わく三の「ま、こんなもんでしょ。」

日々の『こんなもん』

2007年07月

先日、介護デイサービスの竣工式の司会&披露会の余興を頼まれて千葉県の茂原市まで行ってきた。
当日の朝が早いため前日から来てくれとのこと。
行ってみると、できたばかりの介護デイサービスに泊まってくれと言うことだった。

「ここはいいよう!温泉並みの施設だから!最高だよ!」
お風呂に案内してくれた。
期待して入ってみると...やはり介護用のお風呂だった。
確かに温泉並みに広い。
介護のしやすいように設計されている。
でも...僕にはちょっと...

「大丈夫ですか!?何かありましたか!?」
浴槽に入っていると職員の女性が血相を変えて飛び込んできた。
どうやら浴槽の横に着いている「気分が悪くなったら押してください」というボタンを押してしまったらしい。
....女性に全裸を見られた。

そこの施設はトイレも広い。
広すぎて出るものも出なくなる。
落ち着かない。
横を見ると最新型のシャワートイレシステムが付いているので好奇心で使ってみる。
もの凄いフィット感。さすが最新型。

「だ、大丈夫ですか!?何かありましたか!?」
職員の女性が飛び込んできた。
また「気分が悪くなったら押してください」のボタンを押してしまったらしい。
ここのトイレは介護者用なので何かあった時の為、外からも開けられるようになっている。
...女性に用を足しているところを見られた。シャワートイレを使っている姿はとても情けない。

周りは畑。近くは海。夜は涼しい。
布団も寝心地がよくすぐに眠りに入った。

「だ、だ、大丈夫ですか!?」
またまた女性が入ってきた。部屋の横に付いているボタンを押してしまったらしい。
まぁ自分の失敗なので仕方ない...

ボタンに気を付けようやく眠りについた。

「だ、だ、だ、大丈夫ですか!?」
またまたまた、女性が飛び込んできた。

夢の中でボタンを...

今朝は五時に起きた。眠い。
駅に行くと救急車が二台止まっていた。病人が運ばれていく。とても顔色が悪い。まぁ人の事言えないけど…

千代田線は早朝にもかかわらず、混んでいた。
大手町を過ぎた辺りで隣の車両が慌ただしくなった。僕も野次馬根性で見に行ってみる。

『タダシ君!?タダシ君!!大丈夫か!?大丈夫か!?』
中年のリュックをしょった男性大声で叫んでいた。
座席には中学生ぐらいの男の子が目を閉じたまま、ぐったりした様子だった。

『タダシ君!?大丈夫か!?』
男性は男の子の体を揺すりはじめた。
「具合が悪いのならあまり動かさないほうがいいですよ!」
近くのスーツの男性が喋りかける。

しかし中年のリュックをしょった男性は、男の子の体を揺らすのをやめない。

『タダシ君!?タダシ君!!大丈夫か!?』
それどころかリュックをしょった男性は男の子の頬を往復ビンタし始めた。

「ちょっ、ちょっとっ!」
周りの人達が止めに入る。「具合が悪いのならそのままで救急車呼んだほうがいいよ!」
「とりあえず顎をあげて気道確保しないとっ!」

リュックをしょった男性は周りの言う事を全然聞こうとしない。
『タダシ君!大丈夫か、タダシ君!』
今度はリュックをしょった男性は平手で男の子の頭をひっぱたいた。

するとタダシ君はうめき声をあげはじめた。

『うぁ〜あぁ〜あぁぁ…』
『タダシ君!大丈夫か!?』
『ふぁ〜〜〜あぁ〜まだ眠いよ』
『タダシ君!次の駅だからしっかりしなさい。タダシ君!』
『パパまだ眠いよ〜』

そいつらは霞が関で降りていった。いったいなんだったのだろうか?

あいつらを心配してあげた周りの人達の顔色がとても悪そうだったので、救急車を呼んであげたくなった。

先日とある会場で音響、マイクの確認をしていた。

マイクで適当に音を出してみる。
『あ〜、あ〜、マイクチェック。マイクチェック。本日はようこそお越し下さいました。マイクチェック。』

するとそこの従業員のおばちゃんが僕の方に走ってやって来た。
おばちゃん『ちょっと、ちょっと!』
僕『はい!?まだ音だしちゃいけなかったですか?』
(...他の人に了解とったはずだけど)

おばちゃん『今、マイクチェックって言いましたよね!?』
僕『...はい。それが何か?』
おばちゃん『正しくは、「マイクテスト」です!気をつけて下さい!』
僕『...........』

おばちゃんは満足気な顔で去っていった。

....そんなもんに正解があるのか?
チェックだろうとテストだろうとどちらでも一緒でしょ!?
それにしても、あのおばちゃんのしてやったリ顔が腹が立つ。
新種のいびりだろうか?

だんだんとムカムカしてきた!!
おばちゃんが会場に戻ってきたのを確認して、僕はマイクで喋りはじめた。

『あ〜、マイクテスト!マイクテスト!』

自然としっくりきた。

間もなく僕の部屋の契約期間が切れる。
仕方がないので不動産屋に更新に行ってきた。

やる気のない不動産屋のおっちゃん。
僕の相手も面倒クサそう。

僕は更新の契約書にサインしてお金を払う。
一瞬にして大金が無くなった。

やる気のないおっちゃんは僕の相手をしてる時、部屋の中をキョロキョロ。
集中力無さ過ぎにも程がある。
『この中、虫が飛んでますね。すいませんねブンブンうるさくて。』
キョロキョロと虫を探していたらしい。

僕も部屋を見回した。
虫の飛ぶ音どころか、虫の気配すら一切ない。
(おっちゃんの勘違いかな?)

『んもう、鬱陶しいなぁ〜!』
不機嫌そうな顔をするおっちゃん。

『ブ〜〜〜〜〜ン!』
...とその時、おっちゃんの鼻の穴からハエが飛び出してきた。

そんなところから!?
気づかないもんかね!?

『すいませんねブンブンうるさくて。』

ハエが飛んでいる事より、大金が飛んでった事が痛い。

昨日は僕のマジックの師匠、ケン正木先生と一緒に先生の20年来の友人の社長さんに飲みに連れて行って頂いた。

その場所は、いわゆる銀座のクラブ。
たけしさん風に言うと『おねーちゃんのいる店』

いやーはじめてだ!
華やかだ!

僕は北千住辺りのキャバクラで充分なのだが...
これも勉強!

さすが銀座のおねぇさん。
喋り方もちゃんとしてる。
キャバクラとは違うね!

だんだん場も盛り上がってきた。
そのうち先生がマジックを披露。
『超凄ーい!!』と沸き上がるおねーさん達!
『もっと見せて〜!もっとやって〜!』
僕らのテーブルだけ、雰囲気が違う。

あっという間に北千住のキャバクラと化した。

かなりの長時間のませて頂いて、店をあとにする。
かなり豪快な社長さんだった。
いやーいい勉強させて頂きました。

でもやっぱり、銀座のクラブにはガースーみたいなのはいなかった。
いなくてよかったよ☆

7月4日

吉さんから『用事があるから来てくれ!』と呼ばれた。
『どこに行けばいいですか?』とたずねると...
『沖縄!』という答えが返ってきた。

僕は沖縄に飛んだ。

青い海、広い砂浜....等は一切見る事はなくそのまま会場へ。
吉さんのTV収録、その付き人として呼ばれたらしい。
洒落がキツい。

その夜、分厚いステーキを御馳走になった。

うまい!....と思ったのもつかの間、奥歯が少し欠けた。
食べ慣れぬもののせいだろうか?

7月5日

午前中、少し時間が空いたので首里城見学に行こうという事になった。
観光だ!....と思ったのもつかの間、年に一度の補修工事で休みだった。
何故!?そんなに日頃の行いが悪いのか?

その夜、居酒屋で沖縄料理を食べる事になった。
泡盛飲むぞ〜!....と思ったのもつかの間、座敷に上がった途端右足に激痛がっ!?
『イタッ!!』
足の裏を見ると画鋲が2つも刺さっている。
何故こんなところにっ!?

マスターが痛がる僕を見て、
『そんなに痛がるのはおかしいよ〜』
いやいや、座敷に画鋲が落ちてる方がおかしいでしょ!?

『いま薬持って来るよ』
マスターは謝りもせずに奥に入って行った。
そして、ショットグラスに泡盛を入れて持ってきた。
(まさかこれが薬?)
マスターはそれを口に含み、僕の足の裏に吹きかけた。
『ブーーーーッ!!』
何じゃこりゃ!?まさか!?
『消毒さ』
その後、痛みが無くなるからと言って43度の泡盛を一気に飲まされた。

....僕は沖縄に何をしにいったのだろう?

聞くと吉さんは僕に沖縄旅行をプレゼントしてくれるつもりだったらしい...
その気持ちだけで、とても有り難いです。
しかし、泡盛の消毒は意味があったのだろうか?マスターの口の中には菌がいっぱいの気がしてならない。

僕には今年56歳になる女性の友達がいる。
彼女の名はガースーと言う。

先日ガースーから電話があり
『大変な事になったからちょっと来て!』
と、某駅の「笑笑」に呼び出された。

僕が到着した時、ガースーは既に出来上がっていた。

僕「何かあったの?」
ガースー『ちょっと〜、あたし病気になっちゃったわよ〜』

病気の人間が酒を飲んでいていいのだろうか?

僕「何の病気?」
ガースー『何の病気か、わからないのよ。』
僕「わからないってどういう事?」
ガースー『...実はね〜、おっぱいの周りに変な斑点が出来ちゃったのよ〜』
僕「変な斑点?」
ガースー『乳癌かもしれないのよ〜』

それが本当だったらエライ事だ!でも乳癌て斑点が出来るんだろうか?

僕「病院行ってないの?」
ガースー『行ったわよ!でもわからなかったのよ!』
僕「検査の結果がまだ出てないの?」
ガースー『違うわよ!そこの先生が本当にいい男だったから、おっぱい見せるの恥ずかしくて、帰って来ちゃったのよ〜』

...そんな事で。こいつは病気をなんだと思っているんだろう?

ガースー『今ね、この薬塗ってるの!』
その薬というのは....ニベアだった。
処方された薬じゃない。
ガースー『これ塗っていたら、だいぶ楽になったわよ。』
そんなもんか。

ガースー『でもちょっと怖いから、あんた見て調べてくれない!』
(何故俺が!?医者の心得も何も無い俺がわかるわけが無い)
僕「見てもわかるわけ無いでしょ!?」
ガースー『なんか誰かに見てもらったら楽になる気がするのよ!』
(医者に見てもらえ!!)

ガースーは僕の言う事を無視して、上半身脱ぎはじめた。
そして左の胸を出して僕に見せた。

僕「ちょ、ちょっと、やめろよ!早くしまえって。」
ガースー『ほら見なさいよ!乳首の周りに変な斑点が出来ちゃってるでしょ!?』
...確かに乳首の周りに斑点が出来ている。
一見、桜吹雪のようだ。

しかし忘れてはいけないのが、この場所が居酒屋であるという事だ。
別に個室でもないので、おっぱいを出せば他の人にも見られてしまう。
案の定隣の席の中年男性が覗き込む様に見てきた。
他のお客さんも恐いもの見たさか、ちらちらと見ているのがわかる。

僕「もういいよ!見たから早くしまえって!」
ガースー『あらそう?』
ガースーは何故か少し残念そう。
僕は酔ってもないのに気分が悪くなってきた。

そこに店員さんがやってきた。
店員『お客様。あの〜他のお客様の迷惑になりますので、店内でそう言う事はやめて下さい』
やっぱり注意されてしまった。
それを聞いてガースーがいきなりキレた。
ガースー『何よー!!私のおっぱいが迷惑だっていうの!!?私はサービスでやってあげてるのよ!』
(何のサービスだよ!?)
ガースー『私だって好きで出したわけじゃないわよ!』
(好きで出したんだろうが!)
ガースー『迷惑なわけないでしょ!誰が言ったのよ!私やっちゃうわよ!呼んできなさいよ!』
(少なくとも僕は大迷惑だ!)

店員は離れたが、まだまだ怒りのおさまらないガースー。
ガースー『わくぞう!次行くわよ!』
(こりゃ、今日は時間かかりそうだ...あと二軒ぐらい行きそうかな?)
ガースー『ちょっと、すいませ〜ん。レモンハイおかわり!』
僕「....あれ!?場所帰るんじゃないの?」
ガースー『面倒だからここで飲んじゃうわ!あーもー腹立っちゃうわ!』
...それじゃあ意味ないじゃん。

本当にガースーはしょうがない。
ちなみにガースー乳首の周りに出来た、桜吹雪の様な斑点は...ダニに食われただけだった。

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