できる限り消費者側からは普段見ることのできない作業風景など、実際作っている現場から、日々の成長日誌形式でご紹介していきたいと思います。
ご期待ください。
上川郡和寒町字北原637番地
和久 誠
2006年12月09日
玉ねぎ
常備野菜としてなじみの野菜ですが、特有の辛みと切ったときに目にしみる刺激成分にいろいろな薬効のあることがわかり、再注目されています。 この成分はねぎ類に共通する硫化アリルというもの。玉ねぎの硫化アリルには、血液の凝固を抑制し、血液をサラサラにする働きがあるので、血栓や動脈硬化の予防になります。
その効果は生で使ったときにもっとも発揮され、しかも切ってから1時間ほどおいたほうが効力が高まります。ただし水にさらすと硫化アリルは流れ出てしまいます。辛みは酢を上手に使ってやわらげるといいでしょう。
心身疲労に効果抜群
玉ねぎは、胸のつかえをとり、咳や痰(たん)をしずめ、尿の出をよくする野菜です。硫化アリルは、ビタミンB1の吸収を高め、新陳代謝を盛んにする成分です。発汗、解熱、緩下(かんげ)といった作用もあります。疲れているときや風邪のときによいとされるのは、そのためです。
また、慢性疲労や筋肉疲労など疲れにもよく効き、毎日玉ねぎを食べると、簡単にはバテない体力が身につきます。
イギリス、インドなどの調査では、玉ねぎは善玉のHDLコレステロールを増やし、心臓の機能を強化するという報告も出されています。
神経鎮静作用も。
ストレスでイライラしているときにも、玉ねぎはぴったり。玉ねぎに含まれるイオウ化合物には、神経鎮静作用があり、ストレス解消に効果的です。
かぼちゃの効用
ご存知の方も多いかも知れませんが、健康野菜としてなかなかの優れ物です。先ず、カボチャの黄色い色、これはb-カロチンとa-カロチンです。b-カロチンとa-カロチンには生体内で発生して正常細胞をガン化させる働きのあるフリーラジカル(活性酸素)を捕まえてくれるので癌予防や老化予防に効果があります。また、b-カロチンは動物体内に取り込まれるとビタミンAに変化するのでプロビタミンAとも呼ばれており、視覚、聴覚、生殖機能維持にも効果的です。その他にビタミンCも比較的豊富ですし、それ程量は多くはありませんがビタミンB群が含まれていますのでビタミン源としても重要な野菜なのです。以前ジャガイモでお話したように、カボチャも多くのデンプンを含んでいるので、その中にあるビタミンCは比較的熱に安定なのです。それに何と言ってもカボチャは全野菜の中でも「日もち大将軍」といってもよい程保存のきく野菜ですから、今程物の豊富でなかった昔では野菜の少ない冬場には貴重なビタミン補給源だったことは容易に想像できます。昔から「冬至にカボチャを食べると、かぜをひかない」という言い伝えはカボチャのビタミン群の多さに理由があるのです。現代のように科学の発達していなかった時代に、経験的にカボチャの重要性を理解していた先人の知恵にはあらためて驚かされます。カボチャは食物繊維も豊富に含まれておりコレステロール値を下げ、便通を良くするので、大腸癌の予防にも効果的です。ただし、カボチャの主成分はデンプンなので、食べ過ぎるとエネルギーオーバーになるので注意が必要です。まあ、カボチャに限らず何でも健康に良いからといって、それだけを特別にたくさん摂取しても良くないことはごく常識的なことなのですが、一般的に日本人は熱しやすく冷めやすいところがありますから、やはりバランスを良い食生活を日々考えて楽しい毎日をおくりたいものです。
最後に一つだけ、カボチャの種のお話です。実はカボチャ、実の部分だけではなく種にも色々な効能があります。種には生体内で重要な微量金属の一つである亜鉛が多く含まれていますので、中国、インド、ブルガリアの山岳民族、アナトリア系トルコ人、ウクライナ人、ルーマニアのトランシルバニア地方の住民は、前立腺疾患やインポテンスの予防、視力維持などに効果的であることから欠かせない食べ物となっているようです。また漢方ではカボチャの種を「南瓜仁(なんかにん)」とよび、低血圧の薬として利用されています。


