2005年09月08日 13:39
北へ 其乃肆 札幌〜北海道医療大学〜札幌〜網走
札幌駅に戻ってきたわかぞ〜ですが、次に乗る特急まで、かなり時間があるので札幌近郊でどこかに行ってみることにしました。ということで、学園都市線こと札沼線に乗ります。学園都市線は、札幌の通勤路線で、あんまし旅情を感じませんでした。しかも、外はもう、真っ暗です。わかぞ〜は通勤客にもまれながらひたすら耐えます。こんなことなら、南千歳のおばさんが言っていたテレビ塔の喫茶店に行けばよかったと後悔します。
満員の列車の中、もしかしたらこの列車に乗っているかも……と探しますが、乗っている人はみんなZONE似の道産子なので、みんな舞衣子さんに見えてくる疑心舞衣子に陥ってきました。これはまずい……。列車はしばらくして石狩当別に着きます。ここで、みんな先に発車する浦臼行きに乗り換えるので、列車にはわかぞ〜一人だけになりました。車掌が北海道医療大学までなら浦臼行きに乗ったほうがいいと言うのですが、わかぞ〜は乗り続けました。で、北海道医療大学に着きます。駅を出ると、大学の施設以外、何にも見当たりません。コンビニすらありません。こんなところで一体何をしろと!? 仕方ないので、列車に戻り、「スーパー北斗」で買った長万部の「かにめし」を喰らいます。
折り返しの列車で、ZONEの「O」を聴いていると、あいの里公園駅で『Sae Zuri』を流すと、ちょうど、篠路で『GO!』が流れました。
学園都市線で札幌駅に到着したわかぞ〜、今度は特急「オホーツク9号」に乗り換えます。壮大な列車名ですが、別にロシアのOkhotskまで行くわけではなく、あくまで網走行きです。「オホーツク」シリーズは基本的に昼間走るのですが、「オホーツク9号」と札幌行きの「オホーツク10号」だけは夜行列車なので、網走到着は明日の朝です。
「オホーツク9号」に乗るべくホームで待っていると、ものすごい人人人……、みんな「オホーツク9号」に乗るのですか!? ……みんな乗りました。もう、満席です。こんなに大勢で網走に押しかけて一体何をするのかと疑問に思ったのですが、なんか、岩見沢とか、美唄(びばい)とか、札幌の近くの駅で早速降りていきます。どうも、「オホーツク9号」は通勤ライナーとして利用されているようです。旭川ではほとんどの人が降りて、わかぞ〜の車輌に乗っている人は五人だけになりました。わかぞ〜は座席を向かい合わせにして、着替えが入ったビニール袋を枕に身体をL字形にして眠りました。なかなか快適です。気がつくと、白滝でした。まだ真っ暗ですが、星がごっついきれいです。一度目が覚めてしまうとなかなか眠れません。丸瀬布(まるせっぷ)やら、遠軽(えんがる)やらを過ぎて、夜が明けると北見に着きます。北見から原野の中をゆっくりと走ります。女満別を過ぎて網走湖なんかを見ながら走ると、終点の網走です。