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November 27, 2017

okazu通信 第55号「31回目の。」をシェアします

Wall Art Project 応援団の皆さんへ。

インド農村部の学校を舞台に芸術祭を開催してきたWall Art Projectからのお便りです。現地コーディネーター・okazuが現地で活動する中で出会う人、もの、見たこと、聞いたこと、感じたこと、それらを伝える“okazu通信。日本でのWAP報告会や、展覧会などの情報、プロジェクトの想いをお伝えするわふわふNEWS”Wall Art Projectがこの世界で巻き起こしていく活動のすべてを見守ってください。
 

okazu
通信 55号「31回目の。」
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ビハール州ドゥンムリ村の子どもたち(2011年撮影)

 先日、パスポートの更新に行ってきた。パスポートを取得したのは初めてインドに行くときで、22歳だった。長蛇の列のなか、「何回インドに行ったんだっけ」と思い入国スタンプを数えてみた。押し方が適当なので日付がかすれているスタンプも少なからずあったがArrivalARを鍵に数えた。ちょうど30回だった。一度も入国で引っかかったことはない。なかなかインドに気に入られているのかもしれない。
 最近わけあって過去のブログ記事を読み返した。探していた記事を見つけた後もページを繰る手が止まらなくてつい前後1、2ヶ月の記事を読んでいた。手前味噌だけど、割と読める。はじめの3年間ほどはインドという未知の土地で見るもの、触れるものすべてが刺激的だった。ワルリ族の村へ舞台を移したときも次々に現れる見知らぬ物事に惹きつけられていた。ヒンディ語でのコミュニケーションが深まっていくのと比例して、インドの別の顔が見えてきた。教師、ホテルの受付、ドライバー、役人、警備員、掃除のおばちゃん・おじさん、子どもたち、インドで出会った人たちと交わす言葉の一つ一つ、目にする一瞬一瞬に感性が耕されていたのだろう。そうだ、思い出した。僕は「みんなもインドに来ればいいのにな」と夕暮れに川べりで子どもたちがクリケットをしている様子を見ては思っていたのだった。その気持ちをブログの記事に託していた。
 一方、全然書いていない時期もあった。村の一員(もしくはインドの人)として土地に馴染みすぎて、いろいろな物事を「当たり前のもの」、「こういうもんだ」と捉えるだけで、感度が鈍くなっていたのだろう(驚くことがあまりにも多かったり、平静さを失わないようにする必要があったからかもしれないけれど)。もったいなかったと残念に思う。書き残しておいたものは過去からのプレゼントのようなもので、いつも必要なわけではないけれどあるとき喜びをくれると今回気づいた。それに気づいただけ、そういう段階を経たことにも意味はあったのかもしれない、ということにしておこう。
 今回インドに行ったら初心に戻って、感度全開にしてみようと思っている。ことあるごとに、あのときを思い出せ、と自分に言い聞かせてみよう。インドは31回目の僕をどう迎えてくれるだろう。


okazu
 
ブログ「インドの子どもたちの今を知る」since 2009
http://blog.livedoor.jp/wall_art/
(ページを下に進んでいくと画面左側に年月が書かれていて、そこをクリックすると昔の記事が見やすいです。2009~2012頃の四苦八苦ぶりが面白かった。結構色々インド国内を動いている旅記事も)

*****わふのこNEWS*****
☆冬のツォモリリ2017、今年もいな暮らしにて開催です!

いな暮らし
【とき】12月5、6、8、9、10日
【ところ】東京都稲城市押立1744-46
【ウェブサイト】http://inagurashi.com
【営業時間】火・水・金・土・日 9:00 - 17:00

【イベントページ】https://www.facebook.com/events/190365748200606/
期間中、9日には報告会「ラダック・ワルリ・場の精霊」を行います。

何かを成し遂げたいときに必要なのは?
私たちは知らず知らずのうちに場の精霊の声を聞き、
そこで何かをやりたいとスタートを切り、
場の精霊に助けられてやり遂げているように思います。
そんな場の精霊についての考察です。
私たちがプロジェクトを開催したラダックにも、
ワルリ族の村にも確かにいました。そして、
風や光を感じて過ごせる古民家カフェ「いな暮らし」にも、きっといると思うのです、場の精霊。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 
12月9日(土) 場所 いな暮らし(稲城市押立1744-46) 
16:00〜 ラダックの料理教室 ティモモとラムカレー
      講師:小栗雅裕(ブルーベア主宰) 
17:30〜 アースアートプロジェクトinラダック2017
      ドキュメンタリー上映会&レポート
18:30〜20:00
      ラダック&ワルリごはんを食べながらクロストーク
      ワルリごはん担当 田枝麻美

【ファシリテーター】 おおくにあきこ・浜尾和徳
【参加費】 料理教室からの参加2000円+ワンドリンクオーダー
      報告会からの参加  1500円+ワンドリンクオーダー
【参加申込み・問合せ】 メール info@wafes.net 
【電話】 090-2328-0230(おおくに)
【イベントページ】https://www.facebook.com/events/526434987689708/
【主催】 ウォールアートプロジェクトhttp://wallartproject.net
【協力】 いな暮らし http://inagurashi.com/






 

☆中川十内写真展「風に吹かれて」開催中です!

中川十内さんの写真展「風に吹かれて-ドゥンムリ村29家族の肖像-」が開催中です。詳細は下記の通りです。ぜひお運びください。
==
カラー作品を銀座の画廊で、モノクロ作品を西麻布のギャラリーで同時展示。
収益の一部はウォールアートプロジェクトの運営費として寄付されるチャリティエキシビションでもある。


 

中川十内写真展「風に吹かれて-ドゥンムリ村29家族の肖像-

カラー写真
【とき】11月27日〜12月6日
【ところ】ギャラリー403(銀座1-9-8 奥野ビル4F)
モノクロ写真
【とき】11月28日〜12月16日(日・月曜日休館)
【ところ】gallery E&M nishiazabu(西麻布4-17-10)
http://www.nakagawa-junai.com


メディア掲載:
madameFigaro.jp 
https://madamefigaro.jp/culture/news/171110-nakagawa.html


ブログ記事
http://blog.livedoor.jp/wall_art/archives/2017-11-21.html


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ウォールアートプロジェクト 2017年度
【助成】ポーラ美術振興財団 国際交流基金 東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京(アースアートプロジェクト in ラダック2017)
【協賛】貝印株式会社 株式会社コンピューターシステムハウス Blue Bear Inc. kai manufacturing India pvt. ltd. 
【協力】KOKUYO CAMLIN (アースアートプロジェクト in ラダック2017)
【後援】日印友好交流年記念事業認定(アースアートプロジェクトinラダック2017、第2回世界森会議)
【WAP応援団2017】 2017.11.27 現在

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