c1656ef7.jpg 「責め」と「緊縛」はSMの極めて主要なテーマというかSMの王道であると思います。昔は「スカトロ」もこのジャンルの一部(浣腸責め」とか「強制放尿」とか)として多くの人(そんな多くないか?)には認識されていたような気がします。
さて、「責め」と「緊縛美」と言えば、このジャンルをたった一人で成立させた巨人が伊藤晴雨であるとこは疑問の余地がないと思います。
このジャンルに興味のある人にとっては、極めて著名人物ですので、オジサンが語らなくとも、多くの人の著作で紹介されていますので興味のある方は探して見ると良いと思います。
さて、オジサンが伊藤晴雨の緊縛写真撮影のエピソードで特に印象に残っているのは、妻であるキセを臨月であるにもかかわらず、緊縛の上に逆さ吊で写真撮影している事です。時は大正10年6月、さすがの晴雨も妊婦の健康を考え「産婆に相談」しようとしたが、「どうせ駄目だ」と言われるに決まっているので、妻キセの健康状態をチェックした上で、かの暴挙(快挙?)に及んだようである。しかも、この撮影は二度に渡って失敗し(被写体が小さかったり、髪の毛がフレーム・アウトしていたり)三度目にやっと成功したようです。さらに驚く事には、この撮影の二日後にキセは男児を無事に出産しているのであります(!)。
そして最も重要なのは、「何故、伊藤晴雨はこのような撮影を行う必要に迫られたか」という点でありまして、これは、友人が土産に持ってきた月岡芳年の「孕み女逆さ吊りの図」(画像参照)が実際に写生して描かれたかを検証する為だったようです。
晴雨の撮影した写真と比べると、腹部が明らかに誇張して描かれており、想像で描かれている、との結論に達したようです。
さすがに偉大なる伊藤晴雨であります。