わく三の「ま、こんなもんでしょ。」

日々の『こんなもん』

2006年07月

俺にはHという友達がいる。
女の子が苦手だと言うので、合コンに連れて行ったらやる事なす事全て裏目。
女の子だけではなく男にも相手にされなくなり、笑いを取ろうと駅前のホームレスとからみだす...が、そのホームレスと意気投合。
ホームレスと仲良くしてる姿を見て軽蔑されてしまい、女の子のアドレスも聞く事はできず。
結局ピンサロにいって自分をなぐさめるという、そんな愛すべき男Hだ。

昨日の夜そのHが新車に乗って現れた。
凄い、いい車。
タクシーにぶつけられて、色々もめていたが全て解決し新車を買ったらしい。
ボディーに指紋を一杯つけたらマジで怒っていた。
ラーメンを食べに連れて行ってくれたが、Hが豚骨ラーメンを嫌いなのを知っていて豚骨ラーメン屋に案内した。
Hは豚骨のニオイが駄目らしく、『クサいクサい』と小声で連呼。
普段人のいいマスターにも聞こえたらしく、マスターはHに向かって
『お前の体臭の方がクサいんじゃ!』
と怒られてしまう。
怒られて、小さくなってしまったHだがラーメンを一口食べて
『やっぱり、このニオイが味を引き立てるよね』
と一言。普段人のいいマスターは
『フォローすんな!黙って食え!』
更に怒られてしまった。

俺が豚骨ラーメンなんて食わせたからこんな事になってしまった。
すまんねH。
今度はまた違う豚骨ラーメン案内するよ!

その夜Hはカーナビを西川口にあわせて去って行った。

今日は荒川の花火を見に行ってきました。
やっぱり花火を見ると『夏だなぁ』と感じるね。
最高だった。

しかし、後ろで見ていた連中がうるさかった。
男一人に若い女二人。
地味な花火を見ると『この花火は思わせぶりだよ』と連発。
男は女から先生と呼ばれていた。
いったいどういう関係なのだろう。

花火が終わり食事をしに居酒屋に入る。
俺たちの横のグループがまさにうるさい。
『おっぱい揉ませろよ』
と男。どうやら、客引きをやってる男が女をナンパして飲みに来ていたらしい。
俺たちの会話がままならない。

帰り道、丸井の横を歩いていたらおっちゃんが民家から出て来た。
そのおっちゃんはトランクス一枚で上にT-シャツ、そのシャツをすっぽりトランクスに入れている。
歩き方はアニマル浜口。
もの凄いインパクト。
笑ってはいけないと思えば思うほど、笑ってしまう。
ゴミを捨てに出て来たようなのだが、ゴミを持つ姿が様になっている。
最高。

こういうにぎわう日には町に変な人があふれる。
色々な人間を観察した日だった。

僕には50歳を超える女性の友達、ガースーがいる。
10年ぐらい前にコンビニを経営していたらしい。
とても面倒見がいいと自分では言っている、が誰も感謝はしていない。
いわゆる、おせっかいなのだ。
いわゆる、子分がいない親分肌だ。

そんなガースーと竹の塚で一杯やろうと綾瀬から竹の塚行きのバスに乗った。
バスの中でも喋りまくりで終止うるさい。
と、そこにガースーの知り合いの女性が乗って来た。
女性が席に着く前から話しかける。
『あらー、お久しぶりね〜元気?』
と話し相手が俺からその女性にかわった。
女性はとても、うっとうしそう。
『あんた久しぶりだからこれ持って行きなさいよ』
と、自分のバックの中からバナナを取り出し、その一本を女性に渡した。

なぜバナナ?

女性も渋々受け取った。
その時一番後ろに座っていた中学生らしい男の子と、ガースーの目が合った。
『あんたも欲しいの?』とガースー。
「い、いや、いりません」と中学生。
『遠慮しないでもらいなさい』
「いや、いらないですよ」
嫌がる中学生の鞄に無理矢理バナナを押し込んだ。
中学生はちょっと涙目。

かわいそうに....

その後バスに乗っているお客さん全員にバナナを配りだした。
全員と言っても5,6人しか乗ってなかったけど。
あげた理由が『全員にあげないと不公平になるから』だそうだ。
そして最後に運転手さんにも『ここに置いとくから』と言って、お金を入れる投入口にバナナを置いた。

全員迷惑そうな顏をしていたのにそれに気づかないガースーは凄い!

昼間の公園を通り過ぎる。
雨が上がったので子供達が遊んでいた。
子供が『ヤー!トー!』と、ヒーローごっこをしている。
「今の子供もそう言う事やるんだ〜」
と考えていたら、もう一人の子供が必殺技のモーションに入った。
『くらえ!メタボリックシンドローム!』
子供は自分の口で『バーン』『ドーン』と音を出した。

今のヒーローは「メタボリックシンドローム」って技を使うのかな?
先日ボーケンジャーショーを見たので、どんな技なのか気になり家に帰ってネットで調べてみた。


『メタボリックシンドローム』
内蔵脂肪型肥満(内蔵に脂肪が蓄積した肥満)により、
さまざまな病気を引き起こされやすくなった状態
内蔵脂肪症候群


これがヒーローの技か?恐い...ある意味恐い。
こんな技を使うのはどんなヒーローなのか調べてみたが、見つからず。
まさかあの子供のオリジナル?
末恐ろしいガキだ。

日曜日、柏ジムの興行『K-IMPACT7』のマイクを頼まれて行って来た。
最初はお客さんが少なく「どーなるんだろう?」っと思っていたら、終盤になるにつれお客さんも増えて盛り上がって来た。
何とか乗り切った感じかな!?
女性の試合が二試合あり、皆個性がありとても見応えがあった。
柏ジムからは二人の女性が参戦。
一人はまだ18歳。元気な印象。とても格闘技をやるようには思えない。
もう一人は年齢46歳の女性。しかし、体が引き締まっている。
『気持ちは26歳』と言うコメントにセコンドのタイ人だけが大爆笑していた。
インターバルの間も指示をしないでずっと大爆笑。
何だったんだろう。
しかし女性の試合は自然と応援してしまうような、自然にお客さんを飲み込んでしまうような試合だった。

終了後、駅前の居酒屋で食事。
カワイ会長ご馳走さまでした。

土曜日はオーエンジャイお休み。
友達に誘われ久しぶりにフットサルへ。
朝10時、南与野に集合。...早い。

電車の中でスポーツ新聞を読む。
54歳の男性が認知症の母を殺害した記事が載っていた。

男性は夜中も母親の介護の為、睡眠不足のまま出勤。
『迷惑をかけたくない』と仕事を退職。
失業保険も切れると生活は困窮、今年の一月には家賃も払えなくなってしまった。
職人の父から『人様に迷惑をかけるな』と厳しくしつけられた男性は
『命をそぐしかない』と心中を決意。
1月31日「最後の親孝行」をと、母親を車いすにのせて京都市の中心部等思い出の地を巡った。
そのまま桂川べりで夜を明かす。
『もう生きられやへんのやで。ここで終わりや』と、話しかける男性に母は
「そうか、あかんか。康晴、一緒やで。お前と一緒や」
『すまんな、すまんな...』
「康晴はわしの子や。お前が死ねないのならわしがやったる」と母。
この言葉で、母の首を絞めた。

この記事を読んだとき電車の中にも関わらず号泣してしまった。
男性も自らの首を包丁で切ったが一命を取りとめたらしい。

その夜、友達の家に泊まって深夜までバカ騒ぎ!
朝の涙は何だったのか....
暴れすぎてタンスの角に足の小指をぶつけて泣きました。

きょうは八王子でマジックのステージ。
会社の外のスペースを利用してつくった野外ステージ。
会場に二時半入り。出番は夜八時。
待ち時間五時間半...本番まで長い。

その間、若手のマジシャンをいじって遊ぶ。
まじめな人ほどイジリがいがある。
まじめにやるテーブルマジックを途中で遮り、いちゃもんを付けてやった。
こんな客たまにいるよね。
若手のマジシャンはとてもやりにくそう...
その困った姿を見てほくそ笑む俺。
俺の中のSの部分が出ちまったぜ!

そしてなんだかんだで時間が過ぎ、やっと本番。

司会は何故かメイド服を着た女性二人。
「プロの司会者かな...」
と思っていたら、そのメイドさんは
『....せーの、皆さんこんにちは〜...あっ私からじゃない』
と、メイドA
『...皆さんこんにち...あっ、夜だからこんばんわだ...え、あの、その〜』
と、メイドB
完全に素人だ。
でも、メイドのプロだそうだ。メイドのプロって何だよ!
まぁしょうがない。

まずはじめに子供達の為に『ボーケンジャー』ヒーローショーが始まった。
興奮して燃え上がる子供達。
ヒーローショー終了後、握手会&サイン会が開かれた。
サインが書かれた色紙が一枚500円。
『僕らのサインがなんとたったの500円!是非買ってくれ!』
ヒーロー自ら売りさばいている。
どんなヒーローだよ。
握手会の後控え室では、ヒーローの仮面を脱いだおっさんがお金を数えていた。
とてもリアル。

そして僕らの出番も無事終了。ステージの出し物は全て終了したのだが、司会のメイド×2が出てこない。舞台を締めるのは司会のはずだろ誰が締めんだよ!
仕方がないので俺が舞台の終了を告げて締めてしまった。
いったいメイドの二人はどこに行ったのやら....

見つけたよ!舞台横のテントでビール飲んで焼きそば食ってやがった。
お前らメイドだろ!奉仕をしろ!

明日は八王子でマジックのステージに出演する。
今日はその練習。

練習の合間に先輩が
『何か飲もう』とドリンクを御馳走になる。
俺はすぐさま買い出しへ。

甘い物が飲みたかったので、自販機でカフェオレのボタンを押す。
....が熱い。出て来たのは、ホットカフェオレ。
よく見たら『あったか〜い』の方を押してしまった。
ジメジメとした暑さだったので、冷たい物が飲みたかったのに...

だいたいこの時期に、何故自販機に『あったか〜い』飲み物があるんだよ。
クソ暑い夏に誰がホットを飲むんだよ!

.....飲むね。ホットコーヒーとか、普通に飲むわ。ホットティーも飲むし、暖かい日本茶も飲むね。夏でも結構暖かいもの飲むわ....


『あったか〜い』を見ると思い出す。

前に家の近くのタバコ屋の自販機で、ミルクティーを買う為に『あったか〜い』方のボタンを押した。
しかし、出て来たのは熱くなったコーラ。
しかも、カフェイン×2倍のジョルトコーラ。
何故こんな物が『あったか〜い』の方に?
試しにコーラを開けてみる。
振ってもいないのに凄い勢いで泡が。止まらない。
一口飲んでみる。
.....まずい。
炭酸の抜けたコーラもまずいけど、あたためたコーラがあんなにまずいとは思わなかった。

あまりにまずいのでタバコ屋のおばちゃんに文句を言った。
『すいませーん。カフェオレ押したらコーラが出て来たんですけど!どうなってるんですか?』
「そんな事ないでしょ」
最初から否定。
『あったか〜い、コーラが出て来たんですよ』
「そんな物ないわよ」
完全否定。
『いや、だからこれが出て来たんですよ』
ジョルとコーラを見せた。
「....栓が開いてるじゃない。これじゃあ換えられないわよ!あんたそれでもいいと思って開けて飲んだんでしょ?一回納得したんだから売買成立ね」
ずいぶん口の達者なおばちゃんだよ。言ってる事は合っているから仕方ない。
俺は何も言い返せず帰り際
『あったか〜いは、売れねーよ』
と訳の分からない捨て台詞を残してしまった。

夜、家の近くの自販機でカフェオレを買った。
冷たいのが飲みたかったのに、また『あったか〜い』を押してしまった。
成長しない....

昨日は早朝四時起き。
コンペの手伝いの為に、ゴルフ場へ向かう。
プレーもした事ないけどゴルフを嫌いになりそうだ。

そして夕方五時半パーティー終了。
その後浅草に戻り打ち上げ。

帰りにいつもお世話になっている『梅さん』と北千住で一杯やる事になった。
しばらく飲んでいると、隣の席に女性二人が座った。
その女性は携帯で誰かを呼んでいる。
一時間後年配の男性がきて合流した。
そして、十分ぐらい喋ったかと思ったら女性二人は帰って行ってしまった。
何故?
『終電無くなるから帰るね〜バイバイ先生!』
先生?何の先生だろう?
興味がわいてしまい、話しかけてみた。
その先生は整体の先生だった。

体の何処が悪いか一目見れば分かるそうだ。
まず、梅さんの体を見てもらう。
腰骨が歪み過ぎ、右肩が前に出ている。
骨盤が片方上がっている。
そのせいで膝のバランスが悪い。
原因はパソコン。デスクの位置、パソコンの使い方まで言い当てた。
凄いね。

俺も実際見てもらう。
右肩が下がっている。腰骨が歪んでいるそうだ。
腰と、肝臓が悪いと指摘された。
不規則な生活、酒とストレスが原因らしい。
確かに飲み過ぎだ。こりゃいかん!
先生に色々話を聞きながら、終電まで飲んでしまった。
結局酒量はいつも以上。

帰り際に先生から一言
『お前駄目』
やっぱりね....

ネタで使う小道具でダミーカメラを買った。
ダミーカメラと言っても、かなり細かくできている。
これが、コンビニやパチンコの景品換金所に設置されていたら本物だと思っちゃうよ。
少なくとも俺は!
値段もそこそこしたし...

そのカメラを持って、山手線に乗った。
お昼過ぎの山手線は若干余裕があるが、座る事ができず。
もの凄く長い、ベタベタの髪をした男が乗って来た。
こういう男を見るとハサミでバッサリ切ってちょっと前の木村カエラみたいな髪型にしてやりたいね。まぁ髪型は、個人の自由だけど。

その男が俺の方をじろじろと見ている。
『まさか俺の考えてる事が読まれてるんじゃないか...まさか俺ってサトラレ.....』
なんて事を考えてしまったが、目線は俺の持っている紙袋へ。

なんと紙袋からダミーカメラが顔を出している。

あわててしまうのも変なのでそのままにしていたら、事態は更に悪化。
向こうにいるいる女子高生の声が少し聞こえた。
「.....盗撮....犯罪だよね....白い...」

俺は田代○さしじゃないっつーの!
ちょっと「白い」って言葉が聞こえたけど、それ関係ないだろ!

もうダミーカメラを持ち歩くのは辞めます....

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