2009年02月06日 23:35

Andermattを経て

4031cb2e.JPG Oberwaldを発車した列車はFO(Furka Oberalp Bahn;フルカ・オーバーアルプ鉄道 現MGB)最大の難所だったFurka峠をFurka基底トンネル(Furka-Basistunnel)で抜けていきます。「氷河急行」の名称の由来となったRhone氷河を車窓から見られないのは残念ですが、このトンネルによってMGBの通年運行が可能になっているわけですから、仕方がありません。しかし、次に来るようなことがあれば、旧線を復活させた観光鉄道DFB(Dampfbahn Furka-Bergstrecke;フルカ山岳蒸気鉄道)に乗ってみたいものです。

 

photo DFBと接続するRealpを通過した列車は程なく、Andermattに到着しました。駅の目の前にそびえる山肌には九十九折の線路が張り付いていて、赤い列車がゆっくりと降りてくるのが見えます。あそこまで行って見たいなとも思うのですが、私はとりあえず列車を降りることにしました。

 Thomas Cookの時刻表の索引地図を見ると、ここAndermattでMGBとSBBの路線が交差しているように見えます。しかし、Andermatt駅に姿を見せるのはMGBだけで、SBBは駅どころか線路すら見当たりません。どういうことかといえば、SBBの路線はこのMGBのAndermatt駅のはるか地下をGotthardトンネルで貫いているのです。

 夕方までにZürichに到着したい私はSBBに乗り換えたいので、トンネルから顔を出したばかりのSBBと接続するGöschenenまで支線に乗り換えます。しかし、乗り換えるはずの支線の列車が見当たりません。駅員にきいてみると、Göschenen行きはこれだと私の乗ってきた列車を指差します。私の乗ってきたのは本線経由のChur行きじゃなかったっけ? と思ったのですが、駅の案内を見ると確かにGöschenen行きになっていました。腑に落ちないまま車内に戻ると、Andermattを発車した列車は九十九折へ向かっていく本線と分かれ、岩山に分け入っていきました。

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