昨日は西川口の『天然温泉ゆの郷』で仕事だった。
三時と七時の二回ステージ。
20分間俺の独壇場。
お客さんは昼夜ともに結構入っている。
ほとんどがおじちゃんおばちゃんだけど....
中には子供、20代30代ぐらいの人たちもいた。
みんなお風呂好きね!
今日はお客さんの男性に舞台に上がってもらい、お手伝いをしてもらったのでお礼の意を込めて舞台上で入浴剤をプレゼントした。
....これが失敗だった。
昼のステージ終了後、控え室で一人雑誌を読んでいた。
コンコン、とドアをノックする音がした。
『ハイ』
とドアを開けると髪に紫色のメッシュを入れたおばちゃんが一人立っていた。
見覚えがない。知り合いじゃないのは確かだ。
『あらーさっき見たわよー。まあまあよかったわ〜』
〜お客さんか!?
『さっき舞台に上がった男、あれ私の旦那なんだけどさ.....』
〜さっきの男性の奥さんね。
『入浴剤もらったじゃない。あれもう一個もらえないかしら?』
〜もう一個?さっきの入浴剤なくしちゃったのかな?
『もう一個欲しくなっちゃったのよ!』
〜それはこの人のわがままでしょ。
なんか引っ掛かるものがあったけど、せっかくのお客さんだからもう一つあげる事にした。
『ラッキー、ありがと!』
おばちゃんはすぐにいなくなった。
〜あのおばちゃんはよっぽど入浴剤が好きなんだな。
休憩時間、控え室を出てトイレに向かった。
トイレの前でまた違うおばちゃんに話しかけられた。
『あら〜風呂わくぞうさん。さっき見たわよ〜』
〜有り難いね。
『楽しかったわよ。入浴剤下さいな〜』
〜このおばちゃんもかよ!?
横から違うおばちゃんも来た。
『私も記念にもらおう』
〜あげるなんて一言も言ってないのに、既にもらう気か!?
仕方がないから一つずつあげた。
ちょっとコンビニで買い物し控え室に戻る。
その途中また違うおばちゃんに話しかけられた。
『入浴剤ちょーだい』
....どういう事だ!?何故みんなおれに入浴剤をねだってくるんだ!?
その後、もう一人おばちゃんが来て『入浴剤欲しい』と言われた。
聞くと入浴剤を配り歩く芸人がいると言う噂が流れているらしい。
『入浴剤配付芸人』
....それどんな芸人なんだよ!?
『紫の髪の人から聞いた』とそのおばちゃんの証言。
紫メッシュのおばちゃんが元凶かぁ。
いやーまいった。
手持ちの入浴剤が全部なくなったよ。
〜入浴剤どうしようかな?
なんて考えていたら「トントン」とドアをノックする音。
ドアを開けると
『もう一個ちょうだい!!』
髪に紫のメッシュが入ったおばちゃんだった。
〜どんだけ欲しいんだよ!?
世の中にはまだまだ凄いおばちゃんがいるもんだね!
三時と七時の二回ステージ。
20分間俺の独壇場。
お客さんは昼夜ともに結構入っている。
ほとんどがおじちゃんおばちゃんだけど....
中には子供、20代30代ぐらいの人たちもいた。
みんなお風呂好きね!
今日はお客さんの男性に舞台に上がってもらい、お手伝いをしてもらったのでお礼の意を込めて舞台上で入浴剤をプレゼントした。
....これが失敗だった。
昼のステージ終了後、控え室で一人雑誌を読んでいた。
コンコン、とドアをノックする音がした。
『ハイ』
とドアを開けると髪に紫色のメッシュを入れたおばちゃんが一人立っていた。
見覚えがない。知り合いじゃないのは確かだ。
『あらーさっき見たわよー。まあまあよかったわ〜』
〜お客さんか!?
『さっき舞台に上がった男、あれ私の旦那なんだけどさ.....』
〜さっきの男性の奥さんね。
『入浴剤もらったじゃない。あれもう一個もらえないかしら?』
〜もう一個?さっきの入浴剤なくしちゃったのかな?
『もう一個欲しくなっちゃったのよ!』
〜それはこの人のわがままでしょ。
なんか引っ掛かるものがあったけど、せっかくのお客さんだからもう一つあげる事にした。
『ラッキー、ありがと!』
おばちゃんはすぐにいなくなった。
〜あのおばちゃんはよっぽど入浴剤が好きなんだな。
休憩時間、控え室を出てトイレに向かった。
トイレの前でまた違うおばちゃんに話しかけられた。
『あら〜風呂わくぞうさん。さっき見たわよ〜』
〜有り難いね。
『楽しかったわよ。入浴剤下さいな〜』
〜このおばちゃんもかよ!?
横から違うおばちゃんも来た。
『私も記念にもらおう』
〜あげるなんて一言も言ってないのに、既にもらう気か!?
仕方がないから一つずつあげた。
ちょっとコンビニで買い物し控え室に戻る。
その途中また違うおばちゃんに話しかけられた。
『入浴剤ちょーだい』
....どういう事だ!?何故みんなおれに入浴剤をねだってくるんだ!?
その後、もう一人おばちゃんが来て『入浴剤欲しい』と言われた。
聞くと入浴剤を配り歩く芸人がいると言う噂が流れているらしい。
『入浴剤配付芸人』
....それどんな芸人なんだよ!?
『紫の髪の人から聞いた』とそのおばちゃんの証言。
紫メッシュのおばちゃんが元凶かぁ。
いやーまいった。
手持ちの入浴剤が全部なくなったよ。
〜入浴剤どうしようかな?
なんて考えていたら「トントン」とドアをノックする音。
ドアを開けると
『もう一個ちょうだい!!』
髪に紫のメッシュが入ったおばちゃんだった。
〜どんだけ欲しいんだよ!?
世の中にはまだまだ凄いおばちゃんがいるもんだね!