遅まきながら 公式戦の総括といこうか相手は決まった、パ代表は千葉ロッテマリーンズ

2005年10月16日

最近 いい音に嵌っている

 今日はパ・リーグのプレーオフ第4戦、ソフトバンクが昨日に続いて連勝。2勝2敗のタイとなり、いよいよ明日の最終戦に勝った方が優勝となる。

儂は、千葉ロッテが1stステージの勢いをかって、一気に行くのではないか、と予想した。それは第3戦の9回表までは当たっていた。4対0で9回裏、これは千葉の勝ちと誰もが思ったら、奇跡の同点劇、そして延長サヨナラ。ソフバンが息を吹き返した。

ポイントは松中の敬遠だろう。あそこで松中を仕留めていたら、千葉ロッテが優勝だった。何故あそこで勝負を逃げたのか。完膚無きまでにたたきつぶすつもりで、あそこは松中と勝負すべきだった。あそこで松中に打たれては流れが変わると思ったのだろうが、誰に打たれても、4対0を勝てなければ、流れは変わる。

まぁ、このブログもエントリーするのは久々で、最近はめっきりご無沙汰している。ちょっと疲れていること、阪神が優勝を決めてちょっと気抜けしたこともあるが、一番の理由は、先月新しいスピーカーを購入して、あまりの音の良さに、手持ちの200枚ほどのCDをいろいろとっかえひっかえ聴いたり、新しくジャズのスタンダードアルバムを十数枚買い込んで、聴きまくっているからだろう。

音がいいと、つい聴く方に集中してしまう。BGMで流してとはならない。今も綾戸智絵の「LOVE」をかけているが、どうしてもそちらに神経が向いてしまう。

いったいどんなスピーカーを買ったかと言えば、通販で19000円ほどの小さなアクティブスピーカー。なんでも最初世に出たときは、富士通のパソコンのおまけに付いていたものらしい。それが何故そんなにいいのか。

その理由は、独自の音響理論、タイムドメインだ。この理論はかつて一流音響メーカーでスピーカー等の開発に携わっていたエンジニア、由井啓之(よしい ひろゆき)氏が独立して、ベンチャー企業を設立し、実践しているものだ。

会社の名前は、音響理論そのままに株式会社タイムドメインだ。詳しくは同社のWebサイトに解説があるが、簡単に言えば、「音の波形が周波数と時間で構成されるのに、今までのオーディオは周波数だけに着目してきた、逆に時間に着目しよう」というのがタイムドメインの理論だ。

これまでのフリクァンシー(周波数)ドメインの考え方は、音の周波数成分を忠実に再生してやればよいと、低音を専門に受け持つウーファーや高音を専門に受け持つトゥイーターなど周波数レンジを分けて複数のスピーカーを使っていた。それが、タイムドメインの場合は、フルレンジのしかも小口径スピーカー一つで全域をカバーする。そのほうがデレイなく、時間軸でみて正しい波形を本当に忠実に再生できるからだ。

だから、儂が購入したタイムドメインのスピーカー、TIMEDOMAIN Miniは見た目も小さくちゃちだし、低音がドンと出るわけではないから、周波数ドメインのオーディオに慣らされた連中は、まったく評価しないだろう。だが、音楽家、ミュージシャンでタイムドメイン愛好者が多いというのが、この理論の正しさを物語っている。

音の波形が崩れていないから、音量に拘わらず、遠くまでよく聞こえる。一度、ジャズのCDをかけっぱなしで外出し、帰ってきたら、部屋の近くで、誰かがサックスを吹いている音がする。すごくクリヤーで目の前で吹いているようだ。よくみると、儂の部屋の窓が10cmほど開いている。そこから、CDの演奏が聞こえていたのだ。

非常にクリヤーに聞こえるし、普通だと聞こえないような音まで聞こえる。ジャズのピアノ曲で、どうもピアニストがメロディを口ずさみながら弾いているようなのだが、その声も聞こえてくる。儂はサックスが好きだが、生演奏を聴いているような音の艶だ。

このスピーカー、小口径5cmのフルレンジスピーカーを使っているので、さすがに低音は厳しい。低音と高音を極端に強調した人工的なドンシャリ音とは対極にある。だが、自然な音楽で、そんなに低音って聞こえて来るものだろうか。オーケストラで、コントラバスがずらっと並んでいても、あんまり聞こえてこないのが普通ではないか。

最初からアンプで人工的に拡声された音楽を聴くには物足りないだろうが、音源がアコースティックなものならば、このスピーカーの再現力は素晴らしい。このスピーカーで聴くと、電器屋の試聴室で聴く1台何十万円もするスピーカーの音が濁って聞こえる。

タイムドメインは高級オーディオを否定し、アクティブスピーカーにつなげる音源は、携帯型CDプレーヤーがいいと勧めている。ただ、これはケースバイケースで、儂の家にあるもので試したら、DVDプレーヤ>ミニコンポのヘッドホンジャック>携帯型CDプレーヤー>TVのイヤホンジャックの順番で、DVDプレーヤーが一番良かった。

あまり余計な味付けをしていないストレートな大レベル(音が大きい)音源がよさそうだ。DVDプレーヤーの場合、DVDソフトから大量の情報を読みとって流すため、ストレートでがっちりしたつくりになっているのがよいのではないか。

TIMEDOMAIN Miniは、量販店でもiPodコーナーなどでちょろちょろ売られているのを目にするが、ガヤついた売り場で、しかも若者向けの人工的な音のソースを流しては、まったく良さが伝わらない。本当は高級オーディオの試聴コーナーで、クラシックやジャズのようなソースを静かに聴かせるべきなのだ。

ちなみに、上級機種のYoshii9(由井氏の名前から採っている)をかつて某量販店が高級オーディオコーナーで販売したが、わずか3ヶ月で販売を取りやめたらしい。その理由は、「もっと高額の高級オーディオが全く売れなくなったから」だとか。

タイムドメインのスピーカーは聞き比べると、他のスピーカーとは誰でも分かるほど音が明確に違う。マニアが微妙な聞き分けをしないと違いが分からないようなオーディオの世界とは、全く次元を異にするのだ。

ほんとに自然な無理のない再生をしてくれるので、ずっと聴いていて疲れない。時間が経つのを忘れてしまう。今もこれを書きながら、後ろでMiles DavisのKind of Blueを流しているが、時々手を止めて、振り返って、聞き入ってしまう。ずっと聴いていたい、音の世界に浸っていたい。

それに、定位感が素晴らしいので、DVDで映画を観るときも重宝する。2chでも、5.1サラウンドシステムよりいい音で臨場感のある音が得られるのだ。これは本当に良い買い物をした。今年の儂の買い物のなかで、文句なしにベストだ。

そんなことで、PCに向かうより、音楽に耳を傾けたり、映画鑑賞したりで忙しい今日この頃だ。どうもブログのエントリーも増えない。

ところで、今日の 人気blogランキング は、どうなってるかな?
 
それでは、再見!

(今日の歩み【5600】歩、しっかり0歩、消費カロリー234kcal)


wakesirijiji at 23:37│Comments(0)TrackBack(1)徒然なるまま 

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1. 不思議の筒がやってきた  [ ある月給取りの生活と意見 ]   2005年11月09日 16:50
春先に仕事仲間から一通のメールが届いた。 従来の理論とはまったく別の理論で設計されたスピーカーがあり、その音はとてつもなく素晴らしいとの事だった。 オーディオには興味がある。だがその時は「ふ??ん」という感じで受け流した。しかし何かの縁でゴールデン・ウ...

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