弁護士・金原徹雄のブログ

憲法を大事にし、音楽を愛し、原発を無くしたいと願う多くの人と繋がれるブログを目指します。

行事

6/15・16「市民と科学者の内部被曝問題研究会 研究報告会」

 今晩(2013年6月17日)配信した「メルマガ金原No.1390」を転載します。

6/15・16「市民と科学者の内部被曝問題研究会 研究報告会」

 去る6月15日(土)・16日(日)の両日、東京の日比谷図書文化館において、「市
民と科学者の内部被曝問題研究会」の「2003年度総会及び研究報告会」が開かれ、このうちの「研究報告会」の模様がIWJによってユースト中継されました。
 一定の掲載期間経過後は、IWJ会員限定記事となりますのでご注意ください(IWJ存続のためにはさらに会員数を増やす必要があります。IWJへの会員登録はこのページから)。

 以下に、「市民と科学者の内部被曝問題研究会」ホームページに掲載された
催案内を引用するとともに、IWJによる中継映像にリンクしておきます。

市民と科学者の内部被曝問題研究会 2013年度総会および研究報告会
2013年6月15日、16日 日比谷図書文化館地下コンベンションホール

○ 6月15日

総 会 13:30~16:00
休 憩 16:00~16:20
【一般講演 Ⅰ】 16:20~17:20
座長:生井兵治
16:20~16:40 沢田昭二
 放影研の「黒い雨」に関する見解を批判する
16:40~17:00 牛山元美 
 内部被ばく問題に臨床医としてどう関わっていくか―ベラルーシ研修、被ばく関連検診の報告―
17:00~17:20 大沼淳一 
 市民放射能測定センター(Cラボ)が取り組んできたこと
休 憩 17:20~17:30
【特別講演 Ⅰ】
座長:田代真人
17:30~18:40  島薗 進
 つくられた放射線「安全」論

○ 6月16日
【一般講演 Ⅱ】 10:00〜12:20
座長:大石光伸
10:00~10:20 吉木 健
 汚染と「除染」
10:20~10:40 土居保良、松井英介、松井和子、肥田舜太郎 
 乳歯を保存するプロジェクト―ストロンチウム90の内部被曝追跡調査―
10:40~11:00 生井兵治 
 自然核種と人工核種の大きな差異の証明―自然放射性カリウムK-40のリスクは無に等しい―
座長:中須賀徳行
11:00~11:20 川根眞也
 ベラルーシ報告―日本が学ぶべきこ と―
11:20~11:40 地脇美和、松井英介、松井和子
 IAEAが福島に常駐する目的とは?―IAEAとWHOがチェルノブイリで行ったことから、考える―
11:40~12:00 松井英介、井戸川克隆、梶村太一郎
 もうひとつの選択肢=「脱ひばく」集団移住権利法実現の課題と展望
12:00~12:20 田中一郎(脱原発・脱被曝・被害者完全救済を実現しよう)
 これからの「市民と科学者の内部被曝問題研究会」への提言
昼食休憩 12:20~13:10
【一般講演 Ⅲ】 13:10~13:50
座長:川根眞也
13:10~13:30 柳原敏夫
 ふくしま集団疎開裁判―世界は見ている―(2013年4月24日仙台高裁判決)
13:30~13:50 大石光伸
 関東における被ばく線量評価をめぐる市民による測定
【特別講演 Ⅱ】
座長:沢田昭二
13:50~14:50 太田昌克
 3・11が啓示する教訓とは何か―「救護の不可能性」という核の非人道的帰結―
休憩 14:50~15:00
【特別講演 Ⅲ】
座長:矢ケ﨑克馬
15:00~16:00 西尾正道
 放射線健康被害の未解明な医学的課題について
 
【特別講演 Ⅳ】
座長:西尾正道
16:00~16:45 矢ケ﨑克馬
 放射線防護と人権 ― チェルノブイリ法と福島原発事故被災

※一般講演:講演15分、質疑5分を目途に、12分、15分、20分でベルを鳴らしま
す。
※特別講演:所定時間内で終わることとし、質疑応答の時間は特に設けません。
※両日とも17:00撤収(厳守)
講演課題などには、一部変更があるかも知れません。

予告6/29広瀬隆氏講演会(in泉南市)「私たちの生活とエネルギー~こどもたちの未来へ~」

 今晩(2013年6月4日)配信した「メルマガ金原No.1377」を転載します。

予告6/29広瀬隆氏講演会(in泉南市)「私たちの生活とエネルギー~こどもたちの未来へ~」

 今日も講演会のお知らせをします。
 ただし、和歌山市ではなく、大阪府泉南市で開催される広瀬隆さんの講演会です。
 泉南市のメルマガ読者、北出寧啓さんからお知らせいただきました。

 ところで、広瀬隆さんの講演会に【後援】泉南市というクレジットが入ってい
るのを見て不思議な思いがするのは、思う方が先入観に毒されているのでしょうね。
 当日、私は和歌山県田辺市龍神村で憲法学習会の講師を依頼されているため、泉南市にお伺いすることはできませんが、ご盛会をお祈りします。
 

チラシから引用します)

                
広瀬 隆 講演会

私たちの生活とエネルギー
―こどもたちの未来へ―

講師プロフィール
広瀬 隆(ひろせたかし)氏
1943年東京生まれ。作家。早稲田大学卒業後、メーカー技術者を経て執
筆活動に。『原発ゼロ社会へ!新エネルギー論』をはじめ著書多数。

【日時】 2013年6月29日(土)13:30~16;30
                        開場13:00
【場所】 泉南市樽井公民館 3階多目的ホール
      住所 大阪府泉南市樽井6丁目11番16号
【参加費】 無料

[一時保育] 先着10名  3~6歳児(就学前)
☆事前申し込み必要
  期間 6月15日(土)~6月21日(金)
  申込先 TEL 090-1224-1681(田中)10~16時
        TEL 072-482-4017(石神) 17~20時
        FAX 072-483-6055(石神)
        E-mail masami-t@nike.eonet.ne.jp
[駐車場] 駐車可
☆近隣の方はできるだけ自転車もしくは公共交通機関等のご利用をお願いいたします。
☆お車をご利用の際は、できる限り乗り合わせにてお越しください。

【主催】 原発や新エネルギーを考える会
【後援】 泉南市
【問い合わせ先】 090-1224-1681 (田中) 10:00~16:00
            072-482-4017  (石神) 17:00~ 

予告6/15「子どもたちの未来と被ばくを考える会のつどい」(in和歌山市)

 今晩(2013年5月24日)配信した「メルマガ金原No.1366」を転載します。

予告6/15「子どもたちの未来と被ばくを考える会のつどい」(in和歌山市)

 2012年3月22日、和歌山市議会が「東日本大震災に伴い発生した瓦れきの
け入れに関する決議」を全会一致で採択した直後、傍聴に訪れていた市民有話し合い、「がれき受入問題」にとどまらず、放射能による被ばくから子どもたちをどう守っていくか、どのような未来を子どもたちのために残していくかを考え行する組
を作ろうと動き出しました。
 その結果、同年4月14日(土)に結成総会を開いてスタートしたのが「子どもたち未来と被ばくを考える会」です。

 それから1年余り、2回目の総会と「つどい」を開催することとなりました。
 以下に、公式ブログの案内記事を転載します。

 「つどい」には会員でなくてもどなたでも参加できます。
 記念講演をお願いしている和歌山県岩出市の山崎知行医師は、昨年来、福島県会津若松市における「子ども健康相談」に継続的に出向き、子どもを持つ多くのお母さんたちの悩みに耳を傾け、相談に乗ってこられた方です。
 是非、1人でも多くの方とともに「子どもたちの未来」のために何が出来るかを考えたいと思います。
 お誘いあわせの上、是非お越し下さい。

(以下、公式ブログより転載)

 
会の設立から早1年が経ちました。
 国を挙げての原発推進が引き起こした福島第一原発事故。
 事故後の政府や電力会社の「ウソ」によって分断され、ふるさとを追われた多くの
人たちの悲しみや不安は計り知れません。にもかかわらず、福島第一原発が再び大惨事を引き起こす恐れが依然として続いている中、現政府は原発事故の反省をするどころか、大企業といっしょに海外への輸出に注力している有様です。

 本当にこのままでいいのでしょうか?

 今を生きる私たちは、この現実から目をそらさず、安心して暮らせる世の中を子ど
もたちに引き継ぐために行動を起こす責任があります。共に学び、最善の道を選ん
でいきましょう。
 ぜひお友だちにもお声がけのうえ、お集りください。

◎○◎○◎○◎○◎○◎○◎○◎○◎○◎○◎○◎○◎○◎○◎○◎

~子どもたちの未来と被ばくを考える会のつどい~

と き:2013年6月15日(土)
ところ:和歌山市NPO・ボランティアサロン
    フォルテワジマ6F 和歌山市本町二丁目1番地
    ※移転しました。ご注意ください。
     
どなたでも参加できます(無料)

プログラム
◎13:30~(報告)
「放射性がれきの問題点」 内海 洋一 さん
◎13:50~(講演会)
「福島の子どもたちの・今」 山崎 知行 さん
◎15:20~(質疑)
◎16:00 終了

主 催 子どもたちの未来と被ばくを考える会
連絡先 TEL:073‐451‐5960(松浦)

つどいチラシはこちら

「原発さよなら行進@和歌山 vol.4」に100人が参加

 本日(2013年5月5日)配信した「メルマガ金原No.1346」を転載します。

「原発さよなら行進@和歌山 vol.4」に100人が参加

出発前の挨拶(奥野亮平さん) 昨日(2013年5月4日)午後2時から、和歌山城西の丸広場をスタート・ゴール
地点とする「原発さよなら行進@和歌山 vol.4」が行われました。奥野亮平さん、
麻美さんご夫婦が主催する手作りデモも、はや4回目となったのですね。
 今回は、奥野さんから「5月4日にやります!」という告知があったのがほぼ2週間
前(?)という慌ただしさで(私がFacebookで知ったのが4月20日)、何しろ5月3日・憲法記念日の「憲法9条を守り生かそう わかやまアピール行進」の準備にてんやわんやであったため、今回は広報にもほとんど協力できず、4月27日(連合系)、5月1日(全労連系)のメーデー以来、いささか「デモ疲れ」している人も多いのではないかと心配していましたが、県外から駆けつけた人を含め、総数100人、うち子ど
もたちが13人という多数の参加者がありました。
 回を重ねて4回目ということもあって、みんな自分のやり方で無理せずアピールするペースがつかめてきたのかな、と思います。
 今回も非常に良い雰囲気の「行進」でした。
 以下、今回私の目に付いた点を素描風に。

○今回初めて参加という人に何人か気がつきましたが、これは良い傾向だと思い
ます。毎回、何人かは「初参加」の人に来てもらえるような工夫や声かけが必要なのでしょうね。

○今回のコールは、シンプルな大阪方式でいくということで、「原発いらない」「再
稼働反対」だけというスタイルでした。これなら誰でも「コール役」が出来るから、次回からは、次々と参加者が交代で「コール役」を務めていっても良いかもしれませんね。みんなが主体的に楽しめるし、次もまた参加したいと思えるし、これは良いアイデアかもしれない。

ゴール間近○今回も、原発イランウータンをあしらった特製横断幕を持って先頭を踊り通した
松永久視子さん。彼女のFacebookによると、行進終了後、ご主人とお子さんは和歌山城の天守閣にのぼって行ったのに、久視子さんは疲労回復のために同行しなかったとか。「コール役」のように次々と交代というのは無理としても、先導役にも2、3人は交代要員をスタンバイさせておくべきでしょうね。

○昨年10月7日の第2回に続き、唯一無二の全国反原発デモ映像記録作家・秋山理央さんが再び取材に訪れてくださいました。相変わらず、その身ごなしの素早さは神出鬼没、まさに「神の領域」に足を踏み入れている風情があります。和歌山城でやっている「城プロジェクト」の「くノ一」たちに、身のこなし術を伝授していただきたい位です、とFacebookに書いたところ、早速、西郷章さんから以下のようなコメントが寄せられました。

(西郷章さんのコメント引用開始)
「忍法瞬間移動の術」。私が勝手に作った術名ですが、忍者というか牛若丸とい
うか、こちらと思えばまたあちらと、目にもとまらぬ早技です。警察の目の前で道路にスライディングしてびっくりしました。足を骨折しないようにプロテクターを装着して、さながら改造人間のいでたちです。今日の撮影画像を見たいと言ったら名刺を下
さいました。
(引用終わり)

 そして、その撮影画像「5.4脱原発デモ『原発さよなら行進@和歌山 vol.4』 -
TwitNoNukes和歌山」が早くも You Tube にアップされています(6分45秒)。

 
 これを観るだけでも、「一体いつのまにあんな場所まで移動して撮影していたのだろう?」と驚くようなアングルが出てきます。
 ご参考までに、私が以前ブログで秋山さんを取り上げた記事「秋山理央さんの『脱原発デモ』遠征動画」もご紹介しておきます。

(付記)
 5月5日付の朝日新聞和歌山版に、「原発さよなら行進」が大きく取り上げらました。担当したのは雨宮徹記者ですが、5月3日「楠見子連れ9条の会」を取り上げた宋潤敏(そんゆんみん)記者といい、今の朝日新聞和歌山総局の第一線の記者は期待できる人材が揃ったのかもしれませんし、彼らが書いた記事が掲載にこぎつけたということは、上司に人を得ているのかもしれません。
 「改憲の危機」「原発再稼働の危機」が目の前に迫った今だからこそ、朝日聞和歌山には(もちろん本社にも)頑張ってもらいたいものです。

朝日新聞 和歌山版 2013年5月5日
(抜粋引用開始)
 和歌山市の和歌山城周辺で4日、政党や政治団体ではなく、一般市民が主催する「脱原発」を訴えるデモがあった。呼びかけ人は、紀の川市のデザイナー奥野亮平さん(32)。インターネットや口コミを通じ約100人が参加し、沿道の人々にメッセージを伝えた。
ネット・口コミで集結
 和歌山城周辺も行楽客や家族連れでにぎわう大型連休の真ん中。西の
丸広場で奥野さんが声を上げた。
「地震が世界各地で起きてます。淡路でもありました。これが大飯原発(福
井県)のそばだったらと思ってぞっとして、急きょ今日のデモになりました」
 午後1時半の集合時間には20~30人だった参加者。午後2時、「NO原発」と書かれた小さな横断幕を先頭に広場を出発すると、行進の列はいつ間にか約100人にふくれあがった。
 1時間ほどで和歌山城を一周する間、「シンプルがいい」という奥野さんの
考えで「原発いらない」「再稼働反対」の二言だけをコールした。参加者は拳を突き上げるだけでなく、沿道の人にピースサインを示したり、手を振った
り。楽器を鳴らす人や踊りながら歩く人の姿も見られた。
(中略)
 奥野さんは「ごく自然に、いろんなことに想像力を持ってもらえたらいい。原発問題を生活の一部の問題と思ってもらえるよう底上げ出来たらうれしい」。
 奥野さんの活動に関する情報はブログ「Twit No Nukes 和歌山」に掲載
されている。
(雨宮徹)
(引用終わり)

直前予告5/4「原発さよなら行進@和歌山 vol.4」いよいよ明日!

 本日(2013年5月3日)配信した「メルマガ金原No.1344」を転載します。

直前予告5/4「原発さよなら行進@和歌山 vol.4」いよいよ明日!

 奥野亮平さんご夫婦が主催する「原発さよなら行進@和歌山」の第4回が、何
と明日(5月4日)!開催されます。
 既にご存知の方も多いと思い、ついついご紹介が遅くなってしまい、気がつけばもう明日に迫っていたという次第です。
 正直、今日(5月3日)の11時からの憲法9条「改正」に反対する署名行動、12時30分からの「憲法9条を守り生かそう わかやまアピール行進」の準備で手一杯であったという事情もあります。

 「まあ、みんな、twitter、Facebook、チラシなどでもう知ってるだろうし」と思いつ
つ、ブログ「Twit No Nukes 和歌山」を閲覧してみたところ、「原発さよなら行進」への参加だけではなく、奥野さんご夫婦から、被災地支援ボランティアに出かける岩手県大船渡市への支援物資募集協力要請が呼びかけられているではありませんか(これは知らなかった)。
 そこで、急遽、憲法署名&アピール行進に出かける前に発信することとしました。

 明日の(明日も)「原発さよなら行進@和歌山 vol.4」への参加と支援物資(カ
ンパ)募集へのご協力、よろしくお願いします。

(「Twit No Nukes 和歌山」より引用開始)

ここ最近、大きめの地震が世界各地で起きています。
こんな状況の中、大飯原発が稼働していることや
他の原発を再稼働させるのは絶対に間違っていると思います。
「こんなに危ない原発を未来に残してはいけない!」
こういう思いが少しでもある方は共に歩きませんか?
共に声を上げ、共に考えませんか?
みんなで原発のない未来を作りましょう!!

2013年5月4日(土)
和歌山城西の丸広場 
13時半集合
14時スタート
15時半頃解散予定 (途中参加、離脱OK)

チラシをプリントアウトして配っていただけると嬉しいです。
 
少しお願いがあります
デモ主催の2人が5月16日から20日まで
被災地支援ボランティアで岩手県大船渡市へ行きます。
そこで、デモ当日に物資を集めたいなと思っています。
物資は
●ジャガイモ、玉ねぎなどの野菜、果物、米、乾物、醤油、味噌、食用油、調味
料 など
●春物、夏物衣料、下着、作業着
(新品または新品に近いもの)
●大人用・子ども用のおむつ、生理用品
●ティッシュ、タオルケット、タオル
●自転車、バイク など
です。
ものはないけどカンパしますって方も大歓迎です!
無理のないようにおウチに眠っていたりしたらよろしくお願いします。
(引用終わり)

(参考 「原発さよなら行進@和歌山」過去3回の実施日)
第1回 2012年7月22日
第2回 2012年10月7日
第3回 2013年3月10日

(付録)
 

予告5/25長谷川健一氏講演会【原発に「ふるさと」を奪われて-福島県飯舘村は今-】(in和歌山市)

 今晩(2013年5月2日)配信した「メルマガ金原No.1343」を転載します。

予告5/25長谷川健一氏講演会【原発に「ふるさと」を奪われて-福島県飯舘村は今-】(in和歌山市)

 来る5月25日(土)午後7時から、和歌山市(中央コミセン)において、福島県飯
舘村の酪農家(全村避難のため休業を余儀なくなれていますが)長谷川健一さの講演会が開催されます。
 是非1人でも多くの方にご参加いただきたくご案内します。

 長谷川さんについては、去る2013年1月23日、メルマガ金原No.1242として、
「長谷川健一さん(飯舘村)が伝えたいこと」をお届けしました。

 そして、一度長谷川さんのお話を伺ってみたいと思っていたところ、意外なところか
ら講演会のお誘いがあったのです。

 今年の3月22日、
大阪市西成区で居酒屋を営んでいるという一面識もない女から私の事務所に1通のFAXが届きました。何でも、私のブログを読んでFAXを送ってくださったということでした。
 その方は、3・11以後、仲間の皆さんとカンパを集めて被災地に送る活動を始め、それが縁となって2011年12月に長谷川健一さんの講演会を西成で開催され、以後、長谷川さんとの交流を深めて継続的に飯舘村への支援活動をされているとのとでした。
 そして、本年5月下旬に再び長谷川さんの講演会を開催することになったについては、その前後に「関西周辺で、講演会をしてくださる方々を探しています」「金原さんの周辺で一度講演会を開催していただけないでしょうか?」というご相談でした。
 そこで、早速、私の周囲の皆さんに検討をお願いした結果、「にんにこ被災者支援ネットワーク・和歌山」が開催を引き受けてくださることになったという次第です。

 以上のとおり、私は単にとりつぎ役を務めただけですが、思い切って私に連絡して
くださった西成の「はなまま」さん(twitterハンドルネーム)や「にんにこ被災者支援ネットワーク・和歌山」の皆さんの協力によって長谷川さんの講演会が実現する運びとなり、本当に嬉しく思っています。
 是非、多くの方に飯舘村の実情を知ってもらいたいですね。

 以下に、講演会のチラシを貼り付けておきますので、
この情報の拡散をよろしくお願いします。

(チラシ2から引用開始)
       原発に「ふるさと」を奪われて-福島県飯舘村は今-
          酪農家 長谷川健一さんをお迎えして

「今、世界でも類をみないとんでもない原発事故がこのせまい日本の福島で起き
ています。私達が味わった苦しみ、悲しみをぜひ全国の皆さんに知ってほしい。そしてこの大事故を風化させないでほしい」 長谷川健一

 3月11日に東日本を襲った地震、津波、そして未だ収束のメドがたたない原発
災害。福島第一原発から40㎞の飯舘村は、村全体が計画的避難区域となりました。
 長年、飯舘村で酪農を営んでいた長谷川さんは、酪農を「休止する」という苦渋の決断を下しました。出荷制限の為、原乳をしぼっては捨てざるをえない日々。我が子同然に育ててきた牛たちに十分な餌を与える事もできず、次第にやせ細り、結局別れなければならなかったという現実。
 事故後に自ら撮り続けた村の映像をまじえながら、飯舘村の現状や長谷川さんの思いを語っていただきます。
 長谷川さんは2011年7月5日を皮切りに、これまでも全国各地でたくさんの講演活動を行ってこられています。その原動力となっているのは友人であった相馬市の酪農家が「原発さえなければ」とベニヤ板に書き残し「自死」したことでした。命の尊さ、大切さ。現在、同じ日本の中で起こっている真実をぜひ多くの方に知っていただき、わたしたちは何をしていくか?わたしたちはどう生きるのか?を考え繋がっていける場となればと思います。
 たくさんの方のご来場をおまちしております。

長谷川健一さんプロフィール
1953年、福島県飯舘村生まれ。酪農家として牛や猪を飼い暮らしてきた。福島第一原発事故による放射能汚染を知り、いち早く区長を務める。飯舘村前田地区の住民集会を開いて現状を説明し、被曝を避けるための対処法を知らせた。以後、飯舘村の映像を記録し続け、日本はもとより海外にも出かけて飯舘村で起きていることを知らせる活動を展開している。
著書
『原発に「ふるさと」を奪われて-福島県飯舘村 酪農家のさけび』

日時 2013年5月25日(土)
     18:30 開場
     19:00 長谷川健一さん講演会
     20:30 質疑応答
     21:00 終了
場所 中央コミュニティセンター3階多目的ホール
     和歌山市三沢町1-2
     073-402-2678
参加費 500円(高校生以下無料)
 ※長谷川さんの資料代、交通費に充てさせていただきます。
お問い合わせ 080-2449-5300(富士原)
         ninnico-wakayama@docomo.ne.jp
主催 にんにこ被災者支援ネットワーク・和歌山http://ninnico.jp/
(引用終わり)

(付記)
日時 2013年5月26日(日)午後2時30分~
場所 ふるさとの家(大阪市西成区萩之茶屋3-1-10/地下鉄御堂筋線・堺筋線「動物園前」駅、JR大阪環状線「新今宮駅」徒歩7分)
参加費 500円
主催 西成青い空カンパ

原発に「ふるさと」を奪われて~福島県飯舘村・酪農家の叫び原発に「ふるさと」を奪われて~福島県飯舘村・酪農家の叫び [単行本]
著者:長谷川 健一
出版:宝島社
(2012-02-20)
 
(付録)
 

再び和歌山から弾丸バスツアー!「6.2 NO NUKES DAY」に結集しよう

 今晩(2013年5月1日)配信した「メルマガ金原No.1342」を転載します。

再び和歌山から弾丸バスツアー!「6.2 NO NUKES DAY」に結集しよう

 2012年7月16日に東京・代々木公園で開催された「さようなら原発10万人集
会」に参加するため、和歌山から弾丸バスツアーが企画されたことは本メルマガでもお伝えしましたが(No.1011)、来る6月2日に東京で行われる3団体(さようなら原発1000万人アクション、原発をなくす全国連絡会、首都圏反原発連合)共同アクション「6.2 NO NUKES DAY」に参加する人のために、再び和歌山-東京間に「乗り合いバス」が運行されることになりました。
 6月1日(土)午後8時にJR和歌山駅東口を出発し、6月2日の東京での行動に参加した後直ちに帰途につき、6月3日(月)午前6時頃、和歌山駅に到着予定という、まさに「弾丸バスツアー」です。
 トイレ付大型バスを使用し、募集人数を30人に抑えていることから、車中泊も比較的余裕があるのではないかと思います。
 それでいて、費用は1人6,250円(行事保険250円付き)という、とびきりの「格安価格」になっています。参加を考えておられる方に是非お勧めします。

 なお、6月2日(日)当日は、
「原発をなくす全国連絡会」 明治公園での集会→デモ
 そしてこの2つの流れが

という予定になっていますので、
バスツアーに参加された方は、芝公園前もしくは明治公園前でいったん下車し、それぞれの集会・デモに参加した後、午後4時らの国会前「大包囲&大集会」(~午後7時)に合流することになります。
 当日のスケジュールについては、「原発をなくす全国連絡会」サイトに「当日の主な予定」が要領よくまとめられています。

 以下に、県地評の里﨑さんから今日いただいたチラシを書き写しておきます。
 くれぐれも、お申し込みはお早めに。

(チラシから引用開始)
6.2 NO NUKES DAY (ノーニュークスデイ)に参加しませんか
和歌山より乗り合いバスを出します。
日時 6月1日(土)午後8時~3日(月)午前6時
募集人数 30人
金額 6,250円(往復運賃6千円、行事保険250円)
行程 東京(芝公園・明治公園前)
    国会前大集会に参加します。
集合時刻・場所
 6月1日(土)午後8時 和歌山駅東口の和歌山アーバンH南側
和歌山帰着時刻(予定)・場所
 6月3日(月)午前6時頃(予定) 和歌山駅東口辺り
6.2 NO NUKES DAY に乗合バスを出す実行委員会
連絡先 和歌山市湊通り丁南1丁目1-3 名城ビル2階
(和歌山県地評内)TEL:073-436-3520 FAX:073-436-3554
(引用終わり)

(参考サイト)
「弁護士・金原徹雄のブログ」より

シンポジウム「原発災害と生物・人・地域社会」(飯舘村放射能エコロジー研究会)

 今晩(2013年4月7日)配信した「メルマガ金原No.1318」を転載します。

シンポジウム「原発災害と生物・人・地域社会」(飯舘村放射能エコロジー研究会)

 2012年8月に設立された「飯舘村放射能エコロジー研究会」という組織があり
ます。
 公式サイトに掲載された「発足にあたって」を、少し長くなりますが全文引用します。

(引用開始)
 昨年3月11日の地震・津波をきっかけとして発生した福島第1原発事故は、3つの原子炉のメルトダウンという、原発で起こりうる最悪の事態に至り、大量の放射能が大気と海に放出された。最も大量に放射能が放出された3月15日の午後、放射能を含む大気は、折からの北西方向への風によって、阿武隈山地をはい上がって飯舘村の方向へ流れた。飯舘村は、福島第1原発から30~45kmに位置し、農業を中心に原発とは縁のない村作りを進めてきた村である。放射能を含む大気が飯舘村にさしかかった15日の夕刻、たまたま降雪と重なったことが飯舘村に大量の放射能沈着をもたらすことになった。以来、飯舘村の人々の生活は一変してしまった。飯舘村の人にとって、突然に空から降ってきた放射能汚染は、まったく“不条理”な災難だった。
 飯舘村放射能エコロジー研究会(IISORA: Iitate-mura Society for
Radioecology)は、突然の放射能汚染、放射線被曝、避難生活、生業喪失といった事態が、飯舘村の人々や自然に何をもたらし、これから何をもたらすのか、村人の生活再建はどうあるべきか、調べ、記録し、分析し、飯舘村の人々が被った“不条理”を地元の人々とともに社会に発信しようとする研究者やジャーナリスト、ならびにそうした活動の協力者の集まりである。日本大学の糸長は、住民参画の村づくりのプランニングを通じ、福島事故の20年以上前から飯舘村に関わって来た。環境ジャーナリストの小澤も、福島事故以前から、木質チップボイラー導入など飯舘村での自然エネルギー利用に関わってきた。京都大学の今中は、事故以来、飯舘村の放射能汚染調査を行っている。チェルノブイリ事故の経験が明らかにしているように、大規模原子力災害にともなう被害は、放射能汚染、放射線被曝といった原子力特有の問題に限らず、個人生活や地域社会の破壊、地域経済の破壊、さらには生態系の破壊といった問題にまで及んでくる。事故被害の全体像を明らかにするには、さまざまな分野の専門家による共同作業が不可欠である。IISORAは、飯舘村調査を通じて知り合ったもの同士が、そのような共同作業を行う場として2012年8月に発足した。“事務局”といったものを必要とするような集まりではなく、とりあえず、糸長、小澤、今中の3人が世話人を務め、今後、シンポジウムやホームページを通じて、それぞれの活動の成果について情報発信を行うつもりでいる。
(引用終わり)

 その飯舘村放射能エコロジー研究会が、去る2013
年3月30日(土)、東京大学農学部弥生講堂一条ホールを会場として、以下のシンポジウムを開催しました。
※チラシはこちら

 内容は以下のとおり、3部構成という盛り沢山なものでした。

(チラシより引用開始)
原発災害と生物・人・地域社会
福島の事故でわかってきたこととこれからの課題
 併催:飯舘村酪農家・長谷川健一写真展『飯舘村』
日時:平成25年3月30日(土) 10:00~18:00
場所:東京大学農学部弥生講堂一条ホール
〒113-8657 東京都文京区弥生1-1-1 東京大学弥生キャンパス内
定員:300名
参加費:無料(申し込み不要) 
プログラム
◆開会挨拶(10:00~10:10)
◆第1部(10:10~12:10)
放射能の生物影響と初期被曝量評価
座長 小澤祥司/NPOエコロジーアーキスケープ 
「飯舘村全域を対象とする放射能汚染と初期被曝量評価の試み」
 今中哲二/京都大学原子炉実験所 
「飯舘村での低レベルガンマ線場を用いたイネの遺伝子発現実験の報告」
 ランディープ・ラクワール/筑波大学大学院生命環境科学研究科
「福島原発事故のヤマトシジミへの生物学的影響」
 大瀧丈二/琉球大学理学部
「高線量地帯周辺における野生動物の生態・被曝モニタリング」
 石田健/東京大学大学院農学生命科学研究科
「福島県に生息する野生ニホンザルにおける放射性セシウムの被ばく状況について」
 羽山伸一/日本獣医生命科学大学獣医学部
◆基調講演(13:30~14:00)
「原発災害とリスクコミュニケーション」
 鬼頭秀一/東京大学大学院新領域創成科学研究科
◆第2部(14:00~15:30)
村民の思いと現状報告
 座長 菅井益郎/國學院大学経済学部
「全村避難から2年 飯舘村民からの報告」
 酒井政秋/飯舘村小宮
 菅野榮子/飯舘村佐須
 杉下初男/飯舘村長泥
「避難生活実態と復興に関する飯舘村成人悉皆アンケート調査報告」
 浦上健司/日本大学・NPOエコロジーアーキスケープ
◆第3部(15:50~16:50)
賠償問題と支援の課題
 座長 糸長浩司/日本大学生物資源科学部
「損害賠償問題」
 小林克信/ 原発被災者弁護団(東京)弁護士
「「福島―関東対話の会」の活動から」
  渡辺瑛莉/福島―関東対話の会
◆総合討論(16:50~18:00)
 モデレーター 糸長浩司
(引用終わり)

 このシンポジウム全体は、IWJによって
USTREAM中継されました。
 ただし、非会員の方が視聴できるのは約5分のダイジェスト映像だけで、全編を視聴するためには会員登録が必要です。
 私は年会費1万円を支払った一般会員ですから全編視聴できるのですが、まだ第1部だけしか視聴できていません(いずれ第2部、第3部も必ず視聴したいと思っていますが)。
 
 しかし、第1部だけでも、是非皆さんに視聴して欲しいですね(お金がかかるけれど)。
 今中先生の「飯舘村全域を対象とする放射能汚染と初期被曝量評価の試み」も重要な発表ですが、それに引き続き4人の研究者によって発表された福島第一原発事故による放射能汚染が動植物(イネ、チョウ、ウグイス、ニホンザル)に与えた影響についての研究結果は、その射程範囲についての慎重な吟味が必要であることは当然ながら、相当に考え込まされる内容です。

 なお、IWJの中継映像は会員登録しないと視聴できませんが、この4人の研究
による発表については、「東洋経済オンライン」に詳しい記事が載っていました。

東洋経済オンライン 岡田広行記者 2013年4月3日

 最後に、私には読み解く能力はありませんが、上記研究の内、大瀧准教授ら
グループが発表した論文がネット環境で読めますのでご紹介しておきます。

「福島原発事故のヤマトシジミへの生物学的影響」(大瀧丈二 他)

(付記1)
 今中哲二さんらのグループによる調査・研究の関連資料が公開されています。

(付記2)
 飯舘村放射能エコロジー研究会が2012年11月18日に福島市で開催したシンポウム「福島原発事故が飯舘村にもたらしたもの~村民、支援者、ジャーナリスト、究者の視点から~」の資料がこちらからダウンロードできます。
 また、IWJ福島のユースト中継映像は今でも視聴できます。
  第1部  第2部

「6.2 NO NUKES DAY」合同記者会見

 今晩(2013年4月6日)配信した「メルマガ金原No.1317」を転載します。

「6.2 NO NUKES DAY」合同記者会見

 去る4月2日(火)、脱原発を目指す以下の3団体による「合同記者会見」が開か
れました。

 記者会見の模様は、IWJチャンネル6によって中継され、期間限定で
アーカイブ映(57分54秒)を視聴することができます。

 IWJによる解説記事を引用します。

(引用開始)
 脱原発を掲げる3団体による共同アクション、「6.2 NO NUKES DAY」が6月2日に予定されている。参加団体である、さようなら原発1000人アクション、首都圏反原発連合、原発をなくす全国連絡会は4月2日、アルカディア市ヶ谷で3者合同記者会見を開いた。
 首相官邸エリアでの脱原発抗議は先月で丸1年を迎えた。現在の参加者は約5,000人(主催者発表)。ピーク時の10万人と比べると大幅に減少している。参院選後、安倍政権が原発再稼働を進めるのではないかとの危機感もある中での、共同アクション。「厳しい情勢の中、連帯することは、お互いを励ます機会になる」と反原連のMisao Redwolf氏は語った。
 しかし、未だ「再稼働反対」、「原発ゼロ」を訴える運動は全国で展開され、国民世論も7割以上が脱原発を支持している。さようなら原発1000万人アクションの高田氏は、「依然、多くの国民が声をあげる場を望んでいる」と、反原発の世論は後退していないと主張。しかし、脱原発を実現する難しさは否定しない。
 この3団体が合同で行動を起こすのは今回が初。それぞれが持つ支持層をつなげ、連帯することで、新たな局面に繋げる意図がある。Misao Redwolf氏は、記者会見後のIWJのインタビューに対し、2団体に声をかけたのは自身であることを明かし、「他団体の協力によって私たちには届かない層を集められることができるのではないか」と答えた。
 さようなら原発1000万人アクションと原発をなくす全国連絡会は、それぞれ芝公園と明治公園でアピール行動を行い、夕方16時からの、首都圏反原発連合主催の国会包囲に合流する。【IWJ・ぎぎ】
■登壇者
さようなら原発1000万人アクション:高田健氏、筑紫建彦氏
原発をなくす全国連絡会:長瀬文雄氏、小田川義和氏
首都圏反原発連合:Misao Redwolf氏、戸田裕大氏
(引用終わり)

 これまでも、「さようなら原発1000万人アクション」主催の集会に共産党の志位
員長が個人として参加したり、「首都圏反原発連合」が主催するアクションに、「さようなら原発1000万アクション」と「原発をなくす全国連絡会」がともに協力したりということはあったにせよ、このように3団体合同の取組というのは確かに初めてでしょうね。
 といっても、「党派の対立」など知らない若い人たちにとっては、「それがどうしたの?」というようなものかもしれませんが。

 一応説明しておくと、「さようなら原発1000万人アクション」実行委員会は「東京
代田区神田駿河台3-2-11 総評会館1F 原水爆禁止日本国民会議(いゆる「原水禁」)」内にかれていますし、「原発をなくす全国連絡会」は共産党・全労連系の諸団体(その中には「原水協」もあります)によって構成されています。

 護憲運動にしても反核運動にしても、また脱(反)原発運動にしても、何せ長い
歴史があり、経験した者でないと窺い知れない複雑な経緯があるようで、「目的が一緒なら共同して取り組むのが当然ではないか」というかけ声だけでは何ともならない、という苦い思いをした人も決して少なくないでしょう(かくいう私も・・・)。
 
 その意味からも、この3団体共同の取組の意義は小さくないと思いますし、さらにこれが発展して、反核運動や護憲運動にも共同の取組が当たり前になっていって欲しいと切望します。

 以下に、記者会見当日に配布された資料の中から、
「呼びかけ」の部分の一部を引用します。

(抜粋引用開始)
こうした点をふまえ、原発再稼働を既定のものとする「新規性(安全)基準」の策定及び原発再稼働に真正面から反対し、「原発ゼロ」へ転換を求める運動の力をいまこそ結集し連帯すべき時であるという認識に至りました。そこで、全国の運動の結節点として7月の参議院選挙を見据えた6月2日(日)に「6.2NO NUKES DAY」の統一ロゴのもと、「さようなら原発1000万人アクション」、「原発をなくす全国連絡会」、「首都圏反原発連合」という首都圏をはじめとして大規模行動を行ってきたグループが連帯して協同で「同日アクション」を開催することといたしました。
6.2当日は全国の参加者がこの同日アクションに結集します。「さようなら原発1000万人アクション」は芝公園からの集会・デモ、「原発をなくす全国連絡会」は明治公園からの集会・デモ、そしてこの2つの大きな流れが首都圏反原発連合主催の「0602反原発☆全国大包囲」に合流し、超巨大同日アクションとなります。
圧倒的な市民の声をよりはっきりとより強く、目に見える形で政府にたたきつけます。
全国のみなさまのご参加よろしくお願いいたします。 
(引用終わり)

※「6.2 NO NUKES DAY」関連資料

予告3/23近弁連シンポジウム「震災後2年 いま、広域避難者支援に求められるもの」(in京都市)

 今晩(2013年3月17日)配信した「メルマガ金原No.1296」を転載します。

予告3/23近弁連シンポジウム「震災後2年 いま、広域避難者支援に求られるもの」(in京都市)

 来る3月23日(土)、近畿弁護士会連合会と京都弁護士会の共催により、広
域避難者支援に関するシンポジウムが下記内容で開催されますのでご案内します。 

(チラシから引用開始/一部省略)
近弁連シンポジウム
震災後2年 いま、広域避難者支援に求められるもの
 東日本大震災と福島第一原発事故から二年が経過しようとしています。この震災から6万人を超える県外への避難者が、今も全国で先の見えない暮らしを続けています。
 避難者がこれからの生活を自ら選び取っていくことができるため、尊厳と権利が保障される支援策が明確に打ち出されなければなりません。しかし「原発事ども被災者支援法」の具体化がなかなか明らかにならず、各地方自治体らも避難者の支援策は見えてきません。
 近畿弁護士会連合会では、2年を経過した現在、今後の広域避難者支援の課題を考え、さらなる支援に結びつけるためシンポジウムを開催することとしましたので、是非ともご参加ください。
基調報告1「広域避難者の生活の実情と支援の課題」
講師 松田曜子(関西学院大学准教授・同大学災害復興制度研究所研究員)
基調報告2「避難する権利、被曝を避ける権利の確立に向けてなすべ
こと~原発事故子ども被災者支援法の現状と課題~」
講師 河﨑健一郎(弁護士(東京弁護士会)・福島の子どもたちを守る法律家ネットワーク(SAFLAN)共同代表)
パネルディスカッション「近畿における避難者支援活動に求められるもの」
京都や滋賀など近畿各地の避難者や支援団体からの報告を交えて 
コーディネーター 津久井進(弁護士・兵庫県弁護士会)
2013年3月23日(土)午後1:00~4:30
会場「みやこめっせ」1階第2展示場
 京都市左京区岡崎成勝寺9-1
 最寄り駅・バス停についてはチラシ参照
入場料無料
当日参加可能
※当日参加も可能ですが、できましたら裏面用紙にてFAXで事前にお申し込みください。
主催:近畿弁護士会連合会、京都弁護士会
後援:大阪弁護士会、兵庫県弁護士会、奈良弁護士会、滋賀弁護士会、和歌山弁護士会
お問合せ先 
近畿弁護士会連合会 遠隔地避難者支援連絡協議会担当事務局
(大阪弁護士会 法律相談部相談一課 TEL:06-6364-1238)
(引用終わり)

 チラシの呼びかけ文に「この震災から6万人を超える県外への避難者
が、今も全国で先の見えない暮らしを続けています」とあるのは、おそらく復興庁が定期的に発表している「全国の避難者等の数」に拠るのではないかと思います。
 3月15日発表のデータでは「自県外に避難等している者の数は、福島県から56,920人、宮城県から7,945人、岩手県から1,603人となっている」とあります。
 しかし、これは政府・自治体が「避難者」と公的に把握している人たちの数であって、当然かなりの漏れがあると思わねばなりません。
 それにしても、この表によれば、少なくとも31万人以上の人々がいまだに「避難者」としての生活を送られているのですね。

 そういえば、3月11日付の東京新聞に以下のような記事が掲載されていまし
た。
(抜粋引用開始)
 福島、宮城、岩手の三県で、津波や建物倒壊などの直接的な原因で亡くなった人数の中に占める福島の人の割合は10%。ところが、震災関連死となると52%に跳ね上がる。この数字の異常さこそ、原発事故の恐ろしさを示している。放射能で身体をむしばまれる死だけが、「原発事故による死」ではない。
(引用終わり)

 必ずしも県外避難(広域避難)が「震災関連死」のリスクを高めるということで
はないでしょうが、避難を余儀なくされた人々が直面する課題を少しでも軽減する細やかな支援が求められていることは間違いありません。

「Nuclear Free Now」(東京・日比谷&郡山)とIAEA「福島進出」 後編

 また、OurPlanet-TVも中継を行い、その映像を整理して公式サイトから見られるようにしていますので、以下にまとめてご紹介します。
 この中で広瀬隆さん講演「IAEAとICRP~国際原子力マフィアによる被曝強制の歴史と福島県内の深刻な被曝の現実」のノーカット映像も掲載されています(2時間47分04秒)。
 索引付き映像も3分割でアップされています





 その講演の文字書き出しを「みんな楽しくHappy♡がいい♪」のきいこちゃんが11
回に分けて掲載してくれています。
(記事引用開始)
 12月15日から3日間、福島県郡山で日本政府と国際原子力機関(IAEA)共催の国際会議「原子力安全に関する福島閣僚会議」が開催された。117の国及び13の国際機関が参加し、15日には福島県の佐藤雄平知事とIAEAの天野之弥事務局長が「福島県とIAEAとの間の協力に関する覚書」へ署名。福島県とIAEAは今後、放射線モニタリングや除染、健康管理の分野で協力プロジェクトを立ち上げる。
 これに対して、福島県で生活する女性を中心とした市民が「私たち抜きに私たち
のことを決めないで!」と、国際会議や福島県とIAEAの動きに対して、監視と抗議アクションを行った。
(引用終わり)

 OurPlanet-TVも支援者からの寄付を求めています。ご協力をお願いします。

 さて、12月15日から17日まで、郡山市で開かれた「原子力安全に関する福島
閣僚会議」及び「福島県とIAEAの間の協力に関する覚書」の内容についても非常に気になるのですが、あまりにも長くなり過ぎますし、私にも十分な検討ができていませんので、もう少し考えてみたいと思います。

 閣僚会議についての資料一覧(外務省サイト)はこちらに掲載されています。

 また、閣僚会議を中継したIWJの映像は以下のとおりです。

 また、「覚書」に関わる基本文献は、以下の外務省サイトで公開されていま

 実は「覚書」の本体よりも、私が気になっているのは、添付文書の一つである
「人の健康の分野における協力に関する福島県立医科大学と国際原子力機関との間の実施取決め」の方なのです。
 英文 

 実質的に、原爆傷害調査委員会(ABCC)及びその後身である放射線影響
究所の「フクシマ版」が出現するのではないか?というのは勘ぐり過ぎでしょうか

 上記福島県立医大との「取決め」では、「協力の範囲」を次のように定めてい
ます。
(引用開始)
 両当事者は、協力を行うことができる分野及び活動として、以下を特定した。
●健康管理調査:IAEAは、福島健康管理調査プロジェクトの実施に際し、大
学を支援する。
●能力開発及び研究:両当事者は、人の健康プログラム(放射線緊急医療を
含む)に関する能力開発及び研究に協力する。
●啓発の強化:IAEAは、放射線が人の健康に与える影響に関する啓発を強化し、福島県民の放射線に対する不安及び心的外傷後ストレス障害に取り組
むことを目的として、大学と協力して、会議、セミナー及びワークショップを開催するよう努める。
●専門家による支援及び情報の交換:両当事者は、前記の共同活動を実施
する上で、専門家による支援、情報データ及び資料を交換する。
(引用終わり)

 この「取決め」によって、IAEAは、あの悪名高い「福島県健康管理調査」による
データを自由に入手・利用できるようになるばかりか(「情報データ及び資料を交換する」とされています)、その内容にまで、「支援」という名の下に口出しできる根拠が出来たという評価も可能ではないかと思います。
 そして、一連の「覚書」や「取決め」の目的を端的に表現しているのが上記「啓発の強化」でしょう。いわく、「放射線が人の健康に与える影響に関する啓発を強化し、福島県民の放射線に対する不安及び心的外傷後ストレス障害に取り組 むことを目的として」様々な活動を行うというのです。
 この「取決め」のどこを読んでも、福島県民の放射線による健康被害の低減に寄与する事項など出てきません。そもそもIAEAはそういう機関ではないと言ってしまえばそれまでですが、それでは、福島県立医科大学が、原子力推進機関となぜ「取決め」など結ぶ必要があるのでしょうか?

 ともかく、15日から17日まで開催された「原子力安全に関する福島閣僚会議」
について、外務省サイトは以下のように「結果概要」を取りまとめています。
 一読しても、一体どんな成果が得られたのかさっぱり分かりません。この会議のために使われた費用も、あの「復興予算」から支出されたのでしょうね。
 IAEAや政府の目論見が、全て広瀬隆さんの指摘される通りか否かはさておくとしても、市民による「不断の監視」が必要であることは間違いありません。

(参考サイト)
 福島在住のジャーナリスト・藍原寛子さんのレポートが「ビデオニュース・ドットコム」にアップされましたのでご紹介します。
福島報告 (2012年12月21日)
IAEA国際会議に福島の住民が反発
報告:藍原寛子氏(医療ジャーナリスト)
 
(引用開始)
 総選挙まっただ中の12月15日、日本政府とIAEA(国際原子力機関)による国際会議が福島県郡山市で開催された。
 「原子力安全に関する福島閣僚会議」と銘打ったこの会議には、IAEA加盟120
か国の代表が参加した。会議では福島県や福島県立医大、外務省が除染や放射線モニタリング、健康の3分野でIAEAの協力を受けることで合意。今後IAEAは島県内に拠点を置き、支援活動を展開する。
 2011年5月、当時の菅直人首相が国際会議の開催を提唱。今年8月に佐藤
平知事がウィーンのIAEA本部を訪れ、天野之弥事務局長に福島への支援を要請し、開催が決まったこの会議は、表向きは原発震災に遭った福島県民への支援という内容だが、実際には別の側面もあった。
 会議に先立って、来日した各国の出席者による福島第一原発の視察では、天
事務局長が「防護服は着ずに、マスクと手袋だけで回れるようになった」と話したことが報じられたり、日本産食品の試食会も開かれるなど、海外の出席者に安全性をアピールする内容もあった。
 また、福島県・福島県立医大・外務省と、IAEAがそれぞれ取り交わした覚書の
容については、まだ県や福島県立医大の事務担当者の間でも明確になっていない部分があるという。特に、県民健康管理調査に関して、福島県立医大とIAEAが今後協力していった場合、調査に協力した県民の個人情報の保護やIAEAも加わった調査に関しての県民のインフォームド・コンセント(説明と同意)の確認など、まだ不明確な点が多い。本来は県民の健康のために分析されるデータが適正なのか、どこまで第三者がチェックできるのかも具体的な説明は行われていない。
 もう一つの課題は、脱原発を決めた福島県が、除染など限定的な分野であっても、
「原子力の平和利用」を掲げるIAEAの協力を仰ぐことが、本当に県民の意に沿ってるのか議論の余地がある。原発に関する立場が異なる組織が協力関係を結ぶのは、「利益相反」の可能性もある。
 会議には、今後、原発事業を導入したいというアジアの新興国の代表、各国の電
力会社の代表なども来日。新興国で電力不足が顕著になるなか、「福島の安全が確認できれば、できるだけ早く自国に原発施設を建設したい」と考える出席者もいて、会場内外では関係者による情報交換やロビー活動が盛んに行われた。
 会場の外では、住民を中心として反原発を訴える人々による抗議活動も展開さ
た。IAEAの活動をウォッチするグループ「フクシマ・アクション・プロジェクト」や、国際権NGOヒューマンライツ・ナウの代表者らは、「福島原発事故はまだ終わっていない。事故を過小評価しないでほしい」「福島県内の原発を全て廃炉にするよう日本に働き掛けてほしい」「子どもや若者の被害の最小化に努めてほしい」などとする要請書をIAEA報道官に手渡した。
 会議の映像を交えながら、藍原寛子氏が福島からリポートする。
プロフィール
藍原 寛子あいはら ひろこ
(医療ジャーナリスト)
1967年福島県生まれ。1990年千葉大学文学部行動科学科卒業。同年福島民
友新聞社入社。マイアミ大学医学部移植外科、フィリピン大学哲学科などの客員研究員、国会議員公設秘書を経て、2011年よりフリー。
(引用終わり)
 
前編」 「中編

「Nuclear Free Now」(東京・日比谷&郡山)とIAEA「福島進出」 中編

「フクシマ・アクション・プロジェクト」(12月14日~18日/福島市、郡山市、東京)
 案内 
(IWJによる中継)
 佐々木慶子氏(福島市)
 アンドレイ・オザロフスキー(Andrey Ozharovsky)(ロシア 環境団体ベローナ)
 モニカ・ゾッペ (Monica Zoppè) (イタリア NGOレガンビエンテ)
 カリマ・デリ (Karima Delli) (フランス 欧州議会議員 ヨーロッパ・エコロジー=緑の
党)
 オリビエ・フロロン (Olivier Florens) (フランス ヴォクリューズ県議会副議長 ヨーロ
ッパ・エコロジー=緑の党)
 県庁申し入れ、かんしょ踊り、オープニングデモ行進 等
 08:30 記者会見
 09:00~14:00ごろ ビッグパレット包囲行動
  歌/ダイイン/リレートーク/かんしょ踊り/ヴィジー(無言の監視)など
 11:30 IAEA担当者へ申入れ(主催 フクシマ・アクション・プロジェクト)
 趣旨説明 佐々木慶子氏/挨拶 フランス議員団より
 第一部 14:15~15:15 IAEA、WHOの実態と現場の市民アクション
  ラインハルト・ウーリヒ (Reinhart Uhrig) 氏(GLOBAL 2000, FoEオーストリア)
   IAEA設立の歴史、福島事故後のIAEAの対応、ウィーンでのアクション
  クリストフ・エラン (Christophe Elain) 氏(Independent WHO)
   WHOの真実、IWHOの活動(WHO前での沈黙のアピール)
  厚生労働省前アクション、政府IAEA福島閣僚会議本会議報告
  /音楽演奏
 第二部 15:30~17:00 私たちのアクション~福島原発事故は終わっていない
  武藤類子氏(フクシマ・アクション・プロジェクト)/天木直人氏(元駐レバノン大
使)/オリビエ・フロロン (Olivier Florens) 氏(ヨーロッパ・エコロジー=緑の党、ヴォクリューズ県議会副議長)/ラインハルト・ウーリヒ氏/クリストフ・エラン氏ほか
 まとめ/日比谷の “Nuclear Free Now” との中継
 ・IAEAに対する要請書提出
 ・「原子力安全に関する福島閣僚会議」傍聴報告
 ・海外ゲストからコメント、今後について 他

「脱原発をめざす首長会議」(12月15日/郡山市)
 案内 
 13:00 開会の挨拶 桜井勝延南相馬市長/佐藤栄佐久前福島県知事
  原子力安全閣僚会議の問題点について
  「IAEAの問題点と世界における原子力産業・エネルギー政策の動向」
  福島のために全国の自治体は何ができるのか
 15:20 被災地・福島の現状について
  閉会の挨拶 三上元湖西市長
 16:40 記者会見

 ざっと、項目を抜き出してみるだけでも相当な手間がかかりました。これだけの
画を実現するとなると、準備に大変な労力と時間を要しただろうということが容易に想像されます。本来であれば、もっと注目を集めてしかるべきだと思うのですが、しろ総選挙報道の陰に隠れてしまったことは残念です。
 もっとも、仮にこの時期に総選挙がなかったとして、はたして日本のマスメディアがこれらのイベントを大きく報じたかどうかには相当の疑問符が付きます。
 その意味からも、IWJによるほぼ完全な中継にはほとほと頭が下がります。期間限定配信ですが、有料会員登録をすればアーカイブをずっと見られますので、皆さんも是非会員登録してIWJの財政を支えてください(私も年会費1万円の一般会員になっています)。
(「後編」に続く)

「Nuclear Free Now」(東京・日比谷&郡山)とIAEA「福島進出」 前編

 「メルマガ金原アーカイブス」として、2012年12月22日に配信したNo.1208を転載します。

Nuclear Free Now」(東京・日比谷&郡山)とIAEA「福島進出」

 気にはなりながら、第46回衆議院議員総選挙の分析に時間をとられ、取り上げる
のが遅くなってしまいましたが、去る12月15日、16日の両日、東京・日比谷と郡山おいて、「Nuclear Free Now」という新しいタイプの参加型イベントが行われました。
 公式サイトに記載された開催趣旨を引ます。

(引用開始)
できる!つくろう 原発のない世界
 昨年の東京電力福島第一原発の事故で、私たちは原子力が制御不能であるこ
とを身をもって学びました。以後、多くの人々が「原発のない世界」を求める声を上げ、その結果、政府は新エネルギー戦略で「原発ゼロ」をめざす方針を決定しました。しかしこれに対して政財界からさまざまな抵抗が起きています。
 原発のない社会を実現するためには、市民の一人ひとりの行動が必要です。そし
て、さまざまな立場の人たちが連携して行動すれば、その実現は可能です。私たちの手で、暮らしや経済や政治を変え、再生可能エネルギーを基軸とした「原発のない世界」を実現していきたいと思います。
福島閣僚会議にあわせて
 来る12月15~17日、日本政府と国際原子力機関(IAEA)は「原子力安全
福島閣僚会議」を福島県郡山市で開きます。IAEAは福島県内に除染や放射線影響に関する研究拠点を作るといわれています。この国際会議が、原子力の「安全」という名の下で、原子力産業の延命をはかったり、福島の原発事故の被災者の健康や権利を軽んじるような議論の場になってはならないと私たちは考えます。
 世界各国のリーダーや専門家が集まるこの機会に、私たちは市民の立場から、原
発事故の被災者の方々と共に、世界に向けて原発事故の実態と教訓を語り、「原発のない世界」へのメッセージを発信していきたいと思います。
 Nuclear Free Nowは、東京(日比谷)と福島(郡山)で同時に行われる参加型の
国際イベントです。
Nuclear Free Now実行委員会について
 この実行委員会は、2012年1月14~15日にパシフィコ横浜に1万人以上を集
めた「脱原発世界会議 2012 YOKOHAMA」の成功を引き継ぎつつ、さらに大きな世論を起こすために2012年10月に新たに発足したものです。 2012年11月5日現在、以下の団体等が参加しています。
団体
ピースボート、環境エネルギー政策研究所(ISEP)、グリーン・アクション、原子力資
料情報室、国際環境NGO FoE Japan、国際環境NGOグリーンピース・ジャパン、「さようなら原発」一千万人署名市民の会、首都圏反原発連合、earth garden、ウィメンズアクションネットワーク(WAN)、THE ATOMIC CAFE、ロックの会Nuclear Free Now実行委員会は、郡山での一連の行動について福島県民を中心
とするグループ「フクシマ・アクション・プロジェクト」との連携で企画・実行していきます。
共同代表
上原公子(脱原発をめざす首長会議事務局長/元国立市長)
鎌田慧(「さようなら原発」一千万人署名市民の会呼びかけ人)
ミサオ・レッドウルフ(首都圏反原発連合)
吉岡達也(ピースボート共同代表)
(引用終わり)

 何しろ、非常に盛り沢山な企画であったため、その全部を詳しくご紹介する余裕は
ありませんので、とりあえず公式サイトの該当ページをご紹介しておきます。
 また、各イベントごとに、IWJによる中継映像へのリンクをっておきました。
 IWJの他に、OurPlanet-TVも中継を行いましたが、これは別途下の方にまとめてご紹介します。

「脱原発世界会議2」(12月15日、16日/東商ホール、イイノカンファレンスセ
ンター)
(IWJによる中継)
 10:00~12:00 テーマB(チェルノブイリから学ぶ)1
  「低線量被ばくとIAEA・WHO」
   阪上武/アレクセイ・ヤブロコフ/中手聖一/吉田由布子/渡辺瑛莉各氏
 13:00~15:00 テーマC(脱原発社会のつくり方)1
  「『原発ゼロ』へ政府と政治がやるべきこと」
   金子勝/河合弘之/ミランダ・シュラーズ/アイリーン・美緒子・スミス各氏
 16:00~18:00 テーマB(チェルノブイリから学ぶ)2
  「放射線防護のための被災者支援のあり方とは」
   満田夏花/中手聖一/阪上武/アレクセイ・ヤブロコフ/山田真/吉田由
布子各氏
 10:00~12:00 テーマA(原子力を規制する)1
  「どこか変だよ、今の原子力規制」
   満田夏花/後藤政志/ポール・ガンター/クリストフ・ピストナー/ソー・ヒョン
リム/伴英幸各氏
 13:00~15:00 テーマA(原子力を規制する)2
  「原子力規制への市民の提言」
   満田夏花/後藤政志/ポール・ガンター/クリストフ・ピストナー/ソー・ヒョン
リム/伴英幸各氏
 16:00~18:00 テーマC(脱原発社会のつくり方)2
  「日常のモヤモヤから政治へ ─ 手をつなぐ女たち」
   上野千鶴子/ミランダ・シュラーズ/松浦雅代/橋本典子/アミ―・クロンブ
ラド/寺町みどり/今大地はるみ/植田真紀各氏
 10:00~12:00 テーマC(脱原発社会のつくり方)3
  「原発を止めた人たち」
   松浦雅代氏/モニカ・ゾッペ氏/アンドレイ・オザロフスキー氏/キム・ヘジョ
ン氏/ライ・ウェイチー氏/小笠原厚子氏/石地優氏/清水敏保氏
   ※ 1本目の録画の4分20秒~13分50秒が松浦雅代さん(原発がこわい女たちの会@和歌山市)からの報告です。
 13:00~15:00 テーマC(脱原発社会のつくり方)4
  「自然エネルギーと分散型社会への道筋はこれだ」
   トーマス・ブリュアー氏/ウブェ・フリーシェ氏/古屋将太氏/加藤憲一氏/
山田幸司氏/松下照幸氏
 16:00~18:00 まとめの会
  「できる!つくろう 原発のない社会」
   ビデオメッセージ ジョディ・ウィリアムズ氏
   マイケル・シュナイダー氏/藤波心氏/吉岡達也氏/ミサオ・レッドウルフ氏
/佐藤栄佐久氏

「さようなら原発世界大集会」(12月15日/日比谷野外音楽堂)
 ■出席者
 ・鎌田慧氏(ルポライター)
 ・内橋克人氏(評論家)
 ・澤地久枝氏(作家)
 ・田中優子氏(法政大学教授)
 ・大賀あや子氏(ハイロアクション福島原発40年実行委員会)
 ・アンドレイ・オザロフスキ (Andrey Ozharovsky) 氏(リトアニア 環境NGOベロー
ナ)
 ・モニカ・ゾッペ (Monica Zoppè) 氏(イタリア 環境NGOレーガンビエンテ)
 ・宇都宮健児(元日本弁護士連合会会長、東京都知事選候補者) 

「脱原発世界大行進」(12月15日)
 案内 

「市民ひろば」(12月15日、16日/日比谷公園)
(IWJによる中継)
 11:00 オープニング・トーク
 11:20 音楽ライブ「制服向上委員会」
 12:30 音楽ライブ「リクルマイ」
 13:00 ふくしまトーク
 13:10 トーク 河野充枝氏(陸前高田 八木澤商店)「ぼくらの知りたい未来のか
けら」
 13:40 音楽ライブ「難波章浩 – Akihiro Nanba -」
 ※ この部分の文字起こしが「ぼちぼちいこか。。。」にアップされています。
 14:30 トーク「ピース&グリーンボート2012(脱原発クルーズ)報告」
 15:20 トーク 田坂広志氏ほか「参加型民主主義の未来へ、デモクラシー2.0イニ
シアティブ」
 および 11:40 大河原雅子氏(民主党)/12:00 田村智子氏(共産党)/14:30
  嘉田由紀子氏(未来の党 代表)
 11:30 音楽ライブ ランキンタクシー
 12:00 音楽ライブ 渋さ知らズオーケストラ
 13:00 トーク 宮台真司氏、Kダブシャイン氏
 13:40 トーク 辻信一氏、廣田裕介氏(福島 leaf)、亀山のの子氏(写真家)
 14:20 トーク 山本隆氏(ピースボート災害ボランティアセンター)「宮城県石巻市 
震災後、これからの街づくり」
 15:00 音楽ライブ&トーク 佐藤タイジ氏 “いくぜ!ソーラー武道館!!”

特別プログラム「みんなのもんだい。じぶんのもんだい。」(12月15日/日比谷野外
大音楽堂)
 吉岡達也氏(ピースボート共同代表)
 松田美由紀氏(女優)
 後藤政志氏(元原子炉格納容器設計者)
 藤波心氏(タレント)
 岩上安身氏(IWJ代表)
 ライブ・パフォーマンス Frying Dutchman

(「中編」に続く) 

「福島を忘れない!原発ゼロ 和歌山3・10フェスティバル」と3/9「つながろうフクシマ!さようなら原発大集会」(東京・明治公園)から

 今晩(2013年3月10日)配信した「メルマガ金原No.1289」を転載します。

「福島を忘れない!原発ゼロ 和歌山3・10フェスティバル」と3/9「つながろうフクシマ!さようなら原発大集会」(東京・明治公園)から

 本日(3月10日)、全国各地で原発廃絶を目指す多くの行事が行われたことと思
いますが、私の地元・和歌山市でも、和歌山城西の丸広場では「福島を忘れな!原発ゼロ 和歌山3・10フェスティバル」が開かれ、ステージ上での多彩なバンド演奏、様々なブース出展、たくさんの子どもたちを喜ばせたミニ機関車などの企画の後、
午後2時から全体集会、そして午後3時からアピール・パレードが行われました。
 ただし、あいにくなことに天気予報がズバリと当たり、昼過ぎからぽつぽつと雨が降り出し、午後2時前、本部テントに小出裕章先生(京大原子炉実験所)がスタンバしてくださるころには強い風をともなった横殴りの雨となってしまいました。
 その雨の中、全体集会が始まり、小出先生のスピーチ、福島県から和歌山に避難しておられる渡辺陽子さん(郡山市から)と佐藤勉さん(富岡町から)のお話に引き続き、協賛団体代表からの1分間スピーチ(私も「子どもたちの未来と被ばくを考える会」からのメッセージをお話しました)が行われるころには少し雨も小やみとなり、終始雨は降り続いたものの、何とか無事アピール・パレードも行うことができました。
 まだ、まとめの実行委員会が済んでいないので、正確な数字ではありませんが、フェスティバル参会者は約1,000名、内約300名が最後のアピール・パレードに参加といったところでしょうか。
 たしかに、1年前の3月11日に同じ会場で行われた「いのち守ろう!3.11和歌山県民大集会」に比べれば、参加者はずっと少なかったとはいうものの、組織からの団体動員があった訳ではなく、基本的に個人の意思に基づく参加者ばかりであり、しかもこの悪天候の中を押しての参加なのですから、決して昨年に比べて見劣りするものではないと確信します。
 参加された皆さま、運営に関わられた皆さま、ありがとうございました。そして、お疲れ様でした。
 本来であれば、フェスティバルの模様を撮影した写真を添付してレポートするつもりであったのですが、雨の中を無理を押して撮影したのがあだとなり、アピール・パレーの途中でついに私のデジカメが音を上げてうんともすんとも言わなくなり、せっかく撮したデータを取り出せなくなってしまいました。
 ということで、メルマガ金原の読者の中でフェスティバルの写真を撮影して、「自作」を送ってもよいという方は、是非、私の「cfavg・・・」の方のアドレスにデータを(出来れば圧縮の上)送信していただけると嬉しいです。
 メルマガ読者といえば、今日は、これまで一度もお会いしたことのなかったメルマガ読者の方数名から声をかけていただき、またメルマガ読者ではないものの、フェイスブックの「友達」になっていただいている方(複数)からも声をかけていただきました。
 その中のお1人に、これまでもメルマガやその付録でご紹介してきた『東電に入ろう(倒電に廃炉)』や『世界』を歌っているヒポポフォークゲリラのリーダー(なのでしょうね)である「ヒポポ大王」さんが来てくださって、色々とお話できたのは嬉しかったですね。お伺いしたところ、ご出身は古座町(現串本町)だとか。ということで、最近の代表作である(と私が勝手に考えている)上記2曲を付録に収録させていただきました。

 アピール・パレードが終わった後は、すぐ近くで小出裕章さんが講演されてい
る会場(和歌山市勤労者総合センター)にかけつけ、主催者枠(共催団体「子どもたちの未来と被ばくを考える会」の事務局連絡先が金原法律事務所になっている)ということで、立ち見で講演の後半約1時間を聴かせていただきました。
 講演会自体は質疑応答も含めて午後5時過ぎに終了したのですが、10分間の休憩をはさんで午後6時まで、質疑応答の第2部が行われたのには驚きました(帰られた方もいるので第2部は座って聴けました)。
 You Tube や USTREAM でお馴染みの誠実かつ明快な小出先生のお話に聴衆の皆さんが聴き入り、質疑応答の第2部が終了してからでも、多くの若い聴衆に囲まれて様々な質問に答えておられました(質疑応答の事実上の第3部ですね)。

 ところで、昨日(3月9日)、東京の明治公園で開かれた「つながろうフクシマ!さよ
うなら原発大集会」には1万5000人が参加したと伝えられています。「数が最も大事」という訳ではないものの、いささか考えさせられる数字ではありますが、それでも重要な集会の様子を是非視聴しましょう。といっても、中継も長いので、とりあえず注目すべ
きメッセージとスピーチを一つずつご紹介しておきます。

花田惠美代さん(元祝島島民・上関原発を建てさせない祝島島民の会からのメッ
セージ代読)
 IWJ中継 45分20秒~
 「島民の会」ブログにメッセージが掲載されていましたのでご紹介します。
(引用開始)
「つながろうフクシマ!さよなら原発大行動」へのメッセージ
 「つながろうフクシマ!さよなら原発大行動」にご参加されている皆様、そして開催
にご尽力された関係者の皆様に敬意を表します。
 この3月11日という日を迎える中で、あの東日本大震災と福島第一原発事故による犠牲者の方々、いまだに故郷に戻れない避難者の方々、放射能汚染に苦しむ方々のことを決して忘れてはならないと、島民一同、あらためて胸に刻みたいと思います。
 さて、私たち祝島島民が30年にわたって反対し続けてきた上関原発計画ですが、福島原発の悲惨な事故と引き換えに埋立て工事は中断しています。
 「もはや原発の新規建設などあり得ない」、それが多くの国民の意思のはずです。
 しかし上関では、計画の存続と推進のための動きが、おおやけに、あるいは水面下で、いまだに進められています。
 山口県知事は昨年夏の県知事選挙において、「脱原発はあたりまえ」と発言し、中国電力による原発計画のための海の埋立て免許の延長申請を、不許可処分とすることを約束していました。本来なら昨年10月には埋立て免許は失効しているはずでした。しかし知事は処分の決定の先延ばしを続け、そのあげく、先日の県議会において審査にさらに1年もかけることで免許を失効させないようにするという公約違反をおこなうことを平然と発表しました。
 また皆様もご存じのように、さまざまな理由はあるものの、祝島でも先月開催された祝島の漁業者の総会では、これまで拒否し続けてきた漁業補償金の受け取りに過半数の漁業者が賛同するという結果となってしまいました。
 外から見れば進む余地のないように見える上関原発計画ですが、厳しい状況が現地では続いています。
 その中で私たち祝島の島民がまずできることは、島民が一丸となって30年にわたって原発に反対してきた運動の意思を決してゆるがせないこと、そして福島から目をそむけることなく、多くの方々とつながっていくことです。
 明日3月10日には、私たちも県内の仲間と地元上関町で集会を開きます。上関原発計画に反対する意思をあらためて確認し合うとともに、今なお福島で農業をされている方を招き、福島の「本当の今」を、原発建設をいまだに願う人たちも含めた多くの方々と共有していきたいと思います。
 そして今日、この会場にいる皆さまをはじめとした多くの方々とこれまで以上につながりを深め、私たちの子供や孫たちの生きる未来に、これ以上原発という負の遺産を残さないために、小さな瀬戸内の島からこれからも声をあげ続けていきたいと思います。
  2013年3月9日 上関原発を建てさせない祝島島民の会
(引用終わり) 

斎藤夕香さん(福島県福島市から京都への避難者)
 IWJ中継 3時間08分50秒~  
 OurPlanet-TV 3分45秒~

 

(付録)
『東電に入ろう(倒電に廃炉)』 ヒポポフォークゲリラ

※この曲について私がメルマガに書いた文章もご参照ください。

『世界』 ヒポポフォークゲリラ
 

もう一度予告「福島を忘れない!原発ゼロ 和歌山3・10フェスティバル」

 今晩(2013年2月23日)配信した「メルマガ金原No.1273」を転載します。

もう一度予告「福島を忘れない!原発ゼロ 和歌山3・10フェスティバル」

 2月7日のメルマガNo.1257で開催を予告した「福島を忘れない!原発ゼロ 和
歌山3・10フェスティバル」の内容が固まってきましたので、再度ご案内します。
 奥野亮平さんデザインによる素敵なチラシの確定版も出来上がってきました。和歌山における「脱原発」を象徴するキャラクターとなりつつある「原発イランウータン」が、西の丸広場を走るミニ蒸気機関車にまたがって「忘るな!福島」と呼びかけています。
 
チラシ表面(pdf)
チラシ裏面(pdf)

(チラシ文字データ・引用開始)
-表面-
福島を忘れない! 原発ゼロ 和歌山3・10フェスティバル 
2013年3月10日(日)11:00~
和歌山城 西の丸広場   
内容盛りだくさん!! どなたでもお気軽にご参加ください。
全体集会 pm.2:00~pm2:50
 京大・小出裕章さんのお話
 福島県の方々のお話
 実行委員会参加団体1分間アピール
ステージ企画 am.11:10~pm.1:45
 バンド演奏
 大声コンテスト
ブース企画 am.11:10~pm.2:50
 模擬店、展示、フリマ、工作教室など
乗れる!ミニ蒸気機関車がやってくる!(無料)
主催●福島を忘れない!原発ゼロ 和歌山3・10フェスティバル実行委員会
協賛●楠見子連れ9条の会、原水爆禁止和歌山県協議会、原発をゼロにする歌山県民の会、憲法を生かす会・和歌山、子どもたちの未来と被ばくを考える会、生活協同組合コープ自然派和歌山、わんぱく鉄道クラブ、NPO和歌山有機認証協会(あいうえお順)
実行委員会事務局●電話:073-436-3520 FAX:073-436-3554
E-mail 
zero_wakayama310@yahoo.co.jp

-裏面-
福島を忘れない! 原発ゼロ 和歌山3・10フェスティバル 
 2013年3月10日(日)am.11:00~pm.4:00(パレード終了時間)
オープニング(オープン宣言) am.11:00
ステージ企画 am.11:10~pm.1:45
●バンド演奏(出演者)
 NO∞無(ノブ)  THE SODA(ザ・ソーダ)  平山あかり(ジャムバンド)
 DORAneCO(ドラネコ)  ガルウイングス
●大声コンテスト「原発ゼロ」私は言いたい、大声コンテスト」 賞品あり 
ブース企画(テント・野外) am.11:10~pm.2:50
●模擬店
  飲食物(ぜんざい、おにぎり、たこやき、水ぎょうざ、カレーうどん、コーヒーなど)
  農産物、お酒、書籍
●展示、フリマ、工作教室、スーパーボールすくい、ギターワークショップなど
●ミニ蒸気機関車が西の丸広場を走ります。
全体集会 pm.2:00~pm.2:50
●京都大学原子炉実験所助教の小出裕章さんのお話
●福島の方のお話
●実行委員会参加団体(1分間アピール)
閉会宣言 pm.2:50~pm.2:55
アピールパレード(原発さよなら行進Vol.3) pm.3:00~
●パレードコース
  和歌山城・西の丸広場→砂の丸広場横→追廻門→県庁前交差点左折→
  (三年坂通り)→屋形町交差点左折→(屋形通り)→三木町交差点左折→
  (けやき大通り)→西の丸広場
※たいこ、楽器、コスプレ、きぐるみなど、大歓迎です。プラカードや横断幕など用して参加いただければうれしいです。  
県内の協賛企画
◆「原発」を考える市民公開講座
 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章さん
 3月10日(日)14時30分~ 和歌山市勤労者総合センター6Fホール
◆原発ゼロ アピールウォーク
 3月9日(土)13時30分~ 湯浅町・有田教育会館
◆原発いらん3.10日高アクション
 3月10日(日)11時~ 御坊市役所前
◆映画「バベルの塔」上映
 3月10日(日)10時~ 田辺市・ビッグユー
         10時30分~ 田辺市・西牟婁教育会館
◆0310原発ゼロ☆大行動 しんぐう集会としゃぼんだまパレード
 3月10日(日)13時30分~ 新宮市役所前広場
2月15日(金)現在
(引用終わり)
 
 会場の西の丸広場から徒歩1~2分の和歌山市勤労者総合センターで、後2時半から開催される市民公開講座で講演される小出裕章さんに、会場入り直前に西の丸広場に立ち寄り、スピーチしていただくようにお願いしています。
 従って、幸運にも小出さん講演会の入場整理券をゲットできた方は、2時までに「福島を忘れない!原発ゼロ 和歌山3・10フェスティバル」を楽しんでいただき、全体集会前半まで参加した後、勤労者総合センターに移動していだくということになります(せめて、福島から避難されている方のスピーチは聴いていってくださいね)。

 ちなみに、小出裕章さん講演会は、和歌山県保険医協会と子どもたちの未
来と被ばくを考える会の共催であり、整理券申込先は、和歌山県保険医協会事務局(電話073-436-3766)ですが、はたして整理券まだあるかなあ?もうないんじゃないだろうか・・・。ちなみに、私も1枚も持っていません(私はアピールパレードの方に参加するので)。
 小出さん講演会については、「子どもたちの未来と被ばくを考える会」ブログご覧ください

 気がつけばあと2週間余りで「3.11」2周年を迎えるのですね。
 これまでの2年間に何ができたかを問うことによって、これから何をしなければならないかが見えてくるのだろうと思います。
 「和歌山3・10フェスティバル」が、そのための手がかりを得られる場になればと願っています。

7/16武藤類子さんスピーチ原稿(さようなら原発10万人集会)

 「メルマガ金原アーカイブス」として、2012年7月19日に配信したNo.1030を載録します。

7/16武藤類子さんスピーチ原稿(さようなら原発10万人集会)

 2012年7月16日、東京の代々木公園で開催された「さようなら原発10万人集会」
については、主催者発表で「17万人」とも言われ、正確な数字は誰にも分からないかもしれません。
 和歌山からも、私の知人が何人も、特別仕立てのバスで東京に向かわれましたので、この炎天下、さぞ特別な体験をされたことでしょう。

 その全体集会の中から、武藤類子さん(福島県
三春町)のスピーチ原稿をご紹介しようと思います。武藤さんが所属される「ハイロアクション 福島原発40年」サイトに掲載されていました。
 実際のスピーチとは微妙に異なる部分もありますが、あえて訂正せず、原稿をそのままご紹介します。

 OurPlanetTV撮影によるスピーチ映像視聴と併せて是非ご一読ください。
 

スピーチ原稿
(引用開始)
熱い日差しの中を「さよなら原発10万人集会」につながる皆さん。
本当によく来て下さいました。主催者でもない私がこんなことを言うのはちょっと変ですが、
でも、本当によく来て下さった・・・と思うのです。
3・11からの日々、福島の人々も、もちろんそうですが、福島原発事故に心を痛め、原発がある社会を憂えた日本中の人々が、やさしく支え合い、自分にできる何かを・・・とち上がり、数々の行動を起こしてきました。
今日、皆さんにお話ししたいのは、悲しみと困難の中で、それぞれが本当に「よくやってきたね」と言うことです。
明らかにされていく事実の中で、更にがっかりすることや驚きあきれることもたくさんありました。
数々の分断は私たちをバラバラにしようとしました。
暗闇の中で、翻弄され、傷つき、混乱しながら、それでもつながり続け、ひとりひとりが最
善を尽くして来たと思うのです。
それが、この夏の公園にひろがる色とりどりの花もようです。
官邸前の熱い金曜日です。
日本中で展開される福島の子どもたちの保養プロジェクトや健康相談です。
日本のあちこちに市民の力で建てられた放射能測定所です。
さまざまな人々が立ち寄っていく経産省前テントです。
いちはやくマンパワーを送り込んでくださった障がいを持つ人々を支えるネットワークです。 
被曝の中で行われた数々の除染実験です。
見知らぬ土地での勇気をふりしぼった新しい生活です。
福島の女たちの大飯原発弾丸ツアーです。
1300人以上の市民による集団告訴です。
電力会社を訴える数々の裁判です。
政治に訴えるあらゆる取り組みです。
情報開示や自治体へのたゆまぬ働きかけです。
インターネットでまたたくまに拡がっていく小さな報道です。
映画であり、音楽であり、書物です。
各地で広がるユーモラスな福島の古い盆踊りです。
今、私たちの上を飛ぶヘリコプターです。
そして、今日、福島県の二本松市というところからてくてくと歩いてやって来た人がいます。
「灰の行進」の関さんです。
彼は、6月のある日、たった一人で東京に向かって歩き始めました。
かつて、3・11の原発事故が起きる前に二人の若者が、東京から福島までを歩き通す
「ハイロウォーク」を試みようとしたことがありました。それは、消費地東京から原発現地の福島へ・・・電気を送る道を逆にたどり、原発なき世界の新しいビジョンを考える行進のはずでした。
しかし、今、電気の道をたどりながら、放射能に汚染された庭の土を背中に背負って関
さんは一歩一歩、歩いて来ました。明日、東電と経産省に「あなたがたが出したものを返しに来たよ」と渡しに行くのだそうです。暑い日も雨の日もてくてく歩くうちに、ひとりふたりと同行者が増え、今日は、どれくらいの人々とともにこの公園へ歩いて来られたのでしょうか。
わたしたちは、今日ここで、「ほんとうに、よくやってきたね」と自分をほめ、今、となりにいる人をほめましょう。
そして、深く息を吐き、体をいたわりましょう。私たちの行動を支えてきた大切な体です。
これ以上、自分自身をすりへらしてはいけません。
明日をかしこく生きるために、ひそかにほほえみをたくわえましょう。
しかし、それでも福島の現状はあまりにも厳しいのです。
4号機、甲状腺検査、再稼働、瓦礫問題、安全保障、廃墟と復興の間(はざま)で、ひっそりと絶たれていく命たち・・・
アメリカのジョアンナ・メイシーという人がかつて言いました。
「絶望こそが希望である」と。
福島原発事故という最悪の事態の中から、私たちはかすかな光をたぐり寄せ、今、この
ように青空のもとに集まっています。
声なき声と共にあり、分断のワナにゆめゆめ落ち込むことなく、かしこくつながりあっていきましょう。
共に歩んでいきましょう。
(引用終わり)

 武藤類子さんのスピーチといえば、昨年9月19日に東京の明治公園で行われた集会
でのスピーチが思い出されます。このスピーチで「武藤類子さん」のお名前を初めて知ったという方が多いと思います(私もそうでした)。
 その時の映像です。

 36分35秒ころからが武藤さんのスピーチです。多くの人々(英語字幕版の You Tube を観た外国の方も含む)が魂を揺さぶられたスピーチです。
 私もメルマガ&ブログで (必読!)スピーチ書き起こし9/19「さようなら原発5万人(6万人)集会」 という記事を書きました。 
 私にとっても、3.11以降、「ことばの力」をこれほどはっきりと認識させられたことはありませんでした。

 それから10ヵ月が過ぎ、今回は、前回をはるかに上回る期待とプレッシャーの中でのス
ピーチでした。
 皆さんは、このスピーチをどう受け止められたでしょうか?
 私は、期待以上であり、新たな勇気を与えられたと思っています。
 スピーチの最後の部分「声なき声と共にあり、分断のワナにゆめゆめ落ち込むことなく、かしこくつながりあっていきましょう。共に歩んでいきましょう。」が全てを語っています。

 なお、スピーチの中で触れられた二本松市の関(久雄)さんについては、以下の
記事をご参照ください。
 
(引用開始)
「土の放射能返す」 福島の男性、東電に抗議 東電側 「預かります」
 東京電力福島第1原発の事故で放射能に汚染された自宅の土をリュックに入れて背負い、東京を目指して歩いてきた福島県二本松市のNPO職員関久雄さん(61)が17日、東電本店(東京・内幸町)で、土を突きつけて「東電や国の責任を明確にし、原発から撤退してほしい」と抗議した。午後には経済産業省を訪れた。
 関さんの行動に賛同した福島県田村市や相模原市の住民ら約20人が同行し、代表8人が社内に入った。
 関さんはビニール袋に入れた放射線量が毎時約0.27マイクロシーベルトの土300グラムを東電職員に手渡し「土の中の放射能は私のものではない。責任元に返す」と訴えた。田村市の女性らも土や灰を渡した。
 東電側は「受け取るわけにはいかないが、預かります」とした。
 事故で汚染された関さん宅の庭は除染後も0.8マイクロシーベルトで、室内も0.3マイクロシーベルト前後と高い値を示した。妻(54)と一番下の中学1年の男子(13)は山形県に避難している。
 6月12日に二本松市をたち、郡山市、栃木県那須町などを仕事の休みの日を利用して1人で南下。16日に都内であった「さようなら原発10万人集会」に参加するため、すべての道のりを歩くことは断念したが、南関東のホットスポットも歩いた。関さんは「土を手にして汚染を痛感してほしい」と話した。
(引用終わり)
 
 さらに、武藤さんのスピーチで引用されたジョアンナ・メイシーさんのことば「絶望こそが希望である」は、この著書(訳本)のタイトルでした。 

(必読!)スピーチ書き起こし9/19「さようなら原発5万人(6万人)集会」

 「メルマガ金原アーカイブス」として、2011年9月21日に配信したNo.565を載録します。同年9月19日に明治公園で開催された大集会での文字通り「歴史に残る」武藤類子さんのスピーチ書き起こしをご紹介したものです。

(必読!)スピーチ書き起こし9/19「さようなら原発5万人(6万人)集会」

 去る9月19日(月・敬老の日)、東京の明治公園で開かれた「さようなら原発5万人(6万人)集会」でのスピーチ映像は既にご紹介済みですが(No.560、564)、
いずれ、この人なら、スピーチ全文の書き起こしをやってくれるだろうと期待していた「きいこちゃん」こと「みんな楽しくHappy♡がいい♪」の管理人さんが、やはり書き起こしをやってくれました。
 
 OurPlanet-TVの中継画像も再掲します。

0分~ 鎌田慧さん 
4分~ 大江健三郎さん 
9分~ 内橋克人さん 
12分~ 落合恵子さん 
17分~ 澤地久枝さん 
25分~ フーベルト・ヴァイガーさん(FoEドイツ代表/逐次通訳)
32分~ 山本太郎さん 
36分~46分 武藤類子さん(ハイロアクション福島原発40年実行委員会) 

 全て素晴らしいスピーチですが、私が特に深い感銘を受けた武藤類子さんのスピーチについてだ
け、「きいこちゃん」の書き起こしを、スピーチを聴き直しながら、私自身で校正しました。
 以下に、武藤類子さんのスピーチ全文を引用します。
 これだけでも、是非読んでください。そして、録画を視聴してください。
 このスピーチに心を動かされない人がいようとは信じられません。
 そのような人はいないと信じたい・・・たとえ、「あの」日本経団連の会長であってもです。

(引用開始)
武藤類子さん(ハイロアクション福島原発40年実行委員会)のスピーチ全文
 福島のみなさん、どうぞ一緒に立ちあがって下さい。
 みなさんこんにちは。福島からまいりました。今日は福島県内から、それから、避難先から、何台
もバスを連ねて沢山の仲間たちとやってまいりました。初めて集会やデモに参加する人も沢山います。それでも、「福島原発で起きた悲しみを伝えよう」「私たちこそが原発いらないの声を上げよう」と声を掛け合い、誘いあってやって来ました。
 初めに申し上げたいことがあります。
 3.11からの大変な毎日を、命を守るためにあらゆることに取り組んできたみなさんひとりひとりを
深く尊敬いたします。
 それから、福島県民に温かい手を差し伸べ、つながり、様々な支援をして下さった方々にお礼を
申し上げます。
 ありがとうございます。
 そして、この事故によって、大きな荷物を背負わせることになってしまった子どもたち、若い人々に、
このような現実を作ってしまった世代として、心から謝りたいと思います。
 ほんとうにごめんなさい。
 さて、皆さん、福島はとても美しいところです。東に紺碧の太平洋を望む浜通り。桃、梨、リンゴ
と果物の宝庫の中通り。猪苗代湖と磐梯山の周りに黄金色の稲穂が垂れる会津平野。その向こうを深い山々が縁取っています。山は青く、水は清らかな、私達のふる里です。
 3.11原発事故を境に、その風景に目には見えない放射能が降り注ぎ、私達は被ばく者となり
ました。大混乱の中で、私達には様々なことが起こりました。素早く張り巡らされた安全キャンペーンと不安のはざまで、引き裂かれていく人と人とのつながり。地域で、職場で学校で、家庭の中で、どれだけの人が悩み悲しんだことでしょう。
 毎日毎日否応なく迫られる決断。逃げる、逃げない。食べる、食べない。子どもにマスクをさせる、
させない。洗濯物を外に干す、干さない。畑を耕す、耕さない。何かに物申す、黙る。さまざまな苦渋の選択がありました。
 そして今、半年という月日の中で次第に鮮明になってきたことは、
 「事実は隠されるのだ」
 「国は国民を守らないのだ」
 「事故はいまだに終わらないのだ」
 「福島県民は核の実験材料にされるのだ」
 「莫大な放射能のゴミは残るのだ」
 「大きな犠牲の上になお、原発を推進しようとする勢力があるのだ」
 「私達は捨てられたのだ」
 私達は疲れとやりきれない悲しみに深いため息をつきます。でも、口をついて出てくる言葉は、
 「私達をバカにするな」
 「私達の命を奪うな」
です。
 福島県民は今、怒りと悲しみの中から静かに立ち上がっています。「子どもたちを守ろう」と、母親
が父親が、おじいちゃんが、おばあちゃんが、「自分たちの未来を奪われまい」と若い世代が、大量の被ばくにさらされながら事故処理に携わる原発従事者を助けようと労働者たちが、土地を汚された絶望の中から農民が、放射能による新たな差別と分断を生むまいと障害を持った人々が、一人ひとりの市民が、国と東電の責任を問い続けています。
 そして、「原発はもういらない」と、声を上げています。
 私達は静かに怒りを燃やす東北の鬼です。私たち福島県民は、故郷を離れる者も、福島の地に
留まり生きる者も、苦悩と責任と希望を分かち合い、支え合って生きていこうと思っています。
 私達と繋がって下さい。
 私達が起こしているアクションに注目して下さい。
 政府交渉、疎開裁判、避難、雇用、除染、測定、原発、放射能についての学び、そして、どこ
にでも出かけ、福島を語ります。
 今日は遠くニューヨークでスピーチをしている仲間もいます。
 思いつく限りのあらゆることに取り組んでいます。
 私達を助けて下さい。
 どうか、福島を忘れないでください。
 もうひとつ、お話ししたい事があります。
 それは私達自身の生き方、暮らし方です。私達は何気なく差し込むコンセントの向こう側を想像
しなければなりません。便利さや発展が差別と犠牲の上に成り立っていることに思いをはせなければなりません。原発はその向こうにあるのです。
 人類は地球に生きるただ一種類の生き物にすぎません。自らの種族の未来を奪う生き物が、他
にいるでしょうか?私はこの地球という美しい星と調和した、まっとうな生き物として生きたいです。ささやかでも、エネルギーを大事に使い、工夫に満ちた豊かで創造的な暮らしを紡いでいきたいです。
 どうしたら、原発と対極にある新しい世界を作っていけるのか、誰にも明確な答えは分かりません。
出来ることは、誰かが決めたことに従うのではなく、一人ひとりが、本当に、本当に、本気で自分の頭で考え、確かに目を見開き、自分が出来ることを決断し、行動することだと思うのです。
 一人ひとりにその力がある事を思い出しましょう。私達は誰でも変わる勇気を持っています。奪われ
てきた自信を取り戻しましょう。
 原発をなお進めようとする力が垂直にそびえる壁ならば、限りなく横に広がり繋がり続けていくことが
私達の力です。
 たった今、隣にいる人と、そっと手をつないでみて下さい。見つめ合い、お互いの辛さを聞き合いまし
ょう。涙と怒りを許しあいましょう。今つないでいるその手のぬくもりを日本中に世界中に広げていきましょう。
 私たち一人一人の背負っていかなければならない荷物が途方もなく重く、道のりがどんなに苛酷で
あっても、目をそらさずに支え合い、軽やかに、朗らかに生き延びていきましょう。
 ありがとうございました。
(引用終わり)

予告3/10「福島を忘れない!原発ゼロ 和歌山3・10フェスティバル」

 今晩(2013年2月7日)配信した「メルマガ金原No.1257」を転載します。

予告3/10「福島を忘れない!原発ゼロ 和歌山3・10フェスティバル」

 あの3.11からもうすぐ丸2年が経過しようとしています。
 早くも原発事故の風化が懸念される昨今ですが、「福島を忘れない!」を合言葉に、「3.11」2周年の前日・3月10日(日)、和歌山城西の丸広場を会場に、「原発ゼロ 和歌山3・10フェスティバル」が開催されます。

 私も第1回から実行委員会に参加していますが、このたびフェスティバルの大枠が
決定し、奥野亮平さんが第一弾のチラシを作ってくださいましたのでご紹介します。

(チラシ裏面文字データ・引用開始)
福島を忘れない! 原発ゼロ 和歌山3・10フェスティバル 
2013年3月10日(日) 11:00~4:00(パレード終了時間)
会場:和歌山城 西の丸広場   
主催:「福島を忘れない!原発ゼロ 和歌山3・10フェスティバル」実行委員会
運営の基本
①この集会は、いますぐ原発ゼロを求める団体・個人が集まってアピールするついです。趣旨に賛成する方なら、どなたでも参加してもらえるようにします。
②参加する各団体・個人の個性や自主性、発信スタイルを大事にします。それぞれの団体・個人が、共通の場所、共通の時間で、原発NOの思いを発
することを大事にします。
③会場周辺の施設等で、取り組みをする場合、県内のとりくみで希望する場
も協賛企画として位置づけます。
タイムテーブル 
 11:00-     オープン宣言
            ステージ企画 ブース企画 (11:10~2:50)
 2:00~2:50  全体集会 
 2:50~2:55  閉会宣言 
 3:00~      アピールパレード(原発さよなら行進Vol.3)
ステージ企画 
 準備・片付け含め最長30分で(15分でもOK)出演募集
全体集会  
 ①実行委員会参加団体から1分間アピール。 
 ②福島の方のお話。 
 ③京大の小出 裕章さんからのお話。
ブース企画など  
 自由に展示やアピールをする。音量は、ステージ企画の妨げにならない程度
で。
 販売・食べ物も歓迎します。 
①1区画 (テント半分)5,000円 電気使用なし 机1椅子2付
  縦3.6m 横2.7m                 それ以上の追加は有料 
②1区画 電気使用(テント半分)7,000円
③露天ブース 1区画1,000円 → 縦・横2m四方
 *当日、西の丸広場に使用できる場所にラインを引きわかるようします。
パレードのコース
 和歌山城追廻門→三年坂→関電横→ケヤキ大通→西の丸広場 
  連絡先 事務局 里崎正
  電話:073-436-3520 FAX:073-436-3554
  メール →
zero_wakayama310@yahoo.co.jp
(引用終わり)

 なお、チラシ表面に「ライブ出演.出店者 大募集!」とありますが、
本日(2月7日)時点で、ステージ企画の「ライブ出演」は、予定の枠が一杯になったため、申込みを締め切ったそうです(という情報が実行委員会のMLに流れ、公式ブログにも掲載されました)。

 ブース企画についてはまだ一杯になっておらず、引き続き募集中であり、ML
では、「フリーマーケットや子ども向けの企画などもっとほしいかな」と書かれていました。

 それから、チラシ裏面に記載のとおり、午後2時から2時50分までを「全体集
会」と位置付け、この中で、京大原子炉実験所の小出裕章さんにスピーチをお願いすることとしています。
 これは、当日の午後2時半から、西の丸広場からもほど近い和歌山市勤者総合センター6F文化ホールにおいて、和歌山県保険医協会・子どもたち未来と被ばくを考える会共催による「原発」を考える市民公開講座として、小出さんが「福島第一原発の現状と私たちの未来~原発ゼロ世界へ~」と題した講演をされますので、会場入り直前の短い時間ではありますが、西の丸広場でもお話していただけるように保険医協会を通じてお願いしたところ、小出さんからご快諾いただいたという次第です。
 ちなみに、こちらの講演会の方は、もともと広い会場が押さえられなかったため、両主催団体の会員の中の希望者に整理券を配布すると、一般向けに布できる整理券がどの程度残るかはなはだ心許ないところです。
 私など、共催団体である子どもたちの未来と被ばくを考える会の事務所(便物を受け取るための住所が金原法律事務所)となっているにもかかわらず、西の丸広場の全体集会が終わった後、アピールパレードに参加する予定なので、結局、勤労者総合センターでの小出さんの講演を聴くことは断念せざるを得ません。まことに残念ですが仕方がありません。
 その分、西の丸広場のフェスティバルが充実したものとなるようにみんなで知恵を出し合っていきたいと思います。
 なお当日は、西郷章さんのお知り合いが、子どもたちが乗れるミニSLを走らせてくださるという企画も進んでいるようですし、ステージ企画の一つとして、「あわたま」のマスターことNO∞無(高橋伸明)さんも出演に名乗りを上げてくれているという情報も入ってきています。
 できるだけ多くの方が参加してくださることを願っていますので、よろしくお願いします。

(追記)
 公式ブログで随時情報を発信します。

(追記2)
 チラシ確定版が完成したのを機に、ブログに新しい案内を掲載しました(2013年2月23日)。
 
もう一度予告「福島を忘れない!原発ゼロ 和歌山3・10フェスティバル

2/19開催予告「食品摂取による内部被曝について考える」(和歌山弁護士会)

 2013年1月18日に配信した「メルマガ金原No.1237」を転載します。
 
2/19開催予告「食品摂取による内部被曝について考える」(和歌山弁護士会)

 和歌山弁護士会に公害対策・環境保全委員会という委員会があります。
 上記ホームページの委員会活動報告にも記載されているとおり、これまでも数多くのシンポジウムを開催してきました。
 そして、このたび、以下のとおり、「食品摂取による内部被曝について考える」ためのシンポジウムを開催することとなりましたのでご案内します。

 チラシはこちら。

(チラシより引用開始)
食品摂取による内部被曝について考える
 福島第一原子力発電所の事故により、大量の放射性ヨウ素、放射性セシウムなどの放射性物質が放出され、土壌、河川、海洋が放射性物質に汚染された結果、基準値を超える食品が流通するという事態も生じました。
 低線量被曝での健康影響は、科学者の中でも意見がわかれていますが、その危険性は無視できません。現在の食品中の放射性セシウムの基準値は本当に妥当なものなのか、食品の検査体制はどのようにしていくべきか、過度の不安や心配をしないためにどのような社会を築いていくべきか等、食品摂取による内部被曝に関する問題点を考えることにしました。
と き 2013年(平成25年)2月19日(火)
    開場:午後5時30分
    開演:午後6時
ところ 和歌山ビッグ愛(和歌山市手平二丁目1-2)
    6階 会議室(602号、603号)(135人収用可能)
●入場無料
●予約不要
基調講演「食品摂取による内部被曝のしくみ」
 講師 岩本智之(いわもと・さとし)氏(元京都大学原子炉実験所教員)
パネルディスカッション「基準値及び検査の問題点」
 パネラー
 岩本智之(いわもと・さとし)氏(元京都大学原子炉実験所教員)
 金田直樹(かねだ・なおき)氏(消費者庁消費者安全課企画官)
 石川直基(いしかわ・なおき)氏(日弁連消費者問題対策委員会委員、大阪弁護士会所属弁護士)
 湯浅友美(ゆあさ・ともみ)氏(放射能から命を守りたい集いin和歌山代表)
 コーディネーター 西 直哉(にし・なおや)(和歌山弁護士会 公害対策・環境保全委員会委員長)  
主 催 和歌山弁護士会(担当:公害対策・環境保全委員会)
お問い合わせ TEL.073-422-4580
(引用終わり)  

 私も和歌山弁護士会の会員ではありますが、平成元年に弁護士になって以来、
公害対策・環境保全委員会の委員になったことは一度もなく、上記シンポについても、チラシに記載されている以上の情報の持ち合わせはありません。
 ただ、パネラーとして登壇してくれる「子育て中のお母さん」に心当たりはないだろうか?という西委員長からの相談に少し乗っただけです。
 余談ながら、私が西委員長に対し、放射能から命を守りたい集いin和歌山の湯浅友美さんが適任ではないかと回答しようと思っていた矢先、同じ和歌山弁護士会主催(憲法委員会が担当)の市民集会「オスプレイも原発情報も隠される!?~秘密保全法制の危険性と問題点~」のパネラーに湯浅さんが決まったという話を聞いて茫然とした・・・というような裏話もあるのですが、結局、他に適任者がいないということで、当初の予定通り(?)湯浅さんにお願いすることになったようです。

 なお、他のパネラーの皆さんについても一言ずつ。

 岩本智之さんに和歌山弁護士会の公害シンポのパネラーをお願いするのは2
目で、前回は、平成16年11月12日、御坊市民会館において開催されたシポジウム「使用済み核燃料中間貯蔵施設の安全性を考える」でした。

 金田直樹さんが所属される消費者庁のホームページを見ると、トップページに「食
の安全に関する情報」が色々と掲載されており、「食品と放射性物質」に関わる所管官庁であることが分かります。
 コンテンツの中には「食品と放射能Q&A」などもあり、この問題に関する国の基本的なスタンスが分かります。

 日本弁護士連合会は、昨年、食品と放射性物質に関して以下の会長声明を
発出しています。
2012年2月24日
2012年5月11日
 石川直基さんが所属する日弁連消費者問題対策委員会には食品安全部会があり、おそらくそこが中心になって起案したのではないかと思います(私は、公害・環境だけではなく、消費者委員会にもとんと縁がなかったので、間違っているかもしれませんが)。

 基準値を制定した国からパネラーが出てくれることになったのは良かったと思います。
多方向からの議論をぶつけ合うことによって初めて見えてくるものがあるはずですから。
 この問題に関心を有する方に1人でも多くご参加いただきますようご案内します。
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