2010年01月02日

続・井の頭公園のカワセミ事情

井の頭公園のカワセミ1元旦に引き続いて、井の頭公園のカワセミ事情について書いてみます。
井の頭池でよく見かけることができるカワセミは現在3羽います。
ときどき闖入者はいますが、1枚目の写真の牽制しあう2羽のオス・メスと2枚目の写真のメスです。

弁天池を中心に活動しているカワセミ2羽は、昨年の秋から、しょっちゅう牽制しあっています。
このまま、ペアリングできるのではないかと考えています。
人間的に言えば、気にくわないからではなく、気があるから牽制しあっているという感じです。

井の頭公園のカワセミ2カワセミはオスからメスに求愛するといわれていますが、少なくとも、牽制しあうときは、メスからもモーションを起こすことがあります。
実際、1枚目の写真も、オスがいるところにメスが来たところです。
前がオスで後がメスです。嘴の下が赤いのがメスです。
数秒後、メスが飛び去っていったというのが事実です。

もう一方、ボート池でよく見かけるカワセミは、2枚目の写真のとおりです。
こちらも、嘴の下が赤いのでメスです。

なお、嘴の下が赤いメスも、逆に嘴の下が黒いメスも、珍しいですがいます。
求愛給餌のとき嘴の状況で気がつきます。
もっとも、求愛給餌の季節では、ペアが2羽並ぶと、オスの羽のほうがきれいです。
ということで、成鳥でも嘴の下だけで判断すると危険な場合がまれにあります。

LUMIX DMC-G1 H-FS045200+TCON-17 10年1月2日撮影
※なお、画像はクリックしますと大きく見ることができます(1200×900ピクセル)。  

Posted by walkingbirder at 11:08 10年井の頭公園 

2010年01月01日

元旦のカワセミ〜井の頭公園のカワセミ事情

井の頭公園の来光例年、元旦は井の頭公園の石橋でご来光したうえカワセミ詣でです。
カワセミファン向けに、井の頭公園のカワセミについて、以下、まとめてみました

1.井の頭公園の元旦のカワセ個体数(天気)
今年も含めて、井の頭公園の7年間の元旦の天候とカワセミの個体数は次のとおりです。
あくまでも、私個人の元旦6時30分頃から8時30分くらいまでの観察結果です。
気がついていない点が多いかもしれませんが、日々散歩していますので、大きなズレはないと考えています。
初日の出を浴びるカワセミ2004年(晴れ):1羽 弁天池のみで遭遇
2005年(晴れ):2羽 雪景色で(大晦日に雪)のお茶の水池でケンカ
2006年(曇り):1羽 神田川源流のみで遭遇
2007年(晴れ):2羽 弁天池・お茶の水池
2008年(晴れ):3羽 お茶の水池・弁天池・ボート池それぞれすみわけ
2009年(晴れ):3羽 いたるところで遭遇。
2010年(晴れ):3羽 一瞬、弁天池に3羽集合。2羽はしょっちゅうケンカ

2.井の頭公園のフィールドの特徴
勢いよく飛ぶ弁天池のカワセミ井の頭公園の特徴は、他のフィールドと比べて、カワセミの入れ替えが激しいことです。
カワセミの平均寿命が1.5年から2年ですから、当然そうなるかもしれません。
しかし、サバイバルゲームで生き残ったカワセミは5年くらいのものもいます。

井の頭池に来るカワセミは、繁殖期になりますと近くの玉川上水などに居を移します。
この時点で分断され、縄張りが白紙になってしまうと考えられます。
2003年の夏を例外として、巣立ち直後のカワセミヒナとその親に遭遇したことがありません。

お茶の水池の藪にいたカワセミこのような特殊事情もあって、井の頭池にいるカワセミは、昨年の元旦の顔ぶれと異なっているように思えます。
ただし、最近、個体数が多くなってきたのはうれしい限りです。

3.今年の元旦のカワセミ事情
現時点では、いたるところで遭遇できる状況です。
(1)一番、遭遇する機会が多いのが弁天池です。
弁天橋から注意して眺めていれば、カワセミの鳴き声に気がつきます。
ボート池の隠れ場所にいたカワセミ牽制しあう鳴き声です。
運がよければ、3つ巴になることがあります。
(弁天橋は狭いですから三脚は遠慮してください。エチケットです)

(2)お茶の水池では、石橋近くの自然文化園側や七井橋近くの藪によくきます。
オシドリ柵の裏側にもよくいますが、見えません。

(3)ボート池は、ボートが出ていない午前中がねらい目です。
池沿いの鉄線や杭によくとまっています。

なお、最近は、神田川でのカワセミ遭遇は減っています。
近くの玉川上水も穴場ですが、継続的に観察しないと難しいと思います。
と言い放つのは冷たすぎますので、1つだけヒント。
【ヒント】玉川上水沿いにある使われていないプールにときどきカワセミがきます。

1枚目の写真:石橋からみた初日の出(7時7分)
2枚目の写真:初日の出を浴びるカワセミ
3枚目の写真:勢いよく飛ぶ弁天池のカワセミ
4枚目の写真:お茶の水池の藪にいたカワセミ
5枚目の写真:ボート池の隠れ場所にいたカワセミ

LUMIX DMC-G1 H-FS045200+TCON-17 10年1月1日撮影
※なお、画像はクリックしますと大きく見ることができます(1200×900ピクセル)。
  

Posted by walkingbirder at 18:26 10年井の頭公園 | その他

A Happy New Year

年賀状2010年明けましておめでとうございます。
このブログも7年目です。
抱負は沢山あります。

まだ見ぬカワセミ探鳥地への散策。
あわせて、カワセミの生態についても、さらに知りたいですね。
知っているようで知らないことが少なからずあります。
カワセミ俳句も磨きをかけたいです。

「新年に カワセミ相手 また楽し」(釈浩然)

忙中閑ありではないですが、仕事に忙しいときこそ、不思議ですが、カワセミ撮影も高じます。

ご覧のとおり、年賀状は、干支とは関係なしに、デザインはカワセミです。
公私ともに元気が良いサインです。
*撮影場所 上:泉の森 下:井の頭公園
  

Posted by walkingbirder at 00:00 その他 

2009年12月31日

旧聞翡翠紀行(4)〜東綾瀬公園のカワセミの子孫?

東綾瀬公園1綾瀬というと、厚木基地の近くの綾瀬市を思いつく人。
いや、千代田線の北綾瀬駅行きを連想する人がいると思います。

今回は、東京足立区の千代田線の綾瀬駅を降りて2、3分先にある東綾瀬公園です。
もっとも、お目当てのカワセミは、約15分先の池に来るようです。
長さ約1キロの公園の散歩道沿いにあるせせらぎの最終地点といってもよいかもしれません。
東綾瀬公園21枚目の写真をご覧ください。
たかだか幅数メートルの池。最大でも10メートルくらいです。

そこにカワセミが来るようになったのは、21世紀に入ってからだそうです。

当時の新聞(毎日新聞2005年4月17日)によると、次のとおり。

「足立区綾瀬6にある都立東綾瀬公園のせせらぎでこの春、初めてカワセミのカップルが誕生した。
東綾瀬公園のカワセミ1環境NPOや地元住民が03年、巣が作れるよう流れの中に人工島を築いており、
『空飛ぶ宝石』とも言われるカワセミの、ひなを見る日を心待ちにしている。」
「カワセミのメス1羽が4年ほど前から来るようになった。
メスは池で餌を食べたり、体を洗ったりしていた。」

こんな事情のある東綾瀬公園に、所要のついでに寄ってみました。
季節は、ヒガンバナが咲き誇っている9月中旬です。
池の付近の様子は、2枚目の写真のとおりです。

東綾瀬公園のカワセミ2正直なところ、こんなところにカワセミがいるのかなと半信半疑でした。

ところが、顔を上にあげた途端、見つけました。
3枚目の写真のとおりです。

そして、2回ほどダイビングして、落ち着いた先は、4枚目の写真の場所です。
池の裏側に駆け参じて、撮影したのが5枚目の写真です。

東綾瀬公園のカワセミ3確かにいました。オスのカワセミです。
ただし、5年前の新聞記事のメスではありません。
カワセミの寿命からすると5年超はまずムリです。
となると、2005年に誕生したカップルの子孫の可能性はあります。
なんとなくですが、そんな気持ちになりたくなります。
いや、全く関係のないカワセミかもしれませんね。

LUMIX DMC-G1 H-FS045200+TCON-17 09年9月22日撮影
※なお、画像はクリックしますと大きく見ることができます(1200×900ピクセル)。



  

Posted by walkingbirder at 00:00 都市公園・河川 

2009年12月30日

旧聞翡翠紀行(3)〜その後の自然教育園

自然教育園私にとって、自然教育園といえば、一ニもなく、カワセミです。
昨年(2008年5月)、自然教育園のカワセミは脚光を浴びました。
カワセミ復活のシンボルの地で、久しぶりに営巣・巣立ちしたからです。
私も、実際に現地に足を運び、「テレビの中のカワセミ」と題してその様子をこのブログで書き残しました。

今年はどうだったんでしょうか?
自然教育園のカワセミ1たまたま、繁殖時期で気になり、6月に自然教育園に足を運びました。
展示室には、期待していましたカワセミテレビはありません。
ひょうたん池や水生植物園もカワセミの気配は感じられません。

ということで、半ばあきらめていたところ、水鳥の沼という自然教育園のマイナーな箇所を通りました。
お天気が今一歩の中、数人のカマラマンが、暗い沼の奥にレンズを向けていました。
1枚目の写真のような感じです。

自然教育園のカワセミ2レンズの先は、あろうことかカワセミでした。
それも、ヒナが数羽いました。

早速、カメラのファインダーこしにカワセミを観察したところ、3羽のカワセミヒナを認めることができまました。
2・3枚目の写真です。
写真をクリックしていただいたうえ注視していただくと、なんとかわかると思います。
巣立って4,5日と見当をつけましたが、詳しいところはよくわかりません。
今シーズンは、”カワセミ騒動”はなく、知る人ぞ知る状況のようです。

カワセミの子育て表紙その後、自然教育園のことが記憶からすっぽり抜けていました。
最近、その後はどうなっていたのかと、突然、思い出しました。

きっかけは、自然教育園に長く勤務された矢野亮さんが上梓された書籍を見つけたからです。
「カワセミの子育て〜自然教育園での繁殖生態と保護飼育」(2009年10月)という題名の本(4枚目の写真)です。

【追記】
矢野さんの「カワセミの子育て」のあとがきの追記(P208)によれば、6月18日に6羽巣立ったそうです。私が、目撃した6月28日は巣立ち後10日だっということです。6羽巣立ったうちの3羽に遭遇したことになります。
また、テレビカメラのセットしているあたりで巣穴を掘ったため、テレビの生中継はできなかったとのことです。まさしく、著者がおっしゃるとおり「動物の観察・調査は、こちらの思う通りにはいかずむずかしいことをつくづく感じました。」(09年12月31日)

LUMIX DMC-G1 H-FS045200+TCON-17 09年6月28日撮影
※なお、画像はクリックしますと大きく見ることができます(1200×900ピクセル)。   

Posted by walkingbirder at 01:46 都市公園・河川 | その他

2009年12月29日

1年の総括〜カワセミカレンダー作成

【表紙】
カレンダー表紙昨年は大晦日にカワセミ・カレンダーを製作しました。
これに比べれると、今年は余裕。
もう5回目というか、まだ5回目かはわかりませんが、知らないうちにカワセミカレンダーが増えてきました。

自分の書斎を飾るのが目的で自己満足に他なりません。
1年を振り返る行為として多少は意味があるかもしれません。
ここ1年間に撮影した代表的な写真を季節に合うよう適当に選んだものです。

【1月】
カレンダー1月
















続き(詳細)の写真はこちらをどうぞご覧ください。


※なお、画像はクリックしますと大きく見ることができます。  

Posted by walkingbirder at 10:50 その他 

2009年12月28日

旧聞翡翠紀行(2)〜和泉川中下流のカワセミ

境川遊水池公園境川遊水地公園に向かうと、境川遊水地情報センターが現れます。
南側には、横浜薬価大学のユニークな建物があります。
1枚目の写真のとおりです。

この情報センターのあたりで、和泉川は境川に流れ込んでいます。
和泉川は、瀬谷区瀬谷町付近を源として、市西端の境川と並行して瀬谷区・泉区を南下し、境川に合流しています。
和泉川のカワセミ1全長10キロメートルほどで、カワセミの散策川としてお薦めです。
特に、以前にも書いたとおり、上流の谷戸景観豊かな「水緑のウォーク」は私のお気に入りのカワセミ散策道です。

今回は、中下流付近について、ご紹介いたします。

境川遊水地公園の遊水池付近の和泉川も、適度な川幅です。
川を上っていきますと、カワセミ用とおぼしきやらせ枝があります。
カワセミの看板間違いなく、やれせ枝のある場所は、カワセミのお気に入り場所ではあることは否定できません。
足早にその場を離れてみるものの、近くをカワセミが飛んだりしています。
やらせ枝がなくても、カワセミは来るのになと思いますが・・・

やらせ枝から1キロくらい上りますと、赤坂橋とか四谷という地名があります。
確かに、以前、読んだミステリーで「赤坂」という地名が出ていました。
和泉川工事中ご想像どおり、実は、真相は東京の赤坂ではなく和泉川付近の赤坂というのがカギになっていました。

それはともかく、赤坂橋あたりでも、結構、カワセミの鳴き声が耳にしました。
2枚目の写真のとおりです。
お気に入りの場所だと思われるところでは、結構カワセミを目にしました。
3枚目の写真にある看板どおり、
「カワセミのすめる川にしよう」
と思いたくなります。

和泉川のカワセミ2和泉川の中流沿いも楽しく歩くことができます。
道も歩きやすいし、ところどころに公園があり、いずみ中央駅を目の前に通ります。
トイレも困りません。

とっておきの場所として、「水緑のウォーク」に入る手前も、カワセミの宝庫です。
4枚目の写真は、今年の春に撮影したものです。
背景奥は新幹線が通っていて、大規模な河川工事をしています。
こんな状況でも、同じ時期に、5枚目の写真のとおり、牽制しあうあペアのカワセミに遭遇しました。
和泉川のカワセミ3
当然のことながら、「水緑のウォーク」の宮沢遊水池あたりにきますと、カワセミがいたるところで目にします。
6枚目の写真のとおり、釣り人と共生しています。

LUMIX DMC-G1 H-FS045200+TCON-17 09年3月7日・8月13日撮影
※なお、画像はクリックしますと大きく見ることができます(1200×900ピクセル)。

【関連コラム】
定線観察〜和泉川のカワセミのその後
”十羽十色”のカワセミペア〜和泉川
水緑のウォーク〜和泉川のカワセミ
  

Posted by walkingbirder at 23:59 都市公園・河川 

2009年12月27日

旧聞翡翠紀行(1)〜境川のカワセミ

境川のカワセミ1川を隔てて隣の藩・集落等との「境」とするケースが多かったためでしょうか、
境川という名を持つ河川は日本各地に多く存在します。
一説によりますと、境川という名を持つ川は50近くあるそうです。

私がときどき歩くのは、東京都と神奈川県の境界に沿って南東に流れる川です。
ここ1年で、数回歩きました。
東京都町田市の大地沢キャンプ場付近に源を発し、神奈川県大和市付近から南へ流れを変え、藤沢市片瀬海岸から相模湾に注ぎます。
境川のカワセミ2一部に、自転車歩行者専用道路もあります。
最近、横浜市泉区下飯田町と戸塚区俣野町にまたがったところに境川遊水地公園ができました。

前置きはこのくらいにして、境川で、カワセミが目につく場所はといえば、小田急の町田駅を降りた川沿いです。


境川鶴間橋付近南の田園都市線にぶつかるあたり(最寄駅は南町田駅)までの間に、カワセミスポットが数箇所あります。
町田市もカワセミが市の鳥です。
最近の市の鳥を制定したところは、どういうわけかカワセミが多いように思えます。

1枚目の写真は、大勢のギャラリーに囲まれた場所に姿を現したカワセミです。
ちょうど繁殖期の7月ごろ撮影したものです。
境川のカワセミ4繁殖場所にふさわしい場所が想像できず、不思議です。
この後2ヶ月後の9月に歩いたときも、閑散としていましたが、2枚目の写真のとおりです。
ひっそりとした場所に身を隠していました。


この場所からさらに下流にいった周囲のイメージは、3枚目の写真のとおりです。
実は、こんな場所でも、カワセミに遭遇できます。
4枚目の写真のとおり、手すりから目を細めて見ると、カワセミの姿がありました。
境川のカワセミ51枚撮影したところ、もう1枚撮影したところ、私に気がついたのでしょうか、飛び去りました。
5枚目の写真のとおりです。
私が撮影した飛んでいるカワセミの写真は、だいたい、とまっていたカワセミが逃げ去るものが大半です。

それはそうと、町田駅から歩いて散策した後、南町田駅のグランベリーモールで食事がお薦めです。

境川のカワセミ6他方、境川遊水地公園付近の境川沿いも結構、カワセミに遭遇します。
小田急線湘南台駅から1キロメートルくらい歩くと、境川に出ます。
自転車歩行者専用道路(藤沢・大和自転車道)になっていて、よく見るとカワセミが飛んでいます。
遊水池と川と往復しているようです。
6枚目の写真が境川で目撃したカワセミです。

これに対して、遊水池にいたカワセミは7枚目の写真のとおりです。

境川遊水池公園のカワセミ7境川遊水地公園では、和泉川が境川に流れ込んでいます。
和泉川にも、カワセミはよく見かけることができます。

LUMIX DMC-G1 H-FS045200+TCON-17 09年7月10日・9月23日撮影
※なお、画像はクリックしますと大きく見ることができます(1200×900ピクセル)。





  

Posted by walkingbirder at 23:59 都市公園・河川 

2009年09月26日

カワセミを追っかける〜井の頭公園

井の頭公園のカワセミ1定員3羽のところに、新たに成鳥のオスがもう1羽加わりました。
勢力均衡だった状況が崩れてしまったようです。
井の頭池のあちこちで、見境もなく、縄張り争いが見られます。
そのせいか、明確な縄張りがなくなってきたようです。

今朝も弁天池に3羽の成鳥が適当な距離を保ちながら集まり、縄張り争いを開始しました。
1枚目の写真のとおり、3羽のうち2羽が接近し、牽制しあうのが常です。
現在のところ、にらめっこが目立ちます。
井の頭公園のカワセミ2ときどき、背伸びし、お辞儀する姿勢が典型的です。

それはともかく、2枚目の写真のとおり、今朝は3羽が一同にそろう場面もありました。
ボート池の出来事です。
左側の2羽が牽制しあい、右のカワセミがこの2羽を眺めているところです。
よく見ますと、背景にベンチにすわっている人がいます。
ケンカとなると、人がいても、カワセミは大胆になります。

井の頭公園のカワセミ3続いて、この3羽のうち2羽が、私のいる岸に飛んできました。
3枚目の写真のとおりです。
ちょうど私以外にも、カワセミ2羽を目撃した人がいました。
「カワセミのつがいをはじめて見た」と感動していました。
これがケンカだとは、想像だにできないようでした。
さすがに、けたましい鳴き声が出ますと、「つがいがケンカしているかな」と思うようです。

さらに、カワセミは池のあちらこちらを所狭しと移動していきます。
井の頭公園のカワセミ4到着した場所は、七井橋を越え、藪の中です。
4枚目の写真のとおり、にらめっこが続きました。

この間、1時間。
ここで、3羽のカワセミはいったん解散したようです。
所定の休憩場所に3羽3様ばらけました。

普段に比べ、カワセミの鳴き声の後を、追っかけましたので、いい運動になりました。
また、カワセミの動きに日々変化があるようで、この先、楽しみです。

詳細の写真はこちらをどうぞご覧ください。

LUMIX DMC-G1 H-FS045200+TCON-17 09年9月26日撮影
※なお、画像はクリックしますと大きく見ることができます。  

Posted by walkingbirder at 21:34 09年井の頭公園 

2009年09月23日

湧水のカワセミ〜忠生公園

忠生公園のカワセミ1神社仏閣や有力氏族の住んでいた場所は湧水のあるところが多いといわれています。
現在でも、東京の湧水地は約700箇所あるそうです。
高村弘毅氏の「東京湧水せせらぎ散歩」には、そのように書かれていました。
また、この本では、都内83箇所の湧水地が紹介されています。

実は、カワセミ散策地を探す目的で、湧水に目をつけました。
そこで、湧水がある川や池でカワセミがいそうな場所を探してみました。
特に、一度も訪れたことがない公園ということで、第一候補になったのが、忠生公園です。
忠生公園のカワセミ2町田市にある公園です。

町田駅からバスで目的地に向かいました。
木曽口から入り、ふれあい橋を通ったところ、カワセミの鳴き声がしました。
鳴き声が聞こえてくる先は、橋の真下です。
1枚目・2枚目の写真のとおり、水の広場の岩の上にカワセミがいました。
さすがに、カワセミは真上に注意しています。
すぐさま、私には気がついたようで、飛び去りました。

実は、自然観察園の開門時刻は9時からでした。
忠生公園全景多少、早めに来ましたので、公園の周囲を歩いてみました。

忠生大橋というところで、橋の隙間から覗くと、自然観察園の一部が見えました。
3枚目の写真のとおりです。
写真には写っていないですが、手前には「がにやら池」というのがあります。
確かに、水はありますがカワセミはいそうにもありません。
また、写真の後方にある湿生池は、木道が見えますが、水が見えません。

忠生公園のカワセミ3そこで、湧水地である「源流の池」に狙いを定めました。
開門9時、自然観察園の3つの入り口のうち、「源流の池」に近い入り口から入りました。

正解でした。
小さな池ですが、4枚目・5枚目の写真のとおり、カワセミはいました。

なお、忠生公園の湧水は、1日1000トンだそうです。
それにしても、池の水量は、意外に少ないように思えました。
忠生公園のカワセミ4しかし、鶴見川の支流の山崎川の源流になっているとのことで、納得です。

LUMIX DMC-G1 H-FS045200+TCON-17 09年9月23日撮影
※なお、画像はクリックしますと大きく見ることができます。
  

Posted by walkingbirder at 23:59 都市公園・河川 

2009年09月19日

秋味〜小石川後楽園のカワセミ

小石川後楽園のカワセミ1東京の回遊式大名庭園といえば、六義園とともに二大庭園と呼ばれている小石川後楽園が有名です。
蓬莱島と徳大寺石を配した池(大泉水)を中心に四季を通じて情緒豊かな景色が広がっています。
まさしく”東京に残る深山幽谷”です。
水戸黄門が完成させた庭園で、明の遺臣朱舜水の影響を受け中国の風物も取り入れています。
そのため、特別名勝だけでなく特別史跡(※)にも指定されています。

隣には、大きさの比較として代表的な東京ドームがあります。
小石川後楽園のカワセミ2ちなみに、小石川後楽園、東京ドームの広さは、それぞれ7.1ヘクタール、4.7ヘクタールだそうです。
(マイフィールドの井の頭公園は38.3ヘクタール。うち井の頭池は4.3ヘクタールです)

それはともかく、この庭園には、カワセミが飛来してきます。
庭園の中心の蓬莱島や西湖でよくみかけることができます。

蓬莱島と徳大寺石あたりにカワセミがきますと、季節を感じます。
小石川後楽園のカワセミ31枚目の写真は、蓬莱島の木にとまったカワセミです。
2枚目の写真は、徳大寺石付近にとまったカワセミです。

まだ、紅葉は早いですが、庭園のあちらこちらでヒガンバナが咲き誇っています。
3枚目の写真は、西湖堤にとまったカワセミで、ヒガンバナによって赤く囲まれています。

実は、このカワセミは、西湖堤に来る前に、渡月橋をはさんで北側にある大堰川で目撃しました。
小石川後楽園のカワセミ4渡月橋も大堰川も京都嵐山を模したものです。

LUMIX DMC-G1 H-FS045200+TCON-17 09年9月19日撮影
※なお、画像はクリックしますと大きく見ることができます。

(※)旧式の国の解説文によると、以下のとおりです。
寛永二年水戸潘祖徳川頼房ノ築造スル所ニシテ其ノ嗣徳川光圀之ヲ修治シ朱之瑜ニ選名セシメテ後樂園ト稱セリ
江戸庭或ハ大名庭ノ稱アル型體ノ古園ニシテ築山泉水庭ニ屬シ徳川時代初期ヨリ中葉ニ於ケル庭園作物トシテ典型ト見ルヘキモノトスヘシ
明治二年諸潘封土ヲ奉還スルニ方リ潘主徳川武時其ノ邸ト共ニ之ヲ上地シ今ハ東京砲兵工廠敷地ノ一部トシテ陸軍省ノ所管ニ屬ス
築造以來年ヲ閲スルコト約三百年前ニハ安政二年ノ大震ニ遭ヒ後ニハ明治十三年涵徳亭ノ燒失セル等幾多ノ變革ヲ受ケ工作物中唯其ノ跡ヲ印スルニ過キサルモノアリ
境域並周邊ニ縮少ト變易トヲ來セルアリ又煙害ノ爲メ巨樹老木ハ既ニ枯死シ或ハ枯死ニ瀕スルモノアリ
池泉流水ハ往年ノ清澄ヲ有セサルモ林泉ハ尚其ノ美ヲ失ハス大要舊態ヲ存シ依然名園ノ表象ヲ認ムルニ足レリ
本園ハ明治七年以來行幸並ニ數次ノ行啓ヲ受ケ又外國貴賓ノ觀覽スル者多數ニシテ園名今ヤ海外ニ著聞スルニ至レリ
  

Posted by walkingbirder at 23:59 都市公園・河川 

2009年09月17日

定員3羽〜井の頭公園のカワセミ

お茶の水池のカワセミ秋風が吹くころになりますと、井の頭公園ではカワセミとの遭遇する機会が多くなります。

井の頭公園には池が3つあります。
お茶の水池、弁天池、ボート池です。
すべてつながっていますので、便宜的な命名のようです。
また、ボート池の東側には、ひょうたん池という小さな池があります。
正確には4つかもしれません。
いずれにしましても、地図ではここまで詳しくなく、井の頭池と総称しています。

弁天池のカワセミところで、ここ最近は、カワセミは、池の数と同じ3羽見かけるようになりました。
事実、1枚目から3枚目の写真のように、3羽の個体が、それぞれの池にいます。
ときどきニアミスを起こしたりします。
あるいは、新天地を求めにきたカワセミとの間で縄張り争いになることも珍しくありません。

どうも井の頭池は、数年、定員が3羽のようです。
もっとも、恋の季節の春から夏にかけては、カワセミの姿を垣間見ることが少なくなります。
ボート池のカワセミ井の頭池には、繁殖する土手などがありませんから、いたしかたありません。
逆に、繁殖期を過ぎますと、不思議に、カワセミが定着化します。

なお、井の頭池を源流としています神田川にも、カワセミがいます。
井の頭公園駅との間にも、よく注意しますと、4枚目の写真のようにカワセミを見かけることがあります。

1枚目:弁天池の♂
2枚目:お茶の水池の♀
神田川源流のカワセミ3枚目:ボート池の若鳥
(日中のボート池にはカワセミはいません)
4枚目:神田川源流近くのカワセミ

詳細の写真はこちらをどうぞご覧ください。

LUMIX DMC-G1 H-FS045200+TCON-17 09年9月16日撮影
※なお、画像はクリックしますと大きく見ることができます。
  

Posted by walkingbirder at 06:00 09年井の頭公園 

2009年09月16日

特別名勝のカワセミ〜栗林公園

栗林公園のカワセミ1回遊式大名庭園として有名な四国の栗林公園に行きました。
国の特別名勝の中で最大の広さを誇ります。
東京ドーム16個分の75ヘクタールです。
6つの池、13の築山、約1000本の松が主体の公園です。
どうみても、クリの林の公園とは思えません。
”松林公園”の間違いではないでしょうか。
かつては北門付近にクリの木が存在していたとのことです。
カモ猟の邪魔になったため伐採されたともいわれています。

栗林公園のカワセミ2池がある以上、栗林公園にカワセミは不可欠です。
絵になります。
少なくとも私はそう思います。

と考えながら、自然美と造形美の空間をたどるうちに、
目の前をカワセミが飛び抜けました。
場所は、南湖の偃月橋。
ちょうど、1枚目の写真のとおり、サルスベリのあるあたりの枝にとまりました。

それ栗林公園のカワセミ3から、南湖を東西南北、所狭しと飛ぶ姿が見えました。
2枚目の写真は、偃月橋を背景に南湖の中央あたりにある石にとまっているカワセミです。
3枚目の写真は、アップしたものです。

休憩場所は、死角になりやすい松です。
4枚目の写真のとおり、注意すると、松に潜んでいるカワセミを見ることができます。

LUMIX DMC-G栗林のカワセミ41 H-FS045200+TCON-17 09年9月13日撮影
※なお、画像はクリックしますと大きく見ることができます。
  

Posted by walkingbirder at 17:48 都市公園・河川 

2009年08月31日

カワセミとハス〜泉自然公園5

泉自然公園のカワセミ1カワセミがハスの花のつぼみにとまる写真といえば、中川雄三さんの写真集「カワセミの四季」で一躍有名になりました。
カワセミカメラマンの俗語で、”ハスカワ”です。
カワセミの色と相性が良いので、ハスカワのお好きな方も多いようです。
時間と根気さえあれば、なんとかカメラにおさめることができます。
チャレンジするには手頃です。

私も、カワセミとウメ、サクラ、モミジなどの組み合わせとともにカワセミとハスは年中行事の一環と考えています。
ハスの花の季節が来ると、各地の蓮池に足が自然と向きます。

泉自然公園のカワセミ2もっとも、ハス池でしたら、どこでもカワセミがいるわけではありません。
また、カワセミが到来するハス池であっても、必ずハスのつぼみや茎などにとまるともかぎりません。
相性があるようです。
さらに、年によって、”豊作・不作”もあります。

ということで、最近は、”ハスカワ”に喰らいつくのではなく、ハスの花とカワセミそれぞれを楽しみ、運がよければと考えています。
今年、向かったハス池であたったのが、泉自然公園です。
池が多い公園で、元来、カワセミとの遭遇率が高く、散策路としても非常に恵まれています。

詳細の写真はこちらをどうぞご覧ください。

LUMIX DMC-G1 H-FS045200+TCON-17 09年8月2日撮影
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Posted by walkingbirder at 22:49 都市公園・河川 | その他

2009年07月12日

木道のカワセミ〜厳島湿生公園

厳島湿生公園神奈川県下にある中井町の厳島湿生公園に行ってみました。ホタルが有名です。
中央に厳島神社を配した湿生公園として、最近、湿生地を復元し整備されたものです。
厳島神社は宮島にある総本社のもと、全国に約500社あるそうです。
もっとも、江戸時代までは、神仏習合の影響で弁財天(弁天さま)として親しまれていたそうです。
明治時代に弁財天から名を厳島神社に変えました。
おそらく、神仏分離令の影響でしょう。

厳島湿生公園のカワセミ1弁財天とか弁天橋のある場所は、カワセミと縁が深いです。
水の神様ですから、単に、カワセミがいる可能性が高いという意味です。
それ以上でもそれ以下でもありません。

というわけで、中井町の出しています厳島湿生公園情報を見ていましたら、面白い記事が目につきました。
「厳島湿生公園だよりNo1」(平成21年2月号)の記述で、次のようなものです。

<留まり木の設置(変更)の報告>
(平成20年)11月の協議会で検討した結果、鳥(カワセミ等)の留まり木を、従前の「鉄のポール」
から景観を考え「栗の木」に変更しました。

厳島湿生公園のカワセミ2カワセミの写真も掲載されていますので、地元ではよく知られているカワセミ公園なのでしょう。
以上が、私が厳島湿生公園に着目した理由です。

実際、足を運んでみますと、全景は1枚目の写真のとおりです。
広さは2.5ヘクタール。
湿生地には木道をめぐらし、東屋、芝生ひろばなどが設置されています。
散歩している人やカワセミカメラマンが若干いました。
のどかな感じです。

厳島湿生公園のカワセミ3まずは、全体を観察しますと、公園と隣接する葛川との間をカワセミが行き来していました。
やはり、この程度の公園の池では限界があります。
公園に棲むには狭いです。

そして、神社付近にある木にとまり、池にダイビングして捕食したりします。
2枚目の写真のとおりです。
小魚は豊富にいます。

あるいは、木道にもよくとまります。
厳島湿生公園のカワセミ43枚目・4枚目の写真のとおり、人気のいないところを選んでとまります。
神社を中心に全方向に木道がありますので、高見の見物を決め込めば、だいたいはわかります。
最初の写真の位置から眺めていれば、非常に小さいですが、カワセミの飛ぶ姿はわかります。
本当に、木道がお気に入りのようです。

となりますと、基本的には、町役場公認の留まり木は不要なようにも思えます。
しかし、カメラマンにサービスをしているのでしょうか(?)、
栗の木の止まり木にとまってくれました。
5枚目の写真のとおりです。

LUMIX DMC-G1 H-FS045200+TCON-17 09年6月28日撮影
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Posted by walkingbirder at 23:59 都市公園・河川 

2009年07月11日

電車を背景にしたカワセミ〜姿見の池

姿見の池のカワセミ1中央線の国分寺駅から西国分寺駅に行く間に姿見の池があります。
実は、電車の窓腰からカワセミがいないか気になります。
とはいっても、一瞬の時間で距離的に見ることは不可能なことはわかっています。
せいぜい、ときどき、カワセミカメラマンの姿が2,3人見える程度です。

姿見の池のカワセミ2それなら、逆はどうかといえば、これは、とまる場所次第です。
中央線を背景にしたカワセミの写真のことです。
1枚目の写真のとおり、ふだん、よくとまる場所では駄目です。
西側ではなく、東側でないといけません。

たまたま、池の東側にある柳の枝にカワセミがとまりました。
2枚目の写真のとおりです。
ここなら、角度を変えれば、背景に中央線の電車が通るのが見えます。

さすがに、中央線のダイヤは過密です。
電車を背景にしたカワセミの写真が撮影できないかと思いついた途端、
姿見の池のカワセミ3タイミングよく中央線の上りの電車が通過です。
3枚目の写真です。
ご覧のとおり、オレンジ色のラインが入っています。

そして、最後尾のあたりで撮ったのが4枚目の写真です。

姿見の池のカワセミ4私は、どういうわけか、カワセミの背景にこだわりがあります。
もっとも、背景をぼやけさせてカワセミを浮き立たせるのではありません。
どこかわからない場所のカワセミ写真はどうも好きになりません。
人を背景にしたものとか、オブジェにとまったものとかが性にあいます。

ということで、今回は、鉄道マニアとカワセミファン向けには垂涎の写真です(?)。
まあ、ありふれた中央線ではなく、SLとかを背景にしたカワセミ写真であれば、さらによいかもしれません。

LUMIX DMC-G1 H-FS045200+TCON-17 09年7月11日撮影
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Posted by walkingbirder at 23:50 都市公園・河川 | その他

2009年07月09日

カワセミ湖〜ゆふいんカワセミ散策

ゆふいん駅博多駅からゆふいんの森号に乗り、降り立ったのはご覧の由布院駅です。
観光地としては有名ですが、小さな町です。
また、宿泊地も金鱗湖近くですので、手荷物は別途送付し、足の向くまま歩いてみました。

湯布院に行ったのは、カワセミが主目的ではありません。
といっても、いつもの癖が出て、川沿いの道を歩くことになります。
金鱗湖鳥居のある道を曲がると、大分川に出ました。
この川の先に金鱗湖があります。

金鱗湖近くになり、突如、カワセミが私の目の前を横切りました。
こうなった以上、カワセミ散策モードにならざるをえません。
まずは、金鱗湖(2枚目の写真)を丹念に歩いてみました。
もっとも、湖といっても周囲は500メートル程度でしょうか。
そもそも、昔は由布岳の下にある池から「岳下(たけもと)の池」と呼んでいたくらいです。
湯布院のカワセミ1
ところが、明治時代に、毛利空桑という儒学者のエピソードから「金鱗湖(きんりんこ)」と名づけられたようです。
露天風呂から池を眺めていると、魚が飛び跳ね鱗が夕日に映えて金色に輝いたからです。
そういえば、ウグイ・オイカワなど魚が所狭しといます。
すごい数です。
ゴイサギやアオサギなどもいます。
間違いなくカワセミ湖だなと確信しました。

湯布院のカワセミ2その矢先、湖面を追っかけいるカワセミ2羽に遭遇しました。
あわてて撮ったのが、3枚目の写真です。
そして、そのうちの1羽が対岸のレストランらんぷ舎の屋根にとまりました。
4枚目の写真です。
いずれも70メートルくらいあるでしょうか。
画像をクリックするとなんとかわかる程度です。

となりますと、多少、観察していれば、もう少し近い位置にカワセミは来るでしょう。
湯布院のカワセミ3たまたま、後ろ向きになっているカワセミを見つけました。
5枚目の写真のとおりです。

ただし、都会カワセミとは警戒心が全く違います。
人に気がつくやいなや逃げます。
すばやいことこのうえないです。
写真を撮らせないといったらよいでしょうか。
やはり、本来のカワセミはこんなものかもしれません。

湯布院のカワセミ4それでも、遠目からみていますと金鱗湖と川(津江川・大分川)と往復しているのがわかります。

翌日、早朝に、金鱗湖および川(津江川)を散策してみました。
まずは、金鱗湖からです。
昨日の反省から、カワセミがとまりそうな箇所から死角になる近い場所を探しました。
結果は、6枚目・7枚目です。
よく見ますと、幼鳥ないし若鳥のようです。

湯布院のカワセミ5続いて、川のほうに行ってみました。
予想どおり、カワセミの鳴き声が聞こえきました。
ただし、ペアの鳴き交わす声とは違います。
たまたま、曲がり角の死角から撮影できました。
8枚目のとおりです。

となりますと、近くにいるのは、ヒナです。
どうもオス親がヒナに呼びかけているようです。
しゃくりあげる声が聞こえます。
湯布院のカワセミ6ただし、しゃくりあげる声の先に近づくと、行方不明になります。
2、3回同じパターンの繰り返しです。

おそらく、ヒナも成鳥と同じで、警戒心が大きいようです。
やはり、遠目の場所から眺めて、存在を確認できました。
9枚目の写真のとおりです。
2羽のヒナが並んでいます。
画像をクリックするとなんとかわかると思います。

湯布院のカワセミ7それにしても、温泉地に来てまでもカワセミを追っかける。
一般の人が見たら、おかしな人だなと思われているかもしれません。

LUMIX DMC-G1 H-FS045200+TCON-17 09年7月2日・3日撮影
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Posted by walkingbirder at 06:47 都市公園・河川 

2009年06月11日

定線観察〜和泉川のカワセミのその後

和泉川のカワセミ1今年の1月にご紹介しました和泉川の”十羽十色”のカワセミペアのその後はどうなったのでしょうか?
1番子が巣立つ季節になりましたので、興味深々、「水緑のウォーク」に足を運びました。
川の場合、特にこのテリトリーでは、定点観測ならぬ定線観測が効果的です。
3キロメートルのテリトリーを2往復歩き、以前の1月と比較してみるのがよいようです。

和泉川のカワセミ21月に訪れたときは、確か3組または4組の牽制しあうペアがいました。

このうち、まず、大神上橋・大神橋付近のカワセミペアのその後です。
巣立ちは時間の問題で、ゴールディンウィークに巣立つのではないかと予想していました。
ところが、実際は、1枚目の写真のとおり、仲睦まじい親と1羽のヒナが目撃できました。
何羽巣立ったかは不明ですが、巣立ったばかりのように思え、想像したよりも巣立ち和泉川のカワセミ3は遅かったようです。

次は、中橋から赤関おとなり橋の間で出会ったペアのその後です。
巣立ったばかりの4羽のヒナに遭遇しました。
不用心ですが、しゃくりあげる鳴き声がその存在位置を知らせていました。
2枚目・3枚目は、それぞれヒナ2羽、親子の写真です。
ここで、問題なのは、東山橋・東山ふれあい橋間で遭遇したヒナは、1組目か2組目かどちらに属していただろうかです。
和泉川のカワセミ4だいぶ成長して完全に独立しているように見受けられます。
他方、成鳥もいましたので、このヒナとの関係も考えられます。
その動きをよく観察すれば回答はでたかもしれませんが、そこまで時間がありませんでした。

そして、山王橋と宮沢橋間のペアのその後です。
おそらく、赤関おとなり橋と宮前橋間、宮前橋と山王橋間で目撃したカワセミヒナ4羽の親ではないかと考えます。
和泉川のカワセミ54枚目の写真のとおり、ときどき通常はバラバラです。
おそらく、4羽のヒナがいます。
ときどき、親がヒナのとまっている間を飛んでいきます。
このとき、親子3羽になることがあるくらいですが、草木や枝に隠れて判別がつきにくいです。
また、親は、5枚目の写真のとおり、2番子の用意をしているようです。

さらに、「水緑のウォーク」を越えた北の境橋付近にカワセミヒナ2羽を目撃しました。
和泉川のカワセミ6親子の写真は、6枚目の写真のとおりです。
新幹線が通る橋の付近で、まさかこんなところにいるとは思いませんでした。

以上、片道3キロメートルの川に、カワセミヒナが12羽いました。
不思議なのは、これだけのカワセミ〜成鳥4組≒8羽、ヒナ12羽計20羽、を維持していくだけの小魚がいるかという点です。
遊水池はあるもののそれだけでカバーできないように思えます。
かといって、餌付けしているわけでもありません。
まだまだ観察力の弱さを感じます。

詳細の写真はこちらをどうぞご覧ください。

LUMIX DMC-G1 H−FS045200 +TCON−17 09年6月9日撮影
※なお、画像はクリックしますと大きく見ることができます。

【ご参考】観察地図・・・クリックしますと大きく見ることができます。
 ※成鳥は一部同一個体が重複
水緑ウォーク地図
  

Posted by walkingbirder at 23:30 都市公園・河川 

2009年05月24日

カワセミの巣立ち〜東京・神奈川・千葉の公園から

巣立ち後のカワセミ1カワセミも巣立ちの季節となりました。
日頃、巣立ちについて、私がポイントとしている点を以下、述べます。

○1:首都圏の一番子の巣立ちは5月から
首都圏の最初の巣立ちは、ゴールデン・ウィーク頃が最も早いようです。
私が知っている繁殖地としては、5月中旬が一番多いように思われます。
ちなみに、都会カワセミは、年2、3回繁殖します。

○2:巣立ち前にヒナは見えない
巣立ち後のカワセミ2カワセミは、巣が木の上などにある通常の野鳥とは違います。
巣立ちをしないとヒナの姿を見ることはできません。
巣が土手や水抜き穴の中ですから、巣立ちまで孵ってから23日前後待つことになります。

○3:ヒナのほうが親よりも大きい、ダイエットして巣立ち
孵ったカワセミのヒナは、親が餌を巣に運ぶことで間接的に知るしかありません。
巣立つ3日前ほどに、ヒナの体重は親よりも大きくなります。
そこで、巣立ってから飛び立つことができるよう、ダイエットさせることになりま巣立ち後のカワセミ4す。
具体的には、ヒナへの給餌の回数が減ります。

○4:早朝に巣立つとは限らない、2日以上にまたがることもあり
そして、お腹がすいたところで、親はヒナを誘導し巣立ちです。
お天気にも左右されます。
当然、晴れが巣立ちにふさわしい天候です。
このため、雨天延期で、予想よりも1,2日遅くなることが少なからずあります。

巣立ち時期は、早朝が多いですが、必ずしもそうとは限りません。
巣立ち後のカワセミ51日かけて、ゆっくり数羽のヒナが巣立つこともあります。
あるいは、夕方に巣立ったのも見たことがあります。

そのうえ、1日だけで巣立つのではなく、2日・3日にまたがって巣立ちということもしばしばあります。

○5:団子兄弟は目立たない場所で
カワセミのヒナが巣立ちますと、まず、1枚目・2枚目の写真のとおり、団子兄弟を期待する人がカメラマンには多いようです。
巣立ち後のカワセミ3このフィールドでは6羽が巣立ちました。
ところが、このような状況はまれで、普通、カワセミの親は、巣立つとヒナを安全な場所に移動させます。
自然、目立たない場所になります。
だいたい、3枚目・4枚目のような場所が多いです。
ここでは4羽が巣立ったと思われます。
親がヒナに餌を運ぶときにしゃくりあげるような鳴き声で気がつくことが私には圧倒的に多いです。

巣立ち後のカワセミ6 ○6:巣立ちの数は餌の事情により制約私が今まで見た巣立ちで最大7羽です。
ヒナの数は、餌の事情に制約されていると考えます。
餌場に釣堀などコンスタントに餌を欠かせないフィールドを除くと、4羽前後が多いです。
1日、ヒナ1羽あたり数匹〜15匹ほどの小魚やスジエビなどを親は給餌しています。
例えば、4羽のヒナが23日で巣立ち、巣立った後5日ほど面倒をみるとすれば、どうなるでしょうか
巣立ち後のカワセミ715匹×4羽×28日=1,680匹くらいの餌がないと、育雛できないということです。
この結果、半年すぎても生き残るヒナは1羽かどうかです。

1枚目の写真のフィールドでは、5枚目の写真のとおり、金魚が給餌の対象になって餌場に恵まれています。
3枚目の写真のフィールドも、実は大きな池で、餌は豊富なようです。

○7:巣立ち後次第に追い出しにあいます
巣立った後、3日もすぎれば、ヒナはばらばらになります。
当初は、親が給餌していますが、次第に自立心を持たせるために、餌をちらつかせ給餌しなかったり、追い出しにかかります。
たまたま、行ったところでは、ヒナのおねだりを無視、追い出しにかかっていました。
6、7枚目の写真のとおりです。

詳細の写真はこちらをどうぞご覧ください。
・東京の公園(追い出しにあうヒナ)
・千葉の公園(誰もいない池のヒナ)
・神奈川の公園(巣立ち初日のヒナ)

LUMIX DMC-G1 H−FS045200 +TCON−1709年5月19日・20日撮影
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Posted by walkingbirder at 21:33 都市公園・河川 | その他

2009年05月16日

老いてなお盛ん〜一夫多妻のカワセミ

仙川のカワセミ1ときどき尋ねる仙川のカワセミは、生態的には非常に特殊です。
最近も、お知り合いのM氏から、すこぶる興味あるお話を聞きました。
思わず冗談でしょうと言いたくなりましたが、カワセミに愛着があり観察も鋭い方です。
とても冗談だとは思われません。
自分の眼で確かめてみた結果は、M氏のおっしゃるとおりでした。
事実は小説よりも奇なりです。
とにかく、M氏には敬意を表して、以下、興味ある話を続けます。

仙川のカワセミ2このフィールドは、伝統的に、上流と下流にそれぞれカワセミのペアが成立することが常でした。
ところが、今シーズンは、メスは2羽いるもののオスは1羽しかいません。
そのうえ、このオスは、御歳数え5歳です。
カワセミの世界では、平均寿命1.5年ないし2年ですから、老齢です。
”前期高齢者”ともいえます。
このオスは、フィールドの皆さんは、愛着を込めて「シルバー」と呼んでいます。
M氏のお話では、
「シルバーは5月生まれ。
2ヶ月後の7月には、嘴の左にデキモノが出来て、9月には嘴がえぐれる傷跡になっていました。
仙川のカワセミ3この傷跡で個体識別が正確にでき、生後5年目になったことが確認できています。」
さらに、
「昨年などは、まともにダイビングできず捕食もままならぬ状況でした。
そのうえ、羽は抜け、夏場の暑さには苦しんでいました。」

ところが、どういうわけか、「シルバー」は奇跡的に元気になりました。
事実、羽の色は艶やかになりました。

そして、最も驚くべきことが起きました。
今シーズン、この「シルバー」は、このフィールドにいるメス2羽を同時期に配偶者仙川のカワセミ4として遇したからです。

カワセミの世界は、一般的には、一夫一婦制です。
ただし、1シーズン2、3回の繁殖は当たり前になり、そのうえ繁殖一回ごとに契約をしなおします。
ということで、1回目と2回目の繁殖時のパートナーが変わることはしばしばあります。
ところが、一時期にメス2羽を配下に置くオスのカワセミは、今まで聞いたことも見たこともありませんでした。

この常識が打ち破られたということです。

仙川のカワセミ5本日(16日)午後に、私が観察したあらましを述べてみたいと思います。
順不同です。

第一に、M氏のお話では、上流のメスとの間には、すでに、3羽のヒナが巣立っていました(注1)。
1羽は、巣立ち後ネコに襲われて動物病院で手当てを受け井の頭自然文化園に保護されたそうです。
そこで、現時点では、1枚目と2枚目の写真のとおり、2羽のヒナがいました。
用心深く、枝の多い木の中で給餌をしているようです。
カワセミヒナ特有のしゃくりあげる声がしばしば聞こえてきますので、注意すると、仙川のカワセミ6だいたいの場所はわかります。
なお、3枚目の写真が、ヒナに餌を与えた後の上流のメスです(注2)。

第二に、シルバーもときどき巣立ったヒナに給餌をしていたことです。
シルバーは、最上流のほうに行って、捕食しようとしていますが、相変わらず餌を採るのが下手です。
4枚目の写真のとおり、人がいないと、こういうところから、ダイビングします。
基本的に、アバウトな性格です。
このときも、3回ダイビングして最後に成功したくらいですから、ペアによくなれたと不思議に思います。
仙川のカワセミ7餌をとるのが下手なオスは基本的にメスにもてませんから。
ただし、アバウトだから、長生きしているかもしれません。

第三に、下流のメスとの間では、現在、ヒナが孵っているようです。
下流のメスとシルバーとで、餌を巣穴に運んでいます。
5枚目の写真が、下流のメスです。
ちょうど、ヒナに給餌しようとしているところです。
このヒナが、順番でいうと、2番子ということになるのでしょうか?
コンクリート護岸のはしごが枝がわりで、いかにも都会カワセミです。

仙川のカワセミ8第四に、実は、シルバーは、上流から駆け参じ、下流でも捕食していました。
シルバーもときどき、下流側に来て、この下流のメスとの間のヒナに餌を与えていました。
上流最先端からは、川沿いに歩くと1キロメートルですが、直線距離で600メートルです。
思ったほど距離はないです。
6枚目の写真のとおり、下流にもシルバーは来ていたのです。

第五に、驚くべきことに、シルバーは上流で巣穴掘りをしていました。
7枚目の写真のとおりです。
仙川のカワセミ10ここは、水抜き穴を巣穴にしています。
都会カワセミの面目躍如するところです。
シルバーの嘴には土がついているのがわかります。
もう、上流のメスとの間で、2番子、通算すると3番子の準備です(注3)。
8枚目・9枚目の写真は、この巣の近くでくつろぐシルバーです。

恐るべきシルバー。
老いてなお盛んなシルバー。何が、この行動力の源泉なのでしょうか?
不思議といえば不思議。
それにしても、カワセミの常識をくつがえすことはなはだしいフィールドです。

LUMIX DMC-G1 H-FS045200+TCON-17 09年5月16日撮影
※なお、画像はクリックしますと大きく見ることができます。

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Posted by walkingbirder at 21:07 その他 | 仙川