March 18, 2017

世界森会議へ向けた勉強会・3月 遠藤一郎さんを招いて


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昨年4月から始まった「ウォールアートプロジェクトの勉強会」。
2010年からインドのプロジェクトに行く前に現地について「まずは知ること」「話すこと」というスタンスで進んできました。その中で、ヒマラヤ・ラダック地方で暮らす人々が面している温暖化、先住民ワルリ族が面しているグローバリゼーションの影響など、インドで起きていることは、実は日本での生活にも繋がっている、ということを認識しました。その問題の中に分け入り、自分の暮らしを見渡してみること。それが、この勉強会の目的です。先生も、生徒もいません。こういう結論をだしたい、という着地点もありません。参加者一人一人が得てきた経験、視座、思考をシェアし、話し合う場です。
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遠藤一郎さんを招いての勉強会。あー、刺激的だった!

電子と微生物と波。これが大元にある。

一郎さんが、1年間畑と向き合い、自分の体を通して実験し、出てきたものは、いくつかの真実。

「こういうと怪しい話に聞こえるんだけどさ(笑)、そういうシステム化、デザイン化されていないものの中に、本物があるんだ」と話す一郎さんは、アーティストとしてこの世界の最先端の、さらにそのさきっちょを走っているなと思った。

なにはともあれ、「本物」を見ようじゃないか、という姿勢。

その根本にあるのは、危機感。

「今、必要なことは何か」

「自分にできることは何か」

一郎さんの動き、表現はそれを突き詰めたもの。未来へ号、未来龍大空凧、カッパ師匠・・・。

今日の一郎さんの話の内容をすべて書ききることは、今とてもできないので、のちほど読んでもらえるような形にしたい。

僕らウォールアートプロジェクトにできることは、センサーを持っている人に発信し、伝播することなんではないかと思う。

今日の話、ワルリ族の人たちに伝えたい。

世界森会議で点と点を結び、横の線を作っていきたい。

そして、一郎さんが育てた大豆を土にまこうと思う。 

とにかくの、今日の感想。

おかず 



March 14, 2017

アースアートプロジェクトで何しよう。淺井裕介さんと打ち合わせ。

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がこの夏主催する「アースアートプロジェクト in ラダック2017」。
 招聘アーティストの淺井裕介さんと打ち合わせ。

インド、ラダックは初めてという淺井さんに、前回のアースアートで遭遇したアクシデントの数々を披露する。
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飛行機の急なキャンセル、
飛行機の急なUターン。
絵の具が、リキッドなので飛行機に載せられなくて制作の危機があったこと、
迫り来る高山病におののくメンバーたちのこと、
デリーでは朝晩の犬に注意……などなど。

でも、そんなこんなは吹っ飛ぶワクワク感に包まれるのでした。
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ワークショップは何しよう?!
これまでWAFを開催してきたゆかりの地の土をラダックに集合させて描いてみたらどうかな?!
小麦粉いっぱいあるから画材にしてみようか?!
やっぱりオリジナルの缶バッジ作ろうか?!
あー!楽しみ〜〜)^o^(
淺井さんがゲストの勉強会は42910時〜12@JICA東京国際センターです。
また、キックオフイベントを524日にカイハウスにて予定しています。
興味ある方はどなたでも、ぜひお集まりください。
アースアートプロジェクト勉強会&キックオフイベントの問い合わせ先
info@wafes.net

また、ラダック地方に行き一緒に芸術祭を作り上げるボランティアも募集中です!
詳細は下記をご覧ください!

アースアートプロジェクトオフィシャルサイト
http://earth-art.info/
ボランティア募集ページ
http://earth-art.info/volunteer-2017/


おおくにあきこ


March 13, 2017

目に見えないもの

ただいま、WAF in 猪苗代〜プロローグ〜で描かれたワルリ画を通じ、猪苗代の文化を次世代に伝える本作りのためのクラウドファンディングに挑戦中です!
https://motion-gallery.net/projects/waf_in_inawashiro_prologue

下記、プロジェクトの内容を伝えるアップデート記事 vol. 22 (3月13日配信)をシェアします。
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ワルリ画には、しばしば、おばけ=ブートが描かれます。
髪が長く、ちょっと変わったいでたちをしているのですぐにわかります。

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画面中央にブート。ワルリアーティスト3人の村の学校で開催した「ウォールアートフェスティバル with ノコ 2016」でのラジェーシュ・ヴァンガードさんの作品より。

村を歩き回ると、普通に見える岩に、マークが付けられているのを見つけます。
それは、バガットと呼ばれるシャーマンが「ここに神様がいる」と印すものです。
それらは、人智を超えた、何か。
ワルリの人々の間には、「目には見えないけれど、そこに確かにあるもの」として認識されるものがあります。自然への畏れ、敬いが文化の中で表出しているのかもしれません。
「人間だけが、自分の作り出したもので自分を傷つける」と、あるワルリの村の長老が言いました。

人間、とかく、分かったつもりになり、「これはこういうものでしょう」「あれはああいうものでしょう」と決めつけがちになるけれど、そうならないように気をつけること。まず、動物としての自分の感覚を信じること。ワルリの人々と暮らす中で、そういうことを感じます。

猪苗代のワルリ画には、2体の怪物(妖怪)が描かれています。
足長手長と言います。

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磐梯山と隣の明神山をまたにかけ、雲を集め、太陽を隠し村人を困らせていた足長。

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猪苗代湖の水を集め、村に降らし、村人を困らせていた手長。赤い円の中に体があり、そこから長い手が伸びています。

今は民話として語り継がれていますが、もともとはこの地域に暮らす人たちの目に見えないものに対する畏れや敬いの象徴だったのかもしれないなぁ、と想像しました。
絵本を手に取る子どもたちにも、ワルリ画を通じて、目に見えないものへ想像を膨らまし、感じ取るアンテナを携えてほしいな、と思います。人間が特別な存在なのではなくて、自然の一部として地球にいるということも。

おかず 

March 12, 2017

教師の視点から。

ただいま、WAF in 猪苗代〜プロローグ〜で描かれたワルリ画を通じ、猪苗代の文化を次世代に伝える本作りのためのクラウドファンディングに挑戦中です!
https://motion-gallery.net/projects/waf_in_inawashiro_prologue

下記、プロジェクトの内容を伝えるアップデート記事 vol. 21 (3月12日配信)をシェアします。
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*アップデート記事 vol.20のつづき

子どもたちとの話を終え、校長先生と、一年生の担任のO先生にお話をうかがいました。

O先生は、校長先生から翁島小学校でワルリアーティストたちが公開制作をする旨の発表をしたとき、「授業の時間を使って子どもたちが制作に関わることはできますか?」と手を上げてくださいました。そして開催したのが、TusharとMayurがインドで描いたワルリ画をよく観ながら、好きなキャラクターを選び、木のキューブに描くワークショップ。
(ワークショップの様子は、こちらのブログ「インドの子どもたちの今を知る」をごらんください!)
http://blog.livedoor.jp/wall_art/archives/2016-11-...

ー11月のワークショップのあと、先生の視点からご覧になって、子どもたちに何か変化などありますか?

O先生「客観的に、位置関係を変えて物事を見られるようになったと思います。ある意味、閉ざされた地域で成長する子どもたちにとって、外へ向かう窓が開いたと思います」

ーそれは、私たちが目指していることでもあるので、とても嬉しいです。次世代の子どもたちへ、メッセージをください。

O先生「子どもたちの可能性は、限りなくあると思います。殻にとじこまらず、いろいろなものを吸収してほしいです。今は勉強が苦手な子でも、将来、学者になるかもしれません。あと、日本とか、猪苗代、ということにこだわることなく、人と人はみんな一緒、という気持ちを持ってほしいですね」

ありがとうございました!
良い絵本を届けます!

おかず

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猪苗代の子どもたちから、ワルリ族の3人への手紙

ただいま、WAF in 猪苗代〜プロローグ〜で描かれたワルリ画を通じ、猪苗代の文化を次世代に伝える本作りのためのクラウドファンディングに挑戦中です!
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下記、プロジェクトの内容を伝えるアップデート記事 vol. 20 (3月12日配信)をシェアします。
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絵本をつくるため、公開制作をした翁島小学校を訪れたのは、2月のこと。
ワルリアーティストの3人が制作した11月から3ヶ月後のことでした。
先生たちに、何か子どもたちの中に変化がでていたら教えてもらおうと思っていたのでした。
学校に着くと、ワークショップで一緒にワルリ画を描いた一年生たちが待っていてくれました。どうやら、お昼休みの時間を使ってくれたようです。

「あれから3ヶ月経ちましたが、皆さんは元気でしたか?僕が誰と来たか覚えていますか?」と尋ねると、「トゥシャールとマユール、ハルシャッド!」と即座に返事が。

ーワークショップで何を描いたか覚えてる?
「さそり!さぼてん!さかな!かみさま!へび!かに!ひと!」

ーワークショップの感想を教えてくれますか?
「ワルリ画はとても細かく、丁寧に描くのがすごいなと思いました」
「ワルリの村の様子もいいんだけど、猪苗代の絵も描きたいと思いました。磐梯山が描きたかった」
「ワルリ画を見ながら描いたときに、いろんな絵があって楽しかったです」
「なんで、白い色だけで描くんですか?」
「ワルリ画はなんで壁に描くんですか?」
「米の粉はどうやって絵の具にするんですか?」
「どうして、竹の筆で描くんですか?」
「田んぼにまく肥料は、落ち葉と牛ふんで作るって言ってましたけど、他の動物のふんではだめなんですか?」
「ワルリ画を描く紙(布)は、なんで茶色なんですか?」
「なんでワルリ画に出てくる人や動物は、体が三角なんですか?」
「どうしてワルリ画を描く人は、お手本もなく、細かく描けるんですか?」
「ワルリ画では、目とか、口とかはつけないんですか?」

聞きたいこと、たくさんあったんだね!それか、日をおうごとにどんどん膨らんでいったのかな。
質問にはできる限り答えました。でも、なぜ体が三角で描かれるのか。それは、答えられず。僕の宿題になりました。

ー猪苗代の絵を見て、何か新しくわかったことありますか?
「山の下に川があって、そこにお魚がいるってわかりました」
「猪苗代には私が思っていたよりも、カニとか、魚、あとクマもいるっていうことがわかりました」
「ワルリ画をみて、蛇が林から出てくるのは見たことがあったんだけど、岩や土の中にもいるんだってことがわかりました」

「外国の人に会ったことのある人?」と聞くと殆どの子は初めて、海外の人に会ったようです。
「インド人の3人が絵を描いているのを見て、不思議だと思った?こわくなかったの?」と校長先生。
「全然!遊んであげようと思ってそばに行ったんだ〜」「ちょっと恥ずかしかった」と子どもたち。

このお話会が終わったあと、一つのサプライズが。
一人一人が3人にお手紙を書いてくれました。

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この手紙は、2月末にトゥシャール、マユール、ハルシャッドの3人に渡し、翻訳して伝えました。ものすごく喜んでいました!
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「今度いつくるんですか?今度、本を持ってきてください!」と子どもたち。
OK、君たちが大人になっても思い出せるような、良い本を作るから、待っていてね!

おかず 

March 10, 2017

ワルリの青年、ハルシャッドからのメッセージ

ただいま、WAF in 猪苗代〜プロローグ〜で描かれたワルリ画を通じ、猪苗代の文化を次世代に伝える本作りのためのクラウドファンディングに挑戦中です!
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下記、プロジェクトの内容を伝えるアップデート記事 vol. 19 (3月10日配信)をシェアします。
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南インドから、デリーへとやってきました。
67人の皆さんに応援していただき、目標金額まで、残り94500円まで到達しました!
ファンディングの残り期間、あと4日です。

南インドで、アートや持続可能なコミュニティ作りをしている人々と出会いました。
猪苗代をはじめとした福島や、日本の子どもたちと、インドの東西南北の子どもたちがアートを介してつながる流れができそうです。多様な文化をもつインド内でも点と点をつなぎ、線にしていくことができたら未来へ向かう大きな力になると思います。
今回のウォールアートフェスティバル in 猪苗代〜プロローグ〜は、その線を日本へ結ぶ大きな一歩でした。
このアップデートでは、TusharとMayurの制作をアシストし、ワルリダンスのワークショップをリードしたハルシャッドからのメッセージをお伝えします!ハルシャッドとは、2012年からの付き合いです。2013年にワルリの村ではじめてとなるウォールアートフェスティバルを開催することができたのは、学校で先生をしている彼のお母さんの強力な後押しがあってこそ。「私たち教師も、子どもたちが自分たちの未来を考える機会を与えなくてはね」と、他の学校の先生たちや町の教育課を巻き込み、実現したのでした。ハルシャッドも、ワルリの子どもたちの未来が輝いていってほしいという熱いパッションを宿し、共に活動しています。

残り4日になりました。
最後の最後、シェアや周囲の方々へこの挑戦をお伝えいただけたら助かります!
どうぞよろしくお願い致します!

おかず



March 06, 2017

ワルリアーティスト、トゥシャール・ワイェダからのメッセージ

ただいま、WAF in 猪苗代〜プロローグ〜で描かれたワルリ画を通じ、猪苗代の文化を次世代に伝える本作りのためのクラウドファンディングに挑戦中です!
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下記、プロジェクトの内容を伝えるアップデート記事 vol. 18 (3月6日配信)をシェアします。
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Mayur に続き、兄・Tusharからのメッセージビデオです!

冷静沈着で、一見おとなしい印象のTushar。ですが、内側にはグラグラを燃える熱い情熱を秘めています。プロジェクト後の感極まって涙する彼を見るのは、今回が初めてではありません!

この映像の撮影後、自分の家で飼っている牛に餌をやり、ファームへ行ってオーガニックで育てている野菜に水やりをしていました。ちょうど1年前の3月、noco projectの一環で、インドでオーガニックファーミングの研究と実践を30年に渡りしているNavdanya(ナヴダーニャ)で一緒に研修を受けにいったのです。それから1年かけてお父さん、お母さん、Mayurと一緒に畑作りをしてきました。


数種類の豆、マスタード、マリーゴールド、ミント、コリアンダーなどを混植しています。


場所によってはトマトができることもわかりました。

このように自然の近くで生きることを選んだ彼らが見た猪苗代は、「生きるためのものが全てある」土地でした。それが、「十全な森」へと繋がっていきます。今回改めて、絵に込めたストーリーを聞いてきました。またアップデートしていきます!

おかず



March 04, 2017

ワルリアーティストたち、猪苗代の人々に会う。

ただいま、WAF in 猪苗代〜プロローグ〜で描かれたワルリ画を通じ、猪苗代の文化を次世代に伝える本作りのためのクラウドファンディングに挑戦中です!
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下記、プロジェクトの内容を伝えるアップデート記事 vol. 17 (3月4日配信)をシェアします。
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11月17日未明、描き始めて8日。
公開制作場所を長照寺さん、翁島小学校図書室、はじまりの美術館、山中さんの赤松山荘、東京のakkoさんの家と転々とし、1枚目の猪苗代のワルリ画「十全な森」が完成。
猪苗代で出会った人々と過ごした時間が一枚の絵という形になったのでした。
そこに込められた、聞き取りリサーチや広報など、振舞ってもらったもの、感じ取った温かさ。
描き始める前、彼らが猪苗代でした経験の一部を映像にまとめました。ごらんください!

これらの詳細をウォールアートプロジェクトのオフィシャルブログ「インドの子どもたちの今を知る」でも書いています。11月の記事は、ほとんどがWall Art Festival in 猪苗代〜プロローグ〜のものです。こちらも合わせてぜひごらんください!
http://blog.livedoor.jp/wall_art/archives/2016-11-01.html

おかず



March 03, 2017

猪苗代とワルリの人々の祭り〜ワルリ画ギフトその4〜

ただいま、WAF in 猪苗代〜プロローグ〜で描かれたワルリ画を通じ、猪苗代の文化を次世代に伝える本作りのためのクラウドファンディングに挑戦中です!
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下記、プロジェクトの内容を伝えるアップデート記事 vol. 16 (3月3日配信)をシェアします。
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猪苗代での聞き取り調査中、「他に何か聞きたいことはないですか?」と語り部の鈴木さんに尋ねられ、「昔でも、今でもよいのですが、猪苗代に住んでいる人たちにとって嬉しい時はどんなときでしょうか?」とワルリアーティストたちは質問しました。

答えてもらった中で印象的だったのは、祭りの話。
秋の収穫祭や、農地と山の真ん中あたりにあって両者をつなぐ存在「はやま」への信仰。
山から神が降りてきて地を潤していることに感謝する祭り。
または、集落ごとの村の鎮守。「風まつり」は台風雨の被害が出ないよう、お祈りします。

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猪苗代のワルリ画「再び始めよう」の一部。聞いた話から想像を広げ、描かれた。

小平潟天満宮では、毎年7月25日に本祭りがあります。
24日は、よいごもりで、どぶろくやおさけのお振る舞いがあります。
小平潟天満宮にまつわるお話は、以下のよう。北野天満宮に収めるはずだった像。須磨の仏師が作ったところ、10分の1の大きさで出来てしまった。近江国の神よしざねさんが、諸国行脚中、像を見つけ、いただいた。安置場所を探す旅の中で、天神浜に来て腰をおろして休憩した。しばらく休み出発する時、よっこらしょ、と像を持ち上げようとするも、全然持ち上がらなかった。「はぁ、これは、きっとここに安置してほしい、ということだろう」と考え、村長と相談。天満宮を作り、安置したのだそう。

12月、絵本のために再度お話を聞くインタビューを終え、小桧山さんから自家製どぶろくを振舞っていただきました。猪苗代の米でつくられ、雪の下で寝かせておいたというフレッシュでまろやかなどぶろくは、フルーティで飲みやすく、ちょっとキケンでした(笑)

ワルリの村にもたくさんの祭りがあります。ワルリ画に描かれる、ダンスの図柄は有名ですが、その中心には、タルパーという楽器を演奏する人が描かれます。このタルパーは、米を植え、収穫までの時期のみ、資格を持つ人のみが演奏を許されています。資格というのは、ワルリ族のシャーマン=バガットであることです。バガットは、ジャングルの薬草の知識も豊富です。

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ある時、演奏にやってきたタルパー奏者。鼻から息を吸いながら、口から息を吐き、演奏する。
長年演奏していると、演奏時の息の圧力で歯が抜けてしまうケースもある。

下の写真は、Mayurがギフト用に描いてくれたタルパーを吹く人です。
左上に輝く月が描かれています。
ワルリの人々が踊るのは、普通、夜だいたい8時から9時頃から未明まで。
自家製の蒸留酒を飲み、月の光の下、タルパーの音色と歌で人々は豊かな収穫を願い、踊ります。
特に収穫がちかづく9月、10月は毎日が祭りのようなのです。

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ポストカードサイズワルリ画 painted by Mayur Vayeda

おかず 

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March 02, 2017

ワルリの人々とニワトリ〜ワルリ画ギフトその3〜

ただいま、WAF in 猪苗代〜プロローグ〜で描かれたワルリ画を通じ、猪苗代の文化を次世代に伝える本作りのためのクラウドファンディングに挑戦中です!
https://motion-gallery.net/projects/waf_in_inawashiro_prologue

下記、プロジェクトの内容を伝えるアップデート記事 vol. 14 (3月2日配信)をシェアします。
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ワルリ族の家庭で、人間以外のメンバーといえば、牛。
田んぼを耕し、牛ふんは肥料に、家の床や壁の素材に大活躍。
もし、ご飯が残ったら、牛が食べます。

猫。
屋根裏に保存している米を狙うネズミを狩るハンターです。
ひなたで寝そべる姿は他っとした気持ちにさせる、癒し系でもあります。
そしていつの間にか子を宿し、増えます。

そして、ニワトリたち。
僕が滞在させてもらっているラジェーシュさんの家には、三家族が飼われています。
親の羽の中に隠れたり、地中の虫を探し、親子であちこち、行ったり来たり。土間にフンをしてしまうので、「ツー!ツー!」と長い棒で追い払われるのが常ですが、見ていて飽きません。木の上くらいまでだったら意外と飛べる、など発見もいろいろあります。

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ひよこが一羽、親鳥の背中に乗っています。

ですが、ニワトリたちは、観賞用に飼われているわけではなく。
もっと、リアリスティックな目的で飼われています。
「まぁ、卵やチキンカレーだろうな」と、みなさん思われることでしょう。
そう、お客さんを迎える時は、飼っているニワトリをしめ、カレーにします。
例えば、こんな感じです。

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左下です。おいしいんです。これは、バナナと合わせています。
こちらのバナナは数種類あり、野菜のように使うものもあります

さて、ここまでは想像の範囲内、普通のことなのですが、ある日のこと・・・・。
シャーマンでもあるラジェーシュさんの父、ピタージーが若鳥をとある方法で・・・・。

このエピソードの続きは、コレクター限定公開します!
〜ピタージーのとっておき健康レシピ〜

下記の写真は、Tusharがギフト用に描いてくれた家の中で休む人と、ニワトリたち。
猪苗代でも、語り部の鈴木さん(昭和21年生まれ)が子どもの頃は家の下でニワトリを飼っていたそう。
ちなみにですが、ワルリの家では床にあまり物を置かず、壁にかけるか、吊るすかします。そうして、床面積を最大限に確保します。僕も日本ではなるべく床に物を置かないで壁を活用するようにしています。それだけで、家が広くなった気がするのです。


ワルリ画A5サイズ  painted by Tushar Vayeda

おかず