March 2015

March 25, 2015

寝てもゴーバル、覚めてもゴーバル

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この美しい床を見よ。

今、わたしがいちばん自慢したいものがこの床だ。
この床には9本のサーグの柱が立っている。
柱を建てるためには、2mの穴をまず掘る。
この穴を掘ることも根気のいる作業だったけれど、、
柱を建てた後、頭の上に載せて運んだ土と砂利、
そして牛糞と水を混ぜた‘ゴーバルジュース’を撒いて、ひたすらひたすら叩いた床。
おごそかに堂々と私たちを招いている。
静けさに満ちて、ひんやりと冷たく、虫を寄せ付けない。
家にとっての「床」が、いかに大きな存在かを知ることができた。

ノコプロジェクト後半の朝は、この床や壁のために
ゴーバル(牛糞)を集めることから始まった。
朝7時、カゴを持って村に出かける。
チャイの朝ごはんまでの1時間、
頭に載せたカゴいっぱいに牛糞を集めることに夢中になる。
生まれたてほやほやのピカピカつるつるした牛糞がもっとも使い勝手がよいことは、
一日目の作業をしてみて実感できた。
少しでも時間がたったものは、なかなか水に溶けてくれなくて、
固まりとして残ってしまってよろしくない。
健康的で大きなものを見つけると、走り寄って我先にと、カゴに入れた。
最初は軍手でおそるおそる触れていたけど、
いつのまにか素手になり、まだ温かいと嬉しさがこみ上げた。
トレジャーハンターならぬ牛糞ハンター。 
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 村人の伝統的な暮らし。
もっともティピカルな家は、ワンルームの家の中に牛が飼われている。

牛の横でみんなが寝ている。
そんなおうちに朝から「失礼します〜」とお邪魔して、
大事な牛糞を分けてもらう。
村の人たちは、セルフビルドの家を建てる人がいたら、
いつもこのように、自分の家のできたての牛糞を快く分けてきたのだろう。
日本の私たちにも「家を作っているなら、必要だよね」と理解してくれて、
(家について、村人とディスカッションもしたから)
朝いちばんで集め終えた牛糞をまとめて分けてくれたりもした。

ノコプロジェクトの完成記念ガーデンパーティーで挨拶させてもらったとき、
いちばん先に、牛糞を分けてくれた村人にお礼を言いたいな、と思った。
こんなにステキな床ができました、ありがとう!!

この家をどう育てていくか、ここをどんな場所にしていくか、
私たちには責任があると思っている。

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(salad party 「Blue Bear Magazine」より転載) 

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March 16, 2015

ラストショット

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やってみてはじめて家を建てるとはどういうことなのかがわかった。
延々と頭の上にカゴを載せて土運びした。
土が終わったかと思えば今度は砂。
そして屋根瓦は、重くて気の遠くなる数量だった。
延々と穴を掘り、調整してまた穴を掘り直した。そしてまた掘った。
昼間は暑く、早起きして仕事をスタートしても、
すぐにフライパンの上にいるような錯覚を起こした。
いつも、作業を効率よく進めるために
なんとか方法はないものか、自問自答していた。
そんなとき、夕食後にインドの思想家サティス・クマルの映像の上映会を開催した。
「心に風を」
ものごとは「過程」こそがすべてであると彼は言っていた。
「時間はいくらでもあるのだ」、ということも。

すっと気持ちのいい風が吹いたようだった。

そして今日を迎えた。
完成披露のガーデンバーティー。
昨日はみんなほとんど寝ずに、準備を進めた。

そして、これが、コマ撮りの最後のショット。

今よく観てみたら、みんないい顔している。うん。 

akko
(salad party 「Blue Bear Magazine」より転載) 

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March 15, 2015

noco design -ノコ デザイン-

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3月15日、無事に「家」完成セレモニーを迎えることができました!

セレモニー当日は、ガンジャード村、ダハヌの町、ムンバイ、プネー、デリー、グジャラート、日本など各地から100人以上の見学者があり、テレビの取材も。訪れた人々への解説役を務めたワルリ族のプロジェクトメンバー・Sは、「ノコプロジェクトで伝えようとしたメッセージが、来場者に伝わった、という手ごたえがあった。その表情を見て、うわべ上の言葉ではなくて、伝わっていることが感じられた。大成功だったと思う」と、喜びの色を滲ませながら話してくれました。

それは、今回のセレモニーでお披露目したのが、「家」を含めた「ノコデザイン」のエキシビションになったからだと思われます。制作期間17日の間に作られた、セルフビルドの家、アースオーブン、モバイルコンポストトイレ、バイオジオフィルター、自転車発電を「ノコ デザイン」として展示し、住まい、農業、食事、水、排せつ、エネルギーの循環を表現することができました。上の写真は、当日の来場者に配布した資料の一つです。

ファーストステージの、第一歩でここまで到達できたことは、大きな成功だと思います。

illustration by Katsuyuki Sakoh
text by okazu

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March 13, 2015

のぼり制作中!

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当日の案内のぼり、制作中!@ラジェーシュさんの家の土間。
今作っている家の土間も、このくらい気持ちのいいものになりますように。
夕食を食べながら、明日の動きを綿密に打ち合わせ。
なんてったって、やらなきゃいけないことがまだまだ!
明日は6時半から作業開始です。いよいよ制作、最終日!

okazu

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March 12, 2015

はたして!??

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3月12日。

壁材の竹が手に入らない・・・そんな1日をはさみ、朝一で竹を切りに行くメンバー。デコボコ道をガタガタと走り、山の中の村の奥へ。荒くれ者で曲者の竹と格闘の結果、なんとか、昼前までに必要量をゲット。現場では、村のお母さんたちに来てもらい、壁塗りにターボをかけます。

壁塗りの材料は、毎朝コツコツと拾い集めたゴーバル(牛ふん)。村人たちが、太っ腹に、「もってけもってけ!」と渡してくれます。自分達も、畑の肥料として使うものなのだけれど。アバリアへ(ありがとう!)といって、えっさほいさと猫車ではこびます。
土とゴーバル、藁をよく混ぜて壁材に。

オープニングセレモニーは、来る日曜、15日。残り作業日数、あと2日。

はたして、間に合うのか・・・!???

okazu 


March 10, 2015

3月10日、現在。

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3月10日現在。
棟上げ式の後、ひたすらチョップナーでたたく作業。
梁が並べられ、瓦受けの設置が進みます。
同時に、壁になる、カルウィーが立てられ始めました。
半分になった竹で挟み込んでいきます。
それを支える床作り「チョップナー編」はまた次回!

okazu

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March 06, 2015

棟上げ式、完了!

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3月5日、ホーリーの祭りの初日。作業工程が若干遅れを伴っていることもあり、大工チームが午前中は作業をする、とある儀式もする、ということで、私たちも川へ魚を獲りに行く計画を急きょ変更し、チクファームへ。相変わらず土山を鍬でかごに入れ、頭に乗せ、もしくは、ねこぐるまにのせて運んでいく。

1時間ほど作業をし、大工チームに呼び止められた。「棟上げの儀式をするのに、夫婦が必要なんだ。臼井さん夫妻に来てもらえないかな」とのこと。儀式のことは聞いていたけれど、そんなに面白そうなものだとは!

家を建てるのと同時進行で、臼井健二さんが主導しアースオーブン制作が進んでいる。安曇野・シャロムヒュッテ、シャンティクティにもあるアースオーブンは、名の通り、土から出来ている。パンやピザをやける。加えて、バイオジオフィルター、ルーフトップガーデン、コンポストトイレなど、パーマカルチャーデザイナーとしての臼井さんの知恵と技術がノコ・プロジェクトの中で大輪の花を開きつつある。

その作業の手を休め、棟上げ式に来てもらう。まず、二人が並んで敷地内にある井戸から水を汲み、プラスティックドラムと木の枝のリズムで踊りながらマーチ。大工棟梁で、バガット(ワルリ族のシャーマン)でもあるピタージーのもと、儀式が執り行われた。梁の中心になる木材に臼井ご夫妻が汲んできた水をかけ、土を塗る。線香が煙る中、ピタージーがココナッツを真っ二つに割り、ココナツジュースを振りかけた。家完成時に割る別のココナツを括り付け、梁を柱に組み、棟上げ完了!

ホーリーというお祭りの初日、スコンと抜けるような青空の元、儀式を執り行えたことを嬉しく思います。さぁ、形が見えてきたかな?

okazu 

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March 05, 2015

柱が立ちました!

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「穴を掘り、柱を立て、家を建てます」
と、ノコアニメーションにはあります。
文章にすれば、一行です。

しかし。
柱を埋める60冓の土を掘る、というのは、そんなにたやすいことではなく。
30僂旅發気両欧鮑遒襪砲蓮10数人が力を合わせて土を運び、盛っても、一日、二日でできるわけではありませんでした。
次々に運ばれてくる土。そして、もうこのくらいじゃないのか、と思っても、「まだ足りない」と大工棟梁ピタージーは言います。

ちょっと、先が見えないような気がする時もありますが、ほら、柱が立ち、だんだんと基礎が出来てきました。踏ん張りどころ、です。

okazu 

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