合)走る~浜松(10/7)でさいたま(11/26)で「市民と野党の共闘」のために」でしたが、それに「東京(11/28)」が加わったというわけです。
 なお、最後に山口さんから、「今日の参加者は800人」という発表がありましたが、会場の北とぴ・さくらホールのキャパは1,300ですから、そこそこといったところでしょうか。市民連合の単独主催では、なかなか動員まで手が回らないのでしょうね。

首都圏反原発連合「2018.11.11 原発ゼロ☆国会前集会」を視聴する~ふくしまボトムズfeat.梅津和時によるオープニング・ライブは心にしみます

 2018年11月23日配信(予定)のメルマガ金原No.3340を転載します。
 
首都圏反原発連合「2018.11.11 原発ゼロ☆国会前集会」を視聴する~ふくしまボトムズfeat.梅津和時によるオープニング・ライブは心にしみます
 
 久しぶりに首都圏反原発連合のホームページを閲覧したところ、トップページに、「第1回目は2012年、3月29日でした。7年目に突入しました。」という赤い文字が並び、その上に、以下の動画が埋め込まれていました。
 
【再稼働反対!首相官邸前抗議】(1分15秒)

 
 2012年3月29日といえば民主党の野田佳彦政権の時代でした。それから丸6年8か月(そのうち、5年11か月は安倍晋三政権)、今日(11月23日)まで、毎週金曜日夜の「再稼働反対!首相官邸前抗議」を続けてきたのですから、その持続力にはただただ頭が下がります。
 
 首都圏反原発連合が呼びかけるのは、毎週金曜夜の首相官邸前抗議だけではなく、休日の午後に行われる集会もあります。
 去る11月11日(日)午後2時から行われた「2018.11.11 原発ゼロ☆国会前集会」の動画がアップされていましたので視聴しました。是非皆さまもご覧になっていただきたいと思います。
 なお、私が見つけた「shusei ch1」さんによる動画については、【全編動画】を以下にご紹介しますが、発言者(出演者)ごとの動画(19分割)も併せてアップされていますので、以下のページから選んで視聴していただくこともできます。
 さらに、特別サービスとして(?)、視聴の目安時間を示して登壇者のお名前を紹介した部分をクリックしていただくと、個別動画に飛べるようにリンクしてあります(「弁護士・金原徹雄のブログ」の場合)。
 
 動画のご紹介に先立ち、フライヤー裏面(及びホームページ)に掲載された開催趣旨を引用しておきます。
 
(引用開始)
 自民党総裁選は、安倍三選という残念な結果に終わりました。石破茂氏が反旗をひるがえしたとは言え、ほとんどの自民党国会議員は安倍政権続投を選んだのです。原発の問題だけでなく全ての政策において、国民意識と乖離し、自浄能力のない絶望的な政権与党に蝕まれた国会では、民主主義という前提はもはや通じなくなっており、多くの人々が新しい政権の誕生を望んでいます。
 
 政府は原発事故の収束もできないまま、各地の原発の再稼働を進めています。福島第一原発の放射性物質トリチウムを含む汚染水90トンの海洋放出を進めようとしていますが、公聴会などで批判が相次いでいます。また、オリンピックに向け原発事故を無かったことにするかのように、福島県内の約2400台のモニタリングポストを2020年度までに撤去する方針を決定しましたが、住民説明会で反対意見が続出しています。
 
 世界では、コストダウンが進んだ再生可能エネルギーが大きなブームを起こし、日本国内においても、一般企業などによって再エネの事業が取り組まれています。しかし、政府は、発送電の問題はもとより、『再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度』(FIT)において、事業者や家庭から買い取る太陽光発電の価格を半額以下にする方針を固めるなど、再エネの浸透を妨害し続けています。
 
 安倍政権は、脱原発世論が圧倒的に優勢であるにもかかわらず、先の通常国会で立憲民主党など野党が共同提出した『原発ゼロ基本法案』を吊るし、審議しませんでした。その上、原発維持・推進前提の『第5次エネルギー基本計画』を閣議決定しました。安倍政権である限り政策障害が続き、原発ゼロは実現しないでしょう。来年の参院選をにらみ、原発ゼロの新政権の誕生に向け、力を合わせて進みましょう!
(引用終わり)
 
【全編動画】「★1111原発ゼロ☆国会前集会 原発ゼロ基本法案を審議せよ!再稼働反対!原発ゼロ政権の誕生を!」2018.11.11 @国会正門前(2時間06分)

冒頭~ 開会
1時間45分~ 香山リカさん(精神科医)
 
 最後に、19本の個別動画の最初の1本、ふくしまボトムズfeat.梅津和時の皆さんによるオープニング・ライブの動画をフューチャーしてご紹介しておきます。とっても心にしみました。
 ふくしまボトムズのメンバーを首都圏反原発連合ホームページから引用しておきます。
ボーカルは、おおたか静流さんなんですね。
 
●ふくしまボトムズ
福島在住のミュージシャンを中心に結成したバンド。福島を愛し福島の今を見つめながら、主に福島県内で音楽を発信しています。
コージ・シャンティ(ディジュリドゥー)
ペッパー・陽介(ベース)
ホヅミ・ペイジ(ドラムス)
おおたか静流(ボーカル)
熊谷陽子(アコーディオン)
松井亜由美(バイオリン)
 
ふくしまボトムズ feat. 梅津和時氏 オープニング・ライブ「★1111原発ゼロ☆国会前集会 原発ゼロ基本法案を審議せよ!再稼働反対!原発ゼロ政権の誕生を!」2018.11.11 @国会正門前(16分)

「10.20東海第二原発運転延長STOP!首都圏大集会」(2018年10月20日@日本教育会館)を視聴する

 2018年10月22日配信(予定)のメルマガ金原No.3308を転載します。
 
「10.20東海第二原発運転延長STOP!首都圏大集会」(2018年10月20日@日本教育会館)を視聴する
 
 3日前(10月19日)に書いた「11月のNNNドキュメントから~「北海道ブラックアウト 街も人も牛も・・・」ほか」についての関連情報です。
 上記タイトルの「ほか」に含まれる2本の番組の内、11月11日(日)深夜に放送される「再稼働させるのか"東海第二"...首都圏の巨大老朽原発(仮)」について、視聴前の予習に最もふさわしい動画を発見しましたのでご紹介します。
 まずその前に、番組情報を再掲します。
 
日本テレビ系列 NNNドキュメント’18
2018年11月12日(月)午前1時00分~(11日深夜)
再稼働させるのか"東?第二"...首都圏の巨大老朽原発(仮)
(番組案内から引用開始)
東京から最も近い原発を知っていますか?
百キロ先にある茨城県の東海第2原発だ。運転開始40年の老朽原発。今年9月新基準に合格した。だが30キロ圏の人口は96万人と国内の原発としては最多。万が一の時、住民らは逃げられるか?番組では、茨城県内の44市町村に避難の実現可能性についてアンケートを実施した。風向きによっては、首都圏や福島にも放射性物質が飛んでくる恐れもある。老朽原発のこれからを問う。
【制作:日本テレビ】
再放送   
11月18日(日)11:00~ BS日テレ
11月18日(日)5:00~/24:00~ CS「日テレNEWS24」
(引用終わり)
※参考サイト
 
 以上の参考サイトでもご紹介した「とめよう!東海第二原発 首都圏連絡会」が主催して、一昨日(10月20日)、東京都千代田区の日本教育会館3F一ツ橋ホールで開かれた「10.20東海第二原発運転延長STOP!首都圏大集会」の模様が、複数の動画サイトにアップされていましたので、以下には「なにぬねノンちゃんねる」YouTubeチャンネルの動画をご紹介します。
 
20181020 東海第二原発運転延長STOP!首都圏大集会(2時間07分)

冒頭~ 司会 末武あすなろさん
2分~ 講演1:鎌田 慧さん(ルポライター)「プルトニウム社会と六ヶ所村、東海村の再処理工場」
20分~ 講演2:吉原 毅さん(原自連会長・城南信用金庫顧問)「原発ゼロ社会をめざして」 
42分~ 講演3:村上達也(東海村前村長)「前東海村長が訴える、あってはならない原発」
1時間06分~ ビデオメッセージ:山本太郎さん(参議院議員・自由党)
1時間10分~  特別出演:おしどりマコ・ケンさん(漫才コンビ・ジャーナリスト)「東海第二原発七つの不思議」
1時間54分~ 集会決議案の採択
1時間58分~ 行動提起:柳田 真さん(とめよう!東海第二原発首都圏連絡会世話人)
 
 鎌田さん、吉原さん、村上さんのお話も有益だと思いますが(まだ全部は視聴できていない)、私が引き込まれたのはおしどりマコさんのお話ですね(ケンさんのアシスタントぶりも素晴らしい)。継続的な取材を積み重ねてきて「現場」を知る者でなければ語れない話題が次々と繰り出されます。原子力規制委員会の設立当初の一部の「中の人」の頑張りと、政権交代による変質など、目を開かされる思いでした。
 
 さて、NNNドキュメント(制作局:日本テレビ)では、「茨城県内の44市町村に避難の実現可能性についてアンケートを実施した」というのですから、つまり県内全市町村ということですね。その回答結果も気になりますし、是非番組を見てみたいと思います。

和歌山イベントガイド(憲法、人権、平和)~2018年10月&11月まとめ

 2018年10月4日配信(予定)のメルマガ金原No.3290を転載します。
 
和歌山イベントガイド(憲法、人権、平和)~2018年10月&11月まとめ
 
 私のブログでご紹介する憲法や人権に関わる行事案内がかなりたまってきましたので、当面、10月・11月に開催される行事をまとめておきます。
 こうでもしないと、自分でも「何が何だか分からなくなる」恐れが十分にあるからです。
 皆さまも(特に和歌山の方)、ご参考にしていただければ幸いです。
 
開催期間 平成30年10月2日(火)~平成31年2月24日(日)
ギャラリートーク(館長による解説)11月10日(土)
佐藤春夫記念館(和歌山県新宮市新宮1番地(熊野速玉大社境内))
新宮市名誉市民記念 企画展 大石誠之助とはどんな人?
主催 公益財団法人佐藤春夫記念会、新宮市教育委員会
協力 新宮高等学校同窓会、「大逆事件」の犠牲者を顕彰する会
連絡先 TEL/FAX:0735-21-1755(佐藤春夫記念館)
 
日時 2018年10月6日(土)上映時間►①10:00~/②13:30~
会場 男女共生推進センター6Fみらいホール(和歌山市あいあいセンター内)
ドキュメンタリー映画『米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー』(佐古忠彦監督)上映会
主催 「映画カメジロー」上映わかやま実行委員会
連絡先 TEL:073-488-3095(和歌山県平和委員会)、TEL:090-1142-7774(里﨑)
 
日時 2018年10月10日(水)集合:正午(和歌山市役所前)、出発:12時20分
第52回 憲法の破壊を許さないランチTIMEデモ(京橋プロムナードまで)
主催 憲法9条を守る和歌山弁護士の会
連絡先 TEL:073-433-2241(和歌山合同法律事務所・森崎弁護士)

日時 2018年10月14日(日)14:30~16:00
会場 那賀教育会館 3階大会議室(和歌山県岩出市岡田696-4)
講演 伊藤 宏氏(和歌山信愛女子短期大学教授)「ゴジラが伝える日本国憲法の意義-平和・反核・民主主義」
主催 生活と民主主義を守る那賀の会
連絡先 TEL:0736-62-2202(那賀教育会館)
※注 一般の方も参加可能 駐車場に限りがあり乗り合わせ推奨

日時 2018年10月16日(火)14時00分~15時30分
会場 和歌山市民会館小ホール
2018年度 和歌山市人権講座
講演 安田浩一氏(ジャーナリスト)「日本のヘイトスピーチの現状」

主催 和歌山市、和歌山市教育委員会、和歌山市人権委員会
連絡先 
 和歌山市 人権同和施策課 TEL:073-435-1058
 和歌山市教育委員会 生涯学習課 TEL:073-435-1138

日時 2018年10月16日(火)19時30分~
会場 本屋プラグ(和歌山市万町4)
本屋プラグ トークイベント「2018年のジャーナリズム」
ゲスト 安田浩一氏
聴き手 嶋田詔太(本屋プラグ)
参加費 1,000円+ワンドリンクオーダー(要予約)
主催・連絡先・申込先 
 本屋プラグ 
TEL&FAX:073-488-4775 メール:books.plug@gmail.com

日時 2018年10月19日(金)18:00~20:00
会場 和歌山県勤労福祉会館プラザホープ 4階大ホール
講演 前田哲男氏(軍事ジャーナリスト)「憲法抹殺の安倍安保を許さない 9条が戦後の生活を支えた」
主催 和歌山県平和フォーラム、戦争をさせない和歌山委員会(後援 部落解放同盟和歌山県連合会)
連絡先 TEL:073-425-4180(和歌山県平和フォーラム)

日時 2018年10月20日(土)15時40分~
会場 高校会館(和歌山市雑賀屋町東ノ丁50)
講演 上脇博之氏(神戸学院大学教授・兵庫憲法会議事務局長)「安倍改憲の危険性と私たちの運動の課題!」
主催 憲法改悪阻止和歌山県各界連絡会議(憲法会議)
    憲法九条を守るわかやま県民の会
連絡先 TEL:0736-32-0372(伊都教育会館内)
 
日時 2018年10月27日(土)16:00~
会場 和歌山県勤労福祉会館プラザホープ4階ホール
講演 香山リカ氏(精神科医・立教大学現代心理学部教授)「迷える社会と生きづらさ~精神科医が考える人権と平和~」
主催 和歌山県保険医協会
連絡先 TEL:073-436-3766、FAX:073-436-4827(和歌山県保険医協会)

日時 2018年10月28日(日)12時00分~16時30分
会場 和歌山市 京橋プロムナード
へいわとじゆうのぶんかさい
12:00~ バンド、ダンスなど
13:30~ へいわとじゆうのしゃべり場
15:30~ パレード

日時 2018年10月30日(火)19:00~
会場 和歌山県民文化会館小ホール
講演 貴闘力(元大相撲力士)「ギャンブル依存症の恐ろしさ!~私の経験から伝えたいこと~」
主催 和歌山クレサラ・生活再建問題対策協議会
連絡先 TEL:073-433-2244(和歌山クレサラ対協事務局)
 
日時 2018年11月6日(火)18:00~
会場 和歌山県民文化会館小ホール
講演 木村草太氏(首都大学東京教授・憲法学)「憲法9条をめぐる議論を理解するために」
主催 和歌山弁護士会(共催 日本弁護士連合会、近畿弁護士会連合会)
連絡先 TEL 073-422-4580、FAX 073-436-5322(和歌山弁護士会)
 
日時 2018年11月8日(木)18:00~
会場 和歌山県民文化会館5階大会議室
シンポジウム「空き家問題について考える~現状と対策~」
 基調講演:小川宏樹氏(徳島大学教授・一級建築士)「空き家問題 背景と特措法の意義」
 パネルディスカッション「空き家問題の現状と対策」
主催 和歌山弁護士会(後援 和歌山県)
連絡先 TEL 073-422-4580、FAX 073-436-5322(和歌山弁護士会)
 
日時 2018年11月11日(日)14:00~
会場 和歌山市河北コミュニティセンター
第15回 憲法フェスタ 9条をまんなかに~えがこう平和への道~
講演 飯島滋明氏(名古屋学院大学教授・憲法学)「自民党改憲案にどう向き合うか~私たちの具体的な対抗策は~」
演奏 Crowfield
主催 守ろう9条 紀の川 市民の会
連絡先 TEL:073-462-0539(原)
 
日時 2018年11月12日(月)集合:正午(和歌山市役所前)、出発:12時20分
第53回 憲法の破壊を許さないランチTIMEデモ(京橋プロムナードまで)
主催 憲法9条を守る和歌山弁護士の会
連絡先 TEL:073-433-2241(和歌山合同法律事務所・森崎弁護士)

日時 2018年11月17日(日)14:00~16:00
会場 和歌山信愛女子短期大学 セシリアホール
和歌山信愛女子短期大学 第44回公開講座(平成30年)
講演 伊藤宏氏(生活文化学科教授)「ゴジラと原子力~映画に描かれた原水爆と原発~」
主催 和歌山信愛女子短期大学(共催 和歌山地域図書館協議会)
連絡先(要事前申込) TEL:073-479-3330、FAX:073-479-3321(和歌山信愛女子短期大学公開講座係)
  
日時 2018年11月30日(金)18:15~
会場 海南市民交流センター ふれあいホール
2018和歌山県教育研究集会 未来をひらく教育のつどい in 海草 全体会 
講演 伊藤 真氏(弁護士)「今、知っておきたい日本国憲法~特に教育関係者に必要な視点~」
文化行事 りら創造芸術高等学校
主催 2018未来をひらく教育のつどい実行委員会
連絡先 
 和歌山県教職員組合 TEL:073-423-2261
 和教組海草地方支部 TEL:073-482-0493
 和歌山県高等学校教職員組合 TEL:073-432-6355
 和高教第2支部 TEL:073-447-0323
 (公財)日本教育公務員弘済会和歌山支部 TEL:073-421-7881

和歌山弁護士会シンポジウム「空き家問題について考える~現状と対策~」(2018年11月8日@和歌山県民文化会館5階大会議室)のご案内

 2018年9月30日配信(予定)のメルマガ金原No.3286を転載します。
 
和歌山弁護士会シンポジウム「空き家問題について考える~現状と対策~」(2018年11月8日@和歌山県民文化会館5階大会議室)のご案内
 
 昨日から3日連続でお送りする10月・11月の和歌山行事案内その2は、和歌山弁護士会が11月8日(木)に開催するシンポジウム「空き家問題について考える~現状と対策~」(和歌山県民文化会館5階大会議室)です。
 所管する委員会が、公害対策・環境保全委員会なのですが、ついに「空き家問題」は「公害問題」になったのか、という感慨がないこともありません(主として「環境保全」の分野ということではあるのでしょうが)。
 
 ここで、和歌山弁護士会ホームページ・委員会活動報告から、公害対策・環境保全委員会のページをご紹介しましょう。
 
(引用開始)
公害対策・環境保全委員会 2018年(平成30年)度
委員長:北野栄作 副委員長:重藤雅之
1 当委員会の目的
 当委員会は、環境基本法の精神に則り、地域住民の健康及び生活環境を保全するため、公害問題につき調査及び対策を立て、必要な諸活動を行うことを目的とする委員会です。
2 当委員会の過去の主たる活動について
(1)平成10年10月17日、和歌山市民会館市民ホールにおいて、「雑賀崎沖埋め立て問題」のテーマでシンポジウムを開催しました。
(2)平成14年3月22日、きのくに志学館メディアアートホールにおいて、「循環型社会をめざして」のテーマでシンポジウムを開催しました。
(3)平成16年11月12日、御坊市民会館において、「使用済み核燃料中間貯蔵施設の安全性を考える」のテーマでシンポジウムを開催しました。
(4)平成18年2月24日、「アスベスト問題110番」を実施しました。
(5)平成20年2月29日、「スギ花粉症被害の実態とその対策を考える」のテーマでシンポジウムを開催しました。
(6)平成20年10月31日、 第3回憲法について考える市民集会「地球環境の危機と環境権について考える」を気候ネットワーク代表の弁護士浅岡美恵氏を招いて当会の憲法委員会と協力し当会主催で開催しました。
(7)平成21年11月4日及び5日、日本弁護士連合会第52回人権擁護大会が和歌山で開催され、そのシンポジウム第2分科会「ストップ地球温暖化~HOTな心でCOOLな選択~」を準備支援しました。
(8)平成22年11月19日、第26回近畿弁護士会連合会人権擁護大会が和歌山で開催され、シンポジウム第2分科会「市民のための公害環境紛争解決制度-使いやすく、科学的な紛争解決をめざして-」を準備支援しました。
(9)平成23年1月27日、「再生可能エネルギーへの転換と推進」のテーマで市民集会を開催しました。
(10)平成25年2月19日、「食品摂取による内部被曝について考える」のテーマでシンポジウムを開催しました。
(11)平成27年2月17日、「PM2.5と大気汚染について」のテーマでシンポジウムを開催しました。
(12)平成29年2月15日、「低周波問題について考える」のテーマでシンポジウムを開催しました。
3 今後の活動について
 平成30年11月8日午後6時から、県民文化会館大会議室において、空き家問題に関するシンポジウムを開催する予定です。その他、環境問題について適宜取り組んで参ります。
(引用終わり)
 
 以上に記載された「過去の主たる活動」のうち、日弁連や近弁連のシンポに協力した(7)、(8)を除く、和歌山弁護士会が単独主催したシンポジウムが、ほぼ2年間隔で開催されていることにお気づきでしょうか?
 実際、充実したシンポを開催するためには、それくらいの周到な準備が必要ということもあるのでしょうが、同委員会には、「いったん委員長に就任したら、シンポジウムを開催してコーディネーターを務めぬ限り、委員長を降りさせてもらえない」という不文律がある(らしい)ということも、その理由の1つでしょう。
 さすがに、委員長が1年交替では、すぐになり手が底をついてしまうという事情と、委員長の「何とか早く後進に道を譲りたい」という思惑との妥協点が、シンポの2年毎の開催ということになっているのではないか?というのが、入会以来30年、一度もこの委員会に配属されたことのない私の勝手な推測です。
 
 それでは、今年のシンポの開催概要をチラシからご紹介します。
 
チラシから引用開始)
空き家問題について考える~現状と対策~
 
近年、和歌山県の人口及び世帯数は減少し、
実際に居住・使用されていない住宅の数も年々増加しています。
このまま放っておくと、空き家はまずます増加し、
防犯、防災、景観、環境の悪化を来し、
地域住民の生活環境にも悪影響が及びます。
本来、空き家は所有者がきちんと管理すべきものではありますが、
今後、行政や専門家が連携し、空き家の除却・利活用など早急な対策が望まれるところです。
そこで、社会問題となりつつある空き家問題について知っていただきたく、
本シンポジウムを企画しました。
 
2018年11月8日(木) 開場:17時30分 開会:18時00分
和歌山県民文化会館 5階 大会議室(80人収容可能)
 和歌山市小松原通1丁目1 電話:073-436-1331
 
入場無料/予約不要
 
基調講演「空き家問題 背景と特措法の意義」
 講師 小川宏樹氏(徳島大学教授・一級建築士)

パネルディスカッション「空き家問題の現状と対策」
パネラー
 小川宏樹氏(徳島大学教授・一級建築士)
 高橋一輝氏(橋本市建設部建築住宅課)
 松下 誠氏(一班社団法人ミチル空間プロジェクト理事)
 森田拓哉(弁護士・和歌山弁護士会)
コーディネーター
 北野栄作(和歌山弁護士会公害対策・環境保全委員会委員長)
 
主催・お問い合わせ
和歌山弁護士会
〒640-8144 和歌山市四番丁5番地 TEL:073-422-4580  FAX:073-436-5322
 
後援 和歌山県
(引用終わり)
  
 和歌山弁護士会ホームページの委員会活動報告の内容は、いずれの委員会も、毎年5月に内容を更新することになっていますので、その段階でテーマ、日時、会場が決定済みであったということは、前年度(平成29年度)から準備を積み重ねてきたということでしょう。
 充実した議論が期待できると思いますので、「空き家問題」について関心を持たれている方には是非ご参加いただきたくご案内します。
 
(参考サイト)
 
(弁護士・金原徹雄のブログから/和歌山弁護士会公害対策・環境保全委員会関連)
2013年1月18日
2015年1月27日
2017年1月20日

「いのちをつなぎ くらしを守れ フクシマと共に 9.17 さようなら原発全国集会」を視聴する

 2018年9月22日配信(予定)のメルマガ金原No.3278を転載します。
 
「いのちをつなぎ くらしを守れ フクシマと共に 9.17 さようなら原発全国集会」を視聴する
 
 「さようなら原発 一千万署名 市民の会」が主催し、毎年春と秋に開かれる「さようなら原発全国集会」、9月17日(月・敬老の日)、東京・代々木公園において、「いのちをつなぎ くらしを守れ フクシマと共に」というスローガンを掲げて開催されました。
 今回は、「協力:戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」とクレジットされ、その2日後に開かれた「戦争法からまる3年、安倍9条改憲NO!沖縄・辺野古新基地建設阻止!9・19日比谷野音集会」と何となくイメージがかぶってしまうのは、まあ仕方がないでしょう。
 
 最初の「さようなら原発全国集会」は、2011年9月19日に明治公園で開かれたそれであったように記憶します。武藤類子さんによる衝撃的なスピーチがいまだに記憶に残っている、と言えば、「ああ、あの集会」と思い出される方も少なくないかもしれません。
 あれから既に丸7年、「あの時の熱気は今いずこ?」という感慨がない訳ではありませんが、これもまたやむを得ないかなと思います。
 原発にせよ、憲法にせよ、新たな熱気を巻き起こすには、まず自分自身の内部に新たな火を灯さなければ仕方がありませんから。
 
 9月17日の「さようなら原発全国集会」の動画も複数アップされていますが、UPLAN(三輪祐児)さんの動画をご紹介します。是非ご覧ください。
 様々なアピール、報告の中でも、私が強く惹き付けられたのは、福島原発刑事裁判支援団の佐藤和良さんからの報告であり、刑事裁判への注目を怠るわけにはいかないと自戒させられました。
 「福島原発刑事裁判支援団」の公式サイトには、公判期日の詳細なレポートが随時アップされており、これからも注目しなければと思います。
 
20180917 UPLAN【集会】いのちをつなぎ くらしを守れ フクシマと共に 9.17さようなら原発全国集会(2時間48分)

冒頭~ イットクフェス(ミニステージ)
 2分~ ラブ・エロ・ピース
 12分~ 古田桂介
 23分~ tAtsuya
 32分~ 24 代目★選挙関心委員会
43分~ さようなら原発全国集会 第1部(ライブ)
 44分~ ゼロノミックス
 1時間06分~ うじきつよしさん
 1時間33分~ うじきつよしさんwithゼロノミックス
1時間42分~ さようなら原発全国集会 第2部
 1時間42分~ 司会 木内みどりさん(俳優)
 1時間44分~ 主催あいさつ 鎌田慧さん(ルポライター・呼びかけ人)
 1時間50分~ 澤地久枝さん(作家・呼びかけ人)
 1時間54分~ フクシマから① 村田弘さん(福島原発訴訟かながわ原告団)
 2時間03分~ フクシマから② 佐藤和良さん(福島原発刑事裁判支援団)
 2時間13分~ 東海第二原発再稼働について 大石光伸さん(東海第二原発訴訟原告団)
 2時間21分~ 原発ゼロ法案について 吉原毅さん(原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟)
 2時間28分~ 沖縄の課題について 与儀睦美さん(辺野古の海を土砂で埋めるな!首都圏連絡会)
 2時間34分~ 危険な安倍政権について 福山真劫さん(戦争させない・9条壊すな総がかり行動実行委員会)
 2時間41分~ 閉会あいさつ 落合恵子さん(作家・呼びかけ人)
 
20180917 UPLAN【デモ】いのちをつなぎ くらしを守れ フクシマと共に 9.17さようなら原発全国集会(1時間07分)


 なお、手話通訳の様子がより分かりやすい動画として、集会についての「shusei ch1」さんの動画もご紹介しておきます。
 
〔手話付き〕「いのちをつなぎ くらしを守れ フクシマと共に 9.17 さようなら原発全国集会」2018.9.17 @代々木公園(1時間03分)

ゆいま~る和歌山「ハイサイちゅらフェスタ」(2018年9月24日@和歌山ビッグ愛1F展示ホール)のご案内

 2018年9月3日配信(予定)のメルマガ金原No.3259を転載します。
 
ゆいま~る和歌山「ハイサイちゅらフェスタ」(2018年9月24日@和歌山ビッグ愛1F展示ホール)のご案内
 
 昨日(9月2日)、和歌山ビッグ愛1階展示ホールで開催された「こどもピースフェスタ2018」には、最初のうち50分ほどしかいられなかったのですが、とても素晴らしい内容に感激しましたので、次の用事に出かけるまでの短い時間を利用し、事務所で「速報」をFacebook(とそれを転載した第2ブログ)にアップしました。
 
DSCN3784 今日お届けするのは、その「こどもピースフェスタ2018」に出展していた「ゆいま~る和歌山」のブースに「9月24日(月・祝)沖縄まつり!!チラシもらってね⇒」という紙ボードの横に、チラシが積み上げられていましたので、貰ってきたものをご紹介しようとするものです。
 そういえば、Crowfield(クロウフィールド)の烏野政樹さんが、7月29日の「第二回 LOVE&PEACE LIVE 和歌山~平和を祈るコンサート」でこのフェスタのことを案内されていましたね。その名も「ハイサイちゅらフェスタ」、会場は「こどもピースフェスタ2018」と同じ和歌山ビッグ愛1階展示ホールです。
 
 「ゆいま~る和歌山」が主催するイベントをこのブログでご紹介するのは、たしかこれが2回目になると思います。
 前回は、昨年10月14日(土)に和歌山市中央コミセンで開かれた「沖縄とともに生きる やんばるの生命の話」(講師:宮城秋乃さん)をご紹介したのでした。
 
2017年9月22日
 
 前回の記事は、松永久視子さんからお知らせいただいてブログに取り上げたのですが、そこで、私は以下のように書いていました。
 
(引用開始)
 松永さんから、今回の講演会開催に至った経緯を説明するメールを送っていただいたのですが、最初の構想では、3月11日前後に開催している「フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション」や5月3日開催の「HAPPY BIRTHDAY 憲法 in Wakayama」の「沖縄版」を企画できないか?というところから検討が始まったらしいのですが、さすがにいきなり大規模なフェスタは難しいということで、第1回企画は講演会ということになったようです。
 その第1回の講師として、チョウ類研究者の宮城秋乃さんを招き、さらに講演会の翌日には、海南市のわんぱく公園で「親子自然観察会」も開くというところに、松永さんをはじめとする企画運営委員(と言うのでしょうか?伝え聞くお名前は、以前からよく存じ上げており、とても信頼できる方々ばかりです)の皆さんの、かねてから沖縄の基地問題について関心が高い層の人たちだけではなく、自然が好き、生き物が好き、という多様な人に関心をもって参加してもらいたいという熱い思いが感じられます。 
(引用終わり)
 
 昨年の宮城秋乃さんによる講演会も充実した内容でしたが、いよいよ当初の目標であった、様々な人たちが沖縄への思いを持ち寄るフェスタ開催に至ったということのようです。
 以下に、チラシの記載情報を転記してご紹介します。
 
チラシから文字情報を引用開始)
沖縄に心を寄せて―ゆいま~る和歌山
 
とっぷり沖縄
イ ちゅら フェスタ
 
2018年24日(月・祝)午前11時~午後4時
県民交流プラザ 和歌山ビッグ愛 1階展示ホール
 
入場無料
 
記念講演(午後1時~2時)
映像とお話し 写真家が伝えたい沖縄
  講師 森住 卓 氏(もりずみ・たかし/写真家)
【プロフィール】
■フォトジャーナリスト ■1999年 週刊現代「ドキュメント写真大賞」 第5回平和協同ジャーナリスト基金奨励賞 ■2000年 日本ジャーナリスト会議特別賞受賞等を受賞 著書多数 ■米軍基地や環境問題をテーマに取材活動を行っている
 
ブース出店
沖縄の美味しい飲み物、食べもの 沖縄物産の販売
◎サーターアンダギー ◎ラフティー ◎アンダンスー ◎ちんすこう ◎シークァーサー ◎カステラかまぼこ ◎泡盛 他いろいろ
 
ステージ
沖縄エイサー  琉風会
唄三線  ぐりことゆうこ
琉球舞踊  和歌山かりゆし会
うたごえオールスターズ
森本商店
クロウフィールド
唄三線 沖縄民謡三線サークル
最後はカチャーシーで!!
 
主催/ゆいま~る和歌山
連絡先/和歌山市小松原通3-20 県教育会館内
電話/090-8481-0553(松永) メール/kokekumi86@yahoo.co.jp(松永)
(引用終わり)
 
 記念講演の講師である写真家の森住卓(もりずみ・たかし)さんは、写真家、というよりはフォトジャーナリストとお呼びすべきかもしれませんが、これまでも、イラク、チェルノブイリ、福島などを通して、核被害を訴える様々な著作を刊行されている一方、沖縄に取材した作品も多数刊行されています。
 
 その森住さんが、今年の7月15日に京都市で行われた講演の模様が、IWJで全編視聴できます。そういえば、ゆいま~る和歌山の花田惠子さんがこの講演を聴きに行かれたと、花田さんのFacebookで読んだような記憶が。
 
 
 是非、多くの方に参加していただきたいと思い、ご紹介しました。
 
 最後に、どうでもよいことですが、なぜ「ゆいまーる和歌山」ではなく「ゆいま~る和歌山」なのか?疑問に思いませんか?
 おそらく、和歌山市に「ゆいまーる」という沖縄料理店が既にある(ネット検索では和歌山市中島383-33とか)ので、遠慮した(?)ということではないかと思います(あてにはなりませんが)。 

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シンポジウム「徹底検証 いま、日本の政治をどう変えるか―さよなら安倍政権」(安全保障関連法に反対する学者の会)を視聴する

 2018年7月9日配信(予定)のメルマガ金原No.3203を転載します。
 
シンポジウム「徹底検証 いま、日本の政治をどう変えるか―さよなら安倍政権」(安全保障関連法に反対する学者の会)を視聴する
 
 去る7月7日(土)午後1時30分から、明治大学リバティタワー1階1011教室(266名収容)において、安全保障関連法に反対する学者の会が主催するシンポジウム「徹底検証 いま、日本の政治をどう変えるか―さよなら安倍政権」が開催されました。
 登壇者は、
  経済:浜 矩子氏(同志社大学教授)
  憲法:水島朝穂氏(早稲田大学教授)
  社会政策:大沢真理氏(東京大学教授)
  外交:遠藤誠治氏(成蹊大学教授)
  知性・メディア:西谷 修氏(立教大学特任教授)
  教育:佐藤 学氏(学習院大学特任教授)
という錚錚たる顔ぶれで、否が応にも期待がたかまりますよね。
 チラシに、わざわざ会場が「266名収容」であると明示しているのは、「せっかく来場してもらっても、席がないかもしれません」という事前のお断りかな?と思いましたもの。
 
 ということで、動画がアップされたら是非ご紹介しようと思っていたところ、「Makabe Takashi」さんのYouTubeチャンネルにアップされているのを見つけました。
 冒頭の広渡清吾先生(東京大学名誉教授)による開会挨拶の中で、「もっと広い会場を借りることが出来れば良かったんですけども、こういう風になってしまってまことに申し訳ありません」という言及がありましたので、予想通り、立ち見が出る状況になったのではないかと推測します。
 
 以下に、チラシに記載された開催趣旨を引用します。
 
(引用開始)
  安倍政権は、内政と外交を破局と破滅の袋小路へと追い込んでしまいました。このシンポジウムでは、安倍政権の諸政策を、経済、憲法、社会政策、外交、メディア、教育の面から徹底検証し、ポスト安倍政権において追求すべき、まっとうな政治の姿を探ります。
(引用終わり)
 
 これを読んで、まさに「学者の会」が主催するのにうってつけのテーマであると感心しました。
 それでは、3時間に及ぶ長時間のシンポジウムですが、是非時間を作って視聴されますようお薦めします。
 
徹底検証 いま、日本の政治をどう変えるか-さよなら安倍政権 安保関連法に反対する学者の会 2018年7月7日(2時間59分58秒)

冒頭~ 開会挨拶 広渡清吾氏(東京大学名誉教授)
第1部 基調報告
8分~ 水島朝穂氏(早稲田大学教授)
※水島先生は、6月下旬、松山市で講演された翌日、岡山理科大学獣医学部(学校法人加計学園が運営)を視察され、本日付のご自身のホームページの中の「今週の直言」にレポートを書かれています。同学部が愛媛県今治市で今年の4月に開校したことは知っていても、その実態がうなのか、詳しい情報は全然知らなかったのですが、水島先生は、獣医師の息子として生まれながら、その跡継ぎにはならずに憲法研究者になり、先生の息子さんは獣医学部を出て獣医師になっているということで、まさにレポーターとしてはうってつけの方であるわけで、必読です。
 もう1編、水島先生が言及されたご自身の論考(「世界」の今年1月号に掲載)も「今週の直言」に掲載されています。これも必読でしょう。
27分~ 遠藤誠治氏(成蹊大学教授)
42分~ 浜 矩子氏(同志社大学教授)
58分~ 大沢真理氏(東京大学教授)
1時間12分~ 佐藤 学氏(学習院大学特任教授)
1時間34分~ 西谷 修氏(立教大学特任教授)
第2部 パネルディスカッション
1時間55分~ コーディネーター 広渡清吾氏
1時間56分~ 水島朝穂氏
1時間59分~  遠藤誠治氏
2時間02分~ 浜 矩子氏
2時間06分~ 大沢真理氏
2時間08分~ 佐藤 学氏
2時間20分~ 水島朝穂氏
2時間25分~ 遠藤誠治氏
2時間28分~ 浜 矩子氏
2時間32分~ 大沢真理氏
2時間34分~ 佐藤 学氏
2時間39分~ 会場発言
2時間48分~ まとめ 広渡清吾氏
2時間55分~ 安保法に反対するオール明治の会からのアピール
※2018年5月16日・法政大学田中優子総長「自由で闊達な言論・表現空間を創造します」を支持する明治大学「自由な学問と知的活力のある大学へ(学長・学部長声明)」が紹介されました。
 田中優子総長の声明はこちらです。

こどもピースフェスタ2018(9月2日@和歌山ビッグ愛1階展示ホール)のご案内~今年も楽しそう!

 2018年7月8日配信(予定)のメルマガ金原No.3202を転載します。
 
こどもピースフェスタ2018(9月2日@和歌山ビッグ愛1階展示ホール)のご案内~今年も楽しそう!
 
 昨年の7月30日、和歌山ビッグ愛(1階展示ホール)で初めて行われた「こどもピースフェスタ2017」。時間の都合で、冒頭の1時間程度しかいられませんでしたが、とても盛り沢山な内容で、よくこれだけ幅広い参加団体を集められたものだと感心したものでした。
 
 そして、昨年の成功を踏まえて、今年も「こどもピースフェスタ2018」が開かれることになり、そのチラシが届きました。
 今年は、国際協力機構(JICA)和歌山デスクが新たに参加するなど、さらに充実した展示やステージ企画が用意されているようです。
 
 今のところ、私もチラシに記載されたこと以上の情報は持ち合わせておらず、当日を楽しみに待ちたいと思います。
 それでは、以下に「こどもピースフェスタ2018」のチラシと、昨年の写真2葉をご紹介します。
 今後の新たな情報については、「こどもピースフェスタ」の公式Facebookを随時ご参照ください。
 
チラシから引用開始)
チラシ表面
タ 2

9月2日(日)10:00~15:00
県民交流プラザ 和歌山ビッグ愛 1階展示ホール
  和歌山市手平2丁目1-2
入場無料 
   
DSCN1766今回で2回目の開催となるこどもピースフェスタ。
こどもたち一人ひとりが大切にされ、
それぞれが自分の目標に向かって歩んでいってほしい・・
そんな願いを持った人たちが集まり、企画したイベントです。
ステージ企画や体験ブースにワークショップなど
見て・聞いて・感じて学べる、こどもが主役の楽しい企画が盛りだくさん!
皆さまのご来場、お待ちしております!
 
主催:こどもピースフェスタ実行委員会 連絡先 090-9166-1633(芝野)
後援:和歌山市教育委員会
 
Stage
DSCN1759けん玉パフォーマンス (日本けん玉協会 和歌山県支部)
マジックショー (子どもマジック体験教室)
子ども落語 (わかやま楽落会)
〇✕クイズ ★景品付き★ (こども塾)
紙芝居『和歌山大空襲』 (みどり幼稚園元園長 山本喜美子さん)
わらべうたで遊ぼう (劇団ZERO 川端恵さん)
「歌うヨガ」キールタンを楽しもう♪ (リード 上田聡子さん)
民族衣装ファッションショー (国際協力機構(JICA)和歌山デスク)
KYK(高校生バンド)
★出演団体・内容は一部変更になる場合があります
 
Floor
今と昔の戦争を考える (和歌山大学 社会科学研究会)
世界の中のわたしたち (国際協力機構(JICA)和歌山デスク)
フェアトレード・被災者支援 (AMAYAKA(W))
おきなわ写真展 (ゆいま~る和歌山)
ジャンボカルタ・ドミノ (和歌山みなみ子ども劇場)
マフィン・ポップコーン・ジュース (NPO法人 花咲か)
おすすめ絵本コーナー (和歌山県男女共同参画センターりぃぶる)
フリマ (子どもの生活支援ネットワーク こ・はうす)
こども店長のお店 (フリマなど)
顔出ししてね♪お花のブーケ (サ行研究所 生花部)
フリマ・クイズラリー (子どもピースフェスタ実行委員会)
一年間の取り組み・学習発表 (こども塾)
★飲食ブース(クレープ・パン・ジュースなど)
 大人気店、あのお店のパンも買えるよ♪
 
その他、参加団体
カエデ英語教室
めぐみと森のようちえん
わかば♪(NPO法人 和歌山こどもの広場)
和歌山信愛高等学校GAC(Global Activity Club)
和歌山朝鮮初中級学校
和歌山友の会
など(50音順)
 
お問い合わせ先:こどもピースフェスタ実行委員会
連絡先:℡ 073-419-0450  090-9166-1633
(引用終わり)

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「平和のための戦争展わかやま2018」のご案内(2018年7月28日・29日@プラザホープ)

 2018年6月28日配信(予定)のメルマガ金原.No.3192を転載します。
 
「平和のための戦争展わかやま2018」のご案内(2018年7月28日・29日@プラザホープ)
 
 毎年開催されている「平和のための戦争展わかやま」。今年も、7月28日(土)・29日(日)の両日、和歌山県勤労福祉会館プラザホープを会場として開催されます。和歌山県平和委員会の里﨑正さんからチラシが届きましたので、まずその記載内容をご紹介しましょう。
 
チラシから引用開始)
平和のための戦争展
わかやま2018
 
日時=2018年7月28日(土)►29日(日)
          10:00~17:00(29日は13:00まで)
場所=和歌山県勤労福祉会館プラザホープ
             和歌山市北出島1丁目5-47 電話073-425-3335
入場無料
 
講演►4Fホール
7月28日(土)
13:00~[オープニング]生協コーラスみらい      
14:00~16:00
「戦争危機の時に考える平和の道筋」
  講師 柳澤協二 氏
              国際地政学研究所理事長・元内閣官房副長官補
[プロフィール]1946年東京都出身。東大法学部卒。防衛庁入庁、官房長、防衛研究所長を経て、小泉・第一次安倍・福田・麻生政権で内閣官房副長官補(安全保障・危機管理の担当)。現在、国際地政学研究所理事長。
 
展示►2Fギャラリー
中学生のための「慰安婦」展
●その他のパネル展示
「大逆事件(新宮グループ)」「第五福竜丸」「満蒙開拓団」「友ヶ島の戦跡(戦争末期)」「和歌山大空襲」など
 
ピースライブ►7月28日(土)10:30~13:00 4Fホール
出演:北野亮/SEIZY/藍田真一/TOY・BOX
 
学生たちのブース►7月28日(土)10:00~13:00 2F多目的室
「4つのテーマで戦争について発表します!」
 
市民参加の企画►7月29日(日)10:00~12:30 2F多目的室
●朗読・・・つくしんぼ
●詩(原爆詩集から)朗読・紀州民話・・・アラオの会
●語り部・・・私の戦争体験(和歌山大空襲など)
 
~みなさんへのお願い~
●戦争中の資料をご提供ください。
●賛同募金にご協力ください。1口500円から 団体6口3000円から
 
[主催・お問い合わせ先]
2018平和のための戦争展わかやま実行委員会 
 和歌山市小松原通3-20 県教育会館内 TEL/FAX:073-488-3095
[後援]
朝日新聞和歌山総局/毎日新聞和歌山支局/ニュース和歌山株式会社/株式会社和歌山リビング新聞社/株式会社わかやま新報社/読売新聞和歌山支局
(引用終わり)
 
 今年の記念講演は、柳澤協二さん。柳澤さんが和歌山で講演されるのは、私の記憶によれば、2014年5月17日、場所も同じプラザホープ4Fホールで開かれた憲法九条を守るわかやま県民の会主催の「5月の風に We  Love 憲法」のメインゲストとして招かれて以来ではないかと思います(集団的自衛権-彼らは何がしたいのか?私たちは何をしなければならないのか?/2014年5月18日)。
 
 今さら、柳澤協二さんについて詳しくご紹介する必要もないと思いますので、柳澤さんの肩書きをいくつか付加しておきます。
 
※柳澤さんは、設立当初から「立憲デモクラシーの会」呼びかけ人に名前を連ねておられましたが、どうも同会メンバーとしての活動実績はないようです。もっとも、同じく呼びかけ人であった丹羽宇一郎さん(元中国駐在大使)が、先頃同会の立憲デモクラシー講座の講師を務められたりしていますので、柳澤さんについても、そのような機会が今後あるかもしれません。
※「国民安保法制懇」自体は、2016年9月19日に「安保関連法制定から1年を経て」という声明を出したのを最後として、事実上活動を終えているようです。
 
 また、「平和のための戦争展わかやま」の中心企画となる展示コーナー(2Fギャラリー)では、中学生のための「慰安婦」展という意欲的な企画が予定されている他、「大逆事件(新宮グループ)」についての展示も行われるとか(7月28日(土)10:00~17:00、29日(日)10:00~13:00)。
 
 その他、チラシに記載のとおり、盛り沢山な企画が用意されています。1人でも多くの方に参加いただきたいですね。

(参考動画)
 6月28日に、日本記者クラブで柳澤協二さんによる会見が行われました。同クラブがシリーズで開催している「朝鮮半島の今を知る」の第10回のゲストとして柳澤さんが招かれたもので、「北朝鮮核問題に見る戦略理論の混迷」(1時間28分)という演題でお話されました。
 
(弁護士・金原徹雄のブログから/「平和のための戦争展わかやま」関連) 
2015年8月7日
2016年7月12日
2016年7月30日
2017年7月16日
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「第4回「原発と人権」全国研究・市民交流集会 in ふくしま」のご案内とクラウドファンディングへのご協力のお願い(6月29日まで!)

 2018年6月23日配信(予定)のメルマガ金原.No.3187を転載します。
 
「第4回「原発と人権」全国研究・市民交流集会 in ふくしま」のご案内とクラウドファンディングへのご協力のお願い(6月29日まで!)
 
 2012年から2年に一度の間隔により、福島の地で開催されてきた「「原発と人権」全国研究・交流集会in福島」。今年も、7月28日(土)・29日(日)の両日、福島大学を会場として、「第4回「原発と人権」全国研究・市民交流集会inふくしま」が開催されます。
 「原発と人権ネットワーク」ホームページの「経験交流集会」のページに、第4回の詳細パンフレットのPDFファイルが掲載されています。
 
 ところで、私がこの「第4回「原発と人権」全国研究・市民交流集会 in ふくしま」のご案内をしなければと考えたきっかけは、昨日(6月22日)、集会実行委員会構成団体の1つである青年法律家協会弁護士学者合同部会のMLに、実行委員会事務局次長を務める柿沼真利弁護士から、
 
現在、開催費用を賄うための、クラウドファンディングを行っております。
このクラウドファンディングは、目標額を「40万円」に設定しており、残り「1週間」しか無い、締切までに、その目標額を達成しないと、すべてをお返ししなければならない、システムになっております。
本日6月22日(金)13:00現在、41名の方々にご協力いただき、「31万1000円」と77%の達成状況にあり、残額は、「8万9000円」となります。
是非是非、皆さんにご協力をいただきたく思います。
よろしくお願い致します。
 
という投稿がなされているのに気がつき、福島までは行けないものの、少しはご協力しなければと考えて申し込みをした上で、このブログを読んでくださる方にも是非知っていただいて、ご協力をお願いしようと考えた次第です。
 ちなみに、このブログの下書きを書いている23日午後6時の段階では、
    支援総額  32万6000円
    支援者数  44人
となっていましたので、柿沼先生のアピール以降、私を含めて3人が(多分5,000円ずつ)協力したものと思います。
 「残り日数 6日(6月29日午後11時00分まで)」、目標金額まであと「7万4000円」です。
 
 このクラウドファンディングのページには、過去3回の研究交流集会の経過や、「第4回「原発と人権」全国研究・市民交流集会 in ふくしま」の内容などが、詳細パンフレットよりもなお「詳細」に掲載されています。
 支援のコースには、3,000円コースから100,000円コースまで各種用意されていますので、是非ご協力いただければと思います。
 
 それでは、以下に、集会パンフレットから、主要項目を抜き出してご紹介します。なお、2日目の分科会の内容については、クラウドファンディングのサイトから引用しました。
 
(抜粋引用開始)
人間・コミュニティの回復と原発のない社会をめざして
第4回 原発と人権 全国研究・市民交流集会 in ふくしま
 
主催:第4回「原発と人権」全国研究・市民交流集会 in ふくしま実行委員会
後援:福島大学うつくしまふくしま未来支援センター、福島民報社、福島民友新聞社、マスコミ関連九条の会連絡会
 
実行委員会参加団体
原子力市民委員会/原発被害者訴訟原告団全国連絡会/公害・地球環境問題懇談会/自由法曹団/青年法律家協会弁護士学者合同部会/全国公害被害者総行動実行委員会/全国公害弁護団連絡会議/日本科学者会議/日本環境会議/日本国際法律家協会/日本ジャーナリスト会議/日本反核法律家協会/日本民主法律家協会/脱原発弁護団全国連絡会/「生業を返せ、地域を返せ!」福島原発事故被害弁護団/福島原発被害首都圏弁護団/福島原発被害弁護団/「原発と人権」ネットワーク
 
第4回「原発と人権」全国研究・市民交流集会へのお誘い
 私たちは、2012年、2014年、2016年と3回にわたって、「『原発と人権』全国研究・交流集会 in ふくしま」を開催してきました。
 今年は事故から満7年を迎えます。この間、各地で原発被害者訴訟に関し判決が下され、新たな地平を私たちは歩み出そうとしています。
 私たちは、国と東京電力に明確な法的責任を認めさせ、福島の復興政策及び原発・エネルギー政策を、被害者の方たちとともに、原発のない社会へ向けたものに転換させなければなりません。
 その道すじを進めていくために、今回、第4回の「『原発と人権』全国研究・市民交流集会 in ふくしま」を開催します。集会名には、市民のみなさんと共に考えるというスタンスを確認する意味で「市民」を加えました。
 私たちは、みなさんと一緒に、失われてしまった人権、コミュニティ、環境の回復と原発のない社会を目指して、前進したいと思います。
 
日程 2018・7/28(土)・29(日)
会場 福島大学(福島市金谷川1)
資料代 1,000円(両日参加・一日参加ともに同一料金、当日購入可)
 
第1日目 7月28日(土) 全体会
福島大学/L講義棟・4号教室
12:30開場 13:00開会 17:40閉会
開会あいさつ 実行委員長 牛山積さん(早稲田大学名誉教授)
歓迎あいさつ 中井勝己さん(福島大学学長)
Ⅰ 報告「福島第一原発の現状」
        山川剛史さん(東京新聞・原発取材班キャップ)
Ⅱ 被害者・被災地の声
Ⅲ 報告「現在の被害補償、復興政策の問題点と検討されるべき課題」
      鈴木浩さん(福島大学名誉教授・基福島県復興計画策定委員会委員長)
-休憩-
Ⅳ 記念講演「フクシマは何を問うているのか」
      高橋哲哉さん(東京大学教授)
Ⅴ 報告「原発被害者訴訟判決の成果と課題」
      米倉勉さん(弁護士)
Ⅵ 報告「原発差し止め訴訟判決の成果と課題」
         井戸謙一さん(元裁判官・弁護士)
 
第2日目 7月29日(日) 分科会/全体会
分科会 9:30~14:30
第1分科会「福島第一原発の後始末と脱原子力社会への転換」
担当:日本環境会議/原子力市民委員会【M講義棟・2号教室】
 本分科会では、福島第一原発事故の後始末事業を巡る諸課題について集中的に議論します。第1部では第一原発事故を振り返り、後藤政志さん(元東芝 原発設計技術者、NPO法人APAST理事長)からは、事業者も規制当局もさまざまな予兆がありながらそれを汲み取れなかったことについて、伴 英幸さん(原子力資料情報室共同代表)からは、後始末作業のプロジェクト管理、労務管理、廃棄物処分などの評価を、井野博満さん(東京大学名誉教授、柏崎刈羽原発の閉鎖を訴える科学者・技術者の会代表)からは、新規制基準に事故の教訓が十分反映されていないことを明らかにしていただきます。
 第2部では、後始末の課題に焦点を当て、筒井哲郎さん(プラント技術者の会、NPO法人APAST理事)から、期限を30~40年とする「中長期ロードマップ」の後始末事業の実情について、鈴木薫さん(NPO法人いわき放射能市民測定室たらちね)からは、トリチウム水の海洋放出の問題性について指摘していただきます。最後に平川秀幸さん(大阪大学)より、福島第一原発の後始末の問題につき、熟議を尽くして合意形成する社会へ転換する道すじにつき議論していきます。
 
第2分科会「原発災害と政策転換」
担当:日本環境会議【M講義棟・4号教室】
 福島原発事故による被害の回復のためには、正当な賠償とともに「人間の復興」に向けた復興政策の見直しが不可欠です。また健康確保のための施策の改革なども求められます。
本分科会では、第1日目全体会での被害回復に向けた政策的課題に関する報告・議論を受けて、上記の論点についてより具体的な検討を進めます。具体的には、①住民の健康調査や放射能測定、および②復興行財政の見直しを取り上げます。①については、医学的な知見ではなく、情報公開やリスクコミュニケーションなどの政策的視点から問題を検討します。
 また、市民、自治体による独自の測定や調査を通じて、政策的課題を考えていきます。②では、復興行財政の現状を明らかにするとともに、改革の方向性を検討します。
 三木由希子さん(情報公開クリアリングハウス)、村山武彦さん(東京工業大)、清水奈名子さん(宇都宮大)、井上博夫さん(岩手大学)他の登壇を予定しています。
 
第3分科会「原発事故賠償の課題と展望」
担当:日本環境会議福島原発事故賠償問題研究会【M講義棟・21号教室】
 福島原発事故から生じた被害の回復を求めて提起された約30の集団訴訟において、2017年春以降、判決が続いています。東電とともに国の責任を認めるもの、国の指針の下で東電が定めた損害賠償の範囲を超える賠償を認めるものなど、現行の原子力損害賠償制度の不十分さを明らかにした点は評価できますが、認容額が被害実態とかけはなれているなど、今後乗り越えなければならない課題は山積しています。
 午前の部では、これらの判決について、清水晶紀さん(福島大学)、若林三奈さん(龍谷大学)を中心に、関連弁護団の分析・検討を基に、意見交換を行ないます。午後の部では、原子力損害賠償制度の諸課題について、神戸秀彦さん(関西学院大学)、大坂恵里さん(東洋大学)他から報告を受け、意見交換を行ないます。なお、本分科会は、日本環境会議(JEC)福島原発事故賠償問題研究会の研究成果報告会でもあります。
 
第4分科会「核兵器と原発」
担当:日本反核法律家協会/日本国際法律家協会【M講義棟・22号教室】
 2017年7月、核兵器禁止条約が採択され、12月にはICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)がノーベル平和賞を受賞しました。一方で、日本政府は、未だこの条約に署名せず、また、原発ゼロ社会へも進んでいこうとしていません。
 第1回集会以来、本分科会では「人類と核は共存できない」とのテーマのもと、表裏一体の関係にある核兵器と原発、安全保障とエネルギー政策のあり方を検討してきましたが、今回は、基調講演を双方に精通する鈴木達治郎さん(長崎大学 核兵器廃絶研究センター センター長、元内閣府原子力委員会委員長代理)にお願い致しました。
 パネルディスカッションでは、山田寿則さん(明治大学)に核兵器禁止条約の成立が原発政策に与える影響について、足立修一さん(弁護士)に、在韓被爆者の方々をはじめとする東アジアの人々との連帯について、山根和代さん(立命館大学)には、平和学の観点から、世界的な核・原発廃絶運動の市民の取り組みの紹介とともに、両者を若い世代にどう繋いていくべきかについて、ご報告いただきます。
 
第5分科会「原発政策の転換とメディア」
担当:日本ジャーナリスト会議【M講義棟・23号教室】
 福島事故から7年、事故処理の目途も立たず、政府は避難指示を解除して賠償金の支給も停止しましたが、住民は戻ることはできていません。このような状況の中で、政府は原発を再稼働させ、原発の輸出をも奨励し、原子力推進の政策を変えようともしません。原発政策を転換させるために、私たちはどうしたらよいのでしょうか。そのために、メディアは何をすべきかについて考えます。
 パネリストには、チェルノブイリ、福島事故を中心として原発政策全般について林 勝彦さん(元NHKチーフプロデューサー・科学ジャーナリスト)、ベトナムほか、各国への原発輸出の現状について中村梧郎さん(写真家、ジャーナリスト)に、原発を廃止し、自然エネルギーへ転換したドイツの経験を中心に小野 一さん(工学院大學、著書『脱原発社会を求める君たちへ』(幻冬舎刊))にお願いしました。
 コーディーネーターは、柴田鉄治(前・日本ジャーナリスト会議代表委員、元・朝日新聞論説委員・科学部長)が務めます。
 
全体会 14:45~16:00 L講義棟・4号教室
Ⅰ 分科会報告 各分科会責任者
Ⅱ 集会アピール
Ⅲ 閉会あいさつ
(引用終わり)
 
 なお、実際に参加を検討し、「宿泊(飯坂温泉)と懇親会」を申し込んだり(締切7月10日)、オプショナル企画としての現地調査を申し込まされる場合には、上でご紹介した「原発と人権ネットワーク」サイトから、「ご宿泊・懇親会参加申込書(Excel)」や「オプショナル企画 第7回フクシマ現地調査の参加案内」などをダウンロードしてお申し込みください。

和歌山弁護士会など「全国一斉 旧優生保護法による不妊手術110番」(2018年5月21日)実施のお知らせ

 2018年5月17日配信(予定)のメルマガ金原No.3150を転載します。
 
和歌山弁護士会など「全国一斉 旧優生保護法による不妊手術110番」(2018年5月21日)実施のお知らせ
 
 まず、今日報じられた最新のニュースからお読みください。
 
毎日新聞 2018年5月17日 10時14分(最終更新 5月17日 15時14分)
強制不妊手術 東京の男性ら一斉提訴 国賠訴訟第2陣
(抜粋引用開始)
 「不良な子孫の出生防止」を掲げた旧優生保護法(1948~96年)に基づき不妊手術を強制されたのは「個人の尊厳」などを保障する憲法に反するとして、東京、宮城、北海道に住むいずれも70代の男女3人が17日、国に総額計約8000万円の損害賠償を求めて東京、仙台、札幌の各地裁に提訴した。旧法下の不妊手術をめぐる国賠訴訟は、今年1月末に仙台地裁に起こした宮城県の60代女性による提訴に続く第2陣で、一斉提訴は初めて。
 3人の弁護団を中心に当事者の救済を目指す各地の弁護士らが27日に「全国弁護団」を発足させる予定で、国の責任を問う動きがさらに広がる。
 請求額は、東京の男性3000万円▽宮城の女性3850万円▽北海道の男性1100万円。北海道の男性は小島喜久夫さん(76)と名前を明らかにし、宮城の女性と東京の男性はそれぞれ飯塚淳子さん、北三郎さん(75)の名前で活動している。3人は提訴に先立ち、各道県へ手術記録の開示を請求するなどしたが、保存期間終了を理由に見つかっていないため、記憶や証言、手術痕などから当事者であるとした。
(略)
 3人は「子どもを産み育てるかどうかを決める権利を侵害された」などと主張。政府や国会が救済制度の創設を怠った「不作為」の状態が現在も続き、精神的苦痛を被ったと訴えている。当初、今回の一斉提訴に参加予定だった北海道の夫婦は、妻が不妊手術と同時に人工妊娠中絶も強制されていたとして賠償内容を追加するため、後日に札幌地裁へ提訴する意向。【服部陽、遠藤大志、安達恒太郎】
(引用終わり)
 
 なお、毎日新聞は、上記の記事に引き続き、東京地裁に提訴した北三郎さんと仙台地裁に提訴した飯塚淳子さんの提訴後の記者会見での発言を伝える記事も配信しています。引用はしませんが、無料記事として公開されていますので、是非リンク先でお読みください。
 
毎日新聞 2018年5月17日 11時31分(最終更新 5月17日 15時15分)
強制不妊手術 「心の傷埋めたい」東京の男性提訴
 
 ところで、本ブログでも、去る3月30日に、和歌山弁護士会などが「全国一斉 旧優生保護法による不妊手術110番」を実施することをお知らせしました(和歌山弁護士会など「全国一斉 旧優生保護法による不妊手術110番」(2018年3月30日)実施のお知らせ/2018年3月28日)。
 もっとも、ブログに掲載したのがわずか2日前というあまりに間際であったため、あまり効果はなかったと思いますが。
 ちなみに、3月30日の一斉相談は、弁護士会(9箇所)、弁護士有志(7箇所)、弁護団(2箇所)が実施主体となって行われ、全国で34件の相談が寄せられたということです。
 
 さて、今日のメインのお知らせは、これまた間際となりましたが(前回よりは少しましか)、来る5月21日(月)に再び実施される「全国一斉 旧優生保護法による不妊手術110番」をご案内しようというものです。
 今回も、和歌山弁護士会の長岡健太郎弁護士からの掲載要請に応じてのものですが、前回3月の相談の際には和歌山弁護士会副会長であった長岡先生も、同月末で副会長の1年の任期を終え、4月から、同弁護士会高齢者・障害者支援センター運営委員会の委員長に「復帰」しての要請です。
 
 3月30日の相談は、「全国一斉」と銘打っての実施の割には、全国18箇所での実施(内弁護士会は9会)にとどまりましたが、今度の5月21日は、統一日以外の日程で実施する3箇所を含め、全国38箇所での実施が決定しており、しかも、この内22箇所が弁護士会が主体となって相談を行います。もちろん、和歌山弁護士会でも実施します。
 前回の相談をブログでご紹介した際には、和歌山だけではなく、全国各地の受付電話(FAX)番号や受付時間を、入手した資料に基づいてご紹介しましたが、今回は、とてもそこまでやっている時間はありません。
 とりあえず、私が入手した資料に基づき、今回、「一斉相談(110番)」を実施する弁護士会の名称を記載して、「一斉相談(110番)」案内記事が掲載されている場合には、該当ページにリンクしておきます。
 詳細は、各弁護士会のホームページ(掲載されている場合/これから掲載されるところもあるはず)をご覧になるか、各会に電話等でお問い合わせください。
 
岩手弁護士会
山形県弁護士会
福島県弁護士会
埼玉弁護士会
愛知県弁護士会(実施日5月25日)
滋賀弁護士会
京都弁護士会
兵庫県弁護士会
奈良弁護士会
広島弁護士会
岡山弁護士会
熊本県弁護士会
  
 私が閲覧した後に掲載されたところがあるかもしれませんので、その節は何卒ご容赦ください。 
 
 なお、この他、弁護士有志や弁護団によって電話相談が計画されているのは、以下の地域です。
 
北海道、宮城、栃木、群馬、東京、富山(6月6日実施予定)、石川、山梨、長野、鳥取、愛媛、福岡、佐賀、長崎、大分(5月26日実施)、鹿児島
 
(追記/2018年5月17日20時20分)
 全国38箇所での受付時間や受付番号を一覧表にした「優生保護法ホットライン(電話相談)一覧(2018年5月21日)」を入手しましたので、PDFファイル化してご紹介します。ご活用ください。

 それでは、以下に、和歌山弁護士会が実施する「全国一斉 旧優生保護法による不妊手術110番」の実施概要をご紹介します。
 長岡健太郎委員長(高齢者・障害者支援センター運営委員会)から、メールに添付していくつかの資料を送ってもらいました。それは、
〇実施要領
〇和歌山弁護士会ホームページ掲載用告知文
の3点です。
 ただ、それぞれ重複する部分もありますので、全部掲載する必要もないと思い、これらを適宜ブレンドし、私が1つの文章にまとめてみました。つまり「文責:金原」です。
 
和歌山弁護士会「全国一斉 旧優生保護法による不妊手術110番」
 
企画の趣旨
 平成8年に改正され、「母体保護法」と改称される以前の旧優生保護法は、「この法律は、優生上の見地から不良な子孫の出生を防止するととともに、母性の生命健康を保護することを目的とする」(1条)と規定し、同法のもと、平成8年まで、全国で多くの障害者が本人の意思に関わりなく不妊手術及び人工妊娠中絶を受けました。
 この問題に関しては、知的障害を理由に同意なく不妊手術を強制され、救済措置も取られていないのは違法として、宮城県内の60代の女性が、平成30年1月30日、国家賠償請求訴訟を仙台地裁に提起し、大きく報道されました。
 その後、複数の都道府県で過去の優生手術に関する資料が公表され、また、実際に優生手術を行った医師がマスコミの前で発言したり、国会でも取り上げられ、議員立法が検討されるなどの動きが出てきています。
 また、報道によれば、和歌山県でも、少なくとも103人が強制不妊手術を受け、手術に関する資料は県に現存しているとされています。
 このような動きの中で、本年3月30日に続き、来る5月21日(月)に、全国において、優生手術被害者からの相談に弁護士が答える110番の実施が計画されており、和歌山弁護士会においても、「旧優生保護法による不妊手術110番」を実施することになりました。その概要は以下のとおりです。
 
相談会の概要
(1)日       時  平成30年5月21日(月)午後1時~午後4時
(2)相談方法  
 面談による相談:和歌山弁護士会館(和歌山市四番丁5番地)にて
 電話相談:073-421-6055
  ※上記電話は、当日のみの開設です。
 FAX:073-436-5322
    ※聴覚障害者など、電話相談が困難な方のために、FAXでの相談も受け付けます。
(3)対       象  障害当事者や、その家族、支援者等
(4)相  談  料  無料
(5)相談内容   旧優生保護法による不妊手術や人工妊娠中絶に関する問題等
(6)相  談  員  和歌山弁護士会人権擁護委員会委員及び高齢者・障害者支援センター運営委員会委員が担当
(7)主       催  和歌山弁護士会
(8)本件に関するお問い合わせ先  
 長岡健太郎弁護士(和歌山弁護士会高齢者障害者支援センター運営委員会委員長)
     TEL:073-422-1858(パークアベニュー法律事務所)
 和歌山弁護士会事務局 
  TEL:073-422-4580
(9)5月21日以降のご相談(重要!)
 なお、5月21日以降も和歌山弁護士会では、旧優生保護法による不妊手術や人工妊娠中絶に関する相談を随時受け付けます。まずは、以下の電話もしくはFAX宛にお申し込みください。折り返し、担当者からご連絡します。
  TEL:073-422-4580
  FAX:073-436-5322
 
 以上、「文責:金原」によるハイブリッド版のご案内でした。
 3月30日の一斉相談は、全国で34件の相談があったものの、和歌山は0件でした。「残念ながら」という表現が適切か?という問題はあるものの、必要な情報が当事者やご家族、支援者に届いていない可能性が十分にありますので、5月21日の全国一斉相談にも参加した上、それ以降も随時相談を受け付けることにしたものです(長岡委員長から直接確認しました)。
 多くの方のご協力を得て、この情報を、5月21日を過ぎても広げていきたいと思いますので、何卒よろしくお願いします。

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国公労連「国民のための公務員制度めざす緊急院内シンポジウム」(4/10)を視聴する~前川喜平氏、中野晃一氏、上西充子氏、望月衣塑子氏

 2018年4月13日配信(予定)のメルマガ金原No.3116を転載します。
 
国公労連「国民のための公務員制度めざす緊急院内シンポジウム」(4/10)を視聴する~前川喜平氏、中野晃一氏、上西充子氏、望月衣塑子氏
 
 去る4月10日(火)午後、参議院議員会館講堂において、国公労連(日本国家公務員労働組合連合会)の主催により行われた「-森友公文書改ざん・加計・「働き方改革データ」問題の真相究明!-国民のための公務員制度めざす緊急院内シンポジウム」を中継した動画をご紹介します。
 第1部、第2部、併せて3時間になろうかという長時間の動画なので、私も、各登壇者の発言のはじめの方を少し視聴しただけであり、いわば備忘録を兼ねてアップしておこうということでもあります。
 
 複数の動画がアップされていますが、まずは「shusei ch1」による動画をご紹介し、視聴の目安時間を付記しておきます。
 
前川喜平氏×中野晃一氏×上西充子氏×望月衣塑子氏×鎌田一氏 「国民のための公務員制度めざす緊急院内シンポジウム:国公労連」[第1部]2018.4.10 @参議院議員会館講堂(1時間59分

冒頭~ 主催者挨拶 岡部勘市国公務労連中央執行委員長
8分~ シンポジウム開始
第1部 前半
10分~ コーディネーター 鎌田一氏(国公労連書記長)
17分~ 望月衣塑子氏(東京新聞記者)
33分~ 前川喜平氏(前文部科学省事務次官)
42分~  上西充子氏(法政大学教授)
54分~ 中野晃一氏(上智大学教授)
1時間08分~ 望月衣塑子氏
(1時間14分 望月記者退席)
第2部 後半(国公労連「公正で民主的な公務員制度の確立にむけた提言(案)」について)
1時間15分~ 鎌田一氏(「提言(案)」についての説明)
1時間31分~ 前川喜平氏
1時間38分~ 中野晃一氏
1時間49分~ 上西充子氏
 
質疑応答「国民のための公務員制度めざす緊急院内シンポジウム:国公労連」[第2部]2018.4.10 @参議院議員会館講堂(1時間05分)

冒頭~ 会場発言
28分~ 前川喜平氏
37分~ 上西充子氏
40分~ 中野晃一氏
50分~ 前川喜平氏
58分~ まとめと閉会の挨拶 鎌田一氏
 
 48分頃の鎌田一さんの発言を聴いていたら、「国公労連にも最近電話があって、『頑張れ』ってのが多いんです。(拍手)(略)ただ、励まされても、にわかに何をしていいか分からない(笑)。」という箇所で、私も会場の人と一緒に思わず笑ってしまいましたけど。
 しかし、笑いごとではなく、自ら死を選ばざるを得なかった公務員もいるのだということもまた忘れることができません。
 
 なお、この動画の中で、特に前川喜平さんの声が(口許とマイクが離れ過ぎているのか)どうも聴き取りにくいですよね。そこで、UPLANによる動画もご紹介しておきます。画質は「shusei ch1」の方が良いのですが、UPLANの方が(特に前川さんの発言は)聴き取りやすいです(前川さんの発言部分のみ目安時間を書いておきます)。
 
20180410 UPLAN【前半】森友公文書改竄・加計・「働き方改革データ」問題の真相究明!国民のための公務員制度めざす緊急院内シンポジウム(1時間58分)

33分~39分 前川喜平氏
1時間30分~1時間37分 前川喜平氏
 
201807410 UPLAN【後半】森友公文書改竄・加計・「働き方改革データ」問題の真相究明!国民のための公務員制度めざす緊急院内シンポジウム(1時間13分)

28分~35分 前川喜平氏
50分~58分 前川喜平氏
 
 また、IWJでも中継動画がアップされており、実はこれが一番聴き取りやすいのですが、会員登録しないと視聴できません。この機会に是非会員登録をご検討ください。
 
IWJ 「首相案件」文書が表に!「首相の意向があったことはもう明らか!」前川喜平氏が喝破!~森友公文書改ざん・加計・「働き方改革データ」問題の真相究明!国民のための公務員制度をめざす緊急院内シンポジウム 2018.4.10
 
 シンポジウムで話題となった国公労連による「公正で民主的な公務員制度の確立にむけた提言(案)」については、以下のページからダウンロードできます。
 
 シンポの参加者に配布された資料のPDFが、国公労連のホームページにアップされ、ダウンロードできるようになっています。

「安倍政権の退陣を求める和歌山緊急デモ」(2018年3月31日/中之島公園→ビッグホエール)への参加を呼びかけます

 2018年3月24日配信(予定)のメルマガ金原.No.3096を転載します。
 
「安倍政権の退陣を求める和歌山緊急デモ」(2018年3月31日/中之島公園→ビッグホエール)への参加を呼びかけます
 
 和歌山大学の学生さんや「安保関連法に反対するママの会@わかやま」のママさんたちが中心となり、デモのある風景が当たり前の和歌山を目指し、スピーチあり、音楽ありの楽しいサウンドデモが行われるようになったのは、昨年(2017年)5月20日に行われた「安倍政権に反対する和歌山デモ」以降ということになるでしょうか。
 以後、先日の3月11日まで、全部で4回のサウンドデモが行われ、その内3回がシュプレヒコールのない「政治をなおそうデモ」でした。
 
2017年5月20日 安倍政権に反対する和歌山デモ
2017年9月18日 政治をなおそうデモ
2017年12月10日 政治をなおそうデモ2
2018年3月11日 政治をなおそうデモ3
 
 もっとも、その前史として、2016年に行われた2回のサウンドデモも忘れてはいけません。
 
2016年3月27日 サウンド・ウォーク・フェスタ「民主主義は黙らない」
2016年6月11日 GO VOTE SOUND WLAK -DEMO-
 
 上記2回のデモについては、私のブログ(“GO VOTE サウンドウォークデモ”@和歌山市(6/11)のご案内/2016年5月17日)などをご参照ください。
 
 さて、突然ですが、3月11日に「政治をなおそうデモ3 東日本大震災から7年 和歌山から今できること」を行ってからまだ2週間も経っていない昨日(3月23日)、Facebookイベントページ「安倍政権の退陣を求める和歌山緊急デモ」が立ち上がったという「招待」が届き、早速読んでみたところ、午前10時30分に中之島公園に集合して(珍しい)、ビッグホエール前までまっすぐ歩くことなどが書かれていました。けれども、主催者の記載がなかったので、「主催者の表示はどうします?」と私がコメントを書き込み、イベントページ主催者との調整(?)の結果、僭越ながら、私が「安倍政権の退陣を求める和歌山緊急デモ実行委員会」と決めました(!)。
 
 それでは、以下に、緊急デモの内容を、FBイベントページの記載から引用しつつ、適宜私の方で補充しながらご紹介します。
 
 私は、主催者でも企画者でもないのですが(いや、主催団体の命名者だから無関係でもないか)、若者やママたちが立ち上がって企画した緊急デモを是非成功させたいと願っている者です。
 時間がありません。是非この情報を周囲の方にお知らせください。そして、お誘い合わせの上ご参加ください。よろしくお願いします。
 
安倍政権の退陣を求める和歌山緊急デモ
 
集合場所 中之島公園(和歌山市中之島1495番地)
 
実施日時 2018年3月31日(土)
 集合時刻 午前10時30分
 スタート時刻 午前10時45分
 ゴール時刻 正午ころ(予定)
 
デモコース 中之島公園→JR和歌山駅前交差点→和歌山ビッグホエール前(流れ解散) 
主催 安倍政権の退陣を求める和歌山緊急デモ実行委員会
 
開催趣旨(呼びかけ)
2013年特定秘密保護法、2014年集団的自衛権閣議決定、2015年戦争法、2017年共謀罪、、、数えだしたらきりが無い数々の憲法無視の政治と、おきざりにされる私たち。強行採決の繰り返しによる民主主義の破壊。
そして、海外では「abe gate」と報道されている森友問題、さらには加計問題。
私たちの方を向いた政治を実現させるために一緒に歩きましょう。 
 
補足説明
○今回は「シュプレヒコールあり」です。もちろん、スピーチや音楽もあります。
○サウンドカーは、経費削減のためか、時間がないからか、軽トラになるという情報が入ってきました。
〇さらに追加の情報によると、PAシステムはハンドマイク2台のみとか。多数の参加者が押し寄せ、最後方まで声が届かなかったらご免なさい、ということのようです。 
 
(弁護士・金原徹雄のブログから/和歌山サウンドデモ関連)
2017年5月12日
5/20安倍政権に反対する和歌山デモ(ABE NO! DEMONSTRATION)参加のお誘い
2017年5月20日
闘いはこれからだ~5/19「安倍政治を終わらせよう5.19院内集会」&5/20「安倍政権に反対する和歌山デモ」
2017年5月22日
越野章史さん(和歌山大学教育学部)スピーチ全文「教育勅語と共謀罪がもたらす社会」~5/20「安倍政権に反対する和歌山デモ」から
2017年8月25日
9/18 政治をなおそうデモ (@和歌山市)に参加しよう!~シュプレヒコールのないデモだけど
2017年9月18日
「政治をなおそうデモ」(2017年9月18日)に参加して
2017年11月20日
12/10政治をなおそうデモ2(@和歌山市)に参加しよう!~あなたも、わたしも、大切にされる社会へ
2017年12月10日
希望の37人が参加して大成功!「政治をなおそうデモ2」
2017年12月14日
増補版・希望の37人が参加して大成功!「政治をなおそうデモ2」
2018年3月5日
「政治をなおそうデモ3」へのお誘い~「フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2018」はこのデモで締める   

「安倍政権の退陣を求める和歌山緊急デモ」

「森友疑惑を徹底追及 安倍内閣に総辞職を迫る 0318 新宿西口・市民と野党の大街頭宣伝」を視聴する

 2018年3月19日配信(予定)のメルマガ金原No.3111を転載します。
 
「森友疑惑を徹底追及 安倍内閣に総辞職を迫る 0318 新宿西口・市民と野党の大街頭宣伝」を視聴する
 
 森友学園問題に関わる公文書改ざんを財務省自身が認めてから1週間、首相官邸前での市民の抗議行動への参加者が日増しに増える一方、警察による過剰警備も目に余るようになり、逮捕者も出始めるなど、情勢は緊迫の度を増しています。
 そのような中、昨日(3月18日)14時から、新宿駅西口において、「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」と「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」の共催による、「森友疑惑を徹底追及 安倍内閣に総辞職を迫る 0318 新宿西口・市民と野党の大街頭宣伝」が行われました。
 この集会は、当初「みんなの力で政治を変えよう!あたりまえの政治をとりもどす3.18市民と野党の街頭宣伝」と題されていたようなのですが、昨日、演者が登壇した宣伝カーに掲示された呼称は、上記のものに変わっていました。これも情勢の急展開に対応したものでしょう。
 なお、急展開といえば、私が気になったのは、主催者は、民進党と希望の党には声をかけなかったのだろうか?ということです。声はかけたけれど辞退されたということならいいのですが(いや、それはそれで問題でしょうが)。
 
 それでは、以下に、各登壇者のスピーチを伝えた動画を、視聴のための目安の時間と併せてご紹介します。
 
森友疑惑を徹底追及、安倍内閣に総辞職を迫る3.18新宿西口・市民と野党の大街頭宣伝 2018年3月18日(1時間37分)

冒頭~ 司会 長尾詩子氏(安保関連法に反対するママの会)
2分~ 広渡清吾氏(安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合)
10分~ 飯島慈明氏(憲法学者・名古屋学院大学教授)
15分~ 奥田愛基氏(元SEALDs)
22分~ 福島瑞穂氏(社会民主党・参議院議員)
31分~ 志位和夫氏(日本共産党・衆議院議院)
41分~ 長妻昭氏(立憲民主党・衆議院議院)
51分~ のざわ哲夫氏(自由党・東京都第1区総支部)
58分~ 醍醐聡氏(納税者一揆呼びかけ人)
1時間09分~ 中村優介氏(日本労働弁護団)
1時間16分~ 馬場ゆきの氏(未来のための公共)
1時間20分~ 中野晃一氏(立憲デモクラシーの会)
1時間28分~ 行動提起 高田健氏(戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会)
1時間36分~ 閉会 長尾詩子氏(安保関連法に反対するママの会)

#安倍は辞めろ #森友疑惑徹底究明 緊急宣伝行動をよびかけます!~2018年3月13日(火)18時~JR和歌山駅前

 2018年3月11日配信(予定)のメルマガ金原.No.3103を転載します。
 
#安倍は辞めろ #森友疑惑徹底究明 緊急宣伝行動をよびかけます!~2018年3月13日(火)18時~JR和歌山駅前
 
 あの日からちょうど7年目の今日、朝から和歌山市勤労者総合センターで開催された「フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2018」に参加し、終了後は、和歌山市役所前をスタートした連携企画「政治をなおそうデモ3 東日本大震災から7年 和歌山から 今 できること。」(県立体育館前まで)にフル参加するという、非常に充実した1日を過ごしました。
 午前中に主として参加した「3.11と私」では、何組かの子ども連れの家族も交え、参加者から語られる避難体験や、自らの思いを紡いだ言葉に耳を傾けるという、とても充実した時間が流れていましたし、午後の吉田千亜さんによる講演会も、とても分かりやすく、福島の現状や避難者の置かれた状況が語られ、会場(6階文化ホール)を埋めた満員の聴衆が終始引き込まれていることがよく分かりました。
DSCN2787 吉田さんは、「政治をなおそうデモ3」にも(和歌山駅までですが)参加してくださいました。掲載した写真は、政治をなおそうデモ実行委員会委員長の服部涼平さん(和歌山大学大学院生)と吉田千亜さんです(デモの途中、信号待ちの間に撮影しました)。
 本来なら、そのレポートをブログにアップすれば良いようなものですが、まとめるには少し時間がかかりそうであり、また、緊急の呼びかけをお伝えしなければならない企画もありということで、「フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2018」のレポートは明日以降ということにさせていただきます。
 
 その緊急の呼びかけというのは、和歌山県革新懇からの、「#安倍は辞めろ #森友疑惑徹底究明 緊急宣伝行動」を明後日(3月13日)18時からJR和歌山駅前で行うので参加して欲しいというものです。
 実は、今日の昼過ぎ、3階和室での「3.11と私」が終わり、講演会が行われる6階文化ホールに上がって行ったところ、県革新懇首脳部(?)による緊急協議がちょうど終わり、各方面に連絡しようとしていたところであり、私も県地評事務局長の杉さんから、「チラシをメールで送りますのでよろしくお願いします」と依頼されたという次第です。
 近畿財務局職員の「自死」は痛恨事ですが、これをしも朝日新聞や野党批判の材料にしようとする輩が徘徊する世相を何とかしなければと考える市民の皆さん、「呼びかけが革新懇だとどうも」などと言わず(私自身、革新懇とは何の関係もありません)、和歌山駅前を通る人たちが思わず立ち止まるように、市民の怒りの結集を目に見える形で実現しましょう。
 以下に、呼びかけ文章をご紹介します。
 
(引用開始)
                                                                             2018年3月11日
#安倍は辞めろ #森友疑惑徹底究明
 
                      緊急宣伝行動をよびかけます!
 
 
 うその答弁を繰り返し、その答弁に合わせるよう公文書をねつ造させた疑いのある佐川宣寿国税庁長官(当時は財務省理財局長)が、「理財局長時代の国会対応に丁寧さを欠き、国会審議の混乱を招いたこと、行政文書の管理について指摘を受けたこと、(森友学園に関する財務省の)決裁文書の国会提出時の担当局長であったこと」を理由に辞職しました。しかし、森友問題にかかわる「特殊性」や「特例」の疑惑が何ひとつ明らかになっておらず、官僚一人に責任をおしつけて幕引きを図ることは決して許せることではありません。国会多数派の上にあぐらをかき、国会や国民を欺むき、佐川氏の処遇を「適材適所」だと言って擁護し続けてきた麻生財務大臣(副総理)や安倍首相の責任は免れません。
 そこでたいへん緊急ですが「森友問題の徹底究明」と「安倍首相の即時退陣」を求める緊急の宣伝行動を計画しました。怒りの声を官邸と国会に届けましょう!
 みなさんのご参加をよびかけます。
 
◆日時 2018年3月13日(火)18時から19時
◆場所 JR和歌山駅前(宣伝カーをJAビル前付近に配置します)
◆内容 「安倍は辞めろ」「森友疑惑徹底究明」を求めるスピーチ
       (当日飛び入りもOK!)
       官邸へのFAXチラシの配布
         (各自で官邸へFAXを送っていただけるような内容を検討中)
       横断幕やアピールボードを持ってスタンディング など
         (みなさんで持ち寄ってください)
                                                                                                 以上
 
よびかけ 和歌山県革新懇(平和・民主・革新の日本をめざす和歌山県の会)
         事務局連絡先 073-423-2261(和教組)
                  073-436-3520(和歌山県地評)
(引用終わり)

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おしゃべり交流会「3.11と私」へのお誘い~「フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2018」午前の部

 2018年3月4日配信(予定)のメルマガ金原.No.3096を転載します。
 
おしゃべり交流会「3.11と私」へのお誘い~「フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2018」午前の部
 
 3月11日(日)に和歌山市勤労者総合センターで開催される「フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2018」については、既にこのブログでもご紹介しているところですが、今日は、午前の部の企画のうちの1つ、おしゃべり交流会「3.11と私」のFacebookイベントページが立ちあがっていますので、ご紹介しようと思います。
 まずは、イベントページから、「詳細」部分を引用します。

(引用開始)
 
7年前の3月11日以降、あなたは何を感じ、考えるようになりましたか?
断捨離?エコ?食べ物?防災?…死生観なんかも変化したかもしれません。
7年前のあの出来事が私たちのくらしに与えたアレコレを見つめ直してみませんか?
色んな人の感じ方、その後の生き方を知ることで、
また新たに見えてくることがあるかもしれません。
どなたでもお気軽にお越しください。
 
ゲストスピーカー:にんにこ被災者支援ネット-ワーク・和歌山 代表 富士原史香さん
 
日時:2018年3月11日(日)10:00~12:00
会場:和歌山市勤労者総合センター 3階和室(和歌山市西汀丁34番地)
参加費:無料  
事前申込:不要
お子さま連れ大歓迎です♪
温かいお茶をご用意してお待ちしています。
 
主催:子どもたちの未来と被ばくを考える会、にんにこ被災者支援ネットワーク・和歌山
(引用終わり)
 
 このイベントページを立ち上げてくださったのは松永久視子さんですが、松永さんは、「フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2018」実行委員としてこの企画を発案した総合プロデューサーでもあります。・・・というようなことを知っているのは、私も実行委員のお仲間だからですが。
 
 「3.11と私」ということについては、私も過去何度か、ブログでまとまった考えを書く機会がありました。代表的なものは、巻末にリンクした3編でしょうか。
 「初心忘るべからず」といえばあまりにありきたり過ぎるかもしれませんが、この思いは、何度でも振り返らねばと思いますので、2015年12月25日に、和歌山県民主医療機関連合会のご依頼により、医科大学、看護学部、看護学校などに在籍する医系の学生さんたちを対象とした学習会で「「避難の権利」を考えるための視点」と題してお話したレジュメの末尾の部分を再掲したいと思います。
 これは、あくまで私個人の思いであり、1人1人、異なった3.11への思いがあるべきです。あなたにとっての「3.11と私」を言葉にしてみませんか?
 3月11日に勤労者総合センターでお待ちしています。
 
避難者と向き合う視点
 私は、弁護士として、避難者の代理人として原発ADR(原子力損害賠償紛争解決センター)に対して和解仲介手続申立てをしたり、今は、国と東京電力を被告として、大阪地方裁判所に提訴した原発賠償関西訴訟の代理人となったりしている。
 このように、自分の専門分野で避難者支援に役立つことがあれば、可能な範囲で協力したいとは考えているが、私の力など微々たるものであり、訴訟での準備書面の検討・作成などは、実質、大阪弁護士会所属の主要メンバーに任せきりである。
 それはさておき、一市民として、原発事故からの避難者の皆さんとどう向き合うかについて一言して、本日の拙いお話のまとめとしたい。
 原発事故によって避難を余儀なくされた、避難を決断した人たちは、間違いなく原発事故(3.11)によって「人生が変わった(変わらざるを得なかった)」人々である。
 私が、今日のお話の最初の方で、「3.11で人生が変わった人、変わらなかった人」ということを語ったのは、原発事故によって「人生が変わった(変わることを余儀なくされた)」人たちと向き合う時に、「自分たちはどうなんだ?」ということを自問して欲しいと思ったからである。
 3.11から間もなく5年が過ぎようとしている。原発事故が発生した時はまだ未成年だったという人もこの席には多いようだし、そういう人に、原発事故についての「責任」があるとは私も思っていない。
 しかしながら、原発事故から「我が子を守る」「我が身を守る」ことを決断することを、決してひとごととは思って欲しくない。3.11当時、54基もの原発が立地する原発大国になりおおせていたこの国で生活していく以上、誰が避難者になってもおかしくはない。事故を起こしたのが、たまたま福島第一原発であったから、福島県を中心に、東北・関東の人々が避難しなければならなくなったけれど、これが高浜原発や大飯原発がメルトダウンしていれば、私たち関西の人間が避難しなければならなくなっていたという想像力を持つことは最低限必要である。
 避難するという選択が「我がこと」と思えれば、避難者に向き合う際の意識も全く変わるはずだと思う。
 私たちは、政府の役人ではない。原発を推進する必要などさらさらない。私たちと全く同じ立場の仲間が、たまたま窮地に陥った時、自分は何をすべきかと考えれば良い、と私は思う。
 そして、原発事故について、自分にも「個人としての責任」があると考えるのであれば、その責任の取り方を自分で考え、実行するのみである。
(引用終わり)
 
 なお、松永さんは、3月11日の「フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2018」の午後の部の企画、吉田千亜さん講演会についてもFacebookイベントページを立ち上げてくださっていますので、そちらの方もご紹介しておきます。午前、午後とも参加していただけるととても嬉しいです。
 
(引用開始)

日時 2018年3月11日(日)13:30~15:20
場所 和歌山市勤労者総合センター
    〒640-8227 和歌山県 和歌山市西汀丁34
※金原注 13時30分からまず事務連絡と開会挨拶があるので、吉田さんの講演自体は13時40分開始の予定です。終了が15時20分と決まっているのは、15時30分から、サウンドデモが和歌山市役所前から出発するからです。
 
「母子避難」について、レポートを続けてきた フリーライター 吉田千亜さんをお迎えし講演会を開催します。
吉田千亜さんは、東日本大震災後、放射能汚染と向き合う母親たちの取材を続け、原発事故と母親たちを取材した季刊誌「ママレポ」を始め、「ルポ母子避難(岩波新書)」等を発刊。また、週刊誌 女性自身でのレポートでご存知の方もおられるかもしれません。
「母親たち」という生活者の視点で切り取られた3.11。今和歌山に生きる私たちにも共感できることが沢山あると思います。ぜひ知って欲しい、福島の今。
今あらためて、吉田千亜さんのお話を聞きつつ、「あれから」「今」を考えてみませんか。
 
参加費:無料 事前予約:不要 お子様連れ歓迎♪
託児もあります(3月5日までに073-423-2261までご予約ください)
 
主催 フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2018実行委員会 
連絡先:和歌山市小松原通3-20 和歌山県教育会館内 TEL:073-423-2261
(引用終わり)
 
[付記]
 3.11企画とは全く別ですが、松永久視子さんが立ち上げたFacebookイベントページがもう1つあります(これこそ、掛け値なしの松永久視子さんプロデュース企画です)。いずれブログで別建てで紹介しなければと思いますが、とりあえず、イベントページから開催概要を抜き出してご紹介しておきます。平日午前の有料企画ですが、子連れ歓迎とのことなので、可能な方は是非お問い合わせ・お申し込みを!
 
日時 2018年3月30日(金)9:30~11:30
場所 和歌山県勤労福祉会館プラザホープ 3階 会議室1・2
    〒640-8317 和歌山市北出島1丁目5-47
講師 楾 大樹(はんどう たいき)弁護士(広島弁護士会)
参加費:1000円 資料代:200円(かわいいファイルをお持ち帰りいただけます)
託児:なし(お子さん連れ歓迎。小学生も、それ以上の子もぜひご一緒に)
要参加申込
 
(弁護士・金原徹雄のブログから/「3.11と私」関連)
2012年3月11日(2013年1月26日に再配信)
2013年3月11日
2015年12月25日

10wings 2nd exhibition 光の翼(2018年3月3日►11日@almoギャラリー)へのお誘い

 2018年2月23日配信(予定)のメルマガ金原.No.3087を転載します。
 
10wings 2nd exhibition 光の翼(2018年3月3日►11日@almoギャラリー)へのお誘い
 
 珍しく(久しぶりに)美術の話題をお届けします。私のブログに「美術」というカテゴリーを初めて作ったのは、ブログを開設して既に3年近くが経過した2015年12月5日のことでした(第1回和歌山県ジュニア美術展覧会を見てきた)。
 それから2年以上が経ちますが、いまだに「美術」に分類した記事は全部で5本しかありません(巻末リスト参照)。いかに私が美術とは縁遠い人間であるかが分かろうというものです。
 その私が、以下にご紹介する美術展(グループ展)「10wings 2nd exhibition 光の翼」(2018年3月3日►11日@almoギャラリー)をご案内することになったのは、直接的には、昨日のブログでご紹介した伊藤宏先生(和歌山信愛女子短期大学教授)講演会「ゴジラVSシン・ゴジラ~ゴジラから読み解く平和憲法」のための実行委員会が終わった後、共同代表の1人である道本(どうもと)みどりさんからチラシを手渡されたことがきっかけです。道本さんの意図としては、私に「見に来て欲しい」ということだけではなく、「広報に協力して欲しい」という趣旨も含んでいるのだろうと理解しました。
 そこで、以下にご紹介することとしたのですが、いつもお世話になっている道本さんからのご依頼だからというだけではなく、出展される10人のアーティストのうち、半分以上が私のFacebook友達なのですね。私も、美術には全くの門外漢でありながら、美術に触れる機会はどんどん増えてきているということでしょう。
 そういえば、今回の企画は、2016年4月23日から5月5日まで同じ会場(ぶらくり丁のalmoギャラリー)で開かれた「内なる翼 10wings」の第2弾という位置付けですが、私は、多分オープニングセレモニーが行われた4月23日(土)に会場まで出向いています。そして、その時almoギャラリーの2階の窓から見下ろしながら聴いたのが、円香(まどか)さんの歌を堪能する最初の機会であったような記憶があります。
 
 出展する10人のメンバーは全員2年前と同じですが、この間、昨年には、安藤榮作さんが第28回・平櫛田中(ひらぐしでんちゅう)賞を受賞されたり、橋本和明さんが第102回二科展・ローマ賞を受賞されるなど、素晴らしい知らせが相次いでいます。
 是非、多くの方においでいただきたく、以下にチラシ記載情報を転記してご案内します。
 
(チラシから引用開始)
-チラシ表面-
10wings 2nd exhibition
光の翼
 
 遙かなる時空を超えて
 光の翼をもつ魂たちが集いしこの場
   永遠(とわ)の愛を分かちあうために
   一刻(ひととき)の闇を怖れず
     歌えや踊れ
           どこまでもどこまでも高く翔べ
         
安藤 榮作
ウッキー 富士原
大久保 草子
木村 あかね
Shinya
なかひら まい
橋本 和明
長谷川 浩子
富士原 史香
実理
 
2018年3月3日(土)►11日(日)
open 11:00-19:00
place  almoギャラリー
入場無料
 
-チラシ裏面-
2年前「内なる翼」を広げ、産声をあげた「10ウィングス」…
今、再びここに「光の翼」をつけて舞い降りました。
10人のアーティストの素敵な作品が光を放ちます。
ぜひ、お出かけ下さい。
新たな出逢いが生まれることでしょう。
 
10wings profiles
安藤 榮作
1961 東京下町生まれ。
1986 東京芸術大学彫刻科を卒業。
1990 福島県いわき市の山間部に移住。
2006 同市の海沿いに引っ越す。
2011 東日本大震災の津波で被災、原発事故を機に奈良県に移住。
手斧1本で木を彫り刻み、具象抽象にとらわれず、
ダイナミックな生命エネルギーを生み出し続けている。
2017 第28回平櫛田中賞受賞。
 
橋本 和明
彫刻家
1958 和歌山県生まれ。
1980 金沢美術工芸大学彫刻科卒業。
ひりひりと心の奥で消えぬ傷みを、
人間の存在の強さと儚さを、
そうした諸々の感覚を粘土でヒトのかたちの中に
封じ込めようとしてきました。
2017 102回二科展(国立新美術館)ローマ賞受賞。
 
長谷川 浩子
1961 新潟県新発田市生まれ。
1988 東京芸術大学大学院彫刻専攻修了。
1989 「第19回現代日本美術展」 東京都美術館
1998 公募展「雪梁舎展」 雪梁舎賞受賞
2009 個展「長谷川浩子展」 ギャルシー志門  銀座/東京
2011 東日本大震災被災 奈良県に避難。
2013 アートフェア東京 「ザ・コレクション玉響」
2017 個展「長谷川浩子展」 ギャラリー勇斉 奈良
その他 東京、福島、大阪などで個展、グループ展多数。
 
Shinya
1974 和歌山県和歌山市生まれ、同市在住。
主に色鉛筆を使用したイラストレーション作品を制作。
2009 企画展「もじけ展リターンズ」(田辺市「ギャラリー・モーク」他)
2012 個展「こころね」(和歌山市「珈琲もくれん」)
2014 企画展「にんにこてん」(和歌山市「和歌浦アートキューブ」)
2016 個展「GIFT」(和歌山市「Almoギャラリー」)
2017 個展「あいのうた」(和歌山市「近鉄百貨店和歌山店 美術画廊」)
企画展「六人展+wawawa」(御坊市「倉庫ミュージアムわわわ」)他
 
大久保 草子
木版画作家
東京多摩出身。
福島県いわき市をへて、現在三春町在住。
自然の音を聞き、里の香りと混ぜる。街の明かりを想う…
黒く塗られた版木の中に埋もれる、生命あふれる現実を
彫り出して行きたい。
 
富士原 史香
和歌山市生まれ。
サ行研究所生花部 植物造形家
生花、落ち葉、種、枯れ枝など、その季節ごとに出会ったものを使い自然とヒトの関係が離れていく中、循環をテーマに表現を続けている。
 
atelier Raccolto 実理
京都にてテキスタイルの会社勤務後、2010年からフリーランスに。商業デザイナーとしてオリジナルデザインの提案、トートバッグなどの製作・販売をしています。音楽ユニット「素和歌(上前喜彦/実理)」としても活動中です。有田川町在住。
 
ウッキー 富士原
大阪芸術大学を卒業後、アジア、中米の生活様式に惹かれ、旅行を繰り返し作品作りを楽しむ。主に廃材や漂流物を使った空間作りの他、使い古された文具、使い道が無くなったり壊れてしまった雑貨などを使った平面、立体の製作を通して、人と物と自然の繋がりを表現している。
 
なかひら まい
セツ・モードセミナー卒業。2005年『スプーと死者の森のおばちゃん~スプーの日記』(トランスビュー刊)を発表。2013年、挿絵付き童話『貝がらの森』連載(毎日新聞大阪版)。代官山アートラッシュ他ギャラリーにて絵画作品を発表。物語、絵画を通して、独自の精霊の世界を探求している。東京都在住。
 
木村 あかね
2008 京都市立芸術大学陶磁器研究科修了。
2008-2011 茨城県笠間にて、小林三千夫、優子両氏に師事。現在、奈良にて活動中。
文字に著そうとすると、それぞれの言葉の間からこぼれ落ちるものが、なにか形になるのだと想います。
 
10wings 2nd exhibition 光の翼
 
会期 2018年3月3日(土)►11日(日)
会場 almoギャラリー(入場無料)
時間 11:00-19:00
●ギャラリーはカフェスペースにもなっています。美味しいケーキやコーヒーもお楽しみいただけます。
〒640-8028 和歌山県和歌山市匠町32 almo 2F
Tel:073-425-8583(紀州まちづくり舎内)  Email:area@kishumachi.com
アクセス*南海和歌山市駅から徒歩13分 和歌山バス「本町2丁目」バス停より徒歩2分
(引用終わり) 
 
(弁護士・金原徹雄のブログから/美術関連)
2015年12月5日
2016年4月12日
2016年10月30日
2017年5月28日
2017年11月30日
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3月11日(日)は「フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2018」(和歌山市勤労者総合センター)~吉田千亜さんの講演ほか盛り沢山

 2018年2月21日配信(予定)のメルマガ金原.No.3085を転載します。
 
3月11日(日)は「フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2018」(和歌山市勤労者総合センター)~吉田千亜さんの講演ほか盛り沢山
 
 和歌山市において、「3月11日」の前後に、福島第一原発事故を忘れないようにしようと、実行委員会形式で大きな集会を企画するようになったのは、2013年からと言ってよいでしょう。
 その前年(2012年)の3月11日(日)にも、和歌山城西の丸広場を会場として、「いのち守ろう!3.11和歌山県民大集会~原発ゼロ!震災復興!TPP参加反対!ストップ増税!変えるのは私たち~」という、県下各地からバスを仕立てて大動員された人々が集う催しがありましたが、いささか集会の枠組みが異なるので、やはり、今に繋がるのは2013年以降でしょう。
 以下に、過去5年の開催日と集会名称を掲載しておきます(内容を紹介した私のブログにもリンクします)。会場はいずれも和歌山城西の丸広場でした。
 
2013年3月10日(日)

2014年3月9日(日)

2015年3月8日(日)
フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2015

2016年3月13日(日)

2017年3月12日(日)
 
 当初、集会タイトルがやや揺れていましたが、2015年からは安定し、末尾の開催年が変わるだけになりました。
 そして、「フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2018」です。もちろん、今年もやります。しかも、3.11からちょうど7年後にあたる3月11日(日)に開催します。
 ただし、会場は、これまでの野外(和歌山城西の丸広場)から屋内(和歌山市勤労者総合センター)に移ります。
 実行委員会の中でもいろいろ議論はあったようですが、西の丸広場での大きなイベントとしては、5月3日の憲法記念日に“HAPPY BIRTHDAY 憲法 in Wakayama ”が毎年開催されており、出演者や出店(展)者がかなりかぶっていたりということもあり、また、野外イベントでは、どうしても落ち着いて講演を聴いたり、ディスカッションをしたりしにくいということもあり、そのような様々な事情を考慮して、西の丸広場からほど遠からぬ(徒歩約2分)和歌山市勤労者総合センターに会場を移すことになりました。
 
 また、これまで午前中の全体集会と午後のステージ企画(音楽がメイン)との間に、和歌山城周辺大回りコース(関西電力和歌山支店前を通過)で実施していたアピールパレードについても、今年は午後からの講演会終了後、和歌山市役所前を出発し、けやき大通りを東進してJR和歌山駅前を目指し、駅前交差点を左折北上して県立体育館までのコースに変更され、しかも、デモのプロデュースを、「政治をなおそうデモ」を主催している若者たちに委ねるという新機軸を打ち出しましたので、今年はシュプレヒコールのない、スピーチと音楽によるサウンドデモになります。
 
 勤労者総合センター内での企画としては、午前中には、いくつかの部屋を使って、
 「3.11と私」(3階和室)
 「被災地の今」報告会&キッズスペース(6階文化ホール)
 「原発関連DVD上映」(4階視聴覚室)
などの企画が準備されています。
 
 また、午後は、6階文化ホールにおいて、メインの講演会が開催されます。
 今回の講師は、2016年に岩波新書から『ルポ母子避難 消されゆく原発事故被害者』を刊行されたフリーライターの吉田千亜さんが、「その後の福島 なぜ原発事故は終わらないのか」と題して講演してくださることになりました。講師をどなたにお願いするかを話し合った実行委員会で、吉田さんを一押しした私としては、吉田さんにご快諾いただけてとても嬉しく、期待大なのです。一人でも多くの方に、吉田千亜さんのお話を聴きにきていただきたいと心から願っています。
 なお、これまでに吉田千亜さんのインタビュー動画や記事をご紹介した私のブログを巻末に掲げておきますので、ご参照いただければ幸いです。

 
 さて、それでは以下にチラシ記載情報を転記します。
 ところで、このチラシを眺めていると、このイラストのタッチは、去年12月10日に行われた「政治をなおそうデモ2」のフライヤーによく似ているなと思いました(同じ人がデザインしているのかもしれない)。
 
チラシ文字情報から引用開始)
チラシ表面-
フクシマを忘れない!
原発ゼロへ 和歌山アクション2018
 
3月11日(日)10:00~15:30
*場所 和歌山市勤労者総合センター
 
午前の部(10:00~12:00)
〇3.11と私
〇被災地の今
〇原発関連DVD上映 
(裏面参照)
 
午後の部(受付13:00 開会13:30)
〇講演(13:40~15:20)
講師:吉田千亜(フリーライター)
演題:その後の福島 なぜ原発事故は終わらないのか
プロフィール:出版社勤務を経て、フリーライター。原発事故後から、原発事故の被害者の取材を続けている。
「ルポ母子避難」(岩波新書)著、「原発避難白書」(人文書院)共編著、今年春に、「原発事故はなぜ終わらないのか(仮)」(人文書院)を出版予定。
※参加費無料
※保育(13:30~15:20)あります!希望者は3月5日までに下記事務局まで申し込んでください。
 
〇サウンドデモ(15:30~16:30)
 コース:和歌山市役所前→JR和歌山駅前→県立体育館
 
*主催 フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2018 実行委員会
*連絡先(実行委員会事務局)和歌山市小松原通り3-20 
  和歌山県教育会館内 
TEL:073-423-2261  FAX:073-436-3243
 
チラシ裏面-
3.11と私
7年前の3月11日以降、あなたは何を感じ、考えるようになりましたか?断捨離?エコ?食べ物?防災?・・・
死生観なんかも変化したかもしれません。
7年前のあの出来事が私たちのくらしに与えたアレコレを見つめ直してみませんか?色んな人の感じ方、その後の生き方を知ることで、また新たに見えてくることがあるかもしれません。
どなたでもお気軽にお越しください。
*ゲストスピーカー:にんにこ被災者支援ネットワーク・和歌山 代表 富士原史香さん
・・・3.11以降、保養キャンプの実施や、災害被災地への支援を行っています。
*会場:3階和室
*参加費:無料
*事前申込:不要
主催:子どもたちの未来と被ばくを考える会、にんにこ被災者支援ネットワーク・和歌山
※金原注 チラシには「にんにこ被災者支援ネットワーク」とありますが、従来の表記に従い「にんにこ被災者支援ネットワーク・和歌山」と記載しました。もっとも、最近になって「・和歌山」を省くことにしたのかもしれませんが(未確認)。
 
「被災地の今」の報告会&キッズスペース(飲み物つき)
〇子ども達みんなで遊ぼう!
エコかるた(景品つき) 絵本の読み聞かせ
〇親子で簡単な防災グッズを作ろう!
ゴミ袋のカッパ、新聞紙のスリッパ
〇宮城、福島の被災地を見学した和歌山大生社会科学研究会有志からの報告もあります。〇子ども連れ大歓迎!
もちろん大人の方だけでも大歓迎!
・会場:6階文化ホール
・参加費:無料
・事前申込:不要
・主催:新日本婦人の会 和歌山県本部、和歌山大学社会科学研究会有志
 
原発関連DVD上映
4階視聴覚室
(引用終わり)

(弁護士・金原徹雄のブログから/吉田千亜さん関連) 
2016年10月13日
2016年10月17日

飯舘村放射能エコロジー研究会第9回シンポジウム「原発事故から7年、不条理と闘い生きる思いを語る」(2/17@福島県青少年会館)を視聴する

 2018年2月17日配信(予定)のメルマガ金原.No.3081を転載します。
 
飯舘村放射能エコロジー研究会第9回シンポジウム「原発事故から7年、不条理と闘い生きる思いを語る」(2/17@福島県青少年会館)を視聴する
 
 かつて村の全域が計画的避難区域に指定され(2011年4月11日)、全村避難を余儀なくされた福島県相馬郡飯舘(いいたて)村。
 国勢調査のデータによれば、3.11前年(2010年)の村の人口は6,209人でした。
 
 その後、2012年に避難区域の設定が見直され、同村は、
①避難指示解除準備区域(八木沢・芦原・大倉・佐須・二枚橋・須萱)
②居住制限区域(上記各地区と長泥以外の全域)
③帰還困難区域(長泥)
となりましたが、昨年(2017年)3月末をもって、帰還困難区域の長泥地区を除く全村域について、避難指示が解除されました。
 
 そして、それから10か月経過した「平成30年2月1日現在の村民の避難状況」を同村ホームページで確認すると以下のとおりとなっています。
 
避難者合計   5,256人(2,195世帯)
  県内避難者数 4,961人(2,040世帯)
  県外避難者数   295人(155世帯)
村内居住者    607人(320世帯)
村民合計   5,864人(2,516世帯)
 
 飯舘村放射能エコロジー研究会(IISORA)は、「突然の放射能汚染、放射線被曝、避難生活、生業喪失といった事態が、飯舘村の人々や自然に何をもたらし、これから何をもたらすのか、村人の生活再建はどうあるべきか、調べ、記録し、分析し、飯舘村の人々が被った“不条理”を地元の人々とともに社会に発信しようとする研究者やジャーナリスト、ならびにそうした活動の協力者の集まりであ」り、過去、福島や首都圏において、継続的にシンポジウムを開催してきました。
 その通算9回目(福島では6回目)のシンポジウム「原発事故から7年、不条理と闘い生きる思いを語る」が、本日(2月17日)午後1時から、福島県青少年会館・大研修室において開催されました。
 その動画が早速、IWJにアップされていましたのでご紹介します。 
 長谷川健一さんの和歌山市での講演(主催:にんにこ被災者支援ネットワーク・和歌山)を聴きに行ったり、今中哲二さんらによる飯舘村の定点観測をフォローしたりと、3.11以降、飯舘村には相当の注目を払っていたように思いますが、どうしてもここ最近の動きについて情報収集を怠りがちになっていたことは否めません。
 長時間の動画ではありますが、是非多くの方と一緒に、飯舘村の村民の皆さんご自身や、伴走者の皆さんの声に耳を傾けられればと思います。
 
Ustream録画その1(3時間00分)
(※シンポジウム冒頭20分の映像が欠けております。また、一部映像が暗転する部分があります。ご了承ください。)
冒頭~ 長谷川健一氏(村民、飯舘村民救済申立団団長)〔途中から〕「ADR飯舘村民救済申立闘争での理不尽に抗して」
16分~ 市澤秀耕(いちさわ・しゅうこう)氏(村民、喫茶店経営、東電慰謝料請求訴訟原告)「賠償裁判闘争に取り組んで」
42分~ 菅野哲(かんの・ひろし)氏(村民、飯舘村民救済申立団副団長)「二地域居住と生活・コミュニティ再建」
1時間08分~ 細杉今朝代(ほそすぎ・けさよ)氏(村民、農家)「村に暮らす思い」
1時間18分~ 横山秀人氏(村民、いいたて未来会議代表)「新しいコミュニティ『いいたて未来会議』」
1時間41分~ 休憩
2時間00分~ 再開・糸長浩司氏(IISORA共同世話人、日本大学生物資源科学部特任教授、エコロジー・アーキスケープ理事長)「除染の効果と限界、村で暮らすことの課題」
2時間27分~ 今中哲二氏(IISORA共同世話人、京都大学原子炉実験所研究員)「20ミリシーベルトは安全・安心か」
2時間54分~ 只野靖氏(飯舘村民救済弁護団、脱原発弁護団全国連絡会事務局長、弁護士)「原発災害補償闘争での東電・国の責任」
Ustream録画その2(1時間53分)
冒頭~ 只野靖氏〔続き〕
29分~ 振津かつみ(ふりつ・かつみ)氏(医薬基盤・健康・栄養研究所、医師)「放射線の健康影響~将来世代もふくめて」
1時間06分~ 総合討論
1時間51分~ 挨拶・今中哲二氏
 
(弁護士・金原徹雄のブログから/飯舘村関連)
2013年1月23日
2013年4月9日
2013年5月2日
2013年5月26日
2017年5月14日

吉原毅氏を招いて/「原発ゼロ法案」と「核のゴミ」を考える~白浜に核のゴミ(中間貯蔵施設)は来るのか!?~(2/23田辺ビッグ・ユー)のご案内

 2018年2月4日配信(予定)のメルマガ金原.No.3068を転載します。
 
吉原毅氏を招いて/「原発ゼロ法案」と「核のゴミ」を考える~白浜に核のゴミ(中間貯蔵施設)は来るのか!?~(2/23田辺ビッグ・ユー)のご案内
 
 一昨日は紀北の橋本市(檻の中のライオンin 橋本)、昨日は県都・和歌山市(和歌山に中間貯蔵施設はいらない!)での企画をご案内しましたが、今日(2月4日)は、紀南の中心都市・田辺市での企画のご紹介です。
 私のところにチラシ確定版のデータはまだ届いていませんが、開催まで既に3週間を切っており、もうそろそろご案内した方が良いだろうと判断して取り上げます。
 ご案内する内容は、田辺のFacebook友達が発信している情報、主催団体公式Facebook及び同イベントページなどに掲載された情報に基づくものです。
 
 その企画というのは、城南信用金庫相談役で、原自連(原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟)会長である吉原毅(よしわら・つよし)さんを講師に招いた「「原発ゼロ法案」と「核のゴミ」を考える~白浜に核のゴミ (中間貯蔵施設) は来るのか!?~」であり、来る2月23日(金)午後3時~5時、和歌山県立情報交流センターBig・U(ビッグ・ユー)多目的ホールで開催されます。
 まずは、Facebookイベントページから、開催概要(詳細)を引用します。

(引用開始)
「原発ゼロ法案」と「核のゴミ」を考える~白浜に核のゴミ(中間貯蔵施設)は来るのか!?~
 
1月10日、「原発ゼロ」法案の記者発表がなされ、多くの人々の関心を集めました。(小泉純一郎元首相らを顧問とする「原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟」による)
いっぽう、心配なことがあります。かつて原発を1基も作らせなかった紀伊半島ですが、今、白浜町に核のゴミ(中間貯蔵施設)建設のうわさが流れています。
「核のゴミ」が観光や農林水産業、そして環境や命(特に子供たちの命)にどう影響するのか。
「原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟」会長の吉原毅(よしわら・つよし)氏をお招きして、どうしたら原発ゼロ社会が実現できるのか、ともに考えたいと思います。
 
講師:吉原 毅 氏
日時:2018年2月23日(金)午後3時~5時(2時半開場)
場所:和歌山県立情報交流センターBig・U(ビッグ・ユー)多目的ホール
     和歌山県田辺市新庄町3353-9 TEL:0739-26-4111
料金:無料(カンパを集めさせて頂く予定です)
 
【講師略歴】
1955年 東京都生まれ。
1973年 麻布高校卒業。
1977年 慶応義塾大学経済学部卒業。
同年 城南信用金庫入庫。
2010年 理事長。
2015年 相談役。
2017年 原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟会長。
【講師著書】
『原発ゼロで日本経済は再生する』 角川学芸出版 2014 年

『信用金庫の力 人をつなぐ、地域を守る』 岩波書店 2012 年  他
講師の吉原毅さんは、城南信用金庫(本店は東京)相談役。
城南信用金庫は東日本大震災以降、原発を使わない電力会社に契約を切り替えたり、顧客の節電を応援する商品を取り扱ったり、他社と提携して放射線量を測定するサービスを行うなど、ユニークな金融機関です。 

先月(1月)10日に「原発ゼロ法案」を記者発表した「原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟」という団体の会長も務められています。
脱原発・自然エネルギーの推進に向けて全国の取り組みを一致団結して国民運動にしようという団体で、小泉純一郎元首相や、細川護煕元首相もメンバーになっています。
 
【主催】「原発ゼロ」と「核のゴミ」を考える会
同会呼びかけ世話人
浅里耕一郎・石垣多鶴子・石丸美穂子・石山可恵・今津歌子・岩田清美・大江恵・小野寺安信・笠松美奈・樫山恵美子・柏崎幸雄・川藤洋子・倉田貴子・倉田昌紀・古根川幸一・桜井保典・七條安司・嶋田奈津子・清水明子・冷水喜久夫・清家喜八郎右衛門・辰尾由佳・玉置公良・東条雅之・土山徹・津村恵子・寺井秋代・中西仁士・永井克己・永山太・那須久仁夫・野中恵治・野見山海・橋本恵治・藤藪庸一・富士原史香・布袋太三・布袋純子・前田佳世・松永久視子・眞鍋和也・南健二・宮本弘美・安原克彦・柳川ゆたか・遊佐愛
 
【協賛】原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟、つゆくさと大地の会、紀南に自然エネルギーを推進する会、エコネット紀南
 
〈事務局〉野中恵治・倉田たかこ
〈連絡先〉(お問い合わせは、倉田まで)
 Tel:080-1501-5015 e-mail: 1960sirahama@gmail.com
(引用終わり)
 
 昨日のブログでも少し触れましたが、田辺市では、去る1月20日、美浜の会代表の小山英之さんを講師に招き、「和歌山に中間貯蔵施設はいらない!」という学習会(主催:脱原発わかやま)が開かれています。
 今回の吉原毅さんを招いた企画の呼びかけ世話人に、脱原発わかやま代表のお名前も見えますが、広く呼びかけ世話人を募った(和歌山市の人も入っている)のは、今回のビッグ・ユーでの講演会の開催をきっかけとして、今後の市民運動の中核を担う組織を立ち上げて早急に活動を始めるということが視野に入っているのではないか・・・というのは、私の推測ですが。
  時あたかも、来月には白浜町議会議員選挙(定数14)が行われます(3月13日告示、3月18日投票)。ここで、中間貯蔵施設誘致に反対する強固な意思を持った議員をどれだけ選出できるかが、万一の場合の帰趨を決する可能性がありますからね。和歌山県民であれば、白浜町の住民に知人がいる人も少なくないでしょう。私も、白浜町出身の知人の顔を思い浮かべています。知人から白浜の親戚に働きかけてもらえないだろうか?などと考えながら。

 今日ご案内した企画は紀南の田辺市で開催されるものですが、ことは決して紀南だけにとどまる問題ではありません。昨日のブログでご紹介した「和歌山に中間貯蔵施設はいらない!」(2月18日(日)14時~/和歌山市あいあいセンター3階)とも連動しています。
 是非注目し続けてください。

(参考資料/原自連が1月10日に発表した原発ゼロ・自然エネルギー基本法案(骨子))
                     原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟  2018年1月10日
 
                  全ての原子力発電の廃止及び自然エネルギーへの全面転換
                              の促進に関する基本法案(骨子案)
                         〈略称〉原発ゼロ・自然エネルギー基本法案
 
第一 目的
この法律は、全ての原子力発電の廃止及び自然エネルギーへの全面転換の促進に関する基本的な理念及び方針を明らかにし、国等の責務及び推進体制等を定め、もって、我が国エネルギー構造の転換を実現することを目的とする。
 
第二 基本理念
東京電力福島第一原子力発電所事故によって、原子力発電は、極めて危険かつ高コストで、国民に過大な負担を負わせることが明らかとなり、使用済み核燃料の最終処分も全く見通しが立たない。また、原子力発電による発電量は全体のわずか1%(2015年段階)にすぎず、重要性を失っている。したがって全ての原子力発電は即時廃止する。
世界各国において自然エネルギーへの流れが急速に拡がり太陽光発電と風力発電ですでに原子力発電の設備容量の二倍を超えている。我が国のエネルギー政策においても、新たな産業と雇用を創出する成長戦略の柱として、安定的な電源となる自然エネルギーへ全面的に転換する。
このようなエネルギー構造の転換は、温室効果ガスの削減による地球環境の保全と経済構造の変革を伴う新たな産業革命を実現し、国土とエネルギーの安全保障、国民生活と食糧・農業の安全保障をもたらし、将来世代にわたる国民の生命と健康が守られ、平和のうちに安心して暮らせる自然エネルギー社会の形成に資するものである。
 
第三 基本方針
一 運転されている原子力発電所は直ちに停止する。
二 運転を停止している原子力発電所は、今後一切稼働させない。
三 運転を停止した原子力発電所の具体的な廃炉計画を策定する。
四 原子力発電所の新増設は認めない。
五 使用済み核燃料の中間貯蔵及び最終処分に関し、確実かつ安全な抜本的計画を国の責任において策定し、官民あげて実施する。
六 核燃料サイクル事業から撤退し、再処理工場等の施設は廃止する。
七 我が国は、原子力発電事業の輸出を中止し、人類の平和と安全のため、かつての戦争被爆及び原子力発電所重大事故の当事国として、地球上の原子力発電全廃の必要性を世界に向けて発信する。
八 急速に進んでいる省エネルギーをさらに徹底させる。
九 太陽光、風力、水力、地熱、バイオマス等の自然エネルギーを最大限かつ可及的速やかに導入する。自然エネルギーの電力比率目標は、平成42年(2030年)までに50%以上、平成62年(2050年)までに100%とする。
十 地域経済の再生のため、各地域におけるエネルギーの地産地消による分散型エネルギー社会の形成を推進する。
 
第四 国等の責務
一 国の責務
国は、第二及び第三の基本的な理念と方針に則り、全ての原子力発電の廃止及び自然エネルギーへの全面転換を実現する責務を負う。そのため、次に掲げる法制、財政、税制、金融上の措置その他の措置を講ずる。
1 原子力基本法、原子炉等規制法、エネルギー政策基本法、経済産業省設置法等の改正を行う。
2 原子力発電の円滑な廃止のため、原子力発電施設を保有する電力事業者の企業会計等に関する特別措置を講ずるとともに、廃炉技術者の育成及び廃炉ビジネスの海外展開を支援する。
3 原子力発電関連地域及び関連企業の雇用確保、及び関係自治体の経済財政対策を行う。
4 省エネルギーの徹底のため、全ての建築物の断熱義務化、公共施設の省エネルギー及び自然エネルギー利用の義務化等
5 自然エネルギーへの迅速な転換のため、自然エネルギーによる電気の送電線網への優先的な接続及び受電、農作物生産と発電の両立を図るソーラーシェアリングの促進等
6 分散型エネルギー社会形成のため、エネルギー協同組合の創設及び同組合の設立支援等
二 地方自治体の責務 
地方自治体は、国の施策に準じて必要な施策を講ずるとともに、地域の実情に即した施策を策定し、実施する責務を負う。
三 電力事業者の責務
電力事業者は、全ての原子力発電の廃止及び自然エネルギーへの全面転換の促進に自主的に取り組み、国及び地方自治体が講ずる施策の推進に全面的に協力する責務を負う。
 
第五 推進体制
一 推進本部及び推進会議の設置
内閣に、総理大臣を長とし関係国務大臣で構成する原発ゼロ・自然エネルギー推進本部及び有識者等で構成する推進会議を設置する。
二 推進本部及び推進会議の任務
推進会議は、全ての原子力発電の廃止及び自然エネルギーへの全面転換に関する基本計画を策定し、推進本部は、それに基づき、諸施策を確実に実施する。
 
第六 年次報告
政府は、毎年、全ての原子力発電の廃止及び自然エネルギーへの全面転換の推進状況に関する報告書を国会に提出しなければならない。
 
第七 附則
この法律は、公布の日から施行する。
                                                                                  (以上)

(弁護士・金原徹雄のブログから/城南信用金庫及び「原自連」関連)
2012年11月9日
2017年8月11日
2018年1月11日

「国・東京電力の加害責任を断罪し 新たな原発被害救済の枠組みを作る全国総決起集会」が開かれた(2018年1月27日)

   2018年1月29日配信(予定)のメルマガ金原.No.3062を転載します。
 
「国・東京電力の加害責任を断罪し 新たな原発被害救済の枠組みを作る全国総決起集会」が開かれた(2018年1月27日)
 
 一昨日(1月27日)、東京都の文京区民センターにおいて、「国・東京電力の加害責任を断罪し 新たな原発被害救済の枠組みを作る全国総決起集会」という長いタイトルの集会が、
  原発被害者訴訟原告団全国連絡会
  原発事故全国弁護団連絡会
  避難者訴訟原告団・弁護団(福島地裁いわき支部)
  東京訴訟原告団・弁護団(東京地裁)
  京都訴訟原告団・弁護団(京都地裁)
の共催で開催されました。
 この集会を報じた記事の中から、比較的詳しい「しんぶん赤旗」をご紹介します。
 
しんぶん赤旗 2018年1月28日(日)
原発訴訟勝利へ総決起 救済の新たな枠組みを 支援ネットワーク設立
(引用開始)
 東京電力福島第1原発事故をめぐり、全国各地で国と東電を相手に損害賠償などを求めている訴訟で、加害責任を断罪し、被害者救済の新たな枠組みをつくろうと、東京都内で27日、総決起集会が開かれました。全国から約300人が集まりました。原発被害者訴訟原告団全国連絡会などの主催です。
 1万人以上が原告となった全国各地の集団訴訟は3月15日に京都地裁、16日に東京地裁、22日には福島地裁いわき支部で、相次いで判決が出されます。
 集会では3訴訟の原告らが決意表明。原告のほとんどが「自主避難者」である京都訴訟原告団の福島敦子共同代表(46)は、「避難の権利の主張が認められるかどうか重要な裁判。完全勝利を勝ち取りたい」と訴え。「京都訴訟団が、それを勝ち取る瞬間をぜひ見届けてほしい」と力を込めると大きな拍手が起きました。
 公害問題などに取り組む各種団体が連帯あいさつしました。
 集会宣言は、昨年の前橋、千葉、福島の3地裁の判決で、被害を認定する賠償額が実態に合っていないと指摘。被害の実態に合った賠償の確立を求める3月の訴訟が勝利すれば、国の原発推進政策に大きな打撃を与えるとしています。
 集会に先立ち、各地の訴訟を支援する会が連帯してたたかおうと「原発被害者訴訟全国支援ネットワーク」の設立総会が開かれました。代表世話人に岩田鐵夫氏(東京訴訟サポーターズ)が選ばれました。
 集会後、参加者は街頭でスタンディング宣伝に取り組みました。 
(引用終わり)
 
 また、期間限定ですが、以下のNHKサイトで、動画付きニュースが読めます。
 
NHK NEWS WEB 2018年1月27日 19時59分
原発避難の集団訴訟 原告などが判決前に集会
 
 ところで、集会の動画を探そうとして、私は「UPLAN(三輪祐児)さんなら」という期待を込めてあたってみたところ、期待通り、アップしてくださっていました。
 
20180127 UPLAN 国・東京電力の加害責任を断罪し新たな原発被害救済の枠組みを作る全国総決起集会(1時間34分)

 
 しんぶん赤旗の記事にもあるとおり、3月には、京都地裁、東京地裁、福島地裁いわき支部で、国と東京電力を訴えた裁判の判決があいついで言い渡されます。
 一昨日の集会でも、この3つの訴訟の原告団からの報告と決意表明が行われました。その視聴の目安時間は以下のとおりです。
 26分~ 京都訴訟原告団
 34分~ 東京訴訟原告団
 42分~ 避難者訴訟原告団(いわき支部)
 
 UPLANさんの動画でありがたいのは、当日配布された資料(の一部)が動画の末尾に掲載されていることです。原発賠償関西訴訟原告団からの報告も掲載されていますが、ここでは、満場一致で採択された「集会宣言」を引用したいと思います(コピペはできないので、読み取った内容を私が再入力しました)。是非、全国各地で被害の救済を訴えて闘っている原告団に声援を送ってくださるよう、心からお願いします。
 
(引用開始)
                   集   会   宣   言
 
 わたしたちは、本日決起集会を開きました。
 原発損害賠償集団訴訟では、今まで群馬地裁、千葉地裁、福島地裁(生業訴訟)で判決が出されました。群馬地裁、福島地裁(生業訴訟)では、明確に国と東京電力の原発事故の責任を認めています。原発事故が起きるまで、国と東京電力は「安全神話」に基づいて、原発の安全性をふりまき、過酷事故への対策をないがしろにしてきました。したがって、地方裁判所でだされた原発事故の責任を断罪する判決は当然です。しかし、課題も残されています。避難者の被害を認定する賠償金の判断が被害の実態に合わず、少ない認定になっているということです。
 今年3月には、京都地裁(15日)、東京地裁(16日)、福島地裁いわき支部(避難者訴訟)の判決が出されます。私たちは、連続する3月の判決で、国と東京電力の原発事故の法的責任を確定することはもちろんのこと、原発事故被害者の実態にあった賠償の確立を求めるものです。連続する裁判の勝利は、原発推進政策を進める国の政策にも大きな打撃を与えるものと確信します。
 今、原発被害者は、大変厳しい状況におかれています。
 昨年3月には、帰還強要政策が強行され、帰還困難区域を除いて避難指示解除が行われ、住宅提供や賠償金の打ち切りもなされました。しかし、帰還は、原発避難者は放射能に対する恐れがあり、特に子育て中の被災者には、子どもたちに放射能汚染の危険に合わせたくないという思いもあってこのような選択をせざるをえないのです。また、福島に在住している被害者にとっても、第一原発や第二原発の廃炉の問題や汚染水の問題、除染の問題など、恐れと心配な状況は解決されないで残されています。
 さらに、訴訟を起こしている原告は、自分が原発避難者であることや、まして原発訴訟原告であることは言えないでいる状況があります。原発避難者・原発訴訟原告であることがわかると、差別・分断・子どものいじめなどの現実が待っているからです。
 裁判の勝利と福島の復興のために、広く国民の皆さんのご支援をお願いします。原発事故は終わったという流れが意識的に作られています。私たちは、原発被害者の実態と原発訴訟の状況を知っていただきたいと考えています。
 私たちは、裁判の勝利のために、力をあわせてたたかうことを表明します。
 以上宣言します。
 
2018年1月27日 
国・東京電力の加害責任を断罪し、新たな原発被害救済の枠組みを作る全国総決起集会
(引用終わり)

あれから7年 被害者救済の現在とこれから~大阪弁護士会シンポジウム「3.11福島第一原発事故 被害者救済の現状と課題」のご紹介(2018年3月10日)

   2018年1月27日配信(予定)のメルマガ金原.No.3060を転載します。
 
あれから7年 被害者救済の現在とこれから~大阪弁護士会シンポジウム「3.11福島第一原発事故 被害者救済の現状と課題」のご紹介(2018年3月10日)
 
 もうすぐ7年目の3.11がめぐってきます。一人一人が、あの日を忘れないために、全国で様々な行事が準備されているはずです。
 私も、2013年以来、和歌山市で開催している「フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション」の実行委員として、今年も企画の検討に関わっており、おおよその骨子は固まりましたので、近くブログで詳細をご紹介できると思います(今日の記事の最後で会場と日程等をお知らせしますが、講演をフリーライターの吉田千亜さん~『ルポ 母子避難』著者~にお引き受けいただいています)。
 
 今日、ご紹介するのは、3.11の前日(3月10日)に大阪弁護士会(災害復興支援委員会)が開催するシンポジウムです。テーマは「3.11福島第一原発事故 被害者救済の現状と課題」ですが、「あれから7年 被害者救済の現在とこれから」という総タイトルも付されています。
 大阪市立大学(大学院経営学研究科教授)の除本理史(よけもと・まさふみ)先生が基調講演をされ、全国の原発賠償訴訟の状況について、関西訴訟弁護団事務局長の白倉典武弁護士が報告し、さらに、関西在住の避難者の方や、原発賠償訴訟のサポーターなども交えたディスカッションがあるという、盛り沢山なフルコースのメニューが用意されています。
 当然、私も和歌山から駆け付けたいのは山々なのですが、翌日の3月11日に「フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2018」の開催を控えているからというだけではなく、先約とバッティングしており、どうも参加は難しそうです(日程調整できるだろうか?)。
  しかし、是非多くの皆さまにご参加いただきたい企画ですので、取り急ぎ、このブログでご紹介することとしました。この記事を読んでくださり、開催情報の「拡散」にご協力いただければまことに幸いです。
 
 それでは、まず、大阪弁護士会ホームページに掲載されたチラシに記載された情報を転記します(一部、独自情報を付加した部分があります)。
 
チラシ記載情報から引用開始)
チラシ表面-
あれから7年 被害者救済の現在とこれから
シンポジウム
3.11福島第一原発事故
被害者救済の現状と課題
 
―3.11から7年―
あのとき、未曾有の原発事故から関西に避難をしてきた被害者は4000人を超え、今も1000人あまりが先の見えない避難生活を送っています。
恒久的な被害者対策が取られない中、国や東京電力を相手とした損害賠償訴訟が、全国30以上の裁判所に起こされ、昨年から次々と判決が出ています。
これまでの判決内容を振り返り、関西の避難者の実情から、被害者救済のために何をなすべきかを考えます。
 
2018年3月10日(土)午後1時~午後4時30分
大阪弁護士会館2階203・204会議室 
 
入場無料 
一時保育あり(予約制) 
手話通訳、文字通訳等提供あり
 
基調講演
「福島原発事故による被害をどう回復していくか」
講師 除本理史(よけもと・まさふみ)さん(大阪市立大学大学院経営学研究科教授) 
※経歴は裏面に
 
報告
「全国の福島第一原発事故損害賠償訴訟の到達点」
白倉典武さん(弁護士/東日本大震災による原発事故被災者支援関西弁護団事務局長)
 
ディスカッション
「関西から考える避難者救済の課題」
関西在住の避難者の方、除本理史さん、白倉典武さん、久一千春さん(原発賠償関西訴訟の応援団★KANSAIサポーターズ事務局)
コーディネート 中島宏治さん(弁護士) 

主催/大阪弁護士会(災害復興支援委員会)
 
チラシ裏面-
除本理史(よけもと・まさふみ)さん プロフィール
大阪市立大学大学院経営学研究科教授、日本環境会議(JEC)事務局次長。専攻は環境政策論、環境経済学。公害・環境被害の補償と被害地域の再生、原発賠償と福島復興政策などを研究。著書(単著)に『公害から福島を考える』(岩波書店、2016年)、『原発賠償を問う』(岩波ブックレット、2013年)、『環境被害の責任と費用負担』(有斐閣、2007年)、共編著に『放射能汚染はなぜくりかえされるのか』(東信堂、近刊)、『原発災害はなぜ不均等な復興をもたらすのか』(ミネルヴァ書房、2015年)など。
 
お問合せ先
あれから7年 被害者救済の現在とこれから
シンポジウム 3.11 福島第一原発事故 被害者救済の現状と課題
【日時】2018年(平成30年)3月10日(土)午後1時~午後4時30分
【会場】大阪弁護士会館2階203・204会議室
     〒530−0047 大阪市北区西天満1-12-5
【交通手段】
●京阪中之島線「なにわ橋駅」下車 出口1から徒歩約5分
●地下鉄・京阪本線「淀屋橋駅」下車 1号出口から徒歩約10分
●地下鉄・京阪本線「北浜駅」下車 26号階段から徒歩約7分
●JR東西線「北新地駅」下車 徒歩約15分
 
一時保育あります(完全予約制)
Call »»06-6364-1238
申込方法:大阪弁護士会法律相談部までお電話にてお申込下さい。
申込期限:2月28日(水)午後5時まで
【対象】首のすわった幼児から未就学児まで 
【時間】シンポジウム開始15分前から終了15分後まで
 
参加申込書
氏名(ふりがな)、電話番号、参加人数を、チラシ裏面の該当欄に明記し、下記FAX番号宛に送信してください。
※記載していただいた個人情報は、参加確認の目的以外には使用しません。
大阪弁護士会法律相談部 宛
FAX:06-6364-5069
(引用終わり)
 
 なお、参加申込方法は、上記チラシ(PDF)の裏面をプリントアウトし、必要事項を記入した上で、大阪弁護士会法律相談部にFAXで送信すればよいのですが、もっと簡便に、インターネットの申込フォームから申し込む方法もあります。
 
 
 1人でも多くの方が、福島第一原発事故による被害者の現状に関心を寄せていただけるよう、よろしくご協力をお願いします。
 
【予告】
 実は、上記シンポジウムで基調講演をされる除本理史先生の講演動画や紀要論文などを併せてご紹介するつもりだったのですが、情報を集め始めたところ、本編以上の長さになりそうだったので断念し、これだけ独立させて、明日のブログでご紹介することにしました。ご期待ください。
 
【付記 「フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2018」 開催決定】
 2013年から、毎年3月11日の前後に、和歌山城西の丸広場を会場として開催してきた「フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション」を今年もやります。ただし、会場は、これまでの屋外から、西の丸広場からもほど近い和歌山市勤労者総合センターに移します。午前中から、会場内のいくつかの部屋を使って、協賛団体が様々な企画を実施すべく検討中です。また、メインの講演会を、午後1時30分から、6階文化ホールで開催します。講師は、岩波新書『ルポ 母子避難』の著者、吉田千亜さんにお引き受けいただくことができました。今日ご紹介した大阪弁護士会のシンポジウムのテーマとも密接な関連のある問題についてお話いただけるのではないかと思います。

 なお、講演会終了後、午後3時30分からアピールパレードが出発します。今回のパレードは、最近2回にわたって「政治をなおそうデモ」を主催した若者たちにプロデュースを任せることにしましたので、多分、シュプレヒコールはなく、スピーチに耳を傾けたり、語り合ったりしながらのパレードになると思います。和歌山での原発デモでは初の試みとなります(多分)。
 午前中の企画(近日発表)、吉田千亜さん講演会、アピールパレードの全部に参加していただければ嬉しいのですが、どれか1つでも構いません。是非、3月11日に和歌山で原発問題について思いをめぐらす機会にしていただければと思います。

あれから7年 被害者救済の現在とこれから(大阪弁護士会)

「稲嶺ススム市長3選めざすオール沖縄市民集会」(2018年1月12日)での翁長樹子さんと志位和夫日本共産党委員長のスピーチに心を打たれた

 2018年1月15日配信(予定)のメルマガ金原.No.3048を転載します。
 
「稲嶺ススム市長3選めざすオール沖縄市民集会」(2018年1月12日)での翁長樹子さんと志位和夫日本共産党委員長のスピーチに心を打たれた
 
 2月4日に行われる沖縄県名護市長選挙に先立ち、昨年12月11日(月)、沖縄県名護市民会館大ホールにおいて、新外交イニシアティブ(ND)がシンポジウ「「辺野古が唯一の選択肢」に立ち向かう-安全保障・経済の観点から-」が開催されました(NDシンポジウ「「辺野古が唯一の選択肢」に立ち向かう-安全保障・経済の観点から-」(2017年12月11日@名護市)を視聴する/2018年1月3日)。
   主催者としては、「稲嶺現市長の再選に向けた勢いづけの決起集会としても、辺野古反対の改めての盛り上げ、そして、基地建設を止めるためにも、何としてもこの企画を成功させなければならない」(猿田佐世ND事務局長)として実施されたもので、稲嶺進市長も挨拶のために登壇されました。
 
 このNDシンポが露払いとすれば、いよいよ本番の決起集会が、先週末1月12日(金)18時30分から、同じく名護市民会館で行われました。その全編動画を探したのですが、今のところ、IWJ沖縄によるTwitcasting録画だけしか見つかっていませんので、これをご紹介することとします。
 なお、この内 「翁長樹子(おなが・みきこ)氏(翁長雄志沖縄県知事夫人)」、「稲嶺進氏(名護市長)」、「志位和夫氏(日本共産党委員長、衆議院議員)」の3人のスピーチについては、YouTubeにアップされた動画がありましたので、これもご紹介しておきます。
 
2分~ 開会
3分~ 主催者(沖縄県統一連/やんばる統一連)挨拶 吉田務氏(やんばる統一連代表)
10分~ 翁長樹子氏(翁長雄志沖縄県知事夫人)
YouTube動画(5分38秒)

※翁長樹子さんのスピーチ書き起こしがありましたのでご紹介します。
(抜粋引用開始)
いやー本当に必死に勉強しているんです(※金原注:夫の翁長雄志知事は)、それなのに政府は言うことをコレッポチも耳を傾けてくれない、こんな苦しいこと、悔しいことはないです。
でも負けるわけにはいかないですよね、皆さん。
70年前の戦争で、私たちおじいおばあたちはもう命からがら、必死の思いで何とか生き延びて、私たちに命を継いでくれたんです。
両親と私たちの時代は米軍統治を経て、人権もなくて、憲法にも守られずに苦しい時代を過ごしました。
その時代を何とかくぐり抜けて、やっと復帰して、やっとこれで憲法に守ってもらえると思ったら、政府はあの方達です。聞いてもくれない。
沖縄県民には人権がないと言わんばかりの方達が、あらん限りの権力を持って押さえつけようとしてる。
じゃぁ負けて諦めるのか、
どうですか皆さん、諦められますか?
(会場「諦めない!」)
そうです。
諦められないし、必ず私たちはおじいおばあがやったように必ずこらえて押し返して、
先の子供達にはもっといい沖縄を残したい。
(会場拍手「ナトンドー!(そうだ!)」)
頑張るしかないです私たちは。
心折れないで下さいよ、
大丈夫ですか?
頑張りましょうね!(拍手)
(引用終わり)
18分~ 照屋大河氏(社会民主党沖縄県連合委員長、沖縄県議会議員)
29分~ 稲嶺進氏(名護市長)
YouTube動画(17分07秒)

48分~ 志位和夫氏(日本共産党委員長、衆議院議員)
YouTube動画(34分59秒)

別動画(34分57秒)

※志位委員長によるスピーチが35分と飛び抜けて長いのは、当初登壇予定であった玉城デニー自由党幹事長(衆議院議員)が他用で出席できなくなったため、急遽2人分やったのだろうか?などと勝手に想像したりしています。
 ちなみに、玉城議員が大事な名護市の集会に参加できなくなったのは、「与野党国会対策委員長会談」が開催されたからでした。自由党のような小政党では、幹事長が国会対策委員長も兼ねなければならず、なかなか大変なようです。そういえば、社民党の照屋寛徳衆議院議員も同じ国会対策委員長会談に出席していましたね。 
 なお、しんぶん赤旗から、志位委員長の発言要点を紹介した部分を引用します。
しんぶん赤旗 2018年1月13日(土)
新基地許さず 名護市政発展を 稲嶺市長必勝 志位委員長が訴え
「オール沖縄」市民集会 会場いっぱいの熱気
(抜粋引用開始)
 志位氏は、今回の選挙の最大争点は辺野古新基地問題であり、2010年の初当選以来「辺野古の海にも陸にも基地は造らせない」という公約を貫いてきた稲嶺市長の存在は「名護市民と沖縄県民にとってかけがえないもの」だと強調。稲嶺市政は保守・革新の垣根を越えた「オール沖縄」の“源流”でもあり、「絶対に負けられません。日本共産党も『オール沖縄』の一員として勝利のために総力をあげます」と訴えました。
 一方、相手の自民党候補は「辺野古隠し」でやり過ごそうとしています。志位氏は「隠しようもない。昨年末には官房長官、年明けには自民幹事長が応援に入りました。辺野古推進の官邸・自民党丸抱えです」と指摘。さらに、名護市議会で「唯一の解決策が辺野古移設」だと宣言した人物であり、市長候補としても、新基地受け入れを前提とした「再編交付金」を受け取ると公言している人物です。「日米両政府の“代理人”に市長をまかせるわけには絶対にいきません」と力をこめました。
 志位氏は、沖縄県内での米軍機の相次ぐ事故について「異常事態」だと批判。一昨年のオスプレイ墜落以降、沖縄全域で普天間所属機が事故を繰り返していることをあげ、「“普天間基地は市街地にあるから危険、海辺の辺野古に移せば安全”という基地『移設』合理化論は完全に打ち砕かれました。普天間を辺野古に移しても、危険な基地が沖縄にある限り、危険は変わりません。それどころか、辺野古には普天間の4倍の100機のオスプレイが配備され、県民全体への危険性はいよいよ深刻になります」と強調しました。
 その上で、「普天間基地は無条件撤去、辺野古新基地の中止、海兵隊の沖縄からの撤退以外に道はない」と呼びかけました。
 志位氏は、安倍政権が強権と無法で新基地建設を強行しても、現状は護岸総延長の4%にすぎないことを指摘。(1)美謝川の水路切り替え(2)埋め立て土砂の調達―など、基地建設を阻止する名護市長や沖縄県知事の法的権限をあげて、「新基地反対を貫く稲嶺市長、翁長知事がいる限り基地は絶対に造れません。追い詰められているのは安倍政権であり、追い込んでいるのは『オール沖縄』の側です。ここに確信をもって、稲嶺さんの勝利を必ず勝ち取りましょう」と訴え、大きな拍手に包まれました。
 志位氏は、相手陣営が、稲嶺市長が「米軍再編交付金」を受け取らないことを「損失だ」と述べていることに言及しました。
 そもそも「再編交付金」は新基地建設の「見返り」であり、期限は10年です。稲嶺市長が「ただでもらったものは残らない。残るのは、基地から発生する騒音、墜落、事件・事故だ」が指摘していることにふれ、「一時のカネで名護の未来を売るようなことはしない。稲嶺市長の姿勢こそ、子や孫に責任を負う政治家の取るべき姿勢です」と訴え、「そうだ」の声が響き渡りました。
 志位氏は、稲嶺市政が「再編交付金」に頼らず、この7年間で歳入を総額で508億円も増やし、中学校卒業までの子どもの医療費実質無料化、保育園増設や学校耐震化の100%達成、国保税の住民負担軽減―などの実績をあげてきたことを紹介。「稲嶺市長でこそ、誇りと尊厳ある名護市をつくることができます」と訴えました。
 志位氏は稲嶺市長について、市長になってからも8年間、交通安全指導員として路上に立ち続けていることをあげ、「温かく誠実な政治家」だと紹介。同時に、「辺野古の海にも陸にも基地を造らせない」との公約を2期8年貫いてきた「ブレない強さをもった政治家」だと強調しました。
 最後に志位氏は、「残る期間、党派を超えて稲嶺さんへの支持を広げに広げ、稲嶺勝利で辺野古新基地に決着をつけ、基地のない平和で豊かな沖縄、『子どもの夢 未来 紡ぐ名護のまち』をつくろう」と力を込めました。
(引用終わり)
1時間24分~  屋比久稔(やびく・みのる)氏(選対本部長、名護市議会議長)
1時間32分~ 情勢報告・行動提起 中村司氏(沖縄県統一連代表幹事)
1時間46分~ がんばろう三唱
 
 翁長樹子県知事夫人と志位和夫日本共産党委員長、お2人のスピーチに耳をかたむけながら、「聴衆の心を撃つ応援演説というのはこういうものなんだ」と思い知らされました。是非皆さん、これらのスピーチの内容を「拡散」し、巡り巡って少しでも、辺野古新基地建設NO!の力となれるように頑張りましょう。

「1111 GENPATSU ZERO 反原発☆国会前集会」(首都圏反原発連合)の動画を視聴しよう

 2017年11月12日配信(予定)のメルマガ金原.No.2984を転載します。
 
「1111 GENPATSU ZERO 反原発☆国会前集会」(首都圏反原発連合)の動画を視聴しよう
 
 私が、現在「毎日更新」しているブログのベースとなった「メルマガ金原」の配信をスタートしたのは2011年3月28日のことでした。それは、東京電力福島第一原発事故に大きな衝撃を受け、少しでも良い情報、役に立つ情報を集め、周りの人に知らせたいという、やむにやまれぬ焦燥感が原動力であったと思います。当然のことながら、配信する内容は、大半が原発関連でした。
 しかし、3.11から6年8か月が経過した現在、気がついてみると、ブログで取り上げる素材(カテゴリー)は、「憲法」「政治」などに大きく偏り、ここ最近は特に、「原発」を取り上げることが稀になっていたことにあらためて気がつきます。
 5月3日の「安倍改憲提言」、それに引き続く衆議院の解散・総選挙という状況に立ち向かうため、やむを得ない面があるとはいえ、「これではいけない」という自省の念がしきりです。
 
 実際、今日ご紹介する、昨日(11月11日)国会前で開かれた「1111 GENPATSU ZERO 反原発☆国会前集会」の動画を見るにつけ、主催団体である首都圏反原発連合の皆さんが、2012年の高揚期を過ぎ、集会参加者が目に見えて減少した後にも、なお活動を継続している姿に素直に感動します。そして、そのような姿が、私たち1人1人に対し、自分が何をしなければならないのか、という問いを突き付けているのだということに気付かされます。
 
 ところで、以下には「shusei ch1」さんの動画をご紹介しますが、野外の集会で、これほど音声も画像もクリアな動画はめったにお目にかかれません。音声については、主催者が用意したPAシステムが優秀ということもあるのでしょうが。
 
松崎ナオ氏 オープニング・ライブ 「★1111 GENPATSU ZERO 反原発☆国会前集会」[1/4]2017.11.11 @国会正門前(20分)

 
「★1111 GENPATSU ZERO 反原発☆国会前集会」[2/4]2017.11.11 @国会正門前(1時間37分)

冒頭~ 主催者挨拶 ミサオ・レッドウルフ氏(首都圏反原発連合) 
3分~ 鎌仲ひとみ氏(映像作家)
10分~ 日本共産党
 畑野君枝氏(衆議院議員)
 藤野保史氏(衆議院議員)
 吉良よし子氏(参議院議員)
17分~ 渡辺浩一郎氏(自由党/元衆議院議員)
21分~ 有田芳生氏(民進党/参議院議員)
27分~ 真山勇一氏(民進党/参議院議員)
33分~ 福島みずほ氏(社民党/参議院議員)
41分~ 伴英幸氏(原子力資料情報室共同代表)
46分~ お知らせ&コール 服部氏(首都圏反原発連合)
53分~ 古賀茂明氏(元経産官僚、フォーラム4代表)
1時間01分~ 竹内昌義氏(東北芸術工科大学デザイン工学部建築・環境デザイン学科教授)
1時間05分~ 島田広氏(大飯原発福井訴訟弁護団団長)
1時間10分~ コール
1時間13分~ 福永正明氏(核武装国インドへの原発輸出に反対する市民ネットワーク世話人)
1時間17分~ 吉田明子氏(パワーシフト・キャンペーン、国際環境NGO FoE Japan)
1時間24分~ 小熊英二氏(社会学者、慶應義塾大学教授)
1時間31分~ 菅直人氏(立憲民主党最高顧問/衆議院議員)
 
ATS氏 エンディング・ライブ 「★1111 GENPATSU ZERO 反原発☆国会前集会」[3/4]2017.11.11 @国会正門前(6分)

 
香山リカ氏 + 北海道反原連から スピーチ 「★1111 GENPATSU ZERO 反原発☆国会前集会」[4/4]2017.11.11 @国会正門前(5分)

冒頭~ 香山リカ氏(精神科医、立教大学教授)
4分~ サイトウ氏(北海道反原発連合)  

「共謀罪は廃止できる!9・15大集会」&デモ大成功!~動画で追体験しましょう

 2017年9月17日配信(予定)のメルマガ金原.No.2938を転載します。
 
「共謀罪は廃止できる!9・15大集会」&デモ大成功!~動画で追体験しましょう
 
 今年の2月6日からスタートした共謀罪シリーズの第37回、6月15日の法案成立後に限れば5本目の記事となります。
 先月(8月)27日のシリーズ第36回で予告した「共謀罪は廃止できる!9・15大集会」が、一昨日(9月15日)、日比谷野外音楽堂に3000人の参加者が集まって開催され、集会後のデモも含め、共謀罪廃止を大きくアピールできましたので、その模様を伝える動画を視聴することによって多くの方に追体験していただき、共謀罪廃止へのモチベーションをあらためて高めたいと思います。
 
 いろんな方が集会やデモの様子を撮影してアップしてくださっていますので、複数ご紹介することにします。
 まず、集会とその後のデモまで1本にまとまっているのが、「Makabe Takashi」さんと「UPLAN(三輪祐児)」さんによる動画です。
 
未来のための公共 #個人の権利と自由を求める銀座デモ 共謀罪は廃止できる!9・15大集会 2017年9月15日(2時間33分)

冒頭~ プレ企画 制服向上委員会ミニライブ
16分~ コール練習 山崎友代さん(共謀罪NO!実行委員会)
17分~ 開会 司会 馬場ゆきのさん、谷虹陽さん(未来のための公共)
19分~ 主催者挨拶 山口薫さん(アムネスティ・インターナショナル日本)
アピール「共謀罪は廃止しなくてはならない」
 24分~ 海渡雄一さん(弁護士、共謀罪NO!実行委員会)
国会議員から
 29分~ 有田芳生参議院議員(民進党)
 34分~ 藤野保史衆議院議員(日本共産党)
 39分~ 福島みずほ参議院議員(社民党)
 45分~ 渡辺浩一郎(元)衆議院議員(自由党)
 49分~ メッセージ(糸数慶子参議院議員(沖縄の風))代読
51分~ コール1 山崎友代さん(共謀罪NO!実行委員会)
53分~ カンパ要請 金智子さん(反差別国際運動) 
「共謀罪廃止のための連絡会」参加団体から
 55分~ 芹澤齊さん(自由人権協会代表理事)
 59分~ 篠田博之さん(日本ペンクラブ言論表現委員会)
 1時間03分~ 野平晋作さん(ピースボート共同代表)  
 1時間07分~ 満田夏花さん(国際環境NGO FoE Japan事務局長)
 1時間10分~ 近藤恵子さん(女性と人権全国ネットワーク 共同代表)
 1時間13分~ 三澤麻衣子さん(共謀罪対策弁護団事務局長)
 1時間16分~ 内田雅敏さん(戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会)
 1時間20分~ 岩崎貞明さん(日本マスコミ文化情報労組会議)
1時間22分~ 集会宣言 纐纈美千世さん(日本消費者連盟事務局長)    
1時間24分~ デモ説明 盛本達也さん(戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会)
1時間26分~ コール2 山崎友代さん(共謀罪NO!実行委員会)
1時間29分~ デモ
 
20170915 UPLAN【野音集会と銀座デモ】共謀罪は廃止できる9.15大集会(2時間27分)

冒頭~ 制服向上委員会ミニライブ
16分~ コール練習
18分~ 共謀罪は廃止できる!9・15大集会
1時間23分~ 集会終了・デモ出発
 
 次に、制服向上委員会ライブと集会が1本にまとまっている(デモはなし)動画として、「ken23qu」さんのものをご紹介しておきます。
 
2017.09.15 共謀罪は廃止できる!9・15大集会(1時間29分)

冒頭~ 制服向上委員会ミニライブ
18分~ コール練習
20分~ 共謀罪は廃止できる!9・15大集会
 
 発言者ごとに細切れでアップしてくれている(手間がかかったでしょうね)「The River」さんの動画もありました。
 ここでは、纐纈美千世さんによる集会宣言と、5分割された集会後のデモの様子をご紹介します(デモの映像はこれが一番クリアかも)。
 ところで、盛本達也さんによるデモ説明によると、デモ隊はおおむね5つのグループに分けられていたようで、先頭から、①市民・NGO団体、②未来のための公共、③市民・NGO団体、④戦争をさせない1000人委員会、⑤共同センターという順番でした。「The River」さんの5分割デモ動画の2本目と3本目が「未来のための公共」グループで、そのSEALDs風としてお馴染みになったスタイルは、やはり、その他のグループとはかなり異質ですね。
 
2017.09.15「共謀罪は廃止できる!9.15 大集会」:〈集会宣言〉纐纈美千世さん (日本消費者連盟事務局長)【19/29】(2分10秒)

2017.09.15「共謀罪は廃止できる!9.15 大集会」: 銀座デモ (1)【21/29】(6分46秒)

2017.09.15「共謀罪は廃止できる!9.15 大集会」: 銀座デモ (2) - 未来のための公共【22/29】(25分33秒)

2017.09.15「共謀罪は廃止できる!9.15 大集会」: 銀座デモ (3) - 未来のための公共【23/29】(17分11秒)

2017.09.15「共謀罪は廃止できる!9.15 大集会」: 銀座デモ (4)【24/29】(1分41秒)

2017.09.15「共謀罪は廃止できる!9.15 大集会」: 銀座デモ (5)【25/29】(0分57秒)

 
(弁護士・金原徹雄のブログから/共謀罪シリーズ)
2017年2月6日
レファレンス掲載論文「共謀罪をめぐる議論」(2016年9月号)を読む
2017年2月7日
日弁連パンフレット「合意したら犯罪?合意だけで処罰?―日弁連は共謀罪に反対します!!―」(五訂版2015年9月)を読む
2017年2月8日
「共謀罪法案の提出に反対する刑事法研究者の声明」(2017年2月1日)を読む
2017年2月10日
海渡雄一弁護士with福島みずほ議員による新春(1/8)共謀罪レクチャーを視聴する
2017年2月21日
共謀罪をめぐる最新ニュース、動画、声明のご紹介
2017年2月23日
日本弁護士連合会「いわゆる共謀罪を創設する法案を国会に上程することに反対する意見書」(2017年2月17日)を読む
2017年2月24日
「安倍政権の横暴を許すな!」連続企画@和歌山市のご案内~3/3共謀罪学習会&3/25映画『高江―森が泣いている 2』上映と講演
2017年2月28日
共謀罪をめぐる最新ニュース、動画、声明のご紹介vol.3
2017年3月1日
ついに姿をあらわした共謀罪法案(組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律等の一部を改正する法律案)
2017年3月3日
「共謀罪」阻止の闘いは“総がかり”の枠組みで~全国でも和歌山でも
2017年3月4日
共謀罪をめぐる最新ニュース、動画、声明のご紹介vol.4

2017年3月6日
共謀罪に反対するのも“弁護士”、賛成するのも“弁護士”
2017年3月8日
共謀罪をめぐる最新ニュース、動画、声明のご紹介vol.5~「テロリズム集団その他」のまやかし

2017年3月9日
3月9日、和歌山で共謀罪に反対する街頭宣伝スタート~総がかり行動実行委員会の呼びかけで
2017年3月17日
共謀罪をめぐる最新ニュース、動画、声明のご紹介vol.6~立憲デモクラシーの会が声明を出しました
2017年3月21日
閣議決定された「共謀罪」法案~闘うための基礎資料を集めました
2017年3月31日
2017年4月7日
2017年4月14日
共謀罪をめぐる最新ニュース、動画、声明のご紹介vol.9~民科法律部会の声明を読む
2017年4月18日
声明「許せない「共謀罪」」~「「大逆事件」の犠牲者を顕彰する会」が引き継ぐ「志」
2017年4月26日
緊急開催!和歌山弁護士会「共謀罪法案(テロ等準備罪)を考える県民集会」(5/10@プラザホープ)
2017年4月27日
高山佳奈子京都大学大学院教授による共謀罪法案についての参考人意見陳述(2017年4月25日・衆議院法務委員会)を読む

2017年5月9日
「共謀罪」阻止のために~5/9WAASA学習会で話したこと、6/11くまの平和ネットワーク講演会で話すべきこと

2017年5月17日
「共謀罪」をめぐる5月16日の動きを動画で振り返る~衆議院法務委員会参考人質疑、日比谷野音大集会、立憲デモクラシーの会シンポ

2017年5月20日
闘いはこれからだ~5/19「安倍政治を終わらせよう5.19院内集会」&5/20「安倍政権に反対する和歌山デモ」
2017年5月22日
「共謀罪」法案の衆議院における修正案(可決)を読む
2017年6月6日
予告・「共謀罪」って何?こんなにある問題点!(講師:金原徹雄弁護士)@新宮市(6/11)と真宗大谷派による共謀罪法案反対声明(5/18)
2017年6月7日
国際ペン会長声明「共謀罪は日本の表現の自由とプライバシーの権利を侵害する」&加藤健次弁護士による現状分析
2017年6月10日
2017年6月11日 
2017年6月15日
「共謀罪」法案の参議院採決は違法だ(付・日弁連、市民連合、日本ペンクラブなどによる抗議声明)

2017年6月19日
「学者の会」呼びかけ人一同が発表した「共謀罪法案の強行採決に対する抗議声明」(6/18)を読む
2017年6月26日
2017年8月27日

市民連合「第4回全国市民意見交換会」(9/10)が開催されました

 2017年9月10日配信(予定)のメルマガ金原.No.2931を転載します。
 
市民連合「第4回全国市民意見交換会」(9/10)が開催されました
 
 今日(9月10日)午前10時30分から午後4時までの日程で、全日通霞ヶ関ビルディング8F大会議室において、市民連合(安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合)が主催する「第4回 全国市民意見交換会」が開かれました。
 実は、「どうやら9月10日に、市民連合が全国意見交換会を開くらしい。」ということを私が知ったのは、8月10日(木)の昼休み、第38回「憲法の破壊を許さないランチTIMEデモ」(呼びかけ:憲法9条を守る和歌山弁護士の会)の集合場所である和歌山市役所前でのこと、和歌山県平和フォーラムの藤原慎一郎さんから、「平和フォーラム・原水禁メールマガジン」(第233号)の「今後の主な取り組み」の中に、「9月10日 市民連合全国交流会(10:00~全日通会館)」という記載があるけれど、聞いていますか?と声をかけられたのが最初でした。
 その後、8月18日(月)に市民連合わかやまの会議に参加した際も、それ以上の知識の持ち合わせのある者は(共同代表を含めて)誰もいないという有様でした。
 何しろ、市民連合のホームページFacebookTwitterをしらみつぶしに閲覧しても、交流会についての記述は全然見つからないのですからね。
 そして、ようやくその全国交流会の全貌(?)が判明したのは、回り回って「第4回全国市民意見交換会のご案内」(7月28日付で市民連合が発出した文書)が市民連合わかやまのMLにたどり着いた8月21日(月)のことでした。やれやれ。
 この「ご案内」を読んでみると、「市民と野党の共闘の深化と衆院選に向けた戦略の構築を目指す目的で」第4回全国市民意見交換会を開催するので出席して欲しいという要請書なのですが、「尚、会場の都合上、参加人数は小選挙区の団体は1名、小選挙区の団体がない県の団体は2名とさせていただきます。」とあり、完全クローズドの集会であることが分かりますので、インターネットでの告知を一切行わなかったことも理解できないことはありません。
 
 さて、その第4回全国市民意見交換会です。長丁場の意見交換会ですから、ネット公開できる部分とそうでない部分が当然あります。
 公開された第1部前半と第3部をライブ配信した上で、早速、1時間32分の動画をアップしてくださった「Makabe Takashi」さんのYouTube動画をご紹介します。
 ちなみに、第2部は「意見交換会(分科会)」でした。
 
市民連合 第4回全国意見交換会~市民と野党の共闘の深化と総選挙に向けた戦略~(1時間32分)

第1部(前半)
冒頭~ 司会(佐藤学氏、長尾詩子氏)
4分~ 開会挨拶 高田健氏(戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会)
10分~ 市民連合の紹介 広渡清吾氏(東京大学名誉教授)
19分~ 山口二郎氏(法政大学教授)「立憲デモクラシーの危機から政権交代へ」
第3部
49分~ 各分科会からの報告
1時間11分~ ファシリテーターからの報告
 1時間11分~ 山口二郎氏
 1時間14分~ 長尾詩子氏(安保関連法に反対するママの会)
 1時間17分~ 池田亮子氏(同上)
1時間19分~ まとめ 中野晃一氏(上智大学教授)
1時間28分~ 閉会 佐藤学氏(安全保障関連法に反対する学者の会)
 
 第3部の各分科会からの報告を聴きながら、身につまされる思いをする方も多いのではないかと思いました。
 複数の方が言及されているように、10月22日投開票の衆院トリプル補選の結果が非常に重要なものになることが共通に認識されているようでした。補選告示までもう1ヶ月しかなく、第4回全国市民意見交換会を開くタイミングとして、この9月10日より遅らせる訳にはいかなかったということでしょう。
 民進党代表選が終わり、予想通りというか予想以上にゴタゴタが続く同党ですが、明日以降、また5人の衆議院議員が離党するという観測記事が出ているその中に、和歌山1区の現役議員もいるのですよね。さてさて・・・。
 いずれにせよ、各地の実情に応じた「(相対的に)最もましな選択」をせざるを得ない状況は全然変わっていない、と言うよりも、より状況は厳しくなっているように見えます。
 今日の全国市民意見交換会に出席できなかった地域においても、今後の運動の参考とするため、是非視聴されることをお勧めします。

大阪弁護士会シンポジウム「カジノ実施法の制定阻止に向けて」(9/16)への参加を呼びかけます

 2017年9月4日配信(予定)のメルマガ金原.No.2925を転載します。
 
大阪弁護士会シンポジウム「カジノ実施法の制定阻止に向けて」(9/16)への参加を呼びかけます
 
 昨日(9月3日)、和歌山県民文化会館で開かれた「第24回全国市民オンブズマン和歌山大会」2日目の分科会のうち、私が「カジノ・ギャンブル分科会」に参加したことは、昨日のブログ(「第24回全国市民オンブズマン和歌山大会」に参加して)でご報告したとおりです。
 
 その分科会の受付で貰った各種団体による企画告知チラシの中に、来る9月16日(土)に大阪弁護士会が主催するシンポジウム「カジノ実施法の制定阻止に向けて」への参加を呼びかけるチラシ(のモノクロコピー)が含まれていました。
 幸いこの日程であれば、私も参加できそうです。
 是非多くの方に参加していただきたく、大阪弁護士会ホームページチラシから、開催概要を引用したいと思います。
 
(引用開始)
イベントのお知らせ
シンポジウム「カジノ実施法の制定阻止に向けて」を開催します
 
 「特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律」(いわゆる「カジノ解禁推進法」)の成立を受け、現在、政府において特定複合観光施設区域整備推進本部を立ち上げ、カジノ設置に向けた実施法の策定が議論され、本年7月31日に取りまとめがなされ、意見募集がなされました。
 そして、秋の臨時国会に実施法法案の提出が予定されています。
 カジノ解禁は、①暴力団などの関与、②犯罪の発生、③風俗環境の悪化、④青少年への悪影響、⑤ギャンブル依存症患者の増加、⑥経済的効果を上回る社会的コストの存在、⑦多重債務問題再燃の危険性などの問題を含んでいることに加えて、わが国では近代法制定以前から厳禁され、刑罰の対象とされてきた賭博行為を、特定の場所、特定の者に限定して非犯罪化するものであって、史上初めて民間賭博を公認するという、わが国の刑事司法政策に極めて重大な変更をもたらすものとなります。
 しかし、取りまとめにおいても、これらの課題を克服するための具体的な基準は示されていません。
 また、特に大阪府と大阪市はカジノ誘致に積極的であり、2025年の万博誘致によるインフラ整備とセットしてカジノを誘致しようとしています。
 本シンポジウムでは、取りまとめの問題点、大阪へのカジノ誘致がされた場合の問題点について考えていこうと思っていますので、奮ってご参加ください。
 
プログラム
IR型カジノの内容と問題点
 報告者 吉田 哲也 氏
       (日弁連カジノ・ギャンブル問題検討ワーキンググループ委員
         兵庫県弁護士会所属弁護士)
政府によるとりまとめ状況の報告
 報告者 消費者保護委員会委員
大阪でのカジノの誘致に関する問題点
 報告者 桜田 照雄 氏(阪南大学流通学部教授)
 
日時 2017年(平成29年)9月16日(土)午後1時30分~4時
   (開場:午後1時)
会場 大阪弁護士会館会館 2階201・202会議室(大阪市北区西天満1-12-5)
    ※アクセス 
参加費    無料
主催 大阪弁護士会
 
申込方法   
・必要事項を入力して「確認」ボタンを押していただくと、申込が完了します。
・申込完了のメールを希望される方は、メールアドレスの項目にメールアドレスを入力してください(申込完了のメールを希望されない方は、メールアドレスの入力はされなくても結構です。)。
問い合わせ先 大阪弁護士会委員会部人権課 TEL:06-6364-1227
(引用終わり)
 
 昨日の「第24回全国市民オンブズマン和歌山大会」分科会でも、吉田哲也弁護士が基調報告をされていましたし、桜田照雄先生も、参加者として発言しておられました。けれども、何を言うにも限られた時間の中でのことでしたので、16日の桜田先生の報告には期待しています。
 私自身はまだ未入手ですが、桜田先生には、『カジノで地方経済再生の幻想—アメリカ・カジノ運営業者の経営実態を見る』(自治体研究社/2015年1月刊)という単著もあります。
 ちなみに、2016年12月18日(日)14時より、大阪都構想反対運動などに取り組んできた若者グループSADL(サドル、民主主義と生活を守る有志)が桜田照雄先生を講師に招いて開催した大阪経済学習会「万博・カジノは必要か?」の模様がIWJの中継動画で視聴できます。ただし、全編動画は会員限定ですが、非会員の方でも5分弱のハイライト動画はご覧いただけます(IWJ会員登録)。
 
ハイライト動画
 

 「カジノ実施法制定阻止」が絶対に必要と考えておられる関西圏の皆さま、特に地元知事がカジノ誘致を強力に推進している大阪府、和歌山県の皆さま、今後の反対運動をどう進めるかについての有益なヒントを得られる貴重な機会だと思いますので、大阪弁護士会に事前申込みをした上で、是非ご参加ください。
 
 なお、申込みは、大阪弁護士会ホームページから入れる上記参加申込フォームから申し込むのが簡便だと思いますが、ネット環境のないお知り合いには、チラシ裏面の参加申込書に所定事項を書き込み、大阪弁護士会人権課宛FAX(06-6364-7477)で申し込むこともできるとお伝えください。
 
(弁護士・金原徹雄のブログから/カジノ関連)
2016年12月8日
カジノ推進法案をめぐる和歌山の現状と読売新聞による徹底批判
2017年2月27日
和歌山弁護士会「いわゆる「カジノ解禁推進法」の成立に抗議し、同法の廃止を求める会長声明」(2017年2月27日)と和歌山でのカジノ誘致の動き
2017年3月10日
「カジノで観光・まちづくり!?ちょっと、おかしいんとちゃうか!緊急トーク集会」3/13@プラザホープのご案内と4月・5月の「予告編」
2017年3月26日
「カジノあかん3・25大阪集会」動画のご紹介と12/12参議院内閣委員会での新里宏二弁護士と鳥畑与一静岡大教授の反カジノ意見陳述
2017年4月5日
「カジノ実施法案」作成作業が始まりました~クリーンなカジノの実現を目指して(!?)
2017年6月21日
和歌山でのカジノ誘致に反対する動き~和歌山弁護士会「会長声明」(6/16)とカジノ問題を考える和歌山ネットワーク準備会「市民集会」(7/19)
2017年7月5日
2017年8月18日
2017年8月19日
2017年8月30日
2017年9月1日
2017年9月3日

「第24回全国市民オンブズマン和歌山大会」に参加して

 2017年9月3日配信(予定)のメルマガ金原.No.2924を転載します。
 
「第24回全国市民オンブズマン和歌山大会」に参加して
 
 昨日(9月2日)・今日(3日)の2日間、和歌山県民文化会館を会場として開催された、「第24回全国市民オンブズマン和歌山大会」に参加してきました。今年のテーマは、「「忖度」の闇に光を!!権力のえこひいきをただす」という、まことに時宜に適ったものでした(写真は、開会挨拶を行う現地実行委員会委員長の阪本康文弁護士です)。
DSCN1855 私は、時間の都合で、昨日の1日目は前半のみの参加で、各地からの報告を聞けなかったのは残念でしたが、「政務活動費情報公開度ランキング」の発表はぎりぎり聞くことができました。なお、大会前日の9月1日(金)午後2時から、全国市民オンブズマン連絡会議が県民文化会館で記者会見を開き、「2017年度 政務活動費 情報公開度ランキング アンケート調査結果について」発表を行ったようで、大会の取材記事は見当たらないものの、和歌山県、和歌山市が著しく低位にあるこのランキングだけを報じたメディアもありました。
 以下に、大会を取材して記事を掲載してくれた和歌山放送ニュースを引用し、ランキングの内容を報じた新聞記事2つにリンクしておきます。
 
和歌山放送ニュース 2017年09月02日 18時34分
第24回市民オンブズマン全国大会、和歌山で初開催
(抜粋引用開始)
 政務活動費の使い道の透明化を求めて活動している市民オンブズマンの全国大会が、きょう(2日)和歌山市で開かれました。
 きょう午後1時から、和歌山市の県民文化会館で開かれた全国大会には、全国の市民オンブズマンのメンバーらおよそ200人が参加し、はじめに、実行委員会の阪本康文(さかもと・やすふみ)実行委員長が「私たちは、情報公開の前提となる公文書の保存や管理について厳しく追及していかなければならない。ことし話題の『忖度』をテーマに、2日間、実りある議論をしましょう」と挨拶しました。
 大会では、全国各地の市民オンブズマンの担当者がそれぞれの活動や情報公開の調査結果を報告したほか、森友学園や加計学園の問題を表した寸劇が行われました。また、新海聡(しんかい・さとし)事務局長は和歌山県の「口利き記録制度」の有無を紹介し、「和歌山県は制度を持っているが、不当なもののみ記録するのでゼロ件となっている。すぐに要件を外さないと忖度がまかり通ってしまう」と指摘しました。この大会は、あす(3日)も開かれます。
 ところで、全国市民オンブズマン連絡協議会は全国の主な議会を対象に、領収書や活動報告書をインターネットで公開しているかや、支出の基準を示したマニュアルを作成しているかなどの基準で、政務活動費の情報がどれだけ公開されているかを調査し、きのう(1日)結果を公開しました。
 それによりますと、和歌山県議会は会計帳簿の提出や活動報告書の作成を義務付けていないことや、インターネットでの情報公開が進んでいないことなどから47都道府県中42位にとどまりました。また、和歌山市議会は、人口20万人以上の48の中核市のなかで、下から2番目の47位でした。
(引用終わり)
 
朝日新聞(和歌山) 2017年9月2日03時00分
政活費公開度 県42位 和歌山市47位(土井恵里奈、杢田光)
 
紀伊民報(2017年9月2日更新)
情報公開度全国42位 和歌山県議会の政活費
 
 なお、9月1日の記者会見を予告した全国市民オンブズマン連絡協議会のホームページから、 
を読むことができます。
 その中から、都道府県・政令市・中核市ごとの上位・下位の自治体を抽出した部分を引用します。
 
(抜粋引用開始)
3 調査結果
(1)最下位の自治体とトップの自治体
(ア)都道府県
  最下位 埼玉県 11点
  43位 群馬県、山口県、佐賀県、宮崎県 12点
  42位 和歌山県 15点
  1位 兵庫県 97点
  2位 富山県、大阪府 92点
  4位 青森県、高知県 74点
(イ)政令市
  最下位 名古屋市 12点
  19位 横浜市 14点
  18位 岡山市 15点
  1位 堺市 94点
  2位 静岡市 66点
  3位 京都市 64点
(ウ)中核市
  最下位 越谷市 7点
  47位 和歌山市 9点
  45位 船橋市、福山市 15点
  1位 函館市 100点
  2位 郡山市 95点
  3位 高崎市 80点
 政務活動費(調査費)の公開は、ほとんどの自治体において、主として領収証や会計帳簿の公開の有無を課題として、議会内で議論されてきた。しかし、政務活動費の公開度の進展は、私たちがかつて行った、情報公開度ランキング(1997年〜2008年)調査での、首長部局の改善の速度と比較して、はるかに遅い。その理由は、議会内での政務活動費の開示に向けた議論が、市民目線に立っていないことに尽きる。こうしたことは、それまでも、一応の制度の改善に取り組んできた富山市において、昨年、組織的とも言える政務活動費の不正支出が明らかになったことが象徴している。つまり、政務活動情報の開示に向けた議会内での議論は、常に、「どこまで情報を公開してなくても良いのか」という後ろ向きの視点をもとにされてきた。だからこそ、「公開しなくても良い部分」あるいは「制度の裏」での不正が繰り返される、という悪循環を産むのだ。こうした悪循環は、都道府県で最下位となった埼玉県議会で、政務活動費の不正が現在取りざたされていることからも裏付けられよう。
 トップと最下位との素点の差は、今となってはかなり大きくなっている。だからといって、トップがすぐれている、ということにはならない。私たちの今回の調査は、政務活動費が有効に使われているかを私たちが判断するためのカナメというべき「政務活動費を支出してどのような調査研究活動をし、成果を挙げたかが公開されているか」に関する情報としては、活動報告書と視察報告書だけを採りあげたに過ぎず、しかも、その内容を一切評価していないからである。従って、視察報告書や調査報告書がA4一枚であろうとも、さらに、昨年、幾つかの自治体で指摘されたように、数人の視察報告書や調査報告書がほとんど丸写しのものであったとしても、それらをネットで公開していれば、10点の素点を配点する結果となっている。今回は政務活動費の支出の説明のための器の調査に過ぎないのである。
 立派な器に何を盛るかは議員にかかっている。現在のところ、上位の自治体であっても、そこに盛られる料理は、政務活動費という料理の代金にとても見合うものではない、というのが実情ではないだろうか。
(2)83議会(72%)が 50点以下
 かなりゆるい今回の調査項目と素点ですら、50点も採れない自治体が83も存在する。50点は、領収証を原本で提出し、閲覧ができ、会計帳簿を提出、活動報告書、視察報告書の作成、公表、マニュアルをネット公開していれば、ネット公開を全くしない場合でも獲得できる点数だ。50点も取れない、ということは、基本的な情報の作成すら義務付けていない、ということを意味する。
 政務活動費の不正がこれだけ多くの自治体で問題となり、市民の関心が高いにもかかわらず、私たちの調査に対して50点もとれない自治体は、落第というほかない。制度の改善にこれほど不熱心であるということは、所属議員がよほど世論に鈍感か、あるいは政務活動費が公費であることが理解できないか、または政務活動費の透明性を訴える市民を「こんな人たち」などと敵視しているかのいずれかでなければ、これほどの怠慢を説明することはできないだろう。
(引用終わり)
 
 上記説明にあるとおり、「今回は政務活動費の支出の説明のための器の調査に過ぎない」とはいうものの、「50点も取れない」どころか、15点(和歌山県)と9点(和歌山市)ですからね。
 
 そして、2日目の今日の午前中に開かれた4つの分科会の内、私は「カジノ・ギャンブル分科会」に出席しました。
 9時30分から休憩もとらずに2時間びっしりと、基調報告と会場発言が続き、大いに勉強になりました。
 以下には、基調報告をされた5人の方のお名前と報告のテーマをご紹介します。
 
1 吉田哲也氏(弁護士)「カジノ解禁の問題点」
2 宅田潤司氏「和歌山でのカジノ誘致をさせない運動ととりくみについて」
3 竹崎博一氏「りんくうタウン駅ビルと場外馬券場売場」
4 大川隆司氏(弁護士)「横浜市カジノ差止監査請求と反対運動」
5 井上善雄氏(弁護士)「「大阪カジノ万博」恥ずかしくなる貧相さ」
 
 カジノ実施法(次の臨時国会に上程されると言われている)が成立してしまえば、次は自治体(都道府県)からの申請、国による審査と認可という手順で、当面、全国で2~3箇所のカジノが誕生するのではという見通しのようです。
 私たちは、地元へのカジノ誘致に反対するとともに、全国どこにもカジノを作らせなない運動を展開する必要がある訳です。現実問題として、大阪の「夢洲(ゆめしま)」と和歌山の「マリーナシティ」の両方が認可される可能性はほぼゼロでしょうけど、和歌山の住民にとっても、「夢洲ならまあいいか」ということでは全然ないですからね。
 
 横浜では、近々、カジノ反対の住民監査請求が行なわれるようですし(山下ふ頭の約70%は横浜市の所有地なので)、大阪でも、具体的な動きはまだないにせよ、いずれは法廷闘争も視野に入れた展望がなされているようです。
 本来なら、首長選挙や議会選挙において、カジノ反対派が勝利を収めることが第一のはずですが、先の横浜市長選挙を見ても、これがなかなか容易なことではない。大阪にしてもそうでしょうし、和歌山などなおさらです。
 多くの自治体で、住民が自ら立ちあがらなければどうにもならないという状況が厳然として存在しているのですよね。
 私のブログの「カジノ」シリーズも、どうやらどんどん回を重ねていきそうです。
 
(弁護士・金原徹雄のブログから/カジノ関連)
2016年12月8日
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和歌山弁護士会「いわゆる「カジノ解禁推進法」の成立に抗議し、同法の廃止を求める会長声明」(2017年2月27日)と和歌山でのカジノ誘致の動き
2017年3月10日
「カジノで観光・まちづくり!?ちょっと、おかしいんとちゃうか!緊急トーク集会」3/13@プラザホープのご案内と4月・5月の「予告編」
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「カジノ実施法案」作成作業が始まりました~クリーンなカジノの実現を目指して(!?)
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和歌山でのカジノ誘致に反対する動き~和歌山弁護士会「会長声明」(6/16)とカジノ問題を考える和歌山ネットワーク準備会「市民集会」(7/19)
2017年7月5日
2017年8月18日
2017年8月19日
2017年8月30日
2017年9月1日

「翁長知事を支え、辺野古に新基地を造らせない県民大会」(2017年8月12日)動画を視聴する

 2017年8月14日配信(予定)のメルマガ金原.No.2904を転載します。
 
「翁長知事を支え、辺野古に新基地を造らせない県民大会」(2017年8月12日)動画を視聴する
 
 昨日(8月12日)午後2時から、沖縄県那覇市の奥武山陸上競技場で、「翁長知事を支え、辺野古に新基地を造らせない県民大会」(主催:辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議)が開かれました。
 地元紙・沖縄タイムスの号外を引用しておきます。
 
沖縄タイムス+ 2017年8月12日 16:03
【号外】辺野古の海守る 新基地反対県民大会 オスプレイに抗議
(抜粋引用開始)
 政府が4月に辺野古で護岸整備に着手してから初めての数万人規模の大会。辺野古の工事差し止めを求め国を提訴した翁長雄志知事の後押しを目的に計画された。
 大会宣言では「政府は法解釈をねじ曲げ、沖縄の民意を圧殺し続けている。手続きを無視し、法をおかしてまで行う埋め立て工事は即中止すべきだ」と指摘。「私たちは翁長知事が提訴した辺野古新基地建設工事を差し止める訴訟を支持し、全力で支える」と宣言した。 
 特別決議は「米軍は事故の原因究明を行わないまま事故からわずか2日後、普天間飛行場で同型機の飛行を全面的に再開させた。沖縄県民の生命を軽視する蛮行だ」と強く抗議。普天間の即時閉鎖・撤去、オスプレイの配備撤回や自衛隊への導入撤回などを日米両政府に要求している。決議は後日、両政府の関係省庁・機関に直接提出する。
 大会では翁長知事のほか、稲嶺進名護市長、城間幹子那覇市長らが登壇。16日から米サンフランシスコなどを訪れ、市民団体や労働組合、米連邦議会議員などに辺野古反対を訴える訪米団も決意を表明した。
(引用終わり)
 
 大会の模様は、琉球新報が動画をアップしてくれていましたので、これをご紹介します。常に沖縄の状況を知ろうと努めることが、連帯のための第一歩です。是非視聴してください。
 
翁長知事を支え、辺野古に新基地を造らせない県民大会(1時間22分)

[オール沖縄会議共同代表]
3分~ 高里鈴代氏(基地・軍隊を許さない行動する女たちの会共同代表)
8分~ 玉城愛氏(元SEALDs RYUKYU)
12分~ 高良鉄美氏(琉球大学法科大学院教授)
[オール沖縄会議現地闘争部]
18分~ 山城博治氏(沖縄平和運動センター議長)
[島ぐるみ会議地域ブロック代表]
22分~ 島ぐるみ会議糸満
25分~ 辺野古新基地建設中止を求める会(八重山)
27分~ 島ぐるみ会議宮古
31分~ 島ぐるみ会議宜野湾
33分~ 島ぐるみ会議名護
[総がかり行動実行委員会共同代表挨拶]
36分~ 福山真劫氏(戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会共同代表)
39分~ [オール沖縄第2次訪米団紹介]
[米国からの連帯]
42分~ ピース・アクション
43分~ ベテランズ・フォー・ピース
[自治体首長からの挨拶]
46分~ 城間幹子氏(那覇市長)
49分~ 野国昌春氏(北谷町長)
53分~ 稲嶺進氏(名護市長)
[翁長知事挨拶]
58分~ 翁長雄志氏(沖縄県知事)(~1時間11分)
1時間12分~ [特別決議・採択]
1時間15分~ [大会宣言・採択]
1時間19分~ [メッセージボード(NO辺野古新基地)(我々はあきらめない)アピール]
 
 以上は、沖縄での県民大会の模様でしたが、これに呼応・連帯した企画が全国何箇所かで開催されたようで、そのうち、「首都圏行動」の模様を伝える動画がいくつかアップされていましたので、そのうちの1つをご紹介しておきます。
 
2017.08.12「翁長知事を支え、辺野古に新基地を造らせない沖縄県民大会」に呼応する8/12首都圏行動(1時間41分)

 
(弁護士・金原徹雄のブログから/最近の沖縄関連)
2017年6月24日
2017年7月24日

第24回全国市民オンブズマン和歌山大会(9月2日・3日/和歌山県民文化会館)のご案内

 2017年8月10日配信(予定)のメルマガ金原.No.2900を転載します。
 
第24回全国市民オンブズマン和歌山大会(9月2日・3日/和歌山県民文化会館)のご案内
 
 来る9月2日(土)・3日(日)の両日、和歌山市の県民文化会館小ホールなどを会場として、第24回全国市民オンブズマン和歌山大会が開催されるとのご案内をいただきましたのでご紹介します。
 現地実行委員会は、事実上、「市民オンブズマンわかやま」が担っておられるのだろうと思います。
 
 いまどき「オンブズマン」という言葉を聞いたことがないという人はほとんどいないと思いますが、あらためて「オンブズマンって何?」と尋ねられて、的確・簡明な説明ができる人も多くはないかもしれません(私もそうです)。
 そこで、ここでは、「全国市民オンブズマン連絡会議」ホームページに掲載された「よくある質問」の一部を引用しておきます。
 
(引用開始)
Q:「オンブズマンombudsman」って何語?どういう意味なの?
A:「オンブズマンombudsman」とは、スウェーデン語で「代理人」を意味する言葉です。もともとは、国民の代理人として行政機関に対する苦情処理や行政活動の監視・告発などを行う職務につく人のことを指し、「オンブズマン制度」は、西欧を中心に普及しています。このように、「オンブズマン制度」とは公的なものであり、「市民オンブズマン」とは別です。(ちなみに、スウェーデン語の「オンブズマン」は、性別に関係なく使えると、スウェーデン大使館に聞きました。)
Q:諸外国では「オンブズマンombudsman」は 議会や行政から任命される「公的なもの」みたいなのですが「市民オンブズマン」っていったい何ですか?
A:1980年に日本ではじめて「市民オンブズマン」を名乗った弁護士達のグループは、“諸外国では、市民の代理人として苦情を聞いて行政を是正する「公的オンブズマン」がいるが、日本にはいないので、市民自ら「オンブズマン」として行政の不正・腐敗を追及していこう”、と考えました。その後、市民一人一人が行政の問題に関心を持って追及していこうとする「市民オンブズマン」の理念が広がり、全国各地に「市民オンブズマン」を名乗る団体が出来ました。2003年現在、「公的オンブズマン」も地方自治体レベルで徐々に出来つつあるらしいですが、あまり把握しておりません。また、行政監視分野だけでなく、福祉分野などで「オンブズ」を名乗る市民団体が出来ていますが、全ては把握しておりません。このように、「市民オンブズマン」といっても、特別な権限はありません。市民がもつ権利を最大限に活用し、「行政を市民の手に取り戻す」活動を行っております。
(引用終わり)
 
 私の地元和歌山県では、「市民オンブズマンわかやま」が以前から積極的に活動しており、特に、地方議会議員による政務活動費の不正使用問題については、一層の情報公開を請願したり、住民監査請求や住民訴訟の提起などを進めています。これらの活動は、ホームページの中の「最近の主な活動」に詳しく紹介されています。
 
 和歌山大会の参加者の多くは、全国各地で市民オンブズマン活動に携わっておられる方々でしょうが、チラシにもあるとおり、「どなたでも参加いただけます。」ということです。2日目の分科会では、和歌山県民にとって切実な問題である「カジノ・ギャンブル」も取り上げられますし、これまで市民オンブズマンの活動を外から眺めていただけの方にとっても、得難い機会ではないかと思います。
 
 現地実行委員会の事務局長(かどうか確認していませんが、多分そうでしょう)の畑中正好さんに電話して確認したところ、「懇親会参加や託児の申込みは期限(8月17日)までにお願いしたいが、2日(土)の全体会、3日(日)の分科会への参加は、事前申込みなしに当日来ていただいても大丈夫です。多くの方のご参加をお待ちしています。」とのことでした。
 畑中さんの電話での口ぶりでは、参加費1,000円(大会資料も欲しければ5,000円)というハードルもあるので、定員オーバーで会場に入りきれないのでは?という心配はあまりしていない様子でした。
 なお、分科会は、県民文化会館内の会議室を使用するとのことでしたが、まずは小ホールに設けた受付に立ち寄っていただきたいとのことでした。 
 それでは、チラシ記載情報を転記して、和歌山大会の内容をご紹介します。
 
チラシ記載情報から引用開始)
-チラシ表面-
第24回全国市民オンブズマン和歌山大会

2017年日(土)・日(日)
和歌山県民文化会館小ホール他
(詳しくは裏面をご覧ください)
 
「忖度(そんたく)」の闇に光を!!
権力のえこひいきをただす
 
 森友学園・加計学園問題は、「忖度(そんたく)」と権力のえこひいきがあった疑いが濃厚です。その闇にオンブズの手法で迫ります。
 「口利き記録制度」の調査は、その延長線です。すべての口利きが記録されれば、闇がみえてきます。みえない口利きがなくなる制度をめざします。
 官僚が業務上作成・使用したメールやメモは公文書。権力の都合で「個人メモ」とされないよう実態調査を行い公表します。
 
【参加費】
1,000円(大会資料の必要な方は5,000円)
懇親会/5,000円
 
どなたでも参加いただけます。
託児所(無料)あります。
懇親会・託児は8月17日(木)までにお申込み下さい。
分科会のみご参加の方も受付は小ホールに設けていますので、小ホールを必ずお通り下さい。
 
参加申し込み・お問合せ
第24回全国市民オンブズマン和歌山大会現地実行委員会
〒640-8158 和歌山県和歌山市十二番丁10 本山ビル3階 市民オンブズマンわかやま内
TEL:073-433-2241 FAX:073-433-2767
mail:wa_obz@naxnet.or.jp
 
-チラシ裏面-
和歌山での全国大会を成功させましょう
  現地実行委員長・弁護士 阪 本 康 文
 大会では、森友学園・加計学園問題の調査結果が発表されます。どこまで「忖度(そんたく)」の闇にせまれるか。権力のえこひいきをただすことにつなげられるか、今から楽しみです。
 チラシに用いた風景は、平成29年度の日本遺産に認定された和歌山市の「絶景の宝庫和歌の浦」です。この写真には写っていませんが左側に「和歌山マリーナシティ」があります。そこに和歌山県・和歌山市は、「カジノを含むIR施設」の誘致をすすめています。カジノ等の施設が視野に入るような景色になれば、絶景はどうなるでしょうか。絶景の宝庫をカジノから守ろうと思うのは私だけではないはずです。そういうこともあって「カジノ・ギャンブル」分科会が設けられました。
 メイン会場320人、懇親会場200人収容可能です。たくさんの皆さんのお越しをお待ちしております。
 
大会スケジュール
9月2日(土)
12:00 開場(和歌山県民文化会館 小ホール)
13:00  開会+実行委員会挨拶
13:05~13:15 基調報告
13:15~13:40 森友学園・加計学園問題情報公開結果
13:40~14:05 口利き記録制度調査結果
14:05~14:15 文書件名簿発表
14:15~14:35 政務活動費ランキング発表
14:35~14:55 休憩
14:55~15:15 寸劇
15:15~17:00 各地報告
17:00~17:20 落札率調査、電力購入・売却調査
17:20~17:40 包括外部監査の通信簿表彰 スピーチ
17:40~18:00 分科会宣伝、事務連絡
18:30~20:00 懇親会(アバローム紀の国)

9月3日(日)
 9:30~11:20 分科会・終了後移動
11:30~12:00 大会宣言、決議(和歌山県民文化会館 小ホール)
12:00 閉会
 
分科会
①「えこひいき監視」
②「政務活動費」
③「カジノ・ギャンブル」
④「自治会」
 
懇親会
アバローム紀の国(県民文化会館から徒歩3分)
(引用終わり)
 
(付記)
 和歌山県外の方が事前申込みをした上で参加しようという場合には、「全国市民オンブズマン連絡会議」ホームページの中の「全国大会」のコーナーをご参照ください。


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日弁連人権擁護大会プレシンポジウム「“公文書”は誰のもの?~あらためて国民の知る権利を考える~」(8/23和歌山弁護士会)のご案内

 2017年7月29日配信(予定)のメルマガ金原.No.2888を転載します。
 
日弁連人権擁護大会プレシンポジウム「“公文書”は誰のもの?~あらためて国民の知る権利を考える~」(8/23和歌山弁護士会)のご案内
 
 日本弁護士連合会の年間最大行事は人権擁護大会であり、今年の第60回大会は、10月5日(木)・6日(金)の両日、滋賀県大津市(びわ湖大津プリンスホテル)で開催されます。
 日弁連人権擁護大会では、1日目に3つの分科会(シンポジウム)を開くことが慣例化しており、今年は以下の3つの分科会が予定されています。
 
第1分科会
「あらためて問う『犯罪被害者の権利』とは
~誰もが等しく充実した支援を受けられる社会へ~」
第2分科会
第3分科会
「琵琶湖がつなぐ人と生きものたち
~市民による生物多様性の保全と地域社会の実現をめざして~」

 そして、各地の単位弁護士会では、この人権擁護大会分科会で取り上げられるテーマに関わってプレシンポジウムを開催することも多いのですが(日弁連への共催申請が認められれば補助金が出るのではなかったかな)、今年は、私の所属する和歌山弁護士会でも、第2分科会「情報は誰のもの?~監視社会と情報公開を考える~」のプレシンポとして、「公文書」に焦点を当て、この問題の第一人者である三宅弘弁護士を講師にお迎えした講演会を開催することになりました(プレシンポと言っても、内容は講演会のようです)。
 森友学園問題や加計学園問題、自衛隊スーダン派遣部隊日報問題などに関心を持つ国民は、「公文書は誰のもの?」という疑問を持たざるを得ないでしょう。
 関心を持つ多くの市民の参加をお待ちしています。
 以下に、チラシ記載情報を転記します。

チラシから引用開始)
日弁連人権擁護大会プレシンポジウム
“公文書”はのもの?
~あらためて国民の知る権利を考える~
 
昨今、行政官庁の公文書の管理体制が問題となっています。行政が持っている情報や文書の開示は、国民の知る権利、民主主義の基礎をなすものです。この機会に、あらためて国民の知る権利とは何か、公文書とは一体誰のためのものなのかについて、一緒に考えてみませんか?
 
2017年8月23日(水)
開場:18:00 開演:18:30
和歌山県民文化会館小ホール
入場無料 
予約不要
 
第1部 基調講演
講師 獨協大学特任教授
    三宅 弘 弁護士(第二東京弁護士会・元日弁連副会長)
【講師略歴】
1983年 弁護士登録(第二東京弁護士会)
1997年、1998年
 東京都における情報公開制度のあり方に関する懇談会委員
1999年、2000年
 内閣府・高度情報通信社会推進本部個人情報保護検討部会委員
2003年~2006年
 内閣府・公文書の適切な管理、保存及び利用に関する懇談会委員
2003年~2011年
 独立行政法人国立公文書館有識者会議委員
2004年、2005年
 総務省・情報公開法の制度運営に関する検討会委員
2010年
 内閣府・行政透明化検討チーム座長代理
2015年4月~2016年3月
 第二東京弁護士会会長・日本弁護士連合会副会長
現在
 獨協大学特任教授(2004年~)
 内閣府・公文書管理委員会委員長代理
 
第2部 会場質問
 
【主催】和歌山弁護士会
【共催】日本弁護士連合会・近畿弁護士会連合会
【お問い合わせ】
〒640-8144 和歌山市四番丁5番地(和歌山弁護士会)
TEL:073-422-4580
FAX:073-436-5322
(引用終わり)


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「平和のための戦争展わかやま2017」(7/29・30プラザホープ)のご案内

 2017年7月16日配信(予定)のメルマガ金原.No.2875を転載します。
 
「平和のための戦争展わかやま2017」(7/29・30プラザホープ)のご案内
 
 今日も、和歌山で開催予定の行事のご案内です。何日も和歌山行事案内を続けていると、ブログのアクセスカウンターは、はっきりと低落傾向を示し続けるのですが、まあ仕方がありません。県外の方には用がないですものね。
 それよりも、メールアカウント不調により、7月6日に「メルマガ金原」の配信を休止して以降、これだけブログのアクセス数が減っているということは、「メルマガ金原」受信者(特にそのうちの和歌山在住の)からブログの読者に転じた人がほとんどいないという歴然とした証拠なので、メールアカウントが復活しても、「メルマガ金原」の配信を再開すべきかどうか考えものです(せっかく毎日の睡眠時間が1時間増えたのだから)。
 
 ところで、今日お伝えしようという企画は、毎年恒例の「平和のための戦争展わかやま」です。主催は実行委員会(2017平和のための戦争展わかやま実行委員会)ですが、考えてみると、戦争展実行委員会のチラシ配布先リストに「金原法律事務所」というのは始めから入っていないようで、これまでも、事前にチラシを貰ったこともありましたが、それは「たまたま」だったようで、今年もいまだに届いていません。先日、和歌山県平和委員会事務局の(だと思うのですが)Sさんが別の用事で私の事務所に来られた際、「戦争展のチラシが欲しい」と伝えておきましたが、まだ届いていません。私の場合、ブログやFacebookで案内できれば良いのですから、チラシの現物がなくても、チラシのPDFファイル(1メガバイト以内)とJPEGファイルをメールで送ってもらえれば良いのですけどね。
 
 いまだに、チラシの現物もデータも届いていない「平和のための戦争展わかやま2017」ですが、九条の会・わかやまホームページの「県内の取り組み」コーナーチラシがようやくアップされましたので、それをそっくり転載させてもらうことにしました。
 実は、この前の月曜日(7月10日)の夜、「守ろう9条 紀の川 市民の会」の運営委員会があり、11月3日(金・祝)に開催する「第14回 憲法フェスタ」準備のための打合せを終えた後の雑談で、私が「どこからもチラシを貰っていないけれど、今年の戦争展はいつ開催されるのか知ってますか?」と話を振ったところ、Aさんから、7月29日(土)と30日(日)にプラザホープで開催されることを教えてもらいましたが(何となくそういう噂は耳に入っていましたけど)、同席していた「九条の会・わかやま」事務局のMさんからも「自分もチラシを貰っていない」という話になり、結局、「九条の会・わかやま」ホームページにも私のブログにも、戦争展の案内が載らないのは、載せるためのシステムが出来ていないからだという認識で一致しました。
 どうやら、その後、Mさんのもとにはチラシが届いたようで、それをMさんがデータ化してホームページ担当のKさんに送り、めでたく7月14日(金)に、「九条の会・わかやま」ホームページに掲載されるに至ったということでしょう。

 ちなみに、チラシのデータ送信(PDFファイルやJPEGファイル)が難しければ、チラシの現物を送っていただいても良いのですが、三つ折りにしたチラシだと、どうしても映像化すると折り目が写ってしまうのですよね。少しでも折り目が目立たないようにしようと思って、重しを乗せてチラシを引き延ばしたりしているのですが(「九条の会・わかやま」事務局でも同じような作業をしているに違いありません)、どうしても折り目が出てしまいます。チラシを折らずに定形外で郵送すると、60円ほど切手代が余分にかかりますが、「九条の会・わかやま」(あるいは「弁護士・金原徹雄のブログ」)に、折り目のないきれいないチラシを掲載してもらうための経費としてはそんなに高くないと思うのですが。主催者の皆さん、よろしくご協力をお願いします。
 
 長い前置きはこれ位にして(結構役に立つ前置きだと思いますが)、以下に、「平和のための戦争展わかやま2017」のチラシ記載情報を、「九条の会・わかやま」ホームページから転載させていただきます(一部私の責任で読みやすいように改訂した箇所があります)。
 今年の戦争展は、例年とは趣を異にし、「沖縄の現在」にフォーカスしています。是非多くの方が訪れてくださいますように。
 
※注 実は、正式な企画のタイトルが「平和のための戦争展わかやま2017」なのか、それとも「2017平和のための戦争展わかやま」なのか、自信がありません。昨年までのタイトルや今年の実行委員会名称から考えると、「2017」が先頭に来ることになるはずですが、今年のチラシの記載は、どう考えても「2017」が最後に来ています。とりあえず、チラシのタイトルに準拠して「平和のための戦争展わかやま2017」としておきます。
 
チラシ文字情報から引用開始)
平和のための戦争展 わかやま 2017
 
日時 2017年7月29日(土)~30日(日)
    10時~17時(30日は13時まで)
場所 和歌山県勤労福祉会館プラザホープ
     和歌山市北出島1丁目5-47 ℡:073-425-3335
入場無料
 
講演 
29日(土)10:00~12:00 4Fホール
沖縄平和ネットワーク代表 村上有慶(あきよし)氏 
「沖縄から日本を見よう」
 
Peace Live & Talk
29日(土)13:00~16:00 4Fホール
出 演:TOYBOX 他
トーク:核廃絶条約国連NY行動報告
 
展示 
29日・30日の両日 2Fギャラリー
写真家 山城博明 
「抗う島沖縄パネル展」
その他の展示…護阪作戦(本土決戦)-和歌山の戦跡-
誇るべき私達の日本国憲法
戦争に抵抗した人々 など
 
市民参加企画 
30日(日)10:00~12:30 2F多目的室
●朗続
●語り部 
私の戦争体験(和歌山大空襲)/シベリア抑留体験/護阪部隊(和歌山市)従事体験
 
みなさんへのお願い
●戦争中の資料をご提供ください。
●賛同募金にご協力ください。
 1口500円から 団体6口3000円から
 
【主催・お問合せ先】
2017平和のための戦争展わかやま実行委員会
 和歌山市小松原通3-20 県教育会館内 TEL/FAX:073-424-6533
【後援】朝日新聞和歌山総局/毎日新聞和歌山支局/ニュース和歌山株式会社/株式会社和歌山リビング新聞社/株式会社わかやま新報社
(引用終わり)
 
(参考サイト)
※「沖縄ワンダフルアイランド」(36枚)、「続・沖縄ワンダフルアイランド」(36枚)、「世界一危険な米軍普天間基地」(36枚)、「我が物顔飛行 オスプレイの恐怖」(36枚)を見ることができます。
 
(弁護士・金原徹雄のブログから/平和のための戦争展関連)
2015年8月7日
2016年7月12日
2016年7月30日

「大学人と市民のつどい 自由が危ない―表現・思想・学問の自由」(7/9学者の会)の動画を視聴する

 2017年7月13日配信(予定)のメルマガ金原.No.2872を転載します。
 
「大学人と市民のつどい 自由が危ない―表現・思想・学問の自由」(7/9学者の会)の動画を視聴する
 
 自宅のパソコン(及びメールアカウント)が不調となり、現在、「メルマガ金原」の配信を一時休止中(7月6日以来)なのですが、休止前に、「なお、万一、「メルマガ金原」が届かなくなりましたら、復旧までの間は、ブログ版でお読み下さるようにお願いします。」とメルマガ読者にお願いしていましたので、休止以降、ブログへのアクセスが少しは増えるかと思いきや、アクセス数に有意な変化は認められず、「ブログにアクセスしてまで読もうという読者はほとんどいなかった」という事実を突き付けられ、いささかがっかりというところです。まあ、皆さん忙しいから仕方がないですけどね。ということで、「メルマガ金原」の配信を休止してからも、メルマガの通し番号は付番し続けているものの、これもいつまで続けるか思案中です。メルマガ配信を休止してから、確実に1時間は睡眠時間が増えましたので、もしかしたらこのまま休止状態が永続するかもしれません。
 
 というような力の抜ける話題はさておき、しばらくシンポや講演の動画をチェックするのを怠っている間に、だいぶ重要な動画がたまっていました。
 今日は、そのうち、「安全保障関連法に反対する学者の会」が7月9日(日)に開催した「大学人と市民のつどい 自由が危ない―表現・思想・学問の自由」(於:早稲田大学8号館106教室)をご紹介することにします。複数の動画が見つかりますが、以下には、「学者の会」ホームページにアップされていた公式動画をご紹介します。
 「大学人と市民のつどい」とあるとおり、前半では、4人の著名な学者の皆さんが20分ずつ、ご自身の専門分野から重要テーマについて手短かに解説をされ、後半では、様々な立場からの意見表明が行われています。
 長時間の講演ではありませんから、物足りなく思う向きがあるかもしれませんが、そのような方は、それぞれに発言者の長目の講演動画を探すなどの努力をすれば良く、リレートークにはリレートークの良さがあります。ということで、視聴の便宜のため、各登壇者の発言についての目安時間を記載しておきますので、ご活用ください。
 
大学人と市民のつどい自由が危ない—表現・思想・学問の自由【前半】(1時間37分)

1分~ 開会挨拶 広渡清吾氏(東京大学名誉教授)
リレートーク
8分~ 中野晃一氏(上智大学教授)「現代政治と市民の自由」
30分~ 岡野八代氏(同志社大学教授)「フランスの今から見えること」
50分~ 高山佳奈子氏(京都大学教授)「共謀罪問題の本質」
1時間17分~ 青井未帆氏(学習院大学教授)「安倍改憲の危険性」
 
大学人と市民のつどい自由が危ない—表現・思想・学問の自由【後半】(1時間19分)

冒頭~ 吉岡 忍氏(日本ペンクラブ会長、作家)
15分~ 金平茂紀氏(ジャーナリスト)
32分~ 馬場ゆきの氏(大学3年)「未来のための公共」
43分~ 永田爽真氏(大学3年)「エキタス」
51分~ 長尾詩子氏(弁護士)「安全保障関連法に反対するママの会」
1時間02分~ 小原隆治氏(安全保障関連法の廃止を求める早稲田大学有志の会)
1時間10分~ 閉会挨拶 佐藤 学氏(学習院大学教授、東京大学名誉教授)

開催予告7/30こどもピースフェスタ2017@和歌山ビッグ愛1階展示ホール~チラシ記載情報から

 今晩(2017年6月4日)配信した「メルマガ金原No.2833」を転載します。

開催予告7/30こどもピースフェスタ2017@和歌山ビッグ愛1階展示ホール~チラシ記載情報から


 今日(6月4日)の朝から参加した映画『校庭に東風(こち)吹いて』上映会(於:和歌山市あいあいセンター6階ホール)終了後、7月30日に和歌山ビッグ愛(1階展示ホール)で行われる「こどもピー
スフェスタ2017」のチラシを戴きました。
 公式Facebookに完成チラシが掲載されたことに気は付いていましたが、イラスト提供がShinya(楠井伸也)さんだということは、チラシの現物を手にとって見て初めて知りました。「スナメリの親子だろうか
?」とか、想像をめぐらすのも楽しいものですね。もっとも、先ほど公式Facebookを閲覧したら、主催者は「イルカ」と明言していましたけど(追記:その後「スナメリ」に訂正されていました)。

 以下に、チラシ記載情報を転記します。私としても、これ以上の情報の持ち合わせはありませんので、皆さんも、可愛らしいチラシを眺めながら、その内容に思いを馳せ、当日会場まで足を運んでいただけれ
ばと思います。
 そうそう、チラシ記載以外の情報の持ち合わせが1つだけあった。Crowfieldのベーシスト兼ボーカリス
トとして活躍中の烏野えなさん(りら創造芸術高等学校の2年生?)が総合司会を務めるのでした。今日の『校庭に東風吹いて』にも来ておられたえなさんのお祖母さんに伺ったところ、「私たちも頑張って広報に努めています」ということでした。

チラシ記載情報から引用開始)
[チラシ表面]
フェ2017

2017年7月30日(日)10:00⇒15:00
県民交流プラザ 和歌山ビッグ愛1階展示ホール

 和歌山市手平2丁目1-2
 TEL:073-435-5200
入場無料

こどもピースフェスタってなあに?
こどもたち一人ひとりが大切にされ、それぞれが自分の目標に向かって歩んでいってほしい・・
そんな願いを持った人たちが集まり、企画したイベントです。
ステージ企画や体験ブースにワークショップなど
見て・聞いて・感じて学べる、こどもが主役の楽しい企画が盛りだくさん!
詳しくは裏面をご覧ください。皆様のご来場、お待ちしております!
   主催:こどもピースフェスタ実行委員会

[チラシ裏面]
Stage
10:00 オープニング「いっしょに歌おう♪」
10:30 英語の歌(ラボ・パーティ)
11:00 子ども体操ヨガ(心と癒しの空間「leo anela」)
11:45 子どもたちによる日本舞踊
12:00 親子リトミック(親子リトミック~ゆらり~)
12:30 わらべ歌で遊ぼう(劇団ZERO 川端恵さん)
13:00 紙芝居『和歌山大空襲』(みどり幼稚園元園長 山本喜美子さん)
13:30 こども大喜利(わかやま落語会 こども落語)
14:00 クロージング(K.Y.K.O)
 ★出演時間・内容は一部変更になる場合があります

Floor
夏休みの工作や研究にも使えるワークショップやブースも★
プラ板・アクセサリーを作ろう
折り紙(千羽鶴)&お絵かきコーナー
こども店長のお話(フリーマーケット、エコバッグ作りなど)
民族衣装体験、フェイスペインティング(JICA)
「フェアトレード」ってなあに?(AMAYAKA(W))
「親子で考える人権」(和歌山大学生)
布絵本、和歌山カルタ、ドミノ遊び(和歌山みなみ子ども劇場)
林明子の!!子育てお悩み相談コーナー(サンマザー代表 林明子さん)
おすすめ絵本コーナー(和歌山県男女共同参画センター りぃぶる)
パネル展示『子どもの権利条約』(和歌山県人権啓発センター 所蔵)
パネル展示『和歌山市の戦争展』(和歌山市立博物館 所蔵)
★飲食ブース(クレープ・おにぎり・パン・ジュースなど)
大人気店、あのお店のパンも買えるよ♪

その他、参加団体
子どもの生活支援ネットワーク こ・はうす
にんにこ被災者支援ネットワーク・和歌山
わかば♪(NPO法人和歌山こどもの広場)
和歌山信愛高等学校GAC(Global Activity Club)
和歌山友の会
など(50音順)

後援:和歌山市教育委員会、和歌山県人権啓発センター、和歌山県男女共同参画センターりぃぶる、毎日
新聞和歌山支局、朝日新聞和歌山総局、株式会社和歌山リビング新聞社、ニュース和歌山株式会社
お問い合わせ先:こどもピースフェスタ実行委員会
 
https://www.facebook.com/kodomopeacefesta/
連絡先:Tel/FAX 073-419-0450 090-9166-1633
(引用終わり)
 

(付録)
『スナメリ泳ぐ海』 作詞・作曲:笠松美奈 演奏:なつおmeets南風
 

こどもピースフェスタ2017チラシ表こどもピースフェスタ2017チラシ裏 

緊急開催!和歌山弁護士会「共謀罪法案(テロ等準備罪)を考える県民集会」(5/10@プラザホープ)

 今晩(2017年4月26日)配信した「メルマガ金原No.2794」を転載します。

緊急開催!和歌山弁護士会「共謀罪法案(テロ等準備罪)を考える県民集会」(5/10@プラザホープ)

 今年の2月6日から始めた私のメルマガ(ブログ)における共謀罪シリーズの第22回をお届
けします。
 私も会員である和歌山弁護士会が、来る5月10日(水)午後6時から、和歌山県勤労福祉会館プラザ
ホープ4階ホールにおいて、「共謀罪法案(テロ等準備罪)を考える県民集会」を緊急開催するというお知らせです。
 何しろ、今国会(常会)の会期末は6月18日であり、東京都議選への影響を恐れる公明党が延長に強
く反対していると伝えられる中、この種の企画を実施するにしても、悠長なことはしていられないということで、この日程となりました。
 ただし、和歌山弁護士会常議員会の承認を得て開催が正式に決定したのは、何と昨日(4月25日)の
ことであり、チラシのデザイン確定と発注が今日(4月26日)というのですから、私は、チラシ担当ではないので、納品日がいつかまで確認していませんが、「印刷しても、配る時間があるのか?」というのが心配です。何しろゴールデンウィーク突入寸前ですからね。

 ということで、まだチラシも出来上がっていないこのタイミングで、個人的な広報(このメルマガ&ブ
ログの他、Facebookやtwitterなどでの)を開始したという次第です。皆さんも、是非、情報拡散にご協力ください。
 
 さて、集会の中身ですが、第1部では、山下幸夫弁護士(東京弁護士会、日弁連共謀罪法案対策本部事務局長)に基調報告をしていただきます。
 第2部は、登壇者5名の内、名波正晴共同通信社和歌山支局長以外の4名が全て弁護士というのはやや
偏っているのでは?というご意見もあろうかと思いますが、第2部のパネルディスカッションでは、共謀罪法案をめぐる主要な論点について「多角度から考える」ことにより、議論を深めることを狙いとしてい
ます。
 端的に言えば、弁護士会の中の法案推進派も登壇して意見を述べるということであり、コーディネータ
ーの藤井幹雄弁護士のドライブがなかなか難しいだろうなあと同情したりしています。

 以前、共謀罪シリーズとして、「共謀罪に反対するのも“弁護士”、賛成するのも“弁護士”」(20
17年3月6日)という記事を書いたことがあったのをご記憶でしょうか?5月10日にパネラーとして登壇予定の山崎和成弁護士は、その記事でご紹介した「組織犯罪対策の推進を求める弁護士一同」による3月6日付「提言」の呼びかけ人の1人です。
 ちなみに、私は、その「提言」を、今月初旬に開かれた和歌山弁護士会共謀罪法案対策プロジェクトチームの会議の席上、
山崎和成弁護士から提供して貰って初めて読みました。それまで、インターネットでいくら探しても見当たらなかったので、読めたこと自体はありがたかったですね。それにしても、「組織犯罪対策の推進を求める弁護士一同」の呼びかけ人や賛同者の中で、自分の事務所のホームページや個人のブログにこの「提言」をアップして、広く自分たちの主張を社会に訴えようと考えた者は1人もいなかったのでしょうか?(もしかしたら、私が見つけられていないだけで、どこかにアップされているのかもしれませんが)。

 私が推進派の「提言」を紹介する義理はないのですが、とりあえず「提言」の「4 結論」だけ引用し
ておきます。

(引用開始)
 組織的犯罪対策として純粋に考えられるべき本件条約(金原注:国連国際組織犯罪防止条約)に必須の
共謀罪(テロ等準備罪)が政争の具となり、何年も本件条約の批准が遅延し、本件条約に参加した190
カ国のうち批准をしていないのは、イラン、コンゴ共和国及び我が国の3カ国となってしまった。
 このような状態は、日本国憲法が定める国際協調主義に反するのみならず、国民の生命・身体・財産を
組織犯罪の脅威にさらすものであり、早急に本件条約を批准するため、共謀罪(テロ等準備罪)に関する
規定の制定を求めるものである。
(引用終わり)

 要するに、「提言」の言わんとすることは、国連国際組織犯罪防止条約を一刻も早く批准する必要があ
り、批准のためには、共謀罪の制定が必須である、というものです。この後段の主張については、反対派と推進派の間でかねてから鋭い意見の対立が続いており、これについて私があれこれ書いても、まあ仕方がないで
しょう。
 ただし、上記の短い「結論」部分を書き写しながら、私が著しい「違和感」を感じた部分だけ指摘して
おきましょう。それは、何の留保も付けずに「テロ等準備罪」という言葉が繰り返し使用されていること
(「提言」の冒頭からそうです)、それから、反対派を批判するために「政争の具」という言葉を持ち出していることです。
 もともと、私は「理論派」ではなく「文章派」を自認しており、なぜ「違和感」を持ったか説明せよと
言われれば、「私ならそんな文章は絶対に書かないから」ということに尽きるのですけどね。

 ・・・という次第で、反対運動にかかわる各界の代表者を集めてリレートークを行うというような景気
付けのための集会とは相当に雰囲気の異なる集会になりそうですが、「共謀罪について理論的な問題点を深く考えてみたい」という方にはお薦めです。

 それでは、以下にチラシ記載情報を転記しますが、一言お断りする必要があるのは、このチラシに使わ
れたレッドカードを掲げる審判の写真と「共謀罪 名前を変えても レッドカード」というコピーは、大
阪弁護士会のご厚意で使用許諾いただいたものだということです。正直、自前で考えている時間がなかったもので。

チラシから引用開始)
共謀罪法案(テロ等準備罪)を考える県民集会

共謀罪(テロ等準備罪)が国会で議論されています。
その問題点について、多角度から考えます。

日時 2017年5月10日(水) 開会:18時00分(開場:17時30分)
場所 和歌山県勤労福祉会館プラザホープ4Fホール
     和歌山市北出島1丁目5-47
入場無料 
予約不要

基調報告
山下幸夫弁護士(日弁連共謀罪法案対策本部事務局長)

パネルディスカッション
【パネラー】
・山下幸夫弁護士
・名波正晴氏(共同通信社和歌山支局長)
・波床昌則弁護士(和歌山弁護士会会員・元裁判官)
・山崎和成弁護士(和歌山弁護士会民事介入暴力及び非弁護士活動対策委員会委員)
コーディネーター
・藤井幹雄(和歌山弁護士会共謀罪法案対策PT座長)

主催:和歌山弁護士会
共催:日本弁護士連合、近畿弁護士会連合会(いずれも予定)
お問い合わせ 和歌山弁護士会
 和歌山市四番丁5番地 TEL:073-422-4580 FAX:073-436-5322
(引用終わり)

 なお、和歌山弁護士会も、共催予定の日本弁護士連合会も、会全体としては共謀罪法案に対して明確に
反対の意見を表明しています。

(弁護士・金原徹雄のブログから)
2017年2月6日
レファレンス掲載論文「共謀罪をめぐる議論」(2016年9月号)を読む
2017年2月7日
日弁連パンフレット「合意したら犯罪?合意だけで処罰?―日弁連は共謀罪に反対します!!―」(五訂版2015年9月)を読む
2017年2月8日
「共謀罪法案の提出に反対する刑事法研究者の声明」(2017年2月1日)を読む
2017年2月10日
海渡雄一弁護士with福島みずほ議員による新春(1/8)共謀罪レクチャーを視聴する
2017年2月21日
共謀罪をめぐる最新ニュース、動画、声明のご紹介
2017年2月23日
日本弁護士連合会「いわゆる共謀罪を創設する法案を国会に上程することに反対する意見書」(2017年2月17日)を読む
2017年2月24日
「安倍政権の横暴を許すな!」連続企画@和歌山市のご案内~3/3共謀罪学習会&3/25映画『高江―森が泣いている 2』上映と講演
2017年2月28日
共謀罪をめぐる最新ニュース、動画、声明のご紹介vol.3
2017年3月1日
ついに姿をあらわした共謀罪法案(組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律等の一部を改正する法律案)
2017年3月3日
「共謀罪」阻止の闘いは“総がかり”の枠組みで~全国でも和歌山でも
2017年3月4日
共謀罪をめぐる最新ニュース、動画、声明のご紹介vol.4

2017年3月6日
共謀罪に反対するのも“弁護士”、賛成するのも“弁護士”
2017年3月8日
共謀罪をめぐる最新ニュース、動画、声明のご紹介vol.5~「テロリズム集団その他」のまやかし

2017年3月9日
3月9日、和歌山で共謀罪に反対する街頭宣伝スタート~総がかり行動実行委員会の呼びかけで
2017年3月17日
共謀罪をめぐる最新ニュース、動画、声明のご紹介vol.6~立憲デモクラシーの会が声明を出しました
2017年3月21日
閣議決定された「共謀罪」法案~闘うための基礎資料を集めました
2017年3月31日
2017年4月7日
2017年4月14日
共謀罪をめぐる最新ニュース、動画、声明のご紹介vol.9~民科法律部会の声明を読む
2017年4月18日

Facebookで振り返る「フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2017」

 今晩(2017年3月13日)配信した「メルマガ金原No.2750」を転載します。

Facebookで振り返る「フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2017」

 昨日(3月12日)、和歌山城西の丸広場で開催された「フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2017」の写真レポートをお送りします。
 内容は、昨日のうちにFacebookに投稿した写真アルバム(全部で16)のテキスト部分を転載し、必要な修正・補充を行い、さらにブログ版には、各アルバムごとに写真を1枚ずつセレクトして掲載するというものです。なお、オリジナルのアルバムには、原則として複数の写真を掲載していますので、そちらの方も閲覧していただけるように、Facebookアルバムにもリンクしてあります(ブログ版をお読みの方は、各テーマごとのタイトル部分をクリックしてください)。Facebookのアルバムや個々の写真には、色々参考となるコメントも寄せられていますので、是非そちらの方にも目を通していただければと思います。
 
【フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2017/開会】
 好天に恵まれた3月12日(日)午前10時から、和歌山城西の丸広場において、今年で5回目を迎える「フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2017」が開催され、多くの方にお越しいただくことができました。ご来場いただいた皆さま、出演、登壇していただいた皆さま、ブース出展(店)にご協力いただいた皆さまに、実行委員の一人として、心よりお礼申し上げます。
 後片付けが一段落した午後4時過ぎに会場から歩いて自分の事務所に戻り、撮影した130枚近くの写真を整理した上で、順次、Facebookに写真レポートをアップし、あわよくば今晩中に、それをメルマガ&ブログに転載できればいいなと考えています。果たして、要領良く作業がはかどるでしょうか(結局、ピックアップした写真のトリミング作業に時間がかかり過ぎたのが原因か、時間切れで翌日回しになりました)。
DSCN1060 まずアルバム第1弾は「開会」を宣言する司会の松永久視子さん(子どもたちの未来と被ばくを考える会)です。もっとも、正式の「開会宣言」は、オープニングの紀州五十五万石の演奏が終わった後に行われたような気もしますが、ご紹介する写真は、松永さんによる最初の(?)開会宣言の模様です。
 ところで、松永さんの後ろに何やら怪しげなギタリストが立っていますが、この後すぐオープニングで演奏することになっていた紀州五十五万石のメンバーで、ステージネームは「ベム」だそうです。もっとも、ステージを降りると、某環境NGOの代表理事兼和歌山大学システム工学部教授です。
 あと2枚の写真は、開会前に撮影したスナップで、1枚はミニ機関車が果たして運行できるかどうか悪戦苦闘中の小谷英治さん。もう1枚は共謀罪反対を訴える日本国民救援会和歌山県本部と国賠同盟和歌山県本部の合同ブースです。
 なお、当日の来場者に配布されたプログラムをPDF化しましたのでご覧ください。

【フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2017/オープニング(紀州五十五万石)】
 今年のオープニングを飾ったのは、「フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2015」以来2年ぶりの登場となった紀州五十五万石です。怪しいギタリストのステージネームが「ベム」だということは先ほどご紹介しましたが、残る2人にもちゃんとステージネームがあり、女性ヴォーカリストは「ベラ」、男性パーカッション奏者は「ベロ」だそうです。うーん、どこかで聞いたような。
DSCN1066 演奏されたのは、スリーマイル島原発事故が起きた1979年、マジソン・スクエア・ガーデンで開催された「NO NUKES」コンサートでジョン・ホールらが歌った“Power”。この曲が、英語原詞と日本語詞の両方で歌われました。来場者に配布された歌詞カードもPDF化しておきます。
 なお、私がこの3人のステージネームを知ったのは、5月28日(日)にライブハウスOLDTIMEで開かれる「第一回 ラブ&ピースライブ和歌山~平和を祈るコンサート~」のチラシに書かれた出演者紹介欄を読んでのことでした。「平和を祈るコンサート」については、昨日(3月12日)のメルマガ(ブログ)でご紹介していますので(速報・第一回 ラブ&ピースライブ和歌山~平和を祈るコンサート(5/28@ライブハウスOIDTIME))、是非ご参照ください。
 それにしても、開会草々、来場者全員に「Power」を注入しようというメンバーの気合いは凄かったですね。
(付記)
 歌詞カードには書かれていませんでしたが、“Power”の日本語詞を書かれたのは、メンバーの「ベラ」こと「歌舞」こと「にしでいづみ」さんだそうです。歌舞さんから歌詞カードの文書ファイルを送っていただきましたので、その日本語詞をご紹介します。
【POWER】(日本語バージョン)
太陽の チカラと
絶え間ない 水の流れを
 (2:寄せては返す波のチカラを)
生きとし生けるもので 分かち合おう
 (2:溢れる恵みをみんなで 分かち合おう)
吹き続ける 風のチカラ
燃える薪の炎のぬくもり
原子力の毒のチカラなンて要らない
 (2:もう迷わず…いま すぐ 原発止めよう
   太陽と風 水と大地
   自然のチカラでともに生きてゆこう)
誰だって 必要だよ
暗やみや寒さの中では
何かのチカラを借りて生きている
鳥たちが 歌う森
虫たちが 息づく大地
魚たちの 泳ぐ水
みな 未來へとつなごう
 
【フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2017/実行委員会あいさつ(西郷章さん)】
DSCN1071 東日本大震災及び福島第一原発事故による犠牲者に対して「黙祷」を捧げた後は実行委員会からの開催あいさつです。昨年は私が務めましたが、毎年交替した方が良いだろうということで、今年は西郷章さん(憲法を生かす会 和歌山)にお願いしました。西郷さんは、東京電力福島第一原発事故から6年が経過した現時点で、なお解決のめどがつかない問題の数々を指摘しながら、私たちがどのような心構えで何に取り組んでいかねばならないかを、原稿も手に持つことなく(偉い!)表明されました。
 なお、開会した10時過ぎには、既に会場には多くの方が詰めかけてくださっていました。間違いなく、昨年よりは多かったと思います。
 
【フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2017/全体集会(松本佳充さん)】
 今年の全体集会のメインスピーカーにお招きしたのは、原発事故当時、福島県立双葉高校に勤務しておられた元高校教諭の松本佳充(まつもと・よしみつ)さんでした。
DSCN1076 松本さんは、スピーチの時間も限られていることから、ご自身の原発事故直後の体験と、高校の生徒たちが原発事故によってどのような影響を被ったのかという2点に絞ってお話されました。
 ここで、私が拙い要約をするよりも、本部テント横の展示ブースに、松本さんが撮影された数々の写真とともに掲示された「福島第一原発事故6日間の検証 大混乱 必死の脱出 3月11日(金)~16日(水)」(松本さん自身が書かれたもの)を撮影しましたので、それをお読みいただければと思います。
 ただ一つだけとても心に残った言葉をご紹介するとすれば、「仮設住宅や仮設校舎という言葉があるが、そこで生活し、学んだ者にとって『仮』ということはない」でした。
 また、そのブースには、松本さん自身が書かれた文章が3点、印刷されて自由に持ち帰れるようになっていました。この3点も、松本さんのご許可をいただいた上でPDF化しましたので、是非お読みください。
「迷犬タロの物語」
「学校を返せ ふる里を返せ」
「原発ゼロの未来を」

【フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2017/アピール・パレード】
DSCN1090 全体集会終了後、いつものようにアピールパレードに出発です。もちろん、西の丸広場を空にして出かける訳にはいきません。デモ隊が帰ってくれば、すぐにブース(模擬店)を開いて飲食サービスを提供できるようにしなければなりませんし、本部の留守番要員も必要、午後すぐにステージ本番のある出演者はリハーサルをしなければならないとかもありますので。私がカウントしたところでは、300人近くの方々が約1時間のアピールパレードを歩き通されました。行程は、いつものように、西の丸広場→砂の丸広場横→追廻門→県庁前交差点(左折)→三年坂→関西電力和歌山支店前→屋形町交差点(左折)→三木町交差点(左折)→けやき大通り→西の丸広場です。全体スケジュールから考えると、もう少し短めのコースにしたい気持ちもありつつ、関西電力前を行進しない訳にはいかないだろうということで、ずっとこの1時間コースになっているのだと思います。
 ちなみに、今年のコーラーは、松永久視子さんと服部亮平さんが務めてくださいました。例年よりややアップテンポだったでしょうか・・・と私がFacebookに書いたのは、スタート早々のコールを聞いて「早い!」と思った印象からのことで、その後、断続的に聞いていたコールは、当初のように「早い!」とは思わなくなりましたので、すぐにコーラーの方で軌道修正されたのかもしれません。それに、「早い」とか「遅い」というのは、慣れや年齢によって受け取り方が相当違いますからね。
 なお、なぜ「断続的」かというと、適当な撮影ポイントに先回りするため、デモ隊から離れて近道を走ることが何度かあったからです。公式記録員(?)もなかなか大変です。
 
【フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2017/昼休みは模擬店が大繁盛】
DSCN1116 デモ隊が西の丸広場に帰り着いたら、模擬店その他のブースが営業スタートです。皆さん、1時間も歩き通し、コールし通しで、ちょうどお腹がぺこぺこ。まずはお腹がふくれそうなものを提供するお店の前に列が出来たのも当然でしょう。どんなお店が出ていたのかは、プログラムの中のブース配置表をご覧ください。
 ちなみに、私の昨日の昼食は、自ら予算1000円以内と設定した上で、熟慮の末(?)「梅乃や」のお好み焼き(500円)、和歌山地区労の水餃子(5個200円)、和教組のおでん(3個200円)、フィニッシュはけいじん舎のコロッケ(1個100円)でした。
 
【フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2017/お隣はフリーマーケット】
DSCN1118 ところで、今日、西の丸広場の西隣りでは、和歌山城の「おもてなし忍者」隊員も呼び込みに精を出すフリーマーケットが開かれていました。私は西の丸広場の実行委員で、自分のところの催し物を見るのに忙しく、隣のフリーマーケットをのぞきにいくような時間はありませんでしたが(それでも写真は撮ってきた)、どうやらフリマ目当てに来られたお客さんの一部は、紀北農芸高校の和太鼓演奏や、円香さんの素晴らしい歌声に引きつけられ、結構、西の丸広場の方にも足を運んでくれたのではないかと思います。そういう人たちがどれほど原発問題について関心を持ってくれたかは分かりませんが、これは「怪我の功名」以上だったかもしれません。
 
【フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2017/昼休みに輪投げに挑戦】
DSCN1123 12時半から紀北農芸高校の和太鼓演奏が始まると聞いていましたので、大急ぎでお腹を満たしつつ、いくつかのブースに顔を出した中に、私も世話人の一人に名前を連ねている(と思う)「子どもたちの未来と被ばくを考える会」のブースで、1回50円の輪投げに挑戦しました。同会が輪投げで出展するたびに私も挑戦するのですが、今回は3つも的中!しました。これはなかなかの成績ですね。
 なお、あと2枚の写真は、コーナーリングを断念し、直線コースだけでの営業運転を目指すSL運行係の小谷さんの奮闘ぶりです。もっとも、煙が濛々と舞い上がり、近くで食事をしていた人たちはさぞ迷惑だったことでしょう。
 
【フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2017/紀北農芸高校和太鼓部】
 和歌山県下の高校の中でも、その和太鼓部の技倆が群を抜いていることで知られる紀北農芸高校。今年は「フクシマを忘れない!」に同校和太鼓部が出演してくださいました。
DSCN1133 出演する都度、メンバーの人数も変動するようで、今日は数名という比較的小規模の編成での演奏でしたが、人数なりにしっかりとした迫力をかもしだし、多くの観客を引きつけていました。実際、西隣りで行われていたフリーマーケットのお客さんも、この和太鼓の演奏に引きつけられて、西の丸広場に入ってきた人が結構いたのではないでしょうか。
 なお、次に紀北農芸高校和太鼓部が西の丸広場に登場するのは、5月3日に開催される“HAPPY BIRTHDAY 憲法 in Wakayama 2017”だと聞いています。その出来たばかりのチラシが、「フクシマを忘れない!」のプログラムに挟み込んで配布されていましたので、これもPDF化しました。5月3日の演奏も楽しみです。

【フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2017/円香(まどか)】
DSCN1142 西の丸広場の歌姫といえば「ナツオ」さんにとどめをさすと私は思っていますが、今年の「フクシマを忘れない!」には、新星「円香(まどか)」さんが登場してくれました。昨年3月に紀美野町のりら創造芸術高等専修学校(昨年4月からりら創造芸術高等学校)を卒業したばかりの19歳。お父さんがギター伴奏を務めてのステージです。何より、その透き通るような清浄な声質と確かな音程に驚かされます。これからますます表現力に磨きがかけられていくと思いますので、今後が楽しみですね。
 なお、演奏した6曲の正確な曲名を、演奏終了後、円香さん本人に教えてもらいました。
 公式YouTubeチャンネルに、今年1月26日のライブで演奏した6曲がアップされており、昨日も演奏された曲については、YouTubeでの演奏にリンクしておきますので、是非お聴きください。
1 飛行機雲
2 しあわせの歌

3 500マイル

4 声


5 The Water Is Wide

6 Prey for Love
 
【フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2017/コント&絵本の読み聞かせ】
 今年のステージ企画は、新機軸として、コントと絵本の読み聞かせをプログラムに盛り込みました。
DSCN1153 まず、コントは「子どもたちの未来と被ばくを考える会」から、3人の共同代表の内、松永久視子さんは司会、芝野絢子さんは後の1分間アピールに登場するからということでしょうか、松浦雅代さん(共同代表)、松浦攸吉さん(事務局長)という熟年ご夫婦が、高浜原発と美浜原発に扮して登場するという意表をつく出し物で、予備知識がなかった聴衆はさぞ驚いたことでしょう(私は、ある程度心の準備がありましたけど)。
 しかし、全ての原発の廃炉を目指さねばならないという気迫は間違いなく伝わったことでしょう。
 あと、読み聞かせの方ですが、読まれた絵本は、昨年の全体集会のゲスト・吉沢正巳さんの「希望の牧場」を題材とした、その名も『希望の牧場』で、子どもたちが熱心に聴き入っていました。
 
【フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2017/ついにミニSLが走った!】
DSCN1163 3年前にも西の丸広場にミニSLがやってきたのですが、とうとう動かず、実際に子どもたちを乗せて走ったのはミニ新幹線でした。
 今年も、試運転の段階で脱線が続き、「これは走らせるのは無理では?」という悲観論が流れたのですが、小谷英治さんの執念か、直線コースを往復するということに運行計画を縮小し、どうにかこうにか西の丸広場でミニ蒸気機関車が子どもたちを乗せて走りました!営業距離(?)は短かったものの、間違いなく走りました。ということで、その証拠の写真をお届けします。
 
【フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2017/なつおmeets南風】
 西の丸広場のイベントになくてはならない歌姫「ナツオ」さんが今年も帰って来ました。しかも、昨年に続き、田辺から笠松美奈さん、南健二さんの来援を得て、「なつおmeets南風」としての登場でした。
DSCN1171 プログラムは、1曲目だけはナツオさん1人での演奏、2曲目以降は3人のユニットでの息の合った演奏でした。ところで、ナツオさんは一家でアピールパレードに参加していましたが、いつリハーサルをやったんだろう?まさかぶっつけ本番では?
 演奏された5曲は以下のとおりです。Facebookにアップする際は、4曲目だけ、ナツオさんから「沖縄の歌」という紹介があっただけで、「たしかに聴いたことがある」と思いながら、曲名が思い出せなかったのですが、松永久視子さんがコメント欄で、Coccoさんの『ジュゴンの見える丘』だと教えてくださり、「そうだった」と思い出しました。
 上関原発に反対する祝島を訪問して笠松美奈さんが作った『スナメリ泳ぐ海』の次に『ジュゴンの見える丘』を歌うことにしたのは、ナツオさんだけではなく、3人の共通した思いでしょうし、その思いは私たちも共鳴するものであるはずです。
 昨日のメルマガ(ブログ)で、三木久美夫さんが企画された「第一回 ラブ&ピースライブ和歌山~平和を祈るコンサート」をご紹介したところですが、2011年だったか2012年だったか、私自身、ごく親しい人たちに「『ジュゴン・スナメリ音楽祭』をやりませんか?」という提案をしたことがありました。もっとも、単なる思いつきの域を出るものではありませんでしたけど。今なら、もう少し具体的な相談ができるかもしれない、などと思ったりします。
 なお、昨日演奏された曲目のうち、「なつおmeets南風」の演奏がYouTubeで聴ける2曲にはリンクしておきました。
1 至福の日
2 そろそろ

3 スナメリ泳ぐ海

4 ジュゴンの見える丘
5 サンシャイン
 
【フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2017/1分間アピール】
DSCN1178 いよいよプログラムも最後に近づき、実行委員会構成団体からの1分間アピールです。もっとも、とても1分間で収まっているとは思えない人がいるのもいつものことですが。
スピーチされたのは以下の団体でした。
1 原発を止めよう和歌山市民の会(古梅敏彦さん)
2 子どもたちの未来と被ばくを考える会(芝野絢子さん)
3 楠見子連れ9条の会(馬場潔子さん)
4 原水爆禁止和歌山県協議会(白井春樹さん)
5 原発をゼロにする和歌山県民の会(東山邦夫さん)
※東山さんの写真を取り損なって失礼しました。東山さんは、アピールパレードの先頭3人の向かって右側に写っています。
 
【フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2017/フィナーレ】
 10時から始まった「フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2017」も、午後3時前には全てのプログラムが滞りなく終了し、フィナーレは「うたごえオールスターズ」とともに『故郷(ふるさと)』を歌いました。楽譜と歌詞はプログラムに印刷されています。
 2014年に飯舘村からの避難者が暮らしておられる仮設住宅を訪問し、ドジョウスクイを披露した西郷章さんから、アコーディオンで『故郷』の伴奏をした際、皆さん、3番の「志を果たして いつの日にか帰らむ」が歌えなかったという話を伺ったことがあります(参照「西郷章さんの『私はなぜ福島でドジョウスクイをすることになったのか~3.11反原発福島行動’14への参加報告記~』」/2014年3月22日)。
 そのような思いも踏まえた上での『故郷』だと思い、私も一緒に歌いました。
 ところで、「うたごえオールスターズ」が歌うステージの前でポーズをとる少女が1人。私は、この子が20年後に、何代目かの「西の丸広場の歌姫」となることは間違いないのではないかと思っているのです(Facebookには、彼女のママからのコメントが載っています)。
DSCN1183 

詳報・内容確定!“フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2017”(2017年3月12日@和歌山城西の丸広場)

 今晩(2017年2月15日)配信した「メルマガ金原No.2724」を転載します。

詳報・内容確定!“フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2017”(2017年3月12日@和歌山城西の丸広場)

 以下のとおり、昨年12月に「速報」を、先月(1月)末に「続報」をお届けした“フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2017”(2017年3月12日@和歌山城西の丸広場)の正式チラシがようやく届きましたので、予告通り「詳報」をお伝えします。
 ただし、「詳報」だからこれまでで一番詳しい記事になるということではなく、より正確に言えば、最終的に決定した内容をお伝えするということですから、「確報」とでもした方が適切なのかもしれません。
 

 それでは、早速、チラシ記載情報をご紹介します。
 ただし、チラシの表面と裏面には、重複箇所も結構ありますので、私の責任で適当にシャッフルして整理したハイブリッド版をお送りします。オリジナルのチラシは、PDFファイルでご確認ください。
 
チラシ記載情報から引用開始)
フクシマを忘れない!
原発ゼロへ
和歌山アクション2017

2017年3月12日(日)10:00~15:00
和歌山城西の丸広場

参加無料
小雨決行

内容盛りだくさん!
ミニSLが走るよ!

主催 「フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2017」実行委員会
連絡先 実行委員会事務局 
 TEL:073-436-3520 FAX:073-436-3554 
 E-mail:w-gezero@naxnet.or.jp
実行委員(会構成)団体
楠見子連れ9条の会、原水爆禁止和歌山県協議会、原発をゼロにする和歌山県民の会、憲法を生かす会和歌山、子どもたちの未来と被ばくを考える会、原発を止めよう和歌山市民の会
  

「フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2017」は、原発ゼロ、再稼働反対をアピールするつどいです。どなたでも参加できます。気軽にお寄りください。
 
全体集会 10:00~11:00
・オープニング
  バンド演奏:紀州五十五万石
・実行委員会挨拶
・福島からの報告
  元双葉高校教員 松本佳充(よしみつ)さん
  3.11原発事故当時、双葉高校に勤務。(自宅は帰宅困難区域)
・集会アピール

アピールパレード 11:10~12:10
パレードコース
西の丸広場→砂の丸広場横→追廻門→県庁前交差点→(左折して三年坂通り)→屋形町交差点(この交差点角に関西電力和歌山支店がある)→(左折して屋形通り)→三木町交差点→(左折してけやき大通り)→西の丸広場
たいこ、コスプレ、ぬいぐるみなど、大歓迎です。プラカードや横断幕など用意して参加いただければうれしいです。

ブース企画 12:00~14:30
・模擬店 飲食物など
・展示(福島原発被災地パネル)
・子ども向けブース(プラバン、エコカルタ、絵本の読み聞かせなど)
★ミニSLが走ります

ステージ企画 12:30~14:45
・紀北農芸高校(和太鼓)
・円香(まどか)(歌うたい・アーティスト)
・子どもたちの未来と被ばくを考える会(コント)
・ナツオ(ウクレレ弾き語り)
・実行委員団体(1分間アピール)

県内の3.11関連企画
●那賀●「フクシマを忘れない原発ゼロ那賀2017」 原発再稼働反対スタンディング
 3月12日(日)10:00~10:30 岩出市・紀の川市
●西牟婁●「フクシマを忘れない!原発ゼロ紀南アクション」 パレード
 3月11日(土)16:20 田辺市
(引用終わり) 

 以下、アトランダムにいくつか補足説明をしておきます。

〇全体集会のオープニングを飾るユニット「紀州五十五万石」の演奏に初めて接したのは、2015年3月8日に開催された“フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2015”でのことでした(あの時は、ただの「五十五万石」といったと思うけど、いつから「紀州」がついたのだろう?)。リードボーカルの歌舞さんを支える男性2人は、実名を公表しているかどうか未確認のため、お名前を紹介するのは控えます(みんな知ってるでしょうけど)。
CIMG3221 おそらくこのユニットでの最新の演奏が2月12日(日)にポポロハスマーケット(和歌山市中ぶらくり丁)で行われたようで、12時からのステージ出演者に「紀州五十五万石」の名前が見えます。
 ところで、3月12日のオープニングで紀州五十五万石が歌う曲が何か?ということは(他の出演者もそうですが)チラシには何も書かれていませんので、当日のお楽しみなのですが、本メルマガ(ブログ)の読者にだけそっと(でもないか)お知らせすると、スリーマイル島原発事故発生の半年後、1979年9月に開かれた“NO NUKES コンサート”のテーマ曲としてジョン・ホールが作った“Power”を日本語詞で歌うのではないかという噂を耳にしました。当たるも八卦当たらぬも八卦ということで、お楽しみに。

〇全体集会のメインゲストは、3.11当時、福島県立双葉高校で教員をされていた松本佳充(まつもと・よしみつ)さんです。浪江町のご自宅は帰還困難区域と指定されています。私たち実行委員が会議の際に読ませてもらった資料の中に、松本さんが書かれた「迷犬タロの物語」という一文がありました。福島県立高等学校教職員組合女性部が編集した『福島から伝えたいこと 第3集 希望は闘いの中に』に収録されています。
 長年共に暮らしてきた犬(雑種のタロ)を、3.11原発事故による避難指示によって心ならずも置き去りにして大量被ばくさせてしまったこと、一時帰宅して生き延びていたタロと2度にわたって再会できたものの、避難先に連れて行けるか分からず、車で立ち去る松本さんをどこまでも走って追いかけてきたタロの姿、3たび一時帰宅したものの行方が分からなくなっていたタロと埼玉県の動物保護団体の施設で奇跡的に再会し、再び一緒に暮らせるようになったこと、しかし、やがて元気をなくして病死したタロ。たんたんとした叙述であり、ことさら原発事故を呪うような表現はありませんが、かえって胸に迫るものがあります。
 その冊子の表紙が掲載されたサイトがありましたが、その表紙に描かれた絵は、松本さんの「迷犬タロの物語」をモチーフにして描かれたのではないかと思います。
 今年の“フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2017”のチラシのために奥野亮平さんが描いてくれた原発イランウータンが犬と一緒にいるイラストも、「迷犬タロの物語」にインスパイアされての図柄だと推測します。

〇今年は、2013年以来4年ぶりに、ミニSLが西の丸広場にやって来ます。4年前の写真を掲載した私のブログ(「福島を忘れない!原発ゼロ 和歌山3・10フェスティバル」写真集)をご覧ください。
 2013年もミニ蒸気機関車がやって来る!と宣伝し、たしか原発イランウータンもSLにまたがっていたと思います。たしかにミニSLは西の丸広場にやって来たのですが、私のブログの写真のとおり、実際に子どもたちを乗せて喜ばせてくれたのはミニ新幹線でした。ミニSLが動かなかったのは、何らかの技術上の問題があったためと聞いています。
 そして今年2017年、万全の準備の上、再びミニSLがやって来ます。ここでは、今度こそ無事西の丸広場をミニSLが疾走することを祈りつつ、愛好者のメッカ、ミニトレインパークを走るミニSLの勇姿を、小谷英治さんのYouTubeチャンネルからご紹介します(ここに映っているミニSLがやって来るという訳ではないでしょうが?)。


〇今年のステージ企画では、新趣向として、子どもたちの未来と被ばくを考える会によるコントが上演されます。同会共同代表の松永久視子さん(司会も担当されます)の話によると、ごく短時間のコントのようなのですが、中身については見てのお楽しみとさせていただきます。

〇ステージ企画には、紀北農芸高校の皆さんによる和太鼓演奏もあるというのが楽しみですね。なお、円香(まどか)さんとナツオさんについては、「続報」で詳しくご紹介しましたので、そちらをご参照ください。

〇全体集会終了後のアピールパレード、やはり関電前を通らない訳にはいかないだろうということで、今年も和歌山城周辺の大回りコース(約1時間)で行います。是非多くの方のご参加をお願いします。
 

(付録)
紀北農芸高校和太鼓部 『鼓風
華』
 
紀北農芸高校和太鼓部 『農芸流れ太鼓』

※第46回和歌山県高等学校総合文化祭邦楽部門発表会より

フクシマを忘れない!2017(表)フクシマを忘れない!2017(裏) 

続報・内容が固まってきました!“フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2017”(2017年3月12日@和歌山城西の丸広場)

 今晩(2017年1月31日)配信した「メルマガ金原No.2709」を転載します。

続報・内容が固まってきました!“フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2017”(2017年3月12日@和歌山城西の丸広場)
 
 昨年中に「速報」をお伝えした「フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2017」(2017年3月12日@和歌山城西の丸広場)ですが、開催まであと1ヶ月半を切り、ほぼ内容も固まってきましたので、この辺で「続報」をお伝えしようと思います。

 「速報」でご説明したとおり、3.11直近の日曜日に、和歌山城西の丸広場において、今に繋がる「フクシマを忘れない!」「原発ゼロ」に特化した集会が開かれるようになったのは2013年からで、今年で5回目となります。
 内容のマンネリ化を指摘する声が一部にあることは承知しており、参加者の底上げを図るためにも、企画内容に新機軸を打ち出すことはもとよりとても重要ですが、それもこれも、まずは「続ける」という大前提があってのことですからね。

 さて、固まりつつある内容のご紹介ですが、ステージ企画の出演者の内、この2組(といっても各1人ですが)はもう公表しても差し支えないでしょう。
 1人目は、今や「西の丸広場の歌姫」と称してもどこからも異論は出ないと思われる二児の母、ナツオさんです。昨年は、田辺から笠松美奈さんと南健二さんの友情出演を得て、和歌山市では久々の「なつおmeets南風」としてのステージでしたが、今年はまたウクレレ弾き語りのソロとしての登場でしょうか。
 ここでは、なっちゃんが第二子出産間際の2015年9月、田辺市のララ・ロカレで「なつおmeets南風」として演奏した名曲『スナメリ泳ぐ海』(作詞作曲・笠松美奈)をお届けしましょう。なお、この曲の詳細については、私のブログ(『スナメリ泳ぐ海』から世界を見たら/2013年11月16日)をお読みください。
 

円香2 もう1人は西の丸広場初登場(でしょうね)の円香(まどか)さんです。私が初めて円香さんの歌声に接したのは、昨春4月、和歌山市ぶらくり丁に出来た「almoギャラリー」のオープン記念企画・グループ展「内なる翼 10wings」を見るためにお店を訪れた際、2階のギャラリーで出展された彫刻作品などを見学していると、ふと窓の下から女声による歌が聞こえてきたのです。清浄で、伸びやかでいて音程もぶれない素晴らしい歌声に聞き惚れてしまいました。あまりに感心したので、演奏終了後、思わず写真を撮らせてもらい、名刺を渡して「Facebookに写真をアップします」と約束したのでした。その時のスナップをご紹介します(そういえば、この時、ナツオさんも演奏していたのだった)。
 円香さんは、和歌山県海草郡紀美野町にあるりら創造芸術高等専修学校(昨年4月からはりら創造芸術高等学校)の卒業生ですが、彼女を見ているだけでも、素晴らしい学校なのだろうと思えてきます。
 ここで、円香さんの曲を1曲。開設されたばかりの公式YouTubeチャンネルから、1月26日、渋谷GLADでのライブ『星めぐりの歌』(作詞作曲:宮沢賢治)をお聴きください。

円香(まどか)YouTubeチャンネルより引用
1997年和歌山生まれ。うたを歌って、作詞・作曲・楽曲提供などをやってます。音楽と自然と人が好きです。
今日も1日 みんなが健康で、
明日も1日 みんなが幸せで、
そして 世界が平和でありますように。

 ところで、ナツオさんと円香さんは午後からのステージ企画に登場予定ですが、10時から始まる午前中の全体集会のオープニングに、あの女声ボーカルと男性2人(ギター&カホン)の3人組が出演して演奏してくれるという情報が飛び込んできました。これまでの実行委員会では全然話に出ていませんでしたが、多分確定でしょうね。詳しくは、第3弾のお知らせ(「速報」「続報」の次ですから、確定版のチラシをご紹介がてらの「詳報」になると思います)をお待ちください。

 以上は、音楽関連の企画ですが、午前中には全体集会を開き、ゲストを招いてのスピーチ等があります。過去のメインゲストは以下の方々でした。
 
2013年 
 小出裕章さん(当時・京都大学原子炉実験所助教)
※西の丸広場近くの会場で行われる講演会のために来和された小出さんに、講演前にスピーチをお願いしたもの。小出さんのスピーチの時には大雨でした。
 渡辺陽子さん(当時・福島県郡山市から和歌山に母子避難されていました)
 佐藤勉さん(当時・福島県富岡町から和歌山に避難されていました)
2014年 
 伊東達也さん(原発問題住民運動全国センター筆頭代表委員、浜通り医療生活協同組合理事長)
2015年
 増山麗奈さん(画家・映画監督)「トーク&アート」
 竹本修三さん(脱原発京都訴訟原告団団長・京都大学名誉教授)「大飯原発再稼働差反対の訴え」
2016年
 吉沢正巳さん(希望の牧場・ふくしま代表)

 そして、今年の全体集会のメインゲストは、3.11当時、福島県立双葉高校で教諭をされていた松本佳充(まつもと・よしみつ)さんをお招きすることになりました。
 松本さんご自身、浪江町のご自宅は帰還困難区域ということで、郡山市で避難生活をされており、3.11から6年が経過した福島の現状を語っていただく予定です。

 最後に、過去2回のゲストである吉沢正巳さん(2016年)のスピーチ動画、そして竹本修三さん(2015年)のスピーチ原稿をご紹介したいと思います。
 吉沢さんのスピーチ動画は過去何度