僕には今年自称57歳になる、女性の友達がいる。
名前は『ガースー』
下町出身、世話好き、親分肌なのに子分がいない、なによりもレモンハイを愛する、かなりぶっ飛んだおばちゃんだ。
先日ガースーが足に包帯を巻いていた。
僕『怪我したの?』
ガースー『何でもない聞かないで!思い出すと腹立つから!』
僕はそれ以上何も聞かなかった。
五分後
ガ『あんたねぇ〜何があったか聞きなさいよ!!私にもっと興味持ちなさい!』
(自分で聞くなって言ったのに...)
僕『どうしたの?』
ガ『え〜あんまり言いたくないなぁ。思い出しちゃうから!!』
僕『じゃあ話さなくていいよ。』
ガ『...でも、あんただけには話しておくわ!』
(結局話したいんじゃねーかよ!そんな感じでみんなに話してるんだろーなぁ。)
ガ『実は私...この間ね...やられたの。』
(....やられた?...この場合の『やられた』はどうとったらいいのだろう。)
僕『...まさか!?』
ガ『そのまさかよ!』
僕『...あいて誰?』
ガ『知らないわよ!それがわかればガコガコにするわよ!』
僕『...どこで...やられたの?』
ガ『道歩いてたらいきなりよ!二人掛かりで来られたから、いくら私でも無抵抗ね!』
僕『二人掛かりかよ!?...大変だったな〜』
ガ『私、思わず声でちゃったわよ〜』
僕『声!?...結構喜んでんじゃねーかよ!?』
ガ『何言ってんの!?喜ぶ訳ないでしょ!』
僕『しかし、物好きがいるもんだなぁ〜。こんなおばちゃんやるなんて...普通もっと若い方いくだろ』
ガ『私なんて若い方よ!普通はもっとおばあちゃん狙うわよ!』
(...おばあちゃん?...ガースーが若い?)
僕『...ねぇ、やられたってさぁ...あれの事だよね?』
ガ『そうよ!ひったくりに遭ったのよ!!!』
(....なんだ、そっちの事かい。僕はてっきり...)
ガ『あ〜もー悔しい!!88999円入ってたのに!!!』
(細かく覚えてんだなぁ〜)
ガ『あんたに借りてた一万円もその中に入ってたのよ〜』
僕『...えっ!?』
ガ『だから返せないからさ、恨むんならひったくりを恨んでね!』
(それとこれとは話が別だろ!!!)
しかし、ひったくりに遭うなんてとんだ災難だ。
お金うを盗られただけじゃなく、足に怪我までさせられるなんて...
僕『その足の怪我は大丈夫なの!?』
ガ『えっ!?足に怪我なんてしてないわよ!』
僕『足に包帯巻いてるじゃん。それひったくりにやられたんじゃないの?』
ガ『あっ!?この包帯?これはねぇ〜...蚊に刺された所に巻いてるのよ!』
(蚊に刺された所?)
ガ『包帯巻いておかないと、私無意識のうちに掻いちゃうからさ!』
...動物か!?
心配させるだけさせといて、結局蚊に刺されただけとは...
本当にガースーはしょうがない。
しかし、お金を盗られたのは可哀想だけど怪我がなくてよかった。
名前は『ガースー』
下町出身、世話好き、親分肌なのに子分がいない、なによりもレモンハイを愛する、かなりぶっ飛んだおばちゃんだ。
先日ガースーが足に包帯を巻いていた。
僕『怪我したの?』
ガースー『何でもない聞かないで!思い出すと腹立つから!』
僕はそれ以上何も聞かなかった。
五分後
ガ『あんたねぇ〜何があったか聞きなさいよ!!私にもっと興味持ちなさい!』
(自分で聞くなって言ったのに...)
僕『どうしたの?』
ガ『え〜あんまり言いたくないなぁ。思い出しちゃうから!!』
僕『じゃあ話さなくていいよ。』
ガ『...でも、あんただけには話しておくわ!』
(結局話したいんじゃねーかよ!そんな感じでみんなに話してるんだろーなぁ。)
ガ『実は私...この間ね...やられたの。』
(....やられた?...この場合の『やられた』はどうとったらいいのだろう。)
僕『...まさか!?』
ガ『そのまさかよ!』
僕『...あいて誰?』
ガ『知らないわよ!それがわかればガコガコにするわよ!』
僕『...どこで...やられたの?』
ガ『道歩いてたらいきなりよ!二人掛かりで来られたから、いくら私でも無抵抗ね!』
僕『二人掛かりかよ!?...大変だったな〜』
ガ『私、思わず声でちゃったわよ〜』
僕『声!?...結構喜んでんじゃねーかよ!?』
ガ『何言ってんの!?喜ぶ訳ないでしょ!』
僕『しかし、物好きがいるもんだなぁ〜。こんなおばちゃんやるなんて...普通もっと若い方いくだろ』
ガ『私なんて若い方よ!普通はもっとおばあちゃん狙うわよ!』
(...おばあちゃん?...ガースーが若い?)
僕『...ねぇ、やられたってさぁ...あれの事だよね?』
ガ『そうよ!ひったくりに遭ったのよ!!!』
(....なんだ、そっちの事かい。僕はてっきり...)
ガ『あ〜もー悔しい!!88999円入ってたのに!!!』
(細かく覚えてんだなぁ〜)
ガ『あんたに借りてた一万円もその中に入ってたのよ〜』
僕『...えっ!?』
ガ『だから返せないからさ、恨むんならひったくりを恨んでね!』
(それとこれとは話が別だろ!!!)
しかし、ひったくりに遭うなんてとんだ災難だ。
お金うを盗られただけじゃなく、足に怪我までさせられるなんて...
僕『その足の怪我は大丈夫なの!?』
ガ『えっ!?足に怪我なんてしてないわよ!』
僕『足に包帯巻いてるじゃん。それひったくりにやられたんじゃないの?』
ガ『あっ!?この包帯?これはねぇ〜...蚊に刺された所に巻いてるのよ!』
(蚊に刺された所?)
ガ『包帯巻いておかないと、私無意識のうちに掻いちゃうからさ!』
...動物か!?
心配させるだけさせといて、結局蚊に刺されただけとは...
本当にガースーはしょうがない。
しかし、お金を盗られたのは可哀想だけど怪我がなくてよかった。