November 08, 2016
猪苗代に到着!
川越さんと佐藤さんが迎えに来てくれました。
前日までに比べて、暖かいとのこと。ワルリの3人が来るのにちょうどよかった〜。
万作で天ぷら、そば、味噌おにぎり、かぼちゃの蒸しパンなど、お昼をご馳走に。
切り株のテーブルに驚き。
裏手の小山に登ると、
それは見事な紅葉の風景が。葉が枯れ落ちる最後に間に合った。
道中、広がる田んぼ。猪苗代の年間米生産量は、16800トンあり、最近は、海外への輸出も始まっているそうだ。
そして猪苗代湖へ。風が凪いで非常に静かな湖面。
僕らの到着とほぼ同時に雲間から陽光が射してきた。
シベリアからやってくる白鳥の数も日に日に増えているそうだ。
磐梯山、猪苗代湖に触れた3人は何を思ったか。
土津神社へ。紅葉が最盛期。緑から赤への自然のグラデーション。
最後に、今日はお休みのところ、はじまりの美術館を開けていただけた。
搬出直前の展示「オソレイズム」をギリギリで見ることができた。
「オソレ」、理解できないことをオソレとして、怖がり、尊敬してきた日本人の精神性は、
ワルリ族の自然への向き合い方とどこか類似している部分があるような気がする。
「オソレ」は、人間の精神の奥底にも眠っている未知のものへも当てはまる。
ワルリ族の4つの神様の一つ、Devtari(デヴタリ)。
村で暮らしている人、一人一人。動物、一匹一匹。植物、一本一本に神様が宿っている、という信仰。
人に宿っているという神様は、「オソレ」として感じられているのではないか、と妄想してみた。
アールブリュットの作品を積極的に展示するはじまりの美術館だからこそ、蓋のされていない、人間の精神の奥底を垣間みせるような作品たちに出会うことができた。
今晩は、Aさん宅に民泊させていただいた。6歳と2歳の兄弟と絵描きをしたり、鳥図鑑を見たり。
美味しいおでんとトマトの味噌汁を頂きながら、いろいろ教えていただいた。
人口が10年で2000人ほど減っていること。 家を相続する引き継ぎ手がいなく、今住んでいるおじいさん、おばあさんが亡くなると、空き家になるだろうと言われている家が多い地域があること。
今の猪苗代の一端を教えてもらった。
明日は、 さらに話を掘り下げていく。
okazu