羽子とわこのアイカツ日誌(仮)

結局、あの後すぴかは一人で学園へと帰っていった。
来た時はさりげなく上がり込んでいたくらいだし、てっきり家まで着いて来ると思っていた。
いや、寧ろ正直なところ……本音を言うともっと一緒に居たかった。
あたしの方はというと、今は自室で荷物を纏めている。
学園へ戻るには先ずはバスで駅まで向かい、そこからは電車に乗らなければいけない。
そしてバスの出発時刻は次を逃すと一時間後になってしまい、それだと学園で彼女と再会するのが難しくなってしまうかもしれなかった。
(アイカツフォンで連絡先くらい訊いておくべきだったわね……)
とはいえ、同じ場所で生活をしているアイドル仲間だ。
今後また直ぐに会えるに決まっている。
同い年なのだし、案外寮の部屋だって近いかもしれない。
「よし、準備完了……っと」
スクールバッグを肩に下げる。
お母さんが用意してくれた日用品の類や、入学(入寮)時に置き忘れてしまいいつか送って貰おうと思っていた好きな作家の小説はリュックサックに詰め込んだのでそれも背負う。
時間が押している。
少し早足で階段を駆け下り、丁度キッチンから顔を覗かせたお母さんに挨拶をする。
「それじゃあ戻るね」
「はいはい、行ってらっしゃい。身体は大事にするのよ」
「もう……あたしアイドルだよ? 体調管理なんて基本中の基本!」
「ふふっ、そうね。すぴかちゃんとも仲良くするのよ」
「……うん。"大丈夫"」
ほんの短いやり取りだったけれど、あたし達は母娘(おやこ)だ。
お父さんは仕事で忙しく碌に顔を合わす事が出来なかったものの、久し振りに家族の暖かさに触れる事が出来た。
名残惜しくないといえば嘘になる。
けれど別に今生の離別(わかれ)だとか、そんな大層なものではない。
ただ、あの日この家を出る時あたしは一つの大きな決心をしたのだ。
『自分が憧れている人(アイドル)のようになりたい! そしていつかはその人を越えてみせる!』──と。
それまでは泣き言を口にしない。
実家(ここ)にも長期の休暇以外では帰る事はない。
あたしが、胸を張って自他共に認める立派なアイドルになる迄は。
「──行ってきます!」
自分の"夢"や"目標"といったものを再確認し、あたしは玄関を潜りバス停へと向かい始めた。
最寄駅(と言ってもそれなりの距離がある)へ向かうバスは数分を待たずして直ぐに到着した。
(今日は、うん。最高のお正月休みだった……かも)
座席に座りイヤホンを耳に宛てがい、ミュージックプレイヤーの再生ボタンを押す。
『何てコトない毎日がかげないないの』
流れてきた曲はソレイユの先輩方は勿論、スターライトの多くのアイドルに愛されて止まない『カレンダーガール』。
──ふと、その歌詞の意味を反芻する。
──何気ないこの日常に想いを馳せる。
今迄はただ只管(ひたすら)真っ直ぐに、愚直に、孤独にアイカツをしていた。
けれど……けれどあたしは漸く出逢えたのだ。
アイドルとしての仲間に、切磋琢磨し合えるライバルに。
そして心許せる──友達に。
明日からのアイカツはきっと、素晴らしいものになるだろう。
ずっと先が見えず、不安に押し潰されそうになりながら、自分を騙して偽り、強がって過ごしてきた一年と八ヶ月だった。
それも、もう今日で終わりだ。
これから先……この視界(せかい)にはきっとキラキラと眩いものが映るに違いない。

ご無沙汰しております、羽子です。
公私ともに色々な事がありましたが無事此処へ戻ってこられて良かったと思います。
「もうこのブログ、マイキャラストーリーも含めて年一更新がデフォルトなんじゃね?」とお叱りを受ける可能性も大いにありますが、私の中でマイキャラと彼女達を活躍させる場であるDCDおよび二次創作、そして現行のアニメ『アイカツフレンズ!』と『キラッとプリ☆チャン』に対する意気込み(?)のようなものに変化が生じた為、この度筆を取らせて頂いた次第に御座います。
後々別の記事で投稿しますが、先週付き合いも長く仲の良いフォロワー三人と飲み会を行いました。
予てより「いつか皆で集まってマイキャラトークしたいね」と言っていた間柄でありましたし、念願叶ってオフ会を敢行出来本当に嬉しかったですし楽しい時間でした。
そしてその中で各々のマイキャラ世界の話(設定)であったりアイカツシリーズやプリティーシリーズ、プリキュア等を中心に共通の"好きなコンテンツ"について語り合っているとなんと言いますか、こう……大袈裟に聞こえるかも知れませんが私の中で"自分の生き甲斐"を再確認する事が出来たのです。
所謂"リア友"界隈のオタク友達も幾人かはフレンズとプリチャンの筐体を半年振りに触り出し復帰したとの事で、LINEで通話をしながら「したらまた一緒に高まろうな!」と盛り上がった事も理由の一つです。
いやあ…………書いていて恥ずかしい。
ともあれ、そんなこんなで再び此処にもちょくちょく出入りする事になると思いますので、この辺境の地へ足を運んで下さる(酔狂な)読者の皆様に置きましては、コンゴトモヨロシクです。
それでは最後に業務報告(?)を。
まずは一点、以前投稿していた一次創作小説を諸事情があり一度消させて頂きました。
気が向いたら再掲、若しくは完全に別のお話を後々上げる事はあるかもしれませんので、『オリジナル掌編小説(一次創作)について』という見出しの記事は未だ残しておくつもりです。
続いてもう一点。
このブログの存在理由としてはこれが一番重要なのですが、初代アイカツ二次創作小説──通称『わこジェネレーション』の最新話(十一話)をこの記事と併せて投稿させて頂きます。
元々は自分がメモ帳に執筆したものをスクショで撮り、丁度その画像四枚分をツイッターに垂れ流しておりました。
それを……まあ訳有って新たにこのブログを開設し書き写していくとなった際は、大まかな字数は(画像形式且つツイッターへの)初投稿時の儘で、誤字脱字と多少の表現法の校正に留めていました。
以降も自分の中でその"大まかな字数"の制限を設けており、今迄はなんとかキチンと収める事が出来ていました。
趣味の範囲での文章執筆なら一度書き出すと止まらないと専らの噂であるこの私、羽子。
けれど如何せん今回の十一話に関しては、何をどう足掻いても"削れる箇所が見当たらない"という問題に直面してしまいました。
ですので、普段よりも僅かばかり文章量が多くなっております。
再三申し上げておりますが、本当に読者が存在するかも怪しい自己満足全開のこんな掃き溜め空間ですし、ひょっとすると存在し得る貴重な読者様が目を通すに際しても数行増えたところ特に困る事は無いだろうとは思います。
しかし、予め己に定めていた"規則(ルール)"が守れなかった事に自分自身少し憤りを感じた為、その点についてご報告させて頂きました。
さて、取り敢えず語るべきはこんなものでしょうか。
『わこジェネ』の方はこれにて(物語上の)ひと段落となります。
第一部・完! と迄はいかないものの、宋木わこと天城すぴかの"出会い"としては区切り良い部分です。
恐らく次は別の人物がわこ&すぴかと接触し、何らかの事件(イベント)を経て仲良くなる事でしょう。
イメージとしては、某週刊少年誌の看板作品である海賊モノの漫画の最序盤にて、主人公が様々な地で仲間を順に引き入れていく展開に近いものかもしれません。
いや、凄く雑に表現しました……今のは忘れて下さい。
兎に角『わこジェネ』も一応は区切りの良い部分まで進みましたよ、という事です。
如何せん展開が遅いという自覚はあります。
先述の"字数制限"もさる事ながら、どうしても内面描写(独白部を含め)や細かな箇所を書きたくなってしまう性分でして……。
──言い訳終了。
はい、この記事を書きました!
『わこジェネ』も書きました!
後は投稿ボタンをポチッと押した直後より、これまた先に触れました先週のオタク決起集会についての感想文を書き始めますよ! と。
後は訳有って今晩は明朝まで起きていなければならないので、丁度いいやと溜まったフレチャンを消化し、その感想も少しばかり書き込もうかと思っています。
おゝ、ブログっぽくなってきたゾ!
おわり