2021年03月04日 08:00

勝手にしやがれ

jean
 え〜、かなり長くシリーズが続きましたので、今日は息抜きでオジサンが最近、久しぶりに見た映画について書こうと思います。
勝手にしやがれ」(紹介はコチラ)は、映画好きなら一度は見ていると思われる映画史上に大きな革命をもたらしたと言われている傑作です。オジサンは30年ほど前にビデオで見たのが最初だったと思いますが、1月にお国のBSで放送していたので、とりあえず録画、最近やっと見ることができました。
ヌーベルヴァーグの最高傑作とか、映画の文法を壊した革新的な作品というのが、本作の評価でよく見られる文章ですが、この映画の重要な点は、退屈な芸術映画ではなく、映画として誰が見ても面白く、そして印象に残るという点だと思います。
この映画の革新的な点や、ゴダール、そしてこの映画に協力したヌーベルヴァーグの中心的な面々(トリュフォーやシャブロル)については、解説されているサイトが多数ありますので、そちらを見ていただくとして、オジサンが久々に見て感じたのは、「フランスでしか生まれなかった映画」という点です。
この映画、警官をブチ殺し、車を盗んでアメリカからの留学生の女とよろしくやるという、ま〜、無軌道でワルな若者(ジャン・ポール・ベルモンドが最高にカッコいい)が主人公の映画ですが、この設定やストーリーは、ゴダールも認めているようにジャン・ピエール・メルヴィルのフィルム・ノワールの世界なんですね。そして、留学生の女(ジーン・セバーグが生き生きと演じてます)とのドライな関係は、フランス映画が伝統的に得意とする、「男と女」を描いた映画でもあるのは確かです。
この映画の映像や演出の斬新さはオジサンの語るべきところではありませんので、あえて書きませんが、「勝手にしやがれ」は、フィルムノワールの秀作であり、恋愛映画であり、ドキュメンタリーのようであり、さらに青春映画として今なお斬新で色あせない優れた映画というのが、30年ぶりに見たオジサンの印象です。


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