先程まで喫茶店にいました。
午後のひと時、店内には6割ほどのお客さん。
ボクはカウンターの席に座り、空いている隣の座席に鞄と上着を掛けた。
アメリカンを注文して一口飲んだ直後、携帯電話に着信があった。
店内で電話は失礼かなと思い、行ったん店の外に出て電話をとった。
電話を済ませて席に戻ると僕の席におばちゃんが座っていた。
…ボクの席なのを知らないで、座っちゃったのかな?
ボクは近づいて行きおばちゃんに話しかけた。
あの〜そこボクが座ってたんですけど。
「ここね、アタシの指定席なのよ」
…指定席?…チェーン店の喫茶店なのに?
「アンタ一人なの?」
はい。
「じゃあ、そこ!」
そう言って隣の席にかけてあるボクの上着と荷物を指差した。
…隣に移動しろってことなのか?何か腑に落ちないが、仕方ないか。
ボクはにもつを床におろし椅子に座った。
「ちょっと、アナタ。」
はい?まだ何か?
「何かじゃなくて向こうの席にでも行ってちょうだい。今からアタシの友達がここに座るんだから!」
この席も?
「知ってるでしょ、アタシの指定なのよ!」
…知りません。
「自由席はあっち」
ボクは仕方なく、渋々席を移りました。
移った後も周りから変な視線を感じまくり。
ボクの場合、自由席にも自由はありませんでした。
ま、そんなもんでしょ。
午後のひと時、店内には6割ほどのお客さん。
ボクはカウンターの席に座り、空いている隣の座席に鞄と上着を掛けた。
アメリカンを注文して一口飲んだ直後、携帯電話に着信があった。
店内で電話は失礼かなと思い、行ったん店の外に出て電話をとった。
電話を済ませて席に戻ると僕の席におばちゃんが座っていた。
…ボクの席なのを知らないで、座っちゃったのかな?
ボクは近づいて行きおばちゃんに話しかけた。
あの〜そこボクが座ってたんですけど。
「ここね、アタシの指定席なのよ」
…指定席?…チェーン店の喫茶店なのに?
「アンタ一人なの?」
はい。
「じゃあ、そこ!」
そう言って隣の席にかけてあるボクの上着と荷物を指差した。
…隣に移動しろってことなのか?何か腑に落ちないが、仕方ないか。
ボクはにもつを床におろし椅子に座った。
「ちょっと、アナタ。」
はい?まだ何か?
「何かじゃなくて向こうの席にでも行ってちょうだい。今からアタシの友達がここに座るんだから!」
この席も?
「知ってるでしょ、アタシの指定なのよ!」
…知りません。
「自由席はあっち」
ボクは仕方なく、渋々席を移りました。
移った後も周りから変な視線を感じまくり。
ボクの場合、自由席にも自由はありませんでした。
ま、そんなもんでしょ。